VAIO Laboratory VAIO を守ろう
VAIO を守ろう
505 はやっぱりモバイルシーンでの利用が一番よく似合いますが、外出先で使うとどうも他人の目が気になるものです。
電車や飛行機の中などでノート PC を開いていると隣の人の視線が気になってしまう、ということがあると思います。仕事のデータをいじっているというならともかく、プライベートな作業をしているときにはそういった心配は単なる自意識過剰に過ぎないことが多いんですが(笑)、でもやっぱりあまり気持ちのいいものではないですよね。
また、デスクトップ機と違ってキーボードやタッチパッドが使い込まれてへたってきてもそう簡単には取り替えることができません。ならばそういったことから愛機を守ってあげよう、と思いいろいろ試してみました。
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VAIO ノート XR には純正オプションで「プライバシーフィルタ」が提供されているんですが、他の機種用には純正プライバシーフィルタは発売されていません(というより XR は液晶のつくりが特殊だから専用品を発売せざるを得ないんでしょうけどね)。しかしこの純正プライバシーフィルタの素材そのものは住友スリーエムの OEM 品のようで、住友スリーエムからは各種 PC ディスプレイ用に各サイズのプライバシーフィルタが発売されています。505 は 10.4 インチ液晶なので 10.4 インチモデルが利用できます。
実際につけてみるとサイズ的にはすごくピッタリはまります。まるで専用品のよう。
やや映り込みが気になる感じです。もうちょっと表面加工がマットな感じになっていればなお良かったんですけどね。正面から見るとちゃんと画面が見えますが、何もつけてない状態と比べるとさすがにちょっと見づらいです。でもあまり画面に顔を近づけると左右の目の角度の違いが大きくなって余計に見づらくなる(目がチカチカする感じになります)のである程度画面から離れて見るのがコツです。
モニタへの固定方法がテープというのがちょっと気に入らないのですがこれは仕方ないかな。
透明テープなので気にならないといえばならないんですが、気になるといえばなります(笑)。
フィルタ自体はちょうど液晶パネルの窪みにピッタリくる感じなのですが、これだと本体を閉じたときにタッチパッド周辺部のプラスチックパーツと擦れて少し跡がついてしまいます。
何とかこれを解消する方法ってないんでしょうか?
で、これが少し斜めの角度から撮った写真。ちゃんと電源入ってますよ。
見事に真っ黒。これでもやや角度は直角に近いんですがここまで見えなくなっています。電車などで隣に座った人の視点からだと全く見えません。さすが。
さて、今度はキーボードカバーです。キーボードカバーは打鍵によるキートップの磨耗や、万一飲み物をこぼしたときの水分の侵入からキーボードを守ってくれる心強い味方です。
キーボードカバーは各社から出ていますが、個人的なオススメはサンワサプライですね。他のメーカーのものだとパームレスト部がカバーされないのでその部分の塗装がはげたり掌の汗で変質したりするんですが、サンワのものはしっかりカバーしてくれます。でもその分本体の排熱には少し影響がありそうですね。
キーボードカバーはしばらく使っていると本体の熱などで伸びたり歪んだりします。この熱のため、カバーの寿命としてはデスクトップマシン用に比べてかなり短いです。
また、パームレスト部も熱や汗のため掌の跡がついてきます。逆にいうとこれはカバーをつけてなかったらこれと同じだけのダメージが本体の方に及ぶということでしょう。カバーの寿命は使い方にもよりますがだいたいもって 2 ヶ月といったところです。
最後はタッチパッドにもカバーをつけてみます。マウスを中心に使っているといいんですが、タッチパッドも使い込むと磨耗によりテカってきます。これを予防するためにタッチパッドにカバーをつけるわけです。このタッチパッドカバーはさすがに市販されていないので、一般的な PDA の液晶保護フィルムなどを加工して使うことにします。
タッチパッドにカバーをつけるためにはまずタッチパッドの周辺についているプラスチック製のガードを外す必要があります。これには、一度本体を開けて(キーボードを外して)キーボードの裏側からこのパーツのツメを外してやる必要があります。部分的に両面テープでくっついているので、一見外れにくいですが落ち着いて根気よくやればちゃんと外れます。ただこのときパーツのツメを折ってしまわないように気をつける必要があります。
タッチパッドのガードパーツを外したところ。パーツの裏面はこんな感じになってます。
いったんこれを外すと、コツさえつかめば今度からは本体を開けなくてもこのパーツが外せるようになります。裏面の両面テープは市販のものなどに貼り変えておくと、何かの弾みでこのパーツが脱落することもないでしょう。
市販の PDA 用フィルムはいろいろ種類が出ていますが、大抵のものは表面がツルツルしていてあまり質感がよくないです。私はその中でも比較的マットな感じの Palm シリーズ用「WriteRight」(アイケーイーソフトウェア)がいいと思います(私は WorkPad を持っているのでちょうど兼用できて一石二鳥なんですが(^^;)。
次にフィルムを加工します。カッター等でだいたい 6cm×4.5cm くらいの大きさに切ります。
そしたらフィルムとタッチパッドの間に気泡が入らないように注意しながら貼り付けます。
タッチパッドにカバーをつけたらガードパーツを元に戻します。これは外すときに比べると全然楽です。

というわけで、505 を守るためにいろいろつけてみたんですが、こうしてみるとなんとなくゴテゴテしていてスマートじゃない感じもします。スタイルを守るためにスタイルを崩してしまっては本末転倒ですが、それでもハードに使う人ほどキーボードやタッチパッドの磨耗は激しくなりますから、できれば守ってやりたいものですが。
でも、愛機を磨耗や汚れから守る一番の方法は使わないで飾っておくこと・・・じゃ意味ないか(笑)。

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