というわけで今回はバッテリ特集でした。確かにちゃんと改善はされてきているんですが、そのしわ寄せが他の部分に来てしまったのは残念なところです。何とかまっすぐになるようにしてほしかった。あと、これはケース側の問題ですが、ソフトケースをちゃんと L バッテリ対応にしてほしいですよね。
バッテリの容量増加は、Crusoe とあいまって長時間のバッテリ駆動を可能にしてくれているようで、C1VJ では「普通に使って」BP51A で 3 時間程度、BP52A では 6 時間程度のスタミナを見せてくれています。「普通に使って」というのは、電源管理や Crusoe のクロック管理を C1VJ 付属のユーティリティ(「PowerPanel」と「LongRun ユーティリティ」)任せにしている状態のことなので、電車や飛行機の中でワープロ作業をする程度ならば、スタミナ用のセッティングにすればさらに長時間駆動が期待できますよね。3 時間という駆動時間は 505EX+BP52 で使ったときと大体同じくらいなので、標準の S バッテリでこれだけ持つというのは驚異的ですらあります。ま、Crusoe の前評判から比べると短い時間しか持っていないのですが、PC は CPU だけでなく液晶ディスプレイやチップセット、グラフィックチップ、HDD など電気を喰うデバイスがたくさん詰まっているものですから、CPU だけで(というわけでもなく、実際には PC ベンダーが他のデバイスの省電力化に努めているおかげでもあるのですが)これだけの長時間駆動を実現しているのはさすが、といったところでしょうか。
最大 20 時間もつという(実際は 15 時間程度が限度でしょうが)LLL バッテリ「PCGA-BP54」もちょっと欲しいような気はしますが、何しろ高い(実売 \50,000 程度)のと重くなってしまう(本体とあわせて 1.5kg にもなってしまう)のとで躊躇しています。まあ普通に使っていれば C1VJ なら L バッテリで不足することもあまりないかな。
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