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2005/08/02 (Tue.)
「livedoor Wireless」試験サービス開始
旧VAIO Column(05/06/17)でBrownさんも触れていた、livedoorの公衆無線LANサービス「D-cubic」が「livedoor Wireless」というサービス名になり試験サービスが08/01より開始されました。
まだ対応エリアは狭く、JR中央総武線の西側~新宿まで・六本木周辺しかないのですが、9月末にはほぼ山手線圏内と東京駅周辺をカバーする一大無線LANエリアが出現することになります。
10月からは本格稼働とのことなので、かなりのスピードでアクセスポイント設置が行われるようです。
このlivedoor Wirelessの最大の特徴はやはり広大なエリアを面でカバーすることと、他の無線LANサービスと比較して525円という安価な価格設定にあると思います。
まあ、屋外にアクセスポイントを設置する関係上、屋内でのリンクは弱くなるでしょうが、それでも都心部にこれほどの規模で無線LANエリアが出現することは相当に大きなインパクトがあります。
私もホットスポットという形ではYahoo! BBモバイルを利用したことが何回かありますが、やはり点でしかなく、事前に場所を調べておかなければ事実上使えないため実際の利用はなかなか難しいということが結構ありました(05/10/02に試験サービスを終了し、商用サービスに移行とのこと)。
特定の場所でしか使えないのは実用的にもかなり問題があったわけで、livedoor Wirelessによってそうした状況がどのように覆るのか注目していきたいと思います。
私は外では@FreeDを使っているのですが、皆さんもご存じの通り、既にDocomoは04/30以降PHSの新規契約受付を終了しており、段階的な撤退を行っている状況にあります。
純粋に私用なので切羽詰まった状況ではないのですが、PHSの代わりとして今後の公衆無線LANには期待したいです。
NTTグループも少し前ですが、無線LANの急速なサービス拡大を受けてか、各社が行っている各種無線LANサービスを統合して、アクセスポイントの効率的な運用を行うことを発表しています。
公衆無線LAN基地局の効率的な構築、運用及び利用に関する合意について
「無線LAN倶楽部」サービス終了のお知らせ
NTTグループのアクセスポイントは首都圏の駅の多くに設置されており、livedoor Wirelessと併せて都心部の地上・地下のかなりの部分に無線LANが行き渡ることになります。
NTT系のサービスだけでは点しかカバーできませんが、livedoor Wirelessとの併用によってかなり使い勝手が良くなるでしょう。
併せて契約しても月額で2000円程度とかなり安価に済む上、使えるアクセスポイントも激増するので、当分は都心部限定ではありますがおもしろくなりそうです。
livedoor Wirelessも9月にはエリアも広がるのでそのころには試験サービスを利用してみようと思います。
後は電源も自由に確保できるようになると良いんですけどね…
<追加・訂正>
当初、サービス名を「D-cubic」と表記していましたが、試験サービス開始と共に正式サービス名も「livedoor Wireless」に変更されていました。
試験サービス中に申し込んだ方は初期費用1050円が無料になるようです。
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