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2005/09/05 (Mon.)
2005年秋モデル実機レビュー
ソニービルにて秋モデルを見てきました。
といっても、一階に展示されていたのはtype T、BX、F、Rだけで、後は二階にtype V、奥の目立たない場所にtype H、Mがあるのみでした。
AやSは何故か新型機自体置いていなかったのでレビューのしようがありません。
ちょっと遅くなりましたが、早速実機レビューにいってみたいと思います。
やはり液晶部分の薄さは驚異的です。
LEDライト搭載のため基板周りも再設計したとのことですが、光度も十分にあります。
写真は液晶側面から撮った物がことごとくピンぼけしているため写りは余り良くないのですが、その薄さは実感できるのではないかと思います。
本体の左側はUSBが左手前と左奥に分かれて配置されています。
手前のUSB端子はモジュラージャックと一緒に配置されています。
その間にPCカードスロットがあるのですが、底面の一番底の奥まった部分にあるため、これはちょっと使いづらいかも。
ただ、最近はPCカード自体の使用頻度が下がっているので余り問題ではないのかも。
右側は光学ドライブと、外部ディスプレイ出力が配置されています。
…光学ドライブのイジェクトボタン小さすぎです。
慣れの問題でしょうが、個人的にはかなり押しづらかったですね。
背面にはLANコネクタ、DC IN端子、i.LINK端子が配置されています。
LANコネクタを使う場合はケーブルが邪魔にならなくていいですね。
i.LINK端子は、この手のモデルでDV編集する人もいないでしょうから、使用頻度の問題から背面に回されたのだと思います。
最近は周辺機器の接続でもUSB2.0が一般的になっていますから、妥当なところかなと。
ポートリプリケータは展示がありませんでした。
AVモードを試そうと電源を落としてAVモードボタンで再起動したところ、BIOSパスワードがorz
タッチパッドはざらざらしているかのようなデザインですが、見た目に反してツルツルです。
カーボンに関しては前モデルのカーボンブラックと違っていて、ホワイト・ブラックは塗装のため完全に見えず、プレミアムブルーだけ一応繊維が見えますが、ラメがそれ以上に目立つので、あまりカーボンファイバー積層板という感じがしませんし、X505/SPのカーボン繊維のヘアラインと光沢による圧倒的な高級感はありません。
プレミアムブルーは別に1000台限定でなくてもいいような…
キータッチはこのサイズを考慮すればそれなりに良い、といった感じです。
それ以上に、私は手が大きくないのでこれくらいのサイズが打ちやすいんですよね。
A4サイズのノートだとタッチが良くてもキーが大きすぎて指が届かないので、結果的に使いづらいです。
今回、ポトリ付きの実機やベイユニットも展示されており、かなり力が入っていたように思います。
液晶はラッチレスではないのがちょっと残念で、ここは使い勝手の面からもラッチレスにして欲しかったですね。
側面の排気口からはヒートシンクが丸見えになっています。
これはあえてデザインとして狙ったものだと思いますが、メカニカルな感じでなかなかカッコいいです。
ポトリは左側にベイを収納できるのですが、展示機には空のベイしか入っていませんでした。
実際にはこれに2.5インチのHDDを入れて使うことになると思います。
上部のバッテリーリチャージャーは蓋を開くとどう見てもプリンタにしか見えません(ぉ
接続して蓋を開くとまさにワープロw
ともかく、従来はどのメーカーでもほとんどの場合において本体充電しかなかったわけですから、使いながら別のバッテリの充電も可能になるのはなかなかいいアイディアだと思います。
しかし、標準バッテリ持続時間が2時間程度とかなり短いのと、重量が最軽量時で2.3kgとそれなりにあるので、積極的にバッテリ稼働させるような仕様とは言えないのが…
あくまでACアダプタ前提での利用となりそうです。
右側側面から背面に掛けては端子類が並びますが、このBXのポトリはノートとしては珍しくDVI-Dでの外部出力が可能になっています。
より高画質での出力が可能になるのは歓迎したいです。
その他セキュリティ関連では、セキュリティチップによるHDD暗号化はまさにビジネスならではでしょう。
どこかに置き忘れて行方不明になってしまった場合でも、データ流出の危険性を減らせます。
更にBIOSのパワーオンパスワード、HDDパスワード、Windowsログインパスワードと三段構えの強固なパスワードに守られています。
指紋センサーは電源ボタンの横に付いていますが、試せないので感度などは分かりません。
マシンだけで完結する個人認証システムとして、本人であれば一気にパスワードを解除できるのでかなり便利ですね。
問題はこれに頼ってパスワードそのものを忘れてしまうことでしょうか(ぉ
キーボードはたわむこともなく、打鍵感は悪くないですが、やはり私の手にはサイズがデカすぎますorz
タッチパッド派の人のニーズにも応えつつ、スティックポインタが付いているのが結構ポイント高いです。
やはり一度スティックポインタに慣れてしまうとタッチパッドは使いづらくて仕方ないですから…
オーナーメードでスティックポインタとタッチパッドどちらか選択可能という選択肢があればなお良かったと思います。
全体的にまとまったデザインと機能であるだけにラッチレスじゃないのが本当に残念です。
このマシン、良い意味で無難にまとまっていてあんまり特筆すべき事って無いんですよね。
まあ、このサイズのノートとしては比較的薄く軽く作られていますし、それでいてスペック重視にオーナーメードも出来るという意味に置いてはコストパフォーマンスに優れたマシンといえるでしょう。
キーボードはBXほど良くはないです。
あんまり書くこともないんですが…
HDDのベイユニットは側面のパネルをワンタッチで外せるので、非常にアクセスしやすいです。
ただ、そこまで頻繁に交換するユーザーだとリムーバブルケースに入れて使いそうですが。
やはり、最高性能・動画編集のRシリーズなので、HDR-HC1と組み合わせてHD編集向けモデルという位置づけなのでしょう。
しかし、CPUの最高スペックだけならAthlon64X2がPentium Dの上を行くので、今回はスペック的にも微妙…
今回の売りの一つであるSound Realityはソニービルで音出してじっくり聴くわけにも行かないので現時点では評価のしようが…
ともかく、音にこだわるならまずスピーカーがもっといい物を選択できるようになってくれないと。
いくら音質の基本的なところが良くなっても最終的に出る音が良くなければ意味が薄くなりますし、Sound Realityという素材を生かし切れなくなるのは非常に勿体と思います。
オーディオ部門を抱えているわけですから、これくらいはあっても良いように思うんですが。
スピーカーを取り替えた視聴用展示機があってもいいんじゃないでしょうか。
ソニービルでtype Mと一緒に上の階のかなり隅に置かれていて、展示場所ではかなり不遇かも。
キャプチャーカードもSound Realityもtype Rと同じなので特に書くことが…
type M
今回写真も撮ってません(ぉ
スペック表にはいつの間にかメモステスロットのMG対応が記載されています。
問題はMG対応しても使える物が無いことですが…
そのあたりPSP以外で今後の展開があるんでしょうか?
type V
やはりリビングに置くPCであり、そのための大画面液晶とワイヤレスキーボード・マウス。
今回はMotion Realityに加えてSound Realityも搭載しています。
VはMotion Realityというハードウェアによる高画質化回路が特徴ですからやはりそのあたりを中心に…
…と行きたいのですが(ぉ、私が見たときには展示機はキーボードもマウスも片づけられ、TV画面ではなくソニスタのサイトが表示されていましたorz
やはり高画質に表示されていたんでしょうか…?
せめて片づけるならTV表示を…
サイドのスピーカーパネルの付け替えは無くても良いような。
VGP-AC16V10(スティックACアダプタ)
これ良いですね。
本体が細くて、キャリングケース付きなので持ち運びになかなか便利そうです。
これまでACの持ち運びってケーブルがかなり邪魔だったりして億劫だったんですが、これはPCとACまでの距離が短く、ケーブルも収納できるようになっているので絡まることもなさそうです。
これまで、モバイル用ACアダプタはサードパーティ製ばかりでしたが、ようやくモバイルに相応しいACが出てきたと思います。
価格がちょっと高いのが難点。
VGP-BMS30(Bluetoothマウス)
Bluetoothであること以外はごく普通のマウスです。
レシーバーが付属しないのは新モデルでの使用を前提にしているのだと思いますが、付けてくれてもと思います。
比較的持ちやすいデザインなので普通に使う分には使いやすいのではないかと思います。
Bluetooth接続でプレゼンテーションマウス(VGP-WMS50)も出ていますが、こちらは見た限りでは展示がなかったので、ノーコメント。
…周辺機器の常とは言え、価格は7000~8000円とどちらもかなり高め。
純正にこだわらなければこの価格帯だとかなり高機能なマウスが買えますから、正直高すぎる気がします。
こんな感じで、今回はフルモデルチェンジしたTとBXを中心に、展示されていた物のレビューでした。
<追記> (05/09/07)
VGP-WMS50(プレゼンテーションマウス)ですが、密かに展示されていたようです(^^;
全然気が付かなかった…
00:44