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2005/10/27 (Thu.)
VOMの功罪
ちょこちょこと販売延期などのモデルもあるものの、
最近はようやくラインナップの出揃ってきたVAIOの秋冬モデルですが、
ネットの掲示板などを見てみると、ずいぶんとオーナーメードモデルを購入する比率は多い模様。
どうやらソニースタイルのTUNEモデルを昇華させたオーナーメードは一応成功と言って良いようです。
今回はこのところ順調に推移しているとみられるオーナーメードについて語ろうと思います。
特に私は実際にオーナーメードを体験したというのもありますので、
従来のTUNEとの違いなども含めて書ければと思います。
まず一番のオーナーメードの特徴はラインナップの多さでしょうね。
従来のTUNEはどちらかと言えば店頭販売で対応しきれないごくわずかなニーズを目的としていたので、
機種はコアなユーザーに受けやすい機種だったり生産数の見込めない希少な機種のみでしたが、
オーナーメードに変わってからは、もはやオーナーメードが主力商品と言わんばかりの、
幅広いラインナップと幅広いカスタマイズメニューがそろっています。
従来よりも圧倒的にラインナップが増えたので、
初心者からコアなユーザーまで、万人に受け入れられるラインナップが揃っています。
ラインナップを見る限りでは死角は無いと言って良いのでは無いでしょうか。
更に従来のTUNEと比べていくつか嬉しい点があります。
オーナーメードモデルを購入した場合、その際の注文に関しては送料が無料になりました。
従来のTUNEモデルはあくまで一商品という位置づけなのか、送料は有料でした。
私などは送料クーポン使ったりしていたので送料を払った事はありませんが、
ノートならまだしも、デスクトップともなると送料もそれなりにかかります。
この辺りは財布に厳しい日本人には有り難いですねw
更に従来のベーシックとワイドの保証に加えて新たにVAIO安心プラスが設定されました。
この保証は従来のワイド保証に加えてVAIOインターネットセキュリティが1年間無料になったり、
他にも自宅などに訪問しての設置や設定、それに専用のサポートダイヤルの設定など、
初心者には特に有り難いサービスをパッケージした保証です。
私の様にそれなりの知識があったり、傍に知識がある人が居れば良いですが、
なかなかそういう人が周りに居ないという人もまだまだ多い様ですから、
初めてパソコンを買う人などにはかなり心強いメニューでしょうね。
そして、これはオーナーメードのメリットと言えるのかどうかは微妙ですが、
今回の秋冬モデルに設定されている「VAIO Owner Pass」も嬉しい特典の一つ。
これは今回の秋冬モデルのVAIOを購入してくれた人に対して様々なサービスを提供するもので、
当初はVAIOホームページのソフトウェアセレクションでソフトを購入した際の20%割引と、
VAIOインターネットセキュリティのサービスが1年間無料というだけだったんですが、
ここ最近になって、動画配信サービスの利用料が期間限定ながら無料だったり、
更にはVAIOメールサービスが1年間無料になったりする様になりました。
私も今まで数多くのVAIOを購入してきましたが、
ここまで過剰とも言えるほどの特典が付いたのは今回が初めてでは無いでしょうか。
それだけ今回のオーナーメードはSONYも知名度アップに必死って事なんでしょうかねぇw
そうそう、有り難い事が結構多いオーナーメードながら心配事もあったりします。
最近各社揃って秋冬モデルのラインナップが販売店に出揃ってきた感がありますが、
VAIOはオーナーメードを推進するあまりに、店頭販売モデルを少なくし過ぎた感があります。
ちょくちょく販売店を覗きにいったりすると、最近は妙にVAIOの占める面積が減った様な気がします。
まだまだ販売店で実際に商品を見て買いたいと思うお客さんも多いと思うわけで、
オーナーメードに傾注し過ぎて店頭での存在感が全く感じられません。
パソコンなんて高額商品はまだまだ店頭販売が主力です。
そんな中でこれだけ店頭での存在感が薄いと追々売り上げに響かないかとかなり心配です。
確かオーナーメードが始まった直後にも似た事を書いた様な気がしますけど、
しばらく経つうちに、その傾向が顕著になりつつあるのを感じると、
VAIOユーザーとしては心配せずにはいられません。
21:52