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2005/11/29 (Tue.)
DSC-T9レビューその2
長らくお待たせしました。
ようやく多少なりとも屋外で使えたのでその点や、操作系などをレビューしていこうかと思います。
まずは本体各部と操作系から。
レンズカバーが電源スイッチを兼ねているのは相変わらずです。
カバーの動作は若干重く、かっちりしていて高級感があります。
カバーの下には突起が付いていて撮影時にはグリップできるようになっています。
メッキが剥がれないか心配ですが…
Cybershotロゴがダイヤカットではなく、普通のプリントなのがちょっと残念。
レンズはCarl-Zeiss Vario-Tessarの屈折光学式レンズで、光学3倍ズーム対応。
F値は3.5~4.3とワイド側が暗めですが、テレ側が比較的明るいのでズームは使い易いですね。
一応テレ側が0.1明るくなっています。
ただ、レンズの上側に指を入れやすいので、撮影の時はちょっと注意する必要があります。
底面にはカバー付きのコネクタと、三脚穴があります。
背面は相変わらず巨大な液晶とアクリルパネルが7割くらいを占めています。
クリアフォト液晶プラスになって色再現性が向上したようですが、比較する機種がないので分かりません。
各種ボタンはどれも適度なクリック感があり押しやすいです。
液晶上部にはモード切替スイッチがありますが、シルバーだとあからさまにプラスチッキーなグレーの配色になるので、統一感を求める人はブラックの方が良いでしょうね。
また、液晶左側にはスピーカーが付けられていて、スライドショー時に音楽を楽しめるようになっています。
本体上部はマイク、電源ボタン、シャッターボタン、手ぶれ補正ON/OFFボタンが付いています。
シャッターボタンはストロークが浅いですが、半押しより押し込むときは固くなっているのであまりミスはないと思います。
むしろ、ストークが浅い分半押しが外れやすいのが難点でしょうか。
手ぶれ防止ON/OFFボタンはかなり押しづらくなっていて、誤動作させないようにする配慮が伺えます。
…常時ON前提のこのカメラで果たしてOFFにする必要があるのかは微妙ではありますが。
側面のバッテリ&メモステスロットですが、バッテリはストッパーが付いているので飛び出してくることはないです。
が、ストラップホールが非常に邪魔。
蓋を跳ね上げると、よくストラップに引っかかります。
ハードウェアとしてはこんなところですが、操作系もよく練られていて使い易いです。
メニューが横一列なのは少し使いづらいですね。
もっともフルオート前提の機種なので、大きな問題では無いと思いますが。
続いて画質。
プログラムオートと拡大鏡モードを使い、設定はAWB・ISOオート(80~320)・0EV・マルチAF・マルチ測光・画質ファイン・彩度標準・コントラスト標準・シャープネス標準という基本的なものにして行いました。
連写などは今回は試していません。
画像は6Mで撮影した物をXGAサイズにリサイズしています(一部除く)
ISO80・F5.6・1/100秒
若干逆光気味なアングルで撮ったものですが、明部は白飛びせずに残っています。
反面、暗部はちょっと潰れ気味。
ISO感度が低いとそれなりに細部も鮮明に描かれますね。
ISO80・F3.5・1/200秒
まあ普通に綺麗に取れます。
ISO80・F3.5・1/50秒
これもダイナミックレンジが広くて、デジカメとしては苦手な部類の撮影になるでしょうが、それなりに上手く取れています。
細部も鮮明です。
ISO250・F4.3・1/125秒・光学3倍ズーム
同じ場所を光学ズームで撮影したものです。
リサイズしたのでほぼ分からなくなっていますが、ISO感度が上がった関係で全体にうっすらとノイズが乗っています。
また、クリアRAWノイズリダクションの効果なのか、細部が若干潰れています(手前はピントが合っていないだけ)。
このクリアRAWノイズリダクション、結構強力なようです。
とは言えこのレベルなら十分使えますね。
続いて、Tシリーズお得意のマクロ撮影。
ISO80・F5.6・1/250秒・拡大鏡(右はピクセル等倍トリミング)
直径1cmほどの小さな花ですが、肉眼では絶対に捉えられない花びらの細かな毛まできっちり写しています。
接写する関係上カメラの陰が被写体に被り易いのが難点でしょうか。
また当然ながら、ピントは合わせ辛く、被写体ぶれの影響はかなり大きくなります。
撮影時は結構手ぶれしていたのですが、割と問題なく撮れました。
ぶれるときはぶれますが…
ISO80・F5.6・1/250秒・拡大鏡(ピクセル等倍トリミング)
自作機で使っている液晶、RDT156Sのドットを撮ってみました。
…未だにXGAですが何か(ぉ
ドットの点灯具合まで分かってしまいます。
こんなかんじですが、手ぶれ補正のおかげで暗いレンズでも失敗しづらくなり、強力なマクロもあるので、日常のスナップ撮影、ブツ撮りにかなり使える死角のないカメラに仕上がっています。
光学制御も賢くなって昔ほどシャッタースピードをスローに振らなくなっています。
待ちに待った手ぶれ補正付き機種というのもありますが、小型なので持ち歩きも気になりませんし、高級感もあり、総合的な完成度、満足度は結構高いです。
正直、同時期発売のN1よりも手ぶれ補正+拡大鏡モードのあるT9の方が使い易く、価格的にも人に薦めやすいモデルだと思います。
次回はシーンセレクション等のちょっと突っ込んだ機能ををレビューします。
1/250秒を超える高速シャッターはシーンセレクションで選択しないと使えないので…
2005/11/28 (Mon.)
こっそりアップデート
Connect Player が 1.0.02 にアップデートされているという話を聞いたので、家に帰って確認してみました。
ですが、Auto Updater は更新版があることを示してくれません。というより正常に動作しているのかどうかすら分かりません。「最新版はありません」くらい表示してください。
そこで Connect Player をアンインストールし、再度インストールしてみました。今回はすべて削除してから試したので、アプリケーションの追加と削除で表示されている3つの Connect Player 関連項目を削除しています。
ウォークマンのパッケージについてきた CD をセットし、インストール開始。インターネットから最新版を取得してセットアップ完了。再起動後 Connect Player を立ち上げると明らかに画面が変わっています。
なんかデータベースを変換していますとのメッセージが表示されているのですが、何をしているのか全然分からないまま変換は終了。Connect Player が立ち上がったのですが、こちらは変わっていない模様。いくつか画面を切り替えてみたのですがユーザインタフェースには手が加わっていない様子。ということは内部に手が入っているということ。気のせいか若干軽くなったような気はします。マイナーバージョンアップしているのですが、一切バージョンアップのお知らせがないため変更点が分かりません。それにいったん削除してからでないと最新版が使えないなんて、Auto Updater が常駐している意味は全く皆無。考え方を改めた方がいいんじゃないでしょうか。
2005/11/26 (Sat.)
3機種が、たった1週間でか?
…やってしまった感のある、Walkman AシリーズHDDタイプとCONNECT Player。
購入するかどうか迷っていましたが、直前でT9が発表になったのでWalkmanは見送りましたが、結果的に正解だったようです。
特にCONNECT Player…
以前、
> 「SonicStageは熟成が進み、良くできているライブラリーソフト」………スルーの方向で(ぉ
と書きましたが、訂正した方が良さそうです(ぉ
諸悪の根元は、広告料もらってる各種メディアでさえ肯定的な評価がまず無いという、あまりにも糞なこの付属ソフトにあるのは明白です。
海外ではCRAP Playerとか言われてるそうで…
まあ、まともに動かない、転送できないのでは無理もないですが。
ハードは良いけどソフトが…というのはもう言われ続けてることですし、それが再起を期した商品で実現できないというのは、ちょっといくら何でも酷すぎるのではないかと思います。
CONNECT Playerが使い物になるような段階でないことは分かっていたはずです。
今更言っても意味のないことですが、SonicStageに正式対応し、後からSonicStageのアップグレードとしてCONNECT Playerを配布した方がよっぽど良かったのではないかと思います。
この分だと12月のWMA対応も本当にファームアップできるのか怪しくなってきそうですが。
それにしてもソニーのパーソナルオーディオ部門はもうOpenMG Jukebox以来ずっとまともなソフトを作らないと言うか、何でこう毎回毎回クソ重たくて使い勝手の悪いソフトばかり作るのでしょうね。
ある意味毎回こんな物を作って商売できるのは正直凄いとしか言いようがありません。
普通の会社ならとっくに見限られてますよ?
その分、Walkmanブランドの価値を削りながら販売してきたとも言えるわけですが。
いつになったらWalkmanに相応しい軽くて使い勝手の良いソフトが作れるのでしょうか。
拘ったデザインとか、おもてなしパッケージとかに意味がないとは言いませんが、それは実際の使い勝手に満足した結果として上乗せされる評価でしか無いわけですよ。
宣伝のために渋谷で50時間踊るとか下らないことやるくらいなら、もっとソフトをまともな物にするためにお金を使った方がよっぽど良いんじゃないでしょうか?
カーボンヒーター購入
ここのところ体調やら怪我等々の問題があって、全然T9を使いに行けません(ToT)
もうしばらくお待ち下さいm(_ _)m
先週ですが、カーボンヒーターなるものを購入しました。
何の変哲もない暖房器具ですが結構暖かいです。
私の部屋は隣の部屋と合わせて20Aの電流が供給されているのですが、隣の部屋と折半になるので実際は10A程度しか使えません。
さらに自作機を立ち上げると4Aは持っていってしまうので、この状態で使える冷暖房機器というのは結構限られます。
夏場は窓を開けて暑いの我慢すればまだどうにかなるのですが、冬場がどうにもなりません。
一応エアコンが付いていますが、寒くなってくるとコンプレッサーがへたっている関係で動かなくなります(ぉ
仮に動いても自作機使うとブレーカーが落ちます(^^;
ファンヒーターもありますが、全然効かない上に「強」運転にするとこれもブレーカーが落ちますorz
去年はファンヒーターで過ごしたため、暖房器具は実質パソコンでした(ぉ
…となると低消費電力で十分に暖かくなり、4畳半(実質2畳程度…)に置ける物でないと常用に耐えません。
ハロゲンヒーターも考えたのですがハロゲンランプの寿命が短いのと、かなり明るくなるのがドライアイな目にはかなり堪えそうな気がしたので却下。
で、似たような特性を持ち長寿命で明るくならないカーボンヒーターに決定。
メーカーはどこでも良かったのですが、NationalのDS-C905にしました。
結構細身で、台座も直径30cmしかないので場所を取らないのが助かります。
これで寒さから解放されそうです。
ECLIPCE TD 307スピーカー(サラウンド用)と並べて撮ってみました。
CONNECT Playerが生んだ波紋
いよいよ販売が始まったウォークマンAシリーズですが、
まさかここまで悪い方向に話が進むとは思いませんでした。
まぁ、試しに触ってみた限りでは嫌な予感はしてはいたんですが、
ネットを見る限りだと悪い評価はいくらでもあるなって感じ(爆)
特に直前にSonicStage 3.3をリリースしたのが悪さに拍車をかけたような。
今回はSonicStageとしては正に会心の出来とも言えるような出来でしたから、
SonicStageの良さがそのまま裏目に出たという感じではないでしょうか。
私自身も記事に出したWinter Special Packageを購入しようと思っていたのですが、
さすがにここまで悪い話しか出てこないとすっかり購入意欲を削がれた感じです。
特にSonicStage 3.3でついにロスレスまで積んじゃったというのもあるし、
AシリーズもSonicStage 3.3で使えない事は無いようですが、
肝心のシャッフル機能が死ぬんじゃ意味無いですしねぇ。
ぶっちゃけ今回のA60x系は見送りかなぁ。
それにしてもさすがに今回ばかりは呆れ果てました。
私も某掲示板のネタ(爆)を参考にCONNECT Playerは使ってみましたが、
ぶっちゃけβ版どころかα版?とか思っちゃうような出来ですし。
よく販売にゴーサインが出たなと別の意味で驚かされます。
ここまで薦める気が起きないソニー製品はぶっちゃけ初めてかも。
Aシリーズを見ちゃうと某なんちゃらポケットはまだマシだったんだなぁと思ったり(爆)
せめてもの救いはAシリーズも本体の方はそこそこの評価だという点でしょうか。
まぁ、本体はディーラーコンベンションやCEATECでいじり倒しましたが、
確かに悪くないなという印象でしたからねぇ。
ただ、本音を言えば今使ってるNW-HD5Hの方が使い勝手良いですけどねぇ。
2005/11/20 (Sun.)
NW-A608
CONNECT 仕様のウォークマンが 19 日に発売されましたが、今回も購入してみました。
購入したのはフラッシュメモリタイプの NW-A608/LIC(エメラルドブルー)。
購入後、早速 CRYSTAL COAT #01 でコーティング。液晶面の保護をして傷からの保護をしておきました。
さてウォークマンのパッケージがウォークマン E から変わっています。正方形メタリックブルーの箱の真ん中にソニーロゴとウォークマンロゴしかなく、箱を開けると布生地の雰囲気をした箱が出てきます。これまでは段ボールパッケージだったのですが、高級感のあるパッケージングは所有する喜びを感じさせるため、喜ばしい変更だと思います。ただパッケージングが良くても肝心の中身が割るけりゃ意味がないんですが。
箱を開けて本体を取り出し、 NW-E507/G と並べてみました。
ボタン位置も全く同じ。最初から分かっていたことですが。設定メニューを表示させると項目が増えていて、ファームレベルで変更されています。本体はほとんど変わっていないため、今回のモデルから変更された付属ソフト CONNECT PLAYER を使ってみたいと思います。
事前に言われていましたが、見た目は紫色した iTune。似ているとは言っても使い勝手が向上していれば問題はないので早速 CD を取り込んでみました。Gracenote CDDB に接続し、タイトルを取得 … って取得した情報が反映しないんですが。もう一度取り込み直して、ちゃんと CD の内容が表示されるのにリストには反映しない _| ̄|○ これじゃ使い物にならない。SonicStage 3.3 で転送した曲データを削除しても、プレイヤーのリストに残っているし。なんか詰めが甘いとかβ版いうレベルにも達していない作成途中の未テスト版ですか?これじゃ少しずつ良くなってきていたネットワークウォークマンの評判が落ちてしまうこと確実かと。
まだしばらくは SonicStage 3.3 でいくしかないですね。
2005/11/18 (Fri.)
rootkit問題その後
米ソニーBMGがrootkit入りCDを販売していた問題はOSのネットワークを乗っ取るだけではなく、既に具体的なリスクとなっています。
ウイルス以外にもActiveXコントロールを悪用したものもあるとのことで、深刻な状況になっています。
おまけに、rootkitを無理に削除しようとするとOSの挙動がおかしくなるようで、完全かつ確実に削除するには結局クリーンインストールしかないようです。
既にアメリカでは集団訴訟が起こされたのみならず、ソニー製品ボイコットまで起きる状況となっており、一刻も早い対処が必要…なはずですが、どういう訳かソニー本社からの声明や説明は今のところ何もありません。
本業のエレクトロニクス復権を掲げ、新TVブランド「BRAVIA」が好調な滑り出しを見せたのに大きく水を差されかねない状況であるにもかかわらず…
どうするつもりなのでしょうか、このまま黙っていて終わるような問題ではない事だけは明らかですが。
それでもほとぼりが冷めるまで徹底的にダンマリを決め込むつもりでしょうか?
何より一番腹立たしいのは、この問題が発覚後コメントを二転三転させまともな対応を取ることが出来ないソニーBMGですね。
まあ、ここ数年の音楽業界が著作権利者然として著作権保護を口にしつつ、実際のところは露骨なまでに自社の利潤追求しか念頭にないのはソニーBMGに限った話ではないのですが…
CCCD問題もそうでしたが、顧客であるリスナーを大切にせず、むしろ犯罪者扱いし敵視する姿勢で臨んだことによって一体何を得られたのか、ソニーBMGに限らず音楽業界はもう一度よく考えた方が良いでしょうね。
日本国内に限って言えば、iPod・iTunes以前に市場を広げるビジネスチャンスなど幾らでもあったにもかかわらず、すべてのチャンスを過剰な著作権保護によって失ったわけですから、音楽業界の活路は自社の利潤確保を目的とした著作権保護には無いことなど既に分かり切ったことです。
コンテンツは────音楽を聴いてくれる人がいて、映像を見てくれる人がいて、etc…────流通して、それに価値を見いだし支払うべき対価を払ってくれる人がいて、初めてその価値を持てるのではないでしょうか。
顧客となるべき人たちを敵視したツケは随分と高く付いたことを本気になって認識しない限り、この状況は変わらないでしょうね。
で、その活路の一つとしてのオンライン販売ですが、個人的にはiTunesでも不満です。
圧縮音源のオンライン販売には興味が無いし、iPodも持ってないので関係ないのですが、視聴専用ソフトとして使いたいと思ったとき30秒しか視聴できないのは終わってます。
Appleにしてみれば比較的高音質なAAC128kbpsで視聴を可能にしたことが凄いのでしょうが、どんなに高音質でも30秒しか聞けないのでは曲の全体像をつかむのはまず無理というものです。
音質最悪でも良いから、最低限Aメロ+サビくらいまでは流してくれないと。
とにかく聴いてもらうため、知ってもらうための地道な販売努力・営業努力をしないようではこの先どうしようも無いのは確かなことだと思います。
<参考リンク>
我が家にもrootkit。ソニーはなぜ声明を出さない?
米ソニーBMG社の音楽CD、新たなリスクが発覚
DSC-T9レビューその1
久しぶりの更新です。
T9がようやく届きました。
といっても、届いて初期設定等を済ませ、何枚か室内で試し撮りした位なので全然検証できていないのですが…
UP出来るほどの画像も撮っていないので、今日はT9の試し撮り画像はアップしません。
とりあえず、アンチシェイク機能に関してはかなり利いている感じで、望遠側に振ってもそれなりにぶれにくいです。
ぶれるときはぶれますが、それでも補正の影響でぶれ方は少なくなります。
高感度撮影に関してはISO320までしか試していない…というか室内でISO感度をオート設定するとレンズが暗いこともあって簡単に320まで上がります。
ノイズはそれなりに乗りますがL版程度の印刷なら十分使えるでしょうね。
明日からはもっと細かな条件下での画質、操作性等のレビューをしていきます。
ソニスタ限定のケースは高かったので見送りました。
普段の価格帯(5000~7000円)なら買おうと思っていたのですが、さすがにカメラのケースに1万以上出す気にはならなかったので…
代わりにT9が入る程度の適当な大きさのレザー製カードケースを本体ケースとして、ストラップは本体がブラックなのでレッドで合わせてみました。
写真だとレッドがかなり鮮やかに写っていますが、実際はもう少し暗い色です。
2005/11/10 (Thu.)
MK8007GAH登場
既にお気づきの方もいらっしゃるでしょうが、ソニスタのtype Tオーナーメードでいつの間にか80GBのHDDが選択可能になっています。
明記はされていませんが、おそらく東芝の垂直磁気記録方式HDD・MK8007GAHであることは間違いないと思います。
MK8007GAHは2005年の第二四半期(7~9月)に量産開始とのことだったのですが、type Tの出荷直後には搭載されなかったので次期モデルでの搭載になるのではないかと考えていましたが、予想外に早い登場でした。
とは言え、80GBモデルの場合お届けが12月上旬とあるのですぐに届くわけではありませんが、より大容量をお求めの方で特に急ぎでなければ良いのではないでしょうか。
私自身はX505に手を入れたばかりなのでまだ買い増すつもりはありませんが…
2005/11/08 (Tue.)
type A 15.4インチ発売
type A17型が発売されたのに何も発表が無く、このまま消えるかと思われたtype A15.4型が発表されました。
既にソニスタでオーナーメードが可能になっています。
VAIO | お客様へのお知らせ
VAIO | type A 15.4型ワイド
TVチューナー標準装備にもうおなじみのクリアブラック液晶搭載で、デスクノートとしてはなかなか良いモデルではないかなと思います。
今回、クリアブラック液晶に関してはもう搭載して当たり前という位置づけなのか、私の見落としがなければスペック表でしか名前を見つけられなくなっています。
17型がTVチューナーを内蔵していないので、画面の大きさにこだわらなければ追加投資無しでTV視聴・録画が可能なのはポイント高いですね。
ただ、ノートの2.5インチHDDで録画ってHDDへの負担がかなり高いと思うんですよね。
3.5インチIDEでさえ録画中の物理ドライブにちょっとした負荷をかければ簡単に録画が止まりますから…
モバイル用途がまず無いこういう機種こそデュアルHDDになれば、もっと気軽にTV録画が楽しめるようになると思うのですが。
筐体内スペース等の問題はありますが体感速度が全然違ってきますから、いずれオーナーメードで是非とも実現して欲しいですね。
まあ、デュアルHDDはDealer Convention 2005でもソニスタの方に実現して欲しい要望として挙げたのですが、実現の程はともかく、いずれオーダーメードは今のBTO強化版を脱して、より個別ユーザーのニーズに合わせる方向に展開してくると思うので今後にも期待したいです。
2005/11/07 (Mon.)
S94の内蔵ドライブ認識せず
ちょっと前の事なんですが、我がS94が突然内蔵の光学ドライブを認識しなくなりました。
最初はなんかハードウェア足した時の相性かデーモンツール(仮想CDソフト)の問題かと思ったんですが、
原因が実は意外なところで起きていました…。
その原因はなんとVAIOのプリインストールソフトウェアである「Click to DVD」のアップデートでした。
たまたまVAIO updateをかけた際に適用したアップデータが不具合を起こしていたようです。
VCL "Click to DVD Ver.2.4.10 アップグレードプログラムをインストール後、内蔵ドライブを認識しない"
http://search.vaio.sony.co.jp/solution/S0510120020811/
VCL "Click to DVD Ver.2.4.10 アップグレードプログラムをインストール後、Windows が起動しない"
http://search.vaio.sony.co.jp/solution/S0510270020933/
私は昔からライティングソフトはずっとロキシオ製のソフトウェアを使い続けてきたので、
さすがに今回のアップデート適用によるトラブルには非常に参りました(^-^;;;
原因も分かった事だしClick to DVD入れ直して元に戻そうか…。
ロキシオ製のソフトウェアが悪さをしているのは自身の検証で分かっていたのですが、
まさか「Click to DVD」のアップデートと相性が悪いというのまでは考えが回りませんでした。
とりあえず原因は分かったので時期をみて再度ソフトウェアを入れ直そうかと思います。
ただ、Click to DVDも時折使う事もあるのでこればかりは非常に困った…(-_-;;;
競合を避けたアップデータを速やかに配布してもらいたいもんです。
2005/11/04 (Fri.)
米ソニーのコピープロテクトCDにウイルス?
米ソニーBMGが試験的に開発し、2005年の春から一部の新譜に採用されたコピープロテクトCDに事実上トロイの木馬が混入しているとのことで、話題になっています。
ソニーの音楽CDに「トロイの木馬」――真の問題点は何か
ソニーの音楽CD、ウイルスに悪用される恐れ
米ソニーBMG、音楽CDのウイルス懸念に対応策
どうやら、コピープロテクトCD用の再生ソフトをパソコンにインストールする際に勝手にインストールされてしまうとのことです。
OSのネットワーク設定がハックされ、書き換えられてしまうのでかなり質が悪いですね。
アメリカではかなり問題になっているようで、米ソニーBMGはパッチで対応しているようですが、根本的な問題となっているソフトを削除する措置は今のところ取らないようです。
ともかく、誰にも何のメリットもないコピープロテクトCDはいい加減ワールドワイドでやめて欲しいですね。
国内の新譜では東芝EMIを除いてほぼ無くなっていますが、当時リリースされた作品のすべてがCDDAで再販されたわけではないですし、未だに自分が買ったCCCDがCDDAではないことを知らない人もいるわけで…
個人的な話では、CDをパソコンに取り込めない…という相談を受けて実際に見てみるとCCCDだった、なんて事は結構あります。
正直、こんないい加減なメディアを使っても要らぬ手間が増えるだけです。
日本にも輸入盤が出回っているとのことなので、注意された方が良いと思います。
好んでコピープロテクトCDを買う人もいないでしょうが…
SONY BMG MUSIC ENTERTAINMENT - cp.sonybmg.com/xcp
Sony to patch copy-protected CD | CNET News.com
T9雑感
今更ですが、先日発表されたT9の雑感など…
とりあえず購入手続きは済ませました。
私としてはS50、P7に続いて3台目、実に3年5ヶ月ぶりの新型機になります。
P7自体は購入してすぐ各所に不満が出てきて買い換えたかったのですが、これという機種もなくカメラ自体頻繁に使わないこともあってズルズルと…気が付いた時にはソニスタの3年保証も終わっていました(ぉ
そんな状況だったのですが、VAIOethicsでColumsを担当するようになってからブツ撮りする機会が大幅に増えたこともあって、マクロに弱く、マニュアルも、アンチシェイク機能も無いP7ではもう耐えられないくらいに限界を感じていました。
特に大幅に撮影機会の増えた展示場などの撮影では比較的照明が暗いため、かなりの頻度でぶれます。
レンズもF2.8~5.6とワイド側で並の明るさしかなく、フラッシュは白飛びするので夜景モードでシャッタースピードを落とさざるを得ず、製品を見る以前にやたら撮影に気を遣うのがとにかく面倒でした。
T9もレンズ自体はF3.5~4.3と暗いのですが、どうせ室内取りが多くて手ぶれしやすいので、そこはアンチシェイク機能にがんばってもらう…ということで妥協。
ズームは同じ光学3倍でもP7よりもはるかに実用的なのでこれで十分ですね。
個人的には拡大鏡モードをずっと使いたかったのですがTシリーズの光学性能の悪さで敬遠していたので、その意味でもアンチシェイク機能搭載は大きいですね。
コンパクトデジカメで1cmまで寄れるのはこのTシリーズくらいではないかなと思いますが…他の機種でも搭載してくれれば良いんですけど。
とにかく従来のTシリーズはカメラとしての基本性能が結構問題あったというか、室内照明でも普通にNRスローシャッターが機能したりして手ぶれしまくりな印象しか無く、ちょっと常用は厳しい…という感じでした。
それがアンチシェイク機能でどこまで変わるかは実機レビューで改めて検証します。
後、リプレースの条件として外せなかったのはコンパクトであることですね。
前述したとおり、そんなに使用頻度は高くないので大きくて重いカメラというのはそれだけで持ち歩かなくなってしまいます。
P7は結構厚みがあって、意外とかさばるのが嫌で持ち歩かなくなってしまったので…
個人的には600万画素や、ISO640対応はどうでも良いです。
画素数は多いに越したことはない…という以上ではないので、ローエンドモデルが100~200万画素だった頃ならともかく、現状では拘るポイントでは無くなっています。
大きく撮れればトリミングなどの使い道も増えるので困ることは少なくなる…という程度にしか考えていませんし、どの会社のどの機種も400万画素以上ある時点で一般的な要求というのはほとんど満たしているように思います。
ISO640は使い物になるんでしょうか…
撮影の幅が広がるのは良いんですが、盛大にノイズが乗りそうなので実用に耐え得るかは実機を使ってみないと分かりませんね。
2005/11/03 (Thu.)
ラバコレ?w
ディーラーコンベンションに行った際のこと…。
Walkman CONNECTの発売に際してはサプライズは無いと聞いたんですけどねぇ…。
こないだはHDDタイプのHDD増量タイプであるNW-A1200が出たと思ったら、
今度はメモリタイプの限定モデルが発表になりました。
SonyStyle "Walkman CONNECT Winter Special Package (NW-A608/SI)"
http://www.jp.sonystyle.com/Walkman/Special/Winter_2005/index.html
今までは限定カラーやHDDを増やしたタイプの追加でしたが、
今回の限定モデルはクリスマス商戦に合わせたのか、限定カラーに加えてなんとペアモデルw
通常のWalkman CONNECT(NW-A608)と異なる点は以下の通り。
限定カラー"スノーホワイト"
http://www.jp.sonystyle.com/Walkman/Special/Winter_2005/01.html
冬をイメージしてか通常のシルバーより更に明るくほとんどホワイトです。
通常モデルでも見えにくい有機ELの見え方がどうなのか少し不安は残りますw
ホログラムのWalkmanロゴ
http://www.jp.sonystyle.com/Walkman/Special/Winter_2005/02.html
通常とは異なり表面のWalkmanロゴがホログラム仕様になっています。
この辺はちょっとした違いですが、分かる人には分かるという点でオーナーには嬉しいかも。
ヘアライン仕上げの背面パネル
http://www.jp.sonystyle.com/Walkman/Special/Winter_2005/03.html
通常では普通にシルバー塗装の背面パネルで面白みも何もありませんが、
さすがに限定モデルだけあって背面パネルにヘアライン仕上げが施されています。
オリジナルスクリーンセーバー
http://www.jp.sonystyle.com/Walkman/Special/Winter_2005/04.html
もはやお約束という感じがしますが、雪をイメージしたスクリーンセーバーも付いてます。
まぁ、冬以外には絶対設定できないスクリーンセーバーですけどw
メッセージ刻印サービス
http://www.jp.sonystyle.com/Walkman/Special/Winter_2005/05.html
iPodでは結構お馴染みのメッセージ刻印も出来ちゃいますw
ただ、15文字って短くないですか?(爆)
オリジナルパッケージでお届け
http://www.jp.sonystyle.com/Walkman/Special/Winter_2005/06.html
通常モデルとは異なり、クリスマスらしいパッケージに梱包されます。
なお、パッケージは2種類用意されており、シルバーとブラックが選べます。
シルバーのパッケージには赤のリボン、ブラックのパッケージにはグリーンのリボン。
いかにもカップル向けのアイテムって感じがしますねぇw
オリジナルケースが付属
http://www.jp.sonystyle.com/Walkman/Special/Winter_2005/07.html ※シルバーパッケージ用
http://www.jp.sonystyle.com/Walkman/Special/Winter_2005/08.html ※ブラックパッケージ用
2種類のパッケージにはそれぞれ異なったウォークマン用のケースが付属します。
ブラックのパッケージにはもはやソニスタではお馴染みのスティック用のケースが付属。
そしてシルバーのパッケージにはハードタイプと思われるクリアのスティック用ケースが付いてます。
ちなみにこれだけ付いてお値段は2台セットで52,500円也。
まぁ、A608のソニスタモデルが1台25,001円というのを考えると案外安いかも?
ちなみに今回の限定モデルは内容が内容だけに2005組限定w
ボディが白といい、ペアモデルといい、以前流行ったBaby-Gのラバコレを思い出したのは私だけ?w
実は密かにA608に買い替えようかなと考えていたので、買っちゃいそうな気配(爆)
いずれレポートが載る…かも?w
2005/11/01 (Tue.)
SonicStage 3.3
SonicStage 3.3 が公開されています。
http://www.sony.jp/support/p-audio/contents/download/ss33_dl_01.html
3.2 との違いについて書いてないので、説明文から読み解くと
・ジャンルやアーティストでの曲の絞り込み、登録日、☆評価、再生回数、転送回数、曲数、時間、サイズによって動的に変更されるダイナミックプレイリストに対応
・可逆音声圧縮技術である ATRAC Advanced Lossless に新たに対応
・WMA 形式で CD から SonicStage に登録可能
・☆評価機能の追加
しか見えてこないのですが、これくらいでしょうか。
ダイナミックプレイリストは面白いかも。ウォークマン A シリーズで搭載されている「インテリジェントシャッフル」をソフト的に補完するものとなるかもしれません。いろいろな条件を指定して自動的にプレイリストが作られる、1 つのプレイリストにも関わらず収録される曲が変わることで気分によってわざわざ曲を選ばなくてもプレイリスト一発で済んでしまいます。本体で好みに応じてシャッフルしてくれるわけではないですが、転送時点で曲選択が行われることで似たようなイメージを描いているのでしょう。
ATRAC Advanced Lossless は明らかに Apple Lossless フォーマットを意識した対応でしょう。可逆圧縮とのことですが、変換時にコーデック指定をすることで従来の機器に転送できるような形で変換するようです。この可逆圧縮の最高音質(ATRAC3plus 256kbps、音質重視モード)で録音してみましたが、約 10MB / 分の容量になるようです。また変換時間もずいぶんかかります。HDD 容量が充分残っていないとかなり厳しいかもしれません。
☆評価機能追加ってどうなんでしょ。自分で設定する訳ですから主観重視ですよね。これに客観点もインターネットで取得できたら面白いかも。世間一般でどう思われていて自分ではどう思っているかが分かる仕組みって意外にないような気がしますが。
地味なバージョンアップですが、ATRAC Advanced Lossless を試してみたい人はバージョンアップしてみてはどうでしょうか。
DSC-T9
ようやく手ぶれ補正機構を搭載したコンパクトデジカメ DSC-T9 が発表されました。T1 が発売されたときから手ぶれ補正機構がないときついことを言ってきていましたが、ずいぶん長い間待たされましたね。
http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-T9/index.html
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/compact/2005/11/01/2598.html
DSC-T7 や T5 と違うところとしては、
・CCD が 510 万画素から 600 万画素に
・光学式手ブレ補正機構を搭載
・ISO 640 対応
・液晶パネルがクリアフォト液晶プラスに
といったところでしょうか。
クリアフォト液晶プラスでフォーカシングやプレビューの改善を行い、ISO感度の向上と光学式手ブレ補正機構で写真撮影の失敗率を減らしてくれる。デジカメとしてかゆいところに手が届く形になってきたといえるでしょう。若干遅かった感もありますが、これまでに発売された T シリーズや P シリーズからの買い換え需要が見込めれば充分数がさばけるはずです。個人的にはプロモーションを期待しています。
個人的に気になっているのは同日発表された Nikon D200 だったりしますが…