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2005/12/26 (Mon.)
DSC-T9レビューその3
この年末の忙しい時期に異動…orz
写真自体は少し前に取っていたのですが、なかなかまとめる時間が取れず…
ともかく、T9レビューその3です。
まず、1/250秒以上の高速シャッターですが、一応通常のオート、プログラムモードでも可能なことは確認しました。
が、逆光などの非常に厳しい状況でないと最高速度の1/1000秒にはまず達しません。
普通に使う分には目にすることは少ないと思います。
また、高速シャッターモードはシャッタースピードを1/250~1000秒に限定し、ある程度絞るためF値が5.6~10と只でさえ暗いレンズが更に暗くなります。
屋外で十分光量が確保できるところ以外では一気に暗くなるので正直使いづらいです。
花火モードは…常にISO80、WB太陽光、NRスローシャッター2秒に設定が固定されます。
さすがに手ぶれ補正でも補正しきれないようで、このモードに関しては三脚必須ですね。
ちなみに、普通の夜景に使用すると非常に明るく撮ることができます。
というか、明るすぎて見た目の印象と写真が全然違ってきます。
一番見た目の印象に近いのは真ん中の夜景モードです。
その他の撮影モードに関しては…夜景モードはフラッシュ禁止以外あまりオート、プログラムモードと違いを感じなかったりします。
夜景&人物だとフラッシュがあるので結構変わってきますが…
風景、スノー、ビーチ、ソフトスナップもオート、プログラムモードでも十分に撮れるのでなんだか使い道が…
どうやら通常のシャッタースピードの約半分になるなど若干の違いはあるのですが、どうにも撮影データを見たときに違いが分かりにくいです。
キャンドルモードに至ってはプログラムでWBを太陽光、中央重点AFに設定すればほぼ同じになります。
まあ、このあたりは手軽に手ぶれを気にせず使うことを前提にした機種なので、ライトユーザーにはありがたいのかもしれません。
ただ、一般的にはそういう人ほどひたすらオートでしか撮らないことが多いのですが(^^;
実用性があると思われるシーンセレクションは夜景&人物、高速シャッター、花火くらいでしょうか。
ISO640に関しては…確かに高感度な分だけ暗所に有利ですが、ISO320と比べて圧倒的な差を感じるかと言われると微妙なところ。
正直、ISO320でも厳しいところでは絶対的な光量が不足するためにISO640でも厳しいことが多く、増感した分だけノイズも増えるので写真自体の出来がいまいちな感じです。
下の写真は暗い水槽の中にタチウオが写っているのですが…
何度か持ち出して長時間使ってみましたが、バッテリに関してはかなり持ちます。
特に点滅が始まってからも意外と持つのには驚きました。
予備バッテリが1本あれば一日十分に使えるでしょう。
地味にポイントが高いのが付属品の充電器BC-CS3です。
これ一台でインフォリチウムT・E・Rの3種に対応する上、コンパクトに作られており持ち運びにもなかなか便利な充電器です。
…と言っても、私の手元には現在T9しか無いのでその恩恵にあずかることはありません。
市販されておらず、単体での入手は保守部品として取り寄せるしかなさそうです。
1ヶ月ほど使ってきましたが、なかなか完成度が高く、日常のスナップ、ブツ撮り用途としては非常に使い易いと思います。
やはり、DSC-N1よりもこちらをおすすめしたいですね。
<追記>
難があるとすれば、十字キーの右下にある撮影時に何も機能しないスライドショーボタン。
個人的にはここに連写モード切替を入れて欲しかったですね。
いちいちメニュー開かずに設定できるようになれば更に使い易くなったので少し残念です。
メニュー側が使い易ければいいのですが、切り替えが割と面倒な位置にあるので…
後継機では改善を望みたいところです。
ちなみに私が購入したカードケースはこちらの物です。
価格も手ごろでなかなかしっかりした作りなので個人的には良かったかなと思ってます。
サイズ的にはギリギリなのですが、予備電一本くらいならまとめて入れられます。
http://www.rakuten.co.jp/slip-on/599283/387436/475836/
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