« ミュージックプレイヤー市場にトヨタが参入? | メイン | ウォークマンAシリーズのファームウェアアップデート »
2005/12/19 (Mon.)
身近なインテリジェンス
17・18日の2日間にわたって行われた「知る、考える、働きかける、ソニーの身近なインテリジェンス展」。
私は18日の方に参加してきました。
QRIO見たさなのか、親子連れがやたら多かったのが印象的でしたが…
展示内容としてはスゴ録、Walkman A、新型QRIO、カメレオンアイ、テレビ王国の検索システム、携帯でワインを検索・紹介するフォトナビワイン、顔認識システムを利用したゲーム、といったところ。
順番にレビューなど…
まずはスゴ録。
今回は「おまかせ・まる録」を強化した「X-おまかせ・まる録」を搭載した実機が展示されていました(型番控えるの忘れました)。
学習機能でユーザーの好みを学習していく…とはいえ、その検索精度がどの程度の物なのかは手元に実機がない以上確かめようがありません(^^;
今後は、再生回数や削除履歴などを元に高機能化が図られていけば…と思います。
Walkman A…もうあまり書くことも…
ソフトもハードもこなれていないのはもう分かり切ったことなので。
ただ、あえて書くならCONNECT Player立ち上げて繋ぎっぱなしにしなければ機能しないと評判の悪いアーティストリンクについて。
リンクに必要なメタデータなどは転送してから作るのではなくて、PC側であらかじめ作っておけば転送後すぐ使えるのではないかと…
というか、せっかくそういうリンクを行うためのメタデータを付けたのならCONNECT Player側(PC上)で全く使えない現状というのは凄く無駄な気がします。
持ち歩いたときしか使えない「インテリジェンス」というのもどうなのかと。
現状はCONNECT Playerの修正に追われてそれどころではないのでしょうが、「知る、考える、働きかける」をテーマとし、CONNECTであるならPC上での「インテリジェンス」も考えて欲しいものですね。
3年ぶりの新型となったQRIOはカメレオンアイを搭載して視野が広がり、手首の関節数も増えたことでより複雑な動きに対応できるようになった…という感じです。
顔認識システムも新しくなっていて、横顔も左右ごとに判別できるようです。
物を持ち運ぶ、というのは結構難しい動作のようですが、なんとかこなしていましたね。
カメレオンアイ…正確にはそれを構成するレンズ及び光学システム、と言った方がいいのかもしれません。
通常型の物は魚眼レンズになっていて非常に広い画角を得られるのですが、魚眼レンズのためそのままではかなりの歪みが発生してしまいます。
で、この歪んだ画像をデジタル処理して歪みをほぼ無くすのですが、レンズ周辺の光学性能的に厳しいところを除けば歪みをほぼ抑えていました。
もう一つの全周囲型はレンズによる屈折と鏡による反射でレンズより下17°まで映すことが出来るものです。
全体的にフォーカスが合うようになっていて、ぼけることがないのが利点でしょうか。
ちなみにQRIOに搭載されているのは魚眼レンズの方だそうです。
テレビ王国は…明日からサービスも開始されますし、実際に試した方が早いので現時点では特に書くことはありません。
「X-おまかせ・まる録」のWEB版のような感じでしょうか。
フォトナビワインは携帯カメラでワインのラベルを撮ってメール送信すると、似たラベルのワインの紹介が返信されてくる、というもの。
味の傾向やソムリエによる評価、ヴィンテージごとの区分などなかなか情報量は多いです。
味や料理、気分などに合う、と思われるワインを検索することもでき、その場で購入も出来るようになっているのですが、今のところ携帯サイトのみの展開とのこと。
画像表示するとパケ代が嵩むのが…
感想としては、将来的には楽しみなもののまだまだこれから…と言った感じの展示でした。
Walkman Aは現状の問題が多すぎて「インテリジェンス」どころでは無くなっていますが(ぉ、方向性そのものは面白いと思うんです。
ただ、「インテリジェンス」を前面に打ち出したWalkman Aが転けてしまったために「インテリジェンス」のテーマにも傷が付いてしまった感はあります。
「インテリジェンス」というテーマを掲げるなら、それに相応しい機能と新しい体験でユーザーに訴えて欲しいと思います。
20:35
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
https://www.vaioethics.com/blog/mt-tb.cgi/86