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2006/02/25 (Sat.)
X505/SPのWirelessLAN強化
今回は私がX505/SPで利用しているWirelessLANカードについてです。
X505/SPにはPCWA-C300S/Bという802.11b/g対応カードが付属していますが、このカードAtherosチップ搭載でありハードウェア的にはSuperGに対応しているのですが、SONYのC300S用ドライバでは対応できません。
実は無理矢理C800Sのドライバを入れることでSuperGに対応できるのですが、ドライバの性能がいまいちなため大した速度を出すことはできません。
その後、802.11a/b/g対応カードとして3comの3CRPAG175というAtherosチップを搭載し、アンテナを収納可能なX JACK対応カードを購入したのですが…
なんとこのカードも3comの標準ドライバではSuperA/Gに対応していませんでしたorz
おまけに標準ドライバに付属するユーティリティも立ち振る舞いが悪くて手を焼きました。
ちなみに下の写真がそれぞれ展開時と収納時の写真です。
収納中はデフォルトでLEDが消灯し電波をOFFにします。
非純正ながらアンテナのカラーリングがブラックで、X505/SPのスマートなデザインを崩さないのもポイント高いです。
ちなみに純正ドライバではユーティリティを利用して収納中もONに出来るのですが、非常に感度が悪くなるので意味がありません。
アンテナの感度が非常に良く、標準ドライバでもそれなりの速度は出せるし、何よりもアンテナが収納可能で挿しっぱなしに出来るため、何とかならないものかとドライバを捜していたのですが、Atherosは自社でドライバを公開していないため必然的に他のメーカーの公開ドライバを流用したりする必要があります。
…が、3CRPAG175は作りが特殊なためか他社のドライバではまず動きません。
で、見つけて以来ずっと使っているのがWildPacketsという会社のサイトで公開されているドライバ。
AiroPeekというWirelessLAN監視ソフトに付属するドライバが公開されていて、これがSuperA/G対応、Atherosチップであればほぼ動作可能、性能もかなり優秀です。
どの程度かというと、現在の自宅の通信環境はBフレッツマンションタイプ・VDSL51Mbps、フレッツスクウェアでの計測ではデスクトップで30~40Mbpsといったところですが、X505/SPにWildPacketsから入手したドライバを使用したところC300S/B・3CRPAG175共にデスクトップとほぼ同等の速度を出すことが可能になりました。
WR7800Hの設定により、SuperA/G及び圧縮有効、C300S/BはWEP128bit、3CRPAG175はWPA-PSKを利用している関係上、若干3CRPAG175の方が高速ですが大きな差はありません。
難点はメーカー純正のユーティリティが使えなくなること。
Windows標準のものしか使えなくなるので、細かな動作状況の確認やSuperA/Gや圧縮の切替もアクセスポイント側の設定による切替しかできなくなります。
とは言え、この速度はかなり魅力ではないでしょうか。
Broadcomチップのドライバも公開されていますが、私の環境では利用できないので詳細は分かりません。
試す際は自己責任でお願いします。
22:43