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2006/05/19 (Fri.)

UX発表&デジタルスタイル会議その2

author : IceSeed

先日に引き続き…
というか、X505のバッテリがギリギリだったため、とりあえず文章だけ先にUPして後から写真を付け足したのですが、分かりづらかったかもしれません。

type U自体は会場内でもかなりの注目を集めたこともあってそんなに触れたわけではなく、ひたすら写真を撮る事に終始していたので実はUPした以外であんまり良いアングルの写真というのはありません(ぉ
UX向けのアクセサリも発表こそされましたが会場では見ることも出来なかったので、このあたりのレビューに関しては実機が出てこないと無理かも。

会議のテーマとしては3つありまして、
・第1部:百式管理人の世界のコンセプト商品紹介(生活を豊かにするガジェット集)

・第2部:ソニー担当者による企画意図、開発ストーリーご紹介
ソニー株式会社 VAIO事業部門 企画部、設計部より

・第3部:全員参加型形式の発想会議

という感じになっていました。
第1部はモバイルユーザー向けの新しいカフェが2007年に登場し、ヒットした…という想定でアイディアの幾つかを紹介すると言うもの。
かなりユニークというか笑える内容(ぉ だったのですが、様々なサービスや商品が登場する中で生活をどのように変えていくか…という点で、主催者の田口氏から幾つかコンセプト商品が紹介されました。
写真を見てもらえば少しは感じがつかめるのではないかと思いますが、新機能として車の中に花の一輪挿しとかw、夫婦で交互に指紋センサーをタッチしないと動作しない洗濯機とかw
ある意味バカみたいな製品(ぉ ばっかりなのですが、話は割とまじめで結構面白かったです。

第2部はUXの開発裏話的なものでした。

開発のコンセプトは先日UPした写真の中にも出ているので詳細は省きますが、個人的に面白いと思ったのは、一般的なスティックポインタ・キーボードとタッチパネル&スタイラスの操作系を両立させようとしていること。
スタイラスで画面に文字を描くことでアプリを起動させることが可能なそうですが、こういう操作系はPDAライクでこの手のハンドヘルドコンピュータには使い易そうです。
また、専用のアプリランチャーボタンが左下に設けられていて、これを押すことで画面にランチャーが起動する仕掛けになっているそうです(試す時間がありませんでした)。
まあ、実際にはスタイラスではなくて指タッチで使いそうですが、スティックポインタで全ての操作を行うのは結構面倒ですから、所々に直感的なUIを入れてあるのは操作性の向上には大きいのではないでしょうか。

ディスプレイをスライドさせることでグリップしたままキーボードが使えるのも、キー自体の打ちやすさはともかくとしてかなり考えられています。
例えば私の使っているCLIE NX80Vの場合、折りたたみ型のウィングスタイルですが、実際にはスタイラス操作がメインな為にオープンしてキーボードを使うと、途端にタッチパネルが使いづらくなってしまいます。
このあたりは使ったことのある人であれば誰もが感じたことがあると思います。
このため、キーボードが活用される状況というのは非常に限られていた、というかほぼ使わないわけですが、VZ90のようにスライド式にすることで手の届く位置にディスプレイを置いてキーボードを使用可能にしています。
やはり入力系に関しては相当CLIEの経験が生かされているのではないかと思いますし、小さなサイズなりに利便性を向上させようとかなり頑張っているのが伺えます。


第3部は全員参加型形式の発想会議…というか

「人は○○○○たときに小さな幸せを感じるという心理法則を応用し、Ultra Mobile PC にちょっとした○○○○を付与することにより、今まで不可能だった○○○○を実現した。その PC の名前はずばり、○○○○。」

という題で○に入る物を考える、というもの。
まあ皆さんも考えてみて下さいw


最後に記念品…
VAIO TimePadという時間の使い方を記録するメモ帳です。
会議参加者だけのプレミアムアイテムですし、なかなか作りが良くてそのまま使う気にはなりませんが、コピーを取って使ってみようかな。

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