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2006/10/04 (Wed.)

CEATEC JAPAN 2006

author : IceSeed


今年も行ってきました。
最大の目的はソニーブースでVAIO type R masterを見ることと、去年見れなかったSEDを視聴すること。
写真は全てリサイズのみです。


まずはtype R masterから。
デカいです、非常に。
横幅は一般的なオーディオ機器と同じサイズとなっているとのことで、ラックにでも入れて使うのが良いんじゃないかという感じですね。
本体側はCPUとHDD、M/Bなどで構成されていて、HDDはSATA接続で最大6基搭載可能(前部左側に縦4基、後部に2基)と拡張性はかなりの物。
前部のHDDはフロントパネルを外して右側のプラスチックカバーを外し、その下の金属カバーを外せばすぐにアクセスできるのでHDD交換しながら動画をガンガン弄りたい人にはかなり便利かも。
っていうか、買うなら最低容量で購入してHDDだけ自分で増設した方が得だったり。まあトラブれば自己責任ですが、ノートよりは簡単ですしね。
SeagateのBarracuda 7200.10 750GB drive6基搭載で目指せ4.5TB(ぉ
VistaではSATAもホットスワップ対応らしいので将来的にも使いやすい設計かと思います。


分離されたユニットの方には光学ドライブなどが搭載されています。
展示機ではBDドライブが搭載されていました。
こちらにも最低限のUSB端子、i.LINK端子とカードスロットなどは搭載されているので、本体部を少し離れた場所においても余り使い勝手を損なうことはないと思います。

展示機のディスプレイはSDM-P246W。
型番的には現在一般販売されているSDM-P234Bの後継機種のような位置づけでしょうか。
SDM-P234Bとの大きな違いはちゃんと高さを変えられるようになったこと。
さすがにNANAOのS2410Wのように液晶を床に着くまで下げることは出来ませんが、それなりに使いやすくはなったと思います。
応答速度は6msと非常に高速でHDCPにも対応。
クリアブラック液晶ではない普通のアンチグレア液晶なので表示が全体的に白っぽくなってしまうのがちょっと残念。
目は疲れにくいので編集作業には向きますが、映像の見栄えはしませんね。(個人的に眼精疲労は液晶パネルの表示方式とか他の要因の方がずっと大きいと思っていますが…)
今のところSDM-P246Wに限らずHDCP対応ディスプレイは一般販売されていないので、SDM-P246Wを入手するならtype R masterを買わないといけません。
ま、type R masterに手を出すような人なら普通はフルHD解像度を求めるでしょうけどね。
価格も15万円ですしHDCP対応などを考えれば妥当なところではないでしょうか。


マウスはVGP-UMS50と色違いの有線型ながらレーザー式になっています。
あえて有線なのは編集作業での長時間使用を前提にしたためとのこと。
ちなみにGPUは非公式ながらCrossFireも可能らしいのでやりたい方は自分でトライ(ぉ

とまあざっとtype R masterの特徴をあげてみたわけですが、メーカー製マシンとしては非常に拡張性が高く手を入れやすいマシンではないかと。
究極仕様で965800円と価格もブッ飛んでますが(^^;
96万は冗談としても、普通に組んでも簡単に40~60万くらいには達してしまうのが…
BDドライブと地デジチューナーが非常に高価なのが原因なので外せば格安になりますが、外すとこのマシンの魅力が無くなってしまうので…

それ以外の展示ですが、コンベンションでもやっていた新型ロケフリの画質展示がありました。
旧型よりずっと発色が良くなってますね。
左が新型です。

ブラビア関連では去年あんまり伝えられなかったライブカラークリエーションについて。
とはいえ撮影が難しく、レンズを向けて普通に撮影するとほとんど同じ赤になって潰れてしまいます。
普通に撮った場合、DSC-T9の液晶では赤が潰れてしまいどちらも同じ色として表示されてしまいました。
UX90PSの液晶だと一応違いは分かりますが、はっきりと識別するのは難しいです。
自作機のS2410Wではさすがに微妙な違いが明確に識別できましたが、この分だと大半のPC用液晶ディスプレイの発色性能で違いを識別するのは難しいかもしれません。
写真の上半分がライブカラークリエーションOFF、下半分がONの状態です。
左側は普通にレンズを向けて撮ったもの、右側の写真の方はシャッターを切る瞬間にレンズを画面に向けてどうにかうまく撮れたもので、こちらはT9の液晶でも違いを識別できました。
左側はディスプレイの発色性能が低いとほとんど同じ赤に見えると思います。

BD・フルHD関連は基本的にコンベンションの展示と同じ(映像サンプルまで同じ)なので写真だけ。
DVDとBDの解像度の差を画面分割して表示していました。見れば分かります…よね?


もう一つの目玉はCanon・東芝のSED。
去年は時間が無くて見れなかっただけに今回は絶対見ておきたかったものでした。
残念ながら報道関係者以外撮影が禁止されていたので撮影はしていません。
画質は圧倒的としか言いようがないです。
液晶やプラズマでは絶対に越えられない壁を見てしまったというか、性能は鳥肌が立つほど素晴らしい物でした。
途中、会場内でフルHDのビデオカメラで撮影した映像をSEDに映していたのですが、肉眼で見ている色とSEDで表示されている色がほぼ変わらないんですよ。
少なくとも私には色の違いは識別できませんでした。

SEDは絶対性能で優れていることが実際に確認できましたし、個人的には非常に期待しているのですが…
問題は製品化がかなり遅れていることですね。
当初の予定では既にこの時期には市販されているはずだったのですが、現在2008年まで持ち越しorz
Canonも東芝も製品化には前向きなのでそれに期待するしかないですね。
私としてはWEGA KV-25DA65もまだ2年前に買ったばかりですし、フルHD化はまだ先の話なのでじっくり待ちたいですね。

あとは会場の全体的な印象…特にBDとHD-DVDの規格争いですが、BDはソニーや松下などかなりのブースで映像が流されたり展示があったのですが、HD-DVDの方は東芝とCanon(SED)、HD-DVDのブースくらい。
PS3の発売が近いというのもあるでしょうが、全体的な雰囲気としてはやはりBDに流れつつあるように思います。

23:58