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2006/10/23 (Mon.)
SonicStage CP 4.1
NW-S700F/600の登場に合わせてSonicStage CPが初めてアップデートされました。
今回のS700F/600にはウォークマンでは初めてSonicStage CP 4.1が付属されていますが、
パーソナルオーディオサポートページやMoraからのダウンロードは相変わらず4.0のままの模様。
今回はバグフィックスというよりはS700F/600向けの機能追加のアップデートみたいですね。
ちなみに今回の主な変更点は
・NW-S700F/600へのAAL(※)及びリニアPCMの曲の転送に対応
※ATRAC Advanced Lossless
・NW-S700F/600へのジャケット写真の転送に対応
・NW-S700F/600でダイレクトエンコードした曲のアップロードに対応
・SonicStageメイン画面右上に新たにMoraへのダイレクトリンクが追加
・アーティストリンク画面で新たにそれぞれの歌手名にMoraへのダイレクトリンクが追加
・転送画面でウォークマン側のライブラリ表示がアルバム名でのソートに対応
まずAAL及びリニアPCMの曲が変換無しでS700F/600に転送出来るようになりました。
従来リニアPCMが変換無しで転送可能だったのはMi-MDだけでしたが、今回S700F/600も転送可能になりました。
また、従来は内部のATRAC3部分のみが転送可能だったAALも初めてS700F/600にそのまま転送可能です。
今までのリニアPCMに加えてAALもそのまま転送可能になった事で更に転送の幅が広がりました。
これからはお気に入りはAALで録っておけば、CD音質のまま容量を節約して転送出来ます。
また、S700F/600は直接ウォークマンでの録音が可能になりましたが、
ウォークマンで録った曲をPCに取り込んでSonicStageで管理出来るようになりました。
従来、この機能はHi-MD(MZ-RH1)で既に実現されていた機能ではありますが、
HDDタイプやメモリタイプではS700F/600が最初に対応しました。
Hi-MD同様に取り込み後の曲情報の取得も対応しています。
続いてS700F/600にジャケット写真を転送出来るようになりました。
ジャケット写真はSonicStageで曲情報取得時にインターネットから拾ったジャケットや、
自分でスキャンしたジャケット、それに自分の好きな画像ファイルなどをアルバムに割り当てておけば、
アルバムを転送する際に割り当てられたジャケット写真も一緒に転送してくれる機能です。
今回カラー液晶が搭載された事で実現されたウォークマンユーザー待望の機能です。
ちなみにジャケット写真が転送されている場合、
上の写真の様にウォークマン側のライブラリのアルバムにジャケット写真が表示されます。
なお、ウォークマンの液晶表示は当然大きさの制約があるため、ジャケットの大きさは縮小されますが、
今のところ、どのアルバムのジャケットもアルバムの判別をする位は問題無いレベルの様です。
さすがにジャケットの大きい Do VAIOなんかと比べてしまうのはちょっと酷でしょうけど、
文字だけの従来のウォークマンの液晶表示よりは全然華やかになりますね。
そして、SonicStageのメイン画面にもちょっとした変化がありました。
上の写真はSonicStage CP 4.0(SSCP 4.0)から搭載されたアーティストリンクの画面ですが、
右上にご注目...従来のSSCP 4.0ではミュージックコミュニティ"Playlog"へのリンクだけでしたが、
新たに直接音楽配信サイト"Mora"へ直接アクセス出来るリンクが追加されました。
従来、Moraへは音楽を取り込むメニューからMoraへのアクセスを選択する必要があり、
良くMoraを利用して音楽をネットで買うという人には何気に手間だったりしましたが、
直接Moraへのアクセス可能になった事で良く使う人の利便性が上がりました。
そして同じく上の写真にもう一つの変化が...右上に追加されたMoraへのリンクに加え、
新たにアーティストリンクのアーティスト名にも直接Moraへアクセス出来るリンクが追加されました。
これにより、例えばあるアーティストの自分が持っていない曲をネットで買いたいなと思った時、
従来はMoraを開いた後、買いたい曲のアーティストを検索する必要がありましたが、
今後は追加されたリンクで直接アーティストのページにアクセス出来ます。
最後に転送画面でウォークマン側のライブラリ表示がアルバム名でのソートに対応しました。
従来はアーティスト名でのソートかプレイリストの表示しか対応していなかったので、
コンピレーションアルバムなど複数のアーティスト名が混在している場合、
一人一人アーティスト毎に表示されていまっていたために、
コンピレーションアルバムを削除するのは大変でした。
しかし、アルバム名でのソートに対応した事により、
一発でコンピレーションアルバムを削除するのが可能になりました。
ただ、コンピレーションアルバムは基本的にジャケット表示に対応していないため、
折角アルバム名でソートしてもコンピレーションアルバムにジャケットが表示されません...orz
なんか、細かいところでチグハグさが残っている印象は拭いきれませんね。
ただ、SonicStageもずいぶんバージョンが進んで安定してきており、
慣れさえすればさほど不自由さは感じないと思います。
最近下手するとiTunesよりも軽いですしね。
20:04