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2007/03/11 (Sun.)
A800レビュー(辛口)
ソニービルにて展示が始まっていたので一応確認に。
旧石鹸箱の時と比べて2回りは小さくなったためか、約53gという重さの割には軽く感じました。
このあたりはiPod nanoと同じ感じ。
まずは本体のI/Fから。
本体が軽くなったことと若干下に長くなったこともあって、以前より重量バランスは良いです。
が、ボタン等の配置が相変わらずこなれてないですね。
写真での見た目どおりコントロール用の十字キーが左側に寄りすぎているため左手では窮屈で非常に操作しづらいです、というか実質右手専用では…?
別にiPodのホイールが優れているなどと言うつもりは全くありません(むしろ個人的には非常に使いづらい)が、操作性が偏っているのは前モデル同様変わってません。
ボリュームボタンだけ離れていますが、まあこれはあまり問題ではないでしょう。
ボタンのクリック感はさすがにちゃんとしたものになっていますが、これも前が酷すぎただけ。
また、イヤホン出力端子が本体右下にあるため画面を横向きにするとケーブルが手に思いっきり干渉しますw
こういう使い勝手を無視した設計というのはどうなのかと。横向きで使うことも想定するなら端子が邪魔になると思わなかったんでしょうか。
それともこれも意匠の一つなんでしょうか?
今回はメニューの動作速度も上がっています。って、こんなことは当たり前。
メニューが早くなっても基本的な考え方が全然変わってないですね。
あいかわらず、音楽再生中のアルバム切り替えなどはいちいち上のメニューに戻らないと選択できません。
再生中にサーチしやすくはなっていますが…、とてもじゃないですがスティックタイプのジョグダイヤルによる軽快な操作性には遠く及びません。
再生中にダイレクトにアルバムを切り替えられるスティックタイプの操作性をなんで持ってこないんでしょうか?
いい加減音楽再生中にいちいち上のメニューに戻って選択…という全然スマートじゃない操作性は改めて欲しいです。
意地でもサーチさせたいんでしょうか?
開発中に面倒だと思わなかったのかと。
DSEEに関しては現行のSonicStageでも高ビットレートのmp3(VBR 192~320)では全然効果を実感できないので無いよりは…という程度でしょうか。
試聴時はATRAC3plusでしたが特に変化は感じられず。
むしろノイキャンに対応しなかった方が痛いですね。
付属のMDR-EX85相当品は比較的良好でした。
ソフト面はSonicStageが動画対応せずランチャで対応という形にしたのは別に良い、というか動画対応でSonicStageが重くなる方がデメリットですね。
一元管理できないのが問題と言えば問題ですが、次のメジャーバージョンアップで対応してくるんでしょうか。
総じて動画再生対応・フラッシュ容量8GBに魅力がなければスルーしていいモデルだと思います。
あまりにも突っ込みどころが多すぎます。
私としてはデザインから一新したモデルで出してくると思っていただけに完全に期待はずれでした。
21:38