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2007/03/09 (Fri.)
MDR-SA5000レビュー
まだまだエージング中で音が固いのですが、一応レビューを。
金属部はマグネシウム製なので剛性が高く全体的に軽量で負担が軽いのがとにかく良いですね。
難点は髪がつぶれやすいことorz
ちなみにスタンドもマグネシウム製です。
塗膜に傷を付けないように注意しないといけませんね。
バンドの調節は全体的に小さめに合わせてあるのか、私の場合10段階で8以上にしないと使えません。
私の特別頭が大きいわけではないので、大きめの人は要注意かも。
ちなみに発売当初は密閉型に分類されていたそうですが、現在は開放型になっています。
当然、音漏れもかなりのものなので要注意。
音質に関しては大雑把に言ってEX90の傾向を大幅にアップグレードした感じ。格が違いすぎますが…
とにかく正確で素早い音の立ち上がりと、高い解像感、味付けの少ない引き締まった音いった感じで、無駄な音を鳴らしません。
音の鳴らないところは鳴らないように表現するという感じで、そのために音場は広く感じます。
また、開放型のためか音が耳から遠く感じるので、それが低音が弱いと評価される一因になっていると思います。
全体的な傾向は私がホームシアターに使っているECLIPSE TD 307に近く、良くも悪くもソースの音をストレートに出すのでこのあたりがCD3000との比較で酷評される原因になっているんでしょうね。
もっとも、こういこうことはヘッドホンの音の傾向とユーザーの好みが一致するかどうかの問題なので優劣を論じても大した意味はないと思いますが。
基本性能が高いので映画などにもOKでしょう。
下手なバーチャルサラウンドヘッドホンを使うよりもずっと良いんじゃないかと思います。
今後はSA5000の性能を引き出せる環境を作らないといけませんね。
現在はECLIPSE TD 307PM-1付属のPMX-300でエージングしていますが、3.5Φステレオプラグでしか使えないしヘッドホン出力端子は背面にあるため接続が非常に面倒です。
まあ、元々がシアター用ですしヘッドホンの接続はほとんど想定もしてないでしょうから仕方がないのですが。
とはいえ、SACDは再生可能なので機会があれば試してみたいところです。
19:41