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2007/12/31 (Mon.)

X505 EXTREME Zero Spindle

author : IceSeed

今年も残すところあとわずかとなりました。
部屋に自作機用のパーツが次々届いて狭いです><
とりあえずUSB-HDDだけ一応組み上げて1.12TBで運用中。

今回は今年最後のネタということで、X505オーナーなら一度は夢見るであろうX505/SPのゼロピンドル化です。
使用したSSDはサムスンのMCBOE32G8APR-0XA。
8mm厚、32GBのモデルになります。
すでにいろんなところで交換報告が上がっていますし、手順そのものはHDD換装作業と別に変りません。
慣れれば30分ほどで換装可能かと思います。
ただ、SSDの外装を外さないと厚みで不格好になってしまうので、それが手間といえば手間でしょうか。
ネジを外し、覆っている外装をこじ開ける必要があります。

換装後・・・完全なゼロスピンドルと化したX505/SPは当然ながら無音です。
1.8インチHDD自体も流体軸受けモデルは比較的静かなのですが、全く音がしないというのは想像以上の物があります。
パフォーマンスも換装当時比較的高速だったMK4007GALを読み取りで2.5倍ほど上回ります。
コールドブートからパスワード入力画面までの所要時間はわずか25秒、ブートプロセスが落ち着くまで90秒程度、HDD時の起動時間を計ってはいませんが、1.5倍くらいにはなったように感じます。
メモリは512MBと少ないですが、以前の大幅なサービス見直しでかなり軽くなっており、ページングファイル無しでも重い使い方をしなければ普通に運用できています。
ちなみに、X505購入時から一度もOSは入れ直していないので、その点だけは留意してください。
使用頻度は高くないですが、そこそこ劣化していると思います。

今回は40GBから32GBに容量が減るため、事前にAcronis Disk Directorでディスクの後方に未使用領域を作成してからAcronis True ImageでHDDのバックアップイメージを作成し、SSDにイメージをリストアしています。
換装後はSSD側に未使用領域が残ることなくすべて使い切っていました。

SSD化でX505/SPの実用性は大幅に上がりました。
短いバッテリ寿命が改善され、起動したまま持ち歩いても特に問題はなく、パフォーマンスは高いです。
また、PlanexのBT-MicroEDR(生産完了)でBluetoothを邪魔にならずに追加しているので、単純に使い勝手ではTZなどの現行機にそう見劣りすることもありません。
現在は、BT-MicroEDR2という後継機種が出ているのでそちらを利用すると良いと思います。
※BTアダプタですが、使っているのはBT-MicroEDRじゃなくてPrincetonのPTM-UBT3Sでした・・・

容量は減りましたが、マルチメディア関連データはTZでの運用に移行したので特に問題はありません。
重量は量っていませんが、バッテリと無線LAN、Bluetooth装備状態で760gは切っているだろうと思います。
何よりも手に持ったときの軽さと薄さがモバイルには重宝します。
TZだとやっぱりずっしりくるんですよね。

本当はUXもSSD化したかったのですが・・・・
いつの間にかZIFモデルのMCBOE32GQAPQ-MWAが店頭から消えているという罠orz
年明けには別の形で出てくると思いますが、流通在庫が捌けてしまっていたのは痛いです。

X505はある意味出るのが早すぎたモデルだったのかもしれません。
現在のVAIOの高密度実装の基礎となったモデルですが、発売後の評価は決して芳しいものではありませんでしたからね。
SSD化によってX505の評価が見直されれば幸いです。
・・・・・しかし、このX505/SPにかけた金額は考えたくないです><

23:46