VAIO Column
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(2001/05)


[ Navin' You 5 2001 EDITION ] 2001/05/31(Thr)
昨日は「PCQA-GPS3VH」について少し触れましたが、これに付属している2001年版の地図データを含む新「Navin' You」については昨日のColumnを書いた後にリリースが出ていたみたいですね。
Navin' You 5 2001 EDITION
http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/PCOM/Software/PCQ-NYH55/
VAIOカスタマー向けアップグレードキットのご案内
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/navin2001.html
http://www.vaio.sony.co.jp/Upgradearea/Soft/PCQ-NY55UG/
Navin' You自体も5.5にバージョンが上がっていますが、追加された機能としてはPalm用「Navin' You Pocket」への地図の切り出しに対応したのと「乗換案内」との連携が図れるようになった程度。どちらもそれなりに便利そうではありますが、私は今では電車なんて出張か旅行のときくらいしか使わないのでほとんどiモード版の乗換案内で事足りてしまう上に、よく使う路線はWorkPadの「DA TrainTime」に入れておけばいいし、Navin' You Pocketに至ってはCLIEユーザー向けにしか提供されていないので私は利用できないという状況。とりあえずアップグレードするまでもないかな、と思っています。Navin' You Pocketが添付されているなら試しに買ってみても良かったんだけど。
アップグレード版の価格は手持ちのNavin' Youのバージョンにもよりますが、私は5.0ユーザーなのでアップグレードにかかるコストは\7,500。地図ディスクの市販価格が\5〜6,000と考えるとほとんど恩恵に与れない追加機能のために払える対価ではないな。
ちょうどゼンリンから最新版の「Navin' You専用マップ2」シリーズが順次発売になるそうなので
http://www.zenrin.co.jp/company/old85.html
そっちを買おうと思います。でも標準価格が\7,800なので実売\7,000を切らなかった場合Navin' You自体をアップグレードしてもいいかな。

昨日久々に引っぱり出してきた505EXですが、ACアダプタを接続して火を入れてみたところ電源が入らない!引越しのときの振動でやっちまったか?と思い、軽く三枚おろしにして壊れていないか確認したり悩むこと10分。しばらくの期間電源を入れないでいるとCMOS用バックアップ電池が放電しきって電源が入らなくなることがあるという超FAQ
http://search.vaio.sony.co.jp/solution/S0006260003283/
を思い出して一件落着。VCLのQ&A Searchによると「半日以上放置してください」とありますが、私の場合小一時間で復旧しました。ともかく動いて良かった。
でも505をかなり久しぶり(4〜5ヶ月ぶりくらい?)に使ったんですが、今となってはやはりかなり遅いですね。CPUのせいでネットワークまで遅くなっているような気がしてかなりストレスがたまる・・・。去年まではぜんぜん普通に使っていたのに、慣れというのは恐ろしいものですね。とりあえず急場をしのぐためにNavin' Youをインストールしたりしていますが、せっかくだからこの際505EXを有効活用する方法を思案しています。久々にいろいろいじってやる計画が・・・。


[ C1VJ入院 ] 2001/05/30(Wed)
VAIO専用GPSレシーバ「PCQA-GPS3VG」の後継機種「PCQA-GPS3VH」が発表になりました。
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/products_pcqa-gps3vh.html
といってもGPSレシーバ本体は従来から変更はなく、付属のゼンリンのマップが最新の2001年版になっただけっぽい。型番も「GPS3VG」(多分「VAIO GEAR」のVGだろうな)の次だから「GPS3VH」という安易なネーミングっぽいし(^^;これで悪い悪いと言われている感度が良くなってくれることをちょっと期待したんですが、それはなさそうですね。
従来のハンディGPSユーザー向けに地図データのアップデートサービス(おそらく有償)も行われるようですが、専用マップの最新版については本家ゼンリンからはまだ何もアナウンスがないみたいなので他社製GPSユーザーとしては早くしてほしいところ。別に2000年版の地図でもあまり問題はないんですが、時々地図にない道を走っていたりすることがあるので最新版であるに越したことはないんですよね。ぼちぼち地域詳細版のマップも買ってみようかと思っているので、どうせなら最新版が出てから買いたいですし。

先日電源コネクタを破損してしまったC1VJですが、なかなか時間が取れなかったため昨日になってようやくVCLに電話できました。
まあそれほど大した故障でもないので電話対応もつつがなく終え、(カーボンルックのせいで多少もめるかもしれないですけど)おそらく無償修理ですんなり戻ってくるんじゃないかな?と期待しています。元々VCLはあまり好きではないのでもめたくはないですね。
しかし何度電話しても思うんですが、VCLのレベルってあまり高くないですね。マニュアル通りの対応なのでごく一般的な問題ならつつがなく対処できるんでしょうが、ちょっと特殊なものになると「おい、大丈夫かよ」と思わされるような気がしてなりません。
修理に際して使用環境とか設定とかを聞かれていたときに、「Windowsにパスワード等は設定していらっしゃいますか?」と聞かれたので「ブランクです」と答えたんですが、「小文字で『b,r,・・・』」と言われてしまいました(^^;慌てて「いえ、そうではなくて・・・何も入れずにEnterを押せば結構です」と訂正しましたが、普通「ブランク」(=blank)と言えば空白(「スペース」に非ず)というかnullというか何も入力されていない状態のことを指す言葉で、コンピュータ業界ではごく当たり前に使う言葉。それを知らないってのはちょっとないんじゃないの?(^^;しかも『b,r,・・・』って思いっきりスペル間違ってるし(汗)。ちょっとVCLのスキルを疑っちゃうなー。サポーターの当たり外れもあるんでしょうけど。

とりあえず、そういうわけでC1VJは本日VCLにいったん里帰りしました。1週間程度と言われているのでうまくいけば6/6くらいには戻ってくるかな?と思われるのですが、運が悪かったりもめたりしてそれ以上かかってしまうと6/9に早まった(私の都合なんですけどね)大阪オフに連れて行けなくなる可能性が(汗)。最悪の場合505EXを引っぱり出してきてナビに使うしかないんですが、さすがにMMX Pentium 266MHzの505にNavin' Youはちょっと荷が重いかもしれません。ナビ台も505用にモディファイしなきゃならないし・・・。できるだけ早く戻ってきてくれ>C1VJ

って、日通航空さんが引き取りに来る数分前に気づいたんですが、保証書がない!
購入時に製品についてきた保証書を出してすっかり安心していました。これだと購入から3ヶ月しか保証が効かないから、ユーザー登録後の1年間保証がついた正式の保証書を出さなくてはならないんですね。で、気づいて慌てて探してみたんですが、引越しのときに保証書やマニュアルの類はダンボールにまとめてしまったまま。結局探しているうちに引き取りに来てしまってTIME OUT!一応仮の保証書を渡しておきましたが、あとで何か言われるのは確実だろうなあ。うーむ。

ともかく、久しぶりに505EXの環境設定でもし直すかな。


[ SmartVision Pro for USB ] 2001/05/27(Sun)
ちょっと前に欲しいと言っていたテレビキャプチャ/チューナユニットですが、買ってみました。NECの「SmartVision Pro for USB」です。製品情報はこちら。
http://121ware.com/product/option/smartvision_usb/
結局外付けの方が使いまわしがきくから、というわけでUSB接続のものにしようと思ったんですが、調べた限りではWindows 2000に対応していたのがSmartVison Pro for USBだけ。しかもちょうどななちゃんが買ってはみたもののAOpenのKT133マザー(AK73-1394)でまともに動かないから放出する、と言っていたほとんど動作確認しただけの新古品を譲ってもらったのでかなり格安で入手。やっぱり持つべきものはななちゃんやね(と持ち上げておく(笑))。
で、ダメ元でななちゃんと同じAK73-1394の入った自作機で試してみたところ動いてしまった!これはかなりラッキー。どうせ動かないからR70で使おうと思っていたのが嬉しい誤算でした。やっぱりマザーじゃなくて他の環境との相性もあったのかな?ウチはマザー以外はMatrox/Creative/Adaptec/3Comという超定番しか使っていないので割と相性問題にぶつからずに済んだんでしょう。ななちゃんちはけっこうアヤシげなパーツも入ってるっぽいからなー。USB2.0のボードとか。
で、これだけじゃネタにならないので(笑)C1VJでも動作確認。しかしWin2000対応モジュールのインストール手順を間違えてかなり手間取ってしまいました。一回インストールに失敗すると再インストールができないんですよね。レジストリをいじってもダメだったので途方に暮れていたんですが、Program Files以下のNECフォルダをごそっと削除したらOK。このフォルダが残ってたら上書きインストールはおろかアンインストールもできないってこのインストーラまずいでしょ>NECさん
んで何とかインストールできたんですが、起動一発目で「800x600以上の解像度じゃないとダメよ」と怒られて起動しない。仕方ないので解像度を1,024x768の仮想デスクトップモードで起動してみたら動くんですが、上下が切れる。「でも一回起動させてから解像度変更したら大丈夫かな?」と思いそこで解像度をC1固有の1,024x480に戻すと「解像度が変更されました。終了します」って何でやねん!何もそういうとこばっかり作り込まなくても・・・(泣)。
とりあえず仮想XGAモードにしてウィンドウを画面サイズに合わせて縮小して使っているんですが、やっぱりC1じゃ使いづらいですね、これ。やっぱりちゃんとC1向けに作ってあるアプリがあればいいんですけど。

SmartVision Pro自体はなかなか悪くないです。テレビキャプチャ系デバイスは使ったことがなかったので、どの程度使い勝手が良いのかは比較できないのですが、でもまずまずかな、という感じです。ハードウェアエンコーダだからあまりパワーのないCrusoeでもコマ落ちしてないですし。画質もまずまず。
でもこういうのが手に入ると今度はHDDがたくさん欲しくなっちゃいますねー。とりあえず60GBx2くらい、買っておくか・・・。


[ 夏商戦開幕 ] 2001/05/26(Sat)
発売になりましたねー夏VAIO。私も早速見に行ってきました。
でも、ある意味一番期待していた青SRは展示なし。期待のDVD-RW搭載RX72も同じく展示はなし。大きめのショップ軒も覗いたのに。まあ、そのうち展示されるようにはなるでしょうが、それにしても残念だなー。こういうときばかりは田舎であることが歯がゆいですね。

まあ、発売になったとはいってもR505は来週以降なので相変わらず品薄(というかほとんど品が無い状態)だし、J20とLXのGigaPocketモデルも来週だし(おそらくGigaPocketボードの生産が追いついていなくて、とりあえずRXシリーズだけは優先して出したけど、という事情があるのでしょう)、というわけでイマイチ収穫のない視察ではあったのですが、まずJ20。とりあえずGigaPocketなしの15インチCRTモデルだけは出てました。新しい筐体はどうかな、と思ったら、案の定というかなんというか旧Jシリーズのフロントパネルを変えただけ。天板とか側面とかは前のシリーズのまんまでした。そのフロントパネルは某ズ○ッグ風。といっても水中で強さを発揮するわけではなさそうです。
気になっていたコンボドライブは東芝のCD-R/W4倍速モデル。イジェクトボタンの位置や押し心地がちょっと微妙で使いづらそうかな?あと謎だったのがFDの挿入口。最初、どこにあるのか分からずに店先で探すこと3分。なーんかフロントパネルに滑り止めらしい突起があったので力任せに(笑)下にずらしてみると、FDスロットが顔を出すという仕組みになってたんですね。まあ、CD-RWがついているのでFDの出番は滅多にないから隠しておいてもいいか、見栄えもその方がいいし、という考えなんでしょうけどあんまり親切ではないですね。「もしかして今回からFDDなしで必要な人はLXみたいにPCVA-UFD1でも買え、ってことなのか?」とか思ってしまいました。

謎だったのがRX52。果たしてマザーがJと共通なのか否か、という点はすごく疑問だったのですが、展示機を見てみるとマザー上にオンボードのアナログディスプレイ端子はあるものの、AGPスロットがあると思われる位置のブラケットにDVIコネクタが存在しているんです。これはどういうことなんでしょうね???AGPスロットにグラフィック機能のないDVI出力専用のボードが挿さっているのか、あるいはマザー上にDVI出力のジャンパがついていてそこから引っ張り出してブラケットだけつけてあるのか・・・。実際マザーを見てみないことには分かりませんが、けっこう謎です。そういえばJ15のマザーを見たときにも謎の「VIDEO」とシルクプリントがなされた未使用のジャンパがあったので、これと関係あったりして?と邪推してみたり。ともかく何か情報をお持ちの方、教えてください。

そうそう、ショップに行ったついでに6/15発売の「WorkPad c505」も予約してきました。6/16にはオフ会のために大阪に行く予定(仕事が入らなければ)なのでそれまでには確実に手に入れたいんですが、Visor Edgeがなかなか入荷しなかった前例があるからなあ。ちょっと不安ではありますが。


[ rival & survival ] 2001/05/23(Wed)
IBMがThinkPad 240/i1124の後継機「ThinkPad i Series s30」を発表しました。
ニュースリリース
http://www.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/2001/05231
製品情報
http://www.ibm.com/jp/pc/thinkpad/tpis3015/tpis3015a.html
PC Watchの記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010523/ibm1.htm
MYCOM PC WEBの記事
http://pcweb.pc.mycom.co.jp/news/2001/05/23/11.html
一昨日のIntelのモバイル向けプロセッサの発表会場にてパネル展示されていた噂の新ThinkPad。やはり予想通り240/i1124後継のB5サブノートでしたね。超低電圧版Mobile Pentium III 600MHzにXGAな10.4型液晶、標準バッテリで6.5時間駆動と最近のモバイルサブノートの中でもなかなかのスペックですが、注目はやはりそのキーボード。B5ジャストサイズながら18.25mmのフルサイズキーボードを搭載するために、キーボード部だけが本体からせり出しているという一風変わったデザイン。486時代の名機「710」シリーズは本体を開くとキーボードが広がるという、通称「バタフライキーボード」(正式名称:「TrackWrite」)というギミックを備えていましたが、このs30はギミックこそないもののその「バタフライキーボード」を彷彿とさせるデザインになっています。
液晶側も閉じたときにこのはみ出しキーボードを覆う形ではみ出したデザインになっており、このはみ出し部に無線LAN機能を内蔵(無線LAN搭載モデルのみ、他にEthernet/IEEE1394搭載モデルあり)しています。対応機器がまだほとんど出揃っておらず、しかも今後バージョン1.1が出たときの互換性に関して不透明なBluetoothを搭載するよりも普及が進みつつある無線LANを搭載してきたのは質実剛健なIBMらしいというか。Bluetoothは面白そうだけど、まだまだこれからといった印象が強いですからね。実際私の仕事でも無線通信のハードウェア絡みの仕事ではBluetoothは製品が出てきていないからとりあえず無線LANを採用、といったケースもありますから。
本体カラーは従来のi Seriesで使われていた安っぽいグレー系のブラックから一新して「ミラージュブラック」。VAIO QRのような光沢のあるブラックのようですが、明らかに指紋だらけになりそう。これはどうなんでしょ。
総じて、デザインはかなり好き嫌いの分かれるところだと思いますが、PenIIIのパフォーマンスと長時間駆動、使いやすいキーボードを備え、無線LANとEthernet/IEEE1394を選択できるこのモデルは実用という意味ではけっこう魅力のあるモデルなんじゃないでしょうか。ま、買いませんが(笑)。

これと同時に待望のWorkPad c505日本語版も発表に。
製品情報
http://www.ibm.com/jp/pc/workpad/wp15/wp15a.html
ケータイWatchの記事
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/05/23/c505.htm
ZDNetの記事
http://www.zdnet.co.jp/mobile/palm/news/0105/23/01.html
まあ仕様はPalm m505と同一なので今更取り立てて書くこともないんですが、ちょっと驚いたことに日本語版はモノクロモデル「c500」はなくカラー液晶のc505のみ。まあ実売\5,000しか違いませんし、特にハイエンド指向の強い日本ではc500の方はあまり売れないだろう、という判断なのでしょうね。
発売は6/15(金)。とりあえず夏ボ決定だな(笑)。

IBMからはB5ジャストサイズのサブノートでしたが、シャープからも新モバイルノートが発表、話題になっています。
http://www.sharp.co.jp/products/pcmt1/
まずはちょっと「PowerBook G4」にも似た超薄型B5ファイルサイズノート、「PC-MT1-H1」。厚み16.6mm〜19.6mmという極薄筐体はB5ノートでもやや厚みが増す方向にあったここ最近のサブノート市場でもかなりインパクトは強いはずです。初代PCG-505と並び称される三菱電機の名機、初代「Pedion」の18mm厚には敵いませんが、そこはしっかりとカタログページにも「12.1型液晶を搭載したノートパソコンにおいて最薄・最軽量」との断り書きがあります(笑)。
Pedionはその薄さ故にキーボードはクリック感が無いに等しいゴム製キーボードでしたが、PC-MT1はなんと3mmのキーストロークを誇っています。サブノートPCではどうがんばってもせいぜい2mm、というのが通説だったキーストロークを、この薄さでどうやって実現したか?といえばそれは新機構・ポップアップ式キーボード。本体を閉じているときは沈んでいるキーボードが、液晶を開くと自動的に持ち上がってくる仕組みになっています。これならば薄い本体でもキーストロークを犠牲にしなくても済むわけですねー。まさにコロンブスの卵的発想。キーボードやギミックにはこだわりのあるIBMやソニーのお株を奪うこのギミック、かなり興味深いところではあります。
スペック的には超低電圧版Mobile Pentium III 500MHz、HDD 20GBと他メーカーの最新モデルには見劣りしてしまう上に、メインメモリが増設不可の128MB固定でWindows Meモデルのみ、ってちょっとナメてんじゃないの?と言いたくなるようなものですが、モノとしては気になります。とりあえず展示機は触っておかないとね。

あともう一つ、MebiusシリーズにもCrusoe搭載モデル「PC-SX1-H1」がラインナップ。
http://www.sharp.co.jp/products/pcsx1/
もはや珍しくもなくなったCrusoe搭載サブノートですが、このPC-SX1も割とスタンダードなCrusoeノート。ちょっとぽてっとした感じと若干チルトアップする本体は少しVAIO SRを意識しているのか。SDとスマートメディアのデュアルスロット搭載はちょっと目新しいですね。あとこのクラスのノートには珍しく(A4サイズでもかなり珍しいですが)USBポートを3つも備えています。IEEE1394端子こそないものの、実用を考えるとこちらの方が嬉しいですね。強烈なインパクトはないけどなかなかツボを押さえたマシンであるといえます。ただこのクラスなら敢えてCrusoeでなくとも低電圧版Pentium IIIくらいでも良かった気がする・・・。
いずれにせよ、PCG-505のスマッシュヒットを受けて発売された「PC-PJ1」以来インパクトの強いモバイルサブノートがなかったシャープですが、ここにきてまた力を入れてきているといえるのではないでしょうか。

ThinkPadにしろMebiusにしろ、PCとしてのスペックはさておきキーワードは「キーボード」であると言えます。モバイルPCとしての基本である「長時間駆動」「小型軽量化」「パフォーマンス」がある程度満足のいくレベルに達してきた今、次にフォーカスの当たる部分は小型化を推し進める上で犠牲にされてきた「使いやすさ」なのかもしれません。そしてそれこそが各メーカーがそれぞれの哲学と技術力を発揮し、個性のある製品を作り出す上で最も重要なポイントなのではないでしょうか。
CrusoeやIntelの超低電圧版CPUによって製品のバリエーションが増え、ユーザーの選択肢もそれだけ多くなったサブノートPCの分野ですが、PCG-505で先鞭をつけたソニーは今後どのような形でライバルメーカーに対抗していくのか。何やらSony StyleでのPCG-SR1Mの販売価格が\129,800とか妙に安くなっています(SR9M/Kも\219,800と異様に安い)が、そろそろSRも丸1年、ということでフルモデルチェンジがあるのかもしれません。評判の悪かった本体カラーを変え、バーゲン価格で売り切って次のモデルチェンジに備えているのか、あるいはSR1でも次はXGAを搭載するために余っているSVGA液晶をさばききってしまおうという魂胆なのかは分かりませんが、無印505もN505もググッと安くなったモデルの次はフルモデルチェンジだったので今回も怪しいのではないでしょうか。この価格に魅力を感じる人は飛びついて問題ないとは思いますが、もう少し待ってみても大丈夫、という人は今回は「待ち」なのかも・・・。


[ C101S ] 2001/05/22(Tue)
auのソニー製端末「C101S」に不具合が発覚。
http://www.au.kddi.com/info/infoa/info05.html
Yomiuri On-Lineの記事
http://www.yomiuri.co.jp/02/20010521ib29.htm
ケータイWatchの記事
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/05/21/c101s.htm
ZDNetの記事
http://www.zdnet.co.jp/news/bursts/0105/22/sony_cdma.html
C101Sといえば、当時の日経BPの記事
http://www4.nikkeibp.co.jp/NCC/nccnews/ncc526.html
にもある通りauの前身IDO(地域によってはセルラー)から発売されたシングルモードcdmaOne端末の初代機。VAIOカラーを纏っての登場で、VAIOユーザーの間で評判になった一台。当時DoCoMoの「SO206i」を使っていた私もかなり本気で乗り換えを考えさせられた端末です。そのC101Sがどうやら当時の設計ミス(IDO側の設計書通りにソフトウェアを開発しなかった)により、7月からスタートするauの新しい通信方式に対応できずに一切のサービスが受けられなくなる、という不具合が今回明らかになったわけです。
ソニー製端末といえば、ここのところDoCoMoの「SO502iWM」および「SO503i」での相次ぐ不具合発覚(しかもかなり重大な)で悪いイメージがつきつつあった矢先。今回の不具合発覚で「またかよ」と思った方も少なくないと思いますが、今回の問題は今までとはちょっと事情が違います。
DoCoMoの2機種での不具合は、どちらかというとDoCoMoが発売を急かした(SO503iなんて予想よりも1ヶ月以上早く発売されました)ことが不具合を抱える大きな原因の一つになった可能性が高い上に、その後のDoCoMoの対応の方がむしろ開発元であるソニーよりも問題視されていました(特に私はしていました)。確かに開発元であるソニーにも重大な責任はありますが、あまり供給メーカーを意識させないような売り方をしている以上は顧客向けの責任はDoCoMoが負うべきであろう、と私は考えていました。同様の機能を持った端末はauからも同時期に発売されていたのにそちらは特に不具合騒ぎが無かったこともその一因ではあります。それが、これまで大丈夫だと思われていたau端末での不具合。DoCoMoの不具合発表がユーザーやメディアに騒がれてからの不誠実なものだったのに対し、auの発表とその後の対応ががしっかりしたものであった(ソフトウェアの不具合修正には窓口にて10分程度のアップデートサービスを受けるだけで済む上に、他機種への機種変更も手数料無料で行ってくれる)のが更にDoCoMoとの対応の違いを浮き彫りにした格好です(とはいえ、auがいつの時点からこの不具合を把握していたかは分かりませんが)。
2年以上前の旧い端末であるので、最近のDoCoMo端末の不具合とは直接関係がないとも言えますが、それでもソニーの携帯開発チームは明らかに「ソフトウェアの開発能力が低い」と言わざるを得ません。ソニーは「ハードの人員をソフト開発に移すなど、再発防止のために開発強化を図る」とコメントしていますが、どうなることやら。間もなく出るBluetooth端末「C413S」はちょうどその谷間に当たるので、何らかの不具合を抱えていないという保証はありません。今秋設立されるエリクソンとの合弁会社・ソニーエリクソンになってどの程度「ちゃんとした」携帯電話を作ってくれるのか、ネガティヴな期待を抱かずにはおれません。ケータイのキホンは「通話」と「電話帳」なんですから。本当に、頼みますよ・・・。


[ PCG-SR9M/K ] 2001/05/21(Mon)
Intelからいろいろ発表になってます。
ニュースリリース
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2001/010521a.htm
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2001/010521b.htm
http://developer.intel.com/design/pcn/Processors/D0001163.pdf
PC Watchの記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010521/intel.htm
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010521/intel2.htm
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010521/intel3.htm
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010521/intel4.htm

まずはSECC2版Pentium III製造中止のニュースから。
1997年にSECC版Pentium II 233/266/300MHzを発表してから約4年、途中SECC2にパッケージを変えながらも(そういえば初期CeleronのSEPPなんてパッケージもありましたが)1GHzまでクロックを上げてきたSlot1。これで事実上の終焉を迎えることになりました。私もSlot1はPentium II 350MHz(400MHzにクロックアップして使用)→Celeron 300AMHz(PPGAをSlot1に変換して450MHzにオーバークロック、Dual化して使用)→Pentium III 1GHzと約3年にわたってお世話になってきました。しかもPenIII-1GHz化したR70改なんてまだ現役バリバリですしね。
こうして見るとSlot1ってかなり息の長いプラットフォームでしたね。大抵CPUソケット(スロット)なんて1〜2年で規格が変わるものですが、Slot1はSocket370(FC-PGA)に主役を明け渡しながらもここまでがんばってきました。
というわけで事実上1.0GHzがSlot1 Pentium IIIの最高かつ最後のクロックということになりましたが、徐々に市場からも製品が消えていくと思われるのでSlot1版の旧Rシリーズをお使いで更なる延命をお考えの方はちょっと急いだ方がいいかもしれません。今なら1GHzで約\3万ですから悪くないと思いますよ。但しRx0/Rx1世代のマザーは載っているコンデンサによってはCoppermineコアのPentium IIIに対応できないことがあるのでご注意を。

次はXeon。大容量のL2キャッシュを備え、4Way以上のマルチプロセッサにも対応したサーバ向けCPUとしてPentium II Xeon、Pentium III Xeonとシリーズを重ねてきたこのシリーズが今度はPentiumシリーズのサブブランドではなく新たに「Xeon」シリーズと位置付けが変更に。
ま、一般ユーザーにはあまり関係のない話で。(^^;

最後はモバイルCPU。
発表されたのは、超低電圧版Pentium III 600MHz、低電圧版Pentium III 750MHz、超低電圧版Celeron 600MHz、低電圧版Celeron 600MHz、Celeron 800MHzの6種類。1GHzに到達したため今後Tualatinの登場まではクロックが上がらないであろうノーマル版Mobile Pentium III/Celeronの発表はなく、全てが低電圧版あるいは超低電圧版プロセッサでした。中でもやはり注目は超低電圧版プロセッサ2種でしょう。超低電圧版Pentium IIIが600MHz台に乗っただけでなく、超低電圧版初登場のCeleronの方も同じく600MHz版が。これで超低電圧CPUを搭載したサブノートのラインナップの幅が広がることが期待されます。クロック数では667MHz/FSB133MHzに達しているCrusoeには及びませんが、実パフォーマンスでは当然のごとくPentium III 600MHzの方が確実に上。Intelの公式コメントの通り「Crusoeの2倍のパフォーマンス」というのは多少割り引いて考える必要はあるにせよ、モバイルでスタミナとパフォーマンスの両方を同時に求めるビジネスユーザーには超低電圧版Pentium IIIの方が支持されそうです。
同時に発表会場ではIBMが未発表の新型ThinkPadのパネルを公開しているそうですが、これはやはり超低電圧版Pentium III/Celeronを搭載したThinkPad 240Z/i1124の後継機種でしょうね。小型のボディと十分なキーピッチを両立させるために、かつての「バタフライキーボード」を彷彿とさせる本体からせり出したキーボードを備えているようです。うーんこれは実用性はともかく見た目的にやっぱりX20の方が良さそうかなあ。X20だってバッテリ駆動で3時間は持つし。

この低電圧版Mobile Pentium III 750MHzの発表を受けて「PCG-SR9M/K」の詳細仕様と発売日も発表されています。
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/spec_pcg_sr9mk.html
これまでのSRシリーズは通常版Mobile Pentium IIIを搭載していましたが、今回から低電圧版を採用したことによりバッテリ駆動時間が延びています。とはいえカタログ値で0.5時間とそれほど大したことはありませんが(^^;やっぱり現状では液晶やHDD等の消費電力も削ることができないとこれ以上の低消費電力化は難しいのかもしれませんね。
発売は5/26(土)。ってもう今週やん。

ついでにPCV-LX82/BP、LX52/BPの発売日も今週末(26日)に前倒し。
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/lx_release0521.html
GigaPocket搭載のLX82G/BPとLX52G/BPは当初の予定通り6/2(土)発売のようですが、こちらはGigaPocketの玉数が揃っていないとかその程度の理由でしょう。ひょっとするとこの5/26発売のモデルが店頭で入手可能なOffice XP搭載PCの第一号になるのかな?
発売延期は勘弁してほしいですが、前倒しは嬉しいものですよね。え?ボーナス前に売り切れたら困るって?(笑)


[ トラブル ] 2001/05/20(Sun)
やばい。

C1VJの電源コネクタ、かなり脆そうだなーとは前々から思っていましたが、やっちまったっぽい。
FERIOでナビしててそのまま家に持ち帰ったんですが、そこでACアダプタに接続しようとしたところ挿さらない!(汗)。
よーく見てみたら、コネクタ内部のプラスチックが割れているではないか!?何故に???(→写真:故障箇所破片
とりあえずその場は破片を取り除いて一応挿さるようにはなりましたが、電源プラグが抜けやすくならないか、ショートしないか、不安でしょうがない。
私は別にAC周りを乱暴に扱っていた覚えもないし、特にコネクタに負荷がかかるような使い方もした覚えはないのですが、けっこう頻繁に抜き差ししてはいたので樹脂疲労(?)の可能性はあります。元々C1X/VおよびN505のACコネクタは脆そうだから頻繁に抜き差ししたらすぐに磨り減るんじゃないか、薄型化のために仕方なかったとはいえ明らかにこれは設計ミスだろう、と思っていたので「ああ、やっぱり来たか」というのが本音だったりします。
というわけでこの際修理に出そうかと思っているんですが、VCLの対応ってあまり気に入らないからなあ。カーボンルックにしちゃってるし・・・。ハードウェア的には特に手を入れていないので増設メモリさえ外せば問題ないとは思うんですが、液晶パネルを一度バラしてるんで「液晶部の不良です」とか言われてまた\10万とかふっかけられてもたまらないし。一応まだ保証期間内なので無償なはずなんですが。でもとりあえず修理には出してみるつもり。
というわけで、どなたかその辺の事情に詳しい方、メールください。


[ C413S ] 2001/05/19(Sat)
ここ2日間はニューモデルでそれどころではなかったのですが、一昨日auからソニー製Bluetooth内蔵携帯電話「C413S」が発表されました。
ZDNetの記事
http://www.zdnet.co.jp/mobile/0105/17/tanmatu.html
MYCOM PC WEBの記事
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/05/17/05.html
ケータイWatchの記事
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/05/17/c413s.htm
いよいよ出てきましたねーBluetooth内蔵携帯電話。H"に先んじてauから出てきましたが、これでもう技術的には可能なことが立証されたのでBluetooth H"の登場も間もなく、と考えていいでしょう。
今のところこの「C413S」に対応するのはVAIOノートPCG-SR9G/K、SR9M/K、C1VRX/K、C1VSX/Kの4機種のみ。しかもそれぞれBluetooth用ソフトウェアのアップデートが必要、と初物だけあって敷居は高いです。Bluetoothのバージョンも1.0B+CEなので今後1.1が出てきたときの対応状況がどのようになるかも不透明、と必ずしも良いことばかりではありませんが、この機種はむしろ「出てきたことに意味がある」と言えるのではないでしょうか。
携帯自体は256色半透過STN液晶に16和音FM音源と、Bluetooth以外には取り立てて目立った部分もありませんがジョグダイヤルとPOBoxにはハマる人が続出するのは間違いないですね(私はちょっと重いので最近使っていませんが)。なんかC413ベースのGLAYモデルも発売予定などそれなりにauさんも力を入れているみたいですが、どれくらいヒットするのか。私はストレートタイプの方が好みなのでそこはいいんですが、全体的なデザインがあまりパッとしないなぁ、という気がしないでもないです。バイオレットカラーの方はVAIOカラー(XRとかR505とかの色)だけど結局組み合わせられるのは白いSR、C1と新しい青SR、というのがなんか皮肉ですねー。
おそらくBluetooth端末はすぐにDoCoMoも追随してくると思われますが、私はどうしようかなあ。最近不祥事続きだし、SO503iは結局回収になるし、この際なんとか返金してもらってauに乗り換えてしまおうかなーと少し思ってます。あぁ、また悩ましい。

そういえば、夏に開始されるauのJavaサービスの正式名称が「ezplus」に決定したそうですね。
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/05/17/ezplus.htm
なんかiアプリ(というか端末へのJavaの実装時点での)バグのせいでケータイでJava、というのはイマイチ信用ならないもののような印象が強くなってしまいましたが、auの方は大丈夫なんでしょうか?まあ、現時点でDoCoMoと同等のデザイン・性能を持つ端末を多数発売していながらDoCoMoと同じような不具合が出ていないのでその辺の検証は少なくとも焦っているDoCoMoよりはちゃんとやっていそうなイメージはありますが。
いずれにせよ、ゲーム程度しか使いようのないJavaが現在の携帯に本当に必要なのか?という根本的なところを一度問うてみたいものです。なんかもっとこう実用的なキラーアプリケーションでもあれば・・・。

ちなみにC413Sはezplusには非対応です。

オーディオテクニカがメモリースティック、SD/MMCの3メディアに対応したUSB接続のカードリーダ「ATC-RW22」を発表。
http://www.audio-technica.co.jp/products/pc/atc-rw22.html
WorkPad c505を狙っている私ですが、SDカードリーダを持っていなくてどうしようかと思っていたところです。おそらくc505をクレイドルに挿すことでSDカードリーダとしても使えたりするんでしょうが、やっぱり専用のリーダは1個持っておきたいですからね。メモステリーダは別に必要ありませんが、でもこのリーダ1個で用が足せるのは便利ですし。サイズはほぼFDと同じくらい、と決して小さくはないけど許容範囲かな。MGや著作権保護機能付きSDに対応してくれればベストなんだけど、とりあえず必要としてないし・・・というわけでほぼ買い決定。
でもそろそろこのテの製品、アイ・オーメルコあたりから出てきてもおかしくない頃ですよね。もう少し様子を見てみようかな?


[ 2001/夏モデル発表! (2) ] 2001/05/18(Fri)
本日のColumnは昨日の続報ということで、ニューモデルレビュー・ノート編をお送りします。
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/products_0517.html
http://www.jp.sonystyle.com/Style-a/Newline/

まず、私が「今シーズンは絶対フルモデルチェンジがある!」と断言してはばからなかったXRシリーズですが、まだ何も出てきていません。それどころかBizTechの記事
http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/pc/130545
によると、どうやらXRは打ち切り、そしてXRのラインはFXシリーズに統合、とのことです。って、本当に!?
でも他のメディアの報道でも同じようなニュアンスで書かれているので本当のようなのですが、本当にXRはないのでしょうか??XRが欲しいと思ったけどモデルチェンジするらしいからしばらく待ってみよう、と思っていたユーザーは諦めてFXでも買えとでも???
確かにXRとFXではスペック的にオーバーラップする部分というのは多いので、どちらかに統合してスッキリしたい部分もあるでしょう。しかしXRとFXにはユーザーの求めるものが違う、要するに相容れないというか相互補完的な位置関係にあるものだと思っていました。なのでこの報道には本当にビックリです。開発が遅れているとか、Tualatin Pentium IIIのリリース待ちでまだ出してこれない状況、というだけなら分かりますが夏モデルではFXに統合って・・・。未だに信じられません。
しかし、「バイオノートXRと同様に個性的なデザインを持つ新モデル」が秋以降に出てくるとすればTualatin搭載、Windows XPプリインストールPC第1弾という冠で出てくる可能性は高いですね。

VAIO FX PCG-FX90G/K, FX77G/BP, FX60G/K, FX55G/BP, FX33G/BP, FX11G/BP
http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/PCOM/PCG-FX77G/
http://www.jp.sonystyle.com/Style-a/Catalog/01s/Fx/
で、このFXシリーズ。ハイエンドがPentium III 850MHz、Windows Me機ってなんじゃらほい!?これでXRのラインと統合なんて言えるの???と言いたくなるような内容。確かにローエンドのFX11G/BPを除く全てのモデルでコンボドライブ搭載というのは分かるけど、いくら何でも850MHzにWinMeでXRの流れを受け継ぐとはあんまりじゃないかなー。一応Sony Style限定でWin2000モデルのFX90G/KとFX60G/Kを出すとはいえ、やっぱりまだまだSony Styleでの販売はニッチ市場に入るレベルのものですし。一体何考えてんだか>ソニーさん
米国市場向け「PCG-FX290」(現時点では何故かカタログページのラインナップから外れているように見えますが)にPentium III 1GHzを搭載してきたことを考えると、XRと一本化するからにはこれくらいのスペックできて当然という気もするのですがこれを積んでこなかったということはPentium III 1GHzの供給が安定していないのか、本気で売る気がないのかのどちらかでしょう。XRに関する報道はもしかしてXR後継機種の開発が夏商戦に間に合わなかった言い訳なんじゃないの?とか勘繰りたくなってしまいます。案外Pentium III 1HGz搭載Win2000モデル「FX100G/K」とかあるいは後継機種をTualatinのリリース直後に投入してくるとか、何か「隠し球」を用意しているような気がしてなりません。というか用意してるんでしょ?>ソニーさん。用意してなかったらユーザーは納得しませんよ。

まあ、それはそれとして、今シーズンのFXシリーズ。「今度のFXは絶対Mobile Athlon 4/Duronで来る!」と予想していたにも関わらず、Duron搭載はローエンドのFX11G/BPのみ。しかもコンボドライブではなくDVD-ROMドライブという点を除けばCeleron 700MHzのFX33G/BPとかなり被っているという不可解さ。とりあえずローエンドにDuronで低価格機(QRと同程度かむしろ安いくらい?)を投入して市場の反応とMobile Athlon 4/Duronの安定度を伺おう、という姿勢のように見えます。そしてハイエンドには旧XR9Z/Kと同クロックとはいえ1GHzが出た今となっては珍しくも何ともないPen3 850MHz。今日び850MHzなんてR505にだって載ってますよ。というかこれだったらXRを買おうと思っていたユーザーの多くはR505R/GKに流れるんだろうなあ。

VAIO QR PCG-QR1S/BP
http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/PCOM/PCG-QR1S/
QRは特に変わり映えはなし。順調にスペックアップしてきてます。初代QR1はともかくCD-RWを搭載したQR1Eになってからググッとお買い得感の増したこのシリーズですが、今回もなかなかお買い得感高し。但しこのデザインが好みの人や「見た目はさておき安けりゃいい」という人向けですが。
同程度の価格帯にFX11G/BPが入ってきそうな雰囲気ですが、DVD-ROMドライブよりもCD-RWの方が利用価値は高いと思います。次期モデルあたりではQRでもコンボドライブになるんでしょうねえ。

VAIO R505 PCG-R505R/GK, R505R/AK, R505/ABW, R505/ASP
http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/PCOM/PCG-R505RGK/
http://www.jp.sonystyle.com/Style-a/Catalog/01s/505/
4月に出たばかりのR505シリーズはごくごくマイナーなアップグレードに収まっています。モデルチェンジの際は型番が「R505G」「R505GR」などになりそうなことを考えると今回のモデルチェンジは昔の505EXに対する505EX/64のような位置づけなんでしょうか。変更点としても、R505RのHDDが20GBから30GBに増強され、R505プリインストールのOfficeがOffice 2000からXPにアップグレードされただけ。これなら初代に飛びついたユーザーもあまり悔しくはないですね。おそらくHDDは東芝辺りでしょうから、今後出てくるであろうIBMの流体軸受HDDあたりに交換すればR505R/GKより性能的には上になりますし。
本当はBluetoothくらい積んできてほしかった気もしますが、開発したばかりの筐体にSRやC1のようなBluetoothボタンを後付けにされてもナンだし。
やはりドッキングステーション付属のR505R/GKはまたしばらくの間慢性的な品不足が起こりそう。今のうちから予約するなどして確実に手に入れたいところでしょうね。

VAIO SR PCG-SR9M/K, PCG-SR9M/G, PCG-SR1M
http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/PCOM/PCG-SR9M/
http://www.jp.sonystyle.com/Style-a/Catalog/01s/Sr/
ほぼ不発に終わったと言っていい今回のVAIOノートのモデルチェンジの中で唯一の目玉といえそうなのがSRシリーズ。いきなりのボディカラー変更です。従来のやや安っぽい白からGTに似た深いブルーへ。これならば多少は質感も良くなることでしょう(触った感じはおそらく同じでしょうが)。これくらいの質感ならわざわざカーボンルックにしなくても許せる範囲かな?(笑)うん、でも良いかも、このブルー。これだったら私は「欲しい」と思えますね。最初からこうしてくれれば良かったのに・・・。従来のカラーがあまりに不評だったから変えてきたんでしょうか。ひょっとして次期C1もこの色になったりするのかな?でもそうなるとSRホワイトで発売された周辺機器類は立場無いですよねー。
スペック自体はSRもほとんど変わり映えはしていません。強いて言えばHDDが30GBに増強されたことくらい。低電圧版Pentium IIIは今のところ750MHz止まりですし。Bluetoothはぼちぼちローエンドモデルにも載ってくるんじゃないかと思っていましたが、今回は保留。もしかしてBluetooth 1.1が立ち上がるまではこのまま様子を見ようという魂胆なのかもしれません。Infostickもまだ動きがありませんし・・・。
SR9M/Kのスペックで一部「PCG-SR9M/Kに関する未決定の仕様(5月17日現在)および発売日は、決まり次第、VAIOホームページでご案内いたします。」となっていますが、ほとんどの仕様は明らかになってしまっています。スペック表から未決定と思われる部分があるとすれば、バッテリ駆動時間周りでしょうか?新バッテリ採用で更に長時間駆動とか・・・。

今回のSRで注目はやはりSony Style限定モデルである「PCG-SR9M/G」でしょう。限定カラー「Verde lucido(ヴェルデ・ルーチド)」を纏っての登場。Sony Styleによると「イタリア語で『磨き上げられた緑』の意味。今年、日本におけるイタリア年(2001年)にちなみ、イタリア国旗の中で『自由』『美しい国土』を象徴する色、グリーンをボディカラーに採用。」とのことですが、本当のところは「今度のSRでもやっぱり限定カラー出さないとねー」「何色にしようか?」「うーん、黄色と黒はやったし、今度は緑かなー(←緑色好きのスタッフ)」「緑かー。悪くないけど何かもっともらしいエピソードつけたいよね」「なんだろう・・・植物・・・じゃ芸がないしな・・・国旗の色とか?ブラジル?イタリア?バングラデシュ?」「なんか今年は『日本におけるイタリア年』らしいよ(←たまたま新聞を読んでたスタッフ)」「それだ!」とかいうやりとりが開発室内であったかどうかは定かではありまませんが(笑)、大方そんなところじゃないかと勝手に想像しています。
SR9M/Gの「Verde lucido」はSR9C/BKの「アクアポリッシュ ハイグロスブラック」とマツダとの共同企画で1台だけ世に出たスペシャルチューンSRの「サンバーストイエロー」に次ぐ3色目。サンバーストイエローこそ非売品でしたが、SRでのSony Styleオリジナルカラーモデルはほぼ恒例となったとも言えます。こうなると次は真っ赤に塗ってTU-KATK03よろしくフェ○ーリレッドとか、実はシャ○専用でノーマルモデルより3倍速い(←オイ!)とかいうのを期待してしまいますね。そしてイエローモデルとブルーモデルを並べて信号機VAIOとか・・・夢は膨らみます(いみふめ)。サンバーストイエローもレーシーな感じで良かったのですが、R505をチャンピオンシップホワイトに塗って・・・とかベタなこともやってみてほしいですね。もちろんソニーロゴは赤で。
しかしSR9M/G(Gはやっぱり「グリーン」のGかな?)はハードウェアスペックこそSR9M/Kと同等ですが、BluetoothはついてないしWinMeモデルという中途半端さ。SR9C/BKのときはちゃんとWin2000モデルだった上に標準で128MBのメモリを搭載とハードウェア的なアドバンテージもあったのですが、このSR9M/GのスペックだとPCとしての魅力には欠けますね。どうも今シーズンのVAIOはどのモデルでもWin2000とBluetoothにはいきなり消極姿勢になったような・・・。どうしちゃったんでしょうか?>ソニーさん。それはともかくとして、今回はどうやら数量限定ではないようなので(特に難しい塗装技術を使っているわけでもないみたいですし)入手は比較的容易でしょうね。

VAIO C1 PCG-C1VSX/K, C1VS/BW
http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/PCOM/PCG-C1VSX/
「夏には・・・」と言い続けてきたTM5800は結局間に合わずじまい。最終的にHDDの増強とC1VRのT5400からC1VSのTM5600への変更程度に収まってしまいました。うーん、期待外れ。時期的にBluetooth 1.1には当然間に合うはずもないし。C1VS/BWでは付属ドライブがCD-ROMからCD-RWに変更になっていますが、WinMeマシンなので端から期待できないし・・・。と今回はかなりがっかりなC1ですが、C1VJユーザーとしてはこの程度に落ち着いてある意味ホッとしていたりもします(笑)。Win2000も入ったし、今度HDDを30GBに換装すればまだまだ最新モデルには引けを取りませんからね。
これだけつまらない(失礼)アップグレードで済まされてしまうと早速次期モデルが気になるところ。秋にはTM5800を載せてきてほしいところですが、C1Xが3代で終わってしまったことを考えると今度のモデルでいきなり筐体変更があってもおかしくありません。さすがに超低電圧版Mobile Pentium III採用は考えにくいですが、少なくともSRのようにボディカラー変更くらいのことはしてくるんでしょうね。
同じCrusoe搭載のGTシリーズはやはり1代限りの実験モデルだったみたい。パーキャスTVのノウハウがC1への置き土産、だったのでしょうか。あとSRの本体カラーと(笑)。

VAIO本体は以上ですが、今回周辺機器としてワイヤレスLANスターターキットの新モデル「PCWA-A200C」が追加されています。
http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/PCOM/Acc/PCWA-A200C/
従来モデル「PCWA-A100C」からの変更点としては、アナログモデムポートが無くなったかわりにPPPoEに対応したところです。PPPoE(PPP over the Ethernet)というのは(私もそれほど詳しくないのですが)その名の通りEthernet経由でPPPを利用するもので、EthernetをADSLに接続する際には必須とも言える機能。Sony Styleでは「Ready for Broadbandプロジェクト」なんてものをやってますが、こういったPPPoE対応機器のようなxDSLやCATV、FTTHに対応したものをリリースして初めてBroadbandなんて言えるんだと思うんですけどね。
しかし相変わらず難産なBluetoothに比べて無線LANは好調のようで。そもそも両者は想定されている用途が必ずしも同一でない(無線LANはネットワーキングに特化していますが、BluetoothはPCや周辺機器、あるいは機器同士の接続用途もあります)のでどちらが良いとは一概には言えませんが、現状ではやはり無線LANの方が普及度・実用度という点で1歩リードしているのは間違いないようです。

と、2日間に渡ってざっと見渡してみた今シーズンのVAIO。言い忘れていましたが、今シーズンのモデルはOffice搭載モデルは全てOffice XP、かつ全機種でWindows XP Ready PCとなっています。有償ではあるもののWinXPへのパスが用意されているというのは「買いか、待ちか」を迷っているユーザーにとっては購入を後押しする材料になってくれるでしょう。しかしWinMeモデルは少なくともWinXPがリリースされるまでの間は不安定なMeを我慢して使い続けるか、自分なりにWin2000環境を作ってやる必要があるわけで、それを考えると今回の「Win2000モデルのないシリーズがある」というのはかなり不可解というか。3月に発表されたVAIO事業の2分割と関係がありそうな気がしないでもないのですが、それはさて置いても今回のモデルには少なくとも3つくらいの隠し球を持っていそうな気がします。ボーナスが出たからといって慌てて買うと損をするかもしれないので、購入希望の方は慎重に見極めた方が良いでしょうね。でもRX72KとJ20Gは「すぐにでも買っていい」と太鼓判を押したいですが。ね、社長(謎)。

最後に関連記事リンクを載せておきますので参考にしてみてください。特にASCII24の記事は力入ってます。
ASCII24の記事
http://www.ascii24.com/24/news/hard/article/2001/05/17/626103-000.html
http://www.ascii24.com/24/news/hard/article/2001/05/17/626103-001.html
http://www.ascii24.com/24/news/hard/article/2001/05/17/626103-002.html
http://www.ascii24.com/24/news/hard/article/2001/05/17/626103-003.html
http://www.ascii24.com/24/news/hard/article/2001/05/17/626103-004.html
http://www.ascii24.com/24/news/hard/article/2001/05/17/626103-005.html
PC Watchの記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010517/sony1.htm
ZDNetの記事
http://www.zdnet.co.jp/news/0105/17/vaio_note.html
MYCOM PC WEBの記事
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/05/17/17.html
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/05/17/18.html

参考文献:「Dの嘘」
http://d-uso.com/
(無断リンクごめんなさい!>壇つなさん)


[ 2001/夏モデル発表! (1) ] 2001/05/17(Thr)
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/products_0517.html
http://www.jp.sonystyle.com/Style-a/Newline/
予想通り出てきましたね、2001/夏モデル。ここ数日間これを楽しみに生活していた人もいるのではないでしょうか?(笑)。このColumnでも恒例になったニューモデルレビューですが、今回も早速いっときましょー。初日はどちらから始めるか迷ったのですが、デスクトップの方が面白そうなので(笑)今日はデスクトップVAIOのニューモデルレビューです。

VAIO RX PCV-RX72K, RX62K, RX52
http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/PCOM/PCV-RX72K/
早くも第3世代目となったRXシリーズ。順調に「究極のオールインワン」としての最終地点に近づいているような気さえします。Win2000モデル2機種にPentium 4 1.7GHz、1.5GHzで来たのはほぼ予想通りでしたが、今回の目玉はRX72KのDVD-RWドライブ採用。今まではせっかくのDV編集環境とGigaPocket搭載機なのに、リムーバブルメディアがCD-RWじゃねえ、という感じだったのがこれで解決できますね。というかこれで更にRXのビデオ編集機色が強くなってきたというか。これ1台でDVからの取り込み、編集、ビデオへの書き出し、DVD-Rのオーサリングまで完璧にできちゃいますよ。どうです?>社長(謎)。
DVD-RWの採用はかなり衝撃的でしたね。ソニー自身書き込み可能なDVDメディアとしてはDVD+RWを開発していたはずじゃないの?と思いますが、まあ市場の流れからいってこのままDVD-R/RWに落ち着きそうなのを受けての決定だと思います。しかもちゃんとCD-R/RWも焼けますしね。ただこの場合書き込み8倍速・書き換え4倍速とRX62Kよりも劣ることになりますが。それにしても「今年はDVD-Rがブレイクする年になる」とは思っていましたが、ひょっとするとこのRX72Kが火付け役になるのかもしれません。
というわけでこのDVD-RWのインパクトが強すぎて、DDCD-RWはどこへやら。全く載せる気配すらありませんでしたね(^^;おそらくはVAIO関連の事業部とPC周辺機器の事業部(※ソニーはカンパニー製を敷いていますが)の方針が一致しなかった、というかDDCD-RWに魅力がなかったのでしょう(笑)。このまま消えていってしまうのかなあ。出たばかりだというのに。
RX72Kのおかげで他のモデルの影が薄くなってしまっていますが、RX62Kもいいマシン。というかRX71Kそのままっぽいですが・・・。実にこのクラスのマシンが普及価格帯にまで下がってきたんですね。でもPen3-1GHzのRX61Kもなかなかにお買い得だと思うので、RX62Kが出た後の在庫処分がけっこう狙い目かもしれません。
RX52は意表を突いてAthlon 1GHz搭載。これにはちょっと驚かされました。SiS730Sチップセット搭載ということはまず間違いなくJ15と同じマザーなんでしょうが、AMD系CPUを使うとなるとますますJシリーズとの差別化が難しくなってくるのでは?まあ、Pentium IIIプラットフォーム(というか現状のi815マザー)は今後アップグレードパスがほとんどない状態なので、とりあえず今回はAthlonで押さえておいて、あとは今後のPentium III/Celeronの動向次第で変えてくるのではないか?と思っています。ひとつあり得るのは夏以降に出荷されそうな0.13μm版Pentium III、コードネーム「Tualatin」。これかTualatinベースのCeleron(来年登場予定)をローエンドに持ってくるとRXとJの性格付けがはっきりしてくるのですが、どうなんでしょう。RX5xだけのためにTualatinマザーを開発するというのも現実的ではないような気はするし。かといってWillamette(現行Pentium 4)やNorthwood(0.13μm版Pentium 4)ベースのCeleronが出るという話は今のところ全くないし。先は見えないのですが、後述のJシリーズがGigaPocket・コンボドライブ搭載できてしまったのでこのままではRX52の立つ瀬がないわけです。i815マザーならばAGPカードで3D性能を拡張できるよ、という言い訳はできたのですがマザーが同じで機能がほぼ同じとなるとRXはどこへ行ったらいいのか。逆にJシリーズの箱に入れて「Jのハイエンド」で売ってしまった方が楽なんだろうけど。
とちょっと不可解な点もないではないRXシリーズですが、それはさておきDVD-RW。これは秋から年末にかけてのトレンドになってくる可能性もありますから、今や「市場の動向を握った」と言っても過言ではないVAIOが真っ先に搭載してきたことは大いに意味があることですよね。このDVD-RW搭載RX72K、さっそくAV Watchにレビュー記事が出ているので要チェック。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20010517/zooma10.htm

VAIO LX PCV-LX92G/BP, LX82/BP, LX52G/BP, LX52/BP
http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/PCOM/PCV-LX92G/
春モデルでは大きくラインナップが混乱してしまったLXシリーズ。今シーズンはさすがに整理してくるだろう、と思っていましたが案の定整理してきました。でも、整理しすぎやろ!それ!!
・・・おっと失礼。ついアツくなってしまいましたが(笑)それにしても整理しすぎ。だってWin2000モデルがないんですよ?1台たりとも。しかも全モデル仲良くPentium III 1BGHzでお揃い、ペンタブレットとGigaPocketのある・なしで選ぶだけという簡潔明瞭なラインナップ。何もここまでしなくても・・・というくらいにスッキリしちゃってます。しかしWin2000モデルがないとは・・・。
実はこれには裏があって、Win2000モデルのための「何か」が用意されているのではないかと睨んでいます。そう、TualatinコアのPentium III。LXのWin2000モデルにはこのTualatinを載せてプレミアつき(Adobe Premiereじゃないよ)で出してくるんじゃないか、と。もしかしたら最近噂されている「CoppermineコアのPentium III 1.1GHz」かとも思ったのですが、、LXはFSB 133MHzなので1.1GHzはないですね。Tualatinの正式発表後にWin2000モデルをリリースしてくる可能性は高いと思います。
その他、LXで目新しい点といえばコンボドライブ。これはある程度予想(というか希望)通りでしたね。これでGigaPocketとペンタブレット液晶を擁するLX92はある意味最強の省スペースPCになったと言っていいでしょう。Win2000でないのが惜しいですが、それはTualatin搭載モデル待ち、ということで。

VAIO J PCV-J20G, PCV-J20
http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/PCOM/PCV-J20GV7BP/
http://www.jp.sonystyle.com/Style-a/Catalog/01s/J20works/
RX72Kに続いて今回かなり驚かされたのがJシリーズ。だって上位機種J20GではGigaPocket搭載ですよ。実売\18万でテレビまで見られちゃ、他メーカーのテレビパソコンは敵わないでしょう。CPUだってDuron 900は十分すぎるし、メモリも128MB標準装備、40GB HDDにコンボドライブ(但し書き込みは4倍速止まり)ともうお客さん買ってやってよ、と言わんばかりのスペック。女性受けしそうなキュートなデザインから打って変わってモ○ルスーツみたいになった筐体(笑)は多少好みが分かれるかもしれませんが、確実に「買い」なマシンと言えます。というかこれにWin2000が載ってたら間違いなく買ってると思うわ。
本当にこれでRX52との棲み分けが難しくなりましたよ。というかこれだったらRX52というモデル自体要らなくない?そのくらい今回のJの出来は良いです。
シリーズ名が変わってくるだろうと思いましたが意外にもJ20になりましたか。まあJXだとちょっと高級機っぽいイメージになるので、イメージの差別化を図るために敢えて「X」は付けずに20にして逃げたか・・・という感じです。でも実際GigaPocket搭載モデルはJXと呼んでもおかしくないモデルだと思いますね。
しかし、今はまだWin2000とWinMeで根本的に差別化できるからいいけど、WinXPでOSがNTカーネルに統一されたらマジでJは買い。というかそしたら本当にRXのローエンドの立場がなくなる・・・。
今回のJはSony Style限定モデル「WORKS」シリーズがあるのが目玉。メモリ256MBが標準でディスプレイはオプションという、2台目以降のPCとして、カスタムベースマシンとしての用途にはうってつけですね。ただヨドバシやビックのようにポイントがつかないのが難点ではありますが・・・。そろそろ「ソニースタイルポイントカード」作りません?そしたら買いまくるのに(←ォィ)。でもそろそろソニーもSony Styleの使い方が分かってきたな、という感じ。明日のノートVAIOの回にも書くつもりですが、Sony Styleならではという製品の出し方がちょっとずつ分かってきたようです。これであとは搭載するドライブやカードの銘柄をある程度選択できるようになればかなりSony Styleの利用価値も上がると思うんですが・・・でも何はなくともまず「ソニースタイルポイントカード」だな(笑)。

んで、MXシリーズが今回は忘れ去られている格好になっていますが、やっぱりモデルチェンジを控えての沈黙なのでしょう。今回同時発表がなかったということは、やはり夏のTualatinの発表を待っている、と考えるのが妥当な線でしょうか。安易にAthlonなんかを積んでRXの筐体のカスタム版で出してこないあたり、相当こだわって作っているんじゃないかと期待させてくれますね。予想されるスペックとしてはやはりMDLP対応にコンボドライブ(あるいはツインドライブ)、GigaPocketは確実でしょう。もしかしたらMGメモステスロット搭載もあるかもしれません。個人的には何とかセパレートコンポタイプの復活を望みたいですが、どうなることやら。
とりあえず、もう少し待ってみましょう。

それにしても今回のデスクトップは全機種コンボドライブ(RX72Kも事実上のコンボドライブ)かー。もうそれが当たり前の時代なんですね。そして今年後半はDVD-RWが来るんだろうなー。
でそのDVD-RWドライブですが、非搭載機種向けにもi.LINK接続の単体ドライブ「PCVA-DRW51」が発売されます。
http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/PCOM/Acc/PCVA-DRW1/
対応機種はWin2000/MeプリインストールのGigaPocket搭載機種、ということなのでかなり限定されますが、それでもi.LINKでお手軽にDVDオーサリング環境が整うのは魅力ですよね。なんとか非対応機種でも動かないものかな。実売\10万はDVD-RW単体ドライブの相場ですが、i.LINKなものは今のところほとんどないので良いかも。しかしマシンの新調を考えている人にとってはRX72Kの方が確実にお買い得なのは明白です。いっとかないと>社長(謎)。
しかし\10万かー。って早速お金の勘定をしている自分が怖い・・・(^^;

そんなところで本日の新製品レビュー・デスクトップ編を締めたいと思います。最後に関連記事へのリンクをば。
ASCII24の記事
http://www.ascii24.com/24/news/hard/article/2001/05/17/626100-000.html
http://www.ascii24.com/24/news/hard/article/2001/05/17/626100-001.html
http://www.ascii24.com/24/news/hard/article/2001/05/17/626100-002.html
PC Watchの記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010517/sony2.htm
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010517/sony3.htm
ZDNetの記事
http://www.zdnet.co.jp/news/0105/17/vaio_desktop.html
MYCOM PC WEBの記事
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/05/17/07.html


[ Viam ] 2001/05/16(Wed)
ソニーがメモリースティック対応DVDカーナビ「"Viam" NVX-M7000」およびMGメモリースティックオーディオユニット「MGS-X1」を発表しました。
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200105/01-0515/
メモリースティック対応DVDナビは一足先にアルパインから「DVD N099」が発売されていますが、コンセプト的にはこれと同じようなもの。PC上で作成した位置情報や経路情報をメモステ経由でナビに取り込む、というのが主眼のようです。しかしメモステの本家ソニーらしく「GTREX」や「Navin' You」といったアプリとの連携が取れるようになっていたり、カーナビの液晶モニタでCyber-shotやHandycamで撮った画像や動画を再生できるようになっていたりします。「DVD N099」でのメモステはイマイチ活用範囲が狭くて魅力に欠けるものでしたが、これくらいのことができるようになれば多少は利用価値も増えるというもの。わざわざクルマでデジカメの写真を見るか?という疑問はさておき(笑)、GTREXはこういう遊びが好きな人にはなかなかソソるものがあるのではないでしょうか。
しかし、メモリースティックによって「NVX-M7000」に付加された機能って、PCカーナビにはもう当然のようについているものなんですよねー。専用機もようやくPCナビに追いついてきたか。ふっふっふ(謎)。しかしこうなってくるとますます汎用機であるPCと専用機との境目が曖昧になってきますね。
でも、せっかくメモステスロットをつけたんだからもう一声、MGメモステスロットにして音楽再生に対応してくれれば良かったのに、と思っているのは私だけではないでしょう。

「MGS-X1」の方はカーオーディオで初めてメモリースティックに対応したユニット。MP3 CD-Rを除けばシリコンオーディオに対応した初のユニットでもあります。しかも通常のカーステのような1DINタイプではなく小型の外付けユニット。ちょうどメモステウォークマンを車載型にしたとでも言えばいいでしょうか。いずれメモステ対応デッキは出てくるだろうけど、もうFERIOのダッシュボードは1DIN+1DINで埋まってしまったしメモステオーディオなんて使わないからいいや、と思っていたんですが、これだったら私のFERIOにも入ってしまうじゃないか!これは危険すぎる・・・。
とはいえ、MDLP環境を揃えてしまったので特にメモステオーディオ環境があるわけでもなし(C1VJで録音はできるけど)、とりたててメモステオーディオが欲しいとは思っていないのでしばらくは様子見かな。それにメモステは小さいので、走行中にメディアを入れ替えようとしてつい落としてしまったら・・・と思うと。でも実物を見たら欲しくなってしまうのかもしれません。

米IBMが新世代Palm「m500/m505」のIBM版「WorkPad c500/c505」を発表しました。
http://www2.ibmlink.ibm.com/cgi-bin/master?xh=clFf4l1vV880aa1USenGnN9332&request=announcements&parms=H%5f101%2d134&xfr=N
http://www.pc.ibm.com/us/workpad/tour/c5/
なかなかWorkPad版が出てこないので、m505のWorkPad版を狙っている私はやきもきさせられましたが、やっと出てきました。モノ的にはm500/m505を黒くしてIBMロゴを入れただけなので別段目立ったところもありませんが・・・。
米国では早速発売されているようです。IBM製品は割と発表即日出荷というパターンが多いので、c500/c505日本語版もそうなる可能性が高いですが、いつ出てくるんでしょうか。5月も中旬に入ったというのに下旬発売のはずのm500/m505日本語版の正式な発売日が決定していないことからも分かるように、どうやらm500/m505も遅れていて最悪の場合には6月までずれ込む可能性もあるんだとか。そうなるとWorkPadはもう少し遅れることになるんでしょうか。
私としては早く欲しいところなんですが、最近クルマのウーファーが欲しくなっているのでお金が足りない!6月の給料日まで遅れてくれると却って助かったりします(笑)。
でもしろクリEdgeには悔しい思いをさせられているからなあ。早く欲しいことには欲しいですねー。

DDI Pocketが6/1より噂の料金固定PHSパケット通信サービス「AirH"」を開始します。
ニュースリリース
http://www.ddipocket.co.jp/news/h130516.html
MYCOM PC WEBの記事
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/05/16/14.html
ZDNetの記事
http://www.zdnet.co.jp/mobile/0105/16/ddi.html
「AirH"」はセイコーインスツルメンツ製の専用カード型PHS「MC-P300」で利用可能なサービスで、料金完全固定の32kbpsパケット通信コース「32kパケット方式」と準定額制(25時間まで\5,800/月固定、以降は従量制)の「フレックスチェンジ方式」2コースがあります。フレックスチェンジ方式はというのはベストエフォート方式の32kbpsパケット対応版ともいえる方式で、回線状態が良いと64kbps回線交換方式で接続し、回線状態が悪くなると32kパケットに落として接続を確保するというやり方。
私も料金固定PHSには興味はありますが、今のところ32kbpsではあまりメリットを感じないのでしばらくは様子見しようと前にも書きましたが、128kbpsのサービスが始まったら乗り換えかな。しかし、今後「C@rdH"64 petit」のようなCF TypeII型PHSはリリース予定があるものの、通常の電話型端末は予定なし。うーん、なんかまた悩みそうな予感。


[ Mobile Athlon 4 ] 2001/05/15(Tue)
AMDが本日(米AMD昨日)モバイル向けの新プロセッサ「Mobile AMD Athlon 4」および「Mobile AMD Duron」を発表しました。
ニュースリリース
http://www.amd.com/japan/news/prodpr/nr21025.html
ZDNetの記事
http://www.zdnet.co.jp/news/bursts/0105/15/amd.html
PC Watchの記事
http://watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010515/amd.htm
ASCII24の記事
http://www.ascii24.com/24/news/tech/article/2001/05/15/626036-000.html
BizTechの記事
http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/gen/130173
当初は2001年初頭、と言われていたMobile Athlonのリリースですが、Duronの方こそ先に出てきてはいたものの本命Athlonはようやく、という感じですね。
コードネーム「Palomino」と呼ばれていたMobile Athlon 4は1G/950M/900M/850MHz、コードネーム「Morgan」と呼ばれていたMobile Duronは850M/800MHzというラインナップになります。これにより、今までほとんどと言っていいほどシェアを獲っていなかったノートPCの分野でもクロック数ではIntelに並んだことになります。
Palomino/Morganは従来のThunderbird/Spitfireとどう違うかというと、IntelのSSEと互換性を持った新命令セット「3DNow! Professional」を採用したほか、低電圧動作と(Intel SpeedStepやTransmeta LongRunに似た)PowerNow!という省電力機能を備えています。機能的にもIntelにぴったりくっついてきた感じですね。
不可解なのがAthlonのシリーズネームで、いきなり「Athlon 4」にまでバージョンが上がっていますが、これは初代Athlon(K7コア)、0.18μmプロセス版Athlon(K75コア)、L2キャッシュ統合版Athlon(Thunderbirdコア)に続く4代目のAthlonだから、ということらしいです。とはいえあからさまにPentium 4を意識してのことであることは想像に難くないですね。モバイル版ではPentium IIIよりも世代が進んでいることを印象づけ、いずれ出てくるデスクトップ版Athlon 4ではPentium 4に匹敵する性能であることをPentiumと同じ「4」という数字で強調しようとしているのでしょう。しかし、どんどん高クロック化を押し進めているPentium 4と同じ土俵で戦うことで、クロック数の相対的な低さがマーケティング上のネックとなってしまわないか?という懸念が残ります。確かに現在のThunderbirdコアのAthlon 1.33GHzでも実パフォーマンスではPentium 4 1.7GHzを凌駕していますが、クロックという数字のインパクトで言えばコンシューマにはPentium 4の方が強烈なのは言うまでもないこと。敢えてIntelを意識したネーミングをつけてくることはなかったのでは?というのが個人的な考えです。

ともあれ、Mobile Athlon 4。消費電力や発熱、およびパッケージングがSocketA用PGAパッケージのみであることを考えると、当面の間はA4オールインワンノートPCのみに搭載されてくることになります(SocketAですが電気的な互換性がないため従来のSocketAマザーボードでは動作しないようです)。ノートPC市場という視点から見ると、B5ファイルサイズ以下のモバイルノートは無視できない重要なマーケットですが、これらに合わせたMobile Athlon 4を提供するには更なる低消費電力・低発熱化とBGAパッケージの開発が不可欠になってきますから、オールインワンノート市場である程度Athlonの地位を確立できてからでないと難しいでしょうね。ミニノート向けには協力関係にあるTransmetaがいるから、というのもあるでしょうが。いずれにせよ、依然としてIntelの独占状態にあるB5〜B5ファイルサイズノート市場に喰い込むことができればかなり「オイシイ」ことは事実。早く開発が進んでくれれば我々としても面白いですよね。

このMobile Athlon 4/Mobile Duron搭載ノートは早速COMPAQHPから発売予定、という話ですが、間もなく発表になるVAIOにも搭載されてくることでしょう。やはりFXシリーズに。このCPUのラインナップからいくと、FX77x/90xでAthlon 4 1GHz、FX55xでAthlon 4 900MHz、FX11xでDuron 800MHzといったところでしょうか?FX11xは価格を下げるために(かつ、XRの後継とのスペック上の完全なバッティングを避ける意味でも)旧コアのDuron 700MHzというセンもあり得ますが。いずれにせよ、これでFXにAthlon/Duronという戦略できそうな気配が濃厚になってきました。おそらく発表は明日か明後日なのでしょうが、ニューモデルの発表に楽しみがひとつ増えましたね。


[ HEADPORTER ] 2001/05/14(Mon)
そうだそうだ、昨日書こうと思ってすっかり忘れてました(^^;東京に行ったついでに、原宿の「HEADPORTER」に行って来ました。
HEADPORTERというのは、藤原ヒロシ氏(私もそれほど詳しくはないんですが、ストリート系ファッションのプロデューサーというか、その道の人達のカリスマ的存在となっている人です。実は本業はミュージシャンらしいですが)がデザイン・プロデュースし、あの吉田カバンに製造を委託しているPORTERのアナザーラインとも言えるブランドです。ただでさえ高価なPORTERのバッグよりも更に高く、しかも少数しか生産されていないので入手も困難なブランド。販売は基本的に東京・原宿と大阪・堀江にある2店舗と電話通販しか行っておらず、それ以外の方法ではほぼ入手は不可能らしいです。本家吉田カバンもWebサイトはこんなの↓
http://www.jribc.co.jp/smc/yoshida/
しか持っていないのですが、HEADPORTERも同じくWebサイトは存在しません。インターネット通販くらいやってくれても良いのに・・・。
このHEADPORTERに何をしに行ったかというと、何度か掲示板の方で話題になっていましたが冬雪さんに教えていただいたHEADPORTERのオリジナルC1専用バッグ「C1-CASE」が欲しい!と思ったからなんです。吉田カバンの方の「スマートバッグCX」は悪くはないんですがイマイチ自分には使いづらいかなー、と思ったのでC1-CASEが良さそうなら買い換えようかな、と思ったので。高いけど。
この「C1-CASE」、PC関連の雑誌はもちろんVAIO関連のサイトですらほとんどと言っていいほど話題になっていないようですが、最近発売になったものらしく男性ファッション誌(特にストリート系)にはけっこう露出してます(そういえばスマートバッグCXもちょこちょこファッション誌に掲載されているみたいです)。サイズ的にはほとんどスマートバッグCXと同じらしいのですが、PDA用のポケットがついていたりと機能性は更に高いみたい。
で、はるばるショップまで行ってみたんですが。

売ってない。

発売されたばかりの人気商品(?)ということで「買えないかも・・・」と思いつつ行ってみたんですが、C1-CASEはおろか商品がほとんど何もない。というかむしろ棚しかないという状態。あったのはHEADPORTERでもなんでもない、マルイでも買えそうなPORTERの通常ラインのカバンが数点、ぽつぽつと置いてあった程度。マジで棚しかない。「ココハ棚屋デスカ!?」と何故かヱセアメリカ人口調でツッコミを入れたくなる程に(笑)もはや驚きを通り越して呆れてしまいました。それでも店内はなかなかの盛況ぶりで、商品もないのにごった返していました(笑)。
そんなわけでC1-CASEは買うことはもちろんのこと見ることすらできませんでした。欲しいは欲しいけど、ヤフオクで\40Kとかいった無茶なプレミアのついた金額を払ってまで買う気はないし、通販で購入するにしてもこれだけ高価なバッグを実物も見ないまま(ファッション誌に載っているほんの小さな写真を見た程度で)購入するのもちょっと気が引けるし、というかそれ以前に入荷日の通販窓口は電話が全くと言っていいほど繋がらないという話なので厳しそうだし、というわけで半ば諦め顔。PORTERだけに絶対モノはいいと思うんですけどねえ。
しかし、HEADPORTERのような希少価値の高いものほどダイレクト販売をやる価値は高いと思うんですけどねー。特に地方に住んでいる私なんかは「多少高くても買う」でしょう。直販考えませんか?>HEADPORTERさん、吉田カバンさん

それにしても、やっぱり私は原宿という街は好きになれないです。新宿や渋谷は学生時代からよく遊びに行っていたので多少ごみごみしていても嫌いではないんですが、原宿の異様な雰囲気というかあのセンスにはついていけないなー。


[ 上京 ] 2001/05/13(Sun)
掲示板等にはちょこっと書いていたのですが、小用で金曜の夜から上京していました。今、帰りの電車の中です。
そのついでと言ってはなんなんですが、ななちゃんを筆頭にいつものメンバーで飲んだり、ビーパークさんのところで噂のADSLを体験したりといろいろしてきました。ブロードバンドに関しては私は今までノータッチだったのでほとんど知らなかったのですが、ホントに速いですね。数値上(平均1.1Mbps)では速いとは知っていたものの、やはり体験してみるとその速さの違いに愕然とします。もうISDNなんてやってられねぇぜこんちくしょう、と言いたい。とはいえ私の地元ではまだADSLのAの字もない(富山市はもう来ているらしい)のでブロードバンドといえばCATVしか選択肢がないのですが、実家では親の反対にあって導入は難しそう。

引っ越すかな?

2年後くらいにはNTTのFTTH計画も本格普及を見せ始めるそうですが、ウチのような田舎に届くまでにはもしかしたら5〜6年かかってしまうかもしれません。あぁ、悩ましい。
そういえばDDI PocketがNTTのフレッツのような定額制サービスをH"で開始するようです。
http://www.sankei.co.jp/advertising/toshin/0105/12newsc_01.html
当初は32kbpsでのサービスのようですが、時期を見て128Kbpsへ帯域を広げる予定だとか。価格も\7,000固定(ISPの接続料金は別途必要)のようなので、事実上無線であることと128Kbpsという回線速度を考えるといい値段なのではないでしょうか。というかこのサービスが開始されたらフレッツ・ISDNなんて必要なくなってしまいますね。カード型端末のみの対応になりそうなのがネックではありますが、そこはそれ、帯域が広がって固定料金になるならPCGPSとの同時使用も我慢しようじゃないかというつもりですし、C1VJか505EXをルータ代わりにして当面はインターネットアクセスをPHSに集約してしまっても良いかもしれません。というわけで32kbpsの間は様子を見るつもりですが、128Kbpsに上がった時点で速攻乗り換えようと思っています。
そうそう、PHSといえば、今月から使っているKX-PH935SUSB-H64。悪くはないのですがやっぱりC@rdH"64にはやはり劣るようで、新幹線乗車中のハンドオーバーで切れまくり。特急以上の電車では使い物にならないようです。C@rdH"64はかなり電波は強い方だ、とは聞いていたので覚悟していたんですが、C@rdH"の強さに慣れきっていた私にはちょっと物足りなさは否めませんねー。とはいえ通常使用時にブチブチ切れるというSO503iの不具合みたいなことは全然なくて、単に「C@rdH"64が異常なほど切れなさすぎた」というだけなんです(笑)。改めてデータ通信を重視する方にはC@rdH"、勧めたいですね。

土曜日は秋葉原なんかにも行っていたんですが、3/末に物欲を大爆発(というよりむしろ大暴発と言った方がいいかもしんない)させて以来、あまり欲しいものがなくなっているので特に収穫はナシ。メモリが暴落と言っていい程値下りしている(PC133/256MBで約\6,500!)ので惹かれはしたものの今メモリは余り気味だし。とりあえず
ビデオキャプチャ/チューナユニットを物色して「やっぱり良いのがないなー」で終わってしまいました。キャプチャユニットはこの際自作機での使用は諦めて、「SmartVisionPro USB」をR70とC1で使う、という方向でお茶を濁そうかと思っています。多少不便でも使えれば良いので。でもどなたか「これだ!」というのがあったら教えてください。

明日からまたいつもの日々が始まりますが、来週は間違いなく新機種発表があるでしょうから、それを楽しみにしつつお仕事がんばりましょう。


[ A-spec ] 2001/05/12(Sat)
SO503iの不具合問題ですが、これまでの出荷約42万台全部の回収が決定したようですね。
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/01/whatnew0511.html
この情報が広まったのは昨日の夜になってからみたいですが、やはり一般誌やYahoo!に掲載されると反応が速いですね。そのこと自体はまあどうでもいいといえばいいんですが、回収後の対応がどのようになるのかが気になります。ちゃんと即代替機が提供されるのか、交換されるまでの1〜2週間の間携帯無しで過ごさざるを得ないのか、そこはけっこう重要でしょう。代替機にしろ改善機にしろ42万台分をすぐに揃えるのはいくらDoCoMoといえど無理でしょうし・・・。ともかくこれ以上ユーザーに不便を強いないような対応を期待したいものです。

GT3」、ハマったかも(^^;
というかそのリアルさに。面白いです。アニメ版「頭文字D」をプレイしている感じ、というかむしろそれ以上かもしれません。だって前作だとテクスチャ表現だったヘッドランプがちゃんとモデリングされてて、透過してるんですよ!感動。ときどき光の表現等にCG特有の無機質さを感じる瞬間こそあるものの、まさかここまで綺麗だとは思いませんでした。リプレイをビデオに撮って流してても、ウチの親くらいだったらゲームと気づかないかもしれません(^^;
私はレースゲームはやる割にそれほど巧くはないんですが、GTシリーズは実車がそのまま出てきてくれているので自己満足的楽しみ方ができるので好きだったりします。だって現実世界でS2000とかNSXなんて買えませんもん。そんなわけで、ロジクールから発売されているGT3専用コントローラ「GT FORCE」がちょっと欲しくなっています。というのも、以前銀座ソニービルに行った際にロビーでGT3体験版がプレイできたのですが、そこで確かBRIDESparcoのバケットシートにGT FORCEという豪華な環境でプレイして感動してしまったんですよね(運転はヘタでしたが(^^;)。さすがにゲームだけのために個人でしかも自分の部屋にバケットシート(個人的にはRECAROを希望)を設置できませんが(笑)でも欲しいなーと思っています。とはいえ今のTVゲーム環境といえば、音はミニコンポから出しているものの1993年物の14インチテレビというわびしい環境。21〜25インチクラスのWEGAも安くなってますが、結局デスク置きにできないのでGTマシン(笑)にはできないし、というわけでデスク置きになっているPCのCRTにアップスキャンコンバータかビデオキャプチャユニットで繋ぐかな?とか考えています。
そこで、というわけでもないのですが気になっているのが最近売れているというPC用ビデオキャプチャユニット。そろそろウチでも動画編集をやりたいなーとか思い始めているので、チューナ付きのビデオキャプチャユニットが欲しいといろいろ物色しているんですが、どうも決め手に欠けているというのが現状。当初アイ・オーの「USB-MPG2TV」を考えていたんですが気づいてみればWin2000未対応(現時点では)でしたし、それなら、ということで期待したWin2000対応のNEC「SmartVisionPro USB」はななちゃんが試してみたところVIA KT133チップと相性が悪く動作しないということだし(泣)、ビデオカード一体型のATI「ALL-IN-WONDER RADEON」やMatrox「Marvel G450 eTV」はMPEG-2エンコーダがソフトウェアだし、ほかにもバーテックスリンクなど各社からも出ていますが音声がモノラルのみだったりとどうも「これだ!」という製品がないんですよね。昨日発表になったカノープス「MTV1000」もカノープスだけあって良いんだろうけど高い(定価\49,800)し。R70内蔵のMPEG-2エンコーダの性能はあまり良くない(現行RXシリーズのエンコーダボードの性能はかなり高いらしいのですが)し・・・。SmartVisionPro USBが私の自作機で問題なく動作すれば万事OKなんですけどね。あぁ悩ましい。
どこかに良いキャプチャユニット(できればUSBかIEEE1394で外付けにできるハードウェアエンコーダを希望)ないでしょうか?知っている方、教えてください。


[ SO503i不具合再び ] 2001/05/11(Fri)
改良機への交換で一応の解決を迎えたかに見えたSO503iの不具合問題ですが、まだ終わってはいなかったようです。
http://news.yahoo.co.jp/headlines/nnp/010511/loc_news/10450000_nnpnws020.html
http://homepage2.nifty.com/so503i/
今度の不具合はJavaのセキュリティホール。詳細な不具合の内容については上記サイトをご覧いただくとして、簡単に説明するとiアプリのデータが他のiアプリから読み出せてしまうというもの。これとiアプリのアップデート機能を組み合わせることにより、悪意あるコードを含んだiアプリで携帯電話に入っている重要なデータを盗み出すことができるらしいのです。
私は改良機に交換して以来iアプリは使っていないので(交換以前もスターソルジャーしかやってませんが)特に気にしていませんでしたが、例の「SO503i情報掲示板」のサイトでは最初の不具合が問題になっていた頃からその存在が指摘されていた問題です。該当のサイトでセキュリティホールの公開検証を行っていたものが、今日になって西日本新聞とYahoo!ニュースに取り上げられました。今のところDoCoMoからは何の公式コメントも出ていないようですが、SO503iに限らずここのところのDoCoMoの姿勢からしてまだしばらくの間は何もないようですね。

実は、私のSO503iも改良機に交換はしたものの、通話品質の問題に関しては「本当に改良されているのか?」と疑問に感じていました。相変わらず頻繁に通話が途切れます。通話中に突然相手の音声が聞こえなくなって、しばらくの後に切断されるという症状です。もしかしたら自宅の電波状態が悪いのかもしれませんが、SO502iのときにはこういうことはありませんでしたし、N209iユーザーの妹がときどき家に帰ってきたときには何の問題もなく通話できています。どうもSO503iに問題があるように感じてならないのですが。
このSO503iの件については、製造元であるソニー側での問題も確かにあるのでしょうが、このColumnでも何度も述べているようにDoCoMoの姿勢を糾弾したい気がしてなりません。あまりネガティブな意見ばかり連ねたくはないのですが、それにしても約\3万という高いお金(だって私の給料の15%以上ですよ!)を払って端末を購入し、そして決して安いとはいえない通話料・パケット通信料をDoCoMoに納めているにも関わらずこの始末。私も情報産業に従事するものとして情報端末のバグはいくら取っても取りきれないものだ、ということはよく分かっていますが、それでもそのバグが発覚したら(特に今回のような重大な不具合の場合は当然)それを修正する、というのが企業のあるべき姿なのではないでしょうか?高い機械を売って、高い利用料を徴収したらハイ終わり、あとのことは知りませんよ、じゃあんまりだと思うんですけど。ユーザー(=「お客様」)ひとりひとりのことを考える、というのは商売の基本ではないのでしょうか?>DoCoMo幹部の方々。「FOMA」の試験サービスの申し込み受付も始まったみたいですが、そんなことはやることちゃんとやってからやってよ、と言いたいです。
何にせよ、個人情報の流出の可能性がある今回の不具合に関してはDoCoMoにはちゃんとした対応を見せていただきたいですね。携帯の不具合ひとつで人が死ぬことはない、とタカを括っているのだとしたら大間違い。個人情報によって人を社会的に抹殺できるくらい個人情報が重要なことはDoCoMoさんが一番よく分かっていると思うんですが。
ま、おそらくYahoo!にニュースが出たことによって、例のごとくZDNetをはじめとした他のニュースサイトにも報道され、やがて一般の報道機関にも伝播すればDoCoMoとしても動かざるを得なくなってくるでしょう。そのときに先日の改良機交換のような有り様だったら目も当てられませんが、どのような対応を見せてくれるのか見守ってみようではありませんか。
とりあえずSO503iユーザーの方は当面iアプリのバージョンアップは行わないこと、ですね。他の503iシリーズユーザーの方も一応気にしておいた方が良いかもしれません。

うーん、こないだ番号変わるときにいっそのことauに乗り換えてしまえばよかったかも、とちょっと思ってます。でもDoCoMo端末自体の将来には期待しているだけに、その期待を他のところで裏切らないようにしてほしいものですね。DoCoMoユーザーが不具合やその対応に関してあれこれ訴えているのは、それだけ期待しているということの顕れであることを肝に銘じていてください>DoCoMoさん。クレームがなくなったとき、それは本当に良いサービスを提供できたときか、ユーザーが離れていってしまったときかのどちらかなのですから。


[ GT3 ] 2001/05/10(Thr)
突然ですが、ここのところ久々にゲームにハマってます。
GWに発売になった、SCEIの「GT3 A-spec」とSQUAREの「FINAL FANTASY II」です。何故か連休が終わった今ごろになって購入して遊んでいるという始末。

GT3ですが、
素晴らしい!!!
マジで感動モノです。PS2の発売後ほどなくリリースされると言われながらも1年以上もの間延期を繰り返してきたGT3(当時のネーミング(予定)では「GT2000」)。かなりやきもきさせられましたが、これだけ待った甲斐はあったかもしれない?と思わせるだけの出来だと私は思います。GT2のときはそれなりにきれいではあったもののテクスチャで誤魔化している部分が多く(PS2ではなくPS向けタイトルだったのでマシンスペック上仕方ないのですが)それが興ざめさせる要因にもなっていたんですが、今回はほとんどテクスチャで誤魔化している部分がなく、かなり細かいところまでポリゴンで作り込まれています。ま、一見リッジVとそうレベルが変わらないように見えますが、実写を知っている分GT3の作りの方がどれだけ細かいか分かるというもの。お気に入りのクルマがあの精巧さで再現されるのは鳥肌モノかもしれません。
まだあまりやり込んでいないのですが、やっぱりGTシリーズだけあって「ゲーム的」というよりは実写の操作感とかそういったものに近い操作性が体験できます。ナムコのリッジシリーズがドリフト全開、走ることの「爽快感」を突き詰めているゲームだとすれば、GTはそれとは対照的に「ドライビングシュミレータ」に徹している感じ。さすがに走り込んでいる人に言わせればまだまだなのかもしれませんが、素人からすればけっこう雰囲気が出ていていい感じだと思います。シミュレータというくらいだからこのまま教習所のシミュレータとして入れたら楽しいでしょうが、そもそも教習所のシミュレータに車種選択とか改造とかライセンスとかはないので意味はないか(笑)。
とりあえずゲームスタート時の所持金が少なく、私の愛するホンダ車は買えないので(泣)最初に買うクルマをVitz RSとTRUENOの間で迷ったんですが、漢(おとこ)ならやっぱりハチロクっしょ、というわけで今ハチロクを駆ってます。とりあえずキホンということでハチロクでCIVIC EG6もぶっちぎったし(さすがに片手では無理ですが(笑))、賞金を貯めてCIVIC Type Rを購入したいところ。本当はFERIO乗りとしてはFERIO Vi-RSくらいはあると嬉しかったのですが、FERIO自体あまりレースに出るようなタイプではないので仕方ないかな。
私はレースゲーム好きな割にそんなに上手くないのですが、でもかなり楽しめそうなゲームです。とりあえず賞金で改造しているだけでもクルマ好きの心を満たしてくれるゲームかもしれない。

もう一つ、FF2です。昨年末にFF1のWonderSwanColor同梱版をオークションで手に入れたので本体はもう持っていたんですが、何故か購入したのはFF2・本体同梱版(笑)。いや、本体は持っているんで良かったんですが、なんかふと欲しくなっちゃって。FFファンとしては。このまま順調にFF3も本体買ってしまうんでしょうが(笑)、今後ゲームボーイアドバンスで出るといわれているFF4〜6が本体同梱版だったらと思うと怖いですねー。でもFF1のときは店頭で手に入らずオークションで探したにも関わらず、FF2は連休明けにも難なく新品が手に入ってしまいました。もしかしてあまり売れてないんでしょうか?>FF2本体同梱版
それはそれとして、FF2。FFは1と2以外はクリアしていたんですが、ある意味名作の誉れ高いFF2はやっとかねば、と思い購入してみました。当時としては斬新な、レベルアップのない熟練度システムや深い人間模様は子供ながらに興味深かったのですが、いかんせんゲームバランスが悪かったので序盤で諦めてしまった記憶があります。
こちらもちょっとだけやってみたんですが、やっぱり私はFF好きなのかもしれません。ゲームそのものにあまり興味を持たなくなって久しいですが、FFだけは「買わなきゃ」という気分にさせられてしまいますからね。

そんなわけで、私にとっての久しぶりのゲーム。GT3に至っては私がPS2と同時購入したリッジVから1年2ヶ月ぶりに購入したPS2専用ゲームだったりします。なんかなかなか楽しいゲームソフトがリリースされない感のあるPS2ですが、こういったところから少しずつでも良いので面白いゲームが出てくると良いんだけどなあ。だってゲームソフトじゃなくてLinuxキットばかりが8分で売り切れるほどの大人気、って本末転倒でしょ。


[ 夏モデル大胆予想2001 (2) ] 2001/05/09(Wed)
昨日の続き、今日はノートVAIOの夏モデル予想企画です。

PCG-XRシリーズ
この半年ほど、夏には出るぞ出るぞ、と言われ続けてきたXRシリーズのメジャーチェンジモデルがいよいよ今シーズンお目見えするはずです。シリーズ名は「ZR」らしい、というまことしやかな噂まで流れていましたが、個人的には「ZRはR505シリーズの発表前の通称だったのでは?」(米国では「Viper」と呼ばれていたらしいですが、日本では「ZR」と呼ばれていたのでは・・・だって、XRやSR、QRの流儀を踏襲するとZ505の後継が「ZR」になると考えるのは自然でしょう)というのが個人的な考え。本当に「ZR」になる可能性はあるにしろ、こればっかりは実際発表になるまで分かりませんね。
スペックは間違いなく最上位機種でMobile Pentium III 1GHzを搭載してくるでしょう。日本におけるVAIOノートのフラッグシップなので当然というか。メモリ128MBにコンボドライブは確実でしょうが、気になるのはHDD。モデルチェンジ直後のプレミアムモデル、ということでハイエンドにはIBMの最新HDD「IC25T048ATDA05」を載せてきてくれれば、容量、パフォーマンス、静粛性の点で文句はないのですが、出たばかりのドライブなので玉数が足りるかどうか。だめだったら東芝の30GB「MK3017GAP」辺りが堅いところでしょうか(それだとちょっと面白味に欠けますが)。静かなマシンで優雅にDVD鑑賞、と洒落込むためにも是非IBMの流体軸受HDDを採用していてほしいですね。
あとXRの後継ということで当然のごとく気になるのはそのギミックでしょう。当時としてはかなり斬新だった「フラッシュサーフェイスデザイン」「インタークーラーフラップ」「ステンレスメカキー」「ジョグダイヤル」に代わる(あるいは更に発展させた)ギミックや機能をどれだけ満載してくるか、は注目されるところです。R505で採用されたセンタージョグの搭載が現実的にあり得るとは思いますが、XRでのインタークーラーフラップは1GHzの発熱にもまだ余裕で対応できそうですし、ステンレスメカキーのタッチの良さも定評が高いので、これらを超えられるインパクトを持ったギミックをどれだけ用意してくるのか。

PCG-FXシリーズ
先日のUSソニーでの「PCG-FX290」および「PCG-FX210」の発表の後だけに動向が気になるFXシリーズ。先日も書きましたが、日本でのFXシリーズはMobile Pentium III 1GHzはXRに譲り、今後はMobile Athlon/Duronを採用して低価格戦略でくるのではないかと思います。また、FX77/FX55の後継ではコンボドライブが標準になるのではないでしょうか?そうなるとXR(の後継)との棲み分けが難しくなるでしょうが、むしろ他メーカーとの競合を考えると無理矢理にでもコンボドライブを載せて魅力を出したいところでしょう。
シリーズ名はやっぱり末尾にアルファベットを1文字追加して「PCG-FX77E/BPK」とか「PCG-FX77G/BPK」とかいったところかな。

PCG-QRシリーズ
なんかその安さと目新しいデザインでいつの間にやら市民権を獲得してしまった感のあるQR。PCG-QR1を喜び勇んで購入して1〜2ヶ月の間にCD-RW搭載のQR1Eが発表になってしまい泣いた人も少なくないでしょう。しかし今回は若干のスペックアップ程度(CPUがCeleron 700MHzになるとか、HDDが20GBになるとか)に収まるでしょうね。で、FXシリーズでのDuron戦略が無事離陸できた暁には、秋モデル以降でDuron搭載といった方向転換を行ってっくるのではないでしょうか。

PCG-R505シリーズ
何やら発売1ヶ月を待たずして生産完了、という噂の飛び交うR505シリーズ。私はR505は夏のモデルチェンジをせず秋モデルまで引っ張るだろう、と思っていましたが、噂が本当だと意表を突かれてしまったことになります。一足先に米国で発売されていたモデルなので、米国版のモデルチェンジと合わせた方が生産ラインが有効に使える、とかそういった事情があるのでしょう。
ただスペックアップがどの程度あるかは未知数、というかほとんど期待できないと思います。CPUなんかは特にしばらくの間はこれ以上は難しいでしょうし。無難なところでHDDに30GBを採用、といった程度でしょうが、流体軸受のIBM「IC25N030ATDA04」は時期的にまだ難しそうなので、やはり東芝ドライブのセンが無難でしょう。
というわけでそれほど大きなスペックアップもないでしょうから、R505R/DKに飛びついてすぐ生産完了になって「しまった!」と思っている人も、それほど悔しい思いをしなくて済みそうです。逆に買いに行ったら生産終了、と言われて物欲が空回りしている人(笑)は予約してでも欲しいでしょうが、そろそろ年末のWindows XPの声が聞こえてくる時期なので考えものですよね。個人的には下手にWinXPに手を出すくらいならWinXPのSP1が出るまで安定したWin2000で使っていた方がいいと思うのですが。

PCG-SRシリーズ
現行のSR9G/KでBluetooth内蔵PC一番乗りを果たしたものの、結局Bluetooth対応機器がほとんどないままイマイチ精彩を欠いているSRシリーズ。しかしこの夏は一転脚光を浴びることができるかもしれません。
ななちゃんをはじめ数名の方からタレコミをいただいているんですが、この夏はBluetoothが一気に普及の兆しを見せ始めるかもしれません。松下や東芝、ソニーを含む複数のメーカーがBluetooth内蔵と思われるauおよびH"端末を間もなく投入してくるという話ですし、Infostickの製品版がいよいよ6月に出てきそうな予感。延期になっていたVAIO専用Bluetoothモデムステーション「PCGA-BM1」の発売も6月上旬、と6月はBluetooth対応機器が一気に揃ってきそうな感じです。しろクリのBluetoothアダプタや今月下旬の「Palm m505」のBluetooth SDなんかも同じタイミングで出てきそうですし。ただ、Bluetoothにはバージョンがいくつかあって、現行の「Bluetooth 1.0b」およびバグ修正版である「1.0b+CE(Critical Erata)」では製品間の互換性が完全には確保されていないので、近々出てくるであろう相互接続が保証される「Bluetooth 1.1」との互換性、あるいはアップグレードパスがどの程度あるか、そのあたりがはっきりしないとちょっと怖いかな、という気もします。しかし、新しい規格の黎明期にはいつもそうなのですが、互換性の問題と製品のリリースというのはニワトリとタマゴのような関係にあるものなので、とにかく製品をリリースしてユーザーを検証できる機会を増やさないことには何とも言えません。願わくはBluetooth 1.1後も旧1.0bユーザーに対する救済措置をメーカーには期待したいところです。
とかなり横道に逸れてしまいましたが、SRの次期モデルはまた順当なスペックアップ程度に収まるでしょう。そろそろWinMe/CeleronなSR1xにもBluetoothが搭載されてもおかしくはないと思いますが。

PCG-C1シリーズ
Bluetoothに関する話はSRとほぼ同じなので置いておくとして、注目はやはりCPU。どのCrusoeを搭載してくるか?に尽きるでしょう。私の知る限りTM5800に関する正式なリリースはまだないと思うので、C1Vの次期モデルに本当に間に合うのか?という懸念は多少ありますね。Crusoeというプロセッサ自体、歩留まりが思ったほど向上していない(=高クロックかがなかなか進行していない)という話なので、TM5800できたとしても当初は700MHz止まりなのではないかと思っています。そうなると600〜700MHzとクロックの幅が狭くなることになるので、Win2000モデルとWinMeモデルでの差別化が難しくなるのですが、そのあたりは現行モデルのようにCrusoeのファミリーを分けることで差別化してくるのではないでしょうか。Win2000モデルでTM5800 700MHz、WinMeモデルでTM5600 600MHz(即ちC1VJと同程度のスペック)、という風に。HDDは30GBが載るかどうか、といったところでしょう。

PCG-GTシリーズ
QRは順調に世代交代を続けていきそうに見えるのですが、その後何の動きもないのがGTシリーズ。かなりクセのあるマシンだけにソニーさんも実験的な意味合いが強いのでしょうが、そもそも後継機種のリリースはあるのでしょうか。もし今回モデルチェンジがなければ、PCG-C2GPSのように1代限りのモデルで終わってしまうかもしれません。まあ、活用できるユーザーはかなり限られているでしょうから仕方ないのですが・・・。しかし、パーキャスTVなどはC1シリーズにもフィードバックされていますから、製品としての存在意義はそれなりにあったのではないかと思います。
って、なんか勝手にこのシリーズ終わらせちゃってますが(^^;本当はどうなんでしょうね。

VAIOに限らず今シーズンの各社製品には新発売の「Office XP」プリインストールが目玉になりそうな勢い。パッケージ版は6/8発売ですが、それに先だって発売されるマシンには先行してインストールされてくるようです。早速東芝と松下からOffice XP搭載製品が。
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010508/toshiba.htm
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010508/pana.htm
オフィススィート製品はもはや(MS Office 97あたりから)かなり機能的にも煮詰まってしまった感もありますし、オフィスアプリがPCの主目的としての座をWebやメールといったアプリケーションに明け渡した現在、この「Office XP」でMSがどれだけ「経験」を我々に与えてくれるのか?ということには若干疑問を感じないではないのですが、それでもまだ「Windowsアプリの顔」としてのMS Officeの新製品がプリインストールされることに期待を抱くユーザーが少なくないこともまた事実。確実に今度のVAIOにも搭載されてくるでしょうが、この新Officeがインストールされない機種が他メーカーのOffice XPを搭載した同等モデルとどう戦っていくのか、傍観者としてはちょっと興味のあるところですね。

というわけで、2日間に渡って勝手に予想してみた今度のニューVAIOですが、当たるも八卦当たらぬも八卦、どうなるでしょうねー。ただ、来週には発表があることはまず間違いないはず。購入を考えている方もそうでない方も、楽しみに待ってみましょう。
私は、もしInfostickがC1VJで動かなければ夏ボで買い換えようと心に決めています。せっかくカーボンルック化したのにもったいないんですが・・・。


[ 夏モデル大胆予想2001 (1) ] 2001/05/08(Tue)
さて、連休も明けて1日経ちましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
ニューVAIOの発表まで(多分)あと1週間余りとなりましたね。さすがに連休明け一発目の発表はありませんでしたが、ニューモデル発表がかなり近づいていることは確か。そういうわけで、今日は間もなく発表になる2001/夏モデルがどのようになるか、Brown Sugar的に予想してみようと思います。それでは早速いってみましょう。

PCV-RXシリーズ
このところのIntelの急速なPentium 4へのシフトを受けて、RX72KとRX62Kの2モデルでPentium 4を搭載してくるのは確実でしょう。RX72Kは文句なくハイエンドの1.7GHzでしょうが、RX62Kは1.4〜1.5GHz程度でしょうね。RX52(WinMeモデル)はPentium III 1BGHz+i815チップセット、と今のRX61KをそのままWinMeモデルにしたようなスペックでくるはずです(グラフィック機能はi815内蔵でしょうが)。Celeronだとクロック数・実パフォーマンスでAMD Duronに劣ってしまうため、Jシリーズとの棲み分けを考えると前モデル同様Celeronモデルはないと思います。
あと気になるのはCD-RWドライブの代わりに先日単体ドライブが発売になったDDCD-RW、「CRX200E」の搭載があるかどうか、という点ですね。ソニーが本気でDDCDの普及を狙っているのならば当然載せてくるのでしょうが、どうなんでしょうか。CRX200Eのボディカラーが微妙に紫がかったシルバーである、という話なので、RXシリーズへの搭載を睨んだものなのではないか?と勝手に想像してはいますが。

PCV-MXシリーズ
初代「PCV-MX1」が発売になってから1年余りが経過し、4世代を経たMXシリーズ。そろそろフルモデルチェンジがあってもいい頃でしょう。個人的には筐体を変えて、マザーボードもRXシリーズと共通ではなく専用設計にしてきてほしいですね。
機能的にはMDLP対応デッキを搭載してほしいところ。あと、是非にもCD-RWドライブは搭載してほしいのですが、今のDVD-ROMドライブと同じスロットインタイプのCD-RWあるいはCD-RW/DVD-ROMコンボドライブは開発されていないため(というかCD-R/RWのライティングは埃の侵入にシビアなので、比較的埃の入りやすいスロットインタイプのCD-RWドライブは難しいと思います)、CD-RWの搭載があるとすれば筐体は変えざるを得ないでしょうね。しかしPCへのCD-RWの搭載は必須と言っても過言ではない現在、AV機能をウリにしたMXでCD-RWが搭載されていない、というのはもはや罪に等しいでしょう。なんとしても次期モデルでは搭載してほしいですね。
個人的には、MXシリーズ(の後継)にはMシリーズであったようなセパレートコンポタイプの復活を望みたい気がします。Win98搭載のMX1、MX2ユーザーへのWin2000アップグレードパスが皆無に等しいことからも分かるように、MXはソニー自体も購入時の構成そのままで使い続けることしか考慮していないのか、次々に旧モデルユーザーの切り捨てが行われている気がしてなりません。スペック的なアップグレードの余地の少ないオールインワンよりは、セパレートタイプにして本体が陳腐化したらコンポ部はそのままでPC本体のみを買い換え、MDやCD-RWデッキがMDLPやDDCD-RWのように多機能化したらデッキ単位で買い換え、という風にすれば旧モデルユーザーの救済にも一役買うのではないかと思います。新OSや新デッキには別途ユーティリティソフトの有償アップグレードで対応するという方針で。
私もMXシリーズは初代が発表になったときには「絶対買う!」と息巻いていましたが、Win2000へのアップグレードの道が閉ざされてしまったことと拡張性の低さがネックになってしまい、今ではどちらかというとこのシリーズには否定的になりつつあります。やっぱりMシリーズのときのようなセパレートタイプ、出ないんでしょうか?個人的にはタワー型筐体よりも制限の多いMシリーズの筐体の方が改造に関して「燃える」ものがある、というのも大きいのですが(笑)、それ以前にソーテックの「AFiNA AV」を見て「やっぱりこのスタイルの方がかっこいいなあ」と感じたのが大きいですね。
ともかく、フルモデルチェンジ、あるのなら期待したいです。

PCV-LXシリーズ
LXx1シリーズではラインナップがかなり混乱して、買う側も戸惑ったに違いないLXシリーズ。次期LXx2シリーズではもう少しラインナップを整理してくるのではないか?と予想しています。
一番現実的にありそうなのは、GigaPocketの搭載機種を広くする、ということ。ペンタブレット液晶機種以外のマシンにGigaPocketが載ってくれば、特に価格の安いLX32あたりはかなり売れると思います。これにDVD-ROM/CD-RWコンボドライブが搭載されればテレビも観れ、DVD-Videoも鑑賞できる省スペースPCとして魅力が増すと思うのですが、どうでしょうか?実際、現状のLXシリーズはGigaPocket搭載モデルとタブレットモデルを除けば、コンボドライブを搭載しているXRシリーズよりも機能的には劣ると言わざるを得ません。液晶の広さや操作のしやすさはさすがにデスクトップに分がありますが、それとて多機能さとノートの絶対的な省スペース性の前には霞んでしまいます。LXのLXらしい魅力を出すためには全モデルでタブレット液晶かGigaPocketの採用は必須だと思うのですが。そういった付加価値があった方が、ソニーさん的にも高く売れますし、ね。
スペック的には今のSiS630チップセットを採用している限りはこれ以上のスペックアップは難しいですね。かといってあの筐体ではPentium 4やAthlon/Duronの採用は難しい気がするので、今回はCPUはPentium III 1BGHz据え置きなのではないか?と予想しています。筐体の都合上チップセットにはビデオ機能内蔵のものを採用せざるを得ないのですが、Pentium 4用のビデオ内蔵チップセットはまだ出ていませんから、せいぜいあってもSiS730かVIA Appollo KM133にAthlon 1.2GHzや1.33GHz、というところでしょうがこれだと放熱や電源容量に難がありそうだし。私がLXシリーズの開発担当だったら、今回はCPUスペック据え置き、HDD容量アップ等でお茶を濁しておいて、次第にスペックよりも機能性か更なる省スペースの方向にシフトしていく、というストーリーかなー。

PCV-Jシリーズ
MXシリーズと同じく今回大幅なモデルチェンジがありそうなのがこのJシリーズ。といっても中身自体はPCV-J15でAMD Duron採用をやってしまったので、せいぜい筐体とシリーズ名変更程度に留まると思います。他のシリーズに倣って「PCV-JX10」という名称でくるのではないか?と勝手に読んでいますが、真相はソニーのみぞ知る、でしょう。
CPUは確実にDuron 900MHz、メモリは64MBでしょうが、HDDが更に大容量になるか据え置きかは微妙なセン。40GBでも十分な気はするのですが、60GBまで上げてくるのかどうか。
Jシリーズは安定してよく売れているみたいですが、GigaPocketの採用や省スペース化といったエントリユーザーに嬉しい改善があると更に売れると思います。このモデルでGigaPocketが採用されたら本命RXシリーズを喰ってしまうくらいに売れるでしょうが、棲み分けを考えるとそれは難しいかな。省スペース化、という観点でもL/LXシリーズが当初から筐体サイズを更にコンパクト化する気配がないことから考えると、VAIOの省スペースはデスクトップよりもノート(XR然り、FX/QR然り、R505然り)を据え置きで使ってください、という姿勢なのでしょう。

というわけで今日は次期デスクトップVAIOを占ってみましたが、案外おとなしめの変更が中心になると思います。注目は(あるとすれば)MXのメジャーチェンジですが、どういった方向で攻めてくるか。何の前情報もないだけに、「もしかしたら本当に何もないんじゃ?」と不安にならないでもないのですが、何か我々をびっくりさせてくれるようなモデルチェンジを期待してみましょう。
明日は次期VAIOノートについて書きます。


[ Libretto L1 ] 2001/05/07(Mon)
東芝がかつてのヒット作「Libretto」を1年半ぶりに復活、Crusoe搭載ミニノートとして「Libretto L1」を発表しました。
ニュースリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2001_05/pr_j0701.htm
製品情報
http://dynabook.com/pc/catalog/libretto/010507l1/
ZDNetの記事
http://www.zdnet.co.jp/news/0105/07/libretto1.html
http://www.zdnet.co.jp/news/0105/07/libretto_review.html
PC Watchの記事
http://watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010507/toshiba.htm
ASCII24の記事
http://www.ascii24.com/24/news/hard/article/2001/05/07/625722-000.html
MYCOM PC WEBの記事
http://pcweb.pc.mycom.co.jp/news/2001/05/07/10.html
Crusoeの発表当初からずっと噂だけはあったLibrettoの復活ですが、各メーカーからのCrusoe搭載PCのリリースが落ち着いたこの時期にようやく出てきましたね。ちょっと前からソニーばりのティザー広告はやっていたみたいですが。
Librettoの後継機種とはいえ、それまでのLibrettoシリーズとは一線を画す内容となっており、どちらかというとLibrettoの後継というよりは更にコンパクト化したDynaBook SS、とでもいうような出来になっています。1,280x600の解像度を持つ10インチワイドポリシリコンTFT液晶にDynaBook SSと同じキーピッチを持つキーボード、そして従来の「リブポイント」をあっさりと捨ててDynaBookと同じ「アキュポイント」を採用してきました。その他のスペックはCrusoe TM5600 600MHz、RAM128MB、HDD10GB、Savage/IXと決して最新ではないもののサブノートには必要にして十分なところ。
前作Libretto SSの頃にはカメラ付きミニノートとしてC1を意識した販売戦略が取られていましたが(USB接続のリモコンというコンセプトはLibrettoの方が先でしたが)、今回もカメラこそないものの「L1」というネーミングが明らかにC1を意識しているなー、という感じ。しかも縦600ドットでカメラなしのミニノートといえば、以前から比較的多くのVAIOユーザーがC1(あるいはその派生型ミニノート)に求めてきた仕様ではないですか。案外こっちに流れてしまう潜在的C1ユーザーって少なくないのでは?この仕様自体はかなり富士通LOOXに被るところはあるんですが、中途半端な流線型が好みの分かれるLOOXと違ってオーソドックスなL1は、C1やLOOXをはじめとしたミニノート(場合によってはモバイルギア等のH/PCも)の購入を考えている方にはかなり魅力的に映るのではないでしょうか?この仕様ならば本気でビジネス・モバイルとしての使用にも耐えると思います。C1を想定していると若干大きなサイズを持て余すことになりそうですが。
しかし残念なのは採用OS。WinMeモデルのみなんですねー。東芝によるとWeb上でWindows 2000用のドライバを提供する予定はあるようですが、やはり予めラインナップに入っていないことが障壁になるユーザーも少なくないでしょう。WinXPまでのつなぎ、という考え方もあるでしょうが、本気で売りたいならこういうところも考えなくてはね>東芝さん

というわけで、またしてもC1に強力なライバルが出てきてしまいましたね。もうすぐモデルチェンジがあるC1はどういうマシンで迎え撃つのか。そして、このLibrettoを東芝がどう売ってくるのか。楽しみなところではあります。


[ 2001: A Nagano Odessay ] 2001/05/06(Sun)
帰ってまいりました。

いやー満喫してきましたよ長野。なんかスキーシーズン後だし避暑シーズン前だし、って感じでちょうど人のいない時期だったみたいで、あまり人の多くないところに行ってのんびりしたかった私にはちょうど良かったです。自然と戯れてたくさん写真を撮ってくるという目的も果たせたし。
今日は長野オリンピックで日本選手団が大活躍したスキーのジャンプ台を見学に行ったあと、松川(実は富山まで流れ込んでいるんですねー)沿いに行って写真など撮りつつ自然を浴びてきました。そんなわけでちょっと写真をば。
ラージヒル斜面に萌える黄松川とアルプスたんぽぽ

今回の旅行は紙媒体の情報を一切使わずに、インターネット(Web、及びメール)から得た情報と口コミだけで宿から食事、観光に至るまで回ってきました。いわゆる21世紀的GWってやつ?(笑)ともかく、旅行というとついつい情報誌に頼りがちになるのですが、ネットで探す旅行っていうのもなかなか楽しいものですね。宿によってはネット予約割引があったり、食事のときに無料で生ビールが1杯ついてきたり、という特典もありますし。そんなわけで、運転中ふと路肩に停めてネットでつい周辺の情報を検索したりしつつ、という旅でした。今回の旅行でお世話になったサイトを2つご紹介しておきます。

菅平高原オフィシャルホームページ
http://www.sugadaira.com/

バーチャルタウン白馬
http://www.hakuba.net/


さて、そういうわけでGWも終わってしまうわけですが、連休が明けて新製品関連もぼちぼち夏商戦に備えようか、という動きが見えてくる時期になってきました。VAIOのニューモデル発表は昨年が5/16だったので、今年もだいたいその頃だとするとあと10日前後で発表があるに違いありません。聞くところによるとR505も既に生産完了して流通在庫のみ、という状態になっているらしいのでR505も早速モデルチェンジがあるのかもしれません。とはいえせいぜいHDDが30GBになる程度にとどまるでしょうが・・・。IBMの30GBの出荷がまだ始まっていないようなので、そうだとしたら東芝の30GBになるでしょうね。
とにかく、連休明け、見守ってみましょう。


[ 長野にて ] 2001/05/05(Sat)
えー、今長野です。
3日から今朝まで菅平というスキー場付近に滞在していました。特に目的もなくぼーっとしに来たという感じなので、ドライブがてら小布施という小京都チックな町を散策したり、付近の美術館(「無言館」という戦没画学生の追悼美術館です)を見て回ったり、真田幸村のお膝元・真田町で温泉に浸かったり、雪のないダボススキー場でぼんやりしたり、と割とのんびりとした時間を過ごしています。今日は白馬の方に移動してきてシャガール美術館を覗いていました。それにしても長野はやはり自然が美しいですね。白樺や八重桜がとてもいい感じで、憂き世のしがらみを忘れさせてくれるよう。
この3日間、C1ナビは大活躍してくれてます。ちょっと寄り道したときにも「ルートから外れました」といちいち言ってくるのはちょっとうっとおしいですが(笑)それ以外はもう快適そのもの。サブノート系VAIOユーザーでクルマに乗る方はVAIOナビ、やらなきゃ損ですよ!と勧めてみたりする。

とりあえず長野にはのんびりしに来たので、ナビとネットでの情報検索以外にはあまりPCには触らないことにしてます。それでも時々ついいじりたくなっちゃいますが(^^;
なんかこのColumnで旅行記を書いてもつまらないのであまり細かいことは書きませんが、とりあえず写真でも。
白樺春山のリフト八重桜と白樺

富山には明日帰ります。


[ Let's Go! ] 2001/05/03(Thr)
おはようございます。現在朝の9:00。
あー晴れた晴れた。昨日は雨だったのでどうなることかと思いましたが、打って変わって今日は気持ちいいくらいに晴れてます。
それじゃ、行ってきます!!!


[ 大型連休も中日ですが ] 2001/05/02(Wed)
もう5月ですねえ。気がついてみれば私が田舎に帰ってきて早1ヶ月か。早いもんです。
でも荷物はまだ片付ききっていない(汗)。

本当は今日は出勤の予定だったのが、私の作業がなくなり急遽有給が取れることになったので、明日のための慣らし運転兼ナビ台のテストのため、ちょっと金沢まで足を伸ばしてみました。それにしてもナビ台絶好調ですよ。見た目はいかにも小学生の図工の時間という感じがしないでもなくてアレなんですが、マジで取り付け3秒。PCナビ系の他のサイトを見ていると、金属製のアームでしっかり骨組みを作ってあるのが多くて私のと比べると天と地ほどの完成度の違いでちょっと情けなくなるのですが、でも使い勝手は負けてませんよー。我がPCナビの師匠・ksさんにも誉めてもらったし。
ともかく、C1ナビのおかげで最近ドライブが楽しくて楽しくて。

今日、予約していたSO503iの改良機が入荷した、という連絡が入ったのでドコモショップに交換しに行ってきました。しかしあくまで「不具合ではない」と言い切っている割に今日の電話では「この度はSO503iの件でご迷惑をおかけしてしまい・・・」ってアナタ(^^;実質認めとるやんけ。(何故か関西弁)
早速従来機と改良機の違いを見てみましたが、よく分かりません(^^;少なくともジョグが多少重くなったのと、電話を閉じたときに画面をボタンから保護するプラスチック製ストッパーの足がちょっと長くなってボタンが液晶に当たらなくなった、ことくらいでしょうか。従来機と改良機の見分け方については件の不具合に関するサイトが詳しいですが、私は箱入りではなく電話そのもので渡されたので電池を外してシリアルナンバーのシールを見たところ、ちゃんと黒マジックでマーキングしてありました。
肝心の不具合が修正されているかどうかですが、画面に傷がつきにくくなったのは上述の通りですが、まだ長時間通話していないので切れにくくなったかどうかはまだ分かりませんし、バッテリ切れでほったらかしもしていないので何とも(^^;少なくともジョグは少し重みが出て私好みの押し心地になったと思います。これで以前のように「決定」しようとして間違って回してしまう、という操作ミスは格段に減るでしょうね。
とりあえず、改良機に交換できたので、ご報告まで。

あと、ずっと行かなきゃと思いつつ後回しになっていたH"の機種変更にも行ってきました。auのショップにMC-P210/TDnaocoさんにいただいた旧機種のKX-PH935Sを持ち込み。カード型だったので電話番号が分からず(当然お客様番号も分からず)ちょっと手間取りましたがつつがなく機種変更完了。これで予め購入しておいたアイ・オー・データのUSB-H"接続ケーブル「USB-H64」と接続して幸せ♪KX-PH935Sも何気にC1VJとほぼ同色でイイ感じですし。
ちょっと気になるのは、いくら中古端末持ち込みでの機種とはいえ1銭も払わなかったこと。請求もされなかったので何も考えずに出てきてしまいましたが、よく考えてみれば料金体系だって「Two LINK DATA」から「スーパーパックL」に変えているし、手数料くらいは取られていても不思議はないはずなのに・・・。本当に無料だったのでしょうか。謎。

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[ 管理者:Brown Sugar 著作:じゃわ ]