VAIO Column
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(2001/06)


[ harvest rain ] 2001/06/30(Sat)
なんか昨日は一部地域で(しかもそれなりに近所)集中豪雨があったりしたらしいですね。道が川のようになってたとか。
この時期の雨って、植物の生長とか自然の摂理として必要なものだと思うし、いろんなものを洗い流して、熱を冷ましてくれるという意味でも重要だとは思うけど、あまり多すぎるのも考えものですよね。

今日は天気もよくなかったのですが、がんばって家探し、行ってきました。今日も今日で Navin' You は大活躍。なんというか、マンションの住所からの検索だけではなくて、Web 上の賃貸情報との連携とか、物件の周辺施設(現代人の生命線であるコンビニをはじめとして、近くの病院やスーパーマーケット等、必要な施設ですね)を検索して利便性を調べたりとか、へえー、Navin' You って家探しにも役に立つんだ、という感じ。って別に私はソニーの回し者じゃないんだけどさ(^^;

物件の方は探している方面に住んでいる知人にいろいろ話を聞いたりしつつ、落ち着いて住めそうな場所をゆっくり探してみようと思ってます。目標としては 7 月中には引越しを済ませたいんだけど。

ADSL の件は、ネットワーク・Broadband 担当(笑)の Ibuki さんにいろいろ話を聞いてもらいつつ、どうしようか考えてみました。
とりあえず、少なくとも「Yahoo! BB」は 10 月くらいまでは富山に来ないし、ACCA や eAccess のサービスもこちらに来る予定はないみたいなので、当面は「フレッツ・ADSL」+ So-netブロードバンドコースで様子を見ようと思います。1.5Mbps 出れば現状の ISDN よりは圧倒的に速いので、Y!BB の 8Mbps が本当はどのくらい出るのか見極めてからでも遅くはないかな、と思って。Y!BB 参入後のキャリア各社の競争によって情勢も変化すると思いますし。

ともかく、ブロードバンドルータは(ほぼ)必須なのと、プラネックスの無線 LAN が不調なのとを考えてメルコの「WLAR-L11-L」くらいは買うかな、と思ってます。


[ Making NEW ] 2001/06/29(Fri)
今日は、私にとってある意味節目の日なので、いい機会だと思い、部屋探しに不動産屋さんに行ってきました。
部屋の下見に行く際はやっぱり Navin' You は便利ですねー。もう迷う必要ナシっていうか。完璧っていうか。

んで、部屋探しですけど、ひとつ、私にぴったりな物件が。
部屋番号、「505」。
もう、入るしか!って感じでしょー。私もそう思って見に行ったんですよ。でも、結局私のニーズに合う物件じゃなかったんで却下しちゃいました。ネタ的にはひっじょーにおいしかったんだけどなあ(^^;
ま、今は、ひとつ候補に挙がっている物件があるので、そこを軸にしつつもう少し探そうかと。
でも、性格的に(?)コンセントとモジュラージャック、アンテナジャックの位置をまず最初に確認してしまう自分が辛い(^^;

ま、そんな感じで、明日もあちこち探してみて、それでだいたい決めてしまおうかと思っていますが、そこで気になっているのがインターネットへの接続環境。
今住んでいるところはけっこう田舎の方なのでネット環境といえば ISDN と CATV くらいしかないのですが、今度富山市に引っ越すとなると ADSL という選択肢ができてくるんですよねー。最近 Broadband に興味を持ちつつある私ですが、この際に引いてしまおうかと。
そうなると気になってくるのが「Yahoo! BB」。Broadband へのビッグネームの参入という点でも、東京めたりっく通信を傘下に収めたという点でも注目されている新しい ISP です。下り 8Mbps という驚異的な数値(まあ、理論値ですが)を引っさげての参入だけに気になるのですが、NTT の「フレッツ・ADSL」と比べてどうなのか、というのがやはりこれから利用しようと思っているユーザーとしては一番気になるところ。どうあがいても今利用している ISDN より速いことは明白なのですが、料金とか速度を考えると悩んでしまうんですよねえ。そういうわけで、ADSL ユーザーの方はいろいろと教えてくださると非常に助かります。

明日、もう少し物件を探してみて、それで大体決めちゃおうかと思ってます。
下手に時間だけかけて探してもしょうがないしね。

# 24 になりました。


[ 「GR」続報 ] 2001/06/27(Wed)
米国で開催中の TECHXNY(PC EXPO)に参考出展中の VAIO ノート GR 続報。
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010627/pcexpo3.htm
http://www.zdnet.co.jp/news/0106/27/vaio.html
既報の通り製品写真を含むティザー広告は予告ページに掲載されているのでだいたいの雰囲気は分かると思いますが、スペック的なものはほとんど分かっていなかったんですよね。それが開発中の実機が展示されたということで大まかな構成が分かってきました。

まず、CPU は予想通り Pentium III-M(コードネーム Tualatin: 0.13μm プロセス版 Mobile Pentium III)。クロック数は明らかにされていませんが、最低でも 1GHz は確実でしょう。日本向けの VAIO ノートとしては XR9Z、FX77G および R505R の 850MHz から大幅なアップになります。XR のインタークーラーフラップは廃止されましたが、今回は冷却機構にアルミよりも熱伝導率の高い銅を採用して冷却効率のアップを図っているようですね。チップセットは Intel 830M シリーズのようです。

グラフィックスチップは nVIDIA「GeForce2 GO」かと思ったら ATI「Mobility RADEON」。両社のデスクトップ PC 向けビデオチップの性能を見ても、RADEON は GeForce2 と拮抗する性能を発揮しているので、現在のノート PC 用としては十分な性能を発揮してくれそうです。3D 性能に若干のアドバンテージがある GeForce2 GO を選ばずに敢えて Mobility RADEON を選んだのは、おそらくノート PC 用チップでの実績か、消費電力、あるいは DVD-Video の再生支援機能のいずれかを重視した結果でしょうね。

XR の後継ということでやはり CPU 性能やグラフィックス性能ばかりに目が行きがちですが、GR の最大の特徴ともいえるのがその液晶ディスプレイ。14.1 インチ TFT 液晶と、サイズは XR から変わっていないものの、SXGA+(1,400 x 1,050)の高解像度。これは私の知る限りノート PC 初じゃないかな?しかも、LX シリーズで採用されているような広視野角液晶。内蔵のコンボドライブで DVD 三昧してください、と言わんばかりの贅沢な液晶ですねー。
ちなみに、液晶ディスプレイについてはちょっと興味深い記事があるので参考までに読んでみてください。
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010522/mobile101.htm
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010529/mobile102.htm

あとは最近の VAIO のトレンドであるセンタージョグや MG メモステスロット搭載。センタージョグはこれだけ大きいと確かに使い勝手が良さそう。配置的に液晶を閉じたときもジョグダイヤルが露出しそうなので、プログラマブルパワーキーとしての利用も念頭に置いたデザインなのかもしれません。
MG メモステは Z505 や SR にいち早く採用されていましたが、フラッグシップである XR に今まで搭載されていなかったのが不思議なくらいだったので、むしろようやく搭載されたか、といった感じ。

デザインですが、やっぱりちょっとガ○ダムっぽいような気がしないでもないんですが、コーナーのカットのしかたを含めて全体的にちょっと ThinkPad 600 シリーズを彷彿とさせるものがあります。デザインやギミックのとんがった VAIO ノートのハイエンド、というよりはどちらかというと性能重視、質実剛健という言葉が似合いそうな感じですね。悪く言えばスタイリッシュさが失われたというか。

記事によると発売は間近、ということですが間違いなく Tualatin の正式発表と同時発表、という形になると思います。XR 廃止のニュースが流れたときには「冬商戦には間に合うように開発している」ということでしたが、見事にフェイントでしたね。7 月中に発売になるということもあるかもしれません。というわけで新しい FX か、XR7Z の流通在庫を買おうと思っていたあなた、ボーナスはもう少し取っておこう!(笑)

次、いってみよう!


TECHXNY 関連でもう一つニュースが。PalmOS 4.0 版 CLIE が出てきています。
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010627/pcexpo2.htm
最新の「PEG-N700C」をベースに、PalmOS 4.0 搭載、65,536 色の多色表示に対応した「PEG-N610C」とモノクロ版「PEG-S320」。OS のバージョンと多色表示以外は音楽再生機能を省略した N700C の廉価版という位置付けらしく、日本での販売の予定はないらしいのですが、でも OS 4.0 や多色表示は将来性を考えると是非とも欲しいところ。N700C ユーザーへのアップグレードサービスになるか、上位モデルの発売になるのかは分かりませんが、提供してほしいですよねー。まあ私は c5(以下略)。

次、いってみよう!(汗)


全然ニュース関係じゃないんですが、私のカーオーディオ環境、その後です。
結局サブウーファーは室内設置に変更しちゃいました。やっぱり低音の物足りなさがどうしても許せなかったので。
自分で運転席下に配置してみたところ、案の定ピッタリとは収まりませんでした。どうやらシートの底面が少し出っ張っていて、シートの真下には入りきらないようです。で、シートの後ろ下辺りに少しはみ出すような感じで設置しました。クルマの配線は未経験でしたが、一般的なオーディオ機器の配線はできるので、素人は素人なりに(笑)がんばって配線。シートをウーファーが固定されているの位置よりも下げることができないので微妙に運転席が狭いんですが、少しくらいはしょうがないかな。
結果、音がかなり良くなりました。やっぱり小型のサブウーファーはトランクに入れちゃいかんね。爆音とはいかないですが私の求めるレベルには達してくれたので満足。あまりウーファーの出力を上げすぎると -35db を超えたあたりで(たぶん)筐体がビビッて音が壊れてしまうから、いい意味で音を出しすぎないよう自制させてくれます。
あと、シートの真下じゃないので、肚の底から低音が響いてくる、というよりは尾てい骨の辺りから低い音が刺さってくる感じ(あまり下品な表現は使いたくないのでこの程度で勘弁(笑))ですね(汗)。
ともかく全体的な音のバランスがすごく良くなったので大満足。一時は本気でウーファー買い換えようかと思いましたが、買い換えずに済みました。XS-AW5X、悪くないですよ。


じゃ、今日はこの辺で。
歯、磨けよ!(笑)


[ hello (again) ] 2001/06/26(Tue)
というわけで、半月ぶりに帰って参りました、Brown Sugar、VAIOethics、そしてこの VAIO Column。私のいない間にも日々ニュースは生まれ続けていたわけで、前置き四の五の言ってても始まらねぇぜ、ってことで早速

いってみよう!!!


死んだと思っていたピッ○ロ大魔王に、実は子供がいた!
・・・ではなくて(笑)、1 世代限りの実験的モデルとして消え去る運命にあると見られていた(失礼)「VAIO GT」が、Win2000 を引っ提げて天○一武闘か・・・もとい、VAIO ノートのラインナップに帰ってきました。
ニュースリリース
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/products_pcg-gt3.html
製品情報
http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/PCOM/PCG-GT3K/
動画撮影・編集が主用途なだけあって、Windows 2000 のプリインストールは妥当だった、というか、むしろ遅かったような気さえするのですが、これでようやくまともに「使える」環境が整った、ということができると思います。おそらく WinMe な GT1 はプリインストール状態では使えたものではなかったと思うので・・・。
とはいえ、 GT シリーズはどちらかというと「カメラ付ノート PC」ではなくて「ノート PC 付カメラ」だと思うので、所詮 PC としての使い勝手とか、機能という意味ではあまり期待しちゃいけないような気がします。プリインストールの DVgate でバリバリ編集、というよりは簡易的に編集して Web に垂れ流すためのサーバ、あるいはネットワーク用ミドルウェアとしての PC 機能だと思うんですよね。というか GT をメインマシンとして使っている人がいたら尊敬してしまう。
そういうわけで、Win2000 の搭載により確かに安定度や使い勝手は多少上がったかもしれませんが、まだまだ「高価なオモチャ」としてしか捉えられないのが本音。HDD が 30GB に増強されたとは言っても、本気で動画をやるには少なすぎると思うし、Crusoe でどこまでできるか、というのも疑問ですからね。コンセプトは面白いけど、キワモノというイメージが相変わらず強いです。寧ろキーボードや編集用のジョグコントローラを USB の外付けオプションで提供して、本体はタッチパネルインタフェースのみ、OS は CE 系とかそういう「PC であることに拘らない」アプローチの方が「らしさ」が出せるんじゃないかな。せっかくのシャッターチャンスを Windows の起動時間で逃してしまっては意味がないですし。

次、いってみよう!!!


Crusoe といえば、Transmeta が第 2 世代 Crusoe 「TM5800/TM5500」を発表しました。
ニュースリリース
http://investor.transmeta.com/redesign/news/20010625-45186.cfm?&t=n
ZDNetの記事
http://www.zdnet.co.jp/news/0106/25/transmeta.html
http://www.zdnet.co.jp/news/0106/25/e_transmeta.html
Transmeta といえば、つい最近半導体製造技術でエプソン提携したところ。現行 Crusoe の主に(欧米での)OEM 採用数の伸び悩みと Intel の超低電圧版 Mobile Pentium III/Celeron 攻勢によってここのところ株価を下げ続けていた Transmeta ですが、パフォーマンス面で期待の持てる TM5800 が難産の末ようやく産声を上げたことで、この先の展望が見えてきた、といったところでしょうか。
TM5800 は、現行の TM5600 を 0.13μm にプロセスシュリンクしたもので、これによる更なる低消費電力化と高クロック化が可能になった上、CMS (= Code Mofing Software : x86 命令エミュレータ)のバージョンが上がったことで現行の TM5600 から約 50% のパフォーマンスアップを果たしている、というのが Transmeta の弁です。現行の TM5600 の 1.5 倍、ということは、800MHz 版で TM5600 1GHz に相当する実力を持っている、ということになりますが、本当のところはどうなんでしょうか。メーカー公称値はおしなべて良い方向に補正されているものですから、多少差し引いて考える必要はあるでしょうが、 TM5600 が同クロックの Pentium III の 2 〜 3 割引のパフォーマンスだったことを考えると、ようやく Pentium III/Celeron とクロック数で比較して差し支えないレベルに達した、と言えるのかもしれません。但し、Crusoe (というより CMS)は整数演算はそこそこ速いものの、浮動小数点演算が極端に低く、同クロックの Pentium III の半分強しか速度が出ないということを考えると、いくら TM5800 でパフォーマンスが 1.5 倍になったといってもまだ物足りないところはあると思いますし、アプリの起動時や数多くのタスクを同時進行しているときの Crusoe 特有の「引っかかる」感じ、というのは改善されないでしょう。浮動小数点については、CMS がどちらかというと浮動小数点演算よりも整数演算にフォーカスを当ててチューニングしてあるからであろう、ということは想像に難くないですが、「引っかかる」感じがする、というのは純粋な x86 互換プロセッサではない Crusoe にはほとんどどうしようもない問題だと思います。
ただ、現行の Crusoe はある意味本当の性能を発揮できていない状態なのです。それは何かというと、SDRAM。Crusoe の CMS は解釈した x86 命令を専用のキャッシュメモリ空間に確保しているのですが(これでほとんどの Crusoe 搭載 PC ではメインメモリから 16MB 少ない容量しか Windows 上から認識されないわけ)、Crusoe が命令を解釈し、実行するときによく使う命令群をこの 16MB のキャッシュ空間に書いたり、読んだりしているわけです。掻い摘んで言えば、CPU というのは通常の Pentium 等でもメモリの中のデータやプログラムを読んでそれを元に演算しているので、いくら CPU 自体が速くてもメモリアクセスが遅ければ足を引っ張られてしまう訳なんですが、Crusoe は CPU 内部としてメモリ速度に依存してしまうアーキテクチャなので、現行の C1Vx などのようにSDR SDRAM(DDR(Double Data Rate) SDRAM に対して通常の Single Data Rate SDRAM を指す)をメインメモリとして採用しているマシンではパフォーマンスの向上にも限界があるわけです。そこで、最近 Athlon プラットフォームや将来の Pentium 4 プラットフォームで期待されている DDR SDRAM が Crusoe 搭載 PC にメインメモリとして採用されるようになれば、もっと「マシな」CPU として認知されていくとは思うのです。
Crusoe は決して悪い CPU、遅い CPU ではない。そのキモとなる CMS の作り方、使い方次第で全然味付けの違った CPU にできるんです。だって、Crusoe は CPU チップ単体で Crusoe なわけではなくて、家に帰るまでが遠足、いや、CMS まで含めて Crusoe なのだから。
特に、Crusoe 擁護派、とか Transmeta の回し者、というわけではないですが、妙に世間での Crusoe の評価が低いような気がしているので。ただ、どんなにアーキテクチャが優れていても、理論値通りのパフォーマンスが出せなければ意味はないんですよね。その辺は Athlon プラットフォームも同じですが。

その Crusoe ですが、最近になってサーバ用プロセッサとしての用途が急速に注目を集めているそうです。
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010621/kaigai01.htm
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010622/kaigai01.htm
「え、なんで?サーバ用って Itanium とか Xeon、POWER シリーズみたいな高価でキャッシュをたくさん積んだ CPU のことじゃないの?」という疑問を抱く人が少なくないと思いますが、サーバにもいろいろあって、1 台のスパコンのようなサーバで全ての処理をこなしてしまうもの(=全てのデータが 1 台のコンピュータに接続されていなければならない、あるいは複数のコンピュータでデータの同期が確実に取られていなければならない)から、必ずしも超高速でなくとも、分散して処理した方がトータルのコストやスケーラビリティ(拡張性: あとで規模が足りなくなったときにサーバやディスクを追加するのが容易であること)の面で有利なサーバまで、様々な種類のサーバがあるのです。例えば、VAIOethics のデータのほとんどを任せている BiG-NET だって、Web サーバは Pentium III や Celeron といった通常の PC の延長線上にあるものを利用していて、サーバの容量(ディスクスペースだけでなく、CPU やネットワークの負荷)が不足してきたらサーバの台数を増やす(ちなみにこの Column を置いているのは www20 なので、20 番目の Web サーバということになります)という形の運用がなされています。まあ、PlayStation.com の初日みたいに 1 分間に数万件のアクセスがあるようなサイトは信頼性の高い UNIX サーバでないとだめでしょうが、世の中にごまんとある Web サイトが置いてあるサーバの多くが AT 互換機に Linux 等の PC-UNIX を搭載したマシンであることを考えると、Crusoe 機でも全然間に合ってしまう、というのは当然のこと。折しも、米カリフォルニアの一部地域での電力不足騒動や、米国の全体的な不況によるコスト削減計画、そういうことに後押しされて Crusoe による低消費電力サーバというソリューションは確実に注目されてはいるようです。まあ、まだまだこれから本格始動、という様子なので、本当に普及するかはまだ分かりませんし、いつ日本に入ってくるかも分かりませんが、もしかしたらあなたの Web サイトが実は Crusoe サーバによって運用されていた、という日もそう遠くはないのかもしれませんね。

次、いってみよう!!!


冬商戦までには出てくると言われている、VAIO ノート XR の後継が遂にそのベールを脱ぎ始めました。
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/gr.html
http://www.vaio.sony.co.jp/Products/Gr/
米国で開催される「PC EXPO」の展示に先駆けての予告的な案内に過ぎませんが、開発中の製品写真まで見せてくれるとは太っ腹。後継機種を心待ちにしている XR ユーザーと潜在ユーザーを逃さないためのサービスでしょうね。
見た感じでは、XR で採用されていたインタークーラーフラップ、フラッシュサーフェイスデザインは廃されているようです。キータッチは相変わらず拘っているでしょうし、R505 で採用されたセンタージョグもバッチリ装備しています。デザインも、全体的に、よくまとまっているとは思いますが、

ちょっと物足りなくない?

個人的には、VAIO ノートのフラッグシップであることの主張、というか、威厳、というか、そういうものが少し足りないような気がします。むしろ FX シリーズの後継と言われた方が納得できるような。
全体的に最近の VAIO シリーズの傾向としてか、例によってガン○ムっぽいイメージがあるような気がしなくもないんですが(特に、斜めにカットされたエッジとかね。「G」R だし)、それはそれとしてもちょっと大人しすぎるような。「G」はアルファベット的には「F」の次なので、もしかしたらこれで FX と XR を一本化するのではないか?という詮索すらしてしまいます。
まあ、どのようなギミックが隠されているのか、そして、FX との棲み分けはどうするのか、といったあたりは今後徐々に明らかにされていくでしょうから、しばらく注目してみましょう。


[ ME AND MY DEVIL ] 2001/06/25(Mon)
結局、私は、自分の最も大切なものを、守り切ることができませんでした。

つまるところ、原因は誰かにあったというわけではなく、おそらく、あったとすれば自分の中なのでしょう。弱さという、幼さという、凶器、あるいは狂気が、次々と周囲を傷つけていったんだと思います。だから、誰かを恨んでいるわけではなくて、自分自身を何とかしなきゃ、という思いと、また、ある人には、自分のことをこれ以上煩わせないでくれ、という思いで、今は、います。

私は今まで、他人に自分の弱点を知られることを極端に恐れて、自分のことを誰かに相談する、ということをほとんどしたことがありませんでした。いつも、独りで抱え込んで、考え込んで、でも、それを他人に悟られないよう、繕って、そうやって生きてきました。
でも、この 2 週間、本当に悩んで、たくさんの人に相談をしました。いや、むしろ、ただ吐き出したかっただけなのかもしれません。どちらにせよ、自分が信頼する、そして事情を分かってくれる、そういう人には、とにかく話を聞いてもらうようにしました。

本当は、ここのところ、これ以上ないくらいに苦しかった。この間に摂れたものといえば、自分の体から排出される H2O を補うための水分と、少しでも気持ちを落ち着けて目の前の仕事をこなすための大量のコーヒーと、自分の躯体が活動を停めてしまわないだけの最低限の餌、そのくらいでした。
しかし、多くの人の励まし、温かみ、情、そういうものによって、少しずつ、前に向くことができたし、自分がこれからどうするのか、そのことを、決めることができました。

今回のことは、自分のこと、両親のこと、父と母のこと、親子ということ、田舎特有の偏見や差別や、人の信条ということ、アイデンティティということ、自分の生い立ち、仕事、政治、身体、生命、未来、そういった様々の、自分が今まで目を逸らしてきた、自分を取り巻くたくさんのことが、ひとつの契機によって堰を切ったように自分に雪崩れ込んできて、自分はそれを乗り越えるにはあまりに準備が足りなさ過ぎて、結果、逃げてしまったんです。あるいは、目の前の問題にばかり拘ってしまって、ものごとの本質というか、最終的に目標とするものを見失ってしまったんです。自分の、キャパシティの狭さ故に。

幼さ故に。


やはり、ここでは、かなり断片的なことしか書けないので、掴みどころのない、取り留めのない話になっていると思いますが、現在は、ある意味、人生の転機に来ていると思います。

とりあえず、もう一度、独りで生活してみることにしました。


そろそろ、こちらの世界にも、戻ってこようと思います。
義務だと思っているわけではなくて、無理をしているわけでもなくて、なんというか、もう、停まっているわけにはいかないから。
こんな状況でも、いつもの日常は回り続けているし、今まで非日常だった新しい日常も、回り始めているから。その中で、自分だけ停まっていては、何も変われない。
だから、まだ、少し、痛いけど、そろそろ、少しずつ日常に戻っていこうと思います。しばらくは、まだ完全には戻れないと思うから、リハビリしながら、という格好にはなるでしょうし、このサイトの自分の中でのあり方とか、関わり方も、以前とは少し違ったものになるでしょうが。

私のいない間、敢えて励ましの言葉を送ってくれた方にも、こんな私をそっとしておいてくれた方にも、すごく、感謝しています。自分はまだ事件の渦中にいる状態ですし、また、かなりデリケートな問題をいくつも孕んでいることなので、あまり具体的なことは話せませんが、とりあえず、もう大丈夫だ、ということにしました。

ここのところの私は、起きている間じゅう、だけではなくてもしかすると眠っている間も、たくさんのことを考えました。そして、たくさんの人と話をしました。自分の精神がもの凄い速さで回転していたためか、一日が、一ヶ月ほどにも感じられるほど、長い、長い時間でした。でも、明日からは、逆に半年が一週間にも感じられるような、そんな生活にしようと思っています。そうやって、自分を時間をいっぱいに満たしていようと思っています。人生の目標をもう一度確認してみたり、新たなる歓びを見出すことにたくさんの時間を費やしてみようと思っています。
そうすることでしか、今は、自分を成長させる術が見当たらないから。

But, I'm still missing.


[ lost ] 2001/06/18(Mon)
・・・眠れない。

本当は、自分の中で何かしらの決着がつくまでここには戻ってこないつもりだったけど、今、自分が最も大切だと思うものの一つであるこの場所に、今の自分の気持ちを記しておくことで、この気持ちを絶対に忘れないものにするため、あえて書きます。

私は今、自分の最も大切なもののいくつかを、そして自分自身を失ってしまうかもしれない瀬戸際にいます。
この一週間、膠着状態だったものが、ここにきて、俄かに動き始めました。それも自分が望んでいなかった方向へ。・・・急激に。
この事件がどういう結末を迎えるかは、私にも分かりません。もしかしたら、自分がこれまで予想していた以上に多くの人を巻き込むことになってくるかもしれません。現に、自分自身この状況を突破するために、思いつく限りの人を巻き込み始めています。

私は、今、変わらなくてはなりません。そして、今がおそらくその最後のチャンスです。もしかしたら、その最後の契機はとっくに過ぎていて、今何をやっても無駄なあがきに終わってしまう可能性もないではないですが、少なくとも自分はそう信じて、変わろうとしています。

しかし、一体どう変わればいいのか?
もっと、強く、優しく、・・・そういう安易なことではなくて、もっと、根本的な自分自身。
今の私は、表面的な優しさだけで、本当の「優しさ」というものを持っていないのかもしれません。無感動な、冷酷な、人間なのかも。私を創った人がそうであるように。
現に、自分がこんな状況であるにも関わらず、自分に助けを求めてきた人には、自分が辛いのを見せることなく、表面的に優しい言葉をかけて安心させてあげることができている。このサイトでさえも、読者の方からは「こんな人助けになることを無償でやっているなんて」という私には勿体無いくらいのメールをいただけることが時々あるのですが、それだって、もしかしたら単なる自己顕示欲と技術的満足に過ぎない、取るに足らないもので成り立っているものなのかもしれない。

だから、私は、変わらなければ。
今まで、自分は人に考えを押し付けられたり考えを変えさせられたりするのが嫌いで、頑として自分のやり方は変えまい、としてきた。人に自分の気持ちを見透かされるのが嫌いで、表層的なものをたくさん身につけて柔らかい内面を隠してきた。
でも、今は、そんなことを言って甘えていては、本当に自分自身を失ってしまいかねない。全てを、失ってしまいかねない。
・・・だから、私は本当に自分を 0 から作り直さなくてはならない。もっと、大切なものを大切にすることが、もっと、素直に自分を表現することが、もっと、前を向いて物事を考えることが、できるように、変わらなくてはならない。いや、変わりたい、と思う。

まだ、しばらくは戻ってこれそうもありません。
でも、みんなの言葉は、気持ちは、しっかりと届いています。力になっています。新しい自分を作る血に、肉に、骨になっていくと思います。

今まで、あまり、自分には味方になってくれる人はいないと思っていました。自分を、産み、育ててくれた両親ですら、敵かもしれないと思っていました。でも、本当は、ネット上だけではなくて、本当にたくさんの人が、私を応援してくれていたんだ、ということに、今になって気づきました。そのことにもっと早く気づくことができていれば・・・。

味方になってくれる人達の声を、力に変えて、今私は目の前の大きな壁を乗り越えなくてはなりません。この壁をどう乗り越えるかによって、この先の私の人生は大きく変わるでしょう。そしてそれは、私の中のもう一つの Persona である Brown Sugar の今後にも大きな影響を与えるだろうと思います。

・・・このままではいけない。
自分が、望む人間になるために、大切なものを失ってしまわないために、そして、未来のために、今、自分が何をしなければならないのか、何をしたいのか、何をすればよいのか、考えています。

だから、もう少し、力を貸してください。

Please forgive me.


[ 休止のお知らせ ] 2001/06/11(Mon)
前略

私は今、現実世界において、非常にインパクトの大きな問題に直面しています。
もしかして、この危機を乗り越えることができなければ、私が私でなくなってしまうかもしれません。
それくらい、今の自分にとっては重大な事件なのです。

この問題に対処するために、当面私は自分のもてるリソースの全てをこの問題の対処に集中しなくてはならなくなりました。

このため、「VAIOethics」はしばらくの間、一切の更新を停止します。
メールや掲示板には目を通すつもりではいますが、復帰できるまでの間私からのレスポンスは期待しないでください。
本当に、いつも応援してくださる皆さんには感謝していますが、しばらくの間、許してください。

この「しばらくの間」というのがどれくらいの期間になるかは、正直なところ私にも分かりません。
もしかしたら2、3日で何事もなかったかのように戻ってくるかもしれませんし、何ヶ月も何年も休止したままになるかもしれません。
ただ、ひとつだけ言えることは、今回の活動休止が私の積極的に望んだものではない、ということです。
今の私が抱える問題を、私自身が解決できたとき、私はきっと戻ってきます。

サイトの内容に関しては、私が復帰できる日まで、現状のまま残しておきたいと思います。
おそらく、ここに詰まっている情報を必要としてくれる方はまだ少なくないと思うので。

常連の方々、本当に申し訳ないのですが、私が戻ってくるまでの間、代わりに掲示板のレスをつけていただけないでしょうか。
いつもいつも、頼ってばかりで申し訳ありません。

誤解のないように付け加えておきますが、決してこの問題というのがネット上の誰かのせいというわけではありません。全て、私の中の問題です。

開始してから、2年と3ヶ月の間で、のべ25万人もの方に訪れていただいたこのサイトを放置してしまうことは私も非常に心苦しいのですが、私のいない間もよろしくお願いします。

本当に、ごめんなさい。

But, I shall return someday.
See ya.


[ 帰還せり ] 2001/06/10(Sun)
帰ってきました。

へとへとです。
金曜日は5時間の運転、土曜日は5時間の日本橋探索、日曜日は5時間の運転。もう何も残ってないっす(泣)。
結局今回の大阪へは505のみで乗り込んだんですが、C1VJに慣れると505EXはきついですね。Navin' Youが重くて重くて。起動してしまえば多少もたつくもののナビをするには問題ないレベルではあるんですが、起動までがやたら遅いしNavin' Youと他のアプリ(メーラやブラウザ等)が使いものにならないくらい遅い。C1だと問題なかったんだけどなー。遅い遅いと言われているCrusoeですが、こうしてみるとそれほど遅くはないのね、ということを再認識しました。505だと画面が広いからいいかな、と思ったけど絶対的な解像度が低いのでむしろC1より見にくいし、大きいので左前方の死角が大きくなって怖いし。
というわけで早く戻って来い〜>C1

今日は19時頃に富山に戻ってきてたんですが、たまたまTamaさん(←駄洒落に非ず)が富山に遊びに来ていたので落ち合って食事。久々に会ったのでいろいろと情報交換とか大阪オフの報告とかしつつ、主にクルマ談義(笑)。二人ともVAIOサイトの主宰者にも関わらず最近はVAIOいじりよりクルマいじりに気がいってるからなあ。
Tamaさんは夜から長野に行くということで食事とお互いのクルマ自慢だけして(笑)長野に発っていきました。ご無事で>Tamaさん

しかし今週末は濃密な3日間だったなー。明日から仕事・・・気が重い(笑)。


[ オーサカ・ストラット ] 2001/06/09(Sat)
今日は大阪オフ当日。とりあえず昼からMAOさんと日本橋電気街を散策してきました。
午後からずっと日本橋を歩いてたので結果日本橋界隈にあるほとんどのAT互換機系ショップを制覇してしまったのですが、まず戦利品として手に入れたのがじゃんぱらで購入したワイズコーポレーション(ヤマハ)の無線LANカード「YWL-11B5」。おそらくどこかのメーカーのOEM製品だと思うのですが、\5K/枚という格安で出ていたのでとりあえず2枚確保。無線LANカードはPlanexのを2枚持っているのですが、これがちょっと電波が弱いらしく2Fにある自室から1Fの無線ルータに繋がりにくいので違うカードを試してみたかったんですよね。ルータが同じヤマハの「RT60w」なので相性もいいだろうし、ちょうど良かったです。
ほかに主だったもので購入したものはHDD。IBMの「IC35L060AVER07」を2本。合計で120GBになったので、これでSmartVision Pro for USBだろうと何だろうとどんとこい、という感じ。HDDみたいな自作系のパーツというのは地元で買うと秋葉価格の2〜3割増くらいはするので日本橋で買っておきたかったんですよね。
そうそう、SmartVisionといえば後継の「SmartVision Pro 2 for USB」が発表されたことは昨日のColumnでも書いたとおりですが、私の持っている初代向けにちゃんとリモコンの単体販売とソフトウェアのアップグレードサービス(MPEG1録画が可能になる)が行われるみたいです。旧機種サポートというのはなかなかやってくれるメーカーが少ないだけにありがたいですね。それだけNECもPCでTVをやることに力を入れているということなのでしょうが。

夜は心斎橋ソニータワーで待ち合わせ後、関西の方々と8人で飲み。相変わらず飛ばしまくるMAOさんSHGさんをはじめ、またしても濃い話続出で楽しかったです。しかし待ち合わせ場所のソニータワーで緑SRが見れるかと思って楽しみにしていたんですが、ソニータワー改装中につき叶わず(泣)。かなり残念。

それはそうと、非常に楽しい一日でした。どうもありがとー>参加者のみなさん
でもさすがに一日日本橋を歩き回るのは疲れますね。かなり暑かったし。でも本当は10:30待ち合わせのはずがMAOさんの寝坊で13時まで待ちぼうけを喰らったということはあくまで内緒です。


[ in Osaka ] 2001/06/08(Fri)
大阪に来てます。

明日のオフ会(というか本当は来週だったのが私の仕事の都合がどうしてもつかずに1週間早めてもらったんですが)のために今日は有給を取ってクルマで大阪入り。5時間かかったよ。さすがにちょっと疲れた(^^;
今日クルマに乗るときに気づいたんですが、運転席側のドアミラーのカバー(の付け根)が割れてました。しかもけっこう派手に(T_T)日曜に洗車したときにはなかったものですし、私はどこにもぶつけていないので耳をたたんで駐車してる間に誰かにぶつけられたか、高速道路通勤中にカバーに物が当たって割れたかのどちらかでしょうが、それにしてもショック。
サブウーファーですが、買って3日でもうすでに10時間くらい鳴らしてみました。少しずつエイジングの効果が現れてきたのか、つけたばかりのときはウーファー自体がビビっているような音がトランクから聞こえたものの、今はかなり馴染んできて自然な音になった感じ。相変わらず迫力はないものの、普段使う分には十分かな、という音になってきました。でも豊かな響きが必要とされるジャズ系のウッドベースの音はやっぱり苦手のようで、こういったサウンドにはAW5Xは不向きみたいです。エレキベースとかバスドラの音はそれなりに出してくれてますが。
私はウーファーを入れてからけっこう大きめに音を出しているつもりなんですが、外への音漏れはほぼ皆無といっていいくらい。車内で聞く音が多少うるさいかな、くらいに音量を上げても車外にはほとんど漏れていないようです。これなら遠慮せずにガンガン聴けるかな、というレベル。でもこれだけ漏れないものだとは思いませんでした。というか逆に街中でボンボン音漏れをさせて乗っている人達ってどれくらい音量上げているんだろう・・・?

私の買ったNEC「SmartVision Pro for USB」の後継機「SmartVision Pro 2 for USB」が発表になりました。
http://www.nec.co.jp/japanese/today/newsrel/0106/0801.html
私が購入してまだ2週間しか経ってないんですけど・・・。ちょっと悔しいです。リモコンも付いているし。でもまあそれでも悔しくないくらい安く譲ってもらえたので(しかも動かないと思っていたKT133マザーで動作したので)良しとしますか。

明日はオフ会。とりあえず日本橋電気街と心斎橋ソニータワーは攻めてきます。


[ DSC-S85 ] 2001/06/07(Thr)
4月の「DSC-S75」の発売当初から噂だけはあったCyber-sho Sシリーズの最上位機種、「DSC-S85」が発表されました。
ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200106/01-0607/
製品情報
http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/DSC/DSC-S85/index_s85.html
PC Watchの記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010607/sony.htm
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010607/yamada.htm
画素数は遂にオーバー400万。とうとうここまできたかー、という感じです。まあ画素数も300万を超えてくると、普通にWeb素材として撮る分にはほとんど変わらなくなるんですけどね。でもいいなあ。
S75から筐体デザインは変わっていませんが、今回は高級銀塩カメラっぽい雰囲気を出そうとしてかシックな黒を纏っています。個人的にはシルバーの方がCyber-shotらしい気がしないでもないですが(S75はグレーだったけど)、ライバルメーカーも上位機種は黒にしているものが少なくないので、それを意識してのことでしょうね。
413万画素CCDを搭載(有効画素数は398万)したこと以外の基本性能はS75のままですが、連写機能が2枚から3枚に増加し、3段階の露出を連写して良いものを選べるという「オートブラケティング機能」が追加されるなど、着実にカメラとしての完成度を高めつつあります。
先に発売になった「DSC-S75」はちょうど同じクラスのキヤノン「PowerShot G1」とよく比較されましたが、S85は画素数でこれの更に1クラス上にいった形になりましたね。とはいえG1もかなり良いデジカメ(一部の一眼レフ用交換レンズが使えるし、CFスロットなのでマイクロドライブも使えるなどポイントを押さえた作りになってますからねー)なのでS85とG1でも迷うだろうなあ。まあそのうちG1も後継機をS85にぶつけてくるだろうとは思いますが。
それにしてもS75から3ヶ月と経たずして上位機種ですか。S75を買った人は悔しがっているのでは?価格も\1万程度しか変わらないみたいですし。1画素あたり1銭の計算になりますからね(意味不明)。

そういえばS85が出たらおそらく同時期に出てくるんじゃないかと予想していたF505の後継機種はまだありませんね。4〜500万画素に新筐体でくるだろうと思っているのですが・・・。F55も最近かなり地味になっていますし、このままSシリーズとPシリーズにメインを奪われてFシリーズはフェードアウトしていったりしないかな?とちょっと恐れていたりします。Fシリーズを3代にわたって使ってきた私としてはやはり。

ところでS85の発売日は6/28(木)、なんと私の誕生日の前日。というわけで誰かプレゼ(以下略)。


[ Xplod ] 2001/06/06(Wed)
UPGRADE AREA」にてNavin' You対応の最新版マップの申し込み受付が始まりました。
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/al_navin_map4.html
\6,000かー。Navin' Youを2001 Editionにアップグレードするか地図だけ購入するか少し迷っていた私ですが、この価格差(\1,500)ならNavin' Youのアップグレードは見送りかな。どうせ私は使わない新機能だし。UPGRADE AREAで買うか量販店で買うかは分かりませんが、とりあえず買ってみるつもり。

今日は久しぶりに仕事が早く引けたので、入荷したと連絡のあったクルマのサブウーファーを取り付けてもらいに帰りにイエローハットに寄ってきました。
購入したのはソニー「Xplod」シリーズの「XS-AW5X」。薄型の20cmアクティヴタイプです。
アンプ内蔵のアクティヴサブウーファーというのはアンプ外付けの本格的なウーファーにはさすがに見劣りがしますが、トランクルームを狭くしたくなかったのと元々あまり野蛮な重低音で周囲に迷惑になるような音の出し方はしたくないな、と思っていたのでこの辺でいいかな、ということでSX-AW5Xを選択したわけです。薄くてコンパクトなので、運転席のシート下に収めればあまり出力を上げなくても自分は体で響きを感じることができるのでシート下に入れよう、という目論見もありました。

しかし。取り付け工事を開始して間もなく問題発生。

私のシビックのシート下って、なんか形状が特殊(段差があったりする)でこのウーファーが固定できないらしいんですよね。どう工夫してもシート下に固定するのは無理、ということでした。助手席や後部座席の足元に配置してはどうか、と言われたんですが、人を乗せたときに窮屈な思いをさせるのっていやでしょ。しかも本体が真っ赤なので、あまり派手な装飾を施していない(というかほぼ買ったまんま)私のクルマの中じゃかなり浮くだろうし。ってことで泣く泣くトランクルーム設置で我慢することにしました。

せっかくトランクの広さを確保するために音には少し妥協してコンパクトなウーファーにしたのに、それが結局トランクルームにベタ置きじゃ意味がないじゃないですか。そうだと分かっていたら比較検討していた上位モデルの「XS-AW200X」にしたのに・・・。AW5Xは元々出力があまり大きくないのでトランクに入れて壁一枚隔ててしまうとせっかくの音がちょっと死んでしまうんですよね。ある程度出力が大きくてハウジングも大きいAW200Xなら逆にトランクルームを共鳴体として使ってくれるんでしょうが・・・。実売\5,000の違いなのでこっちにしておけばよかったとちょっと後悔しつつも、今さらキャンセルもできないので。まあトランクを開けるたびにAW5Xのかっこいい筐体を拝めるのでそれで納得しておきますか。あーでももっと下調べしてから発注すべきだった(泣)。

音なんですが、バスドラムやベースのアタック音に関してはハッキリと分かる範囲でブーストされてます。音楽の迫力が増した感じ。ただ、アタックではないベース音は思ったより膨らんでいない感じですね。最初からこの手の小型サブウーファーはアタックを強力にするのには向いているということは分かっていて買ったんですが、でもシート下から直接低音が響いていればもっとマシだったろうに・・・と思います。トランク設置だったのがかなり悔やまれる。とはいえ、あまり走行音がうるさくない街中や住宅地ではそれと分かる程度に安定した低音が出ています。問題はバイパスや高速道路といった高速走行中。どうしても走行音によって低音がかき消されがちになるんですよね。そういうときは低音をブーストしてメインスピーカの出力を下げてやればバランスが取れるんですが、いちいち設定を変更するのがちょっと面倒。何種類かプリセットできれば良いのだけど。
低音が物足りないのは内蔵アンプの出力が小さい(140W)のと、ハウジングが小さいので共鳴する部分がないためでしょう。音(特に低音)というのは、共鳴する部分が多いほど音波が干渉しあって倍音(説明すると長くなりますが、簡単にいうと1オクターヴ上とか下とかの音を中心とする和音になる要素)が増えて厚みが増すものなんです。グランドピアノの方がアップライトピアノ(よく家庭にあるような縦型(?)のピアノ)よりもふくよかな響きのある音を出せるのと同じ原理ですね。そういった部分が少ないため、どうしてもスピーカコーンそのものに頼った音(=アタック音)は強調されるけれども「音の響き」という点では物足りないものになりがちなんです。
とまあ薀蓄は置いておくとして、このウーファー、悪くはないですし街乗りにはこれくらいの音が過不足ない感じでちょうどいいんでしょうが、仕事柄高速道路での移動が多い私は少し物足りないような気がしなくもないです。今までの4Wayのみに比べれば確実に良くなってはいるんですけどね。
まあ、全然物足りないと思っているわけではないですし、せっかく買ったので使い込んでいきたいと思っているのですが、私がよく聴くR&Bなんかは低音が命みたいなところはあるのでねえ。場合によっては買い換えを考えないでもないです。でもまだ買ったばかりということもあるので、しばらく使い込んでエイジングさせてみて、どう音が変わってくるかじっくり聴いてみたいと思います。


[ SonyPrint, Please! ] 2001/06/05(Tue)
ソニーがプリンタ事業に本腰。
ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200106/01-032/
PC Watchの記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010605/sony.htm
MYCOM PC WEBの記事
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/06/05/07.html
昨年あたりから「ImageStation」や「i-Jumpサービス」を中心とする「D-ImagingWorld」を展開したり、「WORLD PC EXPO 2000」ではプリンタを中心とした「Cyber-shot GEAR」のモックアップを参考展示したりとデジタルイメージングに注力の気配が見えたソニーですが、ここにきていよいよ次のステップに進み始めたようです。CD-RWつきの昇華型プリンタ「DPP-SV88」や液晶モニタつき「DPP-SV77」は従来のアプローチの延長線上にあるものですが、業務機「UP-DR100」なんてソニーの本気度そのものともいえるような製品でしょう。直接エプソンやキヤノン、HPといったプリンタメーカーと競合することはまだ当分ないでしょうが、これらのメーカーと市場を争うようになるのもそう遠い話ではないと思います。でもそうなると今のキヤノンとの関係はどうなるんでしょうね。
しかし、「デジタルデータをデジタルで残し、かつデジタルでやりとりする」ためにVAIOやメモリースティック、i.LINKを推進してきたソニーがここにきて紙媒体という究極のアナログに注力するのも皮肉というか逆説的というか。個人的にプリンタを使わなくなって久しい(仕事ではまだ使ってますが、自宅のプリンタはもう半年くらい電源すら入れていない)ので何だかなあ、という気もします。
あ、でもソニーの核ともいえる「オーディオ・ビジュアル」なんてそもそも究極のアナログの塊みたいなものか。(^^;


[ XP Ready ] 2001/06/04(Mon)
ちょっと遅くなってしまいましたが、6/1に今シーズンのVAIOのWindows XP対応情報が発表されました。
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/winxp.html
提供されるのは「OS・ドライバー・ソニーオリジナルソフトウェアを含む『Windows XP アップグレードパッケージ』」とのことですが、Windows XPに対応するために\7,000はちょっと高くないかい?>ソニーさん。確かに特殊なアプリがたくさんあって難しいのは分からないでもないですが、結局のところWinXPといってもWin2000に新しい皮を被せただけのものですからねえ。おっと、WinXPそのものについてはまた別の機会に書こうと思っているのでこの辺にしておくとして、WinXPアップグレード情報はソニーだけでなくメーカー各社からも出ているようです。
MYCOM PC WEBの記事
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/06/04/04.html
ZDNetの記事
http://www.zdnet.co.jp/news/0106/01/upgrade_xp.html
私はまだXPに関しては冷めてます。重いだけで特に新しい機能がなさそうというのもあるんですが、やっぱりActivation(認証周り)が面倒そうというのが一番大きい。とりあえず発売されたら1本買って自作機で試してみて、VAIOはそれから考えようと思ってます。
WinXPとは直接関係ないんですが、今回のアップグレードキットの対象機種に今シーズンの新VAIOに混じってMX5がいるのがちょっと気になります。新製品が出てこないと思ったら、フルモデルチェンジではなくてまだこのマシンで引っ張るつもりみたいですね。このままこのシリーズは消えてゆくのかという気がしないでもないのですが、PCV-M390からMX1にモデルチェンジするときも、何だかんだで9ヶ月くらい引っ張ったような気がするので、いずれ私も驚くような新製品を出してくれることを期待してます。
でも今シーズン「何か隠してるだろう」と読んでいたXR、LX、MXがこの雰囲気だと当分何もなさそうな感じなのが残念ですね。モデルチェンジするしないは置いておいても、ノートのフラッグシップと省スペースVAIOにWin2000モデルがないこのラインナップはちょっと物足りないと思うんですけど。


[ クルマ ] 2001/06/03(Sun)
日曜だし天気いいし、ってことでクルマ磨いてたんですが、ウィンドウの撥水コーティング剤を使ったらワイパーがビビってしまってしょうがない。でポリマーコーティングに対応した換えゴムを買いに最近行きつけになりつつあるイエローハット富山北店に行ったんですが、店を出てみると何故かサブウーファーの注文書を握り締めてました

あ゛あ゛ーっっっこのダメ人間!!!>自分

ほんっと勢いで気づいたら発注してた。あ゛あ゛あ゛。
デッキの購入に始まって、スピーカの発注→取り付け、他にも細かいものを買いに行ったり冷やかしに行ったりで店員さんとは顔見知り状態だからなー。けっこうサービスもいいんでつい話をしているうちに買うことになってました(汗)。まあボーナスがあるから何とかなるけど、今月はWorkPadもあるし・・・。
3日ぐらいで入荷するようです。大阪オフには間に合いそうなのでそれがせめてもの救いか。

大阪オフといえば、C1間に合わないっぽい(泣)。
VCLの「修理・お預かり品インフォメーション」
http://vcl.vaio.sony.co.jp/repair/
によると、修理完了日が8日。自宅に届くのがそれから1〜2日後。私が大阪に向かうのが8日。って駄目やん(泣)。
とりあえず保証書の件は文句言ってこなかったので大丈夫みたく、それは良かったんですが、大阪に間に合わないのは痛すぎます。505でナビはちょっと辛い。なんとかなってこないかなー・・・。


[ 英語キーボード/505 ] 2001/06/01(Fri)
505EXのキーボードを換装してみました。
CYBALIONの掲示板でお知り合いになった米国在住のTHIN32さんがUSソニーから英語キーボードが取り寄せ可能なので代理購入してくださる、という話があったので乗ってみたのです。
C1VJの代わりに当面のリリーフを頼むことになった505EXに、いつ例の「]]]]]]]]]]....」問題が再発して使い物にならなくなるか分からなかったのでちょうど良かったです。JPソニーから日本語キーボードの取り寄せという選択肢もあるにはあるのですが、最近のソニーSS(VCLに限らず)は個人によるVAIOの部品取り寄せにはかなり渋くなっているらしくて、よっぽど運が良くないと(要するに「当たり」のサポーターを引かないと)取り寄せに応じてもらえないみたいなので、この際取り寄せが簡単な英語キーボードを試してみよう、と思ったわけです。
もう何十回とバラしている505EXの分解→キーボード交換作業はものの10分で終了。あっけなく動作してしまったんですが、けっこうキー配列(特殊なキー周り)が日本語と違って面白い。右[Shift]キーが[↑]キーの左側(いわゆる[ろ]キーのある部分)にあって日本語キーボードで右[Shift]キーに当たる部分に[Fn]キーがあったりするんですねー。日本語キーボードだと左側にしか[Fn]キーがないので、[Fn]とカーソルキーの組み合わせで使う[Home][End][PgUp][PgDn]あたりが使いづらいため結局使わなかったりするんですが(私はけっこう上記4種のキーは使う派なので)、右[Fn]があると片手で[Home][End][PgUp][PgDn]が押せるのでかなり操作性は良くなります。日本語キーボードでも右[Fn]、あれば楽なんですけどねー。でもキー数が多い日本語キーボードだと物理的に配置できないから仕方ないのかな。
と、日本語キーボードより便利な部分は便利でいいんですが、やっぱり私は

日本語キーボード派なんだー!!!

初めてPCを触って以来、ほとんど日本語キーボード、しかも自分の気に入ったものだけを使い続けてきているので、なかなかキー配列の違うキーボードには馴染めないんです。特にATOKのオン/オフを[変換]キーに割り当てている(MSIMEだと標準で[変換]に割り当てられていますが)ので、このキーがない英語キーボードはちょっと辛い。他にも記号キーの配列が違ったり、横長の[Enter]キー・・・。ミスタイプしまくりです(泣)。仕事柄、ということもあって一日のうちで睡眠時間よりPCを触っている時間の方が全然長い私にとって、慣れないキーボードを使うことは普段と違う枕で寝るよりも気持ちの悪いもの。
そんな私が何故慣れない英語キーボードに換装したか?・・・そう、それは、ネタのため。というのは半分ホントですが(笑)、やっぱりキーがヘタっていたのと英語キーボードの方が入手性が良かったからかな?英語キーボードの方が見た目的にかっこいいというのもありますけど(笑)。
でもせっかく換装したのでこの際慣れてみようと思っています。しかし実際仕事にしろプライベートにしろ、英語キーボードってそうそう転がっているものでもないので、英語配列に慣れてしまうと今度は他の日本製PCに触れなくなってしまいそうで怖い(^^;

英語キーボード派のヘビーユーザーさんなんかはよく「ゴチャゴチャした日本語キーボードやWindowsキーのあるようなキーボードよりもシンプルな101英語キーボードの方が絶対使いやすい」と言いますよね。でも、万人にローマ字入力が適しているわけではなくってやっぱりカナ入力の方が速いという人がいたり、「Dvorak」(ドヴォルザーク配列)じゃなきゃ駄目という人がいるように、やっぱりインタフェースというのは「慣れ」の要素が大きいですよね。確かに初心者が入りやすいインタフェースとか、いわゆる「ユニバーサルデザイン」といったものは存在するでしょうが、ある程度以上熟練してくると「シンプル」かつ「好みにあった」インタフェースが最も生産性を高めてくれるんだと思います。本当につきつめていくと、各人各様にバラバラになるかある一点に集約されるかのどちらかになるんでしょうが、普通に使う分にはそうもいかないわけで。

実は505だけではなくてC1VJ用のも購入してしまったため、今後英語キーボードがある意味メインになっていきそうな感じ。この際仕事マシンのThinkPadも英語キーにしてしまおうかな?ThinkPadなら予備キーボードの入手も比較的容易ですし。

でもやっぱり私は

日本語キーボード派なんだー!!!

と一言言いたい。

My Diary Version 1.21
[ 管理者:Brown Sugar 著作:じゃわ ]