VAIO Column
[Columnから戻る]
[他の月を見る]
(2001/08)


[ 夏の終わり ] 2001/08/31(Fri)
いやはや、新製品出ませんねえ。(^^;
私はというと、この隙に無線ブロードバンドルータの新製品を狙ってます。今はまだ ADSL モデムと RasPPPoE でダイヤルアップ(厳密にはダイヤルアップじゃないんだけどね)をしていて自作機一台からしか ADSL に接続できないので、ルータを買おうかと。
最近ではブロードバンドルータの新製品も各社からいろいろ登場してきて、いよいよブロードバンドも本格普及か、という雰囲気ですね。というわけで、ブロードバンドルータのメジャーどころとちょっと気になる新製品をまとめてみました。


有線だとこちら。

PERSOL PBR003
http://www.persol-jp.com/seihin/seihin/1_port.html
メルコ BroadStation BLR-TX4
http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/catalog/item/b/blr-tx4/
プラネックス bRoadLanner BRL-04FW
http://www.planex.co.jp/brl-01/brl-04fw.htm

メルコの BroadStation は AirStation ルータの無線なしモデルですが、実績という点では信頼できそうです。でも気になるのは PERSOL ですかね。Ethernet ポートが 1 ポートしかないのですが、これで実売 \10,000 以下という現在ではトップクラスの低価格を実現しています。手持ちの Ethernet HUB がある人なんかはこれで十分なんじゃないでしょうか。ちなみに 4 ポート HUB 機能がついた上位モデルでも \15,000 くらいとリーズナブル。
最近ではプラネックスの BRL-04FW のようにそれなりにまともな FireWall 機能がついたモデルも増えてきており、常時接続のセキュリティについて一般ユーザーでもそろそろちゃんと考えなくてはならない頃のようですね。安く環境を整えるか、「安心感」を買うか、選択に悩むところです。


無線だとこちら。

LINKSYS BEFW11S4
http://www.linksys.co.jp/products/befw11s4.htm
メルコ AirStation WLAR-L11G-L
http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/catalog/item/w/wlar-l11g-l/
アイコム WAVEMASTER SR-11FB
http://www.icom.co.jp/pc/seihin/sr-11fb/
IBM 高速ワイヤレス LAN ゲートウェイ 22P6401
http://www.ibm.com/jp/pc/option/obi/nob05/22p6401/22p6401a.html

無線のブロードバンドルータも当初は AirStation くらいしかなかったものでしたが、最近では各社からいろいろな製品が出てきています。アイコムの WAVEMASTER なんかはプリントサーバ機能もついてデザインも良い、ときています。
LINKSYS の BEFW11S4 は発売が遅れていて 9 月中旬以降になるらしいという噂ですが、有線ルータでの実績があるメーカーだけに、機能・性能の高さには期待できそうです。
当初、私も LINKSYS を買おうと思っていたのですが、発売が遅れている間に IBM が無線ルータを発表。一瞬にしてこっちに気持ちが移っちゃいました(^^;だって ThinkPad カラーっていうか、って ThinkPad カラーって単なる黒じゃん、というツッコミは置いといて(笑)IBM ロゴとかデザインでこっちかな、という感じ。実売価格も LINKSYS より数千円安いみたいですし。何やら IBM はこの秋以降に発売する ThinkPad の全てのシリーズに無線 LAN モデルをラインナップする、という噂なので無線 LAN についての技術は LINKSYS と同じくらい信頼してもよさそうです。

しかしソニーや IBM は言わずもがなですが、NEC、富士通、シャープといった大手メーカーも PC オプションとして無線 LAN カードや AP を用意しているんですね。このことは無線 LAN はもう普及期に入った、と言っていいのかもしれません。未体験だという方は、ぜひお試しを。
ADSL も無線 LAN も「今年はブレイクするだろう」と思っていましたが、いよいよ本格普及ですか。

ともかくブロードバンド初心者の方は以下を見てお勉強を。
@IT の記事
http://www.atmarkit.co.jp/fpc/special/bbrouter_desc/
i-VAIO(祝「サイトでーた」誌掲載!)
http://www4.xdsl.ne.jp/~ibuki/


夏が往く。雨音と共に。私の夏もまた。


[ 黒の衝撃 ] 2001/08/30(Thr)
待ちに待った VAIO の新製品発表です。
PCG-R505/ABD
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/products_0830.html
・・・と思ったら、なんじゃこりゃ(^^;R505(WinMe モデル)に DVD-ROM/CD-RW ドッキングステーションをキットにしただけのモデル。本当の意味での新製品ではありません。うーん。
これを「新製品発表の前の旧モデルの在庫処分」と取るか「まだしばらく新モデルは出ないので、それまでのつなぎ」と取るか・・・微妙なところです。でも R505 自体は初代 R505 が出たときから HDD 以外の仕様って全く変わっていませんからね。そろそろファンの静音化改良を施したり高クロック版 CPU を搭載した新 R505 を開発していそうな予感(というかむしろ願望)。1〜2 週間くらいでニューモデル出てこないですかね。ちなみに昨年の秋モデル発表は 9/8 でした。


ところで、新しい VAIO バッグ買いました。あの「HEADPORTER」の C1 専用バッグ、「C1-CASE」です。
HEADPORTER の公式サイトがないのでとりあえず以下のサイトを参考に。
http://www.spungna.com/ace-net/brund/headporter/
C1 専用バッグといえば、ソニー純正・PORTER(吉田カバン)製の「スマートバッグ CX」は私も持っていましたが、イマイチ容量が小さいのと「VAIO」のタグが恥ずかしいのとで 3 回ほどだけ使ってお蔵入りしていたんですよね。でも C1 に似合うバッグが欲しくて探していたら、あの吉田カバンの藤原ヒロシ別注ブランド「HEADPORTER」が C1 専用バッグを出すという情報が。ずっと狙っていたのですが、前に原宿の HEADPORTER ショップを覗きに行ったときにも「棚しか置いてない」くらいの人気ぶりで入手できずにいたんですよね。
そんな感じで半分あきらめモードでしばらく過ごしていたんですが、HEADPORTER 情報を最初にくれた冬雪さんから 10 日ほど前こんなメールが。

> 明日、通販でブラックビューティーC1-CASEの受付があるそうです。
> 私は別のものが欲しくて、電話勝負に参戦しようと思っているのですが、
> よければ代わりに申し込みますが、どうしましょうか?


おおおおおおおおおお!!!!!

マジっすか!買えるんすか!
ちょうど通販受付の日は仕事が一日中忙しくて通販どころではないという感じだったので、忙しくなかったら会社半休してでも参戦するところだけど仕方ないので冬雪さんのご厚意に甘えることに。いつもだったら忙しい日はメールの返事サボっちゃったりするんですがこのメールばかりは速攻返信みたいな(笑)。

・・・というわけで今手元に BLACKBEAUTY があります。

BLACKBEAUTY

いやー素晴らしい。美しい。本当は PORTER/HEADPORTER のメインシリーズである「TANKER」系の C1-CASE とちょっと迷ったんですが、内張りがオレンジで金属部品がそのままシルバーな TANKER に比べて BLACKBEAUTY はその名のとおり内張りも金属部品も全てブラック。PORTER タグのステッチまで渋いブラックというこだわりよう。ああ BLACKBEAUTY にして良かった(笑)。しかも同じ黒でもパーツによって質感が違っていたり。こういう細かいこだわりが HEADPORTER らしいというか。
CX とはサイズ的にはほとんど変わらない、というよりむしろ C1-CASE の方が微妙に小さいんですが C1-CASE の方がマチが少しだけ深いんで容量的には C1-CASE の方がある感じです。細かい仕切りとかポケットとかがたくさんついているので機能的にも C1-CASE の方が上。デザインは完全に好みなのでシンプルな CX の方が好きだ、という人もいるでしょうが(確かに私も CX のデザインは好きですしね)、C1-CASE のシックさもポイント高し。PDA とかケータイが入るポケットがついているのも C1 ユーザーのことを分かっていらっしゃる HEADPORTER さん、という感じで好感が持てます。
とりあえずしばらく使ってみて使用感などを含めてネタにしたいと思います。

>冬雪さん
マジでありがとうございます。冬雪と呼ばせてください。
近々 CX 送るんで大事に使ってやってください。というかがんばってバイトして C1 買ってくださいね(^^;


[ 去りゆくもの ] 2001/08/29(Wed)
いやぁ、なかなか VAIO の新製品発表されないですねえ。
けっこうやきもきしている方も多いんじゃないでしょうか?というかここを見に来るような人はみんな気が気じゃないに違いない。うんうん。
私もここのところ、いつも VAIO の公式サイトが更新される昼休み明け頃の時間帯は頻繁にチェックしているのですが、全然出てくる気配もない。このまま 9 月までいってしまうのかな?
まあ、Pentium 4 2GHz が発表されたといっても、新製品の発表を行なったメーカーって直販系ばかりですからね。国内の大手メーカーってほとんど新 CPU に便乗した新製品発表を行なっていません。まあ、いくら 2GHz が載ったといっても今までと同じ構成のマシンの CPU だけ載せ替えてももう面白くも何ともなくて、どちらかというと消費者の目は「新しい性能」よりも「新しい機能」を備えた PC に向いてきていますからね。BTO や CTO で簡単にモデル変更できる直販メーカーみたく簡単に出せばいいというものでもないのでしょうか。いずれにせよ、CPU の「クロック数」が持つ求心力はもはや薄れてしまったのかもしれません。

直販メーカーといえば、Gateway
世界的な業績悪化を受けて再建策を発表、日本市場から撤退する意向を明らかにしました。
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010829/gw2k.htm
日本法人のトップページはこのお知らせに置き換えられ、秋葉原や新宿にある直営店「ゲートウェイカントリー」も既に閉鎖されているようです。同法人が運営するサポート業務およびインターネットサービスプロバイダ事業は委託先を探して継続されるようですが、メーカー保証はともかく ISP に関しては乗り換えを含めて今後を考慮した方が良いかもしれませんね>ユーザーの方々

DELL と並んで直販メーカー系最大手であったメーカーですし、VAIO R505 や ThinkPad X20 対抗し特に日本市場をフォーカスした 「SOLO 3400」など日本でも気を吐いていたメーカーだっただけに突然の撤退には少々驚きましたが、PC 本体の急激な低価格化の影響がこのような形で現れてきたのでしょう。PC 普及率の上昇と過剰化したマシンスペックにより、消費者の新規購入が停滞してしまったことも大きいと思います。NEC富士通東芝が相次いで PC および関連事業のリストラクチャリング政策を発表していることもこのことと無縁ではありませんし、今 PC 界全体が大きな「停滞期」に差し掛かっているということができるとおもいます。ただ一人、VAIO だけは相変わらず好調なようですが、VAIO が「VAIO たるゆえん」を失いつつある現在の PC の流れを見るにつけ、いずれソニーもこの大きな渦の中に巻き込まれていってしまうのではないか、と危惧しています。

というわけで、ここらで一発目の覚めるような MX と SR の後継機種を!
ホントに私のツボを突いたマシンだったら買ってあげるからさ。>ソニーさん


[ PEG-N770C ] 2001/08/27(Mon)
最近何かと話題を提供してくれる Sony Deutschland ですが、今度はベルリンで開催中の「IFA 2001」で CLIE の新モデルを発表したそうです。
CLIE PEG-N770C
http://www.sony.de/ifa_en/highlights/vaio_clie/clie.html
ZDNet の記事
http://www.zdnet.co.jp/mobile/palm/news/0108/27/0000000000000165.html
音楽再生機能に 65,536 色ハイレゾリューション液晶。PEG-N600C と N700C のいいとこ取りをしたようなこのモデル。OS は PalmOS 4.1。後発だけあって動作速度ももちろん改善されているでしょうし、付属の Audio Player では初期状態で MP3 の再生が可能(N700C では有償で対応モジュールを入れなくてはならなかった)、と今までの PEG-N シリーズの不満点を潰してきました。
先日 PEG-N600C が発売になったときも、米国で N610C が発表されてから程なくして日本版も発表されたので、今回も期待して良いのでは?と思ってます。特に「音楽再生機能が欲しいから N700C が欲しいけど、N600C の High Color 液晶も捨てがたいー」とお悩みの方は、もう少し待ってみるとよろしいのでは。N770C はもう高機能 Palm の決定版といえるでしょう。
それにしても PEG-N シリーズは国ごとに型番が細かく違っているので覚えるのが大変ですね。日本版がキリ番(笑)なのはお膝元の特権でしょうか。

明日(現地時間の 27 日)から米サンホセで Intel Developer Forum(IDF)が開催されます。
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010827/idf00.htm
今回の目玉はやはり Pentium 4 2GHz と Pentium 4 向けの SDRAM 対応チップセット「i845」(コードネーム「Brookdale」)の発表でしょう。低価格化に歯止めのかからない SDRAM を利用できる i845(DDR SDRAM 対応版の「Brookdale-D」(コードネーム)は来年になる予定)と最近低価格化が進んで購入の選択肢として現実味を帯びてきた Pentium 4 の組み合わせがここらで一気に普及する、ということも十分にあり得ます。Athlon と Pentium 4 のアプローチの違いから昨年初頭ほどの高クロック化競争こそ行われなくなり、また CPU のパフォーマンスがアプリケーションのニーズを 2 周ほど周回遅れにしてしまったためにインパクトこそ強くはないものの、クロックが「2GHz」の大台に乗り Morgan コアの Duron によってローエンドが 1GHz に達したことは意味があると思います。
Pentium 4 2GHz も i845 搭載マザーボードも、正式発表前にもう秋葉原で購入可能、という事実が秋葉原の異様さを物語っていますが(笑)、2GHz の重みは確実に WinXP 時代を控えた PC 界に意味をもたらすでしょう。

とか書いてみましたがそんなことよりやっぱり気になるのはニュー VAIO ですよね(笑)。明日は動きがありそうな予感。


[ 雨の優しさを ] 2001/08/26(Sun)
今日は雨でした。
台風のときはちょっと変な感じで雨が降っていたのですが、それを除けば久々の落ち着いた雨。
けっこう、しっとりと降る雨って好きなんですよね。なんか、見ていても、傘をささずに歩いていても、和むというか。6 月生まれだからかもしれません。
そういえば、ここしばらく和んでいなかったなあ。
たまには、空っぽになってみるのもいいものだ。くらげのように。落下傘のように。

ところで、Web サーバを移転しました。
ちょうど 9 月でこのサイトも独自ドメインを取得して 1 周年、ということもあり、InterNIC の更新ついでに引っ越すことにしたんですよ。今まで使わせていただいていた0からネット改め zerokara.com さんも悪いサーバじゃなかったんですが、最近は更に低価格で大容量のレンタルサーバが増えてきているみたいだったので。何故か私のサイトだけ CGI がまともに動かない(So-net や BiG-NET でちゃんと動いているスクリプトを、設定をちゃんと確認してアップロードしているにも関わらずさっぱり動かない)のも大きかったですが。
今度から借りたのは inetd さん。月額 \833(一年契約の場合)で 100MB、自作 CGI も使えると私の求める条件をほとんど満たしていたのでここにさせてもらいました。しかし料金とかサービスとか、いろいろ条件をあげるとなかなか見つからないものですね。

まあ、URL にも変更はないですし、利用する側からすれば特に変更点等もないのですが、今後とも「VAIOethics」をよろしくお願いします。


[ 秋モデル大胆予想 2001 (2) ] 2001/08/25(Sat)
というわけで 2 日目、ノート編。VAIO ノートはモデルが多いので大変(-_-;


PCG-GR シリーズ
昨日発表になったばかりの廉価モデル「PCG-GR7/K」。既に購入の意志を固めている方も少なくないんじゃないでしょうか。そして GR9/K を買ったばかりで悔しがっている方もいるんじゃないでしょうか(^^;
秋の GR は(って書くとなんか「秋の GI は・・・」って競馬ニュースみたい。(^^;)基本的にこの 2 モデルをそのまま売り続けることになるでしょうね。出たばかりですし。昨日も書きましたがしばらく GR1 はないでしょう。半ば CTO(=Configure To Order)に近い売り方をしているアメリカの GR では GR1 に相当するモデルもあるでしょうが、日本での GR の位置づけを考えるとしばらくはハイエンドモデル 2 機種だけでいくことになりそうです。
というか、「この秋に A4 ノートが欲しければ GR7/K に逝け!」を今秋の合い言葉にしようと思います(^^;

PCG-FX シリーズ
これまでの XR−FX 体制から GR−FX 体制になって、FX の位置づけも微妙に変わってきました。両者のデザインが比較的似通っているので、むしろ GR にハイエンドを任せ、ローエンドは FX で攻めるという方針になりつつあるように感じます。XR が消えた当初は FX をフラッグシップにする、という無理をうそぶいていたソニーですが、やっぱり FX は FX ということですか。パッと見よく似ているように見える FX と GR ですが実際触ってみるとその差は一目瞭然。作りが全然違いますから・・・(FX ユーザーの方、気を悪くされたらすみません)。
基本的にコンボドライブ、20〜30GB の HDD という構成以外は特に変わらずベーシックなノート PC として売られるんでしょうね。日本市場向けモデルにいつ Mobile Athlon 4 が採用されるのか非常に気になりますが、そろそろ載せてきても良いような気がします。

PCG-QR シリーズ
これといって変わりないでしょうね。700MHz 程度の Celeron に CD-RW。以上。
目新しさがなくなって価格面以外での面白さがなくなってきたシリーズだけに、このまま低価格路線で堅実に売り続けるんでしょうが、どこか一皮剥けさせてくれた方がウォッチャー的視点からいうと面白いんですけどね。

PCG-R505 シリーズ
発売当初の品薄状態も落ち着いてきた R505。夏モデルは HDD を載せ替えただけで基本的に設計が変わっていないものでしたが、次は CPU を変えてくるでしょうから、初号機で出てきた不満点を解消して更に完成度の高いマシンに仕上げてきてくれることを期待します。特に「颱風の如し」と悪評の高かった CPU クーラーの騒音は何とかしてほしいですね。それさえなければほぼ非の打ち所のないマシンと言ってもいいんですが・・・。でもこの CPU クーラーの音はおそらくファンの風切り音でしょうから、これを改善するとなるとファンの形状から見直さなければならず、最低限冷却に必要な風量との兼ね合いを考えると開発陣も頭を悩ませていることでしょう。
CPU に関してはちょうど高木産業が Mobile Pentium III 1GHz(「-M」がついていないことから Tualatin ベースではないと思われる)B5 ノート「PNII-PIII1000MRD」を発表したこともあり、GHz クラスの CPU の採用があっても不思議はありません。でも他の仕様では HDD もメモリもドッキングステーションもこれ以上変えようがないので変わったとしても CPU くらいかな。初代 R505 ユーザーもそれほど悔しい思いはしなくて済みそうです。

PCG-SR シリーズ
秋モデルの目玉としてフルモデルチェンジした SR の後継機種を期待しているのは私だけではないはず。筐体の色を変えて消費者の目を惹いたに乗じて売り切ってしまおう、と目論んでいるのか現行の SR1M・SR9M はかなり価格も下がっているみたいですし、Sony Sytle では ADSL と抱き合わせ販売(まー事実上の抱き合わせ販売ですね)を始めたことからもこのシリーズの終焉は明らかでしょう。
気になるのはやはり次のシリーズがどんなものになるのか?ということ。低電圧版 Pentium III 750MHz↑、Bluetooth という路線は踏襲するでしょうがその他はどうなるでしょうね。VAIO 全機種において機能面・性能面ではもう行き着くところまで行っちゃった感があるのでもうどんなモデルが出てもその点ではびっくりすることもないでしょう。せいぜいセンタージョグ採用くらいかな。というわけでコンセプトとデザインに注目、です。初代 505 ユーザーをも唸らせるようなモデルが出てくるかどうか、ですが、最近のソニーは昔からのユーザーよりも今まで VAIO を使ってこなかったユーザーの取り込みに重点を置いているような雰囲気なので、昔のユーザーの心を鷲掴みにしてくれるようなデザインは出ないんだろうなあ。一応期待しながら様子を伺ってみますが・・・。
あと個人的にはメインの SR シリーズ後継とは別系統で、超低電圧版 Mobile Pentium III を採用したスタミナ&モビリティ VAIO を作ってほしいですね。それこそ「MURAMASA」も真っ青な超薄型ノートとか。性能は二の次というか超低電圧版 600MHz もあれば十分すぎるので。s30 に流れたユーザーを取り戻すためにも・・・ね、ソニーさん。っつーかそんなモデルが出たら私が買うわ。いや、買わせていただきます(笑)。

PCG-C1 シリーズ
C1 もそろそろフルモデルチェンジの予感。Crusoe-C1 の初代 C1VJ が出たのがちょうど一年前のこと。決死の思いでベンチマークに挑んだことも、今となっては良い思い出です(笑)。
まあフルモデルチェンジがあるかどうかは TM5800 の採用の可否にかかっていると思います。C1 の用途やクロック数を考慮すると超低電圧版 Pentium III はないでしょうが、TM5800 が次期 C1 に本当に間に合うのかどうか。冬モデルには確実に間に合うでしょうが、今回はちょっと微妙ですね。VAIO ノート全体として見れば今回は SR のモデルチェンジがある(予想)ので C1 はとりあえず据え置きでもいいんでしょうが、そうなると C1VSX/K からスペックがほとんど変わらないことになるので何かあってほしいような。SR のように藍く塗る、ということも考えられますが、SR よりも女性ユーザー率が高そうな C1 では白い方が受けが良いような気もします。
どっちにしろ TM5800 次第ですね。

PCG-GT シリーズ
先日中途半端な時期に発売された GT1 の後継、PCG-GT3/K。このモデルはあまり一般ユーザーをターゲットとしていないので(というかオモチャ感覚で買う人くらいしかいないのでは?)通常のスケジュールに合わせて発売する意味もそれほどないでしょうから、今回はそのまま保留ということになると思います。C1 で TM5800 がこなれてきたら、TM5800 搭載 GT を思い出したように発売してくるか、あるいはそのまま思い出となって消えていくか(笑)、思い出されずに消えていくか(爆)だと思いますね。
というかソニーさんもかなり無理をして GT の宣伝をしようとしているみたいだけど、
http://www.vaio.sony.co.jp/Enjoy/People/Nakae/
ちょっと厳しいと思うぞ。(^^;


という感じで、予告通りかなり長くなってしまいましたが、やっぱり今秋のモデルは SR のモデルチェンジが目玉でしょうね。でも Z505 も XR もモデルチェンジの噂から実際のモデルチェンジまでの期間がけっこう長かったので、本当にあるかどうかはまだ分かりません。その他では GR と R505 は相変わらず売れまくるでしょうし、(ユーザーサイトに出入りするユーザーが少ないことが他のコアなシリーズとのユーザー層の違いを物語っていますが)FX と QR も調子よく売れるでしょう。あとは C1 か・・・TM5800 は気になりますが、私が使う限り 30GB・Win2000化した C1VJ に不満はないしナビ専用機だし買い換えはないかな。当初は買い換えも考えた C1VJ ですが、Win2000 環境が安定してカーボンルックにもなったので、買い換えはしないつもりです。もし買うことがあったとしたら、SR 後継が良かったときに「買い増し」の方向で(笑)。


[ 秋モデル大胆予想 2001 (1) ] 2001/08/24(Fri)
先日も少し触れましたが、来週、27 日(日本時間では 28 日)にも Intel が Pentium 4 2GHz を発表するようです。
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010816/intel.htm
http://www.zdnet.co.jp/news/0108/24/e_pentium.html

これに伴って各社から搭載 PC が発表されることと思いますが、当然この秋の VAIO にも 2GHz のプロセッサは搭載されることでしょう。というわけで、今日は近々発表がありそうな予感の秋モデルを予想してみようと思います。とりあえず今日はデスクトップから。


PCV-J シリーズ
先だって発表された AMD Duron 1GHz を搭載してくることは必至。あとはあまり変わりようもないので、せいぜい HDD が 60GB に増強されるとか、コンボドライブの CD-R 書き込み速度が 4 倍速から 8 倍速にアップする程度ではないでしょうか。
J シリーズも Giga Pocket モデルが加わり、スペック的にも申し分なくなってきたのでむしろ J15 から追加された 17 インチ CRT モデル、J20 から追加された 15 インチ液晶モデルのようにディスプレイの選択肢が広がってきたことの方が注目に値します。ぼちぼち本体のみモデルも店頭販売されないかな。

PCV-RX シリーズ
RX は当然ハイエンドの RX73K(?)で Pentium 4 2GHz、DVD-RW ドライブ搭載という最強スペックでくるでしょう。でも他には一般ユーザーにアピールできる機能がないのも事実。テレビ/ビデオ機能は J シリーズや LX シリーズでも当たり前になってきている上に、他社製品でも同等の機能のついたモデルが増えてきている(使い勝手、という観点では Giga Pocket に一日の長がありますが)ため RX の魅力が薄れてきているんですよね。やっぱり圧倒的なパフォーマンスと Win2000 の安定性、そして付属の Premiere 等の付属アプリ、DVD-RW で半ばオーサリング専用機として売っていく方が「VAIO らしさ」とか「他メーカーとの差別化」という点ではインパクトがあるんでしょうが、それが一般ユーザーにどの程度受け入れられるかといったら難しいところですから、最近のビデオ PC 人気で一番困っているのはむしろ先鞭をつけたソニー自身であるのかもしれません。セミプロや SOHO でビデオ編集をやっているユーザーにとっては、不安定要素である Giga Pocket を取っ払って専用機として売ってくれた方がありがたいんですけどね。
RX63K は 1.7〜1.8GHz クラスの Pentium 4 でしょうね。RX73K を売ることを考えたらまだ RX63K には DVD-RW はつけられないでしょうが、CD-RW に発表したばかりの CRX175E くらいは積んできてくれないでしょうかね。
RX53 もぼちぼち Pentium 4 ベースになってもおかしくないですが、RX52 で Athlon マザーを起こしたところですし、Pentium 4 ベースはおろか Tualatin ベースの Celeron も当分出る予定がないのでしばらくは Athlon かな。1.2GHz くらいは載ってくるんじゃないでしょうか。

PCV-LX シリーズ
結局 Win2000 モデルの出なかった LX シリーズ。ウリのペンタブレット液晶も「いいなぁ〜」と言っている人は多いですが身の回りでは結局誰も買っていない、ということは、本当に Painter バリバリの CG イラストレーターさんくらいにしか買われていないのかな?比較的リーズナブルな LX3x シリーズはそこそこ売れているらしいですが、その他はもうひとつパッとしないイメージがあります。タブレットというコンセプトは残しつつ、そろそろ根本的なモデルチェンジがないとこのシリーズはキツいかもしれません。どうせ今のマザーでは Pentium III 1.0B GHz までしか積めないので、マザーから作り替える必要がある時期ですし、低発熱で小型筐体にも収めやすい Tualatin か Palomino ベース(MP 対応以外の通常版 Palomino はまだ正式発表すらされていませんが)の CPU を搭載してのモデルチェンジくらいあるんじゃないでしょうか。
「出るぞ出るぞ」と言われている液晶一体型 iMac に対抗して、ここらで液晶一体型 VAIO を J シリーズのレンジに出してきても良いような気が。

PCV-MX シリーズ
うーん、出ないですねー。MX の後継(-_-;
出るとすればフルモデルチェンジは間違いないのですが、どういった形で出てくるか。VAIO に繋げる音楽再生機器も MD/MDLP だけでなくネットワークウォークマンや MG メモステなど幅も広くなってきましたから、どれかひとつを内蔵したり、全部を内蔵したりというのはコスト的にも厳しいのではないでしょうか。となるとやはりユーザーに選択の余地を与えつつ本体は無理のない価格に抑える、というアプローチ、即ちセパレートコンポタイプに脚光が当たるという筋書きが(大いに私見)想像されるんですが、ソーテックAFiNA AV」なんてメじゃないくらい強烈なモデルを出してくれないでしょうかね。
もしセパレートコンポタイプで出てくるとしたら、コンパクトな筐体に収めつつ AV 鑑賞の邪魔をしない静音性を実現するためにも低発熱な CPU を選択してくるはず。あるいは筐体サイズが近いであろう LX シリーズとの融合もあったりして・・・?
MX の後継自体本当に出るのかどうかすら分かりませんが、VAIO のキーコンセプトを最もよく体現しているシリーズだけに、後継機種の発売を期待したいところです。


デスクトップはこんな感じですね。MX の後継があるとすればかなり面白いことになりそうですが、そうでなければ目玉は 2GHz くらい、というちょっとトホホな展開になるでしょう。もう PC の性能も機能も不満になる部分はなくなってきたと思うので、何かこの余剰性能を有効活用する新しいキーコンセプトなりキラーアプリなりを打ち出してきてほしいところ。ブロードバンドも徐々に浸透しつつある現在、ブロードバンドと絡めたコンテンツ配信(そのコンテンツがメーカー主導で配信されるものなのか、ユーザーを中心に広がっていくものなのかは分かりませんが)を簡単に利用できるようなコンセプトの VAIO なんて新しいと思うなあ。ま、GT とか ImageStation とか i-Jump とかを見ててもちょっと中途半端な気がするので、人気アーティストとソニーがタイアップしてブロードバンドでコンテンツ配信くらいやらないと本格的に普及させるのは難しいでしょう。って DoCoMoM-stage music じゃないですが。

デスクトップ VAIO のシリーズ展開に関しては、そろそろ再編の時期に来ていると思います。LX の中途半端なラインナップとか J と RX のバッティングとかいろいろあるので。私がデスクトップ VAIO の企画責任者だったら、
RX シリーズ: DV/DVD-R 編集メイン
J シリーズ:低価格路線&お手軽テレビ PC
MX シリーズ:セパレートコンポタイプ。基本的に LX と統合、ペンタブレットモデルも用意
LX シリーズ:基本を MX シリーズに譲渡し、液晶一体型にシフト。低価格路線
な感じで攻めますけどね。どう?雇ってみません?>ソニーさん(笑)


明日はノート編。予告します。長いです(笑)。


[ ADSL で Go! ] 2001/08/23(Thr)
ADSL 開通しましたー(^^)
実は昨日から開通していたんですが、仕事が忙しくてそれどころではなく、夜中に帰宅して少し設定してからまた仕事してたんで(泣)ほとんどいじれなかったんですよね。というか、「開通は 22 日の深夜になる」とか言っていたのに朝イチで開通の電話かかってきました。寝てるっちゅーねん(-_-;
設定自体は前々から Ibuki さんのサイト
http://www4.xdsl.ne.jp/~ibuki/
でチェックしてたので比較的スムーズにいったんですが、何故かユーザー認証で撥ねられてしまう・・・。結局ダイヤルアップのユーザー ID を通常のユーザーアカウントでなくフル e メールアドレスにしてみたらうまくいったんですが、So-net にも NTT にも解説ページがなかったので気づくまで悩みました。しかも NTT からはブリッジ(モデム)とスプリッタだけ届いて、肝心の案内書とか説明書とか何も届いていないし(怒)。まあ繋がっているからいいんですけど。
というわけで Ibuki さん、電話サポートありがとー(ぉ

早速ブロードバンドスピードテスト
http://speedtest.pos.to/
で測ってみたところ、夜間は 500〜800Kbps がやっとといったところ。流石にネットのゴールデンタイムは厳しいらしいです。朝方測ってみると 1.2Mbps 超と ADSL の事実上の限界近くまで出るので、回線自体が悪いというわけではなさそう。なんたって局から 2km 以内だからなー。
ともかくそういうわけで ADSL、良いです。もう ISDN には戻れないな。


GR シリーズのミッドレンジモデル「PCG-GR7/K」が発表されてます。
http://vaio.sony.co.jp/Info/products_0823.html
スペックを見れば分かるとおり、CPU が Mobile Pentium III-M 1GHz になっていること以外全く GR9/K と変わりません。ここまで変わらないとなるとむしろ驚きですが、イマドキのオールインワンノートだと HDD は 30GB は切れないし、コンボドライブは必須だし、とか考えると CPU くらいしか変えられないんですよね。
実売は GR9/K より当然安くなるでしょうが、GR9/K が早くも \30 万を切り始めている現状(秋葉原等での話。ヨドバシ等では相変わらず \35 万+ポイント)なので \20 万台中盤くらいにはなるでしょう。\258,000 とかだったらお買い得すぎます。ヨドバシでも \279,800 とかかな?というかこれで GR9/K を買う人はよっぽどお金の余っている人か本当にハイエンドを必要としている人かのどちらかでしょうね(^^;この秋のオールインワンノートは GR7/K で決まりじゃない?
気になるのはローエンドの GR1/BP(?)が出るのかどうか、ということ。Tualatin ベースの Celeron が出ていない以上、出すとすれば Mobile Pentium III-M 866MHz に HDD は 20GB、とかいうスペックで出すしかないんでしょうが、それでも GR7/K より安くすると赤字になるんじゃないかな。WinMe の動作検証の手間なども考えると、しばらく GR はハイエンドに留まらせておいて、ローエンドは FX と QR でカバーし、Tualatin 版 Celeron が出る来年春くらいまで GR1 はお預けだったりして。あるいは、このまま GR はハイエンドのみ、という展開もないとは言えないですし。
というか \25〜26 万で GR7 が買えるとすれば他に何を望みますか。GR1 のように中途半端なモデルなど待たずに迷わず GR7 逝っちゃってください。


[ DSC-P5/P3/F707 ] 2001/08/22(Wed)
ソニーが Cyber-shot の新製品 3 機種および Cyber-shot 向けモバイルプリンタを発表。

DPP-MP1
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200108/01-0822C/

DSC-P5
http://www.sony.co.jp/sd/products/Consumer/DSC/DSC-P5/
DSC-P3
http://www.sony.co.jp/sd/products/Consumer/DSC/DSC-P3/
ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200108/01-0822A/
MYCOM PC WEB の記事
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/08/22/18.html
Digital Photographic Review の記事
http://www.dpreview.com/news/0108/01082105sonydscp3p5.asp
DSC-P5 に関しては数日前に Sony Deutshland から発表されていたので特に驚くこともないのですが、Sony Deutshland のリリースの写真がイマイチ小さくて見にくかったので、ようやくちゃんとしたデザインが判明しました。それなりにサイバーかと思いきや、かなりオーソドックスというか飾り気のないデザイン。でもやっぱり P1 よりは見た目も随分コンパクトなようです。今回のモデルではバッテリも変更になっていて、「メモリースティックサイズ」だとか。さすがにメモリースティック並みに薄いということはないでしょうが(笑)小さいことは確かなようです。要するに、主にバッテリの小型化で P1 よりも小さくできたということなんでしょう。実売価格は約 \70,000。

廉価モデルの DSC-P3 は P5 の単焦点版。CCD 自体の画素数は P5 と同じ 334 万なのに有効画素数は 282 万となっています。レンズが小さくて CCD を使い切れていないということなんでしょうか。しかしこないだ P50/P30 の単焦点・廉価版 P20 を発売したばかりだというのにひたすらラインナップ埋めてきますねーソニーさんも。まあ P3 と P20 とでは本体サイズも違えば画素数も違うので比較対照になるものではありませんが、これで更に複雑になったラインナップは消費者を悩ませることでしょう。というか今 P20 は実売 \2 万台後半らしいですが、\19,800 くらいじゃないと売れないんじゃないの。P3 の方も単焦点で \50,000 は微妙な価格。サイズはともかく、実用を考えると 200 万画素程度で良いから光学 3 倍ズームは欲しいところです。
あと P3 で特筆すべきは本体カラーがシルバーとブルーの 2 色から選択できる点。FinePix シリーズなんかは廉価モデルでは本体色のバリエーションがありましたが、Cyber-shot では初。CLIE N600C といい、最近のソニー製品はカラーバリエーションも重視する傾向にあるといえます。

DSC-F707
http://www.sony.co.jp/sd/products/Consumer/DSC/DSC-F707/
ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200108/01-0822B/
ZDNet の記事
http://www.zdnet.co.jp/news/0108/22/cybershot1_m.html
PC Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010822/sony1.htm
Digital Photographic Review の記事
http://www.dpreview.com/news/0108/01082106sonydscf707.asp
ようやく発表になった DSC-F505V の後継機、「DSC-F707」。F505V が初代 F505K からほぼ画素数のみのアップ(動作速度など細かい点では改善されていましたが)だったのに比べ、今回は大幅なモデルチェンジです。そのせいか、型番から「505」の文字こそ消えてしまいましたが、F505 シリーズの後継を名乗るに相応しい仕上がりになっています。CCD は現在の民生用デジカメでは最高の 502 万画素(実画素数 524 万画素)、伝統のカールツァイス・バリオゾナーレンズに光学 5 倍ズーム。
CCD の画素数に驚きがちですが、F707 での目玉はむしろデジカメ初の「ナイトショット」および「ホログラフィック AF」搭載でしょう。「ナイトショット」はビデオカメラに興味のある方なら知っていると思いますが、赤外線を照射して夜間でも撮影(モノクロ)できる機能。初期のナイトショット搭載 Handycam では使いようによっては被写体が「透けて見える」ことが問題になり回収騒ぎにすらなりましたが、その後「透撮」はできないように改善(イケナイ趣味の人にとっては「改悪」?)されており、F707 でもながら(笑)透撮はできないので安心して使うことができます。
もうひとつの新機能・「ホログラフィック AF」は簡単に言えばレーザー光でピントを合わせる機能。LED と違ってレーザー光では夜間など暗い場所でもピントが合わせやすいので、ナイトショットと組み合わせて使うことにより夜間撮影に力を発揮することでしょう。Cyber-shot といえば以前はスローシャッターの幅が狭いため、シャッタースピードを遅くして光量を稼ぐ、即ち夜間でもちゃんとした写真を撮影することが苦手でしたが、F707 ではかなりシャッタースピードの幅が広がったので夜間でも安心して使えそうです。これら夜間撮影機能に関しては Cyber-shot F505 シリーズの最大の弱点だったので、この改善は嬉しいところ。
その他目につく変更点としては、やはりビューファインダを備えたところでしょうか。F505 では回転レンズを採用しているという構造上、光学ファインダを搭載できず、これが「本気撮影」の際の不便さとなっていたんですが、F707 では見事搭載してきました。とはいえ F707 も回転レンズ。どうやって光学ファインダを?・・・と思ったら、このファインダ、液晶ビューファインダだそうです。レンズから入ってきた映像をそのまま映しているわけですね。しかし別に光学でなくとも全然問題ないというか、ちゃんとアイキャップで遮光して見れるファインダがあるというのは「本気写真」を撮る上では必須とも言えただけに、これはすごく嬉しい。液晶モニタとは排他的に切り替えて使う方式のようですが、このあたりは実用上問題ないかな。
バッテリは F505 から変更になっており、インフォリチウム M バッテリを採用しています(F シリーズはインフォリチウム S)。F505 ユーザーは買い溜めたバッテリが使えないのは痛いですが、Handycam なんかとは共通なので Handycam ユーザーには優しいですね。筐体デザインも M バッテリや液晶ビューファインダの採用等に伴いけっこう変更されています。グリップ周辺のデザインあたりは少しサイバー感が薄れて普通のカメラっぽくなりましたが、ホールド性やシャッターボタンの位置を考えるとこちらの方が実用的ではあると思います。
しかし見れば見るほど気合い入ってますねーこの F707。500 万画素クラスの CCD を開発した第一人者としての意地さえ垣間見えるこの仕様。F505 のインパクトに加えて 700 番台の型番を関したことで、PRO の名こそありませんが名機「Cyber-shot PRO D700」の系譜すら受け継いだハイエンドデジカメが誕生した、と言って良いかもしれません。
実売価格は \12 万前後。

あー、F707 も P5 も欲しい(^^;今の F505V/F55K の組み合わせよりも F707/P5 の方がバランス的には良いんですよね。でも両方買うとスペアバッテリ代を含めて \20 万オーバーか・・・悩ましい。F505 に光学ファインダがついたら買い換えよう、とか思っていたのでかなり揺らいでます。どうしよう・・・。
いずれも 10/4(木)発売。


[ 嵐の心 ] 2001/08/21(Tue)
台風、近づいてますね。関西圏はもう真っ只中なところもあるでしょう。くれぐれもお気をつけください。


なんかいろいろ忙しくて更新サボっている間にいろいろ発表になってます。
Bluetooth 対応(内蔵に非ず)DV Handycam「DCR-PC120」
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200108/01-0820B/
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20010820/sony2.htm
MPEG-2 ベースのテープメディア「MICROMV」および対応カメラ(こちらは Bluetooth 内蔵)「DCR-IP7」
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200108/01-043/
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200108/01-0820/
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010820/sony.htm
ソニーじゃないですが HP の DVD+RW/CD-RW コンボドライブ「dvd100i」
http://www.hp.com/hpinfo/newsroom/press/20aug01a.htm
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20010821/hp.htm

個人的に取り上げたいのがソニー初のバッファアンダーランエラー防止機能「Power-Burn」搭載 CD-RW ドライブ「CRX175E」
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200108/01-044/
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010821/sony.htm
24xR/10xR/40xROM の製品。ソニー製 CD-R ドライブの今までの最高速が 12 倍、しかもバッファアンダーランエラー防止機能なしですからかなり強化されたことになります。DDCD は全然鳴かず飛ばずですが、やっぱりオーソドックスなこちらが本命でしょう。とりあえず買う予定。いちおー自作機の CD-RW/DVD-ROM/FDD を全てソニー製で揃えている私としては BURN-Proof ドライブにもコンボドライブにも逝けず、指をくわえているしかなかったので(^^;

VAIO に LAN カードを付属して「ブロードバンド対応」とか間抜けたことを言っていた Sony Style の「ブロードバンドプロジェクト」ですが、やっとそれなりにまともなことをし始めました。その名も「Broadband Club」だそうです。
http://www.jp.sonystyle.com/Bbpj/
入会金 \29,800+月額使用料 \4,500×12 ヶ月(So-net ADSL の回線利用料含む)で VAIO PCG-SR1M が貸与&ADSL 回線が利用でき、12 ヶ月のプロジェクト期間後 \50,000 を払えば SR1M をそのまま引き取れてしまうという仕組み。これに更に ADSL ルータの代金は別、ということなのでこれを安いとみるか高いとみるか。SR1M って液晶が 800x600 だからなー。既にノートだけで 3 台ある私には必要ないかも、と思いますがそれ以前に富山県は So-net ADSL のサービス範囲外なのでそもそもエントリ自体ができません(泣)。


AMD が Mobile Athlon 4 1.1GHz、Mobile Duron 900MHz、(デスクトップ向け)Duron 1GHz を発表。
http://www.amd.com/japan/news/prodpr/nr21070.html
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010820/amd.htm
そろそろ FX シリーズに載ってきても良い頃だと思うんですけどね、Mobile Athlon/Duron。
次の PCV-J21 は Duron 1GHz で決まりかな。
そう言えば、27 日(月)に Intel が Pentium 4 2GHz を発表の予定だとか。
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010816/intel.htm
このあたりに合わせて新機種発表があるのでしょうか。楽しみ。


[ 新居 ] 2001/08/18(Sat)
今日はずーっと引越し作業をしてました。
大物は運び込んだのであとはぼちぼち細かいものを運びつつ徐々に新居に生活を移していこうと思っています。とりあえず今は事後処理その他のために実家に帰ってきているんですけどね。
まだキッチンとか寝室とかも新生活を始めるという雰囲気でもないんですが、リビングの AV 機器の設置はほぼ完了。自作 PC もデスクを買わなきゃならないんですが一応セットアップ完了。あとは 23 日の ADSL 開通を待つのみ、という状態です。実は 16 日の夜は高校時代の友人兼ネット友達(笑)数人と飲んでいて、三次会以降は早速布団と自作機とテレビとオーディオと PS2 くらいしかない新居で飲みつ騒ぎつとやっていたんですが、「生活必需品よりもまず電子機器を搬入するところが Brown Sugar(仮称)君らしい」とか言われてしまう始末(^^;良いじゃん別に〜。


ところで Sony Deutshland その後。
ななちゃん情報によると他にもネットワークウォークマンの新作 NW-E10(内蔵 128MB)とか Bluetooth 内蔵の DV カメラとか CDRW/DVD のスリムドライブとか、いろいろとニュースリリースが出ているみたいです。でもこの Column や CYBALION で話題になったからか(って関係ないと思うんですけどね)、DSC-P5 のプレスリリース共々 8/7 に発表されたこれら新製品のプレスリリースが全て Not Found。詳しい情報が見れません(T_T)。
でも日本でもお盆休みが明ける月曜日(20 日)には発表があるでしょうから、ともかく様子を見てみましょう。


[ DSC-P5 ] 2001/08/16(Thr)
Sony Deutschland(ソニードイツ)から Cyber-shot の新機種「DSC-P5」が発表されています(情報提供:ななちゃん)。
プレスリリースは独文ではなく英文なので安心してお読みください(笑)。
http://www.sony.de/ifa_en/presse/010807_340.html
ようやく出てきた感のある DSC-P1 の後継機種。廉価版というか DSC-S50/S30 の後継機種として P50/P30(および P20)は発売されていましたが、これらはデザインこそ DSC-P シリーズに似せられていたものの、やはり P シリーズというよりは S シリーズの廉価版を売れ筋の P1 風にしただけというあまりパッとしないモデルでしたから、この DSC-P5 こそが正当な P1 の後継機種といえるでしょう。
ちょっとプレスリリースの写真じゃデザインとか大きさとかが正確には分からないですが、DSC-P1 クラスのサイズに P50 系デザインを被せたようなイメージですね。シンプル系だった P1 とは若干違うので好みが分かれるかもしれません。あとこの写真、顔の小さい欧米人のモデルを使っているからか、あまり小さく感じられないんですけど(笑)。これなら P1 のプレスリリースの写真の方が小さく見えたなあ。
サイズ的には、幅 112.5mm×高さ 53.8mm×厚さ 36.2mm、重量 185g とかなりコンパクトで軽いようです。P1 は幅 113.0mm×高さ 53.9mm×奥行43.8mm、重量 250g なので、正面から見たサイズはほとんど変わりませんが厚みを 20% ほど薄くなっているみたい。P1 はそれなりに厚みがあったので「ぽてっ」とした印象でしたが、P5 の厚みならかなりコンパクトに見えるんじゃないでしょうか。重量としては P5 の 185g というのがバッテリを含む重量なのかそうでないのか分かりませんが、前者だとしたらかなり軽いことになります。同リリース中に「feather light」(羽のように軽い)とあるのでこの点期待していいかもしれませんね。
しかしよく考えたら私の SO503i が折り畳んだ状態で高さ 98mm×幅 49mm×厚さ 28mm、重量 115g なんですよね。ほぼ SO503i の厚みを 1.5 倍したくらいの大きさ、と考えるとすごーく小さいような。あぁ、欲しくなってきた(汗)。
スペック的には 3.2 メガピクセルと P1 と同等。P1 は 334 万画素でしたが有効画素数が 324 万だったのでそういう表記になっているのでしょう。デジカメも高画素化が進んだり富士フイルムの「スーパー CCD ハニカム」のように実画素数を記録技術や CCD 技術によって補完しているものがあったり DSC-F505V のように 70 万画素くらい画素を無駄にしているものがあったりと表記が紛らわしいので、最近は有効画素数を中心にスペックに表示するようにする、というのがこの業界の最近の流れだそうです。CCD 以外にはどこが変わったのかよく調べてませんがせいぜいムービー撮影機能が上がったとか記録速度が速くなったとかそういう実用面での改良でしょう。

この DSC-P5、欧州での発売は 10 月頃、ということなのですが日本でも同じくらいの時期に出てくることでしょう。もしかしたらお盆明けにも日本のソニーからプレスリリースが出るかもしれませんね。

私も前々から言ってますがコンパクトでバランスの良いズーム機が 1 台欲しいんですよね。So-net の懸賞に全ポイント突っ込んだにも関わらず外してしまったし(泣)、P1 が \5 万切ったら買ってもいいかな、と思っていたんですが、P5 も良さそうなので少し揺れてます。あああ。


[ CD 革命 Virtual ] 2001/08/15(Wed)
お盆ですね。皆さんお墓参りや家族団らんは済ませましたか?あるいはお盆休みを利用して旅行でしょうか。私は今日も出勤でした。明日も出勤です(泣)。

さすがにお盆休みだとニュースサイトも休みならば、各メーカーの新製品発表もないですね。即ちここのネタもない、ということになります(笑)。というわけで今日のネタ(^^;アーク情報システムの「CD 革命 Virtual Pro 5.5」を買ってみました。
このソフト、知っている方は知っていると思いますが、CD-ROM 仮想化ユーティリティです。要するに、CD-ROM の内容をそのままイメージとして HDD にコピーするものなのですが、何のために買ったかというと Navin' You のためなんです。
というのも、なんか Navin' You の調子が悪かったからなんです。別にこれは今に始まったことじゃなくて、前々からちょっと負荷が大きくなるとすぐにアプリケーションエラーで落ちてしまう。それで運が悪いと HDD 上に作成した Navin' You 専用マップの「お出かけパック」のデータを壊してしまうんです。Navin' You のお出かけパックは不正コピー防止を意識しているのか、OpenMG Jukebox と同様の方法で HDD 上のデータを管理しているらしいのですが、Navin' You が落ちるときにこのデータを一緒に壊していってしまうらしいんですよね。で、ナビ中にマップデータが壊れてしまおうもんなら以降のナビができない。
それならば、ということで試してみたのがこの「CD 革命 Virtual」。けっこうアングラの世界ではそのテのツールとして使われていたりするのであまりイメージ良くないんですが、使ってみるとけっこう便利。CD-ROM イメージが 1 個のファイルとして見えるので好きなフォルダに移動して OK だし(Navin' You のお出かけパックだと Navin' You のインストールディレクトリ以下の規定のフォルダにイメージが作成されるので、地図データだけデータドライブに分けるということができないんです)、イメージを圧縮して容量を 2/3 くらいに抑えられるし、何より CD-ROM イメージということで読み取り専用属性でアクセスされるため Navin' You が落ちてもデータが壊れることがない。言うことなしですよ。もう私的には Navin' You を使うなら CD 革命 Virtual は必須な感じ。他にも、CD-ROM からでないと起動できないゲーム等のソフトでもこのアプリで仮想化すれば使えるし。というわけで、オススメです。

そろそろ書き溜めているナビ関係のネタもまとめないとな・・・。


[ In My Room ] 2001/08/13(Mon)
仕事の都合によりお盆休みはまとめて取れないんですが、とりあえず今日はお休みでした。
というわけで、少しずつ引っ越ししてます。まあ、まだ大きな箱モノとか冷蔵庫とかは運び込んでないのであまり「部屋」という感じにもなっていないんですが、とりあえずオーディオ関連と自作機は持ってきたし、ライフラインも確保したので一応の生活はできる格好になりました。でも本格的に生活の場として使い始めるのはお盆が空けてからになりそうかな。
今、新しい部屋で今日の Column を書いているんですが、新しい部屋は良いね。広いし、新築ではないけどきれいだし。
でも、ステレオから流れる音楽がやけによく響くこの部屋は、独りで住むには少し広すぎるかもしれない。まだほとんど物のない、がらんとしたこの部屋は、少し、寂しい。

・・・土曜日にだいたいのものを運び込む予定です。

で、電話回線。
まだアナログ回線しか繋がっていません。一応「フレッツ・ADSL」の加入申し込みはしたんですが、お盆を挟んでしまうので開通は 23 日(木)になるとのこと。C1 はともかく自作機にはアナログモデムが付いていないので、当面は PHS で接続するか実家で ISDN を利用することになりそうです(今は C1+PHS で繋いでます)。
そんなわけでとりあえず今度からフレッツ・ADSL を利用することは決定しているんですが、これに伴ってその他の通信環境をどうしようかちょっと迷っています。というのも、現在の私のメインプロバイダである So-net はあまり H" での通信に力を入れてくれていないのか、全国共通のアクセスポイントがないんですよね。更に富山県内の PIAFS 対応アクセスポイントもないといった状況。仕方ないので金沢の AP までかけているんですが、なんかもったいないのでこの際 H" への対応度合がさすがに高い DION に乗り換えようかと思ったところ、DION では ADSL コースと H"(を含む通常の接続コース)は料金体系が別で、ADSL コースと通常コースの両方の料金を払わなくてはならないとか。これじゃ意味がない、ということで So-net はそのまま使い続けることにしたのですが、そんなこんなで PHS について考えているうちに今後の PHS の使い方をどうしよう、とまた悩み始めました。PC カードスロットや GPS との絡みもあるので・・・。

そんな感じで一応候補にしている体制をまとめてみました。

 C1VJPalmGPS備考
[A]案H"+USB-H64H"+通信ケーブルPCGPSほぼ現在の構成なので追加投資小。
通信料金は高め。
[B]案AirH"×サンヨーテクニカ
Λ-2100NV
Palm で通信できない。
通信料金は低め。
[C]案CF タイプの AirH"
が出るのを待つ
CF タイプの AirH"
が出るのを待つ
サンヨーテクニカ
Λ-2100NV
CF タイプの AirH" は発売未定。
C1VJ と CF タイプ H" の相性に不安。
[D]案Bluetooth H"
を待つ
Bluetooth H"
を待つ
PCGPSBluetooth H" は発売未定。
Bluetooth モジュールが高そう。

・・・という感じなのですが。イマイチ決め手がないんですよね。AirH" もまだまだ 32kbps と遅いですし。秋には 128kbps サービスが始まるという情報
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/07/18/dpo.htm
もありますが、128kbps の H" は昨年 11 月頃から延び延びになっている規格なので、本当のところはどうなんだか。
一応、私の中ではしばらく現状のまま行ってみて(Palm m50x/WorkPad c50x 用の H" ケーブルも来月には出るという噂ですし)、その他の規格の動向次第というステータスで行こうかな、と思っています。完全固定料金のモバイル通信環境というのは大きな魅力ですが、PC カードタイプのみという縛りが使い勝手を限定してしまうのでねえ。

もし、何か良いアイディアをお持ちの方、アドバイスいただけると助かります。


[ Visor Deluxe ] 2001/08/12(Sun)
東京から帰って参りました。いやぁ流石にお盆の帰省・旅行ラッシュということで空港なんかはかなり混んでましたね。ANA なんて「岡山行きの飛行機が満席なので、\1 万返金する上に JR の運賃払うから大阪行きに振り替えてくれる方を募っています」とか言っていたし。本当に混んでいるんだなーという感じ。富山行きは比較的不人気なのか、何とか予約も取れたのでちゃんと座って来れましたけどね。って当たり前か(^^;

例によって例のごとく、アキバや有楽町でちょこちょこ買い物してきました(^^;
っていうかさすがに 2 週間おきにアキバに行っていると欲しいものもなくなってしまう(笑)。

GREEN HOUSE GH-ELP100LC \3,980(アイ・ツー東京 Mobile 専科)
某所でウワサの LAN カード。カプラレスの LAN カードで最もコンパクトなのでは?しかも Win2000/Me なら OS 標準のドライバで認識 OK という優れモノ。漢(おとこ)なので 2 枚購入(^^;
製品の詳細はTamaさんの「VAIO日記」でどうぞ。
http://www13.big.or.jp/~tamai/vaionikki.html

Handspring Visor Deluxe (Orange) \9,800(ビックピーカン有楽町店)
だって \9,800 ですよ \9,800。これだけ安くなると買わずにはいられません。オフ会では「なんで買うかなあ?」とか「2 つも持ってんじゃん!」とか激しいツッコミを受けてしまったのですが(笑)これだけ安いとなあ。\4,980 だったら全色買ってるところだぜ。Visor Deluxe はこの値段だけにかなり売れているらしく、私が買ったときも目の前で会計してた人が 2 個まとめ買いしていました(^^;
というか安いからというのも非常に大きい理由なんですが、Visor を買ったのは「プライベート用の PDA が欲しかったから」なんですよね。WorkPad はカラーだし OS4.0 だし小さいし SD カードが使えるしで機能的には全然 Visor よりいいんですが、やっぱり黒くて無骨なんですよね。仕事で使う上では WorkPad のシックさといい ThinkPad とのマッチングといいベストだと思っているんですが、休日にカジュアルなバッグから出したり VAIO と HotSync するイメージじゃないというか。このあたりはむしろどちらかというと Visor シリーズや CLIE の範疇なんじゃないでしょうか。モノクロで高機能でもないですが、別に私は PDA で音楽を聴くわけじゃないし、動画を見るわけでもないのでとりあえず安い Visor を買っていじるだけいじってみようかと。ビジネスマシンとして使っている WorkPad には「ワイシャツの胸ポケット」という強い拘りがあるので c3/c505 サイズは譲れないんですが、休日用ならバッグに入れておいて必要なときだけ使う感じなので多少大きくても構わないし。本当は \19,800 程度で CLIE 系があればそっちに行ってますが、CLIE は高いのでね。
出たばかりで周辺機器やアクセサリの充実していない c505 と違って Visor Deluxe はいろいろ出ていますし、しばらく使い込んでみようと思います。

Handspring 純正スポーツケースをスマートバッグ DX の携帯ホルダー代わりに付けてみた。案外マッチするんだなこれが。

しかし一つ問題が。

私って、オレンジ似合わないかもしれない・・・。

ちょっと考えてみましょ。


[ 激突! ] 2001/08/11(Sat)
本日はオフ会に行ってまいりました。CYBALION の中でも特にコアなメンバーが集まってのオフ、ということであまり大々的に集めてやったわけではないですが、VAIO 改造のそれぞれ第一人者ともいえる西の魔王MAOさん:関西代表)と東の那王nao さん:関東代表)が初めて対面する、というある意味大問題、じゃなかった衝撃的なオフということもあり、すかさず参加してきました。

激突!二大怪獣(ぉ

アキバ集合でとりあえずビールで燃料補給してから(笑)秋葉原徘徊→新宿で飲み、というほぼお決まりのコースだったんですが、

見つめ合う二人・・・(汗

途中から参加したビーパークさんが買ったばかりの GR9/K を持ってきてからというもの、二大怪獣(笑)の目の色が変わり、nao さんは「GR 買うわ!ミラーサーバにする」と言い出すし、MAOさんは「分解させろ〜」だし大変なことになってました(笑)。

見よ!この嬉しそうな顔を(笑 GR 購入のことで頭がいっぱいらしい(笑

内容としてはここに書ける話とかとても書けないような話とかたくさんありましたが、ホントに楽しかったです。またやりたいですね。
しかしこのメンバーに囲まれると私なんてホントにライトユーザーだなーとか思っちゃいますね。精進せねば・・・。

ともかく、お疲れさまでした>参加者の方々


[ SO210i ] 2001/08/10(Fri)
またしても出張で東京に来てます。
そんなわけでいろいろと忙しかったり飲んだくれてたり(笑)している間に NTT DoCoMo から新しい携帯電話端末 2 機種が発表になっています。
デジタル・ムーバ F503iS HYPER
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/01/whatnew0808b.html
ケータイ Watch の記事
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/08/08/f503is.htm
デジタル・ムーバ SO210i HYPER
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/01/whatnew0808c.html
ケータイ Watch の記事
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/08/08/so210i.htm
F503iS の方は売れ筋の折り畳み端末をウチにも作らせろ的なノリで N とか P のいいとこ取りをしたような端末みたいなのですが、何でも折り畳めばいいってもんでもないというか個人的に F のデザインはあまり好きではないので興味ないです(笑)。
SO210i の方はというと、以前から噂レベルではあったものの SO503i の何度とない不具合騒ぎのほとぼり冷ましと動作検証に時間がかかったのか、ようやく出てきたという感があります。ま、慌てて発売してまた不具合出されるよりはじっくり練ってから発売してくれい>DoCoMo さん
SO210i の機能としては、i モード対応(2xx 系なので i アプリには未対応)、ジョグダイヤル、日本語入力システム「POBox」、メールの自動分類およびセキュリティ機能、256 色 STN 液晶、24 和音ハーモニーメロディ、という感じです。メール関連以外に特に目新しい機能追加もありませんね。5xx 系との棲み分けを考えて敢えて 256 色 STN 液晶になっていますが、SO503i の 65,536 色 TFT 液晶を見慣れてしまうともう STN じゃ物足りないことでしょう。ともかく、i モード機としての機能はともかく、通話・メール端末としての機能と使い勝手をブラッシュアップさせて完成度を高めた端末、ということがこのスペックから読み取れると思います。

今日の昼休みに早速川崎のドコモショップにモックを見に行って来たんですが、第一印象、小さい!!!
折り畳み式になってからのソニー端末は大きいというのがイメージとしてあったので、そのギャップに少し驚きました。自分の SO503i とか展示してあった SO502iWM と比較して二回りは小さいです。折り畳み型としてはかなりコンパクトだと思われる N210i と比べても一回り〜0.5 回り(?)くらいは小さいです。重さ約 89g というのは少し前の P2xx 系と同じくらい、といえばどれくらい軽いか分かるでしょうか(今の P210i は 70g 切ってますが)。SO503i は大きい・分厚い・重いと三拍子揃っていて(笑)胸ポケットに入れてもズボンのポケットに入れても持て余しがちでしたが、SO210i ならむやみにポケットが膨らんで見苦しいということもなさそうです。やっぱり携帯機器は小さくなきゃ。
サイズについてはこれくらいにして、その他の作りとしては二段式に伸びるアンテナがなかなか良い感じ。筐体の長さがけっこう短いので二段式にしないとアンテナの長さを確保できないためこういう仕様になったんでしょうが、なんとなく二段式の方がカッコイイと(個人的には)思うので○。ジョグダイヤルは au の Bluetooth ケータイ「C413S」と共通のパーツを使っているようです。筐体が小さいため、ジョグを回すときに親指がヒンジに当たって回しにくいと思いきや、ちゃんとヒンジに凹みがつけられていて親指の邪魔にならないなど細かい点までちゃんと考えられているみたい。
デザインは至ってシンプル。5xx 系のように背面に大きな「i」ロゴがないのでデザイン的に少し寂しい気もしますが、スタンダードで飽きのこないデザインであるといえるでしょう。というか私はもう SO503i のデザインには飽きてしまって、そろそろ買い換えたいかな、とか思っているんですけどね(^^;ところどころ間延びした感じのある SO503i と違ってよくまとまっている SO210i のこのデザインなら長く使えそうです。ジョグダイヤルとマイク周辺だけ色が違っているところもいいアクセントになっています。
本体カラーはウイングブルー、エンジェルピンク、ヴィーナスホワイトの 3 色から選べますが、やっぱりウイングブルーでしょう。エンジェルピンクはいわゆる「ギャル」にしか使えないだろうし、ヴィーナスホワイトはちょっと白すぎて面白みがないので。ウイングブルーはちょうど「C404S」のブルーを少し明るくしたような感じ。デザインも相まってどことなく某ウイ○グマンを彷彿とさせるところも少年の心をくすぐります(謎)。

そんな感じでムラムラと私の物欲を沸かせてくれている SO210i ですが、私はまだ SO503i の 10 ヶ月縛りが思いっきり残っているんですよね。まだ 5 ヶ月しか経ってません。本当ならもう機種変更したいのに・・・(泣)。とりあえず 6 ヶ月経過すれば多少機種変更価格も安くなるので、そしたら考えてみようかな。当面 DoCoMo 中央のみの取り扱いなので、DoCoMo 北陸が発売するまでにはもう少し時間もあるでしょうし。

関東では 8/14(火)発売。


[ Warning! ] 2001/08/07(Tue)
「SirCam」「Code Red」・・・これ、何のことだか分かります?
もしあなたが現在インターネットをある程度使っているユーザーでこの 2 つの単語を知らないならば、あなたはもう少しセキュリティに気を配るべきでしょう。

・・・と、いきなりまた何やら ZDNet の翻訳記事みたいな出だしになってしまいましたが(笑)、この 2 つの単語について知らない方は本当に気をつけた方がいいですよ。

そう、ウィルスです。

「SirCam」というのは主に電子メールを介して感染し、HDD 内のデータ(主に .doc や .xls といった MS-Office の文書ファイル)に自分自身(ウィルス本体)を組み込んでメールをばらまくという、セキュリティ上かなり問題のあるウィルスです。単にメールだけでなく、感染した PC から LAN 上の他のマシンにどんどん感染していったり、ある条件を満たすと 10/16 に HDD のデータを消去してしまったりとかなりタチの悪いウィルスです。
SirCam に関する詳細は以下の URL をご参照ください。
http://www.zdnet.co.jp/news/0107/24/e_sircam.html
http://www.zdnet.co.jp/news/0107/25/sircam2.html
http://www.zdnet.co.jp/news/0107/27/e_sircam.html
http://www.zdnet.co.jp/news/0108/01/sircam_symantec_m.html

「Code Red」というのは簡単に言えば Windows の IIS(Internet Information Server)に感染し、サイトの内容を書き換えるというものですが、他のサーバをアタックするような仕掛けを持っていたり、更に変種「Code Red II」に感染するとリモートでサーバ内に侵入されることもあるというかなり深刻な被害を及ぼすウィルスです。単に Windows NT Server 関連だけに感染するウィルスかと思いきや、Windows 2000 のインストール直後の状態では IIS が有効になっているため、通常の Windows 2000 Professional ユーザーでも感染する可能性は大いにあり得るため、注意が必要です。
Code Red に関する詳細は以下の URL をご参照ください。
http://www.zdnet.co.jp/news/0107/19/e_codered.html
http://www.zdnet.co.jp/news/0108/06/codered_isec.html
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/08/06/12.html
http://pcweb.mycom.co.jp/column/akiba160.html
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/08/07/04.html

コンピュータウィルスといえば「CIH(チェルノブイリ)」や「HAPPY99」「Melissa」「I LOVE YOU」などはかなり話題にもなった有名なウィルスですが、今回の「Code Red」「SirCam」はそれらに勝るとも劣らないウィルスといえるのではないでしょうか。(最近落ち着いてはきたものの)PC の普及が進むにつれてウィルスの被害が甚大になるというのは当然ともいえますが・・・。でも、以前であればウィルス情報もここまで取り上げられることもありませんでしたが(Melissa や I LOVE YOU あたりは一般のニュースでも報道されていましたが)、今回の 2 種のウィルスは SE 仲間でも割と盛んに話題に上ってきます。それほど被害も注目度も高いウィルスであるということがいえると思います。
実際、SirCam は私のところにも何件となく届いています。7/末は 1 日につき 2〜3 件の SirCam が私のメールボックスに入り込んできました。さすがに最近では峠は越えたものの、それでも 2、3 日毎に届くといった具合です。ごくプライベートで使っている So-net のメールアドレスには 1 件も届いておらず、全て vaioethics.com のアドレスに届いていることからも、Windows やメーラのアドレス帳からではなくブラウザのキャッシュに含まれるメールアドレスを拾って送りつけているケースが非常に多いのではないかと思われます。知らず知らずの間にウィルスのキャリアとなっているだけでなく、重要な情報を他人に開けっ広げにしている可能性がありますので、SirCam 対策だけは万全にしておきましょう。
トレンドマイクロのサイトから専用駆除ツール(無償)が入手できますので、未対応の方は必ずチェックしてください。
http://www.trendmicro.co.jp/esolution/solutionDetail.asp?solutionID=3034

そろそろ、「ネチケット」という言葉に「ウィルスに対する自衛を行なうこと」という意味が込められる時代が来たのかもしれませんね。


[ CFGPS ] 2001/08/06(Mon)
アイ・オー・データが GPS の新製品「CFGPS」を発表。
http://www.iodata.co.jp/news_rel/200108/115b.htm
私も愛用している、あの「PCGPS」の正当な後継機にあたる機種です。アイ・オーの GPS といえば USB 接続の「USB-GPS」も発売されていますが、USB-GPS は感度がイマイチという評判でしたから、ちゃんとした屋外アンテナの付属するこの「CFGPS」は感度の点では期待できると思います。アンテナ自体は PCGPS と同様みたいですし、GPS Player32+NyLink で Navin' You と連携できるのも(おそらく)PCGPS と同様でしょう。
私も気になっているんですが、P-in Comp@ct で一度懲りている私としては CF TypeII ということでまた動作が不安定になるんじゃないかと心配してます。結局 PC カードアダプタ経由で接続することになるなら PCGPS で良いじゃん、とも思いますし。
CF TypeII になったことで期待できるのは H/PC や PDA での利用ですね。WinCE マシンや Zaurus はもちろん、HandEra や CF アダプタをつけた Visor シリーズでも(ドライバさえ用意できれば)使えそうです。ただ PDA で使う場合、長いアンテナケーブルも考慮してアンテナは頭上置きにして人間 GPS、というのがベストでしょうが(笑)。

Visor といえば、最近下がってますねえ。
http://www.zdnet.co.jp/mobile/palm/news/0108/06/01.html
最もベーシックな「Visor Deluxe」がなんと \9,800 ですよ。オモチャとして一個買ってみてもいい値段。PDA は欲しいけどちょっと高い、と思っている方は転んじゃっていい価格だと思います。OS が最新ではないですが十分使えますし。
私も店頭で見つけたら手が滑ってしまうかも(^^;オレンジの質感はけっこう好きだしなあ。


[ IBM IC25N030ATDA04 ] 2001/08/03(Fri)
先週秋葉原に行った際に購入してきた IBM の流体軸受 2.5 インチ HDD「IC25N030ATDA04」ですが、忙しくてなかなか時間がなかったものの 2 日掛かりでようやく換装することができました。別に換装だけなら小一時間で終わるんですが、505EX での動作検証や記事にするための写真撮影なんかを考えるとけっこうな時間がかかってしまうんですよね。

まず 505EX ですが、私がまとめた「オールド VAIO の 大容量 HDD 設定一覧」では Cylinders 数「58140」となっていましたがこれに合わせるとどうも FDISK 後の FORMAT でハングしてしまったので、ちょっともったいないけど少な目に見積もって「57600」とかにしてみたらちゃんと約 30GB 認識できました。でもこの状態で 200MB くらい後ろに余裕があるので、実際は 58000 程度に設定しても動くんじゃないでしょうか。
この「オールド VAIO の 大容量 HDD 設定一覧」自体最近ではそれほど必要性がなくなってきているというか、Win2000 では BIOS の認識にあまり関係なく領域確保できてしまうし、Win9x でもあらかじめ他のマシンで FDISK まで済ませてからオールド VAIO の BIOS の Cylinders の値を「4200」とかに設定してやれば問題なく全領域認識できてしまうので、結局抜け道はいくらでもあるんですよね。ま、でもオールド VAIO は私の持ちネタなのでね(笑)。
この HDD 自体は最終的に C1VJ の HDD をリプレースする目的で購入したので、505EX では動作確認だけしてさっさと C1VJ に換装。実は私自身 C1VJ の本体側をバラすのは初めてだったのですが(自分で開ける前に液晶側を ks さんに、本体側を VCL にバラされてしまっている(泣))、505EX より部品点数が多めだったもののごくあっさりと分解できてしまいました。換装作業自体はものの 15 分ほどかな。
というわけで新しい HDD の性能がいかほどのものか、ベンチマークを取って比較してみました。

HDBENCH Ver 3.30
 ReadWriteCopyDrive
PCG-505EXIBM DJSA-22015729138521517D:\100MB
IBM IC25N030ATDA0419143176261524C:\100MB
PCG-C1VJFUJITSU MHK21200AT1231796261695C:\100MB
IBM IC25N030ATDA0417932148821705C:\100MB

こんな感じ。ちなみに OS はいずれも Windows 2000。
読み書きの速度は対 DJSA-220 比で 20〜25%、MHK21200AT 比ではなんと約 50%も高速化されています。505EX も C1VJ もチップセットのサウスブリッジ(HDD が接続されている)は Intel 82371AB/EB で(たぶん)同じなのですが、C1VJ の方がどちらかというと HDD へのアクセス性能が低いようです。双方とも Win2000 標準のチップセットドライバで動作させているので、この数値からやはり Crusoe はディスクアクセスが苦手、ということが言えると思います。
しかし、UltraATA/100 対応といわれている IC25N030 ですが、UltraATA/33 までにしか対応していない 82371AB/EB でもこれだけの性能が引き出せている、ということは 2.5 インチ HDD のデータ転送速度はまだまだ UltraATA/33 の幅に収まっている、ということが言えるかもしれません。

そしてこのベンチ結果から気になるのはやはり FUJITSU MHK21200AT の遅さですね。12GB クラスのものなのでそこそこ古いドライブなのですが、それにしても Write の値が 10,000 割れなどかなり淋しい結果としか言いようがありません。Crusoe のディスクアクセス性能を差し引いて考えてもちょっと遅いですね。PC を使っていて感じる「体感的なイライラ感」というのは大抵アプリケーションの起動時間やデータの読み込み時間の長さによるところが大きいのですが、Crusoe マシンにおけるアプリの起動時というのは CMS のキャッシュにアプリの命令が入っていないことによるペナルティ+遅い HDD へのアクセスという二つの要素に加えて不安定な Windows Me、ということで C1VJ の出荷時構成はある意味「最悪の組み合わせ」であると言えると思います。これを速い HDD に変えて Win2000 を載せてやるだけで、劇的に体感速度は改善されます。実際私の環境でも「お、けっこう動作がキビキビしてきたかな」という感じですし。やっぱり 1.5 倍の速度差というのはかなり体感的にも違いますね。

で。
IC25N030 は流体軸受 HDD ということで、やはり気になるのはその静粛性でしょうが、

素晴らしい!!!

驚くくらい静か。ホントに今まで私が使ってきた数々の HDD の中で一番静かですよ。HDD に耳を近づけてみてようやくモーターの回転音と分かる音が聴こえる程度。今までの MHK21200AT は経年変化でかなり回転音がうるさくなり、「キィーーーン!」というア○レちゃんも真っ青というか 3.5 インチ HDD にも負けないくらいの騒音に嫌気がさしていたくらいだったのですが、IC25N030 は Crusoe の CPU ファンの音よりも全然静か。Crusoe のパワーマネージメントで発熱を抑えてやれば、本当に無音に近いくらい静かなマシンができるのではないでしょうか。流体軸受のウリは通常の回転音よりもむしろ経年変化による回転音の増大(通常の HDD では軸受けに使われているボールベアリングが劣化して摩擦音が大きくなる。最近の HDD は低コスト化の弊害か、経年変化による回転音の増大が起こりやすい)が理論上起こらないことなので、長く使ってもうるさくなりにくいし。でも HDD なのでシーク音(ヘッドの「カリカリカリカリ・・・」という音)やヘッドの待避音(時々「カッコン、カッコン」というあれです)は DJSA-220 とほぼ同じものの、シーク音が甲高くて耳障りだった MHK21200AT よりは低い音で「ゴリゴリゴリゴリ・・・」という感じなのでそれほど気になりません。

・・・という感じで、かなり気に入っております。505EX と ThinkPad X21 用にあと 2 本買っても良いわ、というくらい気に入っているんですが、さすがにそこまでの容量は必要としていないしなあ。
ともかく、この流体軸受 HDD はマジでいいっすよ。実売 \27,000 程度と価格もこなれてきて、最近ボールベアリング式の東芝「MK3017GAP」との価格差もあまりなくなってきたので HDD が足りなくなって困っている人は迷わず買いなドライブです。


[ PCV-J20AL5 ] 2001/08/02(Thr)
PCV-J20 のラインナップに液晶ディスプレイモデル「PCV-J20AL5」が追加されました。
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/products_0802.html
DVI 接続の 15 インチ TFT 液晶ディスプレイに 10BASE-T/100BASE-TX の Ethernet インタフェースも標準搭載(今までの J シリーズは LAN アダプタ非搭載)。それでいて価格は \16 万前後とかなりお買い得感が高くなっています。っていうか安い液晶デスクトップの決定版って感じ?Giga Pocket がついていないのが難点ですが、必要ない人は必要ないでしょうし。Giga Pocket つきの液晶モデルを望む声も出てくるでしょうが、そうなるとますます RX52 との棲み分けが難しくなるというかそういう人は RX52 買ってよ、っていうところでしょうね。
J シリーズについてくるものだから液晶もそこそこのレベルのものでしょうが、それにしても安くなりましたねー、液晶も。私はちょくちょく画像いじったりするのでどちらかというと CRT ディスプレイ派なんですが、これだけ液晶の品質が上がって価格が下がってくると 1 本買っても良いかな、という気がしています。16〜18 インチのものもなかなか良い値段になってきましたしね。

My Diary Version 1.21
[ 管理者:Brown Sugar 著作:じゃわ ]