VAIO Column
[Columnから戻る]
[他の月を見る]
(2002/06)


[ WEGA STADIUM ] 2002/06/30(Sun)
いやー、ワールドカップ決勝、盛り上がりましたね。
個人的にはロナウドの個人技もカーンのスーパーセーブもすごく観たかったので、ブラジルもドイツもがんばれ!という気持ちで観ていたんですが、本当に面白いゲームでした。結果として、ヨーロッパ的な、組織的サッカーである「守り」のドイツ代表を、ラテンの個人技で魅了する「攻め」のブラジルが下した形になりましたが、やはり個人技の強いチームは観ていて面白いので、ブラジルが勝ったのは良かったかなと。でも、そのブラジルを防ぎ切るカーンの姿も見たかった・・・。
でもドイツもいいチームなので 4 年後のドイツ W 杯は期待が持てますね。今から楽しみだ。

ともあれ、一ヶ月間の熱狂を、感動をありがとう!>FIFA ワールドカップ


で、なんか突然「W 杯の決勝を大画面で観たい!!!」という衝動に駆られてしまいまして、テレビを買ってきました(ぉ
ソニー「WEGA」の 25 インチモデル、「KV-25DA55」です。つか、どうせ W 杯観るならもう少し早く買おうよ>自分
衛星放送はさほど観るとは思えないので安い BS なしモデルで。最後まで 21 インチと 25 インチで迷ったんですが、25 インチにして良かったです。
高校の入学祝に買ってもらった Pana の 14 インチのテレビデオを 9 年間使ってきたのですが、いつまでも PC のディスプレイより小さい TV もないだろうと思っていたのと、しばらく前からビデオ部の音声ヘッドが壊れてビデオが使えなくなっていたので(ビデオデッキは別に 1 台持っていたので問題なかったのですが)、新しい TV の購入は随分前から懸案事項だったんですよね。

14inch 2Shot25inch WEGA
14 インチテレビデオ
25 インチ WEGA

設置してみて第一印象は「デカっ!」。独り暮らしのマンションに 25 インチは大きかったです。大きめのオーディオラックなのですが、半分近く WEGA が占領してます。表示面積も、14 インチのテレビデオから 4 倍弱になったので、けっこう迫力の画面で観られるし。PC なんかでもそうですが、「速くなった」「機能が増えた」というよりも「画面が大きくなった」というのは目に見えて満足度が高いですね。でも、ワイドやハイビジョンではないにしろ、このサイズの TV が \40K 前後というのは、本当に安くなったものですね。
最近の WEGA は「アークデザイン」といって前面が弧を描いたデザインになっていて、なんというか絵画の額縁の雰囲気ににた高級感があります。それに画面の周辺がダークグレーになっているので、実際の画面よりも画面サイズが大きくなって見えるんですよね(この辺は XR シリーズユーザーなら分かるかな?)。同じ WEGA でも 21 インチモデルは額縁がシルバーなので、これが私に 25 インチモデルを選択させた大きな理由の一つとなりました。
ブラウン管がけっこう傷んできて赤が滲むし、今時曲面ブラウン管だったテレビデオと違い、ピシッとした発色で FD トリニトロンの WEGA になってかなり満足しているんですが、これまで画面が小さかった間は気づかなかったアンテナ線の分配の影響が気になって気になって。影の部分がノイズっぽく感じるし、よく見ると微妙にゴーストが見えます。一応、元映像屋としてはこういうのは許せないので、今度ブースタでもかませようかと思っています。

今まで TV があまりに小さかったこともあって、ほとんどテレビっ子ではなかったのですが、新しい TV を購入したことだし、久しぶりにいろいろ TV でも観てみようかな。


[ 25 ans (vingt-cinq ans) ] 2002/06/29(Sat)
今日で 25 歳になりました。
そろそろ、歳を取るのが嬉しくなくなってきましたね。とりあえず、今日をもって私の辞書から「四捨五入」という単語は消えました(ぉ

こんな日に、しかも昨夜は遅くまで飲んでいて寝たの 4 時だというのに、朝から仕事のトラブルで呼び出し。そのまま仕事。人生なんてこんなもんです(泣)。本当は今週末あたり、関西の友達に会いに行こうかと思っていたんですが、流れて正解だったかな。サンダーバードに乗っているときに呼び出し電話なんて受けようものなら目も当てられませんでした。

こうして、せわしく過ぎていく私の日。


そんな自分へのご褒美に(?)ケータイを買い換えてみました。ソニーエリクソンの「SO504i」です。

SO504i

カラーバリエーションは「ビクトリアンホワイト」「マットブラック」「バーガンディーレッド」の 3 色ありましたが、結局マットブラックにしました。ななちゃんスマン、またかぶった(ぉ
ケータイは去年の 9 月に機種変更した SO210i がかなり気に入っていて、長く使うつもりでいたんですが、大事に使っているつもりでも消耗が激しく、塗装が剥げたり調子が悪くなったりしてきていたんですよね。それに加えて最近ジョグダイヤルの反応が悪くなってきたので、そろそろ限界かなと。本当は値段とコンパクトさを考えて SO211i にしようと思っていたんですが、会社の先輩に先に買われてしまったのでそれじゃあ 504i に逝こうかと。ちょうど、先月申し込んでいた「Club DoCoMo」のポイントが機種変更 \10,000 引に使えるので、高価な 504i シリーズに逝く踏ん切りがついたわけです。

機種変更価格はドコモショップ富山駅北店で \35,800。これに Club DoCoMo のポイント割引がきいて \25,800+消費税となりました。関東にいた頃は、AC アダプタやバッテリが互換品であれば、付属品を購入しない代わりに割り引いてくれる制度があったのですが、北陸はセット販売しかしてないようで。残念。

まだあまり使い込んでいないので細かいところまでは分かりませんが、かなり使いやすいです。今までのソニー(エリクソン)製端末でベストかも。本体サイズも今まで私が使ってきた端末の中で最大ですが、大きさを差し引いて余りあるほどの使い勝手の良さです。
これについてはもう少し使い込んだらまたレポートしてみたいと思います。


誕生日に寄せて。今日、ある人に言われてハッとした一言。

「一年経って、今、なりたい自分になれていますか?」


[ III ] 2002/06/28(Fri)
昨日発表になった「Cyber-shot U」ですが、早速 PC Watch にファーストインプレッションが掲載されています。
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0628/sony.htm
撮影画像を見る限り、細かい部分の表現が雑だったりよく見るとちょっとノイジーだったりという欠点もありますが、メモ用のスナップデジカメとしては十分な画質。35 万画素前後が普通だったちょっと前の極小トイデジカメと比べると、全然きれいです。
比較対象として EXILIM が槍玉に挙げられていますが、互いに一長一短といった感じ。オートフォーカスの Cyber-shot U とパンフォーカスの EXILIM、使い勝手重視の Cyber-shot U と薄さ重視の EXILIM といった性格の違いが明確になっています。
気になる単 4 アルカリ電池での駆動ですが、記事によると保証外ながら動作したとのこと。何か問題が発生しないとも限らないため、実際の使用は自己責任でということになりますが、緊急時のリリーフとして使えるとなると非常に安心感がもてます。
買うかどうかはともかくとして、早く実機が見てみたいですね。

ゼンリンから「Navin' You」専用マップの最新版がリリースされています。
ニュースリリース
http://www.zenrin.co.jp/news/020625.html
PC Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0627/zenrin.htm
DVD から HDD への世代交代が始まり、更に多機能化・低価格化するナビ専用機に押されてか、Navin' You 本体の開発は既に終了してしまったという噂もある中、専用マップだけは着実に更新されているようです。単に地図情報が最新版にアップデートされているだけでなく、地域詳細版で詳細地図を表示できるエリアが 771 から 1,023 に増加したり、全国約 620 都市で戸番号までの住所検索が可能になったりと、地図としての機能アップも果たしているのがありがたいですね。
発売されるのは「日本全域版」に加えて 6 つの地域詳細版、それに地域詳細版を 1 枚の DVD-ROM にまとめた「日本詳細版 DVD」の 8 種類。「専用マップ 2」のときに日本全域版と中部詳細版を買った直後に DVD 版が出て悔しい思いをした私としては、今回は日本詳細版 DVD に逝かせていただきます。だって DVD-ROM 版 1 枚の価格が CD-ROM 版 2 枚の価格より安いんですよ。DVD 買わいでか。

最近忙しくてドライブもしてないですが、新しい地図を手に入れたら、天気の良い日はツーリングといきたいですね。


[ U make me feel.... ] 2002/06/27(Thr)
Cyber-shot の新製品「Cyber-shot U」が登場しました!
ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200206/02-0627/
Cyber-shot DSC-U10
http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-U10/
http://www.jp.sonystyle.com/Product/Dsc_mvc/Dsc-u10/
「いちばん小さいサイバーショット」だそうです。カシオの「EXILIM」によってブレイクしそうな単焦点型ミニマムデジカメに、ソニーも手を出してきましたね。うーむ。
とりあえず、コンパクト/ミニマムデジカメの代表機種との機能比較表を作ってみたのでご覧下さい。

 DSC-U10EXILIM EX-M1DiMAGE XDSC-P2
有効画素数130 万124 万196 万200 万
CCD サイズ1/2.7 インチ1/2.7 インチ1/2.7 インチ1/2.7 インチ
フィルタ原色系原色系補色系原色系
解放絞り値F2.8F2.5F2.8〜3.6F2.8〜5.6
光学ズーム××3 倍3 倍
液晶モニタ1.0 インチ1.6 インチ1.5 インチ1.5 インチ
光学ファインダ×
最大撮影サイズ1,280x9601,600x1,2001,600x1,2001,600x1,200
動画撮影MPEG-1AVIMotion JPEGMPEG-1
記録媒体メモリースティック内蔵 12MB, SD/MMCSD/MMCメモリースティック
バッテリ単 4 電池×2専用リチウムイオン電池専用リチウムイオン電池インフォリチウム C
サイズ84.5×39.8×28.6mm88.0×55.0×12.4mm85.0×72.0×20.0mm114.0×51.5×35.6mm
本体重量約 87g約 87g約 135g約 177g
実売価格\25,000\40,000\50,000\50,000

さすがに光学ズーム無しの単焦点モデルであるものの、有効 130 万画素なので日常のメモ・スナップカメラとしては十分。それでいて、重量は「DSC-P2」の約半分、体積は 46% と超コンパクト。ミニマムデジカメの中では EXILIM や DiMAGE X と比べて随分厚みがあるものの、軽さではトップクラス。他の機種が「薄さ」でインパクトを求め、ワイシャツの胸ポケットに忍ばせられることをウリにしようとしているのに対し、U10 は薄さは犠牲にしつつもコンパクトさやカメラとしての使い勝手を優先させた設計になっています。しかも安い(EXILIM は MP3 再生非対応モデルでも約 \30,000)ですし。
「Cyber-shot U」が「VAIO U」に続いて「U」シリーズの名を冠してきたのは、やはり「いちばん小さい」というコンセプトによるところが大きいでしょうが、それによって「常に持ち歩ける」→「いつも自分のそばにいる」→「ユビキタス(Ubiquitous)」と続けていきたいであろうことは、想像に難くありません。PCG-U1 の大ヒットによって「U」は「小さいものの代名詞」となった感がありますが、これに味をしめたソニーが今後「U」シリーズを次々出してくる可能性もありますね。例えば DSC-P1 と見紛うサイズの「Handycam U」とか。
この「ユビキタス」な DSC-U10 でソニーが我々に何をさせたいのかというと、それは「日常のブックマーク」だといいます。今でさえ DSC-P シリーズで普段目にとまったものを気軽に撮る、ということができていますが、それ以上に「身につける」感覚でデジカメを持ち歩いてもらおう、そして遊んでもらおう、ということなのでしょうか。そういうことになると、DSC-U10 のライバルとなるカメラは、他社のデジタルカメラなどではなく、最近雨後の竹の子のように登場してきているカメラ付きケータイなのかもしれません。ま、画質は天と地ほども差がありますが、利用形態としては、ね。

それにしても小さいです。84.5×39.8×28.6mm っていったら、私の SO210i(85.0×47.0×25.0mm)とほぼ同じサイズ。試しに SO210i をカメラのように構えてみると、改めてそのコンパクトさを実感しました。P9 でも十分に小さいと思っていたんですが、それとはまた違うレベルの小ささです。このサイズで 130 万画素なのか・・・。
カメラとしての性能についてちょっと見てみましょう。電源スイッチはコンパクトカメラによくあるレンズカバーを兼ねたタイプになっていて、直感的な操作が可能になっているようです。加えて、起動時間が約 1 秒とかなり高速であることから、思い立ったら即撮影、みたいなことも可能になるわけで。P9 の起動時間も驚異的に速かったんですが、やはり沈胴式レンズにつきものの「レンズが突出するまでのタイムラグ」があったので、単焦点である U10 は本当に高速起動・高速撮影が可能になっているようですね。
電池は汎用性に欠けるインフォリチウム C を諦め、単 4 型のニッケル水素電池 2 本になりました。残量が一目瞭然であるインフォリチウムの恩恵には与れなくなりましたが、単 4 電池を使うことによって更に小型化が可能になったと同時に、電池切れになってもほぼどこででも電力の補充が可能になるメリットは大きいです(※訂正:市販の一次電池はどうやら使用不可のようです。げげ!でも、保証外で使えたりしないのかな?)。それでいて、P9 の連続撮影時間(80 分)に迫る 70 分の連続撮影時間を実現しているのは偉い。可動部のない単焦点レンズのお陰でもあるんでしょうが、単 4 電池でも十分な駆動時間に到達させるには開発陣もがんばったに違いありません。

豊富なカラバリに惹かれた P2 を結局見送った私としては(←P9 持っとるやろ!というツッコミは無しで)、久々に面白そうなデジカメの登場で気になるところではあるんですが、仮に買ったとして P9 がある以上どの程度使うか微妙なところ。でも、もし実機を見て気に入ったら手が滑ってしまうかもしれません。せめて、ソニスタ限定 ALL BLACK があればなぁ(←まだ言うか)。

この「DSC-U10」ですが、7/20 の発売に先立ち、来週お台場メディアージュにオープンするソニスタのライフスタイル提案スペース「sony style」
http://www.jp.sonystyle.com/Mediage/
にて先行展示されます。
http://www.jp.sonystyle.com/Product/Dsc_mvc/Dsc-u10/event.html
興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか。このショールーム自体、ソニスタが手がける実験的な店舗(というよりショールームに近い)で面白そうですし。私は当分忙しそうなのでちょっと行けませんが(泣)。でも、実機を見て良かったらその場で発注してしまいかねないので、却って良かったのかも?(笑)


あ、あと最後に相談が。
これの後継機種、回転レンズにしませんか?>ソニーさん

無理かな・・・。

■記事リンク
PC Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0627/sony1.htm
ZDNet の記事
http://www.zdnet.co.jp/news/0206/27/nj00_cybershotu.html
ASCII24 の記事
http://ascii24.com/news/i/hard/article/2002/06/27/636819-000.html
MYCOM PC WEB の記事
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/06/27/13.html


[ 2GHz-M ] 2002/06/26(Wed)
VAIOethics でもおなじみ、ks さんの「カーボンルック VAIO」が昨日発売の週間アスキー 7/9 号に掲載されています。
http://www.ascii.co.jp/books/magazines/wascii.html
今週号の特集記事「VAIO パーフェクト設定ガイド」の中に掲載されています(45 ページ)。さすが商業誌だけあってウチなんかと違って写真もきれいです(笑)。記事の方は週アスということで他愛のないものですが(笑)、C1MSX にワイヤレスチューナを接続してワイヤレス(?)TV 生活、というのはちょっと面白かったですね。
カーボンルック VAIO に興味のある方は、立ち読みでもいいので(笑)ぜひご覧下さい。カスタマイズ系の定番「M's FACTORY」や「やっぱりVAIOがすき」も紹介されています。
ちなみに、ウチはいつもの通り「一部地域」のため、今日発売でした(T_T)

昨日になりますが、Intel が Mobile Pentium 4-M の最高クロック品となる 2.0GHz を正式発表しました。
ニュースリリース
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2002/020625.htm
PC Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0625/intel.htm
発表されたのは Mobile Pentium 4-M 2.0GHz に加えて、Mobile Pentium 4-M 1.9GHz、Mobile Celeron 1.5GHz、1.4GHz、1.33GHz の 5 製品。Mobile Celeron 1.5/1.4GHz は初の「NetBurst」アーキテクチャ対応 Celeron、即ち Pentium 4 ベースの Mobile Celeron となります。先日登場した Pentium 4 ベースのデスクトップ版 Celeron は「Willamette-128K」コアであったため L2 キャッシュが 128KB と少なく、クロック数の割にさほどパフォーマンスが高くなかったようですが、今回の Mobile Celeron 1.5/1.4GHz は最新版の Mobile Pentium 4 コアの L2 キャッシュを 256KB に落とした「Northwood-256K」コア。十分なパフォーマンスが期待できます。ちなみに、今回発表された中でクロック数が最も低い Mobile Celeron 1.33GHz は従来の Pentium III ベース(Tualatin-256K)となるため、唯一毛色の異なる CPU となりますが、Pentium III ベースのためアプリによっては上位版(NetBurst 対応)Celeron よりもパフォーマンスが良いということも有り得ますね。
この発表に合わせて Mobile Pentium 4-M 2.0GHz 搭載ノートを発表してきたのは以外にも DELL ほぼ 1 社、という格好になりました。絶対出してくるであろう PCG-GRX91G/P はおろか、他社の動向も非常におとなしいものになっています。ま、どのメーカーも夏モデルを出したところで、いきなり追加モデルを出す余裕がない(出したところで昔ほどユーザーの食い付きも良くないですし)といったところでしょうか。BTO 中心の直販メーカーである DELL のみ、という事実がそれを裏付けていますが。
とはいっても従来の CPU から一気に 200MHz のジャンプアップとなる、しかも数字のキリのいい 2.0GHz 版を各社が見送るということも考えづらいので、近い将来必ずこの CPU を搭載したノートが各社から登場するものと思われます。先月の IBM に対する PC Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0507/ibm1.htm
にも、Pentium 4-M 1.7GHz 搭載の ThinkPad A31p の上に 1.8GHz 搭載版を出さないことについて「他社さんが2GHzのモデルを発売したときに、弊社にも同じ2GHzモデルがないのは寂しい」というコメントがあったことですし、現在日本のノート PC 市場を牽引するソニーが同じことを考えてないわけがないですし、何より「GRX91」の型番をわざと空けているのは 2GHz を搭載した GRX91G が出る証拠。いつ発表になるんでしょうか。

でも、この時期まで発表がないということは、「5 周年記念モデル」としての登場はない、ということかもしれません。ひっそりとした 5 周年記念だとしたら、ちょっと寂しいですね。


[ 明日への扉 ] 2002/06/24(Mon)
相変わらず仕事は忙しめなんですが、何とかひたすら忙しい時期から「とりあえず時間的には拘束されるけど、実際はさほど忙しくない」時期に入ってきました。ここのところトラブルに泣かされてきたんですが、最終的に何とか大きなトラブルもなく一仕事終えられそうでホッとしてます。ま、まだ 2〜3 週間は大変そうなんですけどね。

海外情報。米 Intel が Mobile Pentium 4-M 2GHz を発表するようです。
http://www.zdnet.co.jp/news/0206/24/xert_intel.html
正式発表はまだのため、ニュースリリース等も出ていないのですが、明日(現地時間で 24 日)発表されるのは確実の模様。この春に 1.7GHz で登場した Mobile Pentium 4-M ですが、急速にクロックを向上させ一気に 2GHz の大台に乗ってきました。モデルナンバーでいっても 1400+ に過ぎない AMD への対抗策というわけではないでしょうが、利幅の大きい Pentium 4 プラットフォームへの移行を促すため、Mobile Pentium 4-M の拡充と高クロック化を急いでいるようにも見えます。Pentium 4 というアーキテクチャ自体、ある程度以上のクロックでないと本領を発揮できない作りである以上、仕方ないのかもしれませんが。

PC メーカーは明日にでも早速このプロセッサを搭載した A4 ノート PC を発表することでしょう。ソニーも当然 Mobile Pentium 4-M を搭載した「PCG-GRX91G/P」を発表するのではないか、と見ています。夏モデルの GRX が 81G という中途半端な数字で出てきたのは、Mobile Pentium 4-M 1.8GHz の量産安定を待っていたのではなく、2GHz の大台に乗った時点でバーン!と出してやろうという目論見だったのか。
そして、2GHz の大台に加えて GRX81G で好評だった Giga Pocket LE と GRX90 以降の GRX シリーズの目玉の一つである Light Wave 3D Express の両方を搭載した「最強のオールインワン」という名目を引っ提げての登場になるでしょうね。あるいは、VAIO 生誕 5 周年となる 7/1 に発売日を合わせて、「VAIO 生誕 5 周年スーパープレステージモデル」という触れ込みで登場するかもしれません。GRX シリーズのハードウェアへのこだわりや、最近のサブノートシリーズの質的な体たらく(これは、Intel によってどんどん引き上げられるモバイル用プロセッサの TDP と、なかなか上がらない低電圧版 CPU のクロック数によってもたらされたところが大きいですが)を見ていると、5 周年記念モデルは A4 オールインワンノートから出てくるんじゃないか、という気がしてきます。
HDD だって 5,400rpm の高速回転ドライブやまだほとんど出回っていない 9,5mm 厚 60GB ドライブを搭載してくるかもしれません。

きっと明日には「何か」ドキドキさせてくれるニューモデルが出てくると思います。楽しみにしていましょう。


[ A.S.A.P. ] 2002/06/23(Sun)
Klez」ってご存知ですか?ご存知ですよね。
そう、今世界中で最も猛威を振るっている(と思われる)コンピュータウィルスの名前です。
http://www.trendmicro.co.jp/klez/
http://www.symantec.co.jp/region/jp/sarcj/data/w/w32.klez.gen@mm.html
ここで書いてもあまり効果はないかもしれないな、と思い、しばらく書かずにいたのですが、さすがに堪忍袋の緒が切れました。書かせていただきます。でも、正直言って今頃こんなこと書きたくないですよ、ホント・・・。

ま、多少心得のある人ならだいたいはご存知でしょうが、簡単に言ってしまうと、メール感染型のワームなんですけどね。タチの悪いことに、発信元のメールアドレスを偽造するんですよこれが。だから、メールのヘッダを見てみても、発信元が割り出せない。今までのウィルスであれば、(Web サイト上でメールアドレスを晒している都合上、どうしてもウィルスメールは大量に受信してしまうので、さすがに全てというわけにはいきませんが)少なくとも多少知った人レベルであれば警報メールを返すことくらいはできるんですが、差出人を偽造されてしまうとそれもできません。更に悪いことには、メールアドレス偽造のおかげで私宛にどこぞのメールサーバから「Virus Alert」メールが送られてくる始末。
私は自分のマシンは完全に Norton 君で防御している上、まめに Windows Update 他セキュリティ関係もチェックしているため、感染については大丈夫だと思っているんですが、問題は送られてくる大量のウィルスメール。自宅では ADSL なのでほんの数百 KB のウィルスメールなど痛くも痒くもないんですが、AirH" でちまちま受信しているときに Klez 感染メール 3 連コンボとかかまされた日にゃ、普段は温厚と言われている私ですがブッ飛ばしたくなります!!!(怒)しかし、ブッ飛ばそうにも送信元のアドレスが偽造されているので、振り上げた拳を下ろす先もなく(泣)。誰か、送信元の正確なメールアドレスをトレースできるやり方を知っている方がいたらぜひ教えてください(←感染者が判った後の対応がまず間違いなく間違ってる)。

このサイトでは SirCamNimdaBadTrans 等、大流行したウィルスについてはけっこう警告を発してきたため、このサイトをご覧になっている方はちゃんと認識して下さっていると思っていますが、ウィルス対策はインターネットユーザーのマナーです。今年のゴールデンウィークに流行し始めて以降、落ち着くどころか最近更に勢いを増している(というか、私のメールボックスへの一日あたりの受信量が増加傾向にある)この Klez ワームは、毎日見に来て下さる方ではなく一見さんから送られてくるものだと信じたいです。逆にこの Klez の犯人が全て一見さんのものだとしたら、今回の Column における警告はほとんど意味をなさないことになってしまいますが。

私は何かの権限を持った人でもなければウィルス対策ソフトメーカーの人でもないので、「ワクチンソフトを買って下さい」ということはできませんが、買わないまでもできる対策はいくらでもあります(でも「買った方が良いですよというかむしろ買うべきです」というのは本音です)。少なくとも、この Column を読んでいるあなただけでも、
  • ウィルス対策ソフトはインストールされているか?
  • ウィルス定義ファイルは常に最新の状態を保っているか?
  • OS やブラウザ等のセキュリティパッチはちゃんと適用しているか?
  • ブラウザ、メーラのセキュリティ設定は適切か?
このあたり、一度しっかり確認していただければ、と思います。

よろしくお願いします。


[ SEASON ] 2002/06/22(Sat)
ごめんごめん、なんかすっかりサボってしまいました。仕事がめちゃくちゃ忙しい時期に来ていて、掲示板巡回はおろかメールチェックすらままならない状況。一応ニュースサイトのヘッドラインくらいは流し読みしていたんですが、それで精一杯でした。
とりあえず今日は 14 時間ほど寝たので、体力復活。月曜からまた当分忙しいのですが、土日はゆっくりしようと思います。


そんなわけでだいぶ遅くなりましたが、新製品情報です。
VAIO の夏モデルが出揃って 2 週間が経とうというところで、さらに A4 VAIO ノート 3 機種が追加されました。
ニュースリリース
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/Products_020620.html
PCG-FX77Z
http://www.sony.jp/products/Consumer/PCOM/PCG-FX77Z/
PCG-FX33V/BP
http://www.sony.jp/products/Consumer/PCOM/PCG-FX33V/
PCG-VX9/P
http://www.sony.jp/products/Consumer/PCOM/PCG-VX9/
追加されたのは FX シリーズ 2 機種と VX 1 機種。どちらかというとビジネス向けラインナップの強化という印象が強いです。

「PCG-FX77Z」は FX シリーズの最上位機種「PCG-FX77Z/BP」から「Microsoft Office XP Personal」のバンドルを省略したモデル。ハードウェアスペック自体は FX77Z/BP と同一(Mobile Athlon XP 1400+、256MB RAM、30GB HDD、15 インチ SXGA+ 液晶)なので、性能の良いオールインワンは欲しいけど Office は要らない or 持っているという方には良い選択肢になるのではないでしょうか。実売価格は下位モデルの FX55Z/BP より安い \200,000 前後と、Office さえ要らなければハードウェアスペックを考えると格安といえるのではないでしょうか。

「PCG-FX33V/BP」は FX シリーズのエントリーモデル「PCG-FX11VA」の HDD を 40GB に増量し、Office XP Personal をバンドルしたモデル。FX11VA は安くて良いマシンでしたが、Office が付属していないのがネックとなっていたため、これから A4 オールインワンノートを買ってパソコンを始めよう、という向きには Office が付属する FX33V/BP の方が有力な選択肢になると思います。ただ、実売価格が \200,000 前後と同じく Office が付属する上位機種 FX55Z/BP の実売価格(\210,000 前後)と大差ないため、FX33V/BP の方が HDD 容量が大きいことを差し引いても CPU 性能と 1 インチの画面サイズ(ただし解像度は両者とも XGA)の差を考えると FX55Z/BP の方が魅力的ともいえますね。
FX シリーズは地味ながらも実売ベースでは最も売れている VAIO という話なので、ボーナスの支給を目前にして(会社によってはもう出てるでしょうが)売れ筋のシリーズに細かいラインナップを設けて幅広いユーザーにアピールしたい、というのが狙いでしょうか。次期モデルあたりではそろそろ FX シリーズもこれで売り切り、AMD ベースのみのラインナップとなった新しいシリーズにバトンタッチしていきそうな気もしますが。

「PCG-VX9/P」は「PCG-VX7/BD」の HDD を 40GB に増量し、Windows XP Professional を搭載したモデル。Office XP Personal と CD-RW/DVD-ROM コンボドライブは省略される代わりに、\210,000 前後とお買い得感を増したものになっています。そろそろ FSB 133MHz 版の Pentium III を搭載しても良さそうに思いますが、SRX シリーズのバリエーションモデルという VX シリーズの性質上、SRX シリーズがモデルチェンジして FSB 133MHz 対応にでもならない限り先んじて VX が FSB 133MHz になるということは考えにくいですね。
CPU より更に残念なのは、液晶の解像度が低いまま(XGA)だったことでしょうか。ノート PC のエントリーモデルとしても悪くない VX7/BD であれば比較的低い解像度でも十分だったでしょうが、どちらかというとビジネス向けという位置付けの VX9/P ではなんとしても SXGA+ 程度の解像度は実現してほしかったところ。業務で大きめの Excel スプレッドシートを広げても余裕で対応できる SXGA+ 液晶は、多少価格が高くなったとしても採用してほしかったですね。i815EM チップセットの内蔵グラフィック機能が高解像度時に極端にパフォーマンスが悪くなるといったような理由なのか、あるいはあくまで SRX のバリエーションモデルとして「そこそこ売れればいい」としてさほどラインナップに幅を持たせることに注力していないのか。なんか、VX はニッチなジャンルに実験的に製品を投入して、ニーズの手応えを掴むためのモデルなんじゃないかという気もしてきました。ユーザーの食い付き次第では、GT シリーズのように短命に終わるシリーズになってしまうかもしれません。
個人的には VX シリーズは嫌いじゃないので、CPU のパワーアップと液晶の高解像度化を進めてもっと競争力のあるシリーズに育てていってほしい気はするのですが。

これらニューモデル 3 製品と同時に、i.LINK DVD-ROM ドライブの新製品「PCGA-DVD1/A」も登場しています。
http://www.sony.jp/products/Consumer/PCOM/Acc/PCGA-DVD1_A/
ラインナップから消えていた「PCGA-DVD1」の後継機種。といってもハードウェアスペックは同じで、AC アダプタを省略して低価格化したものになっています。WinXP モデル以降の 1 スピンドル型 VAIO ノートには、独自形状の DC OUT 端子を備えた 4pin i.LINK が搭載され、対応した光学ドライブであれば外部 AC アダプタなしでの駆動が可能になっていますが、それ以前の機種しか持っていないユーザーには今後 i.LINK 接続の純正ドライブは買ってくれるな、ということなのでしょうか。せめて、ドライブ用の AC アダプタだけ単体販売でもしてくれれば・・・。

■記事リンク
PC Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0620/sony1.htm
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0620/sony2.htm
ASCII24 の記事
http://ascii24.com/news/i/hard/article/2002/06/20/636635-000.html
ZDNet の記事
http://www.zdnet.co.jp/news/0206/20/njbt_04.html


[ Listen to Reason ] 2002/06/19(Wed)
学生の頃、私が一緒に音楽をやっていた仲間が、メジャーデビューしたそうです。
噂には聞いていましたが、実際に CD ショップに並んでいるジュエルケースを見ると、ああ、本当にデビューしたんだね、と実感。
一緒にやっていた仲間が表舞台に出て行くというのは、嬉しくもあり、同時に悔しくもあり、複雑な気分です。私は決して有名になりたかったわけじゃないし、そこまでプロになりたいと思っていたわけではないけれど、誰にも咎められず好きな歌を歌って生きていけることや、アマチュアでやっているのとは比べものにならないくらい多くの人に自分の声を届けることができることは、すごく羨ましいことです。もちろん、デビュー目前にして長い間足踏みをさせられてしまった苦労話もあったようですし、これからも決して追い風ばかりではないでしょうが、それらの困難を差し引いても、羨ましく思います。
彼らの他にも、既にメジャー・インディーズ問わずがんばっている当時の仲間は少なくないんですが、そういうのを見るにつけ、私もあのとき今の世界を選ばなかったら、違う道もあったのかな?と思ってしまうあたり、まだどこかに音楽に対する不完全燃焼な部分が残っているのかもしれません。

私も、そろそろまた音楽がやりたくなりました。



6/1 の Column でお伝えした、Cyber-shot P シリーズの中位機種「DSC-P7」が日本でも正式発表されました。
ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200206/02-0619/
製品情報
http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-P7/
PC Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0619/sony.htm
概要は既報のとおり、DSC-P9 を 320 万画素にスペックダウンして、筐体の質感を変更した廉価版。DSC-P5 の正統な後継機種、という位置付けになっています。
ややチタンがかった金属感のある P9 と違い、標準的なシルバー筐体になっているところと、正面の「3.2 MEGA PIXELS」のロゴがダイヤカットではなくなっている以外は P9 と全く同じ外観。カラー画像じゃなかったらほとんど見分けがつかないんじゃないでしょうか。
P9 では画素数が多すぎてノイズの乗りやすい画になってしまい、P2 では画素数が少ない分ノイズは抑えられているけど解像感がもう一歩だったことを考えると、P7 はその間くらいで最もバランスの良い画になるんじゃないかと思います。私はむしろ P9 の筐体に P7 の中身を入れたいくらい(笑)。
価格は予想通り \59,800 と値頃感に欠けますが、完成度は高いと思うので、P9/P2 に逝きそびれたけどコンパクトデジカメは欲しいという向きには良い選択肢となるのではないでしょうか。7/13 発売。


[ Indigo Waltz ] 2002/06/18(Tue)
日本代表、残念でしたね。
流れ的には悪くなかったんですが、やっぱり 1 トップだと攻め切れてない感じが。凡ミスも多かったし。やっぱり、予選と決勝トーナメントは違う、ということなんでしょうか。
これで街のあちこちであの「青い群衆」が見れなくなると思うと、それはそれで寂しいものがあるなあ(笑)。

昨日休みのところを出勤した代わりに今日は休暇、せめて半休は取りたかったんですが、あまりに忙しくてそんな余裕はナシ(泣)。しかたなく、こっそりテキスト観戦。そして帰宅後にビデオを観たんですが、負け試合と判っていると観る方もあまりやる気が出ませんね。

しかし夜の韓国×イタリア戦は面白かった。まさかあんな展開になるとは・・・韓国 4 トップの猛攻(笑)。イエローカード濫発の荒れた試合でしたが、盛り上がり的には今までの日本代表の試合より面白かったんじゃないでしょうか。
でも、あれですね、韓国の応援、自軍の攻撃中はいいんですが、相手チームにボールが渡った瞬間に歓声がブーイングに変わるのは、韓国びいきの視点で見ていても気持ちのいいものではないですね。ファウルの多い試合内容といい、スケート事件といい、もうちょっとフェアなゲームをやってほしいものです。せっかく面白いサッカーをしているんですから。

とにかく、日本代表が消えても面白いゲームはまだまだ続くってことで、W 杯は決勝まで応援しようと思ってます。でもやっぱり優勝はイングランド×ブラジルの勝者かなあ。


今日は日本代表の試合を C1MSX の Giga Pocket LE で録画予約して出かけました。密かに、録画予約したのってこれが初めてだったりします(笑)。スタンバイして出かけたんですが、帰宅するまでちゃんと録れているかどうか不安でしょうがなかった(^^;
ごく当たり前に録画できていたんですが、いやぁ、便利便利。ビデオテープと違って HDD の容量にさえ余裕があれば、試合の延長分まで当て込んで長めに録っておくこともわけはないですから。VHS だと、長時間録画しようと思ったら 3 倍モードで録画しなくてはならないので、画質がひどくなるわけで、このあたり HDD 録画はやっぱり素晴らしい。標準モードでも VHS より明らかにきれいだし、もう TV は HDD でしか録画しないことにしようかな?(^^;
でもやはり、4Mbps MPEG-2 はサッカーのような動きの激しいスポーツには向いていないのか、大きく映像が動くシーンでは一瞬カクったり、ブロックノイズが目立ったりしますね。Crusoe のパワー不足で再生が追いついていないというよりも、データ自体が欠落している雰囲気です。高画質モード(8Mbps)にしてビットレートを上げてやれば解決できるのかな。野球中継の録画ではほとんどこういうことはないですし、サッカーでも録画でなくチューナからの映像を垂れ流しているだけではまったく問題がないので、固定ビットレート MPEG-2 の録画・再生が激しめの動画には向いていないということなんでしょうか。
TM5800 867MHz になって C1VJ のときから見違えるほど軽快になった Crusoe も、Giga Pocket LE の再生にはいっぱいいっぱいみたいです。MPEG-2 のソフトデコードは CPU のみですからね。Athlon 1.2GHz の自作マシンは SmartVision で録画した MPEG-2 ファイルの再生中でもそこそこ余裕があったことを考えると、Crusoe ってやっぱりまだまだ非力な CPU なのね、ということを実感してしまいます。こういうとき、浮動小数点演算が弱いのは、痛いですね。

それにしても、HDD 録画の快適さにはびっくりしました。買ってから 2 ヶ月近くも予約録画を試していない私もどうかと思いますが(^^;
でも C1MSX は基本的に持ち歩きマシンなので、据え置きで使える HDD ビデオレコーダか Giga Pocket 搭載デスクトップがいよいよ本格的に欲しくなってきますね。最近、東芝の「TransCube」なんかがちょっと気になっています。何がいいって、ロゴがいい(ぉ
冗談はさておいても(笑)HDD ビデオレコーダの購入はちょっと前向きに考えてみようかな。


[ sigmarion II <=> USB ] 2002/06/17(Mon)
今日は久々の sigmarion ネタです。

東京に行って来たついでに、ちょっと前に話題になっていた PocketGear 用の USB 変換ケーブル「MC/PG-UK02」を買ってきました。
sigmarion II の FOMA 端子がちょうどこれと同じ形状をしていて、このケーブルを使えばシグマリ II で USB 機器が使えるようになる(というか、FOMA 端子自体が形状が違うだけの USB ポート)というのが以前(2 ヶ月くらい前かな?)話題になっていたんですよね。でも、なかなか PocketGear 関連製品を扱っているショップがなくて、しかも東京に行ってもつい忘れてしまって(笑)買えずにいたのですが、ようやく買ってきました。

ここで詳細を説明するよりもそれ専門のサイトに行っていただいた方が理解が早いので、私が参考にしたサイトをご紹介。

sigmari TOZENSO
http://www.tozenso.com/sigmari/
シグマリオン2でUSB接続あれこれ
http://nariten.cool.ne.jp/usbsig2/
あなたが落とした銀のペルソナ
http://www.softclub.jp/~zoro/ce/

だいたいこの 3 つの URL を参照すれば、手順からドライバの在処まで分かると思います。特に USB ドライバあたりはライセンス的に微妙なところなので、必要な方は各自探してみてください。そんなに難しくないです。

手持ちの USB FDD として VAIO 用の PCGA-UFD5 と ThinkPad 用の IBM USB FDD を接続してみたところ、あっさり認識。当たり前のようにファイルの読み書きができてしまいました。
USB メモリー・キー 8MB も一発認識。8MB あればそこそこのアプリも載せられるので、重宝します。小さいので持ち運びにも便利だし。でも、32MB 版のメモリー・キーが見当たらない(汗)。無くしたか・・・?
もう一つ期待していた USB メモステリーダ/ライタ「MSAC-US1」は認識せず。MG 対応の「MSGC-US10」は動作報告があったのに、US1 は駄目なのね。残念。

とりあえずは USB ストレージと FDD が使えるようになっただけでも御の字です。ファイル容量によっては、デスクトップ機とのデータ交換は USB ストレージや FD の方が楽なこともありますし、何より CF スロットに AirH" カードを挿したままで外部ストレージが使えるのは重宝しそうです。大きめの USB ストレージを買えば、簡易 MP3 プレイヤー兼モバイルネット端末にもできますし(^^)

最近、sigmarion II も内蔵メモリの少なさや動作の遅さ(特に HTML のレンダリングが遅かったり、マルチタスクで極端に反応が鈍くなったり)にイライラすることが少なくなく、やっぱりまともに使うことを考えたら VAIO U かな?でも「モバイルグリップ・スタイル」をあまり使わなさそうな私には InterLink XP の方が向いているかな(でも VAIO を裏切ったら誰かに後ろから刺されそう(汗))、とか思っていたんですが、sigmarion もまだ半年使ってませんからね。USB でパワーアップしたことだし、もうしばらく使ってやろうと思います。VAIO U がバッテリ無しのサイズまで小型化できれば、間違いなく鞍替えするんですけどねー。


[ PCGA-UTK1/SO504i ] 2002/06/16(Sun)
昨日は新宿で内輪飲みでした。みんなと飲むのは 4/末以来だったので実に 1 ヶ月半ぶり。かなり久しぶり。
その場にて、ななちゃんに最近買った「PCGA-UTK1」と「SO504i」を見せてもらいました。どちらも、かなり気になる存在ではあるものの私にとっては慌てて手を出すほどのものでもないので、とりあえず実機を見たかったんですよね。

というわけで、PCGA-UTK1 です。焼鳥屋のカウンター上の写真ですいません(^^;

PCGA-UTK1

アルミ製です。金属の質感バリバリ、高級感が溢れてます。今までの VAIO の純正周辺機器の中でもかなり高級感的にはトップクラスなんじゃないかな?実売 \10,000 もむべなるかな、というくらい質感は十分です。
キータッチは「ステンレスメカキー」採用なので XR 譲りのしっかりしたキータッチ。しかも、キートップ自体がアルミ製でしっかりしているため、XR 以上に重厚感のあるキータッチでした。C1MSX に繋げようものなら、C1MSX 本体のキーボードを叩くのが嫌になってしまうかもしれません。本体も重量が 240g もあるということで、テンキー操作中にテンキーパッドがずれてしまうことはまずありません。
USB ポートも無駄に(笑)金メッキ。金メッキで応答速度が速くなったり、ノイズの干渉が少なくなったりするメリットって少なくともテンキーではまずないのですが(笑)、こういうところに無駄にこだわってしまうあたり伊達に \10,000 も取らないなーと思います。これに勝てるというか匹敵できるキーボード系製品ってせいぜい「LENDA」くらいなんじゃないでしょうか。

かなり強まった仕様の PCGA-UTK1 なんですが、残念な点がなくはないです。一番残念なのが、NumLock の LED がフツーの緑 LED な点。これだけ高級なテンキーなら絶対青色 LED にしてほしかったです。だって金属の質感バリバリのシルバー筐体には青 LED が一番映えるでしょうに。これは残念だったなぁ。
あと、高級感溢れるシルバーの筐体なんですが、普通に VAIO に接続するとテンキーだけ浮きまくりです。明らかにテンキーだけ違う存在に見えます。質感は工夫しつつも、もう少し違う色合いもあったのではないかな?ま、シルバーはシルバーで好きですけどね。というか、よくあるプラモの限定版みたいに純銀メッキ・純金メッキの限定モデルプレゼントみたいな企画があったら私は 256 口応募します(ぉ

このテンキーに関しては掲示板にも話題になっていましたが、ちょっと変わった仕様になっているみたいです。
http://search.vaio.sony.co.jp/solution/S0205220010736/
要するに、PC 本体の [NumLock] キーとテンキーパッドの [NumLock] キーが連動してしまわないように(変なテンキーパッドだと、テンキー側の [NumLock] を有効にするとキーボード側の [NumLock] まで有効になってしまう)、テンキー上のキーを叩いた瞬間だけ [NumLock] が有効になって数字を入力する、という仕様になっているということです。これによって、場合によっては IME の変換候補選択がテンキー上の数字入力で確定できないことがあるようです。例えば、IME の変換候補の 3 番目の候補を入力したいときに、通常は数字キーの [3] を押すことで入力できるのですが、PCGA-UTK1 の場合はテンキーパッド上の [3] を押した瞬間に候補が現在選択されているもので確定され、更に「3」が入力されてしまう、といった動作になってしまうそうです。人によってはこの仕様は操作上かなり不便を強いられることになるので、購入に際しては注意が必要になりますね。
現在の Windows の仕様では、一台の PC で同時に複数の違う種類のキーボードを使うことができない(例えば、ノート PC 本体のキーボードは日本語キーボードだけど、USB 接続で英語キーボードを使いたくても、どちらか一方のドライバを共通で使うしかない)ため、これを回避するためにこういう仕様になっているのでしょうが、もう少しうまいやり方はなかったのでしょうかね?


もう一つは SO504i。店頭でモックは見ていて、デザインは良いけどやっぱり大きいなぁ、と思っていたのですが、実際に動作する実機を見てかなり見直しました。

SO504i

確かに「大きいな」「けっこう重いな」という感想には違いがなかったのですが、使い勝手や細部へのこだわりには、SO503i から 15 ヶ月後の進歩の度合が見て取れました。ジョグダイヤル両脇の方向キーには LED が埋め込まれていて光るし、バックライト付きの背面液晶は電波状態によってトロの表情が変わるし。そして何より 28.8kbps の i モードは速い!しかも 1 ページあたりに表示できる容量が増えたのか、多少長くてこれまでの機種では途中で切れていたページもちゃんと最後まで表示できます。
大容量になった i アプリを高速に実行するためか、内蔵 DSP も SO503i/210i に比べてかなり高速化されているようで、画面描画がハッキリと体感できるくらい高速になっています。従来機種では画面切り替え時に一瞬待たされる感じがあったのですが、SO504i ではそんなストレスは皆無。POBox の変換速度(変換候補の表示速度)までは確認していませんが、こちらもかなり高速化されているのではないでしょうか。
ただ、i モードブラウザの仕様が変わったのか、従来は受信した分から順に表示していたページ表示が、HTML 全体の受信が完了してからレンダリングして表示しているような動作をしていて、i モードページが最初に表示されるまでの時間が(ページの容量によっては)けっこうある気がします。

でもやっぱり SO に限らず 504i の最大の弱点はそのサイズと価格ですね。冷静に考えて、携帯電話に \30,000 も払うのはちょっとどうかと思います。最近は携帯もファッション感覚で、飽きたり機能に不満を感じたらサクサク機種変というのが当たり前になっていますが、 \30,000 もするものをホイホイ買い換えはちょっとできないですよね。しかも、機種変更だと新規よりも必ず割高になりますし。割合的には圧倒的に多い買い換えユーザーのことをもっと大事にしてほしい気がします>携帯キャリア各社様

そういうわけで、実物を見てけっこう欲しくなってしまった SO504i ですが、買い換えには至らないなあ。できれば 7 月には機種変更したいので、安くなってきた SO211i あたりが妥当なセンか。


本当は明日仕事休みだったはずなのですが、トラブルで急遽喚び戻されてしまい現在帰りの電車の中です(泣)。東京でのんびりしようと思ったのに・・・。仕方ない、がんばるかー。


[ 青いイナズマ ] 2002/06/14(Fri)
VAMOS! NIPPON!!

えー、今日は VAIO ネタも PC ネタもありません(笑)。だって日本中仕事してないんだもん。こんな中、仕事してる私って何?(ぉ
会社の研修だったんですが、もう 15:00 を回ったあたりから気もそぞろ。コッソリ asahi.com の速報サイトを 30 秒に一度ずつリロード(笑)。
http://www2.asahi.com/2002wcup/group_H/tun_jpn/
いやぁ、面白いゲームでしたね。途中、審判日本に買収されてるやろ!ってくらいに日本びいきな判定が多かったのが却ってつまらなくさせましたが、そんなの関係ないくらい面白い試合でした。

そんなこんなで、日本で最も盛り上がっている場所の一つであろう東京は六本木に繰り出し。

JAPAN SUPPORTERS

なんか六本木人口の過半数はいたかもしれない青い集団。もう、辺り構わず「ニッポン!」コール。盛り上がってます。

TOKYO SPORTS CAFE States VS Porland

六本木にある東京スポーツカフェ。すごい人というかまさに満員でした。私が入れたのは韓国戦が終わった後。あ、韓国もリーグ首位で決勝トーナメント進出、おめでとう!
中はまさに「とにかくフィーバー」状態。アメリカ×ポーランド戦の中継をしていたのに、日本サポーターの方が多いくらい。

NIPPON! NIPPON!

もはや、手のつけられないサポーター達。信号が青になると、歩行者がみんなすれ違いざまにハイタッチする有り様(笑)。警察の方々、ご苦労様でした。でも、フィーバーしてはいたもののガラの悪いサポーターがほとんどいなかったのは良かったです。やっぱね、めでたいことだからね、後味は悪くしたくないですよね。

MIYAMOTO?

六本木駅で見かけた宮本選手風サポーター。プロテクター、何もビニールテープで再現しなくても(^^;


結局私は本戦はビデオで観戦したのですが、スタジアムを埋め尽くす青いうねりとか、日本選手がゴールを決めた瞬間とか、やっぱり感動でしたね。私みたいなにわかサポーターが多いのは間違いないでしょうけど、それでも日本の勝利を喜ぶ気持ちとか、日本全国を巻き込んだフィーバーは、priceless、じゃなくて(笑)、ホンモノだと感じました。スタジアムで、日本中で、鳴り止まない「NIPPON!」コールは、停滞する日本経済に対するエールだ、なんて三流新聞の社説みたいなことを言うつもりはないですが、それでも、ひとりひとりの潜在的なパワーの表現だったりとか、まだまだこの国も棄てたもんじゃない、と思わせるだけのものはありましたね。
先日の韓国×アメリカ戦なんかでも問題になりましたが、私はスポーツに国家主義を持ち込むのはあまり好きではありません(だから、日本代表の試合を観ないからと言って「非国民」呼ばわりするのはどうかと思います。サッカー好きと、お祭り好きと、にわかファンみたく興味のある人だけ観てればいいじゃん、と思います。ま、それで仕事を 2 時間サボるくらい心のゆとりのある世の中であってほしいですが)。試合前に歌う「君が代」の是非に関わらず、音楽的にも君が代は世界の目の前で歌ったり、これから「やるぞ!」という試合の前に流すものではないと思っているのですが、そういう話以前に「国家」というイメージをこういう大会に持ち込むのは好きじゃないんですよね。もし仮に私が何かのジャンルで日本代表になることがあったとしても、私は日本代表以前に自分自身として挑戦したいと思うし、何かそういうものに「くに」を賭けるのはちょっと違うんじゃないか、と思います。でも、この何か一つの競技、大会を通じてたくさんの人が一つになれる、それこそ今日の都内の騒ぎを見ても(確かにただのから騒ぎに来ている人たちは少なくないですが、それを加味しても)、何かみんなで成し遂げた、そんな感覚になれるのは、国家とかそういうんじゃなくて、日本全体が一つの「チーム」なんじゃないか、そんな気がします。「国家」とかそういう呼び方が好きじゃないにも関わらず、スポーツで自分の国の代表が頑張っていると嬉しくなる、そんな気持ちを自分なりに突き詰めてみた答えがこの言葉でした。過去から現在まで、もともと日本人じゃなかった三都主や呂比須、ラモスといった選手が日本に帰化し、それをメンバーとして認めた日本はある意味チームの「仲間」として彼らのことを迎え入れたんだと思うし、国家みたいな主義主張の考えじゃなくて、そういった考えの方がスポーツの上ではしっくりきませんか?少なくとも私はそう考えます。だから、自分たちのチームががんばった、その結果は良かったにしろ悪かったにしろ精一杯やった、それで私たちは感動できた、それで良いじゃないかと思います。負けたからって、相手国サポーターとケンカしたり、相手国の出身者がやっているお店を襲撃したりするのは、スポーツマンシップに反する恥ずべき行為じゃないかな?と思うわけです。自分の国の仲間を労いつつ、相手の国のことも讃えることができる、それができるかどうかがサポーターとフーリガンの違いなんじゃないかな。

ま、とにかく日本代表には次の試合も頑張っていただきたいですね。って、次の試合も来週火曜の 15:30 じゃん。半休取れるかな?


[ COLORFUL ] 2002/06/13(Thr)
昨夜から東京に来ています。例によって会社の研修なのですが、今日は終業後にちょっと新宿までショッピングに。丸井の誕生月割引が使えるからね(笑)。
新宿に行って驚いたのが、街中ジャパン・ブルー一色だったこと。丸井の店員さんはほとんどみんな日本代表のレプリカユニフォームが制服になっていたし、それ以外のお店でも日本代表ユニフォームを着ているお店がどれだけ多かったことか。もう誰がどこの店員だか分からない状態(笑)。すごかったです。
私もつい勢いでレプリカユニフォームを買わなくてはならないような気分になったのですが(笑)、なかなか背番号まで入ったのって売ってないんですね。ほとんど注文しないと買えないようです。柳沢・中田・稲本といったお目当ての背番号がなくて、売れ残っているのって微妙に地味な選手(失礼)のものばかり。さすがに発注してまで買うようなものでもないというか自宅に商品が届くのが先か日本が敗退するのが先かという状態なので(笑)結局買わずじまいでした。


せっかく新宿まで出たし、ということで、ビックピーカンまで最近発売になった新製品をいろいろと観察に行ってきました。東口の丸井巡り(笑)のついでだったので、西口の新店舗ではなくて新南口のピーカンに行ったんですが、東口メインストリートと西口ハルクのおかげで新南口ピーカンもすっかり影が薄くなりましたね。

まずはまだ北陸じゃ扱っていない SO504i
第一印象はだいぶいいじゃないですか。三色ともいい雰囲気だし、外側と内側で印象の違う配色も斬新。デザインも悪くない。
でも、やっぱりデカいっすね。SO503i のような「ゴロッ」とした感触はないですが、SO503i より微妙にサイズ増ですし。持った感覚は N50xi と同じくらいですが、それでも SO210i に慣れた手には大きく感じてしまいます。携帯を「持つ」というよりは「握る」「掴む」といった持ち方になってしまいますね。
使い勝手とか液晶の表現力とか速くなったパケット通信とかは今度ななちゃんに実機を見せてもらおう。

次は DSC-P2。新南口ビックには立派なことに全カラー(※ALL BLACK 除く)展示してありました。ただ、コズミックブルーだけは完売(数量限定)とのこと。
「シルバー」は地元でも見れたので良いんですが、かなり無難。フツー。差し色のブルーが却って安っぽく見せてしまっているので、どうせなら全体をシルバーで統一してほしかったところです。
写真で見る限り一番人気かな?と思った「スパークルホワイト」は実物はイマイチでした。なんというか、他のカラーがシルバー地に金属の質感を残しつつ塗装した感じなのに対して、ホワイトだけはかなりの厚塗りで質感も何もあったもんじゃない。蝋でコーティングでもしたような感じというか、ちょっと傷をつけたらそこから剥がれてきそうにすら思えます。そんな感じでホワイトはイマイチかな。
「ライラックピンク」と「パールブルー」は全体的に無難ではあるものの、雰囲気は悪くないです。金属っぽい塗装はあまり安っぽく見えませんし、モードダイヤルやレンズ周辺部のシルバーとも違和感なく収まっています。特にピンクはキツすぎず、P2 のなかで一番よくまとまっているカラーなんじゃないかな、と思いました。
限定カラーの「コズミックブルー」「ブラック」も思った以上にいい感じ。ダーク系のカラーにところどころシルバーの部材が使われているのでデザイン的に浮くかな?と思ったんですが、そうでもないですね。ただ、レンズ部はともかくモードダイヤルや背面のプラスチックパーツくらいは全部色を統一してほしかったですが。コズミックブルー、ブラックともに他のカラーとは一線を画す高級感が漂っていました。ただ、ブラックの側面のライン(って分かるかな?)がツヤありブラックだったのがちょっと許せないのですが。でもそれ以外はかなりいい感じでした。ソニスタの「ALL BLACK」がマット系ブラックだったら間違いなく手が滑っていたなー。

最後は新しい CLIE「PEG-T650C」。というか、これ出ているのを忘れていました(笑)。店頭に行って思い出したくらいです。
実機を触っていて妙な違和感を覚えたんですが、T シリーズってよく見ると Graffiti エリアが他の機種よりも狭いんですね。何というか、普通 Graffiti エリアというものは縦長の長方形をしているものなのですが、T シリーズの Graffiti エリアはほぼ正方形に近い形をしています。これじゃ、ちょっと文字入力がしにくくなるかなぁ。やたらと押しにくいハードウェアボタンのデザインとか、PEG-N シリーズを見ててもそう思ったんですが、CLIE ってデザイン重視で使い勝手を犠牲にしているところがすごく多い。T シリーズの Graffiti エリアにしてもハードウェアボタンにしても、デザインのためにつけている金属プレートを取っ払うなりデザイン変更するなりすればもっと使いやすい Graffiti エリアとハードウェアボタンにできただろうに。ハードにしろソフトにしろ、こういった「無駄」が多いのが今まで私が CLIE に流れなかった理由の一つでもあります。
本当は実機を見たらつい欲しくなるかも?と思っていた T650C でしたが、そんなこんなで結局萎えてしまいました。使い勝手のこともあるんですが、やっぱり無難なサテンシルバーしかカラーがないのが痛い。お願いだから、こっちでも「ALL BLACK」モデル出してください>ソニーさん

最近、ショップに行ってもときめく製品があまりないんですよね。VAIO U にしても、一時期かなり欲しいと思っていた気持ちが今は随分薄らいでしまったし。昔と違って「いじりがいのある」製品が少なくなってしまったこともあるんでしょうが、最近あまりときめかなくなったのは、私が悪いのか、それとも私をときめかせるだけのものがないからか・・・。
というわけで、しばらくは最近以前と比べてあまり頓着しなくなっていたファッション関連にお金を使おうかと。


[ 名馬の血統 ] 2002/06/10(Mon)
昨夜は盛り上がりましたねー>サッカー。何でもテレビ中継の視聴率が 66.1%、瞬間最大風速で 81.9% を記録したとか。確かに昨夜は 19:30 過ぎには街の中心地でもほとんどクルマが走っていなかったからなー。私も昨日はよく行く(といっても 2 ヶ月に 1 回くらいの頻度なんですが)某バーが臨時休業にして常連のお客さん達と日本代表の応援をする、というので参加してきました。
このバーがまた、うるさいお客さんは嫌だというのでいつもは会員制になっているというくらい落ち着いたバーなのですが、いつもクールなバーテンさんが壁によじ登って声が嗄れるくらい大声で応援していたという(笑)。いやあ、楽しかったです。
ちなみにカミングアウトすると、私はにわかファンです(笑)。普段は J リーグの試合はあまり観ないのですが、オリンピックとかバレーのワールドカップは真剣に観るくらいのイベント好きなので、自国開催の今回は盛り上がらずにいられるか!という感じです。柳沢のレプリカユニフォームくらい買ってしまいそうな勢いです(笑)。柳沢は出身県が同じでしかも同学年なので、どうしても応援せずにはいられません。全然知り合いでも何でもないんですが、ツテを辿れば友達の友達、くらいの関係です(←それは一般的には関係とは言わない)。

というか、ロシアのフーリガン、何とかしてください。ウチの実家周辺は港が近いこともあって、ロシア人の出没地帯なんですよね。しばらく実家には近寄らないようにしておこう(笑)。

ところで、ベルギー戦の観戦時はビール(ベルギービールじゃなくて黒ラベルというところがミソ(笑))、ロシア戦ではウォッカ(こちらはちゃんとロシアンウォッカ)を飲みつつ観戦したのですが、今度のチュニジア戦は何を飲み食いすればいいんでしょう?


AMD がデスクトップ PC 向け CPU「Athlon XP 2200+」を発表。
ニュースリリース
http://www.amd.com/japan/news/prodpr/nr22092.html
PC Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0610/amd.htm
同社製 CPU で最高クロックとなる製品で、実クロックは 1.80GHz。モデルナンバーからして Pentium 4 2.20GHz と同等かそれ以上の性能、という触れ込みです。
なお、今回の 2200+ からは Athlon XP のコアを 130nm(0.13μm)プロセスルールに微細化した「Thoroughbred」コアに変更されています。プロセスの微細化によって高クロック化が比較的容易になったお陰で、どんどんクロックを引き上げて互換プロセッサの追撃を阻もうという Intel にクロック数(というよりはモデルナンバーと言うべきか)で対抗し得るようになるかもしれません。

AMD と Intel によるかつての GHz 到達競争が決着し、その後の Intel の Pentium 4 による急激なクロック周波数の向上によって、ユーザーの「クロック周波数離れ」が進み、対する AMD も以前ほどクロック周波数にこだわりを見せていないように見えますが、やみくもにクロック周波数の向上を目指すよりも着実にインストールベース(=シェア)を広げよう、という戦略に変わってきているように思います。あとは、ノート PC やサーバといった「奪えるシェア」が十分に残っている領域と。このあたりの AMD の思惑と、必ずしも最高スペックでなくとも安価で十分なパフォーマンスが欲しいユーザー(といっても、個人的には一般的な Windows の使用においては、同一クロック(モデルナンバー)であれば Pentium 4 よりも Athlon XP の方が体感速度は高い、と思っているのですが)とがうまい具合に一致して、非常に堅実なペースではあるものの AMD のシェアというのは上がってきているように思いますね。
日本の VAIO でも最もボリューム・ゾーンであるところの VAIO FX やデスクトップの JX は今や完全に AMD ベースになってしまいましたし、米国でも FX に加えて RX シリーズでの Athlon XP の採用率が高いのです。
http://www.sonystyle.com/vaio/desktops/
従来、米国仕様の RX シリーズは Pentium III/4 を採用し、Giga Pocket 搭載モデルも一部あるもののキホンはノンリニアビデオ編集や DVD オーサリングという位置付けで「Digital Studio」という愛称がついていたのですが、現在の RX シリーズにはいわゆる「Digital Studio Series」の他に Athlon XP を採用した低価格モデル「RX Series」が存在しているのです。米国では、今や LX シリーズは廃止になり、現行モデルは MX、Digital Studio、RX の 3 シリーズのみ。筐体で区別すると MX と RX の 2 種類しか存在しないことになります。
Digital Studio Series は基本的に 2GHz 以上の Pentium 4×DVD-R/RW(例外的に Celeron×DVD-ROM/CD-RW の廉価モデルも存在しますが)、RX Series は Athlon XP 1600+/1800+×DVD-ROM/CD-RW という棲み分けになっています。敢えて Athlon XP の最高クロックを選択せず、Celeron モデルの代わりに Athlon モデルを廉価版にする、というのは日本市場向けでは有り得ないなかなか興味深いラインナップですよね。AMD にしてみれば、Pentium 4 ではなくて Celeron と退避させられてしまうのは本意ではないでしょうが、Intel を抑えて一番売れ筋の価格帯に搭載されるのであれば、「名を捨てて実を取る」というのも考え方なのではないでしょうか。

日本市場で気になるのは、今後の JX シリーズの動向となるのでしょうが、既存の JX11 および J2x シリーズがこの Thoroughbred」コアに対応できるのかも気になりますね。基本的に CPU の構造は変わっていないので、マザーボードの供給電圧と BIOS さえ対応していれば Thoroughbred コアの Athlon XP にも換装できそうですから、かなり期待してしまいます。ダメでも少なくとも Athlon XP 2100+ まではまず確実にイケるはずですが、J/JX シリーズが実クロック 2GHz に到達する Athlon XP 2500+ やそれ以上の高速 CPU に対応できるとすれば、J/JX ユーザーの方にはかなり面白い展開になりそうですね。


[ Playa Playa ] 2002/06/09(Sun)
忘れていましたが、昨日は DSC-P2 の発売日だったんですね。掲示板に「ソニスタから届きました」という書き込みがあったにも関わらず、P2 の発売日だということを認識していませんでした(笑)。
そんなわけで今日さっそく店頭まで見に行ってきました。

P2 といっても P9 と基本デザインは同じなので、見た目はあまり変わらないだろうと思っていたんですが、P9 とは随分印象が違いますね。P9 はボディラインも金属の質感も「プレミアムモデル」という雰囲気ありありだったのに対して、P2 はちょっとポップ寄りのデザイン。P9 よりもやや丸めに面取りしたボディと、ゴム製になったグリップが特にそう感じさせるのでしょうが、全般的に「金属の質感」というよりは「ファッションの一部、スタイルの一部」としてのデジタルカメラのあり方を提案したカメラ、という印象を受けました。でもやっぱりグリップは P9 の方がホールドしやすいかな。
覗きに行った近所のショップには通常の「シルバー」一色しかなかったので、カラーによって全然印象が違うという他色の雰囲気が分からなかったのは残念でしたが、シルバーは P71 等と同じ配色になっていてちょっと安っぽい(あからさまに廉価版の印象を受ける)のでイマイチかな?こっちは新宿や有楽町の量販店と違ってあまり人の入りが多くないので(笑)P2 自体どれくらい売れているのかも分からないのですが、写真を見る限り「スパークルホワイト」と「ライラックピンク」あたりに人気が出そうですね。これは今度東京に行ったときにでも、量販店かソニービルで見てこようと思います。「ALL BLACK」はどこかで展示されていないのかな?

動作や画質の方はというと、展示機にはメモリースティックはおろかバッテリすら入っていなかったのですが、そこは私ですから(笑)携行していた P9 のバッテリとメモリースティックをコッソリ挿して試してきました(ぉ
起動時間はマジで P9 そのまま。電源ボタンを押して 3 秒以内に 1 枚撮影できています。記録時間も一瞬のもので、P9 と同じく「記録中」なんて文字は刹那も表示されません。これは、本当に P9 の CCD を 200 万画素に落としただけのモデルなんだな、廉価モデルだからといってデチューンだとか手抜きだとかいったことは一切していない本気(と書いて「マジ」と読む(笑))のモデルなんだな、というのがひしひしと伝わってくる製品に仕上がっています。
一応、2〜3 枚試し撮りもしてみたのですが、ホントにコッソリ撮影したものなので掲載は自粛しますね(笑)。その代わり撮影画像を見た上での個人的な感想を書かせていただきます。まず、色合いは P9 譲りの非常に彩度が高い映像になっています。基本的に初心者でも使いやすく、後から PC でレタッチをしたりせずにそのまま PC で表示したり印刷したり、あるいは写真店に持ち込んでプリントしてもらったりするのに都合が良いように、というつもりで分かりやすい色合いにチューニングされているのでしょう。撮影画像でも店頭 POP の赤や黄色、オレンジといった彩度の高い色が鮮やかに表現されていて好印象でした。
P9 で非常に気になった暗所でのノイズですが、これは店頭の照明が十分に明るかったために確認できず。ただ、微妙に影になっている部分を見る限りでは P9 よりもノイズは少ないように思います。これは P9 よりも画素数が少なく、画素ピッチが広いことにも起因しているのでしょうが、やはりこのクラスのレンズには P9 の 400 万画素 CCD よりも P2 の 200 万画素 CCD やせいぜい 300 万画素 CCD の方が相性は良いような気がします。
ただしやはり画素数が少ないせいで解像感は P9 に比べて一段、いや二段劣りますね。被写体のエッジ部あたりのシャープさで特にそれを感じます。デフォルト設定のスタンダードモードでしか試していないため、ファインモードで撮影すれば JPEG ノイズも軽減されて随分改善されるのでしょうが、P9 と比べるとやはり全体的に甘い感じになっている感は否めません。といっても、大伸ばしで印刷したりピクセル等倍で表示させたりすると判るというレベルの話で、Web にアップしたり一般的な解像度の PC 上で閲覧する程度では P9 と大して差は感じませんが。でもやっぱり JPEG のブロックノイズが気になってしまうので、できればファインモードで常用したいところです。
レンズの明るさやフォーカス精度に関しては特にチェックできませんでしたが、傾向としては P9 と同じなのではないかと思います。マクロが 10cm までしか寄れないことや暗所でのフォーカス精度が高いとは言えないことから、あまり暗くないところでパンフォーカス気味にポートレートや記念撮影を中心に使う、というのが P シリーズのまっとうな使い方なのでしょうね。スタイル的に言っても銀塩コンパクトカメラやレンズ付きフィルムと同じような使い方を想定して作ってあるカメラであり、良くも悪くもマニア向けではない製品です。って言うまでもないことですが。

改めてライバルとなる同レンジの製品と比べるとすれば、性能やサイズといった観点では P2 は間違いなく高い優先順位に持ってきたくなるのですが、ネックになるのはやはり価格でしょう。直接競合しそうな LUMIX F7IXY DIGITAL 200a(※こちらは光学 2 倍ズーム)には実売で \5,000 近く差をつけられていますし、多少サイズ増になることに目をつぶれば COOLPIX2500 は競合を喰ってしまいそうなほどに安くて性能も良いですし、デザインにこだわらなければ下位モデルの COOLPIX2000 も \30,000 切りでヤバいモデルです)。コンパクトさで独走する DiMAGE X はコンパクトさ故に撮影機能は若干見劣りしますが、シーンを割り切ればかなり魅力(しかも案外安い)。トータルバランスでは P2 は良い選択肢なのですが、初物価格であることを差し引いても P2 は割高です。300 万画素の P7 がいい値段で出てきて、P2 が \40,000 程度まで落ちてくれれば万人に勧められる良いカメラとなるのですが。P2 と他機種で迷っている方は、限定生産の「コズミックブルー」と「ブラック」狙いの方以外はもう少し様子を見てみても良いかもしれません。


さて、これから日本を応援しに行ってきます。イヤ、横浜には行きませんって(笑)。


[ 6 TO 8 ] 2002/06/08(Sat)
ここ数日滅茶苦茶暑いですね。今日は最高気温が 32℃だったとか。6 月なのに、もう 7 月を通り越して 8 月になったかのような暑さです。もともと暑さに弱い私ですが、暑いせいで最近は体力が夕方まで持ちません(泣)。今年は桜の開花時期からしておかしかったですが、なんか地球の公転が加速しているような気がしてなりません。とりあえずこの暑さだけでも、誰かなんとかしてください。


F707 のために、レイノックスのスーパーマクロレンズを購入してみました。ちょっと前に某所でデジカメのフィルタ収集が流行っていたので、そのせいというわけでもありませんが(笑)やっぱりフィルタやコンバージョンレンズは撮影の幅を広げますからね。特に Web 用の素材を撮るのにマクロ撮影は多用するので、マクロコンバージョンレンズは前から欲しかったのです。F707 自体は 2cm まで寄れますが、細かい PC のパーツを撮るにはもっと寄りたいことが少なくありませんから。

F707 w/ DCR-250

レイノックスのスーパーマクロコンバージョンレンズ「DCR-250」です。52〜67mm のフリーサイズアダプタが付属しているので、F707 に限らず多くのデジタルカメラに取り付けられます。カメラを買い換えても(って当分買い換えるつもりはありませんが)レンズはそのまま使えるのが嬉しいところ。

Normal Macro

F707 本体のマクロ撮影だと、一番寄った状態で↑くらいです。一般的な用途であればこのくらいでも十分なんですが、もっと細かいものを撮ろうとするともう一段近づきたい。

Super Macro w/ DCR-250 (Tele)

で、DCR-250 を使うとここまで寄れます(写真はリサイズのみ、トリミング無し)。「おぉ〜」という感じです。
レイノックスの公称値通り、F707 の 2cm(F707 はワイドマクロ)の 2.3 倍近くクローズアップできました。ちなみにこのマクロレンズはテレ端で使う仕様になっていて、

Super Macro w/ DCR-250 (Wide)

ワイド端で使うと思いっきりケラレます。
DSC-P9 のダイヤカットロゴを接写してみると、

High Resolution

ここまで寄れました。ちなみに写真は 1,600x1,200 で撮ったものを 640x480 にトリミングしただけ(即ちピクセル等倍)です。金属の質感とかまでしっかり表現できてます。
それにしてもスーパーマクロなので被写界深度が狭い狭い。一番絞った状態(絞り -2.0EV)でもピントが合う場所がピンポイントでしかありません。しかも、手ブレの影響がモロに出るし・・・。これは、思った以上に難しいですね。
偏光フィルタ、レンズフード、ワイコン、スーパーマクロときてもっとレンズ・フィルタ収集に走りたくなってきました。でもマクロレンズ「DCR-150」は DCR-250 をちょっとワイド寄りで使えばある程度代用できし、テレコンもそこまで必要性を感じないのでまずは三脚かな?というか、スーパーマクロを使って三脚の重要性を痛感しました。
あと、リモコンと外部フラッシュも欲しいんだよなぁ。


最近お勉強になるデジカメ記事。
http://review.ascii24.com/db/review/ce/digicam/2002/06/01/636200-000.html
ASCII24 の連載なんですが、カメラのキホンをすっ飛ばして自己流でやっている私には案外勉強になっています。ここに限らず最近いろいろ勉強しているだけあって、ようやく少し F707 を「使える」ようになってきたのを実感してます。それに伴って P9 が扱いづらく感じていますが・・・。本当に分かってる人なら P9 クラスでもちゃんと使いこなせるんだろうなあ。もっと勉強しないと。


[ キータッチ向上作戦 ] 2002/06/06(Thr)
ソニーの「バイオご愛用者アンケート」にも書いたんですが、C1MSX には購入以来一つだけどうしても納得のいかない部分があります。
それは、キーボード。C1VJ と比べても明らかにふにゃふにゃになっていて、「根性がない」キータッチなんですよね。私が今まで触ってきたノート PC の中でも特に悪いんじゃないかと思うくらい。柔らかいタッチが好きな人にはこれくらいで良いんでしょうが、ハードタイピストかつ仕事では ThinkPad ユーザーな私はどうも気に入りません。C1VJ は比較的良かったのになぁ、と思っていたら、英語キーボードに換装して C1VJ の日本語キーボードが余っていたことを思い出しました。
見た感じ、キーボードのレイアウトもサイズも全く同じなので、ユニットに互換性があるかも?だとすれば、キートップをスワップすれば C1MSX でも C1VJ のキータッチで使えるのでは?と思い、では交換してみましょう、ということにしました。

C1MSX JP-KB & C1VJ JP-KB

C1MSX のキーボード(写真上)と C1VJ のキーボード(下)。サイズ、レイアウト、[Delete] キーの右隣が切り欠きになっているところまで同じ。これは差し替えるだけで使えるのでは、と思ったんです。
しかし。

C1MSX KB Pantagraph C1VJ KB Pantagraph

キートップを外してみて唖然。パンタグラフの実装方向が、C1VJ と C1MSX では異なっていました。さすがに縦のものを横につけることはできないので、キートップのスワップはまず無理。それ以前に、C1VJ ではキーボードとは別基盤になっていた TrackPoint モジュールが、C1MSX ではキーボードユニットに一体化されていて外れません。
では、ラバードームをスワップするだけでも随分打鍵感は変わるのでは、と思ったのですが、

C1VJ KB Rubberdome

ラバードームはキーボード基盤にしっかり接着されていて、外れません。C1MSX のものより C1VJ のものの方が明らかにしっかりめの素材のラバードームだったので、これさえ交換すれば、と思ったのですが。
接着されているのなら仕方ない、と思ったら、

C1MSX KB Rubberdome

今度は C1MSX のラバードームがポロッと外れてしまいました。

C1MSX KB Menbrane

こちらは固定も何もなく、単に丸い枠にラバードームがはまっているだけの状態。
ただでさえフニャフニャのラバードームなのに、下がしっかり固定されていなければ根性なしのキータッチになるのは当たり前です。ちょっと憤慨。

505 の日本語キーボードも余っていたので、バラしてみました。

505EX KB Pantagraph

505 のパンタグラフは C1 のものと比べてけっこう凝った作りになっています。というか最近のキーボードってモロにコストダウンの影響を受けて安っぽいパーツになっているんですね。打鍵感でいったら 505EX よりも C1VJ の方が若干固めなんですが、505EX の方が力のかかり具合・抜け具合が微妙に自然だからなぁ。

505EX KB Rubberdome

ラバードームはかなり小さめでしたが、C1MSX のものよりも固いラバードームです。このラバードームも接着されていなかったので、試しに C1MSX に移植してみたところ明らかにキータッチが良くなりました。ただ、ラバードーム自体が小さめなので、パンタグラフを交換しないと若干ストロークが浅くなってしまいます。でも構造上パンタグラフは移植できず。ここで、私の C1MSX キータッチ向上作戦は暗礁に乗り上げてしまいました。
そういえば、ThinkPad のキーボードなら VAIO のものよりも圧倒的に入手性が良いので、ThinkPad のラバードームを移植できればかなり良くなるんじゃない?と思い、試しに X21 のキートップを外してみたのですが、

X21 KB Pantagraph

見事にラバードームは接着されておりました。
うまくパンタグラフとラバードームを移植できれば、VAIO で ThinkPad のキータッチも夢じゃないかも?と思ったのですが、夢で終わってしまいそうです(泣)。ま、キータッチってラバードームだけじゃなくて、パンタグラフの構造とかベースの素材・加工精度によっても左右されるので、単にラバードーム交換だけでキータッチがまともになるとは言えないのですが、それにしたって C1MSX のラバードームは根性なさすぎです。
秋月電子とかにってラバードームのバラ売りしていないのでしょうか。若松通商の電子部品フロアの方がいいのかな?今度秋葉原に行って、まともなラバードームが売っていないか見てこようと思います。
比較的キーボードの単体入手が容易なメーカーのノートを使っている方、もし良かったらキータッチとラバードームの取り外し可・不可を教えていただけないでしょうか?


[ HITACHIBM ] 2002/06/05(Wed)
VAIO ホームページにて「バイオご愛用者アンケート」が始まってます。
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/questionnaire_020604.html
メーカーに直接要望を伝えられる数少ないチャンスです。ユーザーの方は是非とも回答しましょう。

日立IBM が HDD 事業の統合で最終合意。
ニュースリリース(日立)
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/2002/0604b/
ニュースリリース(IBM)
http://www.ibm.com/news/jp/2002/06/06041.html
PC Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0604/ibmhit.htm
当初、日立 70%・IBM 30% の出資で米サンノゼに HDD 専業の合弁会社を設立する、という発表でしたが、最終的には 3 年後を目標に日立の 100% 子会社化される、即ち日立が IBM の HDD 事業を買収する、という形になりました。今後、IBM は単体 HDD の開発・製造からは撤退し、ストレージ関連ソフトウェアの開発に注力。HDD の製造を司る日立、RAID 技術で協力を受ける Adaptec と共に、サーバ向けストレージ市場で首位をひた走る EMC を追撃することになります。また、最近ではブレードサーバや情報家電向けに 2.5 インチ HDD の需要が増してきていますから、2.5 インチ HDD の大手 2 社がくっつくことは業界にかなりのインパクトを与えると思われます。
VAIOethics でサーバの話をしてもしょうがないのでこの話はこの辺にするとして、あと気になるのはやはり今後の両社の HDD はどうなるのか?ということですよね。Travelstar/Deskstar/Ultrastar というブランドは無くなってしまうのか、とか、マイクロドライブはどうなるのか?とか。日立と IBM の HDD 事業の統合といっても、実質日立が IBM の HDD 事業部を買収した形に近いので、新会社の製品はどちらかというと実績が高い IBM の製品がベースになるとは思われますが、ブランド名がどうなるのかは不明。○○star はともかく、IBM が HDD の大容量化技術に名付けた「Pixie Dust」(妖精の羽から落ちる魔法の粉)のようにロマンチックなネーミングセンスは、なかなか日本企業にはありませんよね。
日立と IBM が設立する新会社は年内にも手続きを完了すると言われていることから、IBM 名義で販売される HDD は最近出たばかりの「Travelstar 40GNX」か、出てもその後継の 9.5mm/60GB クラスの製品が最後となることでしょう。対する日立は、今後のトレンドとなるであろう 5,400rpm の 9.5mm 厚ドライブをリリースしていませんが、こちらはどうなるのか。とりあえず、私は IC25N040ATCS05 は \30,000 切ったら記念に(?)一本買うつもりです。
IDE の全盛やコストダウンの影響か、最近でこそ、信頼性や静粛性に優れているというイメージはなくなってしまいましたが、私は SCSI がまだ速度や信頼性の面で憧れの的だった頃の IBM の「静かで速い、壊れにくい」というイメージを持っているせいか、ほとんど IBM 製ドライブしか買ったことがないんですよね。マシンを買ったときの標準搭載のドライブを除けば、自分で買った IBM 以外の HDD って東芝の MK6412MAT だけ。そんな私にとって、IBM ブランドの HDD がなくなってしまうのはけっこう寂しいことだったりします。せめて、ブランド名くらいは残ってくれると嬉しいのですが。
Maxtor に吸収された Quantum(の HDD 部門。Quantum 自体はまだストレージ関連企業として残っています)に続く、HDD 業界の大きな動き。そういえば、富士通も昨年デスクトップ PC 向け HDD 事業から撤退し、2.5 インチおよびサーバ向け HDD への特化を進めましたよね。日立だって光学ドライブの製造を LG との合弁会社(日立 LG データストレージ)に移管したり、PC パーツベンダの再編はかなり進んできています。それも、日立を見れば分かるように、分野によって全く異なるメーカーと提携するなど、かなり複雑な構造に。ハードウェア価格の下落によって欧米のメーカーが不採算事業を縮小し、サービス/ソフトウェア事業の強化を進めようとする動きと、最近急激に競争力を増してきた韓国や台湾メーカーの成長が相まって、この傾向は終息するどころかますます加速していきそうな気配すらあります。やはり、自分のお気に入りのメーカーやブランドがなくなってしまうのは悲しいモノ。厳しい現状は確かに理解できますが、苦しい状況だからこそ、特に老舗のパーツベンダにはここを踏ん張ってほしいところです。


■本日の一品
東京に行っている間に、時計を新調してみました。
ALBA ROOX ABFV027 CHRONOGRAPH
掲示板でもちょっと話題にしていた、セイコー ROOX のブラックモデルです。
http://www.seiko-watch.co.jp/nihongo/press_releases/2002/03/2002_03_15_01.html
実は今まで使っていたのも ROOX シリーズだったんですが、メタルバンドウォッチにしてはオッサンくさくならず、ほどほどにサイバーな感じが良くてこのシリーズ好きなんですよね。クロノグラフ好きだし。OMEGAHeuer は憧れだけど、まだ買える身分じゃないし。
モノは基本的にツヤ消しブラックなのですが、ところどころツヤありブラックやシルバーの部分があってなかなかオシャレ。本当は ALL BLACK が良かったんですが、これはこれでかっこいいかも。なんか最近ブラックづいている私ですが、元々黒系の服装が多いのでこの時計はなかなか重宝しそうです。デジタルガジェットもブラックで揃えたくなってきますが、C1MSX はカーボンルックにする予定はないしなぁ。


[ NO PAIN NO GAIN ] 2002/06/04(Tue)
昨日「メモリースティックフォーラム」にて「メモリースティック Duo」の正式な出荷時期や新規格「メモリースティック-R」の開発表明が行われたのはお伝えした通りですが、この他にも新たなメモリースティック規格協賛メーカーとしてソーテックSAMSUNG が参加したことが発表されました。ソーテックは自社 PC へのメモリースティックスロットの搭載を開始し、
http://www.sotec.co.jp/news/2002/0603_mstick.html
SAMSUNG は AV 機器への採用を始める、ということでしたが、この件について、某掲示板で話題になっていました。
というのは、日経新聞が「ソニーとソーテックがパソコンで提携」という内容の誤報道を行ったのです。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20020602CVBI063Z01.html
これに対し、ソニーは記事の内容が正確ではないと反論。
http://www3.asahi.com/opendoors/apcnews/news/news20020603_j01.html
ソーテックの PC にメモステスロットが標準搭載されることが、どう間違ったら「パソコンで提携し、記憶媒体やソフトを共通化する」という話になるのか解りませんが(笑)、日経はけっこうこの手の誤報道って少なくないですからね。昨年末のソニーによるニフティ買収騒動の第一報も日経だったし(結局ソニーによるニフティ買収の話は白紙撤回されています)、今回も例によっての勇み足(しかもちょっとタチの悪い)、ということができるでしょう。
確かにソーテックにしてみれば、昨年度の最悪の赤字決算を踏まえての再建活動の真っ只中なわけで、メモステ採用のプレスリリースの中でも「ソニーと共に新しい市場の創造に取組んで参ります」という表現をしているあたり、いかにもソニーと協力関係にあるように見せたいとか、ソニーの影響力に少しでもあやかりたい、という気持ちが顕れていますから、この日経の記事はソーテック側の思いが多分に加味されてしまったものなのかもしれません。
ソーテックは以前から「他所がヒットさせた商品と似たようなものを、オリジナルよりも安く作る」のが得意なメーカー(e-one なんてその最たるものでしたね)であり、ソニーとは本質を異とする会社なので、どう考えてもソフトウェアを共通化するということは有り得ないと思うのですが、それでも「AFiNA AV」は VAIO ユーザーである私から見てもなかなか面白いマシンであったと思うので、今回の再建活動とメモステ搭載によって「本当に良いマシン」をたくさん作れるメーカーになるのか、少し注目してみたいと思います。

「AFiNA AV」といえば、思い浮かぶのは AFiNA AV でソーテックと協業したケンウッド。AFiNA AV が今一つケンウッドの思ったようなものにできなかったためか、今度はイーヤマと組んで開発した Crusoe ノート+オーディオシステム「AVENUE」でしたが、こちらもあまり振るわない様子。というか、販売店に行ってもなかなか展示を見かけることもないですよね。AV 機器と PC との狭間で売り方を掴めないでいるのか、それ以前にそもそもマーケティングにあまり力を入れていない(むしろ入れる余裕がない?)のか、発表当初の話題性からいって今は散々です。と思ったら、いつの間にかイーヤマがノート PC 部だけを単体販売し始めるというし。
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0529/iiyama.htm
作るだけ作ったけど売れなかったから、せめて自分たちの責任範囲であるノート PC だけでも捌いてしまおう、ということなのかもしれませんが、オーディオユニットを取ったら何の変哲もないただの Crusoe ノート。これもこれで厳しいかも。
イーヤマが PC の単体販売に踏み切ろうと思ったのは、おそらくこの告知に先立って発表されたケンウッド側の抜本再生計画
http://www.kenwood.com/j/press/press20020527.html
が関係ありそうです。不況とホームオーディオ事業の低迷(何もこの二つはケンウッドに限ったことではありませんが)による経営悪化によって、社長を交代し事業を縮小せざるを得なくなったケンウッド。コア事業をカーオーディオと無線製品に特化する上で、ホームオーディオやその周辺事業は大幅に縮小せざるを得なくなり、これ以上「AVENUE」に割けるリソースが無くなってしまったため、AVENUE を半ば諦めてイーヤマを切り離した、という経緯に至ったことは想像に難くありません。
昔のように、高くても高級オーディオが売れた時代は終わり、コンパクトでそこそこの音が出せるデジタルオーディオ機器ばかりが売れる現代。韓国や台湾から、安価でそれなりの品質の製品がどんどん流れ込んでくる中、ホームオーディオ市場でケンウッドがバリューを見出せる領域はそれほど残っていなかったのかもしれません。「AFiNA AV」や「AVENUE」を手がけた担当者の方の悔しさはいかばかりだったか知れませんが、おそらく「三度目の正直」は当分はないことでしょう。個人的にケンウッドはオーディオメーカーでもけっこう好きな部類に入るので、ソニーのよきライバルとして VAIO と競ってくれるメーカーになることを期待していたのですが、非常に残念ですね。
とにかく、今回の再建に失敗して「KENWOOD」ロゴの入った製品が見られなくなることがないよう、ケンウッドにはがんばってほしい、そしてまた「AFiNA AV」や「AVENUE」のような製品を引っ提げて戻ってきてほしい、と思います。


[ Duo/-ROM/-R ] 2002/06/03(Mon)
ソニーがメモリースティックのプライベートイベント「メモリースティックフォーラム」を開催。
ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200206/02-0603/
PC Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0603/sony.htm
ZDNet の記事
http://www.zdnet.co.jp/news/0206/03/njbt_13.html
BizTech の記事
http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/gen/188742
この場で発表されたのが、以前より延び延びになっていた「メモリースティック Duo」の正式な出荷時期。この夏(7 月を予定)に携帯電話向けの記憶媒体として発売されるとのことです。
携帯電話というのは DoCoMo の「i ショットサービス」対応端末、即ち 251i シリーズが当初のターゲットとなるようです。つまり SH251i に追って投入される 251i シリーズのどれかに採用される、ということになりますが、ソニーエリクソン製端末ではないとのこと。SD/MMC 陣営である松下・東芝製ということはないでしょうし、そうなると D?N?F?
メモリースティックはそれだけでも十分にコンパクトではあるものの、それはせいぜいデジタルカメラや PDA といったレベルのもので、(メモリースティックスロット搭載ケータイを見ても分かる通り)携帯電話並みの小型デバイスにとってはまだまだ大きかったのですが、Duo が実用化されれば携帯電話の多機能化に拍車がかかるかもしれませんね。SD メモリーカードに取られていたサイズ的なアドバンテージも、これで取り戻すことができるでしょうか。あとは、容量か・・・。Duo は当初 16MB からのリリースとなるようですが、サイズの小さい i ショットの記憶媒体として使うならともかく、音楽再生ケータイもターゲットにするのであれば早々に 64MB、128MB まで拡張してほしいところです。
個人的には、Duo よりも 256MB、512MB のノーマルサイズメモステを早く出すなり、128MB 以下のメモステをもっと購入しやすい価格帯に下げるなりしてほしいのですが。

この他にも、出荷時点で内蔵 ROM にデータを焼き付けてある読み出し専用型の「メモリースティック-ROM」、ライトワンス型の「メモリースティック-R」が発表されています。
メモリースティック-ROM は発表済みの製品ですが、ソフトウェアの販売・配布には役に立ちそうです。メモステ-ROM 対応の電子辞書みたいなものも出そうですね。
メモリースティック-R はライトワンス、即ち「一度だけ書き込める」タイプのメモリースティック。名称的には「メモリースティック-WO」なんかの方が適切かもしれませんが、「一度だけ書き込める」という CD-R と同様の性格からして「-R」の方が一般的に認知されやすいという理由でしょう。一度書き込んでしまったら「メモステ-ROM」と同じになってしまうため、-ROM との差別化が難しくなるでしょうが、大量にプレスするわけにいかない個人・小企業ベースでの ROM 配布には重宝しそうです。あとは音楽データをメモステ-R に「焼いて」メモステウォークマンで利用する(MG 対応版があれば)、とか、銀塩フィルムと同様に一度しか使えない記憶メディアとしてデジカメで利用する、といった利用法が考えられますね。いずれにせよ、価格が 64MB で数百円、といったオーダーに落ちてこないと現実的ではありませんが。
しかしカタカナに「-R」「-ROM」とつくのは何か間抜けな感じがしますね。いっそのこと「MS-R」「MS-ROM」にしてしまった方がスッキリする気もしますが、「MS」だと他の名称の略称に使われたりもするのでイメージが悪い(笑)のかな?

メモリースティックも出荷数が 2,000 万枚を超え、いよいよ新しいフェーズに入ってきました。しかし、バリエーションは増えていながらも、大容量化が順調に進んでいないのは気になるところです。メモステの最大容量がもう一年以上も 128MB から更新されていませんし、Duo だって最初の発表からどれだけ待たされたことか。一般ユーザーとしては、バリエーションよりもむしろ大容量化、低価格化に力を入れてほしい気がします。デジカメも 400 万画素クラスの製品が珍しくなくなってきたことですし、そろそろ 256MB を・・・。


[ Short-break ] 2002/06/02(Sun)
いつもよりちょっと長めにとった週末も、今日で終わり。今、富山へと向かう飛行機の中でこのテキストを打っています。
GW 前半から数えてちょうど一ヶ月ぶりの東京だったのですが、なんというか、この一年くらい月に 2 回は上京していたせいか、一ヶ月も間を空けるとちょっと禁断症状が出てきますね(笑)。別に、東京の刺激に憧れているとか、そういうことではないんですが、間隔が空いてしまうとダメだー。ここのところ、仕事が忙しくなってきていたので仕方なかったとはいえ。

昨日は一週間前にオープンしたばかりの新宿西口ビックに行ってみました。さすが、有楽町ビックを超える規模でオープン初日は 6,000 人の行列ができたというだけあって、大きかったです。一応ビルのオーナーであるはずの小田急ハルクがむしろビックの持ちビルにテナントとして入っているかのような勢いでした(笑)。
最近のビックカメラは調子が良いのか、有楽町・新宿西口に続けざまに大型店舗をオープンさせていますが、相変わらず店員さんの数が足りてないですね。ま、ビックに限ったことではないですが。店員が少ないなら少ないなりに、お客さんがスムーズに買い物をできる仕組みを考えないと、買うつもりで来ているのに店員が見つからずに他のお店に流れたり、逆に買うつもりのない客に真剣に商品説明したりという無駄がたくさん発生してしまうと思います。そろそろ、ポイント還元率ばかりで勝負する時代は終わったのではないでしょうか?10% もポイント還元があれば、あとはむしろ店員さんの質の方が重要だと思います。少なくとも私は・・・イヤ、実際ポイントもかなり重要ですが(笑)。
その西口ビックにて例の純正テンキーパッド「PCGA-UTK1」の在庫を発見したんですが、なんか冷めてしまって買おうと思えませんでした。やっぱり冷静に考えるとテンキーに \10,000 は高いよなぁ。今度ななちゃんに実機を見せてもらってから考えよう。
その他、いろいろ見て回ったもののこれといって欲しい物もなく。最近「これだ!」的な面白いアイテムがないですねー。私自身の PC 熱が C1MSX を買って一息ついてしまったのかもしれませんが。というわけで、珍しく自分用のデジタルガジェットを一つも買わずに帰ってきてしまいました。しばらくは節制しようかな。


飛行機の窓の向こうに、夕陽の欠片が真っ赤に見えています。もう 20 時も近いというのに。ちょっと高いところから物事を見てみると、普段見えないものも見えてくるものなんですね。

次第に日差しも強くなり、日の落ちる時間も遅くなってきた今日この頃。
夏まで、もうすぐです。


[ DSC-P7 ] 2002/06/01(Sat)
BBS やななちゃんとこでも話題になってましたが、dpreview.com にて Cyber-shot P シリーズのニューモデル「DSC-P7」の情報が出ています。
http://www.dpreview.com/news/0205/02052900sonydscp2p7.asp
型番からも判るように、DSC-P2DSC-P9 の中間機種、ということになります。米国での P2 の発表と同時発表、という形になるようです。日本では未発表ですが、小型機全盛の昨今、日本市場にもこの P7 を投入してラインナップの拡充を図る可能性は高いですね。
スペック的には P2/P9 の撮影機能をそのまま受け継いだ、320 万画素機。ちょうど、P9 の筐体に DSC-P71 のスペックを詰め込んだ感じになりますね。P9 の 400 万画素じゃオーバースペックだけど、P2 の 200 万画素じゃちょっと物足りない、という向きには良い選択肢になりそうです。
デザインは P2 よりもむしろ P9 寄り。というか P9 のデザインをそのままに、筐体の質感を標準的なシルバーにし、画素数表示のダイヤカットロゴを無くしたモデルのようです。P9 はとにかく高級感にこだわったモデルでしたが、カメラとしての基本性能は画素数以外 P2 も P7 もほとんど変わらないので、価格と性能のバランスで考えたら P2 か P7 の方が良いとは思います。しかし、P9→P2→P7 という順番で出してくるあたり、ソニーさんも意地が悪いなあ。最初から一遍に出してくれれば、あえて P9 には逝かずに P2 か P7 で落ち着いていたかもしれないのに・・・。
これが日本市場に投入されるとすると、気になるのはその価格。P2 が \49,800、P9 が \74,800 なので、P7 が出るとすれば \59,800 くらいでしょうか。いくらコンパクトとはいえ、300 万画素機で \6 万はけっこう微妙な価格。これならば競合機種か P2 に流れるユーザーが多くなりそうです。そろそろ 200 万画素・3 倍ズーム機もモノによっては実売 \40,000 の価格帯に入ってきているので、より戦略的な値付けをするなら P2:\39,800、P7:\54,800、P9:69,800 くらいでもいいような気がします。DSC-P シリーズは売れているので、なかなか強気な価格設定が崩れませんが。

これで DSC-P9 ベースの機体が 200〜400 万画素の間に 100 万画素単位で出てきたわけですが、そろそろ上位機種にはより明るいレンズを採用するとか、もっとオートフォーカス精度を上げるような改良を施すとか、といった差別化が欲しいですね。個人的には、P9 でもレンズの明るさやフォーカス精度にはまだ全然満足できていないので。

My Diary Version 1.21
[ 管理者:Brown Sugar 著作:じゃわ ]