VAIO Column |
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ご無沙汰していました。まさかこの私が一ヶ月近くも更新を停めてしまうとは・・・三年ほど前にも一時更新を休止したことがありましたが、ここまで固まってしまったのはあれ以来じゃないでしょうか。今月は仕事がただでさえ遅れ気味だったところにメンバーが病気で倒れた分のフォローをしなければならなかったりかなりいろいろあって、今日が久々のまともな休日でした。まだしばらく更新が不定期な状態が続くことになるかもしれませんが、とりあえず閉鎖するつもりはないのでご心配なく。来月は、今月に比べれば少しは余裕ができそう・・・かな・・・? だいぶ乗り遅れてしまいましたが、NW-HD1 を購入しました。掲示板の方でもうかなり語り尽くされてしまったのでもう Column で書くこともないかと思ったのですが(笑)とりあえず。 ソニー NW-HD1 \52,500(Sony Style) カラーはシルバーです。買ってから「ブラックの方が良かったかな・・・」とも思いましたが(お台場で実機を見る前に発注してしまっていた)、今まで使ってきた MD ウォークマン MZ-E900 や MZ-E10 もシルバーの質感が近いので、まあこれはこれでいいかと。 ソニスタでの購入特典は液晶保護シート。POWER SUPPORT 製のものです。今までウォークマンに液晶保護シートって聞いたことがありませんでしたが、iPod 以来の HDD オーディオでは液晶ディスプレイが必須になってきたので、PDA や携帯電話などと同様にこの手のサプライ品も当たり前になってきた感がありますね。 iPod mini との比較。フットプリントではほぼ iPod mini と同じ、厚みでは NW-HD1 の方がむしろ薄くなっています。本来同じプラットフォームとして語られるはずのない 1.8inch HDD オーディオプレイヤーと 1inch HDD オーディオプレイヤーがほぼ同サイズで比較できるというのはハッキリ言ってすごいことです。しかも、NW-HD1 の方が圧倒的にバッテリの持ちがいいですし・・・。実使用では iPod mini は 2 日に 1 回は充電しないと厳しいですが、NW-HD1 の方は片道 1 時間程度の通勤であれば 1 週間は余裕でバッテリが持ってくれます。やっぱりこのへんは 25 年間ウォークマンを手がけてきたソニーの大きなアドバンテージといえるでしょうね。 最近はあまり音楽を楽しむ心の余裕もない毎日を送ってはいるのですが、それでも通勤時には一応イヤホンを耳に突っ込んで音楽を流しているので、しばらく使ってみて NW-HD1 と iPod mini の違いがいろいろと分かってきました。HDD オーディオプレイヤーは VAIO pocket に ただ、操作性に関して言えば少なくとも現存する HDD オーディオプレイヤーのユーザーインタフェースとしては iPod ファミリーのホイールパッドに勝る直感操作を実現している製品はないですね。iPod mini のホイールパッドは最初少し戸惑いましたが、慣れると大量の楽曲の中から目的のタイトルを探し出すのがこれほど容易なインタフェースはない気がします。これに匹敵する UI があるとすればソニーのジョグダイヤルくらいじゃないかと思うのですが、それはまた別の機会に触れたいと思います。少なくとも NW-HD1 本体の十字キーやスティックリモコンの操作性では、数千曲あるトラックから目的の 1 曲を探し出すのは容易ではないと感じました。 という感じでハードウェアとしては NW-HD1 はかなり気に入っているのですが、やはりソフトウェアの話になると少し腰が引けてしまいますね。今、NW-HD1 と iPod mini のために SonicStage 2.1 と iTunes 4.6 を併用しているのですが、やはり iTunes の方がユーザーに優しいインタフェースを持っていますし、何より軽い。バグが少ない(笑)。まあ iTunes は AirTunes への対応によってもはや「音楽転送ソフト」というカテゴリを超越しつつありますから、SonicStage に限らず他の音楽管理ソフトウェアとは違うステージに立っていると考えた方がいいのかもしれません。 ただ、iTunes は音質に関して言えば外部エンコーダの方が音質が良いので、LAME+EAC+Player(CDDB2 からのデータ取得用)でエンコードして iTunes に登録、という作業が必要なのがちょっと面倒ではありますね。 更新がストップしている間に iPod mini と新 iPod の国内販売が始まったり、東芝の gigabeat G22 が値下げされたり、iriver が 1inch HDD オーディオプレイヤーの投入を表明したり、Creative から iPod によく似た HDD オーディオプレイヤーが間もなく発売される予定だったり、RealNetworks が開発した DRM 変換技術「Harmony」がかなり業界に波紋を投げかけていたり、と HDD オーディオプレイヤーの世界はここのところ話題が尽きませんね。VAIO 第 2 章の売り上げが振るわないだけでなく業界全体が伸び悩んでいる PC の世界とはあまりに対照的です。 あ、VAIO pocket は \40,000 で落札されました。(ぉ |
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リニューアルが済んで、もうとりあえずいいや、と思ったのもあるんですが(笑)最近週末はサボりぐせがついちゃってますね・・・というわけで、保留していた新ネットワークウォークマン「NW-HD1」の話題です。 ニュースリリース http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200407/07-0701/ 製品情報 http://www.walkman.sony.co.jp/hdd_nwwm/ http://www.ecat.sony.co.jp/audio/walkman/products/index.cfm?PD=17461&KM=NW-HD1 つ・い・に・「ウォークマン」ブランドの HDD オーディオプレイヤー登場です。20GB、最長 30 時間連続再生で 1.8 インチ HDD タイプとしては世界最小・最軽量の HDD オーディオプレイヤーとなりました。もうすでにあちこちで報道がなされているので多くは語りませんが、例によってスペックを比較してみると以下のようになっています。
・・・なんかこれだけ見ても価格以外は NW-HD1 以外に選択肢がないような気がするのですが(笑)いちばん小さいのにバッテリは持つし、ATRAC3 なので MP3 より音は良いし・・・。やっぱり「ウォークマン」ブランドは伊達ではないということでしょうか。正直相当待たされましたが、待った甲斐のある製品に仕上がっていると言えそうですって待ちきれずに VAIO pocket を買ったのは誰ですか?(ぉ この NW-HD1、既にお台場メディアージュや銀座ソニービルにて展示開始されているということで、私も早速触りに行ってきました。お台場ではウォークマン 25 周年を記念して「ウォークマン・ギャラリー」というイベントも開催しており、記念すべき初代ウォークマン「TPS-L2」から最新モデルまで記念碑的モデルが並べられており、新製品以外でもなかなか楽しめる展示となっていました。 NW-HD1。左がシルバーモデル、右がブラックモデルになります。展示スペースは照明が暗めで写真が全体的にかなりツライことになっていますが・・・。カタログではシルバーがよさげ、と思っていましたが実物を見るとブラックモデルもなかなか。このアルミヘアライン加工の質感はさすが「ウォークマン」だなーと唸らされるものがありますね。iPod のデザインにどこか軽薄さを、VAIO pocket のデザインにそこはかとない野暮ったさを(ぉ 感じていた私としては、この NW-HD1 のデザインはなかなかツボにはまりました。シンプルだけど飽きのこなさそうなところがいいですね。 ・・・シャッタースピードを落として撮ったら、ブレ写真に・・・(汗 本体サイズは HDD 内蔵ながら再生専用 MD ウォークマンに迫るモノがあります。隣に展示されていた Hi-MD ウォークマン(USB 端子が本体に付いているのでクレイドルに載せると同期できないという素晴らしい仕様です(ぉ)なんかよりもよっぽどコンパクト。時代はもう「Goodbye MD」なんだということをしみじみと感じてしまいました。 液晶はモノクロ。VAIO pocket のカラー液晶を見慣れてしまうとモノクロは少し物足りなく感じてしまいますが、オーディオプレイヤーとしてマトモに使えない製品よりはマシかと(ぉ でもアルバムジャケットこそ表示できないものの、アーティスト名・アルバム名・曲名・曲順・フォーマット・再生時間・バッテリ残量とこれだけ表示できていれば情報量としては十分ですね。液晶はポジ表示とネガ表示を任意に切り替えられます。 難点があるとすればこの液晶周辺の樹脂パネルが傷つきやすそうなところでしょうか。展示機では既に細かい擦り傷がたくさん付いていたのが気になりました。 操作ボタン。G-sense はやはり要らなかったということなのでしょうか?(ぉ 基本的に上下左右+決定ボタンというインタフェースなので(各方向キーに送り/戻し/上/下が割り当てられている)大量の曲データの中から目的のトラックを検索するといった用途にはイマイチ操作性が良くないかもしれませんが、G-sense もそんなに良いとは思えなかったので・・・ここについてはまだ当分 iPod のホイールパッドに一日の長がありそうです。まあ HDD ネットワークウォークマンも次期モデルまでには何か新しいインタフェースを考えてくるでしょうが・・・。 しかしこのボタンの質感の出し方もソニーらしいですよね・・・韓国製の HDD オーディオプレイヤーではなかなか出せないところだと思います。 その他の操作ボタン。まあ、普通です(ぉ NW-HD1 には他のウォークマンシリーズとほぼ同等のワイヤードリモコン(スティックタイプ)が付属していますが、基本的な再生・停止や音量調節、早送りなどの操作はリモコンで行って曲選択などの操作は本体で、という感じになるのでしょうか。 「ウォークマン」ブランドの製品は背面のデザインにも手を抜いてはいけない・・・そう言っているかのような背面デザイン。ヘアラインアルミに刻まれたロゴが私も愛用していた「MZ-E900」を彷彿とさせて、ちょっと物欲が刺激されます(笑 クレイドルはなんか適当な印象を受けた VAIO pocket のと違い(笑)質感にまでこだわってちゃんと作ってあります。VAIO pocket と違いデジカメストレージャ機能が付いていないので USB miniA 端子はありませんが、ぶっちゃけクレイドルがないと使えないデジカメストレージャ機能なんて要らn(略 やっぱり NW-HD1 は「ソニーのポータブルオーディオはかくあるべし」というお手本のような製品だと思います。 クレイドルには「RELEASE」ボタンがあり、PC との接続を解除するときにはこのボタンを押してロックを解除します。VAIO pocket では PC との接続解除には Windows 上の「ハードウェアの取り外し」機能を使って接続を解除しないとデータの内容が保証されないというちょっと微妙な仕様でしたが、こういう形でハードウェア的に制限がかけてあった方がユーザー本位と言えるでしょう。 VAIO pocket との比較。もう比較するまでも・・・(ぉ こうして比べてみてしまうと VAIO pocket のメリットってどこにあるんだろう・・・と悩んでしまいますが・・・。 まあ、VAIO pocket は置いておいて(笑)ちょっと NW-HD1 を触ってみた感想などを。 えーっと、とっっっっっっっっっっても普通に「ウォークマン」してくれていて安心しました。展示機にはそれなりに曲数が入っていて、おそらく 200 曲くらいは入っていたかと思うのですが、妙な曲間のギャップもなく通常の MD ウォークマン等と同じような感覚で操作できました。さすがにシャッフル再生中に早送りすると一瞬サーチしますが、CD や MD ウォークマンだってそれくらいはありますからね。いろいろいじっている間で、インデックスがキャッシュされていないディレクトリ(アルバム)の一覧を表示させるときに一瞬だけウェイト画面が表示されましたが、そのくらい。ごく普通に「ウォークマン」でした。当たり前のことのはずなのですが、HDD タイプのオーディオプレイヤーではこれができないものの方が多いので、ちょっと感動。それ以外の操作に関しても変に引っかかったり待たされたりすることもない、キビキビしたレスポンスが得られている、と感じました。VAIO pocket とのこの違いは何なんでしょうか?やはり(これは想像にすぎませんが)ハードウェアで制御されている NW-HD1 と組み込み Linux か何かで動いている VAIO pocket の違いなのでしょうかね。いずれにしても、VAIO pocket ユーザーは VAIO pocket から買い換えるだけの価値があるというか VAIO pocket ユーザーは全員乗り換えとけくらいの仕上がりを NW-HD1 に感じたのですが、いかがでしょうか・・・。 しかし、VAIO pocket。いや・・・ソニーですか。もうあちこちで散々叩かれているのでこれ以上言うのも逆にかわいそうな気がしてきてもいるのですが(笑)、この製品の出し方はちょっとどうか・・・と思います。昨年の HDD レコーダの失敗から何も学べていないというか、ソニーは失敗から学ぶことのできる企業だったのではないのでしょうか?(ぉ いや、冗談ではなくて、この出し方はいくらなんでもユーザーを馬鹿にしすぎ・・・確かに別カンパニーで作って別々に発売しているという社内の事情もあるのでしょうし、VAIO pocket(というより「VGF-AP1」)と NW-HD1 と HMP-A1 はそれぞれ性格の異なる製品である、という位置付けも分からなくはないですが、エンドユーザーに言わせれば(HMP-A1 はともかく)NW-HD1 と VGF-AP1 なんてまぎれもなく「HDD オーディオプレイヤー」として競合する製品でしかないんですよ。ソニーの安藤社長「個人の好みはそれぞれ異なり、一つの商品でカバーするのは難しい。発売している商品は、それぞれユーザーニーズの切り取り方が異なっている」と発言されているようですが、そんなのは詭弁でしかない。さすがの私もこれには失笑するしかありませんでした。NW-HD1 が出るなら、VAIO pocket なんて出さないでほしかった。私はこういう未完成な製品を試すこと自体を目的としている節があるのでいいんですが、期待してこの製品を買ったユーザー、だけでなく、VAIO pocket や NW-HD1 に関わるあらゆる人(企画した人、実際に作った人、それを売る人、等)の苦労を踏みにじる行為ではないかと思うんです。こんなんじゃ、一生懸命にモノ作りをしている人たちが可哀想で・・・。さすがにソニーのことがちょっと嫌いになりました。ソニーさんには、一度、ちゃんと考えてほしいと考えているのですが、どうでしょうか?今回ばかりは、私は強く言いたいです。 VAIO pocket の新ファームも鋭意開発中・・・みたいな噂話も入ってきていますが。 ゴメンね、バイバイ。VAIO pocket・・・。 |
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本日 7/1 は、VAIO の誕生日。本日で、VAIO が国内発売 7 周年を迎えました。 これに合わせて、VAIOethics もトップページのリニューアルを行ってみたのですが、いかがでしょうか?今年は前半に 2,000,000 アクセス、5 周年、VAIO 第 2 章といろいろイベントがあったにも関わらずリニューアルできていなかったので、ここぞとばかりにリニュしてみました。といっても、VAIO 第 2 章の発表時になんとなーくイメージだけしていたデザインを、今日思い立って 3 時間くらいでひたすら組んだだけのものなので(しかも全部秀丸(ぉ)、タグの矛盾とかもあって恥ずかしいのですが・・・スタイルシートにも若干手を入れているため、もし表示や動作がおかしいところがあればご指摘ください。しかしウチのリニューアルはたいてい前日か当日の思いつきですね(笑 ともあれ、今後とも VAIO ならびに VAIOethics をよろしくお願い申し上げます。なお、本サイトはソニー株式会社、ソニーマーケティング株式会社とは一切関係がありません(^^; この 7 周年を記念してか、VAIO の方でも新製品が発表されています。 ニュースリリース http://www.vaio.sony.co.jp/Info/2004/products_0701.html PCG-X505CP http://www.vaio.sony.co.jp/Products/PCG-X505CP/ http://www.jp.sonystyle.com/Style-a/Product/X505/ 昨年末の名機、「VAIO NOTE 505 EXTREME」PCG-X505/P の後継機種が登場しました。X505 はもしかしたら一世代のみの短命モデルになるかもしれない、と思っていただけに、続編の投入は歓迎したいところです。まあ、アメリカモデル VGN-X505ZP が発表されているのでもしかしたら・・・とは思っていましたが。 この新機種 X505CP の特徴は、ノーマルモデルでも先代 Sony Style 限定モデル「PCG-X505/SP」と同じカーボンファイバー積層板をボディに採用し、約 780g という X505/SP(785g)をも凌駕する軽量さを手に入れたことではないでしょうか。とはいえ、塗装が X505/SP とは違うマットブラックなので、X505/SP ほどのプレミアム感はありませんが・・・。 スペックは従来モデル比で CPU が Pentium M 1.10GHz にパワーアップした程度。大きな変化はないと言えますが、このスペックでは今回からプリインストールされた「Do VAIO」のアプリケーションをざくざく動かすのはちょっと厳しいのではないかと思います。 そして今回最も変わったのはその価格。従来は通常モデルで約 \300,000、ソニスタ限定モデルでは \350,000という値がついていましたが、X505CP はお求めやすい \249,800。そして、X505/SP も販売価格が大幅に見直されて同じ \249,800 に。この半年で価値が \100,000 下がってしまいましたが_| ̄|○ 逆に今は憧れのモデルを手に入れるチャンスかもしれないですよ。 X505CP では付属品周りがけっこう変更されていて、旧モデルでは USB 光学マウスを兼ねていたメモリースティックリーダが PC カードタイプのメモステリーダに変更されていたり、ワイヤレス LAN カード「PCWA-C300S」の付属が省かれたりしています。これならば CPU のスペック差よりも付属品の充実度で X505/SP の方がお買い得かもしれません。というか、アメリカモデルではワイヤレス LAN に IEEE802.11a/b/g に対応した「PCWA-C800S/B」(505 EXTREME カラーバージョン)が付属しているんですから、日本でも売ってください・・・。 今回は、前回 505 台限定販売だった同時購入プレミアムの専用モバイルアタッシェケースが単品販売されます。なんか、X505/SP の発売当初に飛びついたユーザーには悔しい変更ばかりですね・・・。まあ、私は発売記念イベントに参加して直接受け取りができたので良かったですが、どちらかというとローサショックの方が大きすぎて(ぉ 今日は他にもニュースがあるのですが、もうひとつの Anniversary の方は、明日で・・・さすがにリニューアルを数時間だけでやると、ちょっと疲れますね・・・。 |
My Diary Version 1.21 [ 管理者:Brown Sugar 著作:じゃわ ] |