VAIO Column 特別編 「WORLD PC EXPO 2000」レポート
VAIO Column 特別編 「VAIO EXPO 2000」レポート
これが気になっている人は少なくないのでは?新 VAIO GEAR とネットワークウォークマンが今回のレポートのトリです。
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今度ガラッと入れ替わった新「VAIO GEAR」。まずは「infoCarry」からです。写真左が「VNW-V5」、右が「VNW-V15」。デザインは前モデル「VNW-V10/A」から微妙に変わっているようです。上位機種の「VNW-V15」は簡易メモ機能が搭載されたらしいですが、ひたすらジョグダイヤルを使って入力しなくてはならないので操作性はかなり悪そう。やっぱりこれからは CLIE でしょう、という気がするのですが。
これは新 VAIO カメラ「PCGA-VC2」。やはり本体が SR カラーになり、レンズ部が少し大きくなっています。
実際の動作デモが行われていなかったので画質のほどは不明ですが、まず間違いなく C1VJ の MOTION EYE と同等の画質が期待できます。スペックも「35 万画素プログレッシブスキャン CCD」となっていますし。
私が今回の VAIO GEAR の中で最も注目している、ハンディ GPS「PCQA-GPS3VG」。これまでのソニー製 GPS は「PCG-C2GPS」の付属品、および「Navin'You」「GTREX」のオプションという位置付けだったので、VAIO GEAR のラインナップには今回からの追加ということになります。スタッフの方のご説明によると、新 GPS は旧モデル(PCQ-GPS2S)よりは感度も上がっているとか。これは欲しいっ。
しかし、想像以上に実物はポケ○テそっくりですねえ(笑)。
これは注目している人が少なくないのでは?「Music Clip」のニューモデルです。メモリ 64MB 版の「MC-S50」と 32MB の「MC-S25」の 2 モデルがあり、液晶周辺のカラーパーツ部が両モデルで微妙に違っています。S50 は紫なのですが、S25 はどちらかというと青みがかっています。写真は S50。
初代 MC-P10 で不評だった操作ボタンやクリップなども大きくなって使い勝手が向上したほか、対応が望まれていた曲内での早送り・巻戻しが可能になったのもポイントが高いです。でも液晶のバックライトは廃止されたっぽい。これは残念な点かも。
同じく展示してあったスポーツモデル「MC-P11W」と大きさを比較してみました。単 4 電池を使用しているため、旧モデルからかなりコンパクトになっています(MC-P11W 自体、防滴仕様のため P10 に比べて一回り大きくなっていますが)。P10 が出た時には「これ以上小さくするのは無理では?」と思いましたが、更に小さくしてくるとは・・・。
しかし、単 4 電池になったためバッテリの持続時間は約 6 時間とほぼ据え置きに近い状態。サイズ据え置きでも良かったから 10 時間以上の再生を可能にしてほしかった気もします。
VAIO ブースからネットワークウォークマンブースに移動してきました。写真は限定モデル「NW-E5」。やはりクローム仕上げは高級感がありますねえ。96MB のメモリも魅力です。
NW-E3」のカラーバリエーションモデルは私にはちょっとポップすぎるかな。これなら E3 のシルバーモデルか Music Clip の方がデザイン的な魅力を感じますね。US モデルと同じカラーで出してくれればいいのに。
こちらがネットワークウォークマンの大本命、「NW-MS9」。かなりかっこいいです。再生時間は MD ウォークマンなどに比べるとまだまだ短いとはいえ 10 時間の大台に達しましたし。ガム型電池でこれだけの再生時間はなかなかといえるでしょう。今後大容量のメモステが発売されたら E5 にも容量的なアドバンテージになります。まあ、大容量化したところで気軽に買える値段(個人的には \3,000 は切ってくれないと)にならないと何枚も差し替えてという気にはなれませんけどね。
ちょっと残念なのは、メモステの出し入れが完全に手動な点。サイドにスライダを付けておいて、それをスライドすると自動的にメモステスロットの蓋が開いてメモステが排出されるというギミックが付いていたらおそらく買わずにはいられなかっただろうに。これは次期モデルに期待。
NW-E5 と MS9 を 100 円ライターと比較してみました。こうしてみるといかにネットワークウォークマンがコンパクトか分かると思います。両者ともデザイン、質感ともに申し分ないので、今後はソフト・ハードの使い勝手やメモリの低価格化・大容量化、バッテリの長寿命化といった課題をどうこなしていくかにかかっているといえるでしょう。
今まではソリッドオーディオプレイヤーといえば PC パーツベンダー(しかもベンチャー系や韓国・台湾系ベンダー、およびサウンドカードベンダー中心)に供給されていましたが、ソニーが本気になったことで今後は大手 PC・オーディオメーカーからの製品が熾烈なつばぜり合いを繰り広げるという展開になりそうですね。
最後はこれ、据置型メモリースティックオーディオプレイヤー、「NHS-MS10」。やはり「MDS-PC3」と同コンセプトのデザインで、サイズも同じ。コーディネートするのもカッコ良さそうです。スピーカもフロントパネルが大理石調でなかなかナイス。このシリーズで DVD/CD プレイヤーまで出してくれたら絶対まとめて買っちゃうよ>ソニーさん
MDS-PC3 の方は、聞いた話によると Win2000 でもなんとか動作するようです。ただソニーの方で動作検証が済んでいないため、動作保証されていないというだけという話。やっぱり買っちゃおうかな。でもほぼ同スペックで出力系の豊富な「MDS-S50」を買うかどうか悩むところ。

以上、といったところです。数々のメーカーのブースを回ってみて感じたのは、今年の PC EXPO は「Palm」「Crusoe」「GPS」「Bluetooth」「ソリッドオーディオ」「オーディオ・ビデオ PC」がキーワードである、ということでしょうか。ということは私も次は GPS か Bluetooth に手を出さなくてはならないということかな?
ともあれ、今回の PC EXPO もなかなか堪能できたと思います。

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