VAIO Column 特別編 「Sony Dream World 2002」レポート
「Sony Dream World 2002」レポート
12 ページに渡ってお送りしてきた「Sony Dream World 2002」レポートも、いよいよオーラス。最後は「CoCoon」ブースの模様をお届けします。
この秋にソニーが突如として発表してきた「CoCoon」ですが、VAIO と並びホーム AV の中心として位置付けられた製品群だけに、この先かなり重要な意味を持つようになるのではないでしょうか。ネーミングセンスはイマイチですが(^^;
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話題の「CoCoon」ブース。巨大な立体ロゴも VAIO や WEGA に負けないくらい存在感があり、ブースもひときわ目立つ場所に大きく取られていました。ソニーの「CoCoon」にかける今後の意気込みが忍ばれるというものです。見るからに「金かかってるー」という感じのブースでした(笑)。
「CoCoon」チャンネルサーバー・CSV-E77。
実は、よく考えると CoCoon ブースで展示されている実製品ってこれ一機種なんですよね。今後関連製品が続々登場予定、とはいえ、まだ一つしか出ていない製品のためにこれだけのブースを用意してくるとは・・・。
「PLASMA WEGA」との組み合わせ例。さすがに画質はめちゃめちゃ綺麗です。新しい「Giga Pocket Engine EX」にも負けてないくらい。
HDD ビデオレコーダも、家電的な使い勝手を求めるなら Giga Pocket+「ルームリンク」よりこちらの方が単純でいいんでしょうね。でも、チャンネルサーバーはまだまだ高い・・・。
「CoCoon」シリーズのホームシアターシステムも参考出品されていました。
でも、ホームシアターシステム、ということはアンプ内蔵 DVD プレイヤー?HDD ビデオレコーダ機能は内蔵していないのでしょうか?サイズ的にはけっこう微妙。アンプは別筐体なのか、あるいはかなりぎゅうぎゅうづめにしているのか。
仮にこのホームシアターシステムが HDD ビデオレコーダ機能を搭載していないとすると、「CoCoon」シリーズである必要性はあるんでしょうかね。「CoCoon」のキモがネットワーク対応だとすると、「ルームリンク」のようなユニットを別の部屋に置いておいて、ネットワーク経由で DVD-Video を観賞する、というのも考えられますが、コピー防止機能とかを考えると難しいかな。ネットワーク経由のビデオストリームにマクロビジョン信号(コピーガード信号)を流せれば大丈夫でしょうが。
なんか USB 端子らしきものも見えますが・・・。
こちらは「CoCoon」ネットワークデジタルレコーダ。光学ドライブのスロットらしきものも見えることから、DVD-Video の再生機能は少なくとも備えていそうです。HDD に録りためた TV 番組を DVD-R/W に書き出すための DVD-RW ドライブを搭載していそうですね。
と思っていると、やはり本体に記された対応フォーマットのロゴの中に DVD-VIDEO/R/RW のロゴが。このほか、メモリースティック(MG 非対応?)、CD-DigitalVideo(?)、dts、DOLBY DIGITAL のロゴも見えますね。あらゆるメディアに対応したマルチレコーダ・プレイヤーのようです。この製品はけっこう楽しみかも。でも高そうだなぁ。
「CoCoon」の小型デスクトップ AV システムも展示されていました。
6.4 インチ程度の TFT 液晶モニタに Net MD 対応 MD ドライブ、MG メモステスロットを搭載したもののようで、ちょうど「SoundGate」の発展形みたいな感じでしょうか。HDD は内蔵していそうですが、TV 録画対応なのか音楽ファイル保存専用なのか気になります。このサイズで TV なり DVD なりを観るのは厳しいですが、そこまで高機能(かつモニタ出力可能)だとしたらかなり魅力的。

・・・というわけで、長々と見てきた「Sony Dream World 2002」ですが、いかがでしたでしょうか。本当は、ソニーの歴史を辿った「Sony History」ブースや、SDR-4X のショーや PostPet、SME ブースがあった「エンタテインメントゾーン」の様子もご紹介したかったのですが、そうするとこの 2 倍以上の分量になってしまいそうなのでさすがにやめておきます(^^;VAIO と Cyber-shot 以外の製品に関してはちょっと掘り下げが浅いですが、そのあたりはニュースサイトや各製品のユーザーサイトにレポートがたくさん出ているので、フォローしてみてください。
それにしても、1 社でこれだけの規模のプライベートショーを開催し、そしてかなりの入場者を集めてしまうソニーってやっぱりすごい企業なんだなー、ということを再認識したイベントでしたね。ちょっと時代の先を行き過ぎているコンセプトもあったりしますが、そういうものまで含めて「Dream World」だった、というのでしょうか。WORLD PC EXPO や AUDIOEXPO 等のイベントが規模縮小したり開催を見送ったりする中で、久しぶりに「お腹いっぱい」にしてくれたイベントだったと思います。さすがに来年はないかもしれませんが(笑)、この先もどんなコンセプト、製品、サービスを世に送り出してくるか、また、楽しみになりました。

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