VAIO Column 特別編 「Meet SonyStyle "Spring 2003"」レポート
「Meet SonyStyle "Spring 2003"」レポート
最後はデスクトップの「HS」「W」シリーズです。新色を採用し、Net MD まで搭載された新 W120 は早く見たい人も多いのでは?
※各画像をクリックすると大きい画像が表示されます。

「ホームサーバ」機能を進化させてきた HS シリーズ。私は「HS」が「ホームサーバ」の略だったことに最近ようやく気づきました(汗
デザインは前モデルから基本的に変わっていません。個人的には HS シリーズのデザインってどうしても好きになれないんですよね。むーん。
一部機種にワイヤレスルータ機能を内蔵してきた新 HS。ちょっといじらせてもらったんですが、この内蔵ルータは物理的に内蔵されているだけで自機の Windows XP からは外部ルータとして見えているようです。ルータ機能にはブラウザを介してアクセスする形になっており、使い勝手としては普通のルータと変わりません。
ただ、ルータには電源スイッチがなく(リセットスイッチはある)、ワイヤレス機能のオン・オフもブラウザベースのユーティリティから行わなければならないなど、ちょっと面倒かも。セキュリティを考えると、スイッチ一つでワイヤレスだけ切れるようにするべきでは?と思います。
Sony Style 限定で販売される HS のオリジナルモデル、「PCG-HS31」。JX シリーズの代わりとなるエントリーデスクトップ HS21 に「ホームサーバ」機能(ワイヤレスルータ機能)を内蔵したモデルです。ベーシックな仕様で比較的安価にまとめられており、けっこう売れそうなモデルですね。C1 の使われ方を見る限り、カメラってそれほど使われないような気もするし(笑
廉価モデルである HS31/21 は上位モデルとの差別化のために筐体カラーが JX っぽい明るめの配色になっています。
本体左側面には CPU ファンのための大きな排気口が、デザインを損ねる形で空けられています。HSx0 シリーズからあったものですが、このサイズの筐体で Pentium 4 の発熱を捌くにはこれくらいないと余裕がないということなのでしょうね。況や GRV シリーズをや・・・という感じでしょうか。
本体天面につけられた無線 LAN 機能の状態を示す LED。PCWA-A520 と同様に、白いランプが呼吸をするようにゆっくりと明滅します。
この LED 周りのデザインは、どうやら無線 LAN ルータを備えないタイプのモデルにも実装される模様。
最後に新 VAIO W です。実は密かに今回いちばん見たかったモデル(^^;
モノトーンでシックにまとめられた旧モデルから、今回は「夜空の明暗」をイメージした青白のカラーリングに一新(?)されています。付属のマウスも HS シリーズと共通のホワイトから、VAIO W 専用のシルバーに変更されました。
星空を意識した「コスモブルー」。思っていたほど人気の出なかったブラックのリベンジを狙った新カラーです。カタログ写真などでは一見旧モデルのブラックと大して変わらない雰囲気ですが、実物は深みのあるダークブルー。大人っぽく仕上がっています。
キーボード裏面も旧 W ではシルバー一色でしたが、今回は本体色と同じダークブルーにキラキラ輝くラメっぽい粒子が散りばめられ、まさに「星空」という感じ。
こちらは「満月の光」をイメージした「ムーンホワイト」。
基本的に旧モデルのホワイトとあまり変わらないように見えます。キーボード裏面のキラキラ感が少し増したような、そうでもないような・・・。
キーボード裏面のメタリックな粒子感が分かるでしょうか?でもホワイトはそれほどでもないですね。ブルーの方はかなりキラキラしていて、ソニーの「コスモブルー」にかける意気込みが伝わってくるようです。
キーボードを閉じたときに表示される「MOTION CLOCK」もどんどんかっこよくなっていきますねー。かなり凝っているので、他機種にもこれと同じデザインのスクリーンセーバーを入れてもしいものです。
ディスプレイ枠のデザインも変更されました。旧モデルではドットパターンの柄でしたが、W110/120 では上に向かって感覚の狭まっていくボーダーラインになっています。
個人的には前のデザインの方が好きだったなあ。
問題の Net MD スロット周辺。この MD の搭載に際しては、企画サイドと設計サイドとの間でかなり激しいせめぎ合いがあったそうですが、アクセス性を重視してどうしてもこの位置にスロットを持ってきたかったそうです。しかし、そのせいかパネルの厚みが少し増してしまっています。
後ろの方に見える排気口も開口率がずいぶん上がっていますね。MD を搭載してきただけに、どの程度騒音に影響するのかかなり気になるところです。
W120(コスモブルー)を一歩引いて見てみると、こんな感じです。「MOTION CLOCK」の穏やかなデザインもあいまって、非常にいい雰囲気が出ていると思いません?VAIO W を眺めて夜空に思いを馳せる・・・のはちょっと大げさですが、派手すぎず地味すぎず、味のあるいいカラーリングだと思います。私は最初やっぱりホワイトがいいかなあ、と思っていましたが、「コスモブルー」もなかなか良いですねえ。
と、いうわけで、お昼過ぎにメディアージュに行ったはずなのに、終わって出てきたときには外もすっかり「コスモブルー」と「ムーンホワイト」になっていました。
ここからりんかい線に乗って帰宅します。おつかれさまでした。

今シーズンはやっぱり W120 でしょう!というくらい、私の興味の対象は W120 でした。(笑
でも実際の話、これから新入学・就職シーズンを迎えるにあたって進学祝い・就職祝いに W120 を贈るケースは多いのではないでしょうか?MXS シリーズよりもリーズナブルで省スペースですし、PC だけ・ステレオコンポだけもらうよりも数倍嬉しいはずです。っていうか誰か私にも買ってください(ぉ
V505 シリーズはひたすらモバイル重視で SRX や C1 狙いの人にはボール球、という感じでしょうが、スタイリッシュな A4 オールインワンノートを買おうと思っていた人にはビーンボールではないでしょうか(笑)。今の A4 オールインワンノートは総じて大きすぎるものが多いので、多少モバイルも考える人には不向きでしょう。1 スピンドルで薄型も良いですが、R505 と同サイズ・同重量でここまでがんばってきたことには敬意を表したいです。

とりあえず今回発表された新モデルでめぼしいところはこのくらいですが、あと 2〜3 ヶ月もすればいよいよ Banias もデビューすることですし、その辺も考えるとまだしばらく目は離せないかもしれません。

[Back] [Back to Top Page] Copyright (c) 1999 - 2005 Brown Sugar. All rights reserved.