Cyber-shot Laboratory DSC-F505V アップグレードキット
DSC-F505V アップグレードキット
DSC-F505V のアクセサリキットを購入してみました。
VAIO 同様 Cyber-shot にも(正確には Mavica、Handycam を含むソニーのデジタルイメージング全般)アップグレードエリアがあったんですね。2000 年 6 月現在まだ扱っている商品の種類は豊富とはいえませんが、Cyber-shot、Mavica、Handycam それぞれに対応したアクセサリキットなどが直販で購入できるようです。
※各画像をクリックすると大きい画像が表示されます。

そういうわけで、届いたアップグレードキット「ACC-UG505」。MC レンズプロテクタ、本革製ハンドストラップ、クリーニングクロス、ブロワーブラシという構成になっています。とりあえず私はレンズプロテクタのために購入しました。ブロワ-ブラシ以外はご丁寧にソニーのロゴ入りになっています。
ちなみに、ブロワーブラシの代わりに AC アダプタ等が収納できるアクセサリケースがセットになったものもあったのですが私は安い「ACC-UG505」にしました。
何故か品物が「VAIO アップグレードセンター」名義で届けられました。しかも VAIO の封筒だったし。何故?
MC レンズプロテクタを装着してみたところ。本体と同色でソニーのロゴも入っていて完璧ですね。「バリオゾナー」レンズは大きいだけに剥き出し状態だと埃や傷がつきそうで心配だったのですが、これで安心して使えます。プロテクタのリング部にはちゃんと溝がついていて、プロテクタを装着した状態でも各種コンバージョンレンズが利用できるようになっています。
デフォルトのハンドストラップと、キットの革製ハンドストラップ。明らかに革製の方が高級感があって実用的。本体付属品の方は確かにソニーのロゴは入っているけどなんか安っぽいなー、と思っていたのでこれは嬉しいです。ゴツい F505 に見合うだけの存在感と高級感があると思います。これとレンズプロテクタだけでもこのキットは「買い」かも。
レンズプロテクタとハンドストラップを使って F505V を「アップグレード」してみたところ。カメラ自体のグレードがアップしたかどうかは不明(笑)ですが、ストラップのおかげで見栄えはよくなったしプロテクタは実用的だし、なかなかナイスです。
これはキットに付属していた製品ではないのですが、F505 専用のセミソフトケース「LCM-F505」。ちょうど F505 が収まる形になっている上に、中にメモリースティックとスペアバッテリが収納できるポケットがついています。しかし、F505 がピッタリ収まるサイズに作ってあるため、レンズプロテクタを装着すると F505 の全長が数 mm 伸びてしまってちょっとギリギリです。
あとちょっとかさばってしまうのが気になるところかな。まあこれは仕方ないですが。
64MB のメモリースティックも購入してみました。やっぱりメディアの容量は大きいに越したことはない、ということで。これで 4MB〜64MB の全ての種類のメモリースティックが揃ったことになります(笑)。でも 4MB だと 1,280x960 のサイズでも5〜6枚程度しか撮れないんですよね。小さいのはもうあまり使い道がないかも・・・。
メモリースティックは容量の違いで速度も違うのか?というわけで 64MB(MSA-64A)と 32MB(MSA-32A)の比較ベンチマークを取ってみました(アダプタは「MSAC-PC2」を使用しています)。
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.22 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
ProcessorPentium(MMX) 267.11MHz[GenuineIntel family 5 model 8 step 1]
VideoCardNeoMagic MagicGraph128ZV/ZV+/XD driver
Resolution800x600 (16Bit color)
Memory65,076 KByte
OSWindows 2000 5.0 (Build: 2195)
Intel(r) 82371AB/EB PCI Bus Master IDE Controller
プライマリ IDE チャネル
  TOSHIBA MK6412MAT
Intel(r) 82371AB/EB PCI Bus Master IDE Controller
セカンダリ IDE チャネル
  MEMORYSTICK 32M 16K
ドライブ Read Write FileCopy Drive
MSA-64A 883 512 447 F:10MB
MSA-32A 894 482 433 F:10MB
うーむ、ほとんど誤差範囲。どうやら特に容量によって速度が違うということはないみたいですね。
ちなみに、初期型の PC カードアダプタである「MSAC-PC1」では 64MB 以上のメモリースティックはサポートされない、ということだったので試してみましたが、実際試してみたところ利用できました。まあ、メモリースティックはコントローラがメモリースティック内に入っているので(コンパクトフラッシュも同様。スマートメディアはアダプタ側にコントローラが入っているのでカードが対応していない容量のメディアには使えません)基本的にアダプタカードには依存しないはずなので、当然といえば当然かもしれませんが。あ、これはでもメーカーの動作保証外ですので念のため。
また、DSC-F55K 付属のバッテリ「NP-F10」と F505V 付属の「NR-FS11」を比較してみました。結果、充電 100%の状態で、
  電圧 容量 持続時間
NP-F10 3.6V 3.6Wh 68min.
NP-FS11 3.6V 4.1Wh 82min.
と、旧モデル「NP-F10」と比べて「NP-FS11」は約 2 割近く長時間の駆動が可能になっているようです。容量の増加率(13%増)に比べて持続時間の増加率(20%)が高いような気がしますが、これは NP-F10 が多少使い込んだものである(即ちやや劣化している)ことが原因ではないかと思われます。いずれにしろ、新モデルは確かにさらにスタミナがついているみたいです。フラッシュを焚いたりすると多少消耗は激しいでしょうが、それでも電源を入れっぱなしで 80 分持つ、というのはけっこう魅力だと思います。M サイズのインフォリチウムバッテリが利用できる DSC-S シリーズはさらに長時間起動できるんでしょうね。いいなあ。

というわけで、使ってみましたがこのキットなかなか良いですよ。といってもブロワーブラシとクリーニングクロスは普通のカメラ店で購入できるものと特に違いがあるわけではないのですが。
あとメモリースティック。まだまだ高いですね。もう少し気軽に買える値段になってほしいのですが・・・。でもコンパクトフラッシュやスマートメディアも同じくらいの価格なので、フラッシュメモリ自体の価格が下がらない限り難しいのでしょうが。
ともかく、パワーアップした F505V を持ってあちこち写真を撮りに出かけようと思っています。

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