Cyber-shot Laboratory | Cyber-shot DSC-U10 |
Cyber-shot DSC-U10 |
「VAIO U」に引き続いて登場した「U」コンセプト(←勝手に命名)のシリーズ第二弾、Cyber-shot DSC-U10 を購入してみました。最初はあまり買うつもりがなかったんですが、ついつい衝動買い(^^;だって、\24,800 って衝動買いできてしまう価格って罪ですよー>ソニーさん ※各画像をクリックすると大きい画像が表示されます。 |
このカメラ、使い勝手は悪くないです。ただ、やっぱり小さいのとレンズが端の方についているので、構えるときに手のあてがい方に気をつけないと、レンズに指がかかってしまい画像が台無しになります。実際私も購入直後に何度かやっていしまいました。ま、このあたりは慣れの問題だと思いますが・・・。 しかし液晶モニタの品質が良くないのはちょっと痛いですね。フレーミングには問題のないレベルではあるものの、細かいフォーカスの確認ができないので、撮っておいて後から PC で確認したときの出たとこ勝負、になってしまうのは厳しいです。これでオートフォーカスやオートホワイトバランスがもう少し賢ければ、この程度のモニタでも実使用上は問題ないのですが・・・。あまり細かいことは考えずにライト感覚で記録できるカメラ、という性格を考えると、ホントに何も考えなくてもフォーカスとホワイトバランスくらいは完璧に合わせてくれるくらいのインテリジェンスが欲しかったところです。最低でも P シリーズと同等の性能は持っていてほしかったかな。 画質の方は 130 万画素ということで、そこそこではあるものの普段使いには十分な性能。思った以上にまともな画が撮れるのには、最初ちょっとびっくりしたくらいです。さすがに拡大すると、画素数の少なさに起因する細かいところのニュアンス不足が見えますが、本気カメラじゃないので雰囲気を伝えたりちょっとしたメモ代わりに撮るのにはこれくらいでちょうど良いのでしょう。撮影できる画像のサイズが比較的小さかったり、単焦点レンズゆえにレンズの突出時間がないために、起動時間や記録時間が F707 や P9 のそれを凌駕しているのも、「気づいたときにサッと撮る」という U10 のコンセプトをうまく具現化していると思います。ただ、こんな感じで気軽にそこそこの画質の写真が撮れる性能を持っている分、撮影性能の自動制御機能が不足しているのが非常に残念ですね。 全体的に、日常的に持ち歩くガジェットとしては非常に面白い製品ではあると思うのですが、そのあたりのチューニングの余地が十分すぎるほどにあることや、その気になれば光学ズームレンズが収められそうな厚みのある筐体サイズとか、もっと洗練させられる操作系やデザインなど、後継機での改良がかなり期待される機種ではあると思います。少なくとも、メモリースティック Duo がある程度一般化した頃に、Duo 専用デジカメとしてリニューアルできればもっと面白い機能を詰め込むことができるのでは? そんなわけで、後継機種がもっと面白いモデルだったらサクッと買い換えてしまう可能性が高いですが、少なくともそれまでの間は U10 を毎日のように持ち歩いて、何か面白い使い方ができないか、模索してみようと思っています。 |
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