Cyber-shot Laboratory Cyber-shot DSC-U10
Cyber-shot DSC-U10
「VAIO U」に引き続いて登場した「U」コンセプト(←勝手に命名)のシリーズ第二弾、Cyber-shot DSC-U10 を購入してみました。最初はあまり買うつもりがなかったんですが、ついつい衝動買い(^^;だって、\24,800 って衝動買いできてしまう価格って罪ですよー>ソニーさん
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DSC-U10(メタルソニックブルー)。カラーバリエーションとしてはシルキープラチナシルバー、メロウパールピンクとありましたが、私にピンクは有り得ないのとシルバーはけっこうみんな買っているのとで敢えてブルーにしてみました。
デザインは Cyber-shot には珍しい、レンズカバーが電源スイッチを兼ねているタイプ。このタイプのデジカメでメジャーなところはオリンパスの製品とか東芝の「sora T20」とかありますが、U10 は sora のミニチュア版みたいなイメージです。ブルーのカラーリングはニコンの廉価モデルに近い雰囲気かな?
「名刺より小さい」が U10 の売り文句の一つなので、実際に名刺と並べて比較してみました。こうしてみると本当に小さいです。
さすがに 100 円ライターとの比較はやりすぎでしょうか(笑)。
P9 と比較してみました。かなりコンパクトだと思っていた P9 より、更に一回り以上小さいです。
でも厚みは P9 と大差ないくらい。厚みがあるためポケットへの収まりはあまり良くないですが、その分構えたときのホールディングは悪くない感じです。
全体的に高級感溢れる P9 と比べて、U10 はすごくオモチャオモチャしています(笑)。
背面の比較。1.0 インチ液晶の U10 と 1.5 インチの P9。ほんの 0.5 インチの差でも(といっても 1.5 倍)ずいぶんモニタの大きさが違う印象です。U10 には光学ファインダもなく非常にシンプルかつフラットな背面となっています。外部入出力端子もカバーに覆われた USB コネクタを備えるのみ。
本体正面。ブルーの筐体にシルバーのレンズバリアが映えますね。このレンズバリアはアルミ製ということで、しっかりとレンズとストロボ発光部を保護してくれます。
レンズバリアをスライドさせて電源が入る方式も直感的で○。撮影可能になるまでの感覚が短いので、スコッとレンズバリアを開いてサクッと撮ることができます。この使用感を覚えてしまうと、他のカメラが使いたくなくなるくらい。実際私は U10 を購入以来、P9 でも無いはずのレンズカバーを開ける仕草をしてしまうことがしばしば。(^^;
背面の操作系は非常にシンプル。操作メニューの呼び出し・終了を行う [MENU] ボタン、シーンセレクト用の [SCENE] ボタンを兼ねた上下レバー、そしてメニューの操作を実行する [EXEC] ボタンの 3 つのみ。それ以外の部分には SONY ロゴの彫り込みがあるくらいで、何にもありません。ま、「持ちしろ」を確保する必要があるというのもありますが、完全に撮影をカメラ任せにする思想で作られているためにここまでシンプルな操作系にまとまったという感じ。
本体天面。こちらもいたってシンプルで、再生・スチル・ムービーを切り替えるモードスイッチ、シャッターボタン、電源ボタンのみが配置されています。
基本的に電源オン・オフは正面のレンズバリアの開閉で行いますが、再生モードで起動するときにレンズに指が触れてしまうことがないようにという配慮からか、レンズバリアとは別に電源ボタンが用意されています。
液晶モニタ。1.0 型フロントライト付き反射型液晶です。
ハッキリ言って「大まかな構図を確認できる」程度の表現力しかなく、細かい部分のフォーカスやホワイトバランスの確認にはまず使えないと言っていいでしょう。とりあえずこの液晶画面でフレーミングだけして撮ってみて、後で PC で確認という感じになります。
反射型なので晴れた昼間の屋外では非常に見やすいですが、逆に室内だと明るめの照明のところでもない限り、かなり視認性や色再現性は悪くなります。
メモステ/バッテリスロットへのアクセスは P5 とほぼ同じ。違うのは、U10 がインフォリチウムバッテリではなく単四ニッケル水素電池×2 であるということくらいです。あとメモステを他機種とは逆向きに入れなくてはならず、ちょっと戸惑いました。
ちなみに U10 には 8MB のメモステが付属していますが、私は別途購入したメモリースティック Duo(16MB)をメインに使っています。
Cyber-shot U 専用ソフトケース「LCS-UA」。限定カラーでオレンジやレッドもあったんですが、筐体がブルーなので無難にブラックを選択してみました。フックを使ってカバンにぶら下げることもできるので、黒が使いやすいです。
「Cyber-shot U」のロゴ入りプレートの質感なんかがアクセサリっぽくて、首からぶら下げていてもあまりうるさくありません。しかし、ケース自体にネックストラップを通す穴が空いているのですが、ストラップを通すと途端に使い勝手が悪くなります(-_-;首から提げるときは裸のままの方がいいかもしれません。
専用アクセサリキット「ACC-UNQ」も購入してみました。サブバッテリ×2、急速充電器、アクセサリケースがセットになっています。
急速充電器は本体付属のものよりも高速充電が可能(標準のものは 2 本で 13 時間かかるところが、急速充電器だと 2 本で 75 分)です。しかも単四だけでなく単三型のニッケル水素電池も使えるため、Cyber-shot U に限らず活用できそうなのも嬉しいところ。でも、旅行でもない限りサブバッテリが必要になることはあまりないかなという気はします。

このカメラ、使い勝手は悪くないです。ただ、やっぱり小さいのとレンズが端の方についているので、構えるときに手のあてがい方に気をつけないと、レンズに指がかかってしまい画像が台無しになります。実際私も購入直後に何度かやっていしまいました。ま、このあたりは慣れの問題だと思いますが・・・。
しかし液晶モニタの品質が良くないのはちょっと痛いですね。フレーミングには問題のないレベルではあるものの、細かいフォーカスの確認ができないので、撮っておいて後から PC で確認したときの出たとこ勝負、になってしまうのは厳しいです。これでオートフォーカスやオートホワイトバランスがもう少し賢ければ、この程度のモニタでも実使用上は問題ないのですが・・・。あまり細かいことは考えずにライト感覚で記録できるカメラ、という性格を考えると、ホントに何も考えなくてもフォーカスとホワイトバランスくらいは完璧に合わせてくれるくらいのインテリジェンスが欲しかったところです。最低でも P シリーズと同等の性能は持っていてほしかったかな。
画質の方は 130 万画素ということで、そこそこではあるものの普段使いには十分な性能。思った以上にまともな画が撮れるのには、最初ちょっとびっくりしたくらいです。さすがに拡大すると、画素数の少なさに起因する細かいところのニュアンス不足が見えますが、本気カメラじゃないので雰囲気を伝えたりちょっとしたメモ代わりに撮るのにはこれくらいでちょうど良いのでしょう。撮影できる画像のサイズが比較的小さかったり、単焦点レンズゆえにレンズの突出時間がないために、起動時間や記録時間が F707 や P9 のそれを凌駕しているのも、「気づいたときにサッと撮る」という U10 のコンセプトをうまく具現化していると思います。ただ、こんな感じで気軽にそこそこの画質の写真が撮れる性能を持っている分、撮影性能の自動制御機能が不足しているのが非常に残念ですね。

全体的に、日常的に持ち歩くガジェットとしては非常に面白い製品ではあると思うのですが、そのあたりのチューニングの余地が十分すぎるほどにあることや、その気になれば光学ズームレンズが収められそうな厚みのある筐体サイズとか、もっと洗練させられる操作系やデザインなど、後継機での改良がかなり期待される機種ではあると思います。少なくとも、メモリースティック Duo がある程度一般化した頃に、Duo 専用デジカメとしてリニューアルできればもっと面白い機能を詰め込むことができるのでは?
そんなわけで、後継機種がもっと面白いモデルだったらサクッと買い換えてしまう可能性が高いですが、少なくともそれまでの間は U10 を毎日のように持ち歩いて、何か面白い使い方ができないか、模索してみようと思っています。

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