Road to Home Theater ホームシアターへの道

プロローグ
・・・そんなつもりは、なかったんです。最初は。

ただ、

「大きい画面で観たい。」

それだけでした。


そう、それは、2002 FIFA World Cup Korea/Japan の最終日。それまで 14 インチのテレビデオや C1MSX の Giga Pocket で観ていたワールドカップの決勝戦・ドイツ対ブラジル戦を大画面で観たい、と、ふと思ってしまいました。
で、電気店へ向かい、21 インチと 25 インチのどちらにするか随分悩んだ挙げ句、やっぱり大きい方がいいやということで 25 インチの WEGA「KV-25DA55」をお買い上げ。
その夜は、大画面でロナウド(ブラジル)のスーパープレイやカーン(ドイツ)のファインセーブを満喫して、それで満足していました。



しかし、サイトオーナーの因果か。

「WEGA を買った」

このことを自分のサイトに書いた翌日には、「私も WEGA ユーザーです」という書き込みが何件か。
その中で、「WEGA と PlayStation 2 を専用接続ケーブル(マルチ AV ケーブル)で繋ぐとかなりきれいらしい」という話題がずいぶん盛り上がりました。
それまで S 端子や D 端子というものに縁がない旧式の TV を使っていた私でしたが、そんなに違うのなら、ということで、買ってきたのがソニー純正のマルチ AV ケーブル「VMC-AVM250」と、HORI の「D 端子ケーブル HG」。この 2 本のケーブルと、それまで使っていた通常の RCA ケーブルを比べてみて、その違いに愕然としました。

RCA ケーブル
(ゲーム画面)
D 端子ケーブル
(ゲーム画面)
マルチ AV ケーブル
(ゲーム画面)

新しいケーブルは、同じ TV、同じプラットフォーム、同じゲームソフトとは思えないほどクッキリ・ハッキリした画面。マルチ AV ケーブル>D 端子ケーブル>>>RCA ケーブルといった感じで、解像感が全くと言っていいほど異なります。ただ、マルチ AV ケーブルは RGB 出力、D 端子ケーブルは Y 色差出力ということで、マルチ AV ケーブルは解像感はかなり高いものの D 端子ケーブルの方がより自然に感じられる発色。WEGA 側のマルチ AV 入力端子が前面にしかなかったこともあり、PS2 は D 端子ケーブルで常用することに決めました。

ここで終われば良かったのですが、この件について PS2 や DVD プレイヤーの出力信号、ケーブルの種類、そういったものを調べているうちに、AV 機器の奥の深さとか、せっかく大画面になった WEGA を活かせる DVD ホームシアターシステム、といったものに対する興味がフツフツと・・・。以前から AV 機器というかピュアオーディオの世界には興味があって「そろそろ家のステレオをハイコンポクラスに買い換えたいなぁ」とか「ソニーが出している 5.1ch の DVD ホームシアターキットを買ってみようかな」と思っていたんですが、家電店の展示を眺めているときにふと「セパレートコンポでホームシアターを組んでみようか?」という考えが脳裏を掠めました。ここからが、悲劇の始まりです(笑)。

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