Road to Home Theater ホームシアターへの道

"Cineza" VPL-HS10
後半は設定周りと実際の画面について書いてみたいと思います。



設定画面。サイドショットを使っているために設定画面が歪んでます。すみません(^^;
基本的にタブで切られた設定画面をリモコンの十字キー+ENTER キーで操作していきます。が、リモコンの十字キーが左右キーと ENTER キーが一列に繋がり、上下キーだけ独立しているデザインになっているため、操作しにくいったらありゃしない(笑)。まあ、慣れなんですけどね。
画質モードは輝度の高い順に「ダイナミック」「スタンダード」「シネマ」、そしてユーザー設定可能なモードが 3 モード存在します。「シネマ」モードでも十分明るいので、私は「シネマ」モードで常用しています。というか、「スタンダード」以上だと明るすぎて黒浮きするため、映画ソースには却って厳しいです。



画質設定はそこそこ細かいところまでいじれます。「ダイナミック」「スタンダード」「シネマ」の 3 モード、そして 3 つのユーザーモードごとにこの設定を記憶しておいてくれるので、ソースに応じて最適な画質設定を呼び出すことができます。
ちなみに「シネマブラック」というのは輝度を 15% ほど落として黒を沈めるモードです。私はこれも常にオンにして使っています。白壁でなおかつ簡易スクリーンなウチの環境では、それでもまだ黒浮きします・・・。

本当は隠しコマンドを入れることでより高度なファクトリーモードに入り、更に細かいガンマ補正等の設定ができます。シネマフィルタを使わない色補正や、より細かい設定はファクトリーモードでじっくり煮詰めていきたいところなのですが、それには今の簡易スクリーンじゃ埒があかないので、とりあえずファクトリーモードに入る前にちゃんとしたスクリーンを買いたいと思います(^^;



Cineza の得意技「サイドショット」。最近では競合製品も同様の台形補正機能を備えてきているため、Cineza シリーズの専売特許というわけでもなくなってしまいましたが、狭いマイシアターではこのサイドショットが大活躍です。ほぼめいっぱいまでオフセット設置し、パラメータ最大までサイドショットを使っています(そうしないとセッティングがかなり制限される)。オフセットできるといってもせいぜい 30°くらい?なのですが、これだけでも設置の自由度が大きく広がります。
サイドショットを使うと当然その分解像度が犠牲になるわけですが、少なくとも DVD ソースで使う限りは大幅な画質劣化は感じられませんでした。というか、サイドショット使用時の実効解像度を考慮して、HS2 ではなくより解像度の高い HS10 を選択したのですが・・・。HS1 ではサイドショットを使うと上下の黒帯の境界線あたりにジャギーが発生したりしていたのですが(笑)HS10 ではサイドショットを使っても上下の帯はくっきりしています。細かいことですが、作品に没頭する上ではこういう基本的なことも重要だったりします。



実写画像。どうでしょうかこの解像感?デジカメ写真でしかも暗い中での撮影のため、実映像の質感が再現できていないのが惜しいのですが、解像度の雰囲気だけでもお分かりいただけるでしょうか。



デジカメでここまで寄ってもドットがほとんど気にならないのが分かるでしょうか?さすがにスクリーン付近まで近づいて肉眼で確認するとドットが見えてしまいますが、100 インチクラスまで引き延ばさない限りは通常の視聴でドットが気になることはまずないと思います。それよりも先に MPEG のノイズや HS10 のサポート解像度よりも低い DVD の解像度が気になってしまいます(実際、近づいて見ると MPEG のブロックノイズがけっこう見える)。この HS10 の実力の片鱗を垣間見てしまうと、ついハイビジョン対応のソースが欲しくなってしまいますね(^^;

■現在のシステム構成:
プロジェクタ SONY Cineza VPL-HS10
スクリーン Unknown 60inch Screen
モニタ SONY WEGA KV-25DA55
フロントスピーカ ONKYO D-50
センタースピーカ ONKYO D-20C
リアスピーカ TANNOY CPA5
サブウーファ YAMAHA YST-SW205
AV アンプ SONY STR-DB1070
DVD プレイヤー SONY DVP-NS900V
MD プレイヤー SONY MDS-S50
ゲームマシン SONY PlayStation 2 SCPH-10000
VHS ビデオデッキ SONY SLV-R350

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