sigmarion II シグマリオン II

シグマリ II がやってきた!
今年の買い初め。「sigmarion II」を買ってみました。ええ、今年も逝かせていただきます(笑
私がシグマリ II に逝ったきっかけは AirH" でした。最初、WorkPad で AirH" の通信環境を整えてみて、そこそこ使いものになるとは思ったものの、やはり Palm では文字入力に限界があることを感じ、何かしらキーボードのある端末が欲しいなぁ、と思っていたんですよね。Palm にも外付けキーボードというものはあるんですが、コミュニケーションアダプタがユニバーサルコネクタを占有してしまうので PHS とキーボードの同時使用ができないのが致命的でしたし。そんな中、DoCoMo 以外の PHS は使えないようにプロテクトがかけられたはずのシグマリ II で CF 型 AirH" が使えるらしい(シグマリ II よりも後に発売になったため、プロテクトがかかっていないため)という噂
http://www.zdnet.co.jp/mobile/news/0110/03/air.html
を耳にし、逝ってみようかと思い立ったわけです。ちょうど新色「ポリッシュガンメタル」が出たところ(ちなみに西日本では台数限定らしい)だったので、最近ブラックづいている私としては黒系のがんめたかな、と思いガンメタルにいってみました。私の持っているゼロハリのアタッシェ(シルバー)にはマッチしなくなっちゃいましたけどね。

sigmarion II シグマリ II。あの「ゼロハリバートン」デザインです。最近じゃゼロハリデザインも氾濫しすぎてありがたみもなくなってますが、ガンメタはまだレアでしょう。外装がアルミじゃなくてプラスチックに塗装なのが残念ですが、仕方ないところかな。アルミのヘアライン加工とかしてあったらあと \10,000 高くても買ってたかも。
中身は基本的に NEC モバイルギアの小型版みたいなものです。
開いたところ 液晶を開いたところ。更に小型の C1 といった趣です。ガンメタなので内面もダークグレーになってます(シルバーモデルの内装は白)。
液晶は HPA 液晶、Half VGA(640x240)、65,536 色という解像度です。発色や明るさは TFT には適いませんが、反応速度はそれほど遅くはないです。
sigII with AirH" AirH" があっさり動作。カードは自動認識、設定も普通に DoCoMo の PHS を使うのと同じ感覚で OK でした。まぁ、実際単なる WinCE 機に過ぎないわけで当然といえば当然ですが。
CFE-02 のブラックとガンメタのシグマリ II がマッチしてると思いません?このあたりもガンメタを選択した理由だったりします。
IE for H/PC プリインストールのブラウザ「IE for H/PC 4.01」で見るとこんな感じ。横 800 ピクセル前提なうちのサイトだと若干横幅が足りませんが、ブラウザ自体は悪くないです。PC 用の IE4.0x と同等の表示性能でしょうか。スタイルシートやフレームもけっこうばっちりです。ただ Flash 未対応と解像度の問題は如何ともしがたいですが。

基本的にモバイル環境での Web ブラウジングとメール、テキストエディタを使った文章書きを主目的としていたので、ブラウザの出来がそこそこ良かっただけでも合格点をあげたいですね。ただ、縦方向の解像度を考慮せずにフレームを切ってあるサイトはまともに見れずに辛い思いをしますが・・・。付属のメーラ「MP メール」もマルチアカウント対応で機能的には十分。テキストエディタ「MP エディタ」はメモ帳に毛の生えた程度の機能しかありませんが、ATOK Pocket がプリインストールされているので日本語入力環境は十分です。
基本的に WinCE といっても Windows と同じような感覚で使えるのでとっつきやすくはあるんですが、マン−マシン・インタフェースがノート PC のそれとはずいぶん違う。ポインティングデバイスはタッチパネルディスプレイだし、キーボードは基本的に ASCII に準拠しているもののピッチの狭い独自配列だし。GUI の操作にマウスやポインティングスティックではなくいちいちスタイラスを取り出すのは操作性が悪くなるし、キーボードもタッチタイプ(=ブラインドタッチ)ができるようになるのには多少慣れが必要になるでしょう。まあ、それでも Graffiti だ手書き認識だと言っていた世界よりはキーボードでタイプできる方が圧倒的に高速に大量の文章が入力できる訳なんですが。でも、ちんまいキーボードでちまちま打っているといつか腱鞘炎になりそう。
操作の快適性はけっこう高いです。液晶の反応速度が思った以上に速いので、ストレスなく作業できます。CPU も MIPS 系の VR4131 200MHz と、この CPU がこのクラスのマシンとしてはどの程度のものなのかは分かりませんが、使用感としてはけっこう速いんじゃないかと思います。全体的に WinXP 化した C1VJ よりは軽快な感じすらしますね。

まだちょっとしか使っていないのでこの程度しかレポートできないですが(ちなみにこの Column も sigII で書いています)、しばらくいろいろ試しつつその成果をこの Column でも紹介していきたいと思います。C1 も Palm も持っている私としてはそれぞれと役割的にかぶってくる部分も出てくるでしょうが、どういうシチュエーションでどういう使い分けを行っていくのか、その分析が私自身楽しみだったりもしています。
とりあえず、手始めに無線 LAN からかな。無線 LAN マニアとしては(^^;いずれ地図ソフトなんかも導入してみる予定です。シグマリで歩行ナビ、が最終目標ですが、そこまでお金が続くかどうか・・・新 C1 も欲しいしなあ。

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