VAIO Laboratory USBマウス GRAST USB, PCGA-UMS1
USBマウス GRAST USB, PCGA-UMS1
Windows 98 には新機能がいくつかありますが、特筆すべきは USB などの新しいハードウェアのサポートが挙げられます。505 をはじめとする B5 サブノートでは小型化のために一般的には PS/2 やシリアル、パラレルなどのインターフェイスが省略され、拡張性は PC カードや USB ポートに依存しています。今回は、USB の代表的デバイスであり、タッチパッドの操作性の悪さを補完するのに必須な、マウスを使ってみます。
今回使用する USB マウスは 2 種類、エレコムの小型 USB マウス「GRAST USBver. M-GUSSV」と、ソニーの純正ホイールマウス「PCGA-UMS1」です。
また、Windows 98 を前提としているため、Windows 95 OSR2+USB Suppliment は想定していません。Windows 95 OSR2 は USB マウスの動作保証対象外になっているケースが多いようです。
※各画像をクリックすると大きい画像が表示されます。

エレコム GRAST USBver. M-GUSSV
エレコムの小型 USB マウス「GRAST USBver. M-GUSSV」です。
エレコムをはじめサンワサプライ、Justy(トライコーポレーション)などの大手ベンダからも様々な種類の USB マウスが安価に発売されているので、好みのものを使えばよいと思います。同シリーズには他にも、標準的なサイズの「M-GUMSV」やブラックバージョンの「M-GUSB」「M-GUMB」などがあります。
この「GRAST」は、携帯性もさることながら、VAIO にベストマッチしたシルバーカラーに惹かれて半衝動的に購入してしまいました。パッケージにはケーブルを束ねるベルトと携帯用の小型ポーチが付属しています。
USB デバイスを USB コネクタに挿すと、OS が自動認識してハードウェア・ウィザードが起ち上がります。
「GRAST」のような標準的 USB マウスの場合、Windows の持っているドライバで動作します。
「すべてのドライバの一覧を作成」を選択し、「USB ヒューマン インターフェース デバイス」のドライバを選択します。
これだけの作業でドライバのインストールが完了しす。
「デバイスマネージャ」の画面。USB マウスは「HID 互換マウス」として認識されています。
PS/2 マウスを繋いだ場合、通常タッチパッドが使用不可になるのですが、USB マウスはタッチパッドと併用できます。

ソニー PCGA-UMS1
GRAST の使いやすさ、携帯のしやすさは気に入っていたのですが、ホイールの操作性に慣れてしまった私は物足りなさを感じていました。 Microsoft の「IntelliMouse USB」やロジクールの「FirstMouse+」など、ホイール機能付きUSBマウスも当時いくつか出ていたのですが、いかんせん大きかったのと、GRAST の VAIO にマッチしたデザインは捨てがたいなー、と思って躊躇していたとき、ソニーから VAIO 純正 USB マウス発売の発表が!正式な対応機種は PCG-C1 及び Windows 98 プリインストールの VAIO ノート、ということでしたが、Windows 98 の入っている PC ではひととおり動く(当然ですが)という話を聞き、購入に踏み切りました。
「PCGA-UMS1」のインストールです。
GRAST と同様にハードウェアウィザードが起動したら、今度は「使用中のデバイスに最適なドライバを検索」を選択します。検索場所にフロッピーディスクドライブを指定し、検索を開始すると、マウスのドライバが見つかります。
PCGA-UMS1 のインストールが完了しました。
これで、次回からはマウスを USB コネクタに挿すだけで使用可能になります。
USB のホットプラグの使い勝手の良さは、一度使うともう戻れなくなってしまいますよ。
GRAST と PCGA-UMS1 の比較写真。
UMS1 の方がやや大きめですが、ホイールがついているので◎。マウス本体にケーブルを巻き付けられるギミックがついているのも、いかにもソニーらしいです。
マウスボタンのクリック感なども、「UMS1」の方が私好みでした。

実際に USB マウスを使ってみた感想としては、やっぱりポインティングデバイスはマウスじゃないと、という感じですね。しばらくタッチパッドを使って慣れてしまうとある程度不便さは感じなくなるのですが、マウスを使ってしまうとタッチパッドは使いにくいな〜、と改めて思ってしまいます。
「PCGA-UMS1」のホイール機能もかなりいい感じです。個人的には IBM やミツミのようなレバー式の方が好みなのですが、このホイールはホイールでいいものです。やはり一旦ホイール機能付きマウスを手にしてしまうと、普通の 2 ボタンマウスに戻る気は起きませんね。

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