VAIO Laboratory C1MSX のアンテナ変換ケーブル破損
C1MSX のアンテナ変換ケーブル破損
C1MSX 付属のポートリプリケータに接続する、アンテナ変換ケーブルを破損してしまいました。というわけで、泣く泣く VAIO カスタマーリンクから部品取り寄せをしてみました。
※各画像をクリックすると大きい画像が表示されます。

ある日、寝室に置いていた C1MSX のポートリプリケータを移動させようと思い、私はアンテナ延長ケーブル(市販のもの)から変換ケーブルを外そうとしました。そしたら、コネクタが思った以上に固くて、抜けない。
思いっきり引っ張ったら、付属ケーブルが端子だけを残して切れてしまいました。

付属のケーブルって実は単なる同軸ケーブルだったので、自分でハンダ付けし直しても良かったんですが、ケーブルが短くなってしまうのがイヤだったので、取り寄せようかと。
で、VCL に電話したんですが、

VCL)「本体引き取りの上、修理になります。」

との回答。えと、ケーブル破損しただけで本体引き取りなんですか。そうなんですか。

私)「イヤ、本体は何ともないので、ケーブルだけ売っていただけないでしょうか?」
VCL)「私どもの方では、部品の単体販売は行っておりませんので・・・」
私)「でも、本体は大丈夫なので、本体引き取りになってしまうと困るんですけど・・・」
VCL)「では、少々お時間を頂いて、部品のみお送りできるかどうかお調べしてから、折り返しお電話致します」
私)「あ、お願いします」

・・・数分後・・・。

VCL)「お調べ致しましたが、やはり部品の単体販売は致しかねますので、本体を引き取りの上修理となりますが・・・」
私)「えええ。じゃ、ケーブルだけお送りして、修理していただくことは可能ですか?」
VCL)「それでも結構です。ケーブルのみ引き取らせていただいて、その後部品交換あるいは修理という形にさせていただきますね」

・・・ちょっと待てよ。「修理」って。

私)「えと、修理ということは、やはり部品代の他に技術料がかかるんですよね?」
VCL)「はい。破損の状況を私どもの方で拝見してからでなければはっきりとは申し上げられませんが、技術料は別途必要になります」
私)「ケーブル一本交換するだけで、技術料 \13,000 もかかるんですか?」
VCL)「最近、技術料の体系が変更になりまして、修理の程度によって技術料は変わってきます」
私)「でも、ケーブルをこちらからお送りして、良品のケーブルを返送していただくだけですよね?それで『技術料』が必要になるというのはちょっと・・・」
VCL)「いずれにしても、ケーブルの部品代と送料はお客さまにご負担いただく形となりますが・・・」
私)「ええ、それは構わないんですが、『技術料』か・・・何とか、ケーブルだけ単体販売していただけないでしょうか?」
VCL)「しかし、私どもの方では単体でご提供できる部品の在庫はございませんが・・・」
私)「何とかならないですかね・・・」(半ば懇願モード)
VCL)「・・・分かりました。では、私○○の方で部品のみお送りできないか、各部署を当たってお調べしてみます。何日かお時間をいただくことになるかもしれませんし、必ずしもご提供できるという保証はございませんが、それでもよろしいでしょうか?」
私)「はい、お願い致します。お手数おかけして申し訳ございません。よろしくお願い致します」

・・・その夜。

VCL)「お客さまにお問い合わせいただいたアンテナ変換コネクタの件ですが、在庫がございましたので、お送りさせていただきます。つきましては送付先ご住所を・・・」
・・・というやりとりの結果、アンテナケーブルの取り寄せに成功しました。

保守部品代 \900、送料 \1,100 で税込計 \2,100。数十 cm のケーブル 1 本にしてはバカ高いです(泣)。保守部品ってモノによっては案外高いし、たかがケーブル 1 本でもしっかりコンピュータ用の宅配便で送っているので送料も無駄に高いんですが、取り寄せに成功しただけでも良しとしましょう。
担当の方は比較的丁寧な口調で印象は悪くなかったんですが、例の如く「VCL 的」な対応でしたね。というか、その気になれば周辺パーツくらい用意できると思うんですけど。パーツによって対応マニュアルを分けるのが面倒なので、部品取り寄せに関しては一律拒否する方針になっているだけで。もうちょっと上の方の人に出てきてもらえば良かったんでしょうが、小心者なので(笑)。
仕事柄、コールセンターとかサポートセンターのシステムはある程度知っているだけに、もどかしいですね。

ともあれ、VCL の N さん、ありがとうございました。ご面倒おかけしました。

で、また固いコネクタでケーブルが駄目になったらイヤなので、アンテナケーブルを買い換えてみました。
仕事帰りに会社の近くの小さな電気店(一応ソニーの修理受付認定店らしい)に寄ったら、アンテナケーブルはほとんどオーダーメイドしかないと言われたため、その場で発注。作ってもらったら、案外良いではないですか。
端子がちゃんとネジ式になってました(F 型接詮というらしい)。アンテナケーブルの加工くらいなら自分でもできるんですが、市販のコネクタってネジ式になってない挿し込み式のもの(F 型プッシュプラグというらしい)が多いので、これはけっこう良かったかも。これなら、固くてケーブルを破損させてしまうこともないですしね。
でも、このケーブル(4m)が \1,100。20cm とない変換ケーブルが \900。つくづく、高いですねー。
このサイトをご覧になった方より、ソニーがアンテナアクセサリとして発売している製品の中の「EAC-39」というモデルが C1MSX のアンテナ変換ケーブルと互換性があるのではないか、という情報をいただきました。
というわけで、買ってきてみました。ビックカメラにて \695 也(税抜)。
いわゆるミニプラグ−アンテナプラグの変換ケーブルなのでまず互換性はあるだろうと思ったのですが、その通りで問題なく動作してしまいました。
交通費を考えなければ VCL の送料込み価格の 1/3 です。万一私のように変換ケーブルを壊してしまった場合やスペア用には部品取り寄せよりもこちらの方が良いかもしれません。
どうも情報ありがとうございました>青木さん

VCL のサポート体制ってなかなか改善されませんね。サポーターの方の当たり外れもあるんでしょうが、ほんのケーブル一本すら簡単に取り寄せられないのはどうかと思います。少なくとも今回は(ゴネたとはいえ)結果的にうまくいったので「当たり」のケースだったようには思いますが、「サポート」とは何か、もう少し VCL の上の方の方には考えていただきたいですね。
でも技術料一律 \13,000 が廃止され、修理のレベルに応じた技術料が課せられるようになったという話は朗報です。単なるコネクタ一個、パーツ一個の交換で直るのに \13,000 も払うのはなんか納得いきませんからねー。VCL もちょっとずつだけど良くなっているということなのかな?

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