VAIO Column |
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C1MSX。購入して早 5 日になろうとしています。連休後半にはクリーンインストールを含めていろいろやってみたいのですが、とりあえず普通に使える環境だけはセットアップして(ほぼ)C1VJ からの引き継ぎは完了に近い状態になりました。 C1VJ と比較して、全体的な処理速度が大幅に上がったことはもちろんなのですが、やっぱり画面解像度が上がったのが想像以上に快適に感じさせてくれます。これくらい広ければ、あえて B5 サイズでなくても十分に使えますね。というか、もう C1VJ には戻れないかも(^^; Giga Pocket LE もぼちぼち使ってますが、やっぱり 素ン晴らすぃー(ぉ の一言です(笑)。VHS なんかよりもよっぽど綺麗な映像が、このサイズのマシンで観れてしまうなんて。一応 C1VJ のときも SmartVision Pro for USB を使って録画を試したりもしていたんですが、TM5600 の非力さもあって MPEG-1 がやっと。ブロックノイズだらけの、鑑賞する、というよりはむしろ「内容が分かる」と言った方がいいくらいの画質と比べると、C1MSX の画質はかなり良いですね。今まで Giga Pocket を使わなかった(一応 R70 はあるのに)のがもったいなかったです。 本当はアンテナ線の取れないところでも TV が観れた方が強いので、ポータブルタイプのアンテナが欲しいのですが、そういう類のもの(C1 と一緒に持ち運んでも邪魔にならないサイズ)ってないですかね。 私は元々あまり TV を観ない人なので意外だったのですが、けっこう TV の力って偉大ですね。けっこういろんな人に聞いてみたんですが、C1MSX と U1 を並べて「どっちがいい?」と聞くと、最初「ちっちゃい」「かわいい」等の理由で U1 は第一印象でリードするものの、「C1 は TV が観れるよ」というとみんな掌を返したように C1MSX に寝返ります(笑)。これはやっぱり一刻も早く U にも Giga Pocket を積むべきです>ソニーさん。ただ U だとチューナも MPEG-2 エンコーダも内蔵するスペースがないのでかなり厳しそうですが。 ただ、やっぱりポトリがかなり煩わしいですね。C1 だと、けっこうソファに座って膝の上で TV 鑑賞ながらブラウジング、というポジションになりがちな気がするのですが、その膝の上に置いた C1 の横からポトリが「プラーン」と垂れ下がっている様はかなりいただけません。鬱陶しいですしね。 できれば、 ↑みたいな感じのドックタイプのポトリにしてくれれば取り回しが良かったかな?と思っています。これならば(本体はちょっと重くなりますが)けっこう質量のあるポトリがケーブルの先にぶら下がるよりは扱いやすいですし、膝上ポジションじゃなくても TV の横にポトリだけアンテナや AC、AV 入出力、LAN を接続した状態で置いておいて、帰ってきたら「ガチャコン」と C1 をセットしてビデオデッキ状態にできる、みたいなこともできます。どうでしょう?企画してみません?>ソニーさん ポトリということをいえば C1 に限らず U なんかもそうですよね。本体側面に PC カードスロットがあるのは、無線系通信カードを使うことを考えるとどうやっても不便。思い切って PC カードスロットを背面に逃し、USB×1 と i.LINK 以外は割り切ってポトリ経由にしてしまう、くらいの英断があっても良かったかもしれません。U1 はそこそこのパフォーマンスがあるわけですから、自宅ではポトリ経由でキーボード、マウス、外部ディスプレイを繋ぎ、外出時はポトリを外して U1 本体だけ持ち出す、これができれば U1 にメイン環境を任せるというか IBM が現在研究を進めている「Meta Pad」のようなコンピューティングスタイルを作ることができたかもしれません。というか、薀蓄以前に合体系ギミックは漢(おとこ)のロマンでしょう!(笑)「ガチャコン!」ってやりたいなあ、「ガチャコン!」って。 |
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今朝、「社長」が突然「小さいノート欲しい」と言い出したので(笑)秋葉原に付き合うことに。どうも、C1MSX か U1 が急に欲しくなったようなのですが、C1 は私が持ってるので(笑)U1 を買ってきました。 http://www.sony.jp/products/Consumer/PCOM/PCG-U1/ 早速いろいろいじってみました。ソニータワーでも散々いじりましたが、やっぱり展示機と違って好き勝手やれる私物はいいですね(笑)。 ソニスタのアフィリエート始めたから言うわけじゃないですが(笑)、やっぱ何度見てもいいですよ。このマシン。昨日だって C1MSX を買う前に U1 の在庫があることに気づき、「うーやっぱりどうしよう」と悩んだくらいですから(^^; 今日の正午頃、秋葉原では店によっては既に在庫切れ。ザ・コンで 10 台近くの在庫を発見し、随分 C1MSX と U1 で悩んだ挙句ご購入。我々の前後でも 2、3 人立て続けに購入していたので、かなりの勢いで売れていたと思われ。ちなみに、昨日の夕方の時点で「お持ち帰りできます」だった川崎ヨドバシでは今日の夕方で既に在庫ナシ。今日はあちこちでかなりの争奪戦が繰り広げられたのではないでしょうか。 ちなみに社長は実物を見るまではもう少し大きいと思っていたらしく、U のあまりの小ささにビックリしてました。あちこちに写真こそ出てますが、どの程度小さいかはホントに実物見ないと分かりませんからねー。というわけで、どんなものか比較写真を公開。 6 穴タイプのシステム手帳とほぼ同等の大きさです。これはもはやノート PC というよりも手帳 PC と言った方がいいかもしれませんね(厳密には「手帳」の英訳は「Notebook」なのですが)。 重さはともかく、サイズからいってソニーが「ノート PC と PDA の中間的な位置付け」と言うのもあながち的外れではないのかもしれません。使いようによっては PDA っぽい使い方ができなくはないし。 ちょっと U1 を持って外を歩いたり、電車に乗ったりしてみましたが、案外コンパクトなので持っていても鬱陶しくないです。C1 だと電車の中で隣の人に気を遣う感じだったのですが、U1 だと横幅がないのであまり気を遣うことがない(覗き見られる心配というのは別にして)のが良いです。 件の「モバイルグリップ・スタイル」は、両の親指をポインティングデバイスに当て、人差し指をコーナーに回りこませるといういわゆるゲームパッドを握るときのスタイルに似ています。ワイドスティックがプレステのアナログスティック風で、ボタンとスティックの配置が逆だったらマジでゲームに最適な感じですよね。 持ったまま歩いてみても、軽いので邪魔になりません。私は時々道に迷ったら C1VJ を取り出して Navin' You 上の地図を眺めながら歩いたりすることもあるのですが、C1 はそれなりにサイズがあるので落とさないか気を遣ってしまって。その点、ラクに持ち運べる U はいいっすね。 でも、バックライト式液晶なのでどうしても太陽の下だと画面が見えづらくなりがちです。これに GPS ユニット付属、微透過液晶で「PCG-U2GPS」とか作ってくれないでしょうか?>ソニーさん。歩行ナビで落としちゃいけないので、ネックストラップとかもつけて。って、そういうスタイルにすると今度は業務端末っぽくなっちゃいそうですが。 んで。 とりあえず新機種買ったら分解でしょー、とか思って(笑)おもむろに分解作業に入ってみたんですが、案の定「禁断シール」に阻まれてあと一息で三枚おろしというところで行き詰まってしまいました。予想されていたこととはいえ、悔しいなあ。 とにかくこじってこじって HDD の端っこが見えるところまではいけたんですが、1.8 インチ HDD ってマジで小さいですね。薄いし・・・。 U1 の分解方法については、禁断シール手前までですが、近々まとめてアップしたいと思います。 というわけで、恒例の HDBENCH 結果を。 HDBENCH 3.30
こんな感じです。CPU は C1VJ から約 1.5 倍とほぼクロック比通りの向上具合ですが、体感で二倍近い違いがあるので、TM5800 のパフォーマンスアップ度合いは単純にベンチ結果で測れないところがあるのでしょう。逆に言えば、HDBENCH では Crusoe の本当のパフォーマンスは測れないと言えるのかもしれません。 メモリアクセスの速度については、DDR の C1MSX と SDR の U1 で多少数値に違いがありますが、体感的にそれほど差を感じません。TM5800 自体の素性がいいので、通常の SDR SDRAM でもそこそこのパフォーマンスが出せるということなのでしょうか。C1MSX は DDR SDRAM ですが、大幅にパフォーマンスアップが望めるというよりは、Giga Pocket のために少しでもパフォーマンスによゆうを持たせておきたかったという方が強いでしょうね。このあたりは VAIO W が VC SDRAM を採用しているのと同じ理由でしょう。 グラフィックに関しては、さすが MOBILITY RADEON、とでもいうのでしょうか。C1VJ の RAGE MOBILITY とは比較にならないくらい滑らかです。単純に Web ページをスクロールさせるだけでも違いが分かるくらいです。3D はまだやってないのでよく分かりませんが・・・。 U1 で問題になるのはやはり HDD でしょうか。C1MSX に搭載されている MK4018GAS と U1 の MK2003GAH では 1.5 倍近い内部転送速度の差があるのですが、それがそのままディスクアクセスの速度差となっているようです。確かに、大容量のファイルコピーなんかでは U1 はけっこうもたもたする感じはしますね。でも、C1MSX と比べても弱点といったらその程度なので、Crusoe 初期のマシンと比べればかなり長く使えるマシンと言える気はします。 それにしても・・・新しいマシンに囲まれて、幸せ♪(笑) |
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逝きました。PCG-C1MSX。夏ボ一括! http://www.sony.jp/products/Consumer/PCOM/PCG-C1MSX/ 川崎ヨドバシでフライング販売していたところをゲット。っていうか、予約してました(ぉ 箱にはちゃんと取っ手がついているのに、大きな紙袋に入れられたので何だろうと思ったら、「帰宅されるまでの間は袋に入れて見られないようにしてくださいね」だって。やっぱりフライング販売はちょっとヤバいのか(^^; ギガポ C1 が出たら逝くぞ逝くぞと思っていましたが、案の定逝ってしまいました。 実に一年半ぶりのニューマシン(仕事マシンの ThinkPad を除く)。あぁ、嬉しい。 スペックは Crusoe TM5800 867MHz、DDR 128MB+PC133 128MB RAM、40GB HDD。同じ Crusoe でも C1VJ それと比べてかなりチューニングが進んでいるのか、体感的には 2 倍近いかも?というくらい快適です(SRX あたりと比べちゃあいけません)。オフタイム専用のお遊びマシンならこの程度で十分ですね。よほどのことがない限り、簡単に買い換えようとは思わないでしょう。イヤ CPU がギガって HDD が 60GB だったり 5,400rpm だったりしてメモリ MAX で型番が PCG-C1MAX だったら間違いなく買い換えですが(笑)。 ん、Bluetooth?何それ?食えるの?(ぉ っていうか、機器さえ持っていれば使ってみたいんですけどね。対応ケータイもっと増えないかな。 というわけで体感速度はバッチリ。最近 C1 で画像編集するときなんかはかなりイライラきていたんですが、かなり快適に使っていけそうです。でも、多少重い処理をさせるとすぐにスワップして HDD が「カリカリカリカリ・・・」と始めたので、メモリを増設してみました。やっぱり、WinXP は最低限 384MB はないとマルチメディア処理は厳しいです。 増設したメモリはメルコの「MS133-256MY」。ホントは C1VJ でお世話になったし北陸のよしみ(アイ・オーの本社は金沢です)でアイ・オーの「MDIM133-256MX」が良かったんですが、あいにく川崎ヨドバシでは在庫切れだったため、メルコにしました。両社ともまだ C1MSX は対応表に加えていないらしく、「動作確認が取れていないので、動作保証はいたしかねます」みたいなことを言われたんですが、まあ大丈夫でしょうということで買ってきたら無事動作。ま、当然ですね。 メモリを増設したところ、スワップが激減してだいぶ楽になりました。 ちなみに、HDD は東芝の流体軸受ドライブ「MK4018GAS」。東芝ドライブは久々に使ったのですが、けっこう静か。悪くないですね。 C1VJ からの買い換え、イヤ買い増し(笑)ということで、気づいた点をいくつか。 まず、TrackPoint のクリックボタン。これは旧型の方が良かったかな?C1VJ よりもクリック感がなくなった上に、円筒形なのでちょっと押しにくいです。慣れでどうにかなる問題かもしれませんが。 キーボードは C1VJ よりも明らかにフニャフニャになってますね。なんか、打っているとやる気がなくなってきます(笑)。英語キーボードを取り寄せてみようかな。 あとは、Giga Pocket で TV を観るためか、スピーカが良くなってますねー。けっこうボリュームを上げても音割れしないし、音量もそれなりに出ます。パーソナル TV として使うには十分です。 そして何より解像度が上がったのが嬉しいです。今までの C1 だと、画面に表示できる情報量が少なくてなーんか痒いところに手が届かない感があったというか作業していて窮屈な感じがあったのですが、画面が広いのでこのサイズでも十分に「画面が見渡せる」感じで作業できます。何ていうの?軽自動車からフィットに乗り換えた感じ?(笑) ドット欠けも無く、当たり液晶だったようで嬉しいです。C1VJ は 1 個あったからなあ。 んで。 やっぱり Giga Pocket LE 気になる?気になる?(笑) ちょっと使ってみたんですが、 かなりヨイ です。 私自身 Giga Pocket は初体験だったんですが、MPEG-2 での TV 録画がこれほど実用になるとは思っていませんでした。しかも C1 で。 画質は標準モード(4Mbps)でも VHS ビデオと同等以上。動きの激しいシーンではさすがにコマ落ちする感じがありますが、それ以外は至って綺麗。デスクトップ VAIO を買って TV をリプレースしようという人の気持ちが解りましたね。まだ 8Mbps は試していないんですが、もしかしたら中途半端なメーカーが作っている DVD-Video の映像より綺麗だったりするんじゃないのかな? ただ、やはり入力信号の品質によって録画品質も変わってきてしまうので、アンテナケーブルのノイズ対策には気を配った方が良さそうです。壁の端子から直接取ったアンテナケーブルでも、微妙にゴーストが見えてしまうので・・・。フェライトコアで効果があるのか分からないけど、試してみようかな。 画質については本当はキャプチャ画像を載せようと思ったんですが、DirectDraw で描画しているらしく PrintScreen 不可でした(泣)。店頭で確認してみてください。 パフォーマンス的には、Giga Pocket LE 動作中は全く他の作業ができない、ということはないものの、できれば他の作業はしない方がいいかな、というレベル。ハードウェアでエンコードしている録画動作中や、チューナでの受信映像を流しっぱなしにしている分にはそれほど重くないですね。CPU には余裕がありそうなのですが、描画が追いつかないのかウィンドウのドラッグなんかではかなりもたつきます。でも Giga Pocket 上はあまりコマ落ちしていないのが偉いです。 録画したビデオカプセルの再生はかなりいっぱいいっぱいの模様。MPEG-2 のデコードは CPU がやっているため仕方ないんですが、他の作業に支障が出まくりな感じです。それこそブラウザ上でリンクをクリックするだけで一瞬固まる感じ。TV を観ていて気になった情報を検索したいとか出てきた URL に行ってみたいといった使い方だと、ちょっと困る場面があるかもしれません。C1 ってワイド液晶だから、半分に Giga Pocket、半分にブラウザ、という使い方がどうしてもしたくなるので、その点はちょっと残念ですね。 ・・・とこんなものかな?今日のところは。まだあまりいじれていないので、GW をかけていろいろいじくってみたいと思います。あれこれ試してみて、一回リカバリして、ちゃんと環境をセットアップして、C1VJ と交代するのは連休明けくらいかな。 それにしても・・・あぁ、嬉しい(壊 っていうか、どれだけ新機種レポートとかやってても、人のマシンだったからなー。やっぱ自分のマシン買ってナンボですヮ。 |
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Intel が Mobile Pentium 4-M のニューモデルを発表しました。 ニュースリリース http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2002/020424c.htm PC Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0424/intel.htm 今回ラインナップに追加されたのは、Mobile Pentium 4-M 1.8GHz、1.5GHz、1.4GHz の 3 種。既に出荷中の 1.7GHz、1.6GHz と併せて、1.4GHz〜1.8GHz の周波数帯に 100MHz 刻みのラインナップに拡充されたことになります。 今のところ VAIO ノート唯一の Pentium 4 搭載機種である GRX シリーズもここでモデルチェンジされ、最上位機種にはもちろん 1.8GHz が搭載されることでしょう。Intel によれば低クロック版の Mobile Pentium 4-M を採用した $1,300(約 \169,000)のノート PC も発売されるということですから、GRX も 1.6GHz の GRX70E(?)と 1.4GHz の GRX50E(?)というラインナップで一気に GR シリーズを GRX シリーズにリプレースしてくるかもしれません。 とりあえず、CPU は出揃いました。早ければ明日にも一斉に夏モデルの発表があるのではないでしょうか? さてさて。 明日は待望の DSC-P9 の発売日なのですが、川崎ヨドバシにてフライング販売を開始していたので、早速入手してきました。今、P9 片手にニヤニヤしてます(笑)。 ヨドバシでは現在デジカメ全品ポイント 15% 還元キャンペーン実施中。P9 の実売価格が \74,800 だったので消費税分も加味して 11,556 ポイント。おいすぃー(ぉ クレジットカードでも 13% とかなりオイシイです。どうやら相当量の在庫がありそうなので、あまり焦らなくても入手困難ということはないかな?という雰囲気でした。 ようやく入手できた DSC-P9。 P5 のスタイルは踏襲しつつも、かなり高級感のある仕上がりになっています。彫り込みロゴがぁ。ダイヤカットロゴがぁ。ああぁ。 ボディはチタンシルバーで、F707 に似ていますが F707 のそれよりも少し黄色っぽいというか、茶色っぽいチタンカラーです。 持った感じは P5 よりホールド感があって良いですね。特にフロントの突起がちょうど良い具合に右手中指に引っかかってくれて、コンパクトな割に窮屈な持ち方にならずに済みます。 モードダイヤル周辺部が P5 に比べてフラットに仕上げてあるせいで、モードダイヤルのつまみの深さも P5 より浅くなっているんですが、切り込みのカットの仕方が変更されたおかげで不思議と使いづらくはないです。確かに P5 に比べると回しやすさは若干劣りますが。 ちょっと試し撮りがてら、宿泊地である川崎の街を散歩してみました。 しかし、夜なので被写体が少ない・・・。 というわけでまだあまり撮れていないんですが、暗所での撮影には弱いものの、色の再現性は P5 よりも確実に良い感じに出ている(色合いの調整の必要性をあまり感じない)と思います。暗いところでまともに撮れないのはレンズが小さいので仕方ないとは思いますが、ちょっと物足りません。特にテレ(ズーム)端で明らかに光量が足りなくなるのは困りもの。F707 の明るいレンズに慣れすぎているせいかもしれませんが、間接照明系の室内等ではズームは使えないと思った方が良いかもしれません。 いずれにせよ、もう少しいじってみてコツを掴む必要がありそうです。 驚いたのは記録スピードの速さ。画像サイズ最大(2,272x1,704)で撮っても F707 で 1,280x960 で撮るよりも速く書き込みが完了してしまいます。おそらくバッファの使い方が大幅に改善されたのでしょうが、これまでかなり速いと思っていた F707 よりも更に速いので、もう「爆速」と言っていいくらいに速いです。これにはビックリ。 起動時間は F707+1 秒=3 秒 といったところ。P5 よりも速く、十分実用的です。機械的に P5 と同じなので、ズームイン/アウトは P5 と同等です。でもなんかズームイン時の動作音が P5 よりもやたらうるさいような気がするのは気のせいでしょうか?たまたま私の引いた個体がうるさいだけ? ・・・と、なんかまだほとんどレビューになっていないような気もしますが(笑)、今日のところはこんなもんです。昼間とかもう少し明るいところで撮ってみないと真の実力は分からないので、もうしばらく試し撮りがてらいろいろ撮ってみようと思います。 明日の昼休みは、P9 持って散歩しよう。 |
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日本ビクターが Windows XP 搭載 A5 ミニノート「InterLink XP」を発表。 ニュースリリース http://www.jvc-victor.co.jp/products/pc/MP-XP7210.html 製品情報 http://www.jvc-victor.co.jp/interlink/xp/ PC Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0423/victor.htm MYCOM PC WEB の記事 http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/04/23/05.html 先月の CeBIT で JVC が発表したミニノート PC の日本版ですね。日本市場向けということで、JVC 名義ではなくビクター名義での発売になっています。 ビクターの「InterLink」シリーズといえば、Windows CE を搭載したH/PC という位置付けでしたが、今回はそれを拡張して CE 機は InterLink CE、XP 機は InterLink XP という名称で分類されるようです(それに伴い、海外モデルでは「JVC」ロゴだった液晶背面のデザインが、InterLink ロゴに変更されています)。どうやら、Windows XP、Windows CE といったプラットフォームをあまり前面に出さず、InterLink シリーズ自体を PC というよりも同社のデジタルビデオ・デジタルカメラ類を活かすためのツールとして売っていこうというスタンスのようですね。その割にデジタルメディアを活用するアプリがほとんど入っていませんが、そのあたりはまだまだこれからなのでしょうか。 ハードウェア的には欧州向けモデルとほぼ同じ構成ですが、上位モデル「MP-XP7210」のみ CPU が高速化され、先週発表になったばかりの ULV Pentium III-M 800MHz を搭載しています。欧州向けの「MP-XP7210DE」は先行発売ということで(ドイツ、即ち Deutschland 向けモデルという意味での「DE」?)ULV Pentium III-M 750MHz でしたが、ワールドワイド(で出すのであれば)では 800MHz 品がベースになるのではないでしょうか。いずれにせよ、ミニノート PC には十分すぎるくらいのスペックであることは間違いありません。出先で DV ビデオ撮影したものをその場で粗編集するくらいのことは簡単にやってのけてくれそうですね。 その他の詳細については欧州向けモデルの発表時に述べたので今回は割愛しますが、VAIO U の強敵になるかと思われたこのマシン、実際蓋を開けてみると VAIO U はトンガった極小ミニノート、InterLink XP は小さく軽いながらも内容的には非常にスタンダードなサブノート、といった具合に性質が異なっています。どちらかというと VAIO C1 や Libretto、LOOX などがライバルとなるのではないでしょうか。しかも、Crusoe ノートに対して Intel CPU を採用して、かつ競合機種よりも小さく軽いという強い魅力を持っているので、プロモーションさえうまくいけばかなりのヒットを飛ばすマシンになる可能性を秘めています。これは、かなり期待かも。というか、これがソニーから出ていたら、たぶん C1 も U もそっちのけでこれ買ってます。ハイ。 あと、ひとつ驚いたのは、純正のキャリングケースがビクターと吉田カバンの共同開発によるものであることです。吉田カバンといえば最近は Sony Style とのコラボレーションによるオリジナルバッグが有名になりましたが、まさかビクターも吉田カバンと手を組んでくるとは思いもよりませんでした。 しかも、キャリングケースは今まで VAIO ではソニスタ×吉田カバンのコラボモデルでもまずなかったジャンル。本音を言うと最近は「濫発して中途半端なカバンしか出せないくらいなら、吉田カバンでなくてもいいから質の良いインナーケースを作ってくれ〜>ソニスタ」と思っていたところだったので、このキャリングケースはかなりうらやますぃ〜。ソニスタもやってくれないかな? 実は先日 ThinkPad 用に国立商店の「In-Packed」を購入して以来、VAIO にもモノの良いキャリングケースが欲しくなっていて、国立商店さんなり知人のツテから辿れそうなカバン業者さんなりに VAIO にピッタリで且つ機能的なキャリングケースを特注しようかな?と企んでいたのですが、ソニーやソニスタがやらないのなら本気でやってみようかな。っていうか、実際に作ったとしてどれくらい需要があるんでしょうね?\10,000 オーバーだけどモノの良い VAIO 用キャリングケース作るっていったらどうでしょうか?>ALL ところで、今日からこの Column に ValueCommerce がサービス提供している Sony Style の広告バナーを載せてみました(※注:今のところトップページからは見れません)。 VAIO U の発表以来ソニスタで「ブームの予感」と題して行われているプロモーションの一環で、VAIO ユーザーサイト等がアフィリエートプログラムに参加し、VAIO U の情報(インプレッション等)を掲載すると同時に広告バナーをサイトに貼り付ける、というものです。 http://www.jp.sonystyle.com/Style-a/U/Affiliate/ 個人的には、どちらかというとお金儲けよりも、今回のソニスタのプロモーションへの参加に加えて「どの程度私の記事を読んで機種選定の参考にしていただけているのか?」ということの調査を兼ねているつもりです。本当は、今までもいくつか広告掲載のお話はいただいていたものの、「個人サイトであること」へのこだわりとサイトデザインの一貫性の維持のために広告は入れないつもりだったのですが、とりあえずトップページには入れない、ということと、ソニスタならまぁいいか、ということで試しに入れてみることにしました。 というわけで、もしもこの Column をお読みになって機種選定の情報の足しにしていただけ、且つソニスタでお買い物をされる方はこのバナーよりお進みいただけるとありがたいです。よろしくお願い致します。 |
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昨日になりましたが、ふと思い立って(笑)大阪ソニータワーまで VAIO U を見に行ってきました。午後から名古屋で予定があったので、かなり無理矢理朝イチに行ったんですが。っていうか、 4:30 起きですよ(泣)。 ま、何はともあれご覧ください。かなりじっくり見てきましたので。 →VAIO Column 特別編「PCG-U1」インプレッション 実売 \15 万と安いので(あくまでスペックや使っているパーツの単価から考えて、という意味ですが)、迷っているなら買いかもしれません。実際、私もシグマリ II を持っていなかったらかなり悩んでいたことでしょう。 で、今東京にいます(笑)。 そんな感じで土、日と富山→大阪→名古屋→東京、とちょっとした小旅行になってしまいました。本来のゴールデンウィークはけっこう忙しそうなので、ちょっと早めのゴールデンウィークといったところでしょうか。 大阪でお好み焼+ビール、名古屋で味噌カツ+ビールに味噌煮込うどん+名古屋コーチン+ビールとうまいものも食べてきたし。というか、名古屋は一度しか行ったことがなかったんですが、山本屋本店の味噌煮込、うますぎです。 |
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Intel がノートブックコンピュータ向け CPU 5 モデルを発表。 ニュースリリース http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20020417comp_a.htm PC Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0418/intel.htm 発表になったのは、低電圧版 Mobile Pentium III-M 933MHz、低電圧版 Mobile Celeron 733MHz、超低電圧版 Mobile Pentium III-M 800MHz(FSB 133MHz 版および FSB 100MHz 版)、通常版 Mobile Celeron 1GHz。 LV Mobile Pentium III-M 933MHz と LV Mobile Celeron 733MHz はまず確実に SRX の次期モデルに搭載されるでしょうね。Mobile Celeron 1GHz は(AMD 路線に完全移行、というシナリオでなければ)FX シリーズの次期モデルに載ってくるでしょう。VAIO はミニノート系は Crusoe なので、せっかくの超低電圧版ですが VAIO での採用はなさそうかな。 LV 版 Pentium III-M も 1GHz の大台までもうすぐですが、ほとんどスペック据え置きだった SRX シリーズ狙いの人はここは買い時でしょう。細かい不具合も見直されているでしょうから、ハードウェア/ソフトウェア的にも枯れてきているでしょうし。 待望のニューモデルはまだ発表こそされていませんが、来週と言われている Mobile Pentium 4-M 1.8GHz の発表に合わせて一斉に発表になるんじゃないかな?楽しみです。 一昨日発表になった VAIO U とギガポ C1 ですが、早くもけっこう話題になっていますね。特に VAIO U なんかは「使い道は思いつかないけど、ステータスっていうか自慢するために欲しい」と言っている方も少なくないようで。ま、何か新しいスタイルを提案してくれるマシンではありますよね。Tamaさんは買うらしいので、見せてもらうつもりですがまかり間違って欲しくなってしまったらどうしよう(^^; そろそろ買い換えモードかなぁ、と思っていた C1 はギガポ搭載ということで面白そう。あぁ、欲すぃー(ぉ とか思っていたら、ついついこんなものを作ってしまいました。 (笑 |
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注目の「VAIO U」が正式発表されました!なんと、Giga Pocket C1 も同時発表です。 ニュースリリース http://www.vaio.sony.co.jp/Info/products_020417.html VAIO U PCG-U1 http://www.sony.jp/products/Consumer/PCOM/PCG-U1/ VAIO C1 PCG-C1MSX http://www.sony.jp/products/Consumer/PCOM/PCG-C1MSX/
本日発表、ゴールデンウィーク初日の 4/27(土)発売。VAIO ノートの中でも最もモビリティにこだわった U1 と C1 をこの時期に発売してくるということは、「ゴールデンウィークは早速これを連れ出して、いろんなところで楽しんじゃってください!」ということでしょうか。ソニーさん、ニクいですねえ(^^; PCG-U1 は PCG-GT シリーズと同じ 6.4 インチ XGA ポリシリコン TFT 液晶を搭載したミニノート PC。A5 よりも更に小さいクラスです。JVC のミニノートを超え、世界最小・最軽量を誇るマシンです。時を同じくして、WinHEC で Crusoe TM6000 を搭載した PDA タイプの Windows XP 搭載 PC「Ultra-Personal Computer」のプロトタイプが公開されたりと、世界最小・最軽量でいられる時間は長くないのかもしれませんが(厳密に言えば現時点でも Tiqit eightythree みたいなものもあるので、プリインストールかどうかはともかく Windows XP が動作するマシンとしては最小・最軽量とは言えないのですが)、それでも JVC のマシンと並びこのクラスの PC が今年のひとつのブームになるということは十分に有り得ます。 このテのマシンにスペック云々の話をすることはややナンセンスではありますが、一応これでもハードウェア系サイトのつもりなので(笑)とりあえずスペックから。 CPU は初登場の Crusoe TM5800 867MHz。これまでの TM5800 のクロックは 800MHz(LOOX T に搭載)が最高でしたが、これを上回るクロック周波数。若干もたつく Crusoe ですが、これだけクロックが上がれば通常使用において特に問題になることはないでしょう。 メインメモリは SDRAM 256MB(オンボード 128MB+増設スロット 128MB)。どこにも「DDR SDRAM」の記述がないので、オンボードメモリも通常の PC133 SDRAM であるものと思われます。C1M シリーズと違い DDR SDRAM が採用されなかったのは、実装面積の問題か、あるいは MPEG-2 や Giga Pocket のデータを扱わないのでメモリ帯域的に十分である、という判断かのどちらかでしょう。C1MSX に比べて若干パフォーマンスが劣る恐れはありますが、それでもクロックが高いので十分なパフォーマンスは得られるのではないでしょうか。 HDD は 20GB と、今となっては少々心許ない容量。しかしこれは搭載できるのに敢えてしなかった訳ではなく、東芝の 1.8 インチ HDD「MK2003GAH」を搭載しているものと思われます。現行の最大容量のドライブなので、当分換装できそうもないのが辛いですが、1.8 インチ HDD の需要も伸びてきているようなので今後の大容量化は期待できます。しかし現在はどうあがいても 20GB なので、地図を入れまくって PCG-U1 の最大の売りは、その軽さを活かした新しいモバイルスタイル(ソニーはこれを「モバイルグリップ・スタイル」と呼ぶ)でしょう。800g 台の軽さと小ささを活かし、立った状態でも PDA に近い感覚で操作できるよう、操作系も一般のノート PC とは大きく異なっています。 まずは、キーボード上部両端に配置されたポインティングデバイス。VAIO U の重心となるヒンジ部を両手で持ったまま、親指を使って Windows の操作を行うことができます。感覚としてはちょっと大きなゲームボーイみたいな感じでしょうか?C1 だとヒンジを片手で押さえた上で、利き手で TrackPoint を操作しなければならなかったので、この方式はけっこう使いやすそうです。 もうひとつの特徴的な入力方式は「ThumbPhrase」。クリックボタンの脇に位置する [ThumbPhrase] ボタンを押すと、[NumLock] キーのようにキーボードレイアウトが変わり、左手の親指を使ってケータイメールの感覚で文字入力が行えます。しかも、ジョグダイヤルとあの予測変換機能「POBox」の技術を用いた漢字変換機能を利用して文字入力が行える模様。この予測変換機能の中身は POBox そのもののようですが、今回は POBox の名称は使われず漢字変換機能までひっくるめて「ThumbPhrase」と呼称されるようです。 他にも、画面の小ささを補うための [ZOOM IN] ボタンや、いつでもどこでもサッと取り出して使えるための [スタンバイ] ボタンなど、小さいながらに使い勝手には(PC としての使い勝手とか、キーボードの入力性とか、そういった既存の PC に対する価値観についてはさておきというか、ソニーさん的には「そういう尺度で測ってくれるな」ということなのでしょうが)こだわっているようです。 このように PDA や H/PC ライクな使い勝手を追求した VAIO U ですが、この製品の性格を最も端的に表しているのは新しいアプリ「FlyingPointer」ではないでしょうか。マウスポインタが i.LINK 接続した 2 台の PC のデスクトップを突き抜けるこのアプリ。ある意味、母艦となるデスクトップマシンとモバイルの U1 のファイル同期を簡単にするシンクロソフト的な存在であると言えます。今までの PDA や CE マシンって、プラットフォームが違うこともあってデータ同期やファイル転送が直感的とは言い難いモノがありましたが、この「ポインタが突き抜ける」新しい感覚によって、直感的にファイル転送ができるようになるのではないでしょうか?転送速度も i.LINK のそれなので、大容量の(PDA に比べて、という意味で)HDD を活かした動画や音楽ファイルの転送に一役買うこと間違いなしです。 この FlyingPointer は母艦と OS が同じであるからこそ実現できたものなのですが、そういう意味では Palm でも WinCE 機でもない Windows ノートを「ノート PC と PDA の隙間を埋める製品」として投入したことは、かなり本気だったんだな、ということが伺えます。 ただ、やはり残念なのは「ただ小さいだけ」のマシンである、ということです。 スタンバイ/レジューム速度についてはかなり高速にできたようなので、入力方式と併せて PDA や H/PC と同様に「ユビキタス・ネットワーク」に近づいた使い方ができることは確かなのでしょうが、どうも「バリュー」が足りません。VAIO U は「ユビキタス・ネットワーク」に「バリュー」をもたらす新アプリケーションやネットワークサービスを絡めた製品になるだろう、と私は睨んでいたのですが、残念ながらそういうことにはなりませんでしたね。Network VAIO でハードウェアにとどまらない「バリュー」を提供しようとしているソニーが、そのあたりをあまり考えていないハードウェアを出してくるとは思いませんでした。 しかし、このマシンは今までのノート PC とは明らかに目的を異にする存在。「ユビキタス“バリュー”ネットワーク」という漠然とした言葉以外、具体的な目標を設定されていないようにすら見えます。あるいは、ThumbPhrase や FlyingPointer などのような「一見、何に使ったら分からない」機能と極大なモビリティだけを提供して、あとの使い方はユーザーに見つけていってもらおう、という心づもりなのかもしれません。今までは、ソニーが製品の利用スタイルまで提案してきたけど、今度の製品はユーザーがその面白い使い方を考えていかなくてはならないのかもしれません。ソニーの考える「ユビキタス“バリュー”ネットワーク」の「バリュー」の部分は、ユーザーそれぞれが見つけていくものなのかもしれない、と言ったら考えすぎでしょうか(^^; と、机上の空論ばかり繰り広げていても仕方ないので、週末あたり実物を見に行ってきます。質感とか、実際のところサイズ的にどうなのよ?というところとか、やはりモノを見ないことには始まらないのでね。展示自体は明日から始まっているのですが、週末なら Sony Style の体験会とも重なりますしね。 実機を見たら、私にも何か面白い VAIO U スタイルがひらめくかな? 新 C1 の方もかなりいけてますねー。だって型番が MSX ですよ!(笑) 今回の C1 には噂通り Giga Pocket が載ってきました。というか、「MPEG2 R-Engine」ってそのためにあったんじゃないの?>ソニーさん C1MSX に付属の Giga Pocket は、VAIO W と同じく機能限定版の「Giga Pocket LE」。要するに内蔵の MPEG エンコーダチップが MPEG-2 のみで MPEG-1 形式での録画ができないための LE なのですが、まあ、デスクトップ VAIO と違ってノートでは今のところさほど高級なテレビ録画機能(i モード予約録画とか、Giga Pocket サーバ機能とか)はついていなくてもいいので LE 版でも十分でしょう。それよりも、専用の小型モバイルアンテナとか出しません?せっかくノートでテレビが観られるんだから、やっぱりどこでも観たいですよねえ。変換コネクタが作れるなら、何ならクルマにテレビ用のダイバーシティアンテナ設置してもいいっすよ(笑)。 ハードウェアスペックとしては、CPU が VAIO U1 と同じ Crusoe TM5800 867MHz。しかしこちらはメインメモリが DDR SDRAM 128MB+PC133 SDRAM 128MB なので、若干ですが U1 よりはパフォーマンスが良さそうです。 HDD はビデオデータの撮り溜めを考慮して 40GB に増量されています。どこのメーカーのものかは分かりませんが、さすがにまだ 5,400rpm の高速ドライブではないだろうな。 その他は基本的に C1MRX を踏襲しています。ポートリプリケータが TV チューナ内蔵のものに変更されたくらい。チューナがポトリ側にあるため、C1 でテレビを観たいときは必ずポトリを接続しなければならないのが面倒ですが、さすがにまだ C1 の筐体にチューナユニットまで内蔵するのは無理でしたか。ま、いずれ 1 年後の C1 とかには内蔵されるようになるんでしょうが。 C1MSX のポイントは Giga Pocket に尽きるというか、これ以上は特に目新しいこともないんですが、スタンバイ/レジューム速度ってどのくらいになっているんでしょうね?さすがに VAIO U レベルとはいかないでしょうが、C1MRX よりもチューニングが進んで高速レジュームが可能になっていてくれると非常に嬉しいのですが。 私も最近 C1VJ の性能に不満を感じているので、C1MSX はけっこう魅力なんですよね。デザインもかなり気に入っているし。んー、欲しいなあ。 ■記事リンク ZDNet の記事 http://www.zdnet.co.jp/news/bursts/0204/17/03.html http://www.zdnet.co.jp/news/bursts/0204/17/04.html http://www.zdnet.co.jp/mobile/0204/17/n_vaiouphoto.html http://www.zdnet.co.jp/mobile/0204/17/n_vaiousp1.html http://www.zdnet.co.jp/mobile/0204/17/n_c1.html PC Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0417/sony1.htm http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0417/sony2.htm http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0417/mobile149.htm ASCII24 の記事 http://ascii24.com/news/i/hard/article/2002/04/17/635190-000.html MYCOM PC WEB の記事 http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/04/17/09.html |
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ソニーがハードディスクビデオレコーダー「Clip-On」の後継となる新シリーズ「チャンネルサーバー」を発表しました。 ニュースリリース http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200204/02-0415/ CSV-S55 http://www.sony.jp/products/Consumer/CSV/ AV Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20020415/sony.htm 民生用 DVD ビデオレコーダが台頭してきている今、HDD ビデオレコーダもひとつアドバンテージをアピールしていかないといけないところに、思い切ったフルモデルチェンジを行ってきました。最近巷では、というかソニー自身「ネットワーク○○○」「○○○サーバー」というネーミングの製品を次々と投入してきていますが、今度のは「チャンネルサーバー」。 チャンネルサーバーといっても、特に LAN に参加して VAIO 上の PicoPlayer にビデオストリームをサーブできるわけではなく、やや名前先行の製品っぽい印象があります。ま、広義では「サーバー」(サービスを執り行うもの)なのでしょうが。 製品としては、従来の Clip-On にネットワーク接続機能をつけ、機能の見直しを行ったものです。 ソニスタが運営する専用サイト「カモン!マイキャスター」を利用することにより、携帯電話や PC を用いてリモートから録画予約ができるようになったり、ネットワーク経由で録画希望番組検索用のキーワードをアップデートできたりする(私も Clip-On はノーマークだったので知らなかったんですが、キーワードで好みの番組を自動的に録画できる機能なんてついていたんですね)などなど。PC やケータイメールとの連携機能については VAIO の Giga Pocket が先行していましたが、専用機である HDD ビデオレコーダがこれに追随してきた感じです。 次あたり、キーワード検索自動録画機能などは逆に Giga Pocket にも搭載されそうな気がします。専用サービスまで立ち上げたくらいですから。ま、PC と専用機の差別化をするためにあえて共通で搭載しない機能もあるでしょうが。 このキーワード検索自動録画機能って、今まで知らなかったのですが、これ、テレビの役割という観点から見ると、けっこう面白いものなのかもしれません。 一昔前までは、テレビ番組というと所謂「トレンディドラマ」(既に死語)のような、これを見ないとみんなの話題についていけないから必ず観る、というキラー的な番組があり、時間帯によって特定の放送局に視聴率が集中するものでしたが、最近では CS や CATV などに代表される多チャンネル化によってユーザー(視聴者)がそれぞれの好みの番組を視聴するようになってきました。この傾向を突き詰めていくと、必ずしもオンタイムの放送は必要ではない、いわゆるビデオ・オンデマンドという世界になるのですが、キーワードによって好みの番組を録り溜めておいて、後でじっくりと観る、というスタイルは、このテレビ・ビデオの流れの中間生成物的なあり方だと思います。 言い換えれば、全員が同じものを受動的に視聴していた時代から、個人個人が番組を(トレンディドラマ全盛の時代には、OL 層は翌日の話題に乗り遅れないために、敢えてビデオに録らず 21:00 までには帰宅した、と言いますから、そういう意味では番組だけではなく、それを視聴する時間さえも)を取捨選択できる時代に変化してきているんです。その中にあって、ある意味自分で番組の取捨選択を行っているように見えて、ある意味では与えられた番組を視聴させられている、というパラドックス的な側面をも備えている、という見方もできます。 それはそれとしても、このキーワードで好みの番組を総ざらえする、というのは、好きな女優さんや歌手の出演する番組を取りこぼさず録画するというのが最も実用的かつ健全な(笑)利用法でしょうが、この機能が一般化してくると、今度は逆にどうやって検索に引っかけて「録画させる」か、といったある種新聞のテレビ欄に出す見出し戦争みたいな話になってきそうです。そうなると、またテレビはつまらなくなってしまうかもしれません。 話を戻しますが、しかし、やはりこの製品に「サーバー」の名を冠するのは少し時期尚早だったのではないでしょうか?イメージとしては VAIO MXS シリーズの「ミュージックサーバー」と同じ路線を狙っているのでしょうが、それにしてはネットワーク系はアナログモデム端子だけですし、「サーバー」の呼称からイメージされる「複数台のクライアント(PC とは限らない)にサービスを行う」という感じでもない。 これは個人的な想像なのですが、将来的には、DV 編集機能を持つ VAIO の外部ビデオストレージとか、LAN 上に配置された PC や bitplay からビデオストリームを参照できる一種の NAS(Network Attached Storage:ネットワークに接続したファイル共有専用のサーバ)的な製品に進化して初めて「チャンネルサーバー」の名に相応しいものになれるのではないでしょうか。やはり、いくら省電力に気を遣っていると言ってもタワー型のデスクトップ PC の電源を入れっぱなしにして外出するのはエコロジーとは言えませんからね。こういうのはハードウェア的にミニマルな専用機に任せた方がよっぽど健全です。 私はテレビはあまり観ない人なので、なかなかこういった製品には食指は動かないのですが、最近の非テープメディア系ビデオレコーダの進化には目を見張るものがありますね。「チャンネルサーバー」が、私がここで述べた「チャンネルサーバー」のようなものになる日も、そう遠くないのではないでしょうか? この製品を受けて、Giga Pocket 搭載 VAIO の次の展開はどうなるのでしょうね。ギガポ C1 はほぼ確定に近いでしょうし、今後続々と Giga Pocket 搭載 VAIO ノートが数を増やしていくのでしょうが、デスクトップ VAIO は、特に「ビデオ PC の本家」RX シリーズの次は・・・やっぱり「ストリーミングビデオサーバ」RXS シリーズかな。 少なくとも今週中には何か動きがあるとみていいでしょう。楽しみにしていましょう。 |
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土、日と東京に行っていました。久々に仕事がらみでなくプライベートで遊びに、です。 ここのところ、かなり忙しくて精神的に休まる暇がなかったのですが、久しぶりにリフレッシュできた感じがします。土日を潰して行ったので、体力的には辛いモノがあるものの、こういうのもやっぱり必要ですね。さあ、来週も一週間がんばるぞー。 というわけで、東京にて 3Com の「3CRWE62092A-JP」を入手してきました。製品情報はこちら。 http://www.3com.co.jp/mobile/wireless/3crwe62092ajp.html http://www.watch.impress.co.jp/broadband/news/2002/03/05/3com.htm 本当は有楽町ビックでフラれ ネットワークセンターでフラれ、これはまた今度来るときまでお預けかな、と思ったのですが、期待せずに入ったカクタソフマップにありました、ありました。購入価格 \18,900(税込)也。 発表以来、「欲しい〜!!」と焦がれに焦がれて約 4 ヶ月、ようやく手に入りましたよー。あぁ、嬉しい。 ネットワーク製品の老舗という信頼性で売っている 3Com なので、他メーカーに比べて製品の価格も高めであるものの、逆に高いからその分ハードウェアにも高級感を期待していたのですが、以外にもカードの作りはシンプル。アンテナ収納時のストッパーがおそらく片方にしかついていないのか、よく見ると若干アンテナのしまわれ方が斜めっぽいところとか、アンテナの出し入れが思ったより固い(この辺は個体差でしょうが)こととか、梱包がちゃちで緩衝剤のひとつも入っていない(良く言えばエコロジー)なあたり、高価いんだからもうちょっとしっかり作ってよ、と思わないでもないですが、この製品の最大の意義はアンテナがしまえるところにあります。ちょっとのことは気にしないのさ(笑)。 肝心の感度はというと、けっこう良さそうですね。あまり電波状態の悪いところで比較していないので正確なところまでは言えませんが、PCWA-C150S と同程度かむしろ良いくらいです。さすがにアンテナ収納時は AP から数 m までの範囲でしか使えなかったので実用にはならないのですが、もともとアンテナ収納状態での感度は保証されていないので仕方ないでしょう。 これ 1 枚を買うお金があれば PCWA-C150S が 2 枚買えることを考えると、やっぱり高いなあ、という気がしますが、C150S のようなアンテナだとメモリースティックスロットにアクセスできなくなる Z505 のようなマシン等にはうってつけの製品だと思います。通信中もあまり出っ張っていてほしくない向きやコストパフォーマンス重視の方にはやはり C150S の方がお勧めなんですが。 私としては、全く不満がないわけではないですが、かなり気に入りました。もう一枚買おうかな?(笑) そうそう、有楽町その他にて PCV-W101 が白、黒ともに限定再入荷していました。月末に \20,000 でリモコンがついてくる(笑)W101A の発売を前にしたおそらく最後の入荷だと思うので、狙っているけど諦めかけていた方は急いだ方がいいかもしれません。見た感じ、ホワイトモデルの方が圧倒的に売れている感じだったので、特に白が欲しい方は、お急ぎを。 |
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ソニスタで「VAIO U」のメールマガジン登録が始まっています。 https://cgi.jp.sonystyle.com/U-MAIL/entry.html けっこうまだ謎の多いマシンなので、こういうのに登録して少しでも情報を入手していきたいところです。買うかどうかは別として、かなり面白そうなマシンではあるからなー。 魅力的で安ければ「ソク買いです!」なんですケド。 NTT 東日本が B フレッツ を実質値下げ。 ニュースリリース http://www.ntt-east.co.jp/release/0204/020411c.html Broadband Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/broadband/news/2002/04/11/ntt1.htm フレッツ ADSL 8M にふられてしまったことにより、もう光以外アウトオブ眼中(死語)な私ですが、この新しい料金コースによって B フレッツの導入がぐぐっと現実味を帯びてきました。今回発表になったのは NTT 東日本だけですが、NTT 西日本も同様のプランを準備しているようなので楽しみです。 ADSL がだんだん当たり前になってきた今、次は FTTH で同様のシェア争いが始まってきている感じですが、今回の値下げ(正確には新料金コース「ニューファミリータイプ」の追加)はもちろん東京電力の「TEPCO ひかり」による FTTH サービスへの参入への対抗策のようです。確かに、東電には東京電話の参入のときに痛い目見せられていますからねー。 FTTH サービスは他にも有線ブロードネットワークスの「BROAD GATE」に加え、東京電力の FTTH 網を利用した So-net の「So-net 光」(全然関係ないですが、このネーミングセンスどぉよ?なんか「ヨード卵・光」を連想するんですけど(^^;)などのような大手 ISP による FTTH サービスが相次いで発表されるなど、今後 FTTH 戦争が勃発しそうな雰囲気です。そろそろ Yahoo! BB も名乗りを上げてくるのかな? FTTH も 10Mbps では ADSL 8M との価格差で導入を躊躇するケースも少なくないでしょうが、100Mbps サービスであればスループットをどう低く見積もっても ADSL より圧倒的に速いので、プロバイダ料金等コミコミで \10,000 切り程度なら十分に検討に値します。生憎 BROAD GATE も TEPCO ひかりもまだまだサービス圏があまり広くないので選択肢には加わりようもないですが、B フレッツ・ニューファミリータイプのサービス圏に入ったら速攻申し込んでもいいかな、くらいに思っています。ただ、工事費が・・・(泣)。 個人的な事情により、夏くらいまでは現行の ADSL 1.5M で我慢せざるを得ない状況なんですが、とりあえず、情報収集だけはマメにやっておこうと思います。 もしかしたら、1 年後には「8M?未だに一ケタ台のネットワーク使ってんの?そんなのナローバンドじゃん」とか言っているかもしれませんね。 ソニーがバッファアンダーラン防止機能搭載 CD-RW ドライブの新製品を発表。 http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0410/sony.htm 発表されたのは、ポータブルタイプの「CRX85MA」とデスクトップ内蔵型「のCRX195A1」の 2 機種。 CRX85MA は CRX85A の後継機種で、CD-R/CD-RW/DVD-ROM/CD-ROM がそれぞれ 20/8/8/24 倍速(最大)で動作する特徴はそのままに、メモリースティックスロットを搭載した製品です。VAIO 以外のサブノート PC を使っていて、デジカメは Cyber-shot といった向きには相性が良さそうですね。ただ、残念なことに MG メモステには非対応。MG メモステの著作権保護機能はどうやら USB バスの信号を利用しているらしいので、ATAPI バスであるこの製品には搭載できないのは無理もないのかもしれません。 VAIO ユーザーであればメモステスロットは既についていることがほとんどでしょうから、ポータブルなコンボドライブを狙っている人はむしろ型落ちで安くなる(かもしれない)CRX85A 狙いが正解かも。 CRX195A1 は 32/10/40 倍速ドライブ CRX185A1 の後継。40/12/48 倍速の CD-RW ドライブです。こちらは順当に高速化してきているという感じですが、CRX185A1 の世代からバッファアンダーラン防止技術が「Power-Burn」から「Power-Burn Conformed」に変更されているのが興味深いです。「Power-Burn Conformed」とは、Power-Burn と同等のバッファアンダーラン防止技術、ということですが、実際にどのメーカーの技術が採用されているのかは明らかにされていません。 ポータブルタイプには相変わらず Power-Burn が採用されていることを考えると、Power-Burn を実現する制御チップはサイズが小さく、ポータブルタイプに搭載するのには向いているけど価格は高め、で 5 インチベイ内蔵タイプには少しくらいチップの面積が大きくても安い互換チップを、という経緯なのではないでしょうか。既にドライブ自体をアジアのメーカーに完全に生産委託している(もしかすると製品企画自体から)ようなので、そのあたりの部品調達の都合ということもあったのかもしれません。 っていうか、そろそろコンボドライブとか、DVD-RW ドライブとか出しましょうよー>ソニーさん どうやら米国ではもう DVD+RW ドライブを発売しているみたいですが・・・。 |
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突然ですが、 「ユビキタス」 って何なんでしょう。 私自身が AirH" を手にしたあたりから考え始め、sigmarion II を使うようになって具体的になってきた、ある考えがあります。 最近の、ソニーをはじめとする各社の発表を見て、そろそろこういうことを書いても良い時期かな、と思ったので、今日はちょっと、「ユビキタス」について書いてみることにします。 ユビキタス (Ubiquitous): いたるところに偏在する、の意(ラテン語)。 転じて「インターネットなどの情報ネットワークに、いつでも、どこからでもアクセスできる環境」を指す。 (参考 URL: http://www.atmarkit.co.jp/fitbiz/column/reg031/reg1.html http://www.fri.fujitsu.com/hypertext/fri/cyber/hotkey/ubi/ubi.html) いつでも、どこからでもアクセスできる環境、ということであれば、固定料金で、しかもほぼ全国をカバーする AirH" さえ持っていれば、ユビキタス・ネットワークの利用者である、ということになるのでしょうか?本当に、ただそれだけのものが「ユビキタス」なのでしょうか?それでは、その「ユビキタス」なネットワークを使って、何をしようというのでしょうか?Web サーフィン?メール?チャット? 本来、「ユビキタス」とは「あらゆる機器がネットワークに接続され、それぞれが有機的にリンクしあうことによってもたらされる、新しいライフスタイル」といった意味だった(大分に私の個人的な意訳が入っていますが)はずが、そこかしこで「ユビキタス」「ユビキタス」と言われる間に----AirH" や無線 LAN のホットスポットが登場し始めてからは特に----単に「ワイヤレスの常時接続環境で、いつでもどこでもネットサーフィンができること」といった薄っぺらい意味にすり替えられてしまっているような気がします。このままでは、いずれ「ユビキタス」という言葉も、所謂「IT」のように形骸しか残らないものになってしまうに違いありません。最近、ソニーの安藤国威社長兼 COO が「ユビキタス」を語る際に「ユビキタス“バリュー”ネットワーク」という言葉を以て声高に叫んでいるのは、この傾向に対するアンチテーゼであるのかもしれません。 つまるところ「ユビキタス」とは、ユーザーの視点で言えば「スタイル」であり、開発者の視点で言えば「システム」であり、客観的に見れば「アプリケーション」なのです。決して単なるワイヤレスネットワークインフラという「枠組み」のことではなく。 要するに、その「枠組み」を使ってどんなものを作るか、どんな使い方をしていくか、どんなニーズを見いだしていくことができるか、が、「ユビキタス」という言葉の最終的な定義を決めることになるでしょう。 ただ単純に、いつでもどこでもインターネットができるというだけの PC なり通信環境を作るだけ、じゃあまりに弱い。 それでは、国境のない世界で、三次元世界の「くに」を挙げて行おうとした「IT 革命」の象徴「インパク」が夜逃げをするようになくなってしまったのと、同じような末路を辿ることになりかねません。 私がイメージする「ユビキタス・ネットワーク」・・・というより「ユビキタス・コンピューティング」というものは、例えば、音楽データを内蔵メモリではなくネットワークからストリーミング再生するようなネットワークウォークマンとか(これを上手く使えば違法コピーも防げることになります)、ネットワーク経由で地図データをダウンロードできるナビゲーションシステムとか、そういった類のコンピューティングです。現在でさえ、インターネットは「世界中の人が使える巨大なデータベース」であり、また「世界中の人が使える巨大な Web アプリケーション」になってきていますが、「ユビキタス」が現実のものになると「いつでも、どこでも利用できるコンテンツ、あるいはサービス/アプリケーション」になってくると思います。 そのためには、現在のモバイルネットワークインフラはまだまだ「ユビキタス」には程遠いほど貧弱なわけなのですが、ワイヤレスネットワーク環境さえ高速化されればゆくゆくは「ネットワーク越しにアプリケーションを利用する」といったかつての「NC」(=Network Computer)のような利用形態が増えてくるのではないでしょうか。シンクライアント/ファットサーバ(サーバ側にデータベースや処理ロジック等のほとんどを行わせ、クライアントマシンは表示用の GUI だけ処理すればいい、というクライアント・サーバ・システムの構築形態)という言葉も最近ではあまり聞かなくなってしまいましたが、クライアントマシンを売っても二束三文の儲けにしかならない昨今、性能の高いサーバとシステム開発を中心に売っていきたい IT ベンダーとしても、そういった売り方の方が望ましいわけで。Web アプリケーションのクライアントとして一定の地位を占める携帯電話や PDA では、CPU の処理能力や搭載メモリ容量によって利用できるアプリケーションが制限されているのが現状ですが、リクエストを送信して結果の画面だけをダウンロードしてくればいい(アプリケーションによっては結果を保存する必要もない)この形態であれば、(フロントエンドさえ用意すれば)処理能力の低い PDA や携帯電話からでもサービスが利用できるわけで。 まあ、NC はいわゆる「1,000 ドル PC」の登場と Intel 対互換 CPU メーカーによるクロック競争といった PC の価格面、性能面での進歩の陰に隠れてしまった形になってしまったので、PDA や携帯電話によるネットワークアプリケーションの利用も、ワイヤレスネットワークのブロードバンド化が先か、「量子コンピュータ」や「ナノテクノロジ」といった次のパラダイムにおける端末の性能向上が先か、といった感じなのですが、「ネットワークアプリケーション」といった形態は(単なるインターネットショッピングや BBS といったレベルでなく)少なくともある一定以上の割合で増えてくるのでは、と思っています。 ここは一応「VAIO Column」なので、最後に強引に話を VAIO に持ってくるとすると(笑)、こういうことを踏まえて「『ユビキタス』なモバイルマシン」という触れ込みで語られる「VAIO U」を予測すると、ただ「小さいだけ」ではない、VAIO U としての特徴的な何かが備わっているのではないかと思います。これだけ小さくて軽いマシンを作りましたよ、AirH" でも FOMA でも無線 LAN でも繋げていつでも Web サーフィンしてください、だったら WinCE マシンで十分なわけです。そんなものは、本当の「ユビキタス」じゃない。 だとすれば、「ユビキタス」を具現化するなにか、VAIO らしいなにかが備わっていなければ、「ユビキタス“バリュー”ネットワーク」を掲げるソニーのユビキタス・モバイルマシンでは有り得ないと思います。それは、将来的に Network VAIO との連携が図れるようなものかもしれませんし、既存のサービス/コンテンツと連動するものかもしれません。あるいは、Palm における Web クリッピングのような、独自のサービスとか、Giga Pocket のクライアントになったり録画データを持ち出せるビデオウォークマン的なものかもしれません。 それが何になるかはまだ分かりませんが、VAIO U の「中身」がどんなものになるのか、正式発表までの間、いろいろ予想してみるのも楽しいのではないでしょうか。 |
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Network VAIO に @nifty のサービスをセットにしたパッケージ「PCV-JX10GN @nifty パッケージ」が登場しました。 製品情報(Sony Style) http://www.jp.sonystyle.com/Style-a/Store/Vaio/Nwnifty/ 製品情報(@nifty) http://www.nifty.com/sonystyle/networkvaio/ PC Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0409/sony.htm とりあえず箱は出してみたものの、単にプリインストールアプリが入っていなくて安い VAIO という勘違いすらされていた感のある Network VAIO ですが、いよいよその「Network」という名前に相応しい実を身につけるべく、次の一手に打って出てきました。 PCV-JX10GN 自体、明らかに企画から発売までの時間がなかったようで、「ソフトウェアダウンロード/アップデートサービス」にしても「LinkGarage」にしても、開発が煮詰まらないまま「発売日」という〆切が来てしまったような雰囲気で、まだまだこなれているとは言い難い状況です(「LinkGarage」に至ってはまだβ版ですし)。 しかし、現在の売りとなっている「ソフトウェアダウンロード/アップデートサービス」は Network VAIO のほんの一面にすぎないわけで、むしろ Network VAIO の本質ともいえる「コンテンツ」の部分についてはまだ Sony Style 自体言及していない、という状態でした。Network VAIO に関してはソニー(Sony Style)もまだ試行錯誤段階であるため、ユーザーの増加に伴ってコンテンツも充実させていきたいけど、ユーザーもある程度コンテンツが充実してこないと増えてこない、ある種「ニワトリとタマゴ」的な状態になっていると言えます(逆に言えば、コンテンツ数とユーザー数が一定のラインに達したところで加速度的に普及していく可能性を秘めている、ということもできます)。 そこへ、コンテンツベンダーとしての協力をプロバイダに求めるのは、確かに自然な流れでしょう。ISP 事業だけでは儲からないから、ネットワークを介してコンテンツやサービスを売っていきたいプロバイダと、ネットワークコンテンツ/サービスを充実させたい Sony Style の両者の思惑が Network VAIO を介して一致したのだと思います。プロバイダのサーバ上でウィルスチェックを行ったり、海外ローミングサービスの充実を図ったり、といったサービスの充実は、@nifty に限らずほとんどの大手プロバイダの最近のトレンドでもあります。 現在でも国内最大規模の ISP の一つである @nifty の協力を取り付けたことは Network VAIO にとっては追い風になるでしょうが、@nifty の最大のコンテンツである「フォーラム」に関しては、Network VAIO はノータッチです。ま、この「@nifty パッケージ」が対象とするユーザーはあくまで @nifty のユーザーなので、すでにフォーラムが利用できるということなのですが、せっかく @nifty と連携するんだからフォーラムは何か活かせないかな、と思います。でも逆にそうしてしまうと昔からの NIFTYSERVE ユーザーが黙っちゃいないでしょうから、難しいんでしょうが。ただ、フォーラムを活かせないと、@nifty パッケージだろうが So-net パッケージだろうが中身は一緒、ということにもなりかねません。コンテンツとしてのオリジナリティで差別化していくならば、フォーラムは利用価値があったと思うのですが、どうでしょうか?(それとも、WWW がこれだけ普及した現在、@nifty のフォーラムの持つ意味というのはそれほど大きなものとしては認識されていないのでしょうか?) ともあれ、この「@nifty パッケージ」を皮切りに、Network VAIO がコンテンツを身につけ始めるという新しい段階に入ったのは事実です。コンテンツプロバイダとしては当面は ISP から手をつけることになるのでしょうが、次はやはり So-net あたりかな?ソフトウェアダウンロードサービスに関しても、JUSTSYSTEM あたりとはもう具体的な話を始めているそうですし、ソニー内外を問わずコンテンツの充実に努めているのは外から見ていても分かります。おそらく夏モデルでは Network VAIO 化されるモデルも増えるでしょうし、しばらくは目が離せそうもありません。 個人的には、Network VAIO の導入はある程度コンテンツが揃い、またシステムのブラッシュアップが進んでからでも遅くはないかな、という気がしているのですが。 東芝 が 9.5mm 厚 2.5 インチ HDD では世界初となる 60GB HDD「MK6021GAS」を発表しました。 ニュースリリース http://www.toshiba.co.jp/about/press/2002_04/pr_j0902.htm PC Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0409/toshiba.htm いよいよ 60GB 台に乗ってきましたか。ってよく考えると C1VJ に入れている IC25N030ATDA04 の倍じゃないですか。しかも、デスクトップに入れているのも 60GB×2 だというのに。時代の移り変わりというのは、ホントに速いものですね。 残念ながら回転数が 4,200rpm と、既に発表済みの 5,400rpm 製品と比べて回転数では見劣りしますが、プラッタ容量が大きいので速度的には回転数ほどの差は出ないかもしれません(バッファ容量や接続インタフェース、チップセットにもよりますが)。当面は、高速だけど容量は小さな 5,400rpm 製品と大容量だけどパフォーマンスでは 5,400rpm 製品に譲る 4,200rpm 製品という棲み分けがされるものだと思います。ちょうど、5,400rpm 製品から 7,200rpm 製品への過渡期にあった 3.5 インチ HDD 市場のような構図になりますね。やはり、高速回転なドライブで容量の大きいプラッタを使うと制御が難しくなってしまうのでしょうか? それにしてもサンプル価格が \120,000 とはむしろ笑えてしまいます(汗)。出てきても当面は買えないかな?12.5mm 厚の 60GB ドライブでさえ初値が \7〜80,000 くらいした記憶があるので。 私は間もなく出てくるであろう 40GB、5,400rpm なドライブをとりあえずは試してみたいと思います。 |
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祖父の PC を買いに行ってきました。もうちょっと待とうかな、とも思ったんですが、どうやら早く欲しいらしい、ということと今月の残りの週末もなんだかんだで予定が入ってしまいそうなので、ちょっとでも時間のあるうちに買いに行ってしまおう、ということで。 最終的に候補は VAIO PCG-FX11V と LaVie L LL500/2D の二機種に絞り込んでいたんですが、なかなか時間の取れない私に代わって最近 Word がちょっと使えるようになったウチの母が祖父の面倒を見ることに。で、なるべく使い勝手が共通の方がいいだろう、というわけで、ウチの XR1E/BP に合わせて祖父には FX にしよう、という結論に達しました。 んが。 どこにも在庫がありません>FX11V 100 満ボルト、ヤマダ電機ともに在庫が無く、最後の望み・ピットワン富山南店に電話で問い合わせ。 私)「VAIO の PCG-FX11V/BP って在庫ありますか?」 店員)「えーっと、FX11V も 55V も生産完了してますね。もうどこに行ってもないと思いますよ」 と、慇懃無礼どころか「何言ってンの?そんなもんとっくに無いよ」みたいな口調で対応される。・・・かっちーん。 生産終了は確かにメーカーの都合だけど、お客にとってみればそんなのはメーカーと販売店の間の話であって。解っちゃいるけど、「申し訳ございません」の一言くらい言って当然でしょ。それが客商売ってもんでしょ。 フロアは広いのに、品揃えも店員の知識も中途半端だし、そんなんだからガ○プラコーナー以外はガラガラなんだよっ。近くのヤマダ電機はいつもいっぱいなのに。やっぱ私、ここの店だめだー。 とりあえず、無いものは無いので今日のところは諦め。FX11V がないとなると価格的には QR3 くらいしか選択肢がなくなってしまうんですが、とりあえず月末の新機種発売まで待ってみることにしました。 今さっき気づいたんですが、FX11V って Office XP ついてないんですね。FX といえば Office つきが当たり前だと思っていたので、意外でした。というか気づかずに Office 無しモデルを買ってしまうところでしたよ。 今度の夏モデルは液晶パネルとメモリ価格の上昇で一律 \20,000 アップは間違いないかな、と踏んでいるんですが、仕方ないかー。何やらこの春から Office XP の OEM 価格が大幅に値上げになったと聞いているので、夏からは FX11V のように低価格モデルには Office がバンドルされなくなる可能性もあり、ちょっと怖いです。Word と Excel だけでいいからつけてくれぇ>ソニーさん PC 本体はフラれてしまったので、プリンタのあたりをつけるためにヤマダ電機のプリンタコーナーにいたキヤノンの派遣らしきお姉さんにいろいろ突っ込んでみました。 印刷するデータはほとんどがモノクロのテキストとちょっとした表程度、ということでコストパフォーマンスとモノクロ印字性能重視でキヤノンにしよう、と思っていたんですが(エプソンは染料インクなので普通紙だと滲みが激しいし、同じ顔料系インクでも HP はインク単価が高いので)、BJ S200 と BJ S300 とで迷っていたんですよね。でも、実際お店に行ってみると S300 の OEM であるはずのソニー MPR-501 が何故か S200 と同じ \9,980 で並んでいるではありませんか。印字品質とかランニングコストといった話をいくつか聞いた後、おもむろに「ソニーの・・・」と言った瞬間、ハケンのお姉さんがすかさず「アイタタタ・・・」みたいな顔をする(笑)。 お姉さん)「それを言われると痛いんですが、実は、その、同じものです。でも、ソニーさんのはインクが若干高めになってまして・・・」 私)「でも、キヤノンさんのインク使えるんですよね」 お姉さん)「う・・・(汗)」 みたいなやりとりを。 やっぱり VAIO だと MPR-501 の方がデザインがマッチするし、実売で \2,000 近く違う S200 と同じ価格で S300 相当の品が買えるのはデカいっすよ。というわけで、MPR-501 にしようと心の中で決意。キヤノンさん、インク買ってあげるから許してください(ぉ こんな感じで、PC は FX11V の後継(もしかして FR11 とか FRX11 とかになるのかな?)に、プリンタは激安 MPR-501 にほぼ決定。 今日はほかにコンタクトレンズを新調してきました。 今のレンズ、2 年近く使っていてそろそろレンズ寿命が近かったのと、ここ半年くらいの仕事が以前よりも PC に向かっている時間が長くなって最近激しく視力が落ちていたんですよね。それはもう、コンタクトを入れていても運転免許が取れないかもしれないくらい。それに加えて、どうも去年か今年あたりからついに花粉症になってしまったらしく、最近やたらと目が疲れます。ただでさえドライアイなのに・・・。 そんな感じで、視界は悪いし目は疲れやすいし、でここのところ生きているのも辛い状態だったので(笑)、いよいよ重い腰を上げてコンタクトを買い換えることに。 これまで使っていたレンズ、実は 4 年くらい前に買ったもの(2 年使って、寿命がきたのでスペアに切り換えて 2 年)で、最近のコンタクトレンズ事情には疎かったんですが、最近は随分変わってしまったんですね。眼科で「コンタクトはソフトレンズで、毎日ちゃんと煮沸消毒してます」と言ったら「未だに煮沸のレンズなんて使ってるんですか」みたいな感じでびっくりされてこっちもびっくり、みたいな(笑)。しかも、知らなかったんですが最近のはソフトレンズでも乱視矯正ができるんですね。今までは装着感の楽さで乱視矯正はガマンしてソフトレンズを使っていたんですが、どうやら最近近視(これがまたド近眼で、矯正してないとほぼ何も見えず、眼鏡を外したのび太くんのように目が「3」になります(笑))よりも乱視が進んできたようで、この乱視矯正(トーリック)タイプのソフトレンズにすることにしました。 ホントはディスポ(使い捨て)のレンズにしようかとも思ったんですが、ディスポのレンズは酸素透過性が低いらしく、PC に向かいっぱなしでドライアイ気味な私にはあまり向かないんだとか。 ディスポじゃない通常のコンタクトだと、初期費用が高いなあ、と躊躇したのですが、初期費用 \5,000+月額 \1,800 を払えばいつでも何度でも新しいレンズに変えてもらえる「MELS PLAN」なるコース(@メニコン)があるんですね。ソフトレンズはどんなに大事に使っても 1 年使うと劣化してくるので、半分ディスポ感覚で使えるこっちのプランを選択してみました。レンズメーカーも量が捌ければ単価を安くできるわけだし、ユーザーとしても定期的に新しいレンズにできれば(しかも \1,800/月だし)目にもいいし、フツーのコンタクトを買うよりもこっちの方がよっぽど双方にとって健全なシステムですよねー。 担当してくれた医師の先生も若い割には徹底したインフォームド・コンセント(病状や原因、治療法を解りやすく患者に説明して、患者自身に治療法を選択させるという、医療の世界でも最近特に重要視されているやり方)で好感・安心感が持てました。やっぱり、対応もレンズの品質も安物とは違いますね。今後コンタクトはメニコンしか買わないことにします(笑)。 それにしても、新しいレンズは良いですね。装着感が良いし、何よりものがよく見えます。視力が 100 万画素から一気に 500 万画素にグレードアップした感じ(ぉ なんか、何事にもポジティブになれそうな気がします(笑)。 やっぱり、目の治療にはケチケチしちゃいけないですね。 |
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昨日 F707 のワイコン「VCL-MHG07A」にて「オートモードでピントが合わない」と書きましたが、解決法が。SETUP モードで「コンバージョンレンズ」設定をオンにするだけでした(笑)。掲示板で教えてくださったわっちょ。さん、どうもありがとうございました。っていうか、ちゃんとマニュアル読めってば<自分 さて。 ウチの祖父(母方なので実家にはいないんですが)が長年使ってきたワープロ専用機がついに壊れてしまいました。修理をしようにも、15 年くらい前にウチで買って、使わなくなった頃に祖父にあげたものなので、もう保守部品保持期限(大抵の場合 8 年)を大幅に超えてしまっていて、修理のしようがない。かといって、専用機なんて今やほとんどどこのメーカーも作ってない。というわけで、PC に買い換えることになりました。 そこで、なんか私に購入相談が回ってきたわけですが、「どんなパソコンがいいの?」と聞いてみたところ、返ってきた答えは「使いやすいのがいい」。 このテの要望が一番難しいんですよね。時期柄、新規に PC を購入する人が増える時期なので、けっこう何人もの人に「パソコン買いたいんだけど、何を買えばいいと思う?」と聞かれ、「どんなのがいい?」と聞き返すと軒並みこの言葉が返ってきます。本人は純粋にそう思っているだけなので、気持ちは解るけど、難しい・・・。 ひとくちに、ユーザビリティ、使いやすさ、といってもいろいろあります。ワープロ専用機と同じ操作性なのか、キーボードやポインティングデバイスの使い勝手や好みなのか、一発でブラウザやメーラ、ワープロソフトにアクセスできるワンタッチボタンなのか、画面の大きさや解像度なのか、ケーブルレスでシンプルな使い方ができるものなのか、携帯性なのか・・・その人が PC に求めるものによって千差万別です。こういう相談をする人の大部分は PC に初めて触るか、自分専用として初めて購入する人かのどちらかだと思うので、「使いやすさ」の観点が「難しくない、覚えやすい」であることがほとんどだと思うのですが、この「覚えやすい」の最大の対象となるソフトウェア環境もほとんどが Windows に MS-Office、MSIE で統一されてしまっていては、比較のしようがありません。「NEC のパソコンについている Word は初心者向き」とか「IBM の ThinkPad に入っている Excel は上級者向け」ということがあるわけもなく・・・そういう意味では、ワープロ専用機が主流だった時代は、ハードウェアからソフトウェアまでほとんどが各メーカーの独自仕様だったわけで、それだけ「使いやすさ」の比較がしやすかったように思います(余談ですが、祖父が使っていた=私がかつて使っていた NEC の文豪 Mini シリーズには「快速ローマ字」という五十音順に準じたキー配列モードを持っていて、これが案外覚えやすかったのですが、私はこのモードになれてしまったために一般的な ASCII 配列に慣れるのに苦労した、ということがあります)。 「ユニバーサルデザイン」ということが言われるようになって久しいですが、この言葉も、難しいですよね。ユニバーサルデザイン、即ち普遍的な、年齢や性別、身体的特徴に関わらず、万人が使いやすいと思えるプロダクトデザイン。以前にも一度書いたのであまり多くは書きませんが、「使いやすさ」というものは、その人の好みや熟練度、身体的特徴、年齢、そういったものによって千差万別、人の数だけの「使いやすさ」があるのだ、というのが、ほんの一年ではありますが、私の学生時代の研究で辿り着いた結論なので、完全に普遍的な唯一のプロダクトデザインというのは存在しないのだ、と思っています。多くの人に使いやすさを提供できるデザイン・ガイドラインみたいなものは確かに存在しますが、細かい部分の使い勝手までは規定できるものではありません。もしも、絶対的なユニバーサルデザインが存在するとしたら、それは初心者には多少使いやすいかもしれませんが、熟練したユーザーには煩わしいだけのモノになってしまうかもしれません。でも、こういうことを真剣に言ってしまうと、その道の研究を職業としている人には怒られてしまうでしょうね。 と、話が横道に逸れてしまいましたが、ワープロ専用機くらいしか使ったことのない祖父にはどんな PC が向いているんでしょうか。Windows XP に Word XP というのが最適解だとはとても思えませんが、周りの人のサポートや互換性を期待するのであれば他のワープロソフトはあまりよろしくない。Mac はとっつきやすいですが、私がそれほどサポートできないのでちょっと厳しいですし。ワープロソフトに関しては、互換性を無視すれば「一太郎スマイル」なんかよさげなんですが、これは小学生向けに最適化されているからなぁ・・・。高齢者向けの「一太郎シルバー」とか作りません?(笑)>ジャストシステムさん とりあえず、15 万円という予算を提示されているので、その中で私が条件として考えたのは:
この中で候補に挙がってきたのは、ソニーの PCG-FX11V と NEC の LaVie L LL500/2D、この 2 機種くらいかな、店頭でもすぐに購入できそうなのは・・・。あとのメーカーは、店頭で見かけるものは微妙に高かったり液晶が小さかったりするので、ちょっと候補には入らなさそうです。型落ちの QR3/BP も、液晶は 13.1 インチになるけど悪くないかな。でもそれなら FX の方が良いかな。 ホントは液晶一体型ということで VAIO W も考えたのですが、実売 \16 万の旧型はもうほぼ入手不可能で、W101/A は実売 \18 万、しかも MS-Office 無しなので Out of Range。ま、今回は Giga Pocket も SonicStage も必要ないので、余計なものは入っていない方がいいのでしょうが。 一見した感じでは、FX11V よりも LaVie LL500 の方がモノは良さそうなので、こっちに転びそうな気もします。プリンタは、BJ S200 くらいで十分かな。時期的に言って今月末くらいから順次夏モデルに切り替わっていくはずなので、そのタイミングを狙って型落ちになった現行モデルを狙う、というテもあるので、それまで待ってみるのも悪くないですが、どうやら早く欲しいらしいので、近々購入に付き合うことになりそうです。月末なら、私も一緒に新 C1、の可能性もあるんだけど(笑)。 それにしても、自分ではなかなかこういった観点でマシンを選ぶことがないだけに、人のマシン選びって難しいですね。 |
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富山は今週が桜の見頃。お花見には月曜に会社で行ったのですが、せっかくなので写真を撮りたいと思い、昨日の仕事後と今日の朝少し早起きして写真を撮ってきました。 夕暮れの富山城。城の周辺は桜の名所として有名で、富山市の中心地ということもあって毎年花見客でごった返します。ここ、春は桜、秋は紅葉がきれいなので、けっこう好きなんですよね。 花見所ではどこでもそうですが、ここでも屋台が軒を連ねていてほとんどお祭り状態。 お城の脇に松川という川が流れていて、夜になると屋形船が出ます。風流。 夜になると、桜がライトアップされて幻想的な感じになります。 去年はなんかライトにピンク色のフィルムがかけられていてやたらと不自然な(というか、むしろ気持ち悪い)色だったんですが、評判が悪かったのか、普通の白色灯になってました。 先週買ってきた Cyber-shot 用ワイドコンバージョンレンズを早速使い始めました。オートモードではまず駄目で、マニュアルモードにして焦点距離を 0.10m くらいに固定して初めてピントが合う感じ。0.7 倍まで引けるのは、やっぱり便利です。 ただ、ナイトショットが使えなくなるんですよね。 「使えない」と言われると使いたくなるのが人情なのですが、実際使ってみると、ちょうど赤外線の照射口がワイコンの内側に来るため、赤外線のビームがレンズ内で反射してしまいました。でも、使いようによってはこれはこれで面白い写真が撮れたりするかな? 致命的に夜間撮影が弱かった F505 に比べ、かなり夜間でもまともな写真が撮れる F707 ですが、せっかく NR スローシャッターという便利なものもついているので、夜間撮影用に三脚を買ってちゃんと撮ってみたい気がしてます。 で、今朝。 本当は昨日の朝早起きしようと思っていたのですが、ただでさえ朝が弱いのに飲んだ翌日に早起きは無理!(笑) というわけで、今日はちょっと早めに家を出て、通勤の道すがらパシャパシャ。 通勤途中に鼬(いたち)川と呼ばれる川があるんですが、ここもまた川沿いに桜並木があって、自転車通勤にはすごく気持ちいいです。 今日なんかは日中の気温が 20℃を超え、ちょっと汗ばむくらいの陽気でした。まだ春先とはいえ、自転車で会社まで行くと、着くまでの間に一汗といった感じなのですが、背広で MTB なので夏場は厳しいなあ。全く、サラリーマンは夏でも背広なんて、誰が決めたんでしょうか。 そして昨日と同じアングルから、今日は朝景で。ワイコンを用いて全く同じポジションから撮っているので、どれくらい引けるか雰囲気は伝わるはずです。ワイコンは近景を広角で撮ろうとすると周辺部は歪んでしまいますが、遠景ならば気にならない程度かな。 松川は川沿いにずーっと桜並木が続いています。高校時代から毎年見ていた桜ですが、いつ見てもいいもんです。 お昼頃、お客様先に出る用事があって自転車で出たのですが、ちょうど風が強くなって桜吹雪が待ってきました。 川面一面、桜の花びら。 見計らったかのように、松川の舟が近くを通りがかったので、思わず F707 を取り出してしまいました。 いつもみたくクルマでの移動であれば、こんな場面に遭遇することもなかったでしょう。たまには文明の利器を捨ててみるのも、新しい発見に繋がるのかもしれませんね。 夕方になるとかなり風も強くなり、夜には雨が降り始めてしまったので、これで桜もほとんど散ってしまうでしょうね。散り際の、絶好のタイミングで写真を撮りに行くことができたようです。 来年は、兼六園にでも行ってみようかな。でも、人混みで桜どころじゃないかもしれないですね。 というわけで、昨日からワイコンが大活躍。Cyber-shot の純正品「VCL-MHG07A」です。 「バズーカ」の愛称で呼ばれていた(笑)F505V を更に超えた F707 は一部で「バドゥーカ」と呼ばれていましたが(笑)、このワイコンをつけると更に迫力が増します。というか、大きすぎてつけると F707 を置いたときに安定感がなくなります(笑)。 レンズが大きい上にほぼ剥き出しなので、かなり扱いには気を遣いますね。 今まではどちらかというとズームを活かした画作りとか、マクロを使った写真が多かったのですが、広角の画もいいもんですね。写真の幅が一気に広がった感じです。レンズが高かったこともあって、標準のレンズで撮れないものは仕方ない、あくまでアマチュアだし・・・と思っていたんですが、やっぱり高いだけのことはあります。 F707 での撮影も最近はだんだん慣れてきたのか、ハズレ写真を撮ってしまう率が随分下がった気がします。まだまだカメラに振り回されている部分の方が大きいので、見る人が見ると「小僧!実力で撮ったのではないぞ、そのカメラの性能のおかげだということを忘れるな!」と言われてしまいそうですが(笑)、もっともっと撮って良い写真を撮れるようになりたいですね。写真の上達の秘訣はやっぱり「枚数を撮ること」だと思うので。 |
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東京に行っている間に、VAIO 純正の新しい無線 LAN カード「PCWA-C150S」を買ってきました。なんか時を同じくしてTamaさんやななちゃんも買っていたらしく、みんなでお揃い P なんですが(汗)。 最初、有楽町ビックに行ったら在庫がなかったので川崎ヨドバシに行ったら普通に置いてありました。ちょっと拍子抜け。
感度の方はというと、C100 と同等かむしろいいくらい。アンテナが小さいので感度については不安があったんですが、実際のところ予想を上回る性能のようです。見通しの悪いところだとどうかはまだ試していないのですが、少なくとも私の持っている無線 LAN カードの中でも感度については上位に入るのではないでしょうか。これはちょっと嬉しい誤算でした。 これだけの感度で出っ張りも小さい無線 LAN カードが実売 \9,800 で手に入るのはかなりお得と言えるのでは?実のところ、同型の AIBO 専用無線 LAN カード「ERA-201D1」が実売 \20,000 なので C150S も高価いんだろうな、と思っていたんですが、かなり安くてビックリ。ま、5GHz 帯の上位モデルとの差別化を図るためのこの価格だとは思いますが、これだけ安ければこれから無線 LAN を導入しようという向きにもお勧めできるでしょう。 唯一難点を挙げるとすれば、アクセスランプがついていないことでしょうか。私の持っている無線 LAN カードはほとんどが 2 つ(少ないものでも 1 つ)のステータス LED がついているので、何の LED もなしに動作しているというのは使っていてちょっと気持ち悪いです。逆に、トラブルが発生してもどのレベルのトラブルなのか切り分けが多少面倒になりますし。これさえなければ、他に非の打ち所のない(あ、Z505 ではメモステスロットが塞がれてしまうという弊害があるそうですが)カードなんだけどな。 ホントのことを言うと、アンテナが収納できる 3Com の「XJACK」3CRWE62092A-JP が本命なんですが、先週は有楽町ビックにもアキバのネットワークセンターでも品切れ、入荷待ち状態。入手できるまではとりあえず C150S をメインに使っていこうと思います。 |
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昨年に続いてのエイプリルフールネタ、「AIBOethics」いかがだったでしょうか。 ホントはここのところ忙しくて、ネタにするテーマの候補だけはいくつか考えながらも実際作るのは無理だろうな、と思っていたんですが、昨日になって急遽俄然やる気。昨日の帰りの電車の中ではひたすら作ってました(笑)。 というわけで、実質丸一日で作ったネタです。なんか作っているウチにもっといろいろ凝りたくなってしまったんですが、時間的にこれが限界。よく見ると間に合わせ的な部分が少なくなかったりします(笑)。 去年のネタはもう一ヶ月も前から練ってたので、ある意味狙い通りだったのですが、VAIO サイトをやってる限りもうアレ以上のネタは作れないだろうなあ。今年ですら忙しい合間を縫って作ったものなので、来年は企画自体できるのか怪しいところです。 ともかく、感想等まだまだ募集しておりますのでよろしくお願いします。 さて、今日は会社のお花見でした。一週間出張で会社を空けていたので、朝会社でメールを見て夜花見があることを知ってビックリ。でもそれで断る私じゃない(笑)。 桜の方は、まさに今日明日が見頃といった具合でまさに満開。東京の散りかけの桜を見ていたせいか、かなりゴージャスな桜でした(^^;会社の近くが市内でも有数の桜の名所なので、そこで花見。満足です。 TANKER を買ったこともあって、今日からいよいよチャリ通を開始したのですが、ちょうど通勤経路に桜並木が二カ所あるんですよね。明日あたり、早起きして出社前に桜の写真でも撮ってこようかな。朝は弱いので、ちょっと厳しいんですが。 気づけば今日から社会人もすでに 3 年目に突入。業界柄、平均年齢は一般的な会社よりも随分若いので、あと 2〜3 年もすれば「中堅」と呼ばれる世代に入ってきてしまいます(汗)。ま、歳の話題はさておいても、今年はいろいろ頑張ろうかな、と桜に誓ったエイプリルフールでしたとさ(って、エイプリルフールかい)。 |
My Diary Version 1.21 [ 管理者:Brown Sugar 著作:じゃわ ] |