VAIO Column 特別編 「PCG-U1」インプレッション
「PCG-U1」インプレッション
ウワサの「VAIO U」が正式発表、先行展示開始されましたね。
発売も間もなくですが、Sony Style の VAIO U 体験イベントが開始されたので、行ってきました。今回は大阪心斎橋・ソニータワーです。
※各画像をクリックすると大きい画像が表示されます。

大阪は心斎橋にあるソニータワー。銀座ソニービルと並ぶ国内のソニー二大ショールームのひとつです。
けっこうきっちりきっちりした銀座と違い、心斎橋は 1F にスターバックスがあり、3F まではスタバで買った飲食物持ち込み OK かつ椅子とテーブルまで設置してあるという気前の良さ。建物自体もゆったりしていて、銀座よりも良いかもしれません。スタッフも親切な方が多いですしね。
3F にて、早速 PCG-U1 とご対面〜。
第一印象は「ち、小せぇ〜!」。想像していたよりもずっとコンパクトだったので、ちょっと驚きました。なんというか、「ちんまり」した感じです。
液晶を閉じると、旧型の SR シリーズのような質感になっています。
白くてつるつるしているんですが、素材は何なんでしょう?どこにもマグネシウムという記述がなかったので、プラスチックのような。しかし、触った感じは SR のマグネシウム筐体っぽい気もします。どっちなんだろう?
sigmarion II との比較。
横幅はほぼ sigmarion II と同じ(U1 の方が若干短い)ですが、奥行きが 1.5 倍近く違います。重さも U1 の方が 5 割増といったところ。
何にせよ、Windows XP マシンなのに CE マシンとほぼ同じクラスの大きさというのには驚かされます。
C1VJ との比較。
奥行はほぼ同じ、厚みも最薄部ではほぼ同じ。横幅だけが違うという感じですね。ただし、バッテリ部の厚みがかなりあるので、横から見たときの大きさはずいぶん違います。
左側面。
フロントから、PC カードスロット、ヘッドホン端子、マイク端子。入出力端子が少ないので、デザイン的には非常にスッキリしています。
バッテリの厚みがかなりあるのが分かるでしょうか?
右側面には MG メモステスロットのみ。メモステスロットにちゃんと蓋がついているのがエライ。
バッテリをつけるとチルトするんですが、常時厚みがある状態になるのでちょっと×かな。できれば 505 や C1 のバッテリのように折りたたむギミックがついていて、カバンに入れるときにはぺたんこにできると良かったんですが。
背面の拡張ポート。
左から、Ethernet、i.LINK+DC OUT、USB×2、外部モニタ出力。このサイズで USB 2 コはよくやった、という感じです。確かに単体では制限の多いマシンなので、USB でいろいろ接続できた方が便利ですからね。
でも、やっぱり有線 LAN よりも無線を・・・。
本体底面。
底面積の 1/3 以上をバッテリが覆い隠しています。あとは機種名のシールと増設用の MicroDIMM スロットのカバーがある程度。
手前側に見える 3 本の溝は、将来的に L バッテリの固定を想定しているのではないでしょうか(当面発売の予定はない、ということでしたが)。でも L バッテリをつけてしまうと小ささ・軽さのメリットがなくなってしまうので、それだったら C1 の方が良いかなあ。
次に、入力デバイス関係を見ていきましょう。
キーボード右上には、ポインティングスティック、BACK ボタンつきジョグダイヤル、[スタンバイ] ボタンが配置されています。
ポインティングスティックは基本的に C1 の TrackPoint と同じ原理なのですが、ゴムキャップ(C1 のは滑り止め用ファイバー入りキャップ)なのと親指で操作するのとでちょっと操作感が異なります。思い通りに動かすには慣れが必要かも。
キーボード左上には、左右クリックボタンと [ThumbPhrase] ボタンが。
ThumbPhrase については後述しますが、ポインティングデバイスがこの位置にあると、経って使う場合には良いんでしょうが、座って使うときにはちょっと使いづらそうです。TrackPoint に慣れている私は、ついついキーボードの中央に人差し指を伸ばそうとしてしまうし・・・(笑)。ちゃんと机上で使う場合にはマウスを繋げ、ということなのかもしれませんが、個人的には TrackPoint とのデュアルポインティングデバイスとかだと嬉しかったのになあ。

気になるスタンバイ/レジュームにかかる時間ですが、スタンバイに入る分には通常の WinXP ノートより微妙に速い程度ですが、レジューム(スタンバイからの復帰)時間は約 5 秒といったところ。さすがに CE マシンの 1 秒復帰という訳にはいきませんが、PDA 代わりに使える WinXP マシンと考えるとけっこう実用的かな、と思います。このあたりは思い切ってアナログモデムを廃し、完全にレガシーフリー化できたことが大きいですね。これによってスタンバイ/レジュームの時間は従来の VAIO ノートより 20% 高速化できたという話です。
→パート 2

[Back] [Back to Top Page] Copyright (c) 1999 - 2005 Brown Sugar. All rights reserved.