VAIO Column 特別編 「Meet SonyStyle」レポート
「Meet SonyStyle」レポート
次は CLIE PEG-NR70 シリーズです。カメラ無しモデル「PEG-NR70」はこの日から店頭に並んでいましたが、カメラ付き「PEG-NR70V」はまだソニービルでしか触れない貴重品。
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噂の「PEG-NR70V」。まず感じたのは「デカい」。一見したところでは、大きめな折り畳みケータイといった雰囲気です。
問題の(?)キーボード。ストロークは皆無ですが、クリック感があるので打ちやすいです。ただ、ASCII 準拠ではあるもののアルファベット以外は [Alt] や [Fn] と組み合わせて入力しなければならないので、慣れないと高速な入力はできないでしょう。
ハードウェアボタンがキーボード側にあるのですが、「ターンスタイル」時にハードウェアボタンがないのはちょっと問題かも。ハードウェアボタンによる操作に対応した Palmware なんかは使いづらくなるでしょうね。
左サイド。ヒンジ部分にカメラのキャプチャボタンがあります。この位置って使いにくそうかも・・・。イヤホンを挿していると明らかに押しにくいです。
ジョグダイヤルも微妙に低い位置についています、違和感なく操作するにはもう少し上についていてくれた方がいいんですけどね。
メモステスロットと赤外線ポート。右側のヒンジにはストラップホールがあります。
このあたりにあるはずのスタイラスが見あたりませんが、スタイラスは右下部から取り出すようになっています。ちょっとしたことで落としてしまうような気もするんですがどうでしょう?
回転する液晶パネルは、可動部にちょっと強度的な不安を感じます。あまり雑な扱いをしていると、簡単に壊れてしまいそうです。ギミックは面白いんですが、どの程度耐久性を考慮しているんだろう?
本体と液晶の接辺の両側には金属製の接点がついていて、これにより「オープンスタイル」と「ターンスタイル」を判断して自動的に液晶表示を上下反転させるしくみになっているようです。
注目のカメラ。画質的には C1 のカメラと同じくらいかな。本当は撮った画像をメモステに入れて持ち帰ってきたのですが、残念なことに(というか当然なんですが)データは Palm の prc 形式なので読めませんでした(泣)。
J-PHONE の写メールケータイやデジカメ Zaurus なんかは「自分撮り」用にミラーがついていますが、そういうことをしなくても画面を見ながら自分撮りができるのは、回転レンズならではです。
個人的に非常に興味を引かれたのは、プロアトラスの地図表示。もともとハイレゾ液晶である CLIE は地図表示がきれいなことで有名ですが、NR70 はさらに表示領域が広くできるので、かなり地図の視認性がよくなります。こういうのを見るとソフトウェア Graffiti って良いなあ、と思いますね。CPU が ARM 系になってソフトウェア Graffiti でもストレスなく利用できるようになったら、ソフトウェア Graffiti が当たり前になってしまうかもしれません。
クレイドル。さすがは CLIE、クレイドルまでこだわってます。透明である必要性は感じられませんが(笑)。

でも、デザインにこだわる前にコネクタを全シリーズ共通にしてくれ・・・。
私の WorkPad c505 と比較してみました。
横幅はそれほどなく、PEG-T シリーズと同じくらいです。が、縦が長い。これのおかげで実際以上に大きく見えます。

関係ないですが、CLIE のハイレゾ液晶を見た後に WorkPad のノーマル液晶を見ると、やる気がなくなります(泣)。ハイレゾなマシンが欲しい・・・。
厚みの比較。
数字にして 4mm の違いというとたいした違いはないように思えますが、やっぱり 10mm 台の前半と後半とでは持った感じが全然違います。キーボード要らないから薄くしてくれ、と言ったら、T600C 買えよと言われますか?(笑)

CLIE NR は予想通り私の求めるものとは方向性の違うマシンでした。シンプルで薄く軽い PDA を求める私には、NR は合わないですね。逆に、とにかく多機能がいい、という人ならば満足できるモデルだと思いますが、本当に必要な人ってどれくらいいるんでしょうか。
ま、私も PDA を一台も持っていなければ、ギミックだけで欲しいとか思っちゃうんでしょうが(^^;
→パート 3

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