VAIO Column 特別編 「Sony Dream World 2002」レポート
「Sony Dream World 2002」レポート
続いて Cyber-shot ブースのご紹介に移ります。
春〜夏で一通りの新製品発売を終えて現行モデルの展示になっている P、U シリーズに加え、新製品が登場した F シリーズがたくさん展示されていました。コンパクトでスタイリッシュな P、U シリーズが目当てのライトユーザーと、F717 を見に来たカメラフリーク、という感じで客層が二つに分かれていたのが印象的でした。
※各画像をクリックすると大きい画像が表示されます。

写真は P、U シリーズにネイルアートを施したものの参考展示。以前、新宿でネイルアーティストを招いて Cyber-shot のオリジナルペインティングイベントをやったときのものですね。技術はともかく、ちょっとセンスが・・・(^^;
F707 の後継となる Cyber-shot の最高峰「DSC-F717」。
黄色みがかったチタン系のカラーリングからサテンシルバーへのカラー変更は、やっぱり賛否両論らしいです。でも、ソフトウェア的な改善はかなり多岐に渡っていて、起動・記録動作の大幅な高速化から細かい操作系の改善、そしてバッテリ駆動時間約 3 時間 30 分!(F707 は約 2 時間 30 分)と内部のブラッシュアップは相当進んでいる模様。
個人的にかなり気に入らないレンズサイドの操作ボタン類。ボタンの配置やサイズが変わってしまって、ちょっと押しづらいです。
ズームレバーはこのサイズで二段式にしてきたところは立派ですが、やはり多用するズームだけに操作性を考えるともう少し大きなレバーを採用してほしかったところ。フォーカスリングでズームできるからいいのかもしれないですが・・・。
刻みが細かくなったフォーカスリング。
おそらく、マニュアルフォーカス時の微調整の微妙な指の動きとか、フォーカスリングでズームするときの細かな操作性の向上を狙ってのものだと思われます。F707 の迫力あるフォーカスリングに比べてちょっと繊細になった雰囲気があります。
本当は開発段階ではフォーカスリングとズームリングのデュアルリング案もあったのが、サイズ的な制約から結局シングルリングになったんだとか。
モードダイヤル周辺部。F717 では新たにモードが一つ追加され、自動設定中心で撮るオートモードと完全にマニュアル操作で撮りたいときのためのマニュアルモードが分けられた形になりました。オートモードではマニュアルフォーカスが無効になるなど、完全に二つのモードが独立して存在している感じです。オートモードで撮りたいときに、マニュアルフォーカス設定を戻すのを忘れてピンボケ写真ばかりが撮れてしまうことを避けるための仕様でしょうか?
新しい花形レンズフード「LSF-H58A」。バヨネット式の着脱方式を採用していて、ワンタッチで装着・取り外しが可能です。今までの花形レンズフードってねじ込み式でけっこう面倒だったので、これはありがたい。
でも、フードの付け根の部分が丸っこく処理されているのがちょっと F7x7 のイメージとミスマッチな感じがして×。それさえなければすごくいいのになぁ。まあ買いますが(^^;
ケース・バッグ等への収納時にはフードを逆向きに装着してコンパクトにすることが可能。旧タイプのフードってカバンにしまうときにかさばったのですが、これなら持ち運びも苦にならなさそうです。
新しく発売されるテレコンバージョンレンズとワイドコンバージョンレンズ。大きく、重く、しかも高い(ともに \28,000)と三拍子揃っています(笑)。通常使用ではズームは光学 5 倍あれば十分ですし、ワイド端の不足は比較的安価なワイドエンドコンバージョンレンズで補うことができますが、より撮影の幅を広げるためには持っていたいオプションレンズです。
しかしこれを装備すると「F7x7 スナイパーカスタム」って感じになりそう(^^;
ケースの上半分を外すだけで、サッと撮影が可能になる本革製ジャケットケース。撮影時にはバナナのようにつるっと剥けます(^^;
機能的なのはいいんですが、装着した感じがあまり格好良くないんですよね・・・。
一眼レフカメラを所有するハイアマチュアの気分を味わえるハードケースも新発売。F7x7 の本体に加え、各種コンバージョンレンズやフィルタ、アクセサリキット等一式を収納することができるキャパの大きなアルミケースです。かなり欲しいと思っていたんですが、実物を見ると「Cyber-shot」のロゴがシールだったのが悔しい。ここはぜひ「へこ文字」に・・・。

ちょっと触っただけですが、F707 と比べて F717 のソフトウェアの出来はかなり良くなっている、と思いました。DSC-U10 にも迫る起動・記録時間や、予備バッテリが不要なほど驚異的に伸びたバッテリ駆動時間だけでなく、画像のフォルダ管理ができるようになったのがかなり大きいです。例えば F707 が「\DCIM\100MSDCF」フォルダにデータを書き込んでいたら、F717 のデータは自動的に「\DCIM\101MSDCF」に記録され、メニューからもそれぞれのフォルダ単位で管理できるようになっているなど、従来はちょっと煩雑だったメモリースティック内のデータ管理がしやすくなったのは画期的(っていうか、他メーカーのはもうできてるかも?)。
個人的には F707 の筐体に F717 のソフトウェアが入っていたらもう完璧なんですが。F707 のファームウェアアップデートサービスやってくれないでしょうか?かなりマジでお願いします>ソニーさん
→パート 7

[Back] [Back to Top Page] Copyright (c) 1999 - 2005 Brown Sugar. All rights reserved.