VAIO Column 特別編 「Sony Dream World 2002」レポート
「Sony Dream World 2002」レポート
Cyber-shot ブースに続いて、メモリースティックブースです。
昨年の WORLD PC EXPO ではソニーに限らずメモリースティック賛同メーカー各社合同による「メモリースティックパビリオン」という形で大々的な展示を行っていましたが、今回のメモステブースは若干地味。これはメモステのマーケティング戦略自体がトーンダウンした、というよりも、むしろソニー以外のメーカー製メモリースティックが一般的に発売されたり、なかなか出てこなかった Duo が市場投入されたことでこれまでのメモステの認知度向上キャンペーンが一段落した、と考えるべきなのかもしれません。
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メモリースティックブース正面。メモステ対応 DVD カーナビを搭載した Golf がどどーん、と展示されてます。
あと、デジカメで撮った画像をメモステを介してキオスク端末のようなものでプリントアウトしたり、GPS の位置情報をメモステで他の端末に移したり・・・という「ユビキタス メモリースティック ネットワーク」という展示もされていますが、それってどうなのよ。というか、ユビキタス・・・。
先日発売された「メモリースティック Duo」に続き、近々登場するといわれている「MagicGate メモリースティック Duo」。やっぱり当初は携帯電話向けという感じになるんでしょうか?ソニーエリクソンは 504iS は出さないという話ですが、もしかしたら MGMS-Duo 対応の「SO504iWM」とか「DIVA2」とかを用意していたりして。今の技術を持ってすれば、Duo 対応ならけっこうコンパクトにできそうな気はしますが・・・。
よく見るとメモステアダプタの形状も微妙に変わっていますね。
USB MG メモリースティックリーダ・ライタ「MSAC-US20」。
従来機種「MSGC-US10」に比べてずいぶん小型化されています。これならデスクの上に置いておいてもあまり邪魔にはなりませんね。デザインも悪くない。
こちらは MG メモリースティックリーダ・ライタ機能付き USB 光学マウス「MSAC-US70」。
マウスとしてはけっこうコンパクトなのですが、形状としては人間工学的なものがあまり考慮されていないためちょっと使いづらそうな印象があります。
MSAC-US70 のメモステスロットには、マウスの後カバーを跳ね上げてアクセスします。
見た感じ、メモステスロット部には MSAC-US20 のパーツがそのまま使われている感じ。
この 2 製品は MagicGate に対応しない USB メモリースティックリーダ・ライタ「MSAC-US2」とメモリースティックリーダ・ライタ機能付き USB 光学マウス「MSAC-US7」。
MSAC-US7 の方は現行のメモステリーダマウス「MSAC-US5」と基本構造は同じ。おそらくまたミツミ電機の OEM でしょう。
MSAC-US2 の方は台座を取り外してよりコンパクトにすることができます。
メモリースティック用 PC カードアダプタ「MSAC-PC3」。白いけど MG メモステには対応していません(^^;
数あるメモステアダプタの中で今までの最速アダプタは「MSAC-PC2N」でしたが、その 1.5 倍の速度を誇るという PC3 はかなり高速なメモステアダプタになりそうですね。今後のメモステの大容量化を見越してのことなんでしょうか。
こちらは 2 倍速の USB FDD にメモステスロットを装備した「MSFD-20U」。こちらも白いですが MG メモステ非対応(笑)。
FDD 部は一般的な USB FDD っぽいので、USB FDD からの起動に対応した PC では起動ドライブとしても使えそうです。これで MG メモステにさえ対応していれば外付け FDD の決定版になれるところなのに。
メモリースティック関連の展示ではすっかりお約束となったメモステ対応機器のモックアップ群。
モックはそろそろもういいよ、という感じです。こういうモックを作っているヒマがあったら早く 256MB メモステなり新しいメモステウォークマンなり出してくれ、といったところ。
さて、ちょっとメモステブースを離れてソニー製光学ドライブの新製品を。
今度発売されるソニー製 DVD±RW ドライブ「DRU-500A」と「DRX-500UL」。ともに 4xDVD-R、2xDVD-RW、2.4xDVD+R/W、24xCD-R、10xCD-RW という高速ドライブ。私もかなり欲しい。
フロントベゼルはドア式ではなくてベゼルごとトレイが飛び出してくるタイプ。ドア式の方が好みなんですが。
単体で CD-DA と MP3 CD-R、MP3 DVD-R 等の再生に対応したポータブル CD-RW/DVD-ROM コンボドライブ。CD ウォークマンライクなデザインでそこそこ薄く、多機能なのでかなり重宝しそうな製品です。普段はウォークマンとして使い、いざとなったら PC 用ドライブになるのは便利。メモステスロットまでついています。
「参考出品」となっていましたが、実際に動作していましたし筐体には製品型番がプリントされていそうな部分に目隠しが貼られていたので、実は発売も近いんじゃないでしょうか。

メモステ関連は発売済みの製品と発表されたリーダ・ライタ関連、あとはいつものモックという感じであまり目新しい情報が得られなかったのが残念。SD I/O に対応した PHS が発表された SD カード陣営に比べ、今後の具体的な製品展開が見えてこないのがちょっと不安です。メモステスロットを搭載した製品は着実に増えていますが、デジカメやオーディオプレイヤー用ストレージ以外の用途への広がりが以前のロードマップからみると遅れているように感じました。また、このタイミングで出るだろうと思っていた 256MB+ のメモステも登場せず、ちょっと物足りなさを覚えたメモステブースでしたね。
ソニー製の光学ドライブ関連は最近かなり力が入っています。春から夏にかけて高速コンボドライブ「CRX810E」を搭載したノート PC が登場したり、ノート PC 用としては初の DVD-RW ドライブ(ソニー製らしいとは聞いていますが、実はまだ確証がありません)を投入してきたり、ときて今度は DVD±RW ドライブとかなり使えそうなウォークマンタイプのコンボドライブ。これ、両方とも欲しいんですけど。
→パート 9

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