VAIO Column 特別編 「Meet SonyStyle "Spring 2003"」レポート
「Meet SonyStyle "Spring 2003"」レポート
2003 年春のニュー VAIO をこの目で確かめるべく、お台場メディアージュの「Meet SonyStyle」イベントに行ってきました。
今回の「Meet SonyStyle」で展示されていた新製品は、フルモデルチェンジした V505、FR、ホームサーバ機能を強化した HS、新色になり Net MD を搭載した話題の W。今シーズンは自分的には買うつもりがない(というかさすがにお金がない)のですが、新年一発目の VAIO をいち早く確認するために参加してまいりました。地方にいて参加できないという方も、この記事で雰囲気だけでも感じていただければ幸いです。
※各画像をクリックすると大きい画像が表示されます。

昨年 12 月に全線開通した、臨海副都心線(愛称:りんかい線)。これが全線開通する前は、メディアージュまでは新橋から出ている新交通「ゆりかもめ」くらいしか交通手段がなく、お台場まで出向くのもちょっと億劫だったのですが、りんかい線が使えるようになって楽々行けるようになりました。
お台場へは「東京テレポート」駅で下車します。
会場となったお台場メディアージュ「sony style」。
ニュー VAIO が展示される「Meet SonyStyle」イベントと同時に Net MD の体験イベントも併催されていました。ここのところ Net MD ウォークマンや SoundGate の CM にも力が入っていますからね。
では、早速いってみましょう。
まずは話題となっている新 505、「PCG-V505」シリーズです。サイズ的には R505 シリーズとほとんど変わりませんが、デザインの効果もあって V505 の方が薄い印象を受けます。重量的にも光学ドライブを内蔵していることを考えればむしろ軽いとすら感じますね。R505 のサイズを許容できる人なら、V505 は買っても後悔しないのではないでしょうか?
液晶を閉じたところ。
液晶部よりも本体の方がやや手前にせり出している、どちらかというと富士通 BIBLO のオールインワンタイプに似たデザインになっています。個人的には閉じたときに本体上下がピッタリ合わないデザインはあまり好きではないのですが・・・。でも、これのおかげで本体を閉じたときも電源や HDD アクセスの LED が視認できるようになっています。
本体右側面には、MG メモリースティックスロット、CD-RW/DVD-ROM コンボドライブ、USB 1.1 ポート、アナログモデムポート、Ethernet ポートが備えられています。ネットワーク系ポートの保護カバーが円形のデザインになっているのが印象的ですね。
本体左側面には PC カードスロット、ヘッドホン出力・マイク入力、i.LINK 端子、USB 1.1 端子、外部ディスプレイ出力、電源コネクタが配置されています。
本体のデザインは見ての通り三層構造になっており、上から液晶パネルのある「ビューレイヤー」、キーボード・スライドパッドを備えた「コマンドレイヤー」、ドライブと入出力端子をまとめた「エンタテインメントレイヤー」と呼ばれています。色遣いもそれぞれで分けられています。
液晶のラッチ部分。
このパーツ、かなり幅が広い上に斜めにカットされた縁の傾き部分に配置されているため、非常に開閉しづらいです。デザイン重視なのでしょうが、もう少しうまい処理のしかたはなかったのでしょうか・・・。
「エンタテインメントレイヤー」のダークブルーで塗りつぶされた本体底面。ポートリプリケータ接続用のコネクタ(蓋つき)以外にはほとんど何もない、シンプルでプレーンな底面になっています。Pentium 4-M の発熱を逃がすファンの排気口くらいありそうなものですけどね。
しかし、HDD が収められていると思われるカバーがやけに大きいのが気になります。メモリスロットは例によってキーボード下にあるのでしょうし、ここを開くと何が出てくるのか、謎ですね・・・。
V505 の特徴の一つである液晶パネル背面。505 シリーズ伝統のマグネシウム合金で成型されています(他 3 面はプラスチック)。ひっじょーに目立つ「VAIO」ロゴのインパクトが強烈ですね・・・これは、外出先で使うとすごく人目を惹くのではないでしょうか?
しかし最近ここの VAIO ロゴはどんどん小さくなる傾向にあるため、ちょっとのっぺりとした印象になってしまっていますね。
この新しい「へこ文字」VAIO ロゴ、凹ませたマグネシウムボディに下部の「SONY」ロゴと同じくアルミパネルを貼り込んでいるそうです。しかもアルミパネルは高級オーディオ製品っぽいヘアライン仕上げ。こだわりが感じられますねー。
聞くところによると今後 VAIO の「へこ文字」ロゴはこのタイプのものになっていくとか。個人的にはヘアライン以外にもカーボンルックっぽいものとか、クロームメッキタイプとか、そういうバリエーションを期待してしまいます。
かなりスッキリしたデザインになったタッチパッド周辺。センタージョグがなくなってしまいましたが、やはりジョグを使っているユーザーはあまり多くなかったらしく(^^;
クリックボタンは押し間違えのないように、右ボタンにスリットがつけられています。薄さを稼ぐため、タッチパッドの段差は 0.3mm 程度に抑えられているのですが、これって実は技術的にはかなりすごいことだそうです。
よく見るとタッチパッド周辺をはじめ至る所にアールがつけられていますが、これは「人に触れる部分には曲線を取り入れ、それ以外は直線でまとめる」という V505 のデザインポリシーだそうです。
デザインの大きく変わったキーボード。ミスタッチを防ぐため、キートップの間には大きな溝が設けられ、キートップと周囲部の色も塗り分けられています。
仕様はキーピッチ 18mm、ストローク 2mm と数字上は R505 と同水準を満たしていますが、タイプしてみたところやたら底打ち感のある浅いタッチでした。これは、今までの VAIO ノートの中でも最悪クラスのキーボードかも・・・Z505 あたりはけっこうキータッチも良かったのですが・・・。残念です。

V505 はもう少し続きます。
→パート 2

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