VAIO Column 特別編 「PCG-U101」&「PCG-Z1/P」インプレッション
「PCG-U101」&「PCG-Z1/P」インプレッション
いよいよ発表された Banias ノート、「PCG-U101」と「PCG-Z1/P」を目撃すべく、お台場メディアージュで開催された「Meet SonyStyle 03 Spring Special」に参加してきました。
今回のソニー的には Z1/P イチ押し、という感じみたいですが、VAIOethics テキには U でしょう!もうこれ以上ないくらいに完成度が高いマシンに仕上がりました。ごたくはいいから、とにかくご覧ください。
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Intel CPU(Banias ベースの Mobile Celeron 600A MHz)マシンに生まれ変わった VAIO U。
ダークカラーなので一見 PCG-U3 と見分けがつかず見逃してしまいそうですが、よーく見ると確かに新しい U101。デザイン上のアクセントとなっている 4way マルチコントローラの白い円形部分が人によっては目玉に見えるそうです(^^;
天板は旧モデルに比べてスクエアな印象になりました。精悍になりましたね。
両脇の無線 LAN アンテナ部、2003 年モデル独特のメタルプレート貼り込み VAIO ロゴ、などこの辺のイメージはずいぶん変わっています。ちなみに、何故か右下に貼られている Windows ロゴシールは、本体側(液晶周辺部)には貼るスペースがなかったので開き直ったそうです(笑)。Microsoft さん、ソニーと VAIO ユーザーのために小さいシールを作ってください m(._.)m
U101 自慢の VAIO ロゴ。V505 や Z1 ではヘアライン加工されたアルミ板を貼っていますが、U101 は「電解純ニッケル」という素材を使用して光沢感を出すことに成功しています。この素材、ROLEX の腕時計の文字盤等、高級品に使われることが多い高コストな素材らしいです。さらにこれを貼るための機械がまた高いらしい。
そのわりに指紋や汚れが目立つんですよね(笑)。クリーニングクロス等の同梱を希望します。
天板はマグネシウム合金(たぶん)なのですが、両サイドの無線 LAN アンテナ部分だけはプラスチックが使われています(他の無線 LAN 内蔵 VAIO もそうなっていますよね)。無線 LAN のハードウェアスイッチはこのアンテナ部についていますが、おそらく本体側に実装する余裕はなかったのでしょうね。
液晶画面。従来の 6.4 インチから 7.1 インチになっただけなのに随分印象が異なります。額縁は狭くなりましたし(このせいで Windows ロゴシールが貼れなかった)、画面横の電源および [ZOOM] ボタンもなくなりました。旧機種では本体を開いたり角度を変えたりするときに誤って電源ボタンを押してしまうことが少なくありませんでしたが、これで解決。画面の大型化には CG 液晶の採用のほか、インバータの配置の再考等かなりの苦労があったようです。
キーレイアウトが大きく変わったキーボード。タイプしてみたところ、キーピッチ自体は多少詰まっているのですが、縦方向に長くなっているので打ちにくくはないですね。ただ、記号キーがやたら小さいので、右手薬指〜小指あたりはかなり窮屈に感じます。
キータッチは旧モデルに比べるとかなり軽め。弾力も少しあるので、小さいながらあまりちまちました感じはしませんでしたね。ただ、[Esc] とか [Delete] キーには厳しいモノが・・・。
新しいユーザーインタフェース「4way マルチコントローラ」。
今回のスティックポインタは従来のワイドスティックとも C1 のスティックポインタとも違い、静電容量方式(一般的なタッチパッドと同じ原理)のスティックが使われています。実際使ってみましたが、かなり思い通りにグリグリ動かすことができます。C1 や ThinkPad の感圧式スティックよりも万人受けする操作感かもしれません。
使い勝手が良くなった電源系ボタン。やっぱり電源ボタン([ZOOM] もそうですが)は液晶脇よりもポインティングデバイスの近くにあった方が手の移動の必要がない分使いやすいですよね。その分 [スタンバイ] ボタンが小さくなってしまいましたが。
今回は液晶の輝度を一発変更するボタンが新設されました。輝度最高、輝度最低、バックライト OFF を切り替えてくれます。今までは [Fn]+[F5] で設定画面を呼び出してさらにジョグダイヤルで・・・と面倒だったのが、一発変更できるのは非常にありがたいです。
左側にはクリックボタンが。
右側と同じく円形をモチーフとしたデザインになっていますが、個人的には旧機種よりもこちらの方が押しやすいと感じました。真ん中がスクロールボタンになっているのもいいですね。今回は、ジョグを廃した分その使い勝手を補う工夫があちこちに見られて「がんばってるんだなー」と思いましたね。
クリックボタンの右側にあるスピーカは、U1・U3 に比べると少しマシになっているようです。音楽もそれなりに聴けるレベル(大音量にするとさすがに割れますが)だと思います。
メモステスロットはキーボードの手前に。最初、どこにあるのか少し探してしまいました(笑)。冷却ファンの吸気口と音声入出力が両脇に並んでいますね。さらに、旧機種ではヒンジ部にあったインジケータ類もここに移設されました。

まだまだ U101 が続きます。
→パート 2

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