VAIO Column 特別編 「PCG-U101」&「PCG-Z1/P」インプレッション
「PCG-U101」&「PCG-Z1/P」インプレッション
U101・後半は、U101 での「モバイルグリップ・スタイル」に関する考察と旧機種 U3 との比較です。
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本体右サイドはシンプルなものです。Ethernet ポートと DC ジャックくらいしかありません。
ま、ここは本体を掴んだときには手で覆われてしまうので、何も配置できないのでしょうけど。
左側面には、蓋に覆われて USB 2.0×1・専用電源端子付き i.LINK、ディスプレイ出力があります。いずれも「モバイルグリップ・スタイル」時にはまず使わないものなので、ここにあっても問題ないのでしょう。
そして、奥まった位置に配置換えされた PC カードスロットが・・・。
試しに AirH" カードを挿してみました。
このくらい出っ張るのは仕方がないのですが、
実際に「モバイルグリップ・スタイル」で持ってみると、うまい具合に指の間にカードが逃げているので、あまり操作の邪魔になりません(旧機種の位置ではもろに操作の邪魔だった)。Brown Sugar は男のくせにとても手が小さい(写真)のですが、それでも操作しにくくないレベルなので、普通の人なら何の問題もなく操作できるでしょう。
これなら「ThumbPhrase」も少しは使ってみようかな?という気になるかも。
本体背面。バッテリのリリースレバー(ロック付き)はここに配置されています。あと、USB AirH" や通信ケーブルを挿すのに使えそうな USB スロットが。冷却ファンの排気口も見えますね。小さい筐体で効率よく熱を逃がすため、前面吸気→背面排気のよく考えられた仕組みになっています。
そして、今回待望のストラップホール(写真右)が設けられました!好みのストラップをつけて個性を演出することができます。でも、開発者の方曰く「ストラップホールではなくてあくまでアクセサリホールなので、ストラップをつけても本体を吊り下げてぶらんぶらんしたりぐるんぐるんしたりしないでください」だそうです(笑
底面。一面バッテリになっています。このバッテリ、薄型のリチウムポリマーバッテリを敷き詰めたもので、バッテリパック自体はかなり薄くなっています。一面に敷かれていることで、あまり見栄えの良くない Windows のライセンスシール等が隠れるというメリットもあります(笑)。
真ん中あたりには「モバイルグリップ・スタイル」時に指を引っかける窪みがありますが、ちょっと指が滑る感じなのでできればゴムを貼るなりしてほしかったですね。
で、U3 との比較。
そんなに変わらないように見えて、けっこう印象が変わっています。U101 はヒンジを奥に引っ込めたおかげで、液晶を開いたときにグッと伸長する印象ですね。液晶の額縁が狭くなったり、U3 の丸いデザインとは対照的にスクエアなものの面取りをしたようなデザインなので、全体的にシャープな雰囲気になりましたよね。
キーボードはこんな感じで違っています。
各キーの縦の長さがずいぶん伸びたのが分かるでしょうか?これが案外打ちやすいんです。
かぎ型になっていない縦長の [Enter] キーは愛嬌ですね(笑)。
液晶を閉じたところ。U101 は若干縦長になっていますが、横幅はむしろ短くなってフットプリントとしてはほとんど変わっていません。
こうしてみると最初は気に入って買った U3 のカラーリングが今ではむしろ野暮ったくすら感じます。U101 はどちらかというとアクセサリというかファッションの一部的なデザインコンセプトになっていて、女性が持っても違和感がない(というか女性の方が似合う?)デザインになっていますね。
VAIO ロゴは少し上についているので、何となく間延びした印象を受けるのですが、どうでしょうか。
厚さ比較。U3 は L バッテリですいません(汗)。
カタログページでは U101 はけっこう分厚くなったイメージでしたが、底部のホワイトがそう感じさせるだけで実際はあまり厚くありません。むしろ標準バッテリ装備状態で方形を保てる分、旧機種+標準バッテリより取り回しも楽でいいかな、と思います。
で、L バッテリ同士で比較してみたところ。
L バッテリをつけても U101 はこれだけ薄い。U3+L バッテリ以下ですよ。さすがはリチウムポリマーバッテリ、といったところでしょうか。これならば、L バッテリで常用しても全然無問題だと思いました。
ちなみに、L バッテリには底面に凹みはないようです。

新しい VAIO U は、コンセプトと本体サイズだけを継承した全く別のマシンであることがよく分かりました。もう、設計自体を 1 からやり直しているようです。画面が大きくなって、いろんな機能が増えて、しかも処理速度が大幅に高くなっているのにバッテリ性能は逆に伸びている。操作系やインタフェースの配置もかなり練り込まれていますし、もう非の打ち所のないマシンと言っても過言ではないのではないでしょうか?このマシン、やばすぎます、私には・・・。
→パート 3

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