VAIO Column 特別編 「Meet SonyStyle 2003 Summer Version」レポート
「Meet SonyStyle 2003 Summer Version」レポート
続いて、個人的にはかなり注目な感じの VAIO W ニューモデル「PCV-W500」です。
※各画像をクリックすると大きい画像が表示されます。

PCV-W500 です。
従来機種よりも更に洗練されてかっこよくなりました!シンプルなデザインで、インテリアにも自然に溶け込みそうです。
画面サイズが一回り大きくなり、存在感も大きくなりました。が、奥行きはむしろ W1xx より短くなっているので、設置スペース的にはあまり苦労しないでしょう。
PCV-W500 で新しく提案された「テレビポジション」。キーボードユニットを二つ折りにすると、自動的に Giga Pocket が全画面で起動する仕組みになっています(デフォルト動作、設定で変更可能)。また、各ポジション(PC ポジション、テレビポジション、オーディオポジション)で画面輝度・サラウンド(WOW 等)設定を自動切り替えすることも可能だったり、なかなか凝ってます。
キーボードを閉じると「オーディオポジション」となり、自動的に Motion Clock が起動します。
W1xx では液晶両脇についていた光学ドライブのベゼルや USB 端子等が一段下がったところにつけられたため、液晶画面がスッキリと薄く見えるようになりました。デザインの妙ですね・・・。
折りたたみのギミックが仕込まれたキーボード。
キータッチは W1xx のそれを踏襲しており、軽快にタイプできる「質の良いノート用キーボード」といったタッチに仕上がっています。
キーボード折りたたみのギミックは、写真の通りキーボード両脇にある [UNLOCK] ボタンを同時に押し込み、キーボードを上に折りたたむことで実現します。ただ、これをやるときは必ず両手が必要になるのが面倒です。ThinkPad のラッチレバーのように、[UNLOCK] ボタンがホールドしてくれるようになっていれば、片手でも折りたためて楽なんですが。
[UNLOCK] でキーボードユニットのロック状態を解除し、キーボードユニットを上に持ち上げると・・・
・・・こんな感じで折りたたみ完了。ちょっとした変形ロボットみたいでときめきます(笑)。
折りたたんだキーボードの裏面には、Giga Pocket や SonicStage で使用できるボリューム・チャンネルボタンが付いています。上品な小さめのボタンに、周囲をそのときに使用可能なボタンだけイルミネーションするという凝ったデザインになっており、心がくすぐられます。実際には付属のリモコンで操作することがほとんどなのでしょうが、こういうところへのこだわりは製品自体の魅力を大きくアップさせますね。私は W500 そのものよりもこのボタンを見て W500 が欲しくなりました(笑)。
Motion Clock も新しくなりました。シンプルにセンスよくまとめられたデザインは、使う人の部屋もきれいに片づいていないと申し訳ないかもと思うほどです(笑)。
時刻表示を取り囲む円の円周を回っている球は、アナログ時計の時針・分針・秒針を表しています。また、背景の色は「時間で変わる」ようになっていたり、と演出がこれまたニクイ・・・。
本体右側面の入出力端子周辺。光学ドライブはいよいよ DVD-RW になりました。
また、ハードウェア処理になった「Giga Pocket」用の入力端子や、新たに備えられた S/PDIF 等 W1xx にはない特徴がこのあたりから垣間見られます。
本体の左側面にはボリュームダイヤル・画面輝度調整ダイヤル・メモステスロットくらいしかありません。デザインもスッキリしています。
また、液晶のヒンジ構造が変更され、画面の角度調整がやりやすくなりました。
排気スリットや無駄な突起、ネジ穴などを極力見えないようにした背面。
筐体が少し大きくなって放熱に余裕ができたこともあるのでしょうが、テーブルの上に置いたり受付用の端末として使われたり、背面が見られる場所で使われることも少なくなかったのか、普通は見えないところまでしっかりデザインをしているところには好感が持てます。

PCV-W1xx とは一線を画す高級機のような、新しい種類のテレビのようなデザインで登場した W500。なかなか魅力的なマシンだと思います。わたくし、けっこう物欲を刺激されております(^^;
個人的には、やはりキーボードは分離できる方がありがたいのですが。ワイヤレスキーボードで、本体にドッキングすると現在のようなセミノートスタイルにもなって、なおかつドッキングすると自動充電するギミックがついてくれたら間違いなく買ってしまいそうです。
→パート 5

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