Cyber-shot Laboratory | Cyber-shot DSC-P9 |
Cyber-shot DSC-P9 |
と、いうわけで、ごくあっさりと DSC-P5 を手放し DSC-P9 に鞍替えしてしまいました。オートフォーカス機能やノイズリダクション機能の大幅な強化もさることながら、デザイン面でのブラッシュアップがなされ、他機種展開となった DSC-P シリーズのフラッグシップモデルに相応しい高級感を身につけた DSC-P9。400 万画素・光学 3 倍ズームとかつての Cyber-shot のフラッグシップ「DSC-S85」と同等以上の性能を身につけた名機に仕上がっています。 ※各画像をクリックすると大きい画像が表示されます。 |
P9 を使ってみて驚いたのは、その動作速度。起動時間が驚異的に短いのもそうなんですが、画像の記録がそれに輪をかけて速い!最大サイズ(2,272x1,704)撮っても F707 で 1,280x960 で撮るよりも速く書き込みが完了してしまいます。おそらくバッファの使い方が大幅に改善されたのでしょうが、これまでかなり速いと思っていた F707 よりも更に速いので、もう「爆速」と言っていいくらいに速いです。これにはビックリ。 オートフォーカス精度は、マルチポイント AF 機能のおかげで P5 からかなり改善されました。P5 のときのように後ろピンになってしまうケースが随分なくなりましたね。それでもピンがずれそうになるときがあるのですが、その際はセンター AF に切り換えて一旦フォーカスロック、という従来のやり方しかないですね。光量の足りない場所でピントが合わなくなりがちなのですが、そのときにマニュアルで設定できる箇所が少ないのが難点です。 暗所といえば、暗いところで撮影品質が大きく落ちるのがこのカメラの弱点でしょうか。暗いところだと、極端に画像に乗るノイズが多くなります。P5 よりも目立つくらい。おそらく、P5 と同じレンズを使って画素数だけ向上させたことの弊害でしょうが、いつでもどこでも撮りたいスナップ系カメラでこれはちょっと辛いかも。しかも、テレ(ズーム)端では更に暗くなってしまうので、暗いところではズームはほぼ使えないと思った方が良いのかもしれません。本体の質感と同じくらい、レンズの明るさも見直してもらえれば・・・。 ま、暗いところ以外では P5 より(カラーバランスを含め)かなり画質は向上していますから、買い換えた意味はあったのですが、欠点の多くが解消されただけに、暗所での撮影品質に関しては非常に残念です。 と、思ったら P9 の発売後すぐに下位モデルである P2 が出てしまいましたね。200 万画素ですが、レンズとの相性はむしろこのくらいの方が良いような気もします。画素数以外の撮影機能はほぼ全て P9 のそれを継承して、しかも買いやすい価格設定がされているので、バランスとしては P2 の方が良さそうですね。暗所撮影も、画素数が低い分ノイズの乗りが抑えられているかもしれませんし。 ダウングレードになってしまうので P9→P2 の買い換えはまず有り得ないのですが、Sony Style 限定の「ALL BLACK」モデルはかなりソソります。私の用途からいって P2 でも十分だし・・・ちょっと早まったかな?という気がしないでもありません。が、画素数表示のダイヤカットロゴは P9 だけ。当面、このダイヤカットロゴを眺めてニヤニヤしていることにします(笑)。 |
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