Cyber-shot Laboratory Cyber-shot DSC-P5
Cyber-shot DSC-P5
DSC-F707 と同時発売になった「DSC-P5」を買ってしまいました。人気機種「DSC-P1」の後継で、P1 よりもさらに小型・軽量なったコンパクトデジカメの決定版ともいえるモデルです。2 台のデジカメをほぼ同時期に買ってしまったわけなのですが、これには深〜い理由が・・・。
※各画像をクリックすると大きい画像が表示されます。

ベストセラー「DSC-P1」を更に小さく、コンパクトにブラッシュアップした「DSC-P5」。
画素数は実効 300 万画素と P1 から変わっていませんが、P5 の価値はそのコンパクトさにある!と断言していいでしょう。
実は、私にとってレンズの回転しないデジカメはこれが初めてだったりします。
フロントビュー。
これでもかというくらいプレーン、シンプルです。色味がないのでデザイン的にはちょっと物足りない感じ。
背面の操作系。
上部(シャッターボタン周辺)についているモードダイヤルと、この部分のボタン類でほとんど全ての操作を行います。十字キーにフラッシュ、マクロ、タイマー、プレビューの機能が割り当てられているのは F707 等と同じですね。でも基本的にフルオートカメラなので、ボタン類も最低限にまとめられています。
十字キーの下にはカバーに護られて DC IN、USB、A/V OUT(モノラル)の端子が配置されています。
私は基本的にテレビには出力しないし、PC へのデータ転送も VAIO かメモステアダプタを使うので DC IN くらいしか利用しません。でも、いちいちカバーを開けて AC アダプタを接続するのも面倒なので、そろそろ他社製品のように充電機能付き USB クレイドルを用意してほしいところ。
基本的な設定(デジタルズームや赤目軽減など、機能のオン/オフが中心)はモードダイヤルを「SET UP」にして、十字キーで選択する形で行います。昔の機種ではほぼ全て十字キーで階層をたどっていく形式だったのですが、今のやり方の方が少ないステップで設定までたどり着けて楽ですね。
液晶モニタの上には、モノクロ液晶で充電の残り時間等が表示されるようになっています。
充電中、電源を入れなくても残り時間が表示されるのはけっこう便利。
バッテリ、メモリースティックスロットへのアクセスは例によって側面から。メモステのアクセス LED も見えますね。
P5 で利用可能なバッテリは「インフォリチウム C」バッテリ。DSC-P5 のために開発された最も小さいインフォリチウムバッテリで、メモステと同じくらいの大きさしかありません。その分容量も小さめで、連続撮影時間は 70 分くらい。予備バッテリは必須です。
電源を入れると「み゛ーっ」と飛び出してくる沈胴式ズームレンズ。
P1 では一段沈胴式でしたが、P5 では二段沈胴式に変更。なんだか高級感があります。
ちなみに、レンズは「Cyber-shot の代名詞」ツァイスレンズではありません。カメラはレンズが全てではありませんが、ディスタゴン、バリオゾナー×2 と使ってきた Cyber-shot フリークとしてはちょっと寂しい。
で、これが Sony Style 限定で P5 と同時購入という条件で販売された吉田カバン製 P5/P3 専用ケース。吉田カバン「PORTER」ブランドのケースです。実を言うと、私は P5 そのものよりもこのケースに強く惹かれてつい Sony Style の「バスケットに入れる」ボタンをポチッと・・・(笑)。イヤ、P5 も欲しかったんですけどね。
カラーは 4 色から選べたんですが、手持ちの BLACKBEAUTY に合わせてブラックにしてみました。
前面左端についている「Sony Style」のロゴ入りタブ。Sony Style×吉田カバンのダブルネームであることを証明しています。しかし、Sony Style ロゴがプリントなのがイマイチ。ちゃんと刺繍で入れてほしかったなぁ。
フロントのポケットには、メモステ×5+何かが入ります。予備のメモステと液晶クリーニングクロスを入れてやるとイイ感じなのではないでしょうか。ちゃんとメモステ 5 本分の仕切りがついているのも芸が細かいです。
実はこのケース、もともと PORTER のレギュラーラインにある化粧品ポーチ(P5 ケースより二回りほど大きめ)を元に作られたもののようです。言われてみればデザインもそんな感じですよね。
P5/P3 専用というだけあって、P5 にジャストサイズ。バッチリ収まります。
内部には予備バッテリ用ポケットもあって実用的。P5 にはイベントでもらった Sony Style の特製ストラップをつけてみました。

F707 を購入して、本気カメラはかなり強まったけど、逆に今度は光学ズームのついたコンパクトタイプが欲しくなってしまい、迷っていたところへ吉田カバンに後押しされて買ってしまった DSC-P5。購入ボタンを押したのは、F707 を手に入れた翌日のことでした(ぉ
F55K も小さくて良かったんですが、さすがに動作速度が緩慢に感じるようになってしまったのと、単焦点であることに不満を感じていたので、P5 の軽快さ(コンパクトさ、動作速度)とズーム機能はかなり重宝しました。それまでに比べてデジカメを持ち出す機会が格段に増えたことは、言うまでもありません。

ただ、F707 を使うようになったこともあって、P5 の撮影機能では物足りなく感じることも多々ありました。画素数的には全く不満はなかったのですが、AF 精度があまり高くなく、ピンが後ろにずれてしまったり、暗所での撮影に弱く光量不足やノイズに悩まされたり・・・。
というわけで、P5 はもう手元にありません(笑)。発売からわずか半年で手放してしまい、後継機である DSC-P9 にその座を譲ったのでした・・・。

[Back] [Back to Top Page] Copyright (c) 1999 - 2005 Brown Sugar. All rights reserved.