VAIO Laboratory HDD 換装と CPU のクロックアップ
HDD 換装と CPU のクロックアップ
いよいよ CPU のクロックアップに取りかかります。
デスクトップマシンと違ってジャンパスイッチでクロック倍率が設定できるわけではないので、ハンダゴテ(できるだけコテ先の細いもの)を利用します。この作業が最も危険ですので、くれぐれも慎重に。
※各画像をクリックすると大きい画像が表示されます。

CPU のクロックアップ
マザーボードの真ん中上方に付いているのが CPU です。
実際に作業するジャンパは、写真の通り CPU(のヒートシンク)の右上にあります。
今回は、安全に CPU のマージン内で動くであろう 266MHz(66MHz x4)を狙っていきます。
写真ではちょっと見えにくいかもしれませんが、CPU 右上の足のすぐ下にある 3 つのジャンパのうち、一番下の JC4 を外して一つ上の R31 のランドに移します。
私は無謀にもマスキングしませんでしたが、万全を期すためにもマスキングテープを貼ってから作業をした方が安全だと思います。
改造後はこんな感じにジャンパが並びます。
あまりきれいではありませんが・・・。
本体を元に戻すときに忘れては行けないのが、コネクタ類のカバー。
けっこう組み立ててしまってから気づいたりします。
特に忘れそうなのはこの IrDA のカバーですね。
あと、液晶パネルのスイッチ(写真)を開いたまま本体を閉じてしまうということがままあります。
これを戻しておかないと、液晶を閉じたことを認識してくれないので注意。
また、液晶のヒンジ部に詰め込んである細かいケーブルを閉じるときに挟んでつぶしてしまうので、しっかりと詰め込んでから閉じましょう。
この部分にも熱を逃がすための努力の跡が見られますね。
では、本体を開いたときとは逆の順番で元に戻しましょう。
本体を組み直しておもむろに電源を入れます。
無事 BIOS が起動し、クロック数も「266MHz」と表示されています(ホッ)。
クロックアップが成功した証拠、Sony Notebook Setup の画面。
ちゃんと 266MHz 出てるでしょ?

以上で作業は終わりです。次はベンチマークと総括です。
→HDD 換装とクロックアップに関する考察

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