VAIO Laboratory PCG-X505/SP 購入後インプレッション
PCG-X505/SP 購入後インプレッション
パッケージだけでお腹いっぱいになってしまいそうな X505 ですが(笑)、ここからが本番です。こだわりのパッケージを開いて、いよいよ X505 とご対面。Sony Style 限定モデルの眩しい輝きを、とくとご覧ください。
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これが「VAIO ノート 505 EXTREME」PCG-X505/SP です。見てくださいよこの輝きを!(笑)通常モデルの「ニッケル強化カーボンモールド」のブラック塗装もシックな雰囲気で悪くはないのですが、やはり Sony Style 限定の「カーボンファイバー積層板」のこの輝きでしょう。見る角度によって深いブラックにも、ダークメタリックに輝く薄いプレートのようにも見える面白い素材です。ため息の出るような黒く輝く筐体というのは VAIO SR の「アクアポリッシュ ハイグロスブラック」や ThinkPad s30 の「ミラージュ・ブラック」等ありましたが、それらに勝るとも劣らない仕上がりで、それらに勝るとも劣らない手間がかかっているそうです。その分、指紋は相当つきやすいので、もう毎日ふきふきしてやらないといけませんが・・・。
VAIO U101 で初めて採用された「ルミナスミラーロゴ」を黒く仕上げた「ブラックルミナスミラーロゴ」も角度によって輝きを変えるものですが、このロゴが黒く光ることによって精悍なボディがさらに引き締まって見えますね。



「モバイルではどう持ってもかっこよく見えるように」との配慮から、底面も極力上面と同じように見えるようデザインされています。上面で「ブラックルミナスミラーロゴ」の入っている位置にはプリントで「VAIO」ロゴとモデル名「PCG-X505/SP」の文字が。それにしても Windows XP のライセンスシールが邪魔すぎます(笑)。
写真ではほとんど分かりませんが、底面は光にかざすと角度次第で内部のフレームっぽい枠線が透けて見えます。それだけデリケートな素材で作られた筐体といえるでしょう。しかしこの筐体、映り込みがかなり激しいのでカメラマン泣かせですね・・・。



底面のビスやゴム足も、極力目立たないようにかつ見えても格好悪くないようにデザインされています。ビスはブラックメタルで同心円状の模様が入ったもの、ゴム足は極力小さいもの、がそれぞれ必要最小限使われているだけ。意識して見なければビスやゴム足の存在を感じることはほとんどないのではないでしょうか。
ビスのネジ山は最近の精密機器によく使われている星形のものではなく、見慣れない Y 字のもの。分解には苦労しそうです(ぉ


・・・と、いうわけで、Windows のライセンスシールをひっぺがしてやりました。ああすっきり(笑)。
剥がした後には「ここにライセンスシールを貼ってね」と言わんばかりのガイドラインがプリントされていたのでちょっとゲンナリしましたが、まああのデザイン台無しなライセンスシールが貼ってあるよりは 65,536 倍くらいマシかと(笑)。Microsoft もこういうデザイン重視 PC のためにライセンス規定を変えるなり、ライセンスシールのデザインを考えてくれるなりしてもよさそうなものですけどね・・・。
ヒンジの裏側はこんな感じになっています。ゴム足の台座がヒンジのストッパーを兼ねた合理的なデザインになっていますが、カタログページにあるように垂直に立てたりはできない模様(笑)。
旧シリーズのバッテリとは違い、バッテリのリリースレバーはバッテリ側についています。が、このレバーがデザイン重視なのか小さすぎて動かしづらい・・・バッテリを外そうとすると本体を取り落としそうになってしまったこともあるので、ちょっとこれに関しては使用上の不安がありますね。まあ、予備バッテリを買っていないので、滅多に外しませんが(ぉ
バッテリを取り外すと、普段はバッテリに隠されることになるコネクタ周りに型番やバーコードのシールが貼られています。こういう野暮ったいけれど製品として販売する以上はつけておかなくてはならないものは、可能な限り見えないところに隠しておく、というこだわりが、X505 の性格を最も端的に物語っていると思いますね。逆にこういうのを見てしまうと、余計にあの Windows のライセンスシールが恨めしく思えてしまうわけですが・・・まあ、開発側からしても、「Windows のシールは気に入らなかったら剥がしちゃってね」と思っているような気がしないでもないですが・・・。
専用のバッテリ「PCGA-BP505」。旧シリーズ用の「PCGA-BP5x」とは互換性が(コネクタ位置が違うので物理的に)ありませんが、基本的な形状は同じです。容量は 20Wh だった BP51A に比べ 22.2Wh と約 11% 大容量化されているのが、時代を感じます。初代 PCGA-BP51 なんて 17Wh ですよ・・・元祖 PCG-505 から 6 年の年月が、このバッテリの進化からも垣間見えるわけですが、133MHz→1.0GHz と 6 年で 7.5 倍になった CPU クロックに比べると、バッテリ容量の進化がいかにゆっくりとしたものか、しみじみと感じられます。



↑サービスカットです(ぉ
こうやって改めて見ると、X505 がいかに薄いか分かりますね。当然 Windows を起動させて自分で使っているわけですが、それでもこの極限まで薄い筐体の中で Windows が動作するだけのデバイスが動いている、というのは実際使っている自分でもちょっと信じられない気もします。

Sony Style 限定モデル「PCG-X505/SP」のカーボンの輝きは事前にショールームで何度か目にしていたのですが、ショールームの照明下でなくともこれだけの輝きを見せてくれるとは正直思っていませんでした。このマシンは液晶を開かずに閉じた状態で眺めているのが一番のような気もしますが(ぉ、それでは買った意味がないので、続いて本体を開いた内面に移りたいと思います。
→パート 3

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