VAIO Laboratory PCG-X505/SP 購入後インプレッション
PCG-X505/SP 購入後インプレッション
X505 はおそらく VAIO の記念碑となるモデルでしょう。というわけで、私個人の記念碑的 PC である PCG-505EX/64 および PCG-C1VJ と比べたりしてみました。後半は、\400,000 もした限定モデル「エグゼクティブモバイルパッケージ」です。
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「すべてのはじまり」であった初代 505 と「帰ってきた原点」X505 を並べてみました。まあこの 505EX/64 はある意味 Brown Sugar の「すべてのはじまり」でもあるわけで、X505 には特別に強い思い入れがあるわけです。
X505 は言ってみれば 3 年半あまりの時間を経てようやく復活した PCG-505・N505 直系の後継機という位置付けにあたるだけあって、フットプリントは完全に PCG-505 のそれを踏襲しています。シャープなシルエット、そしてヒンジ部に収められた円筒形のバッテリ・・・並べてみると確かに 505 の血統を感じますね。やはり初代 505 ユーザーで今回思わず X505 に飛びついてしまった人は少なくないのではないでしょうか。

初代 505 から 6 年間の進化。X505 の最薄部(といってもかなり無理に絞り込んでありますが)は 505 のパームレスト部の薄さよりもさらに薄いです。というか液晶側よりもキーボード側の方が薄い PC って初めてではないでしょうか(笑


そして、私のもう一つの自慢であるカーボンルック C1VJ。お気に入りだった「カーボンルック」の敗北の瞬間です(ぉ というか、ソニーの担当者さんに「今回は『ルック』ではなく『モノホン』ですよ!」と言われてしまいました(笑
確かにホンモノのカーボンには逆立ちしたって勝てないのですが、それでもこのカーボンルックが少しでも X505 の誕生に影響を与えていたとすれば、こんなに嬉しいことはありません(^^;

そして・・・。
Sony Style 限定モデル「PCG-X505/SP」の中でも 505 名限定で販売された「エグゼクティブモバイルパッケージ」(本体込み価格 \400,000)のアタッシェケースがこれ。ゼロハリなどの有名ケースメーカーのものではないですが、質の高い国産のアタッシェケースで X505 本体(カーボンモールドモデル)と同じカーボンブラックで仕上げられたセンスの良いアタッシェです。このアタッシェも仕上げを職人さんが手作業でやっているとか・・・もったいなくて使えません(笑


金具はブラックメタルでシックに仕上げられ、ダイヤルロックの近くには「VAIO」のエンボスロゴが入ったメタルプレートが。ソニスタの限定モノに「Sony Style」ではなく「VAIO」ロゴを入れるのは社内的にいろいろ大変らしいという話を聞いたことがあるのですが(笑)このアタッシェにロゴを入れてくるというのはそれだけこの X505 に気合い、あるいは思い入れが強い証拠でしょう(カーボン積層板モデル自体ソニスタ限定ですしね)。
ただ、ダイヤルロックの解除ナンバーをどうしても「505」に設定したくなってしまうのは最大の弱点だと思います(ぉ



ケースを開くと中仕切りがあって、その先に X505 と付属品一式(キャリングケースは入りません)をきっちり収納できる窪みが設けられています。「QUALIA」のデジカメ(016)に付属のアタッシェもこんな感じでしたが、実用性というよりは完全に演出効果というか見せびらかし効果(笑)を狙ったものですね。仮にこれを常用しようとすると他の荷物は反対側のポケットに入る書類程度ということになるので大抵は別途バッグが必要になるでしょうが、それではスタイリッシュではないので(笑)自分でウレタンフォームを買ってきて切り、使いやすい形に仕切りをつけるか、中身を取り払って普通にアタッシェケースとして使うかのどちらかになると思います。まあ傷がついたら悲しいですし、私はコレクターズアイテムとして保管していく方向で(ぉ



「エグゼクティブモバイルパッケージ」に付属のグローバルカードモデム「PCGA-CM100」。Sony Style 限定で発売され、Ex-Mo パッケージ購入者には特典として付属されたモデムです。ソニー曰く「おそらくアナログモデム市場に参入する最後のメーカーになる」(笑)。
デザインは本体付属のワイヤレス LAN カードと合わせられており、 X505 に似つかわしい高級感があります。が、どうせならこのパッケージにも少しこだわってほしかったですね。
まあ海外出張の多いエグゼクティブ(笑)向けにグローバルモデムを用意したということなのでしょうが、正直これ要らないからもう少し安くしてほしかったような(ぉ

こちらはソニスタ購入特典の定番となったプライバシーフィルタ。
私はとりあえず使っていません。U101 はフィルタつけてますが・・・。



おまけその 1。
2003/12/6 の X505 発売イベント(お台場メディアージュにて開催)の現場でもらった X505 オリジナルストラップ。Sony Style ロゴ入りストラップの根元に X505/SP 本体と同じカーボンファイバー積層板(6 層)が使われています。ナニゲに 505 台限定の「エグゼクティブモバイルパッケージ」よりもレアかもしれません(笑

おまけその 2。
Brown Sugar は上記発売イベントでソニースタイルの杉山博高プレジデントから直接 X505/SP「エグゼクティブモバイルパッケージ」を受け取ってきたのですが、そのときの入場パス兼引き替えチケット用ホルダーです。時間がなくて記念イベントの抽選会には参加できなかったのですが、貴重なイベントに当事者として参加できたことは、X505/SP に払った対価以上に価値ある思い出となりました。



おまけその 3。
PCG-X505/SP モデル購入者限定のオーナーズプレミアムとして送られた、特製メモリースティックケースです。名刺サイズ。
さすがに全カーボン製ではありませんが(笑)黒い金属製の名刺ケースの天板にカーボンファイバー積層板(X505/SP 本体とは違い、こちらは 4 層)を貼ったものですが、「NOTE 505 EXTREME」のシルクプリントが入っていてかっこいいです。しかも黒い化粧箱の中に赤いフェルトに包まれた状態で届けられるという無駄なこだわりっぷり(笑)楽しませてくれます。

本体のみならず、付属品から果ては特典にまでとにかくこだわっている X505。自分たちの作りたいものをとにかく作りたいように作る、という作り手のこだわりと思い入れがひしひしと伝わってきます。開発部隊だけでなくマーケティングやソニスタまで巻き込んでみんなが「いい物を作ろう」というゴールに向かって仕事をした様子が製品の端々から感じられて、同じくものづくりに従事する人間としては羨ましくなってしまいますね。それと同時に、この X505 という製品を所有することができた喜びと、誇りを感じます。高かったけど、買って良かったですね。
→パート 6

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