VAIO Column |
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歳を取ってしまいました。 もうさすがにおおっぴらに年齢を公開したい歳でもないのですが、今まではギリギリ「20 代前半」と言えたものが、明確に「20 代後半」と言わなくてはならなくなってしまったので非常に哀しいです(涙)。自分の中では、まだまだそんな自覚は全然なくて、むしろ自分の意識としては 22 くらいからずっと止まりっぱなしなんですけどね(笑)。 6 月というのは、自分にとってはいろいろ出会いや別れの多く、空模様も相まって物思いの月なのですが、そういう意味ではここ数年誕生日というのは、変に騒ぐよりも、私にとって「その一年を振り返る」非常に重要なマイルストーンとなっています。去年の自分から見て、今の自分は少しでも良い方向に変われているか?成長することができているか?昔から、数十年という長いスパンで人生を考える週間がなく、比較的流れに任せて生きてしまう私としては、そうやって一年一年を積み重ねて生きていくしかないんですよね。立派な大儀を掲げるだけが人生じゃないと思うし。例え大きな目標があっても、仮にそれを達成してしまったら人生に幕を閉じてしまっても良いのか?と思うし。だから、これからも、小さな一日を、一年を、積み重ねて生きていこうと思います。かといって、何も目標も持たずに生きているわけじゃないですけどね。 お誕生日ということで、とある友人よりヤマハの AV アンプ「DSP-AZ2」をいただいてしまいました^^; http://www.yamaha.co.jp/product/av/prd/dspaz2/newprd/ ヤマハの AV アンプラインナップで上から二番目のグレードのものです。市場価格でいうとかなり高く、ソニーの VZ555ES よりも高いものだったりするのです。「こんなのもらっちゃっていいのー?」とむしろ焦りましたが、いただけるものは拒みません(笑)。実はこれ、詳細は言えませんが、マニュアルも電源ケーブルさえもついていなければ、市販品とは微妙に作りが違う(仕様は基本的に同じ)というワケあり品なのですが、実使用に何か問題があるというわけではありません。 この AZ2 というアンプは、フラッグシップである DSP-AZ1 を普及価格帯(といっても十分高いけど)に抑えつつどれだけ機能と音を詰め込めるか、ということに挑戦したヤマハ入魂の一作で、昨年末の各 AV 誌の評価を総ナメにした一品です(別に AV 誌の評価が全てではありませんが)。実際、私も某所でこの音は何度も聴いていますが、他のアンプと比べてパワフルというか厚みのある音で映画をかなり楽しめるアンプだと思っていました。 モノとしては今まで使っていたソニーの STR-DB1070 よりも明らかに 1〜2 グレード上のもので、筐体サイズも一回り大きい(厚い)製品です。価格が全てではありませんが、VZ555ES と同じかちょっと上くらい。ヤマハ製品は面構えが無骨なので、デザイン的にはソニーの方が断然好みなんですけどね・・・。 さっそく簡単にセッティングだけ済ませて視聴してみました。友人曰く、「ソニーと比べて全然音がいいというわけでもないと思うし、ソースによってはソニーの方がハマるものもあるだろうけど」とのこと。個人的に聴いてみた感想としては、センター ch の明瞭感が DB1070 よりも明らかにあって、DSP も広がりがあって良い感じです。ソニーの DSP(Digital Cinema Sound)はどちらかというとナチュラルで長時間聴いていても聴き疲れしない音なのですが、それとはまた違った面白さがありますね。2ch で音楽を聴くときなんかは、ソニーの方がメリハリがついていていいかな、とも思いますが(←多分に先入観も混じっているものと思われます)。 今まで、アンプやスピーカの音を自分の環境でちゃんと聴き比べたことってほとんどなかったのですが(多くのユーザーにとってこれは同じ悩みだと思いますが)、実際に聴き比べてみると、確かに音質の違いというのは存在しているのが分かりました。しかし、以前セットコンポのアンプに繋いでいたのから STR-DB1070 に変えたときほどの劇的な違いか、と言われると、あそこまで明確に違うわけではなく、お互い一長一短というかそれぞれに色があるという感じですね。価格帯は違うものですが、ハッキリとどちらが良い、と言えるものではないような気がします。単純に入出力端子数や対応フォーマットが違ったり、機能が多かったり(AZ2 はビデオコンバージョン機能やコンポーネント出力時のオンスクリーンディスプレイに対応している、デジタル入出力のアサインが可能、等)、ヤマハはフロントエフェクトを含めた 8.1ch に対応していたり、その辺の影響を受けるような環境になればまた違ってくるんでしょうが・・・というか、そろそろ今のスピーカでは音の出口がボトルネックになって違いがハッキリ分からないような気もします。次は、もっとキャパシティの大きいトールボーイスピーカが欲しいですね。 |
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ここ一週間あまりは目立った新製品の発表もなく、空模様と同様まったりとした時間が流れていましたね。私もネタがなかったせいもあってすっかり更新をサボってしまいました(笑)。 しかし今日は新しい CLIE「PEG-NX80V」の発売日。私も予告通りこの NX80V を購入してきました。 http://www.sony.jp/products/Consumer/PEG/PEG-NX80V/ 今回は川崎ヨドバシにて予約購入。期間中に予約購入するとポイント 13% 還元がついたり、事前にヨドバシの \3,000 割引クーポン(\30,000 以上の買い物対象)をもらっていたり、CLIE の発売キャンペーンで 32MB のメモステがおまけでもらえてしまったりとなかなかうまーな感じだったので、今回はソニスタで購入する気になれませんでした(笑。今回の発売キャンペーンはけっこう力が入っているようで、川崎くんだり(笑)までコンパニオンのおねえさんが派遣されていました。 今回の新 NX に関するインプレは既にメディアージュでのレポでお伝えしているので今回は省きますが、今日は実際の使用感などを。 えー、今まで長らく WorkPad を使っていたせいか、CLIE になってパラダイムの違いというかカルチャーショックを受けています。軽快な動作速度、豊富なアプリケーション、通信機能、視認性の高いワイドハイレゾ液晶、ハードウェアキーボード、ソフトウェア Graffiti、視覚的なエフェクト・・・ほとんど素の Palm に近い WorkPad を使ってきた私にとって、いちいち気の利いている CLIE のアプリケーションは目から鱗状態でした。Palm OS が 4 から 5 になったことも大きいのでしょうが、どちらかというと「CLIE はもはや Palm ではない」という感覚の方が強いかな?今までの WorkPad とは全くの別モノをいじっているような感覚にさえなります。 ワイドハイレゾ液晶の見通しの良さは想像していましたが、本当に広々とした感覚で操作できますね。画面に表示できる情報量が古い機種とは比べものにならないです。でも、液晶の色温度が高めで若干青みが強く、多少ギラギラした印象を受けてしまうのはどうしようもないのでしょうか? 今まで WorkPad はほとんど PIM としての機能以外は使っておらず、通信アダプタも購入したものの電池が別途必要だったり Palmscape の出来があまりよくなかったりで PIM 以外はほとんど使っていませんでした。あとはせいぜい、外出時に目的地付近の地図を WorkPad に落としてビューワ代わりに使う程度だったのですが、最近ではより解像度が高くて外部メディアが読める SO505i の方が地図ビューワに適していたり(笑)ということで、ほとんど出番はなかったんですよね。しかし、NX80V は自前で通信カードを使えるし、かなりマトモなブラウザとメーラがプリインストールされているので、PIM+ブラウザ・メーラ+データ(主にデジカメ画像等)ビューワという使い方で活用できそうです。ネットワークウォークマンの電池が切れたときのリリーフにもなりますしね(^^; 実は CLIE は私の中ではさほどプライオリティが高くなく、VAIO U を買うときのような高揚感と比べると「道具を買った」的な素っ気ない感想なんですよね。CLIE は専門じゃないというのもあるんですが・・・。でも、日常のツールとしてはかなり気に入ったようなので、仕事にプライベートにこれからバリバリ使ってやりたいと思います。 で、CLIE 用に買ってみたストラップ。 お台場の「M+」で買った CHUMS のストラップです。けっこうポップでカワイイ感じなのですが、CLIE よりもどちらかというと SO505i とかの方が似合うかも・・・というわけで、別のストラップを物色中です。この CHUMS は何につけようかな・・・。 あと、川崎ヨドバシでは CLIE の純正ワイヤレス LAN カード「PEGA-WL110」が品切れだったので、とりあえず sigmarion II 用に買っていたメルコの「WLI-CF-S11G」が使えないかな?というわけで試してみました。結果は、 「未対応通信カード」と出てしまいます(泣)。ドライバがないとダメなのか、それともソニーブロックがついているのか(笑)OS 自体からは見えているっぽいんですけどね・・・とりあえず、純正のカードを探して買ってくるしかないか。 |
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SO505i 用のストラップを自作してみました。 504i では某ファスナーメーカーの友人にもらったストラップを気に入って使っていたんですが、さすがにところどころほつれてきたので新しいのが欲しいなと。最近気に入ったストラップがなくて、よく利用していたモノ・コムサのストラップも飽きがきてしまったので、今回は DIY 魂を燃やして作ってみることにしました。NW-MS70D のチェーンを自作して以来、こういう工作モノには燃えてしまいます(笑)。 今回加工のネタにしたのは、ソニー純正の Cyber-shot 用ハンドストラップ「STP-HB」。Cyber-shot ロゴの入った金属プレートに、青いエナメル系のストラップがついているものです。SO505i はカメラがポイントなので、Cyber-shot ロゴをつけてみることにしました(笑 ハンドストラップというよりリストストラップに近いので、ストラップ部はちょっと長めです。そのままケータイのストラップにするには持て余す感じで、これをそのまま短くしてやっても良かったのですが、個人的にエナメルという素材はあまり好きではないのでこれを革製のストラップに改造することにしました。 ちなみに、このままの状態で 2 週間ほど使ってみましたが、金属のプレートが SO505i 本体を傷つけるようなこともあまりなかったので大丈夫そうです。 そんな感じで、完成〜。 どうでしょう?こうやって見るとまるでこの状態で売られていたかのような出来(自画自賛)。長さもちょうどいいし、エナメルと違って落ち着いた革素材なので飽きずに使えそうです。本当はストラップの縁にステッチが入ったのが欲しかったのですが、見あたらなかったので・・・。 最近は、ケータイにデジカメ、PDA、果てはミニノート PC と、ストラップホールのついたデジモノが身の回りに溢れてきたせいで、ストラップの方がネタ切れになりがちです。ジャラジャラたくさんつけるのはイヤだし、派手なだけのストラップもどうか・・・というわけで、オリジナリティのある世界に一つだけのストラップを自作してみる、というのはなかなか良いアイディアだと思うのですが、いかがでしょうか?東急ハンズなんかには本当にたくさんのストラップ素材が売られているため、ネタには困りませんし。なにより工作作業が楽しいですしね(^^) 私は次は CLIE のストラップを何にしようか、今から頭を悩ませています。 携帯電話ネタつながりということで、本日のまめ知識。 先週末ソニービルに行ったときに、ちょうど 1F でソニーエリクソンが SO505i の発売イベントをやっていました。で、前々から気になっていた SO505i の CM の「クルッと半自動で開く SO505i」は本当にできるのか?できるとしたらその方法は?ということを、コンパニオンのおねーさんに聞いてきました。 そしたら、これ、その気になればけっこうできるそうです。やり方は、 ↑な感じでヒンジ近くに親指を添えて、 その親指を一息に押し下げると、液晶がくるんっと 120°くらいまで回転するので、あとは人差し指をうまく使って 180°まで開かせるという手順らしいです。ある程度の慣れが必要なのと、SO505i 自体のヒンジがある程度馴れて固さが取れないと難しい(私のはまだ固いのでつらい)のですが、コンパニオンのおねーさん方はちゃんとできているようでした。これは、練習あるのみですね・・・本当は、最近の松下製端末みたいにボタン一発で回転してくれるといいんですけどね。 |
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Sony Style で CoCoon の体験企画が始まります。 CoCoon 50DAYS ENJOY PROJECT http://www.jp.sonystyle.com/Cocoon/Enpro/ 7/中旬の商品到着から 8/31 まで、最大 50 日の間 CoCoon チャンネルサーバー「CSV-P500」を体験できる企画です。ちょうど、昨年末に行われた「なっとく・購入プラン」の再来という感じになっています。 前回の「なっとく・購入プラン」は一ヶ月とちょっとという短い期間だったため、CSV-E77 の「おまかせ・まる録 2」を十分に成長させきることができず、物足りない思いをしたのですが、今回はちょっと延びて 50 日に。内容的にも、体験価格 \5,000 は据え置きながら、体験終了後にソニスタのお買い物クーポン \5,000 分がもらえてしまうというオイシイ設定(もちろん体験した CSV-P500 の購入に充てることもできます)。これは、CoCoon のアンケートやイベント等でソニスタ担当の N さんや Y さん、以前担当だった K さんに私が CoCoon そして「なっとく・購入プラン」に対して訴え続けたアツい想いが届いたのでしょうか(笑 ともかく、私もこれ参加させていただきます。この夏、「My CoCoon Days」の第二幕が始まるのでしょうか・・・? さて、昨日に引き続き、今日は QUALIA Tokyo」で実際に触ってきたデジタルスチルカメラ「QUALIA 016」のインプレッションをお届けしたいと思います。 http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200306/03-0610E/ ・・・ついに我が目の前に現れた、QUALIA 016。ほんとーーーーーに小さいです。だいたいの大きさはイメージして行ったのですが、実際に目の当たりにするとその小ささには感動すら覚えます。 そして、質感がいい・・・!ブラック塗装のマグネシウム筐体には鈍く輝く青いパール粉末が散りばめられており、今までのどんな「黒い筐体」よりも高級感があります。そして、レンズ部分のアルミ削り出しのリング、ステンレス削り出しのレンズカバー・・・手間暇かけて作ってあるぞ、という雰囲気を体全体で表現しています。 操作系は前面の電源ボタン、天面のシャッターボタンとタッチパネルのみ。「電源投入・切断」と「撮影」以外の機能は全てタッチパネルに集約されています。この細長いパネルの両端と中央にキーポイントがあって、この 3 つのポイントをタップしたり、なぞったり、二つを同時に押したりすることで様々な操作を行います。必ずしも操作性が良いとは言い難いところがありますが、今までになかった操作感は目新しく、一度体験してみる価値があるかもと感じました。 既報のとおり QUALIA 016 には様々なアタッチメントが同梱されていて、それぞれを数珠繋ぎにして機能アップさせることができます。ファインダユニットとフラッシュユニットを取り付けたさまは、さながら人工衛星のようにも見えますね。いろんなユニットを取り付けたら絶対 Cyber-shot U より大きくなるじゃん、というようなことは言わない約束です(笑)。 ファインダは液晶表示の拡大以外にも、屋外での使用時に液晶が見づらくなるのを防ぐ意味もあるそうです。この液晶自体、小さい(0.55 インチ)ながらも明らかに Cyber-shot U の液晶よりも高精細で見やすいんですけど。 Cyber-shot U20(ブラック)との比較。明らかに Q016 の方が一回り以上小さいです。初めて出会うその技術力にはただただ感動するばかり。このサイズで、前面の「QUALIA 016」ロゴや天面の「SONY」ロゴはちゃんと彫ってありますからね(驚)。クオリアを感じます(笑)。 重量も、撮影時重量でジャスト 50g と、118g ある U20 の半分以下。なのですが、手に持った感じは見た目以上にしっかりとした重量があり、「手に残る」だけの重みがあります。コンシェルジュ(スタッフ)の方によると、「この重みを手が記憶したら、買わずにはいられなくなる」そうです(笑)。もしかしたら、この重みは 38 万円の重みなのかもしれませんね(笑)。 カラーリングは一見似たような感じですが、実物は Q016 の方が全然高級感があります。U20 も U10 と比べるとかなり高級感があるんですけどね・・・。 本体と一緒に見せていただいた、レンズ部のリングパーツの削り出し課程の部品。機械による自動加工ではなく、実際に松本の職人さんが手作業で削っているそうです。一個仕上げるのに 2〜3 週間かかるとか・・・。「QUALIA 015」モニタなんて生産のペースが「2 台/日」だそうですからね。高価いわけだ。 Q016 購入時についてくる専用アタッシェ+オプションユニット一式。ビデオ出力ユニット、リモコン受光ユニット、リモコン、バッテリ充電器、ファインダユニット、ワイコン、テレコン、レンズフード(!)、フラッシュユニット、本体、メモリースティック Duo、メモリースティック Duo アダプタ、専用バッテリ×3(フラッシュユニットも本体と同じバッテリを別途 1 個必要とする)が付属しています。気分は『スパイ大作戦』でしょうか・・・このケースを渡されて、私はそのまま持って逃げ出したい衝動を抑えるのに精一杯でした(笑 アタッシェケース自体もめちゃめちゃ凝ってます。金具は全部アルミ(たぶん)だし、ロック部分には「SONY」ロゴが彫り込んであるし、合皮の表面には「016」のロゴがさりげなくあしらわれているし・・・極めつけは、このケース自体がなんと桐製!かなーりびびってしまいました。このケースだけで安くても 3〜5 万円はしてしまうのではないでしょうか??? ・・・もう、QUALIA の高級感へのこだわりにはひたすら圧倒されっぱなしでした。最初は QUALIA について熱く語るくらいのつもりで出向いたのですが、逆に人当たりの良さそうなコンシェルジュの方に QUALIA の良さについて熱く語られてしまいました(笑)。ソニーのイベントに行って、何故か負けた気持ちになって帰ってきたのは今回が初めてです(^^; 気になる画質の方も、実写サンプル(プリントアウトしたもの)で確認してきました。 結論から言うと・・・やはり 200 万画素クラスのデジカメですね。感覚的には DSC-U20 の画質とそう違うようには見えませんでした。パッと見はかなりきれいに思えるのですが、最近の 500 万画素クラスの撮影品質に見慣れた目には、細かいディティール(例えばタンポポの綿毛の一本一本だとか、女性の肌のきめ細かさとか)はどうしても潰れてしまいますし、空のグラデーションは滑らかではなく、よーく見ると JPEG 特有のブロックノイズがあちこちに散見する・・・という感じです。確かにある程度デジカメを使っている人が微に入り細に入りチェックしなければそこまで気にならないとも言えますが、少なくとも画質という点においては「感動価値」を提供することはできていないのではないでしょうか。逆にこのサイズでこれだけまともな画質が得られるというところがポイントなのかもしれませんが。 で、「QUALIA Tokyo」にいって手ぶらで帰ってくるわけにもいくまい、ということで、QUALIA 016 を・・・いや、QUALIA 016 のカタログを(笑)買ってきました。無料のパンフレットももらえるのですが、かなり凝ったガイドブックが \1,000 で購入できます。庶民が買える唯一の QUALIA かも(笑 正方形の白い箱に「QUALIA 016」。シンプルな箱です。 これを開けると・・・。 中から QUALIA のガイドブックが出てきます。ちょうど、QUALIA 016 の公式ページの FLASH でダイジェストが見られますが、これと同じものです。 http://www.sony.jp/products/Consumer/QUALIA/jp/guidebook/016_index.html いわゆる英単語帳のようなものなのですが(笑)これに、QUALIA 016 のディティールを撮影した写真や、QUALIA の哲学、印象的な使用シーン、イメージ写真などが散りばめられています。これ、お金かかってますよー、\1,000 はむしろ安いかも。残念なことに、箱は桐ではありませんでしたが(笑)。 外箱が無駄に大きい気がしますが、今後 QUALIA 全製品についてこのフォーマット(このサイズの外箱)で統一して有料のガイドブックを発売する予定だそうです。全種類コンプリートしたらかなりかさばりそう(笑)。 最後に、このガイドブックを買って帰るときに、とどめを刺されてしまいました。 ・・・レシートまでこのこだわりよう。もう、すっかりやられました。 |
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先日発表されたソニーの「QUALIA」。東京・銀座ソニービルでは既に製品の展示が始まっています。 私が製品発表を見て思った「QUALIA とは何か?」ということは既に書いたとおりですが、それでは実際のモノはどうなのか?というわけで、実物をこの目で確認しに行ってきました。 ・・・そして、思わず、無意識のうちに、何も考えずに、逝ってしまいました。「QUALIA 016」。 これが、「QUALIA 016」。 本体に刻まれた品のある「QUALIA」のロゴ、そして誇らしげな「016」のロゴが、\380,000 の商品価値、そして「感動価値」を物語っています。 開封してみました。 「世界最小」を謳うだけあって、本当に小さいです。 パッケージには、本体だけでなくさまざまなオプションパーツが同梱されています。 本体の表面加工や一つ一つ手作業で削り出されたクルミニウムパーツなど、「モノづくり」へのこだわりが伝わってきます。 試しに食べてみましたが、甘みを抑えたクッキー生地にココアとクルミの香ばしさが絶妙の三重奏を奏でているようです。「クッキーのクッキーらしさ」というクオリアを感じることができた気がしました。これが \380,000 もすると思うと、感動もひとしおです。 この製品、リリースのどこにも謳われていなかったのですが、ブルボンとのコラボレーションによって生み出された製品のようです。 http://www.bourbon.co.jp/sei/qualia.html お菓子作りに深いノウハウを持つブルボンと協業することにより、ここまで完成度の高い製品を仕上げてくるとは。お菓子職人の「モノづくり」へのこだわりが伝わってくる製品に仕上がっています。 ・・・という冗談はさておき(ぉ、「QUALIA Tokyo」のレポートです。「QUALIA 016」は本当に買ってません(笑)。というか、受注開始は 6/24(火)からですね。 http://www.sony.jp/products/Consumer/QUALIA/jp/storeinfo/ 銀座ソニービル 4F のエレベーターを降りると視界に飛び込んでくるのが、「QUALIA Tokyo」。 ソニービル 4F って今まではショールームのメイン展示室的位置付けだったのですが、この春のリニューアルで 4F は QUALIA のフロアになりました。フロア一つ使って展示しているのは(1F のイベントを除けば)現在は QUALIA のみという状態ですから、ソニーの力の入れようが分かります。ま、VAIO とかはお台場もありますからね。ソニービル自体の位置付けが以前とは違ってきたということでしょうか。 この「QUALIA Tokyo」はあからさまに他のフロアとは雰囲気が違いますが、よく考えればソニービルの付近にはエルメスやコーチ、ディオールが立ち並んでいますからね・・・そういう意味ではソニービル自体が QUALIA のビルであっても違和感はないのかも。 SACD システム「QUALIA 007」。 残念ながらデモは行っておらず、例の感動的なギミックや実際の音質などは確認できませんでしたが、試聴室は準備されているようなので、発売が近づけば試聴することはできるようになるのではないでしょうか。7/末には何らかのデモが始まるようです。 スピーカの「スーパートゥイータ・アレー」はなかなか圧巻。オーディオ的に言えばただ並べればいいというものでもないでしょうが、見た目的にはかなり迫力があります。でもやっぱりソニーの高級スピーカってかなり B&Wを意識しているような・・・。 FD Trinitron モニタ「QUALIA 015」。 36 インチなだけあって実物はかなり大きくてびっくりしました。自宅で使っている WEGA が 25 インチなので・・・。けっこう大振りなスピーカがくっついているので更に大きく感じますが、そのおかげで音もけっこう厚みがあって良かったように思います。 写真のデモはアクション映画(『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』)の予告ということで素材自体がかなりコントラストを高めに作ってありますが、試写室で観せていただいたデモ用素材(ハイビジョン撮影した素材を Blu-ray に落としたもの)の画質は本当にしっとりと、なおかつ印象的なものに再現されていました。WEGA ENGINE を積んでいますが、いわゆる WEGA の画質とは若干方向性が違うかな?とも感じました(直接比較していないので何とも言えませんが)。 話題のデジカメ「QUALIA 016」。ほんとーーーに小さいです。しかも、質感がめちゃめちゃ良い・・・。 この製品は実際に手にとって見ることができたのですが、ちょっと感動してしまいました。その模様はまた後日。 実はいちばん気になっていた SXRD HD プロジェクタ「QUALIA 004」だけは実機の展示がありませんでした。まだまだデモベースにできる機体ができあがっていないということでしょうか?ソニービルのスペースではあまり大画面に投影できるだけのスペースがないということかもしれませんが・・・。ま、来月後半には展示が始まると思うので、その頃また見に行ってみたいと思います。 |
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Sony Style のスタメン特別企画「+SPICE」の第二弾、デザインにこだわった液晶ディスプレイ「SDM-HS」シリーズの受注が本日より順次開始されていますね。 http://www.jp.sonystyle.com/Style-a/Special/Display/ 発売に先立って、お台場メディアージュにて 19 インチモデル「SDM-HS93」が展示されています。私は今回はさすがにパスなのですが、一目見ておかねば、ということで覗きに行ってきました。
画質に関しては、正直言って甘く見すぎていました。最近の液晶ってアナログ接続でもここまでしっかり表示できるものなんですね。せいぜいで XGA だった昔のデスクトップと違って高解像度が当たり前になってきたせいで RGB 出力の RAMDAC もはるかに高品位のものが普通になってきたのでしょうし、ディスプレイ側で減衰した分のビデオ信号を増幅する仕組みなんかも備えているのでしょう。赤滲みなんかもありませんでしたし、「ちゃんと画素にドットが乗っている」のがよく分かりました(横に DVI 接続のディスプレイを並べてドットを見比べたりしたらさすがに分かるかもしれませんが・・・)。ケーブルをシールドのしっかりしたもう少し高級なものに変えてやればさらに画質は向上するような気もしますが、高級なケーブルを買い足すくらいだったら DVI 端子のついた液晶ディスプレイが買えてしまう値段になるので、本末転倒か。 デザインは、やはり従来の「液晶ディスプレイ」というものとはパラダイムが違います。アフターマーケットで売られている液晶ディスプレイが、どんなに狭額縁になろうとも「OA 機器」のデザインパラダイムから脱却できていなかったのに比べ、SDM-HS シリーズはそれらとは明らかに一線を画すデザイン。メーカー製 PC にセットとしてついてくる液晶ディスプレイには最近それなりにデザインに凝ったものが多くなってきていますが、その多くは電飾ギラギラのカーステレオのような勘違いしたデザインで、お世辞にも格好いいとは思えませんでした。その点、このディスプレイはテレビなんかと同じく「さりげない」ことを前提にデザインされているからなあ・・・。 今まで、私が「デザインがいい」と思うことができた PC 用ディスプレイって Apple の Cinema Display/Studio Display くらいしか存在せず、ソニーの液晶ディスプレイですらあまり良いとは思えなかったのですが、この製品は Cinema Display 以来のヒットと言えそうです。「たかが PC の周辺機器」に WEGA のデザイナーを採用したり、ソニスタで開発者インタビューをやってみたり、「たかが周辺機器」を超えたアプローチで迫ってきていますよね。もしかしたら、このあたりが今後の「PC 関連製品の VAIO ブランド化」の伏線になっているのかな。デザインを AV 機器寄りの言語で行い、VAIO と AV の接点をデザインやイメージの点から広めていくという。 そんな SDM-HSxx ですが、 やっぱり DVI・・・。 なんでアナログ接続しかないんだーーーーー(T-T)。DVI だったら買ってたかもしれないのに。 アナログ接続でも十分な表示性能があることは分かりましたが、それでもやっぱり・・・。この気持ち、分かりますよね?VAIOethics に訪れるような方なら絶対 DVI じゃないとイヤなはずだ(ぉ でも、この製品を踏まえた今後のソニー製液晶ディスプレイ、そしてソニー製 PC 関連製品のデザインにはかなーり期待してもいいのかな、と感じました。DVI 対応の「SDM-X」シリーズの後継機種のデザイン、それはもう期待していますよ〜>ソニーさん。 |
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2 年間使い倒した仕事マシンを、いよいよ買い換えました。 IBM ThinkPad T40p 2373-G1J http://www.ibm.com/jp/pc/thinkpad/tpt4033/tpt4033a.html 最後の最後まで T40p にするか X31 にするか本気で悩んでいて、もういっそのこと両方買ってしまえとか思っていたのですが(ぉ、結局 T40p にしてしまいました。 モバイルノート好きの私があえて A4 の T40p にしたのには理由があるのです。 本当は、X31 の方がマシンとしてのまとまりや工業製品としての凝縮感という意味では好みでしたし、X20〜X21 と仕事で使ってきて X シリーズの出来の良さはよく分かっていたため、当初は X31 にするつもりだったのです。が、最近仕事で使用している開発ツールが XGA 程度の解像度ではかなり厳しいほどに高解像度を要求してきており、X31 の XGA では今後の仕事は厳しいなあ、と思っていたことが理由の一つ。そしてもう一つは、近々会社の事業所が移転することになったのですが、今度の移転ではプレースコストの削減という名目で基本的に社員の固定席がなくなり、自由席(笑)での仕事をするかモバイルワークあるいは在宅勤務のような形式をとることになったんですね。今までは自席があったため、ドッキングステーションを置きっぱなしにすることも可能でしたし、近々高解像度の液晶ディスプレイを経費で買えば X31 でも全然問題なく開発ができる・・・と思っていたあてが外れてしまって。というわけで、SXGA+ の高解像度と光学ドライブを備える T40p の方が今後仕事をしていく上では扱いやすいだろう・・・というのが大きな理由です。というか、今回の移転がなければ X31 にしていたと思います。何かと物欲を発散させてお金のない折、現行製品では最高クラスに高価なマシンを購入するのはかなり痛かったですが(泣)背に腹は代えられません。 ・・・というわけで、ThinkPad T40p。 今まで少なくない数のノート PC を所有してきた私ですが、意外にも(?)14 インチクラスのマシン、そして 2 スピンドルノートを自身で所有したのは今回が初めてだったりします。というか、12 インチ以下の 1 スピンドルノートばかり 6 台も持っている私はおかしいのでしょうか(ぉ マシンとしては、Pentium M 1.60GHz、512MB RAM(最大 2.0GB)、40GB 5,400rpm HDD、IEEE802.11a/b 無線 LAN、そしてビデオチップに MOBILITY FireGL 9000 を備える(!)現行では最強クラスのノート PC です。中古の軽自動車くらい余裕で買えてしまう値段(汗)。
従来定評の高かったキーボードは、今回は大幅に見直され、キータッチもずいぶん変わっています。相変わらず剛性の高さは触っただけで分かりますが、タッチはかなり滑らかになっており、パシャパシャしていた X21 のキーと比べても柔らかい印象を受けます。未だに語り草になる ThinkPad 600 シリーズのキータッチとは大きく変わってしまいましたが、これはこれでタイプしやすい良いキーなのではないでしょうか。 IEEE802.11a/b を搭載して Centrino プラットフォームという範疇から外れているため、パームレストに貼られているシールは派手な「Centrino」ではなくシンプルな「Pentium M」のシールになっています。ちなみに、内蔵の無線 LAN モジュールは PHILIPS 製のようでした。 というわけで、軽量化のために標準バッテリをわざわざ買ってきました。T40p の工場出荷状態では重量が 2.42kg もあるのですが、標準バッテリに交換して光学ドライブをウェイトセーバーベゼルに換装すれば、2.0kg 程度まで軽量化できます。今の X21 が 1.60kg あるので、2.0kg ならなんとか・・・という感じですかね。 さっそくベンチマークも測ってみました。 HDBENCH Ver 3.30
うーん、明らかに T40p が私の手持ちのマシンで最も速くなってしまいましたね。自作機が T40p に勝てているのって、せいぜい HDD 性能くらいです。グラフィック性能も一長一短という感じですし・・・。 3D 性能も比較してみました。
ま、マジですか・・・。Athlon 1.2GHz+RADEON 9200 の自作機よりも 1.5〜2 倍くらいはいいスコアをたたき出しています。U101 なんて足元にも及んでいません(笑)。それぞれのベンチが今までに見たことないくらいすべすべ動いて、ビックリしました。さすが、FireGL。FireGL といえば昔はビデオカード単体で \15〜20 万もする高嶺の花だったのですが、超高級品とはいえノート PC に載ってしまうとは。DirectX 系ベンチマークでこの結果なので、FireGL が本来得意とする OpenGL 系のアプリで計測したらどんなことになるんでしょうか・・・とにかくこれで、出張先でも FF 三昧が可能になりました<結局それかい。っていうか、自作機より完全に快適・・・。 というわけで、仕事マシンは当分これでいくことになりました。サイズがサイズだけに、打ち合わせ等には X21 を持ち出すこともありそうですが、開発用としてはこれ以上ないくらい良いマシンが手に入ったことになります。これでしばらくは、仕事に対するモチベーションも維持できそう・・・かな?PC 買い換えごときで維持できるなんて、大したモチベーションですが(笑)。 ■記事リンク PC Watch の記事 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0320/mobile195.htm http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0324/hotrev205.htm ZDNet の記事 http://www.zdnet.co.jp/news/0303/12/nj00_centri_ibm.html |
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昨日大須で買ってきた CPU クーラーを自作機に取り付けてみました。 ALPHA PAL8045 http://www.micforg.co.jp/jp/c_pal8045.html 自作ユーザーに人気の高い ALPHA 製です。今までも同社の「PEP66」を使っていたのですが、初期の Thunderbird コアにやっぱりこれじゃ小さすぎるらしい。ファンも 6cm の薄型ファンだったので、ちょっと風量が少なかったですしね。というわけで、これなら文句ないだろうというサイズの PAL8045 にしてみたというわけ。 ALPHA の CPU クーラーはヒートシンク部の作りがかなりしっかりしています。この PAL8045 では、規則正しく並んだ六角柱のアルミ製ヒートシンク銅製ヒートスプレッダを埋め込んであります。惚れ惚れしてしまうほど成型が見事で、金属のカタマリっぽいものが大好きな私にはたまりません(笑)。本当は冷却効率だけで言えば同程度の性能でもっと安いものもいくらでもあるんでしょうが、この加工技術を目の当たりにするためだったら多少高くても気にしません(^^; 私が購入したのはバリューウェーブ扱いの品で、Athlon マザー用取り付けキットに Panaflo の 8cm ファンがついたキットで「PAL8045TF」という型番で販売されていました。 この Panaflo のファン、私が自作機のケースファンに使っているものと同じ 8cm の流体軸受ファンです。 通常の CPU ファンは板バネをソケットの切り欠きに引っかける感じで固定するのですが、この PAL8045 は巨大なのでマザーに空いている CPU クーラー固定用の穴にネジ止めして固定します(使ったことがないので知らないんですが、Pentium 4 の純正クーラーもこんな感じなのかな?)。 しかし、ヒートシンクが巨大すぎてソケット周囲のコンデンサに干渉(汗)。しょうがないのでコンデンサを無理矢理少し傾けて(笑)何とか設置完了。さすがに 8cm ファンサイズのクーラーは大きく感じます。CPU 下のチップセットと比較すれば、どれだけ大きいか実感できるはず。 取り外した PEP66U のヒートスプレッダを見てみると、Athlon のコア表面にあるシルク印刷が焼け付いていました(笑)。いったいどれだけ発熱していたのか気になります。 今まで使っていた PEP66U は、あまりケース内の掃除をしていなかったせいでファンが劣化したのか、あるいはシリコングリスが変質して熱伝導率が悪くなったのか分かりませんが、最近とみに熱暴走するようになってしまっていたのです。BIOS で CPU コア温度をチェックしてみると 70℃を超えていることも珍しくなかったくらい。それが、今回 CPU クーラーを交換しただけで(厳密に言えば、シリコングリスもその辺で売っている \200 程度のものではなくて、アルミ粉末が混合されているという \800 くらいするものに変えてみましたが)いきなり 15℃くらい下がりました。FFXI を長時間プレイした後に BIOS を確認しても、せいぜい 55℃くらいまでしか上がってません。ケース内温度はレイアウトを見直したこともあり、27〜28℃で安定するようになりました。これで、心おきなく FFXI がプレイできます<結局そこかい。 しかし、Panaflo のファンは流体軸受のためベアリングの摩擦音はしないのですが、かなり風切り音の気になる冷却ファンです。しかも、電源ユニットに内蔵されている 2 つのファンもやたら五月蠅いですし・・・CPU ファンが 8cm になったおかげで、下手なサーバよりも五月蠅い自作機になってしまいました(涙)。 そこで、発想を転換して、部屋のレイアウトを変えて PC 本体を隣のダイニングキッチン(というほど立派なものでもないですが)に移し、ケーブルを這わせてディスプレイやキーボードだけ部屋で使うようにしてみたところ、耳障りな動作音をほぼ無視できるレベルにまで静音化できました(^^)vこれで、心おきなく FF(以下略)。問題は、廊下としても機能している DK がやたらと五月蠅く、なおかつ妙に暑くなるようになってしまったことでしょうか・・・。 やっぱり自作機のリプレースもそろそろ考えないとなあ。 |
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この土日は、名古屋に行っていました。 理由は、仕事のストレスが爆発してふと旅に出たくなったから・・・ではなくて(ぉ、学生時代の友人の結婚披露パーティに招待されていたんですよ。名古屋は昨年春以来 14 ヶ月ぶりに行ったのですが、あそこは活気はあるし食べ物は美味しいし、いい街です。手羽先、どて煮、味噌煮込みうどん、赤福・・・うみゃ〜。お腹いっぱいです<何しに行ったんだ。 それにしても、最近結婚式が多くて・・・去年の 3 月くらいから、オンライン・オフライン問わずほぼ毎月友人の誰かが結婚したり、婚約したりしています。今回の結婚パーティでも、先に結婚した友人同士の夫婦連れがいたり、子連れがいたり、妊婦がいたり、秋に結婚することが決まったカップルがいたり、ホント、そういう話が溢れているんですね。しかも、先日ついに私のもっとも近しい身内も結婚すると言い始めて。さすがに私も、ここのところいろいろと考え込んでしまいます。 結婚がしたいわけではないんですが、人生とか、将来とか、家族とか、仕事とか・・・社会人も 4 年目になってくると、会社でも仕事上の役割が今までとは少し変わってきていたり。気がつけば、もう間もなく 26 歳なんですよね。自分の中ではまだまだ 22 歳くらいのつもりなんですが(笑)。 そんな感じで(?)せっかく名古屋に来たし、ということで、大須電気街に行ってきました。 日本の三大電気街では秋葉原、日本橋には行ったことがあったのですが、大須は未体験。はっきりと他の区画と「電気街」という区画が分かれている秋葉原・日本橋と違って、大須って普通の商店街の一本隣に電気街があるという感じになっているんですね。ちょっと面白いです。 でも、電気街の規模自体はさすがに秋葉原・日本橋と比べるとずいぶん地味な感じ。というか、秋葉が巨大すぎるのかも(^^;でも、最近電脳の街というよりはアニヲタの街と化している秋葉と違い、まだ「そういう」雰囲気が濃くなっていない分落ち着いて買い物ができるかも。とはいえ、冷静に考えてみるとあえて大須で買うべきものが見当たらない・・・とりあえず、自作機の熱暴走が相変わらず収まらない(FF をやるとどうしても厳しいらしい)ので、ツクモで CPU クーラーだけ買ってきました<それこそわざわざ大須で買う意味がない。 さて。 先週金曜になりますが、米国の IEEE(米国電気電子学会)で 2.4GHz 54Mbps の無線 LAN 規格・IEEE802.11g の仕様が正式に採択されました。 ニュースリリース http://standards.ieee.org/announcements/80211gfinal.html ZDNet の記事 http://www.zdnet.co.jp/news/0306/13/ne00_80211g.html 予定通り 6 月に正式仕様が決定し、これで晴れて正式に「IEEE802.11g 対応」の無線 LAN 製品が市場に並ぶことになります。今までも IEEE802.11g のドラフト版に準拠した製品が先行して各社から発売されていましたが、これらは順次ファームウェアアップデートにて正式仕様に対応することになっていますよね。 国内では大手家電メーカー各社が主に AV 製品向けに投入し始めた IEEE802.11a 規格と、PC 周辺機器メーカーが注力する IEEE802.11g 規格のどちらが今後の主流になっていくのか、あるいはどう棲み分けていくのか、そしてその鍵を握っている Centrino の今後の動向は?など、とても気になりますが、まずはこの正式仕様を受けた新製品の動向に注目したいところです。 同日、老舗のビデオチップベンダである Trident がビデオチップ事業からの撤退を表明しました。 PC Watch の記事 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0613/trident.htm Trident といえば、つい先日発売になった東芝の極薄 Centrino ノート「dynabook SS S7」に「XP4」チップが採用され、「GeForce 並み」といわれたその性能に注目が集まったばかりですが、もしかしたら今後 Trident のこのチップを採用したノートが増えるのか、と思った矢先での撤退。結局 XP4 の高いパフォーマンス性能は、3DMark 対策としてドライバをチート(良く言えば「最適化」)したものだったことが後に顕らかになったわけですが、 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0530/ubiq7.htm それでも、元々消費電力の高いデスクトップ向け GPU をシュリンクした nVIDIA や ATI のチップと違って最初からモバイル向けに低消費電力で設計されていることを考慮すれば、なかなか高いパフォーマンスであったことは確かなはず。ノート用ビデオチップの老舗は、「ノートで 3D」が本格化する前早々にシェアでのトップランナー NeoMagic が撤退し、残された Trident は ALi あたりと組みつつ細々とやっていたのですが、XP4 で巻き返しかと思いきや、結局ドライバチートの問題まで含めて、このチップは Trident の最後のあだ花となってしまいました。統合チップセットによるスタンドアロンチップの駆逐は、サウンドカードや LAN カードの例を見るまでもないのですが、やはり統合化や小型化の流れには逆らえないのでしょうか。今後 Trident のグラフィックス技術はチップセットベンダ・SiS の主に統合チップセットなどで生かされていくものと思われます。 こうしてみると、PC 用グラフィックスコアを作っているベンダって、ほぼ nVIDIA と ATI、Intel、VIA(S3)、SiS くらいになってしまいましたね。Matrox も Parhelia とか P750 を出していますが、出荷量からいえばほぼ完全に場外でしょうし・・・。グラフィックスチップはもう寡占状態ですし、Intel×互換 CPU ベンダの戦いもほぼ決着がついてしまいましたし、やはり最近の PC 市場はどんどんつまらない方向に向かっているような気がします。コンポーネントで差別化できない以上、ほかのポイント(テレビが見れるとかホームサーバとか、そういうもう「ありきたりになってしまったもの」以外の点で)差別化を図るのが、今後は今まで以上に重要になってくると思うのですが、どうでしょうか。 |
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Sony Style で先月より始まった VAIO 関連製品企画「+SPICE」の 6 月の企画の詳細が公開されました。 http://www.jp.sonystyle.com/Style-a/Special/Display/ 今週月曜からティザー風に製品写真の一部が公開されていたのですが、本日正式に詳細が発表されました。 今月の「+SPICE」は液晶ディスプレイ。欧米で春頃から発売されていた「SDM-HSx3」シリーズを今回ソニスタ限定で国内発売するものです。欧米では 19/17/15 インチの 3 ラインナップで展開されていますが、17 インチモデルが主流となりつつある国内の状況を受けて日本では 19/17 インチの 2 モデルのみが発売される模様。 この製品、アメリカの Sony Style で販売されているのを知って以来、デザインが良くてすごく気になっていたんですよね。いわゆる「アークデザイン」とはちょっと違いますが、ダイナミックなカーブに支えられたディスプレイパネルには浮遊感があり、昨年秋からかなり欲しまっている(けど高くて買えない)PLASMA WEGA や今シーズンの LCD WEGA と同様の「フローティングデザイン」というコンセプトを受け継いでいます。というのも、デザインを担当したのが LCD WEGA のデザイナーということですから、デザインコンセプトが似ているのも納得ですが・・・。 最近の PC 用液晶ディスプレイは大画面と省スペース性を兼ね備えた狭額縁のデザインが流行していますが、ソニーの LCD は相変わらず額縁の広いものがほとんどで、今まで積極的にソニーの液晶ディスプレイを購入しようとは思えませんでした。でも、この SDM-HS シリーズのデザインならばあえてこのくらいの額縁がついていた方がデザイン上のバランスも良いと思います。ソニーは昔からディスプレイの額縁をデザインの一部に取り込むのが上手でしたが、今回も額縁の広さを逆手にとってうまくまとめていますよね。ちなみに、現在ソニーで唯一狭額縁な「SDM-P232W」には今後 SDM-P シリーズとしてラインナップが追加される(米国では既に「SDM-P82」が発売済み)ようで、狭額縁でスペック重視のビジネス向けモデルとコストパフォーマンスやデザイン重視のパーソナル向けモデルの二極化が進みそうな雰囲気です。 ・・・というようにデザインにかなり惹かれるこの液晶ですが、個人的には致命的な弱点が。入力がアナログ 1 系統しかないんです。 ちょうど購入したばかりの新ビデオカードが DVI に対応していて、液晶ディスプレイ Ready! な環境になったというのに今さらアナログ接続はちょっと・・・。液晶ディスプレイ自体の表示品質がかなり CRT と遜色ないところまで向上してきたことに加え、少し前まで DVI の問題として指摘されていた互換性問題もかなりクリアされてきており、今はまさに液晶ディスプレイの導入に絶好の時期だというのに・・・。最近の液晶ディスプレイはアナログ接続の品質もずいぶん向上してきて、ビデオカード側の DAC(D/A コンバータ)がよほどひどいものでもない限り、アナログ接続でも十分な表示画質を得られるのですが、完全なデジタル接続となる DVI と並べて比較してみるとやはり違いは分かってしまうものなので。 この仕様だけで、購入意欲は 70% から一気に 0% にまで下がってしまいました・・・。あとは、19 インチなら UXGA に対応してほしかったりもしたのですが、さすがに UXGA はアナログ接続では十分な表示品質を得られそうにありませんしね。 もともと、スペックよりも販売価格が重視されがちな欧米向けの製品ということで、とにかくコストを切り詰めると同時にデザインで競合との差別化を図るのがミッションだったであろうこの製品の位置付けを考えるとアナログ 1 系統のみの入力というのも仕方がないのですが、欧米に比べて省スペースデスクトップの下地ができあがっていて、液晶のデジタル接続を受け入れる体制がある程度できている日本市場で、あえてアナログ接続の液晶ディスプレイを積極的に売り込む理由はあまりなさそうです(そのへんの理由で、国内の一般向けモデルでは前モデルである SDM-S シリーズからモデルチェンジが行われていないのでしょうが)。とはいえ、既存の VAIO ユーザーに「スパイスのきいた」関連製品を提案することで今使っているマシンにさらなる価値を与える、というのが「+SPICE」の趣旨だとすれば、CRT 同梱モデルのディスプレイを LCD に置き換えるという意味ではアナログ接続でも意味はなくはないのでしょうが、でもやっぱり選択肢は欲しいですよね・・・。 かくいう私は、最近ちょっと自宅のデスクトップ機を見直すついでに、そろそろ CRT を LCD にリプレースしても良いかと思っています。今の FD Trinitron はまだまだ十分きれいに表示してくれているとはいえ、液晶の画質が(写真や動画を扱う)実用に耐えると思えるようになったことと、何より CRT の設置スペースがばかにならないと感じ始めたのがその大きな理由です。ちょうど、先日 ZDNet で本田氏が私と同じような視点で液晶ディスプレイを比較検討していたので、ふむふむと思いつつ参考にさせていただいていました。 http://www.zdnet.co.jp/news/0304/14/cjad_honda.html http://www.zdnet.co.jp/news/0305/26/cjad_honda.html これを読んだから、というわけではないですが、現時点では私は IBM の 20 インチディスプレイ「ThinkVision L200p」を狙っているんですよね。20 インチ UXGA、DVI 2 系統でダイレクト価格 \17,8000 というのはかなり魅力。PC Watch での元麻布氏の評価もなかなか高いですし・・・。 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0402/hot255.htm 現在 17 インチ CRT を SXVGA(1,280x960)で使っている私にとって、17 インチ SXGA(1,280x1,024)だとあまりステップアップした感じになれないし、19 インチクラスでも SXGA だと意味がない。で、UXGA を求めるとどうしても 20 インチクラスになってしまいます。最近、大画面の液晶ディスプレイがかなりいいペースで値下がりしていますから、そろそろ 20 インチ液晶も買い時なのではないかと思います。最近、省スペースなベアボーンと大画面液晶で、新しい自作機を組んでみるのも悪くないかな、と目論んでいます。廉価な 20 インチ LCD にもう少し選択肢が増えてくれれば、面白くなりそうなんですけどね。 |
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ふと、FFXI をもう少し快適な環境でプレイしたくなって、新しいビデオカードを買ってしまいました。 ATI の「RADEON 9200」登載ボード。 OEM 流れのバルク品として販売されていたのですが、付属のドライバ CD-ROM などを見るにどうやら SAPPHIRE 扱いのもののようです。 DOS/V パラダイス川崎店にて \9,800(税抜)。廉価モデルとはいえ最新クラスのグラフィックアクセラレータが \10,000 を切る価格で買えてしまうとは、かなりお買い得かも知れません。今まで価格性能比からいうと決してコストパフォーマンスの高くない Millenium シリーズを使い続けてきたのが哀しくなってしまいました。 本当は、FFXI と組み合わせるなら当初から対応してきた GeForce シリーズの方が望ましいのでしょうが、昔 RIVA TNT2 を使ったときの 2D の画質を見て以来 nVIDIA というメーカーは好きになれないので、ATI にしてみました(本当は ATI も RAGE 128 の登場当初にはバグだらけのドライバに散々悩まされましたが)。 自作機と眠っている R70 改とのどちらに取り付けるか悩みましたが、結局自作機に取り付けてみました。が、しかし、取り付ける直前に熱暴走が連発。実は春先に静音化のためケースファンを一つ取り払っていたのですが(結果的に電源ファンの音がうるさかったらしく、全然静かになりませんでした)これが原因で CPU の発熱が処理できなくなっていたようです。とにかくケース内のドライブのレイアウトを見直し、一度は外したファンを復活させて様子を見てみると、上手く動いたようだったので換装を続行。 ・・・換装の結果。 今までの G450 の性能はこうでした。 FFXI は、オフィシャルベンチマークが起動すらしません(涙)。 3D ベンチマークの定番「3DMark 2001 SE」(比較対象となる U101 のビデオチップがやや世代の古いものであることを勘案して、やや古めのベンチを持ってきています)では、1,000 にも届かないという散々たる結果・・・。1/3 くらいはエフェクトをサポートしておらず、スキップされるベンチも少なくなかったです。 それが、RADEON 9200 では、 いきなり 5,000over。フレームレートも非常に高く、滑らかな動きでびっくりしました。 FFXI Bench の結果では 2,793。最新最速の PC の足元にも及びませんが、そこそこ快適にプレイできるスペックです。 ちなみに、U101 では、3DMark 2001 SE が 1,291。FFXI Bench は 1,112 と、FFXI の実行性能だけでも 2.5 倍くらいになっています。単純に CPU 性能だけでいっても倍近い違いがあるのですが、今まで U101 が VGA の解像度でカクカク動いていたのに対し、自作機+RADEON 9200 では XGA でもヌルヌル動きます。今まで見ることのできなかったディティールまでしっかり描画してくれて、プレイヤーとしては大満足。というか、キャラクターが無表情でモンスターに斬りかかるのがハッキリ分かってむしろ怖いんですけど(笑)。 画面サイズも 6.4 インチから 17 インチに上がり、快適性がかなり高くなりました。目下、自作機のファン音だけが問題です・・・これは何とかしなくては。とはいえ、上を見ればきりがありませんが、\10,000 という低い投資で U101 よりもかなり高いプレイ環境を手に入れることができたのにはかなり満足です。本当は新型 PS2+PS2 版 FFXI を買おうと思っていたんですが、安く上げられて良かったです。 でもやはりファン音とか設置スペースの問題があるので、そろそろ自作機もリプレースしたいんですけどね。やはりここは省スペースのベアボーン+20 インチクラスの液晶で一台作るかな?本当は、PCV-W500 がもう少し高速なビデオチップを使っていたら間違いなくそっちに転んでいたんですが。しかし、ノート PC が最近それなりに 3D アクセラレータの性能をアピールしているのに、省スペースデスクトップでそれがあまり求められないのって何故なんでしょうね?コストパフォーマンスとスペースファクタに優れる一体型デスクトップで FFXI のようなオンラインゲームを楽しみたいという向きは、決して少なくないと思うんですけど。 |
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「感動価値の創造」 ソニーが満を持して投入した新ブランド「QUALIA」が掲げたキーワードは、今までに類を見ないものでした。 創業早い時期から「エレクトロニクス」と「エンタテインメント」を事業の両輪として企業活動を続けてきたソニー。しかし、ここ数年の不況に伴うデフレやエレクトロニクス製品のコモディティ化、中国製品の流入による業界全体のコスト体制の変化、といった理由により、エレクトロニクス製品の製品価値は一昔前とは比べようもないほど低下しました。ことオーディオ製品に限って言えば、CD と MD を「いい音」としてオーディオ本来の音の良さを忘れさせ、オーディオ製品のゼネラル化を進めてしまったのは他ならぬソニー自身なのですが(逆に、SonicStage Mastering Studio のようなソフトウェアを推進し、「いい音」を復権させようと試みているのもまた、ソニーなのです)。 こうして失われてしまったエレクトロニクス製品の価値を、ネットワークサービスやソリューションに転嫁し、あるいはもう片輪である「コンテンツ」と組み合わせることによって付加価値を見出そうとしてきたのですが、当初は先行していたその政策も、競合メーカー、だけではなくマイクロソフトのような「リビングルームを狙う」他業種まで含めたライバルの追随によって徐々にアドバンテージを詰められてきてしまったのがここ 2〜3 年のソニーでした。このあたりの話は、ちょうど ZDNet でタイムリーな記事が掲載されているのでごらんになってみてください。VAIO の話になりますが、本質的には QUALIA とも繋がっているはずです。 http://www.zdnet.co.jp/news/0306/11/nj00_kimura.html そして、最終的にソニーが辿り着いた答えは、本来の自己の強みであるエレクトロニクス事業そのものを見直すこと。今年初めから同社がしきりに繰り返している「モノづくりの復権」ということです。ハードウェア自体の質感やデザイン、機能、そして「ソニーらしさ」ということにとにかくこだわり、「ソニーであること」を他社に対する最大の強みにする、ということなのだと思います。これが、現在ソニーのエレクトロニクス事業が全体で立ち向かっている取り組みなのです。 では、「モノづくりの復権」がソニー全体の取り組みであってこと「QUALIA」としての取り組みでないとすれば、「QUALIA」とは何なのか? 「QUALIA」、いや、「クオリア」とは、私が氏の著作『心を生みだす脳のシステム 「私」というミステリー』を読んでいた頃の Column を読み返していただければ解ると思いますが、ひとつは人間が五感、あるいはイメージという第六感をとおして受容したさまざまな事象を脳が「感じる」ときに生まれるそのものの「質感」、そしてもうひとつはそれらの「質感」を生み出すものに対して我々人間がアクションを起こすときに生まれる我々の中の「指向性」、その両方が合わさって我々の「心」を創り出す「実感」のことである、と私は理解しています。「クオリア」というものが本当に存在するならば(そもそも「クオリア」自体が実際の物質的存在ではなく、概念的存在に近いものなのでしょうが)、空の色を「青い」と感じるのも、満月を見て「美しい」と感じるのも、「うれしい」「たのしい」「かなしい」「恋をしている」と感じるのも、「私」が「わたし」や「あなた」を感じるのも、全て「クオリア」の存在が為せるものなのでしょう。これ以上書くと、どんどん哲学やあるいは少し宗教じみた話になってしまいそうなので、このあたりで止めておきますが。 このような理解を前提として、当初、私は「QUALIA」というのは「人間の感情や思考、嗜好、あるいは志向に密接に関係し、人間の感情行動のアシストをしたり感動を増幅させる効果をもった製品」を目指すんだろうと思っていました。人間の生活を感動的クオリアで満たすための製品である・・・そういった方向性が、ここ数年のソニーおよびソニー CSL の研究テーマであると思っていましたし、昨年の SDWE のキーワードである「Emotion Ring」という言葉も、それに根ざしたものであると理解していました。しかし、「感情活動のアシスタント」という意味合いをもつ製品は、昨秋の初代 CoCoon や AIBO、SDR くらいのもので、それらしい製品はその後あまり表に現れなくなってしまいました。 そして、登場した「QUALIA」。 実際に登場した「QUALIA」を見てみると、なにか高級ブランド品を目指しているような、人間のもつ「クオリア」に関する研究に基づいた製品という当初の予想とはかけ離れた製品群でした。事前に複数の筋から「QUALIA は、従来のソニー製品とは一線を画す高級品」といった噂を耳にしていましたが、結局それ以上のものではありませんでした。 例えば、ソニーの高級オーディオ製品「ES」シリーズの上位にかつて存在した「R」シリーズ(現在では、「R」シリーズは 36 万円の超高級ヘッドホン「MDR-R10」にその名残を残すのみとなってしまいましたが)のように、とにかく細部にまでこだわって通常の製品の 10 倍の値札がついているような製品。「QUALIA」は必ずしも「クオリア」の本質を形にした製品ではないのかもしれない、むしろ、「Quality」の語源としての「Qualia」という言葉の響きを重視したブランドネームに過ぎないのかもしれない、とすら思いました。最近のソニーは、ことさらに製品にブランドを冠するのが好きですからね・・・。既に確立された「SONY」という四文字のブランドのほかに更にブランドを重ねて、何を為さんとするのか。個人的には、最近のソニーのブランド戦略には、そういう感想を持っていたりもします。 しかし、「QUALIA」の登場を機に、改めて「クオリア」の総本山、「Qualia Manifesto」を紐解いてみました。 http://www.qualia-manifesto.com/ ここで、日本の「クオリア」の第一人者である茂木健一郎氏の最近の日記の中に、こんな一節を見つけました。 > つまり、人は、創造性の原理としてのクオリアに投企して > みなければ、 > クオリアが本来その中にある仮想の空間の全体性が > 十分に味わえない、そのユニークな個物性の総体を > 引き受けることができない、 > その総体を引き受けて認知しないと、hard problemを > 解く、といってもチャチな解き方になってしまう、 > そういうことなのだ、と思った。 > > クオリアというのは、赤や黄色や緑のことだけではない。 > 感覚的クオリアと志向的クオリアという分類もまだ粗い。 > その志向的クオリアの中に、無限といって良いほどの > 多くのニュアンスがあり、そのニュアンスを認知し、 > 表現しようとするのがクリエィティヴということだとすれば、 > その中に自分を投企することなく、クオリアの全体性など > 把握できない。 ――なるほどね。 私は、「QUALIA」というものの理解において、実際の「クオリア」をコントロールしたり、「クオリア」をより望ましい形で人間の心に届けることこそが、「QUALIA」の存在意義であり、目的なのだと考えていました。しかし、「クオリア」を理解し「QUALIA」を産み出すためには、映像であったり、音楽であったり、あるいはモノそのものがもつ「クオリア」のまっただ中に身を置き、創造性を発現させなくてはならない・・・ということなのではないでしょうか。だから、作り手が、自分の志向的クオリアの具現化の結果生み出した「表現」としての「QUALIA」というのもアリなのではないか、そういった感情活動の積み重ねが「Emotion Ring」となってゆくゆくは人間の嗜好や感情を理解するエレクトロニクス製品というものに繋がっていくのではないか、と思います(←書いていて自分で宗教っぽいなあと思っています。変な目で見ないで(笑))。 現在発表されている四つの「QUALIA」には、さまざまなアプローチが存在していて、本来の「クオリア」の定義に近い「クオリア」を再現することを目的に作られた「QUALIA」、所有欲に訴えかけること、製品そのもののもつ「クオリア」に高い比重を置いている「QUALIA」、あくまで「ソニーらしさ」を追求し、サイズや質感を突き詰めていった「QUALIA」、いろいろな「QUALIA」が存在します。それらは、今までの製品のように画質向上に使われている技術や、音質を高めたポイントがカタログに大きく取り上げられることはないでしょうし、画質や音質を確かめる手段は自分自身の目や耳しかありません。これ以外にも、もしかしたら今後いろいろな方向性をもつ「QUALIA」が登場するかもしれません。本当に我々の心を理解してくれる「QUALIA」があるかもしれませんし、今度はとにかく薄いことにこだわった「何か」が出てくる可能性も否めません。こればかりは、「ソニーらしさとは何か」を常に考えている「クオリア認定委員会」のものさしに期待するしかないのですが・・・。 「感動価値の創造」。感動は、そうそうお金で買えるものではありません。人の言動であったり、心であったり、表現であったり、自然の力であったり、そして感動できる自分の心そのものが感動を喚び起こすのです。だから、「QUALIA」の作り手のこだわりや、「QUALIA」を通して目や耳に入ってきたものに感動できる、そしてその感動に分かりやすい・けど決して安くない対価を払える人は多くはないでしょう。しかし、この「QUALIA」に代表されるソニーの取り組みが、ソニーの企業活動全体に「QUALIA」的な感動や喜びをもたらしてくれることを、今回の「QUALIA」の発表が、ソニー製品全体に対する「クオリア・マニフェスト」とならんことを、私は期待してやみません。 |
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ソニーが一年半にわたって温めに温めてきた新ブランド「QUALIA」が、本日いよいよ正式にそのヴェールを脱ぎました。 「QUALIA」 http://www.sony.co.jp/QUALIA/ ニュースリリース http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200306/03-0610/ http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200306/03-0610A/ 「QUALIA 004」SXRD HD プロジェクタ http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200306/03-0610B/ 「QUALIA 007」スーパーオーディオ CD システム http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200306/03-0610C/ 「QUALIA 015」トリニトロンカラーモニタ http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200306/03-0610D/ 「QUALIA 016」小型デジタルスチルカメラ http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200306/03-0610E/ 複数の製品ジャンルにまたがって展開される今回の「QUALIA」ブランド。現在のところ 17 の企画が同時並行的に進行しているということですが、第一弾としてはプロジェクタ、SACD システム、CRT モニタ、デジタルカメラの 4 製品が製品化されました。それぞれ「QUALIA ナンバー」004、007、015、016 が振られています。 キーワードは「人の心に訴えるモノづくり」そして「感動価値の創造」――ここ数年のソニーにみられたような、ネットワークを前提としたソリューションベースのコンセプトではなくて、ひたすらに「製品そのもの」の価値、デザインまで含めた高い品質、そして何より「ソニーらしさ」を第一の信条としたブランド・コンセプトになっています。基本デザインは各製品で統一されていて、落ち着いたブラックに金属の質感たっぷりのシルバー、そして上品な細ゴシック体で刻まれた「QUALIA」ロゴ・・・見ているだけで胸の奥に熱い感情がこみ上げてくるのを感じます(笑)。 個別の製品についてみてみましょう。 まず、「QUALIA 004」SXRD HD プロジェクタ。 これは、同社がこの 2 月に発表した最新のプロジェクタ用液晶ディスプレイデバイス「SXRD」を採用した、世界初の SXRD プロジェクタです。SXRD というのは液晶の延長線上にある(プロジェクタ向け)ディスプレイパネル技術のことで、コントラスト比 3,000:1、解像度 1,920x1,080 という驚異のスペックを誇っています。プロジェクタでは最近は液晶より高品位な表示デバイスとして DLP が注目され、民生機でもどんどん採用製品が増えてきていますが、旧来の三管式プロジェクタを置き換え、将来的には民生用ハイエンドにも登載されるデバイスとして SXRD が注目されていました。また、この高解像度を活かし、初の 1080p HD(ハイビジョン)にフル対応した民生用プロジェクタという側面も持っています。結局液晶系と DLP はどっちが良いの?ということを解説し始めると、プロジェクタ用表示デバイスの動作原理の話をせねばならず、それだけで Column 2〜3 回分の分量になってしまうのでここでは省きますが、主にホームシアター向けプロジェクタに登載される表示デバイスとしては、次世代の大本命と見られているデバイスです。 「QUALIA 004」は世界初となるこの SXRD パネルに加え、キセノンランプ使用、HDMI インタフェース採用など、「世界初」満載の仕様になっています。 キセノンランプは、昼光色に近いため理想的な光源と言われています。「赤の赤らしさ」など、「クオリア」(≒人間の感情に訴える質感)を再現するため、より自然状態に近い色再現性を持つデバイスの採用は「QUALIA」には必須だったということでしょうか。しかし、このキセノンランプは、消費電力や発熱に対する発光効率が低いこと、デリケートで取り扱いが難しい(壊れやすい)ことなどを理由に家庭用としての採用が難しいようです。そのため民生用プロジェクタのランプでは、今までは UHP(超高圧水銀灯)ランプがほとんど(さらにその前はハロゲンランプやメタルハライドランプが使われていました)で、キセノンランプは映画館等の業務用でしか使われていませんでした。「QUALIA 004」もランプ周りにものものしいヒートシンクが取り付けられていますが、それだけ発熱するということなのでしょう。ランプ交換のコストを考えると、個人ユースにはかなり恐ろしいものがあります。ま、三管式のリプレースと考えれば、高いランプコスト(三管式もやっぱりランプは高い)も許容範囲内なのかもしれませんが。 もう一つの「世界初」となる HDMI インタフェースですが、これは AV 用では初めてとなるデジタル方式のビデオ・インタフェースの業界標準で、PC 用液晶ディスプレイのデジタル接続方式として普及している DVI の電気的仕様をベースに、著作権保護などの技術を盛り込んだものです。電気的には DVI が基盤となっているため、アダプタを介せば DVI<->HDMI 間の相互変換も可能となっています。現在の民生用ビジュアル製品の接続方式で一般に最も高品位なものは D4 端子かコンポーネント端子ですが、いずれもアナログ信号を流すためのインタフェースで(「D 端子」の「D」は「デジタル」に非ず)今までデジタル接続可能な規格は存在していませんでした(最近、ごく一部の高級 DVD プレイヤー等で DVI 出力を持つものが発売されていますが)。今後は、ハイエンドの製品から徐々に HDMI インタフェースが採用され始め、将来的には多くの AV 製品が HDMI 端子を備えるようになると言われていますから、「QUALIA 004」ならば当分の間(少なくとも現在の 1080p HD が時代遅れの仕様になるまでの間)は十分に活用することができる、といえます。「長く使える」こともキーワードの一つとなっている「QUALIA」では、こういった新しいインタフェースを先取った仕様になることが少なくないのかもしれません。 価格は \2,400,000 で、ポイントもつかない(笑)ということでかなり手の届かないものですが、三管式プロジェクタでも安く見積もっても 100 万円コース、高いものでは数百万円になることを考えると、これだけ世界初満載でしかも三管式では有り得ないくらいに洗練されたデザインで \240 万というのは却って安いのでは?とすら思ってしまいます。私の Cineza が 10 こ買えてしまうその画質、一度でいいからじっくり観賞してみたいものです。 次に、SACD システム「QUALIA 007」。デジタルアンプ「S-master」を内蔵した SACD プレイヤー「Q007-SCD」と、組み合わせを前提とした 3 ウェイバスレフスピーカ「Q007-SSS」。 「Q007-SCD」の方は、2003 年のソニーがかなり気合いを入れて作っているというデジタルアンプ「S-master」を採用していること以外、これといって「音の良さ」をアピールしていないようです。構造上、ピックアップはハイエンドオーディオマニアに評判の高いいわゆる「光学固定方式」っぽい(どこにも謳っていないので違うかもしれません)のですが、「音の良さ」を伝える文言が何処にも見られない上に、SACD マルチチャンネルに非対応など、機能的にもトレンドを反映していません。そもそも音質重視ならば光を遮蔽する構造になっていて然るべきであるにも関わらず、クリア素材のトップカバーに光沢ある金属製のトレイなど、そのへんのことを一切無視しているようにすら見えます。 しかし、しかし、このプレイヤーで重要なのは音ではないんです!と断言してもいいくらいに重要度が高いのが、そのデザインとギミック。円形のメタルトレイに無造作に CD を置くだけで、おもむろに「ふぃーん」と「クリア/シェルター」カバーが閉まり、トレイの下部からこれまた金属感たっぷりの三本の柱がディスクを持ち上げ(このとき同時に自動的にディスクのセンターとトレイのセンターを合わせ)、横から「うぃーん」と伸びてきたアームがディスクをキャッチ、そのままディスクが回転し、音楽が流れ始める・・・という流れになっています。SF 映画に出てくるようなこの動作!本製品の全てはこのギミックでしょう。AV Watch のムービーは必見、この動作だけでご飯が三杯は食えます(ぉ スピーカの方は、ソニーのハイエンド製品によくある奇抜なデザイン。エンクロージャの素材は「手作業で一枚ずつ積層された」といいますから、高いのも頷けます。ベースのエンクロージャだけ見ると何の変哲もないスピーカに見えますが、上部に登載された横 6 連のトゥイータがすごい。ソニー曰く「スーパートゥイータ・アレイ」ですよ。なんだかディスクアレイ(RAID)っぽくてマニア心をくすぐられます(ぉ 価格はプレイヤーが \800,000、スピーカが \700,000。単に CD・SACD がかかるだけのものにこれだけの対価を払うの!?という気がしますが、初代 SACD プレイヤー「SCD-1」が \500,000 したことや、Bang & Olufsen に代表されるような欧州の超高級オーディオ機器の価格を考えると、そこまで無茶苦茶な価格設定でもないような気がします。私は、もしこのプレイヤー本体に手をかざすだけで CD セット/リリースの一連の動きをするようになっていたら、クルマを売り払ってでも買っていたかもしれません(※注:クルマの売値の方が圧倒的に安いです)。 続いて、トリニトロンカラーモニタ「QUALIA 015」。 これはテレビではありません。チューナを内蔵しない、純粋なビデオモニタです。ソニーのビデオモニタといえば、今でも熱狂的なファンの少なくない「PROFEEL」というシリーズがありましたが、FD トリニトロンになる以前の製品であり、この PROFEEL シリーズを最後にソニーは民生用のビデオモニタ製品を打ち切ってしまっていました。それが、QUALIA シリーズで復活・・・「PROFEEL」ブランドこそつけられなかったものの、「QUALIA 015」の型番「Q015-KX36」は PROFEEL シリーズの「KX」型番を冠されていることから、この「QUALIA 015」は右手に「FD トリニトロン」、左手に「WEGA ENGINE」を携えて現代に蘇った PROFEEL モニタ、ということが言えそうです。 プラズマやリアプロジェクションといった表示デバイスに画面サイズでは敵わず、同クラスの液晶モニタには省スペース性で敵わず、一般的な用途としてはこれといってメリットのないように見える CRT モニタですが、やはり色再現性や動画のなめらかさ、画像そのもののナチュラルさという点ではまだまだ他の表示デバイスを寄せ付けていないことは事実です。民生用の安物 CRT テレビと比べるとそりゃプラズマなんかの方がきれいですが、高級なモニタや業務用モニタの画質を見ると解像感やコントラスト比ではやはりまだまだ CRT が最良の選択肢なんですよね。「赤の赤らしさ」というのが「クオリア」を語るときにまず第一に引き合いに出される例えだとすれば、おそらくこの「QUALIA 015」が現状で最も「クオリア」という言葉本来の持つ意味に近い製品であると思います。 最後はデジタルスチルカメラ「QUALIA 016」。 これ、2000/7 に技術発表した世界最小メモリースティック Duo 採用デジカメ http://pcweb.mycom.co.jp/news/2000/07/27/12.html がベースになっているようです。当時は 33 万画素でしたが、3 年の時を経て 200 万画素クラスにまで画質が引き上げられました。 記録媒体にメモリースティック Duo を採用し、本体サイズはほぼジャストメモリースティックサイズ、厚みはメモリースティック 5〜6 枚分といったところでしょうか(レンズ部を除く)。販売価格 \380,000 も払って 200 万画素かよ、Cyber-shot U20 が 15 個買えるぞというツッコミが聞こえてきそうですが(そんなにいりません)、とにかくそのコンパクトさ、デザイン、質感、どれをとっても Cyber-shot U より上。しかも、小さいながらにフラッシュユニット、ビデオアウトユニット、タイマーリモコンユニット、リモコン、テレコンバージョンレンズ、ワイドコンバージョンレンズ、ビューワーユニット、リチウムイオンバッテリ×3、そしてスパイ気分を味わえるアタッシェケース風専用キャリングケース等、付属品も豪華。このへんの付属品だけでも \100,000 くらいの価値はありそうです。コンバージョンレンズとかけっこう付け替えが面倒ですし、実際ほとんど使わないと思うんですが(笑)このサイズでこれだけいろいろ合体ロボット遊びができるというだけで欲しい。しかも複数のユニットを連結できるだなんて・・・。 本体の液晶ディスプレイは 0.55 インチ、インチ数で言うと SO505i の 1/4。SO505i の画面サイズの中に「QUALIA 016」の画面が 16 個入ってしまうサイズというからすごいですが、逆にそれだけ小さい液晶ディスプレイをつけられるということ自体がすごい。付属品と同様、実用性云々ではなくて「それがそこにあるだけでいい」という世界になりつつあります。というか、カメラ自体そうなんですけどね。200 万画素しかないとかそんなことはどうでも良くって、このサイズ、そしてこのデザインのカメラを所有しているということに意義がある、この「QUALIA 016」はそういう存在を狙っているんでしょうね。 操作インタフェースは本体上面にシャッターボタン以外に独特のタッチパッドを備え、これをジェスチャー風に擦ることでコマンドを入力する形式になっています。使い勝手の方は未知数ですが、そもそも電源ボタンすら見あたりませんからね(笑)、どうやって操作するんだろう・・・。 \380,000 といったら余裕でデジタル一眼レフが買えてしまう価格なわけですが、このデザインとサイズだけで喜んでお金を出す人は案外少なくないのではないでしょうか?私もボーナス支給当日にしこたま飲まされたりしたら勢いで買ってしまいそうです(笑)。QUALIA でいちばん買えそうな値段ですし・・・あぁ、宝くじでも買ってみようかな(ぉ この「QUALIA 016」にはわざわざ有料でカタログが用意されているそうです。価格は \1,000。唯一手の届く QUALIA 製品ということができそうです(笑)。私も銀座等で見かけたら買ってみる予定。 さて、それぞれの製品について触れたところですでにかなりの分量になってしまいました。それぞれの製品が担う役割や、おのおのの「QUALIA」が持つ意味とは?「QUALIA」が目指す方向性とは?そして、今後のソニー製品全体に及ぼす影響とは?といったことを書きたかったのですが、続きはまた明日、ということにしたいと思います。 AV Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20030610/sony1.htm http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20030610/sony2.htm http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20030610/sony3.htm http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20030610/sony5.htm PC Watch の記事 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0610/sony.htm http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0610/sony2.htm http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0610/sony3.htm ケータイ Watch の記事 http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/14359.html ZDNet の記事 http://www.zdnet.co.jp/news/0306/10/njbt_01.html http://www.zdnet.co.jp/news/0306/10/njbt_02.html http://www.zdnet.co.jp/news/0306/10/njbt_04.html http://www.zdnet.co.jp/news/0306/10/nj00_qualia_ss.html http://www.zdnet.co.jp/news/0306/10/nj00_qualia.html ASCII24 の記事 http://ascii24.com/news/i/hard/article/2003/06/10/644170-000.html http://ascii24.com/news/i/topi/article/2003/06/10/644189-000.html MYCOM PC WEB の記事 http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/06/10/07.html BizTech の記事 http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf/CID/onair/biztech/gen/251578 |
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・・・昨日の種明かしです(笑 皆さんのご想像通り、買ってしまいました。PCG-TR1/P [WORKS] TUMI Edition。 http://www.jp.sonystyle.com/Style-a/Product/Tr/ うーん、発表当初はなんだかんだケチをつけていたのですが、いざソニービルで実物を見てみると、悪くないんですよね。「これもアリかな」みたいな・・・。SRX や C1 の後継とは思っていませんが、新しい種類のマシンとしてはあっていいような気がします。それに、何をするにもある程度ワイドな画面の方が、最近は都合が良いんですよね・・・。 やっぱり光学ドライブはそれほど使用頻度が高くないだとか、重くはないにしてももう少し軽い方が良かったかな、とか思うところはあるのですが、今の私に必要にして十分な性能のマシンなので、モバイルは基本的に U101 を中心にして、自宅のメインマシンやちょっとした旅行には TR、という感じで使い分けていこうと思います。しかし、これで自作機も C1 も完全にお払い箱かー・・・。 ・・・というのは、真っ赤なウソです。買ってませんってば(笑 では、これはどういうことなのか?簡単に説明しますと、ある日のこと。ななちゃんからケータイにメールが入りました。 な)TR の TUMI ありなしの価格差はどれくらい? 私)差額 \22,000 だって(>o<) な)どうしよう。ブリーフケースは要らないから、ぶらうんさんが欲しければ TUMI エディションを買うよ 私)おー。買う ・・・・・・。 二つ返事で即答するクセ、そろそろやめようかと思う(ぉ そんなわけで、私の元に TUMI がやってきました。 最初は仕事用に使おうかな、と思っていたいのですが、サイズ的にちょっと微妙・・・。今の X21 以上に大きいマシンには買い換えられないということになってしまいますし、12.1 インチでも PC の他に書類を持ち運ぶことを考えると少し厳しいものがあります。もとが 10.6 インチ用に作られているから、仕方ないのですが・・・。 でも、いずれにしろプライベート用の小振りなバッグが欲しかったのでちょうど良かったかな、とは思っています。C1-CASE じゃ小さすぎるけど、他のでは大きすぎる、というちょっとした外出で重宝しそう。SO505i を買って、最近少し荷物が減りましたし。でも、結局 Sony Style×NEIGHBORHOOD も発注してしまったんですよね・・・。 |
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505 を買いました。 ・・・え?SO505i ならこないだ買ったばっかりじゃないかって?いえ、違います。 ・・・まさか V505 を買ったのかって?それも違います。 買ったのは、プジョーの「VTT505」。マウンテンバイクです。<ミーハーって言うな(ぉ 7〜8 年使ってきた Pana の MTB がかなりガタがきていて、引っ越しのときに田舎に置いてきてしまったので、夏が来るまでには新しいのが欲しいと思っていたのですが、ようやく購入することができました。本当は去年のソニスタありがとうキャンペーンで販売されたお届け隊モデルを買いたかったのですが、販売価格が高くて迷っている間に販売期間が終了してしまったんですよね(;;)で、以前から狙っていたプジョーを買おうかと。型番に「505」が入っている時点で買わないわけにはいかないでしょう(笑 # ちなみに、ソニスタの感謝イベントはこの夏も行われるようなので、期待大・・・。 どこで買うか迷ったんですが、そもそも取り扱っているショップがあまり多くなかったのと、扱っていても高かったりオプションが充実していなかったりということがあったので、中でも割安でオプションも充実していたオンラインショップの自転車館びーくるさんで購入。最初はブラックモデルにしようと思っていたんですが、マルイで実物を見たらブルーがよかったので・・・。フランス車らしいというか昔のリジェ・ルノーを彷彿とさせるブルーに惚れました。なんだかんだとオプションをつけたら、最終的に \80,000 くらいかかってしまいました(痛)。本当は一週間前くらいには届いていたんですが、生憎の雨でインプレできなかったのでした。 以前の自転車がかなりガタが来ていて、マメにギヤに油を差してやらないとまともに走れなかったせいもあるんでしょうが、ニューマシンの乗り心地は快適そのもの。スピードも出るし、良い感じで風を切って走ることができます。フレームの剛性は高いし、フロントサスの具合は良いし、ブレーキは止まる止まる。買って以来「それだけ払うお金があったら原チャリ買えるだろ」とか突っ込まれまくりなのですが(笑)、原付を敢えて買わないだけの価値はあるかも・・・。 PC のかいぞうとおなじように、本当は MTB のパーツ交換もけっこう好きなので、早くもサドルやハンドルを交換してやりたいとか、お届け隊に負けないようにタイヤをスリック系に換装したいとかいう欲求が沸いてきているのですが、とりあえずその前にこの体を使ってあちこち乗り回してやろうと思っています。U101 も手に入ったことだし、この夏はアウトドアっぽいことをいろいろやってみようかと。 さて、もうひとつの「505」である SO505i ですが、その後いろいろと試し撮りしてみました。 買う前には「もしかしてこれで完全に Cyber-shot U の置き換えにできてしまうかな?」と期待したのですが、必ずしもリプレースに能うものではないかもしれません。カメラの起動に数秒かかり、撮影に関しても(シャッターの反応速度やシャッタースピードは十分なものの)撮影後の記録が遅く、SXGA で撮る記録完了までに 5 秒はゆうにかかってしまいます。実際には SXGA ではなくVGA や i ショットサイズで撮る人の方が多いのでしょうが、Cyber-shot U 代わりに SXGA で撮ることがメインになりそうな私にはちょっと厳しい速度。それでも、普段持ち歩くことを考えるとケータイにこのクラスのデジカメがついていることは何物にも代え難いわけで・・・。 撮影品質に関しては、レンズがレンズなので Cyber-shot U よりも暗いのは確かだろうと思うのですが、一応かなり明るいライトもついているし、あとで補正することを前提とすればほぼ Cyber-shot U と同等といっていいかもしれません。Cyber-shot の廉価モデルにつきものの暗部ノイズは確かに見られますが、携帯電話であることを勘案すると画質自体は十分じゃないかな・・・と思いました。以下に撮影サンプルを添付しておきますので、ご参考にしてください。ちなみに、軽くレベル補正だけかけてあります。 |
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昨日は更新するつもりだったのですが、執筆中に気絶していました。ここ数日で発見された新しいウィルス「BAT/Mumu.A.Worm」(別名「BAT_SPYBOT.A」)に会社の PC の多くがやられてしまって・・・。 http://www.symantec.co.jp/region/jp/sarcj/data/b/bat.mumu.a.worm.html http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=BAT_SPYBOT.A http://www.nai.com/japan/virusinfo/virM.asp?v=BAT/Mumu.worm 偶然サーバ管理者がみんな出払っていたため、何故か管理者でもない私が対処することに・・・。それはもう、疲れました・・・。 どうやら大手企業でも被害に遭っているところが少なくないようですね。現状では深刻な破壊活動を行うワームではない(ものの CPU とネットワークを占有するため、マシンの処理速度が落ちる)のですが、感染力がかなり高いため(WinNT 系の IPC が有効になっていると、かなりセキュリティレベルの高いパスワードを設定していても破られてしまう可能性が高い模様)今後破壊力の強い亜種が派生したりしたらかなり厄介なことになりそうです。個人ユーザー、企業ユーザー問わず用心してください。 ということで、予告通り、DoCoMo のソニーエリクソン製新端末「SO505i」を購入しました。 http://505i.nttdocomo.co.jp/product/so505i_top.html http://www.sonyericsson.co.jp/product/docomo/so505i/ 昨日は出勤前に川崎駅前のドコモショップに寄ったら既にブルーは売り切れ、昼休みにはヨドバシでもホワイト以外は売り切れ、頼みの綱の M+ に問い合わせてみても売り切れ、で「予約しておけば良かった・・・」とちょっと焦ったのですが、川崎の駅から遠い方のドコモショップにぎりぎり残ってました。良かった〜。 カラーは最後まで「サイバーブルー」と「サイバーホワイト」の 2 つで悩んだのですが、初志貫徹ということでブルーに決めました。カメラモードの雰囲気はホワイトの方が好みだったのですが、電話モードのときはブルーの方がかっこよかったので・・・。ちなみに、この「サイバーブルー」、サイバーブルー AIBO と同色なんですよね。「AIBO アイズ」で携帯電話を使って AIBO をコントロールすることができるので、AIBO とお揃いのケータイでコーディネートしてください・・・といったところでしょうか。 機種変更価格は \34,800+手数料 \2,000。たかー。でも、ClubDoCoMo のポイントで \4,000 引けたので、\30,800+税で入手できました(手数料は後日通話料と一緒に請求)。
2.2 インチの大画面は素晴らしいの一言に尽きますね。高精細なだけでなく、輝度も従来の製品より明らかに上がっていて、どれくらい違うかというと今までの VAIO と「クリアブラック液晶」の VAIO くらい違います。黒い液晶の格子が見えない分、さらに明るく感じるんでしょうね。 でもそれだけにこのへぼへぼなフォントが悲しすぎる・・・。これのせいで、せっかく強まった液晶が一見全然たいしたことないように思えてしまいます。 インタフェース周りについて少し。ご存じの通り、閉じた状態でも通話や i モードのブラウジングが可能なのですが、位置的に持ちづらくなる場所についているため、ジョグやボタンを操作するときに落としそうになってしまいます。無理にセンタージョグにこだわらずに、クローズ状態のためにサイドジョグを復活させても良かったのでは、と思うのですが・・・。サイドジョグの操作性を備えていれば、CLIE に匹敵するデータ/i モードビューワになり得たと思うので、この点は残念ですね。 また、開いた状態では、ダイヤルボタンとジョグおよび発信・クリアボタンとの間隔が空きすぎていてちょっと操作しにくいです。実際、「クリア」を押しているつもりで「2」を押してしまうことがしばしば・・・。なんというか、インタフェースに関しては、カメラとケータイそれぞれの辻褄を合わせるためにムリヤリデザインしたと感じるところがなきにしもあらずで、どちらかというと CLIE NX(古いほう)や NZ のようないびつさを感じます。これも「個性」と言ってしまえばそれまでなんですが・・・。 カメラ機能はまだそれほど使い込んでいないので多くは語れませんが、やっぱりレンズのせいで画素数から期待するほどは高画質は望めないと思います。普通に自宅の蛍光灯下くらいでも、ノイズでざわざわした感じになります。といっても、Cyber-shot U とは比較にならないくらい明るくてきれいな液晶で確認しているから、必要以上に気になってしまうのかもしれませんが・・・。 デジタルカメラとしての液晶の品質は非常に高く、Cyber-shot F7x7 のそれすら完全に凌駕していると思います。しかし、追従性はそれほど高くなく、ちょっと前のデジカメのようなフレームレートの低い感じがします。ZDNet の開発者インタビューによると、 http://www.zdnet.co.jp/mobile/0306/04/n_sonyeri.html 携帯電話なので電話の割り込みを考慮してカメラ側の処理をあまり高速化しきれないという事情もあるのでしょう(実際、カメラモードの動作は全般的にちょっと遅い)。そこそこのデジカメと違ってシビアな条件下で撮らなくてはならない、ということはまずないでしょうから、問題ないのかな? 個人的に気にしなくてはいけないのが U20 との使い分けです。SO505i を持ったことで U20 の出番は大幅に減ることになるでしょう(少なくとも平日持ち歩くことはなくなるでしょう)が、カメラの起動時間のことやちょっとびっくりするくらいに大きな音で鳴る SO505i のシャッター音(これがもう、威嚇してるんじゃないかと思うくらい大きい)とか、今ひとつなレスポンスとかを考えると、休日のお散歩で首からぶら下げたいのは U20 の方かなー。いくらメガピクセルケータイといえど、現状ではまだデジカメを完全にリプレースするものではないと思います。 が、ある程度リプレースも考慮しなくてはならないという時点で、これはもう「カメラ付きケータイ」ではないのでしょうね。「ケータイ付きカメラ」と言った方が正しいかもしれません。っていうか電話機能っておまけじゃないかと思う(笑)。ただ、ケータイとして詰めの甘い部分を「カメラですから」と逃げて、カメラとして詰めの甘い部分を「携帯電話ですから」と言い訳しているような気がするあたりがちょっと鼻につきますね。もし SO505iS が出るのなら、携帯電話としてもカメラとしても完全に要件を満たしてほしいと思います。そしたらまた買うから(ぉ ともかく、もう少し使い込んでみてからまたインプレしようと思います。 ところで、この端末、なんか発売早々不具合が発覚していますが・・・。 http://www.nttdocomo.co.jp/info/customer/caution/20036500.html http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/14304.html やっぱり出てしまいましたかー。SO503i の不具合回収騒動があって以来、ソニエリの新端末(に限らず最近の DoCoMo 端末はどれもそうですが)が出るたびに不具合は覚悟しているのですが、やっぱり・・・。ま、初期ロットユーザーにもファームウェアの改修サービスがある予定ということですし、めちゃめちゃ情けない D505i の不具合よりはマシなので(笑・しかも端末交換はないらしい)このくらいは我慢しますか・・・。 |
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Intel が Centrino モバイル・テクノロジのさらなる強化を図るため、Pentium M プロセッサの新製品を発表しました。 ニュースリリース http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2003/030603.htm PC Watch の記事 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0603/intel.htm 新しく追加されたプロセッサは、Pentium M 1.70GHz、低電圧版 Pentium M 1.20GHz、超低電圧版 Pentium M 1.00GHz の 3 製品。いよいよ超低電圧版 CPU が 1GHz の大台に達しました。初めて「Centrino」対応製品が出荷開始されてからはや 3 ヶ月が経とうとしていますが、この新 CPU 製品群によりモバイル PC への Centrino/Pentium M の一層の普及を目指すものです。どうやら、年末までには Centrino テクノロジ準拠のノート PC 製品は現在の倍以上に拡大する見込みだとか・・・Mobile Pentium III-M が市場から完全に駆逐されてしまうのも、もう間もなくのようですね。 LV/ULV 版のクロックアップは当初予想されていた 2003/4Q 頃という時期よりも 1Q ほど早く行われました。Pentium III-M の頃は、低電圧バージョンはいつもなかなか高クロック化されずやきもきさせてくれたので、思いのほか早い高クロック化は歓迎したいですね。Intel 的には、Transmeta の Astro(コードネーム)が具体的になる前に市場を掌握しておきたい、という思惑があったりするのかもしれませんが・・・。 これを受けて、これまで未公表とされてきた VAIO Z1 の Sony Style オリジナルモデル「PCG-Z1RT/P」の仕様が正式に公表されました。 http://www.jp.sonystyle.com/Style-a/Product/Z/ 予想通り、Pentium M の最速クロックとなる 1.70GHz 版を搭載していましたね。しかし、今回は通常モデル(Z1R/P)も Pentium M 1.50GHz を搭載し、前回のソニスタモデル「PCG-Z1T/P」の Pentium M 1.60GHz に迫る動作周波数になっています。前回は、通常モデルが 1.30GHz、ソニスタモデルが 1.60GHz だったのである程度差がありましたが、今回 200MHz 差で差額 \40,000 だとちょっと考えてしまいますね・・・。 また、Centrino の発表以降沈黙を守ってきたビクターが、ULV Pentium M の 1GHz 到達を機に「InterLink XP」を Centrino プラットフォーム対応に化粧直ししてきました。 ニュースリリース http://www.victor.co.jp/press/2003/mp-xp7310.html 製品情報 http://www.victor.co.jp/interlink/xp/mp-xp7310/ ASCII24 の記事 http://ascii24.com/news/i/hard/article/2003/06/03/643538-000.html Centrino の出荷開始直前に ULV Mobile Pentium III-M 933MHz を搭載した MP-XP7230 を発売し、InterLink は Centrino はしばらくスルーなのか?と思っていましたが、このタイミングで Centrino モデル投入ですかー。しかも、筐体の基本デザインやサイズ、重量はほぼそのままキープ。初代 InterLink XP の開発時から Centrino を睨んでいたのではないか?とすら感じてしまいます。数字上は 66MHz のクロック向上にすぎませんが、クロック対性能比の向上した Pentium M プロセッサに DDR SDRAM のおかげで、スペック以上に体感速度はアップしていそうです。機能としては、USB 2.0 も IEEE802.11b ワイヤレス LAN も旧機種で既に搭載していたので、その点目新しさはありませんが・・・。 密かに今回の新 CPU の発売のタイミングで C1 と SR の後継が出たりしないかな・・・と薄い薄い期待を抱いていたのですが、残念ながらそのへんは特に何もありませんでしたね(笑)。しかし、ソニーにこだわらなければ C1 の代わりにこの InterLink XP、いいんじゃないでしょうか?プラットフォーム的には、C1 とほぼ同じですし。今回の InterLink XP は、そろそろ待ちの限界を超えた C1 ユーザーや、IBM に切られてしまった ThinkPad s30 ユーザーを「ピアノフィニッシュ」の外装で取り込もうとしているように見えます(^^;私も、U101 を買っていなかったら心が動いていたかも・・・。あとは、多くのユーザーに指摘されていた発熱の問題が Centrino によって解決されているかどうか、が争点となりそうですね。 それにしても、最近のサブノートは松下・東芝・ビクターといった「とにかく技術の限界に挑戦して、小さく薄くできることをアピールする」陣営と、ソニーや富士通のような「サイズや重量よりも付加価値をつけて、幅広いユーザーを掬い取りたい」陣営の二極化が顕著になってきたような気がします。何度も言っていますが、「小さくすること」に関してどこよりもこだわりを持っているソニーにこそ、技術の限界に挑戦していってほしい気がするんですけれど。 |
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6/2 受付開始と告知されていた PCG-U101 の英語キーボード交換サービスがいよいよサービス開始されています。 http://vcl.vaio.sony.co.jp/vyos/ あのキーボードに \20,000 払ってしかも元のキーボードが取り上げられるというのはいくらなんでも有り得なくない?と思いますが、仕方ないですね(;;)キーボード的には右側の記号キーが英語 KB の方がピッチが確保できそうなので私も交換したいのですが、いかんせんお金が・・・。もう少し様子を見てみようと思います。なんとか英語圏でも VAIO U が発売されないかと願っているんですけどね(^^; 先週の Column で欧米での先行発表のようすをお伝えした新 Cyber-shot U30/U60 ですが、本日正式に国内発表されました。 ニュースリリース http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200306/03-0602/ 製品情報 http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-U/ 6/27(金)発売、価格は U30 が約 \27,000、U60 が約 \30,000 となるようです。最近のソニー製品はちゃんと希望小売価格が設定されていたり、オープン価格でも市場推定価格が提示されるようになってきましたが、もう「オープン価格」は流行らないということでしょうか?最近の流通業界に明るい方、教えてください。 デジカメとしてのスペックは既報の通り、DSC-U20 の機能ブラッシュアップ版という感じで CCD や光学系の変更はなく、ソフトウェア面での改善が主となっています。U20→U30 の変更点を具体的に列挙すると、
本体カラーはシルバー、ゴールド、オレンジ、レッド、ディープブルー、グレーの 6 色。最近デジタルカメラ製品の多色展開に力を入れている Cyber-shot ですが、U30 ではいきなり 6 色のラインナップを揃えてきました。よく売れたブルー、オレンジ系の 2 色に加えて DSC-P8 で評判の良かったレッドに人気が集まりそうですね。でも、U30 は根本的なデザインという面では自分撮り用ミラーをつけてしまった時点で U20 より明らかに退化してしまった気がします。 個人的にかなり注目しているのが、新しくなった液晶モニタ。太陽光下はともかく、室内や夜間は極端に視認性も色再現性も悪くなってしまった従来の反射型液晶から、透過型と反射型の特徴を兼ね備えたハイブリッド液晶になっています。PC Watch の報道にある比較写真等をみても、明らかに液晶の輝度が違っていて、それだけでも U30 が羨ましくなってしまいますね。あとは実際の色再現性がどうか、というところなのですが・・・しかし、液晶だけでいったら明らかに SO505i の方がスペック(特に画面サイズ)は上なので、SO505i を狙っているユーザーには U30 の液晶でも明らかに物足りなさそうです。 新スタイルとなる DSC-U60 の方は、中身自体は U30 ほぼそのままなのですが、防水(水深 1.5m まで)に対応し、これからの海水浴シーズンや冬のスキーシーズンに大活躍しそうです。水深 40m まで対応している P シリーズ用マリンパックと違い、浜辺やプール、スキー場での使用を想定しているようですが、そもそもカジュアルユースの Cyber-shot U なのでこのあたりは割り切っているのでしょう。 U60 のスタイルは従来の U シリーズとはガラリと変わって縦型。スキー場でグローブをはめたままでの操作を想定し、片手でも撮影できるスティックスタイルにやや大きめの操作ボタンを供えています。ただ、今までの Cyber-shot U と比べてずいぶん大きくなってしまっていて、体積ベースでは約 3 倍近い大きさとなっています。重量ベースでは約 1.5 倍に収まっているので、体積の増加分はそのまま防水ケースの分量ということなのでしょう。DSC-P10 より一回り小さいくらいのイメージですかね。 「Cyber-shot U」の定義の一つである「U=ユビキタス=いつでもどこでも」という位置付けからすれば、利用場所やシーンを選ばずどんな状況下でも活躍してくれそうなこの U60 は、Cyber-shot U というブランドに、また新しい意味をもたらしそうです。この U60 のスタイルは、急成長するカメラ付きケータイに対する Cyber-shot の回答なのでしょうね。 この夏は少しアウトドア志向でいこうかな?と思っている私としては、防水という時点でけっこう惹かれるものがありますが、デザインも含めてもう一声、という感じかな?これで、防水ケースの中からノーマルサイズの Cyber-shot U が現れるドッキング・アーキテクチャだったりしたら、かなり物欲を刺激されていたでしょうが(^^; この Cyber-shot U に対し、NTT DoCoMo のソニーエリクソン製カメラ付きケータイ「SO505i」の発売日が 6/4 で正式決定。 ニュースリリース http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/03/whatnew0602.html 製品情報 http://505i.nttdocomo.co.jp/product/so505i_top.html ケータイ Watch の記事 http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/14245.html ZDNet の記事 http://www.zdnet.co.jp/mobile/0306/02/n_so505s.html 今週水曜日!もう間もなくですよ〜。私も 501i シリーズが出た頃から「SO505i が出たら型番だけで絶対買う!」と豪語していましたが、公約通り購入させていただきます。実は、つい最近ちょっと大きめの散財をしてしまった直後なので、サイフ的にはちょっとキビシイんですけどね。ちなみにもし SO505iS が出たらこちらも型番だけで買ってしまいそうな予感(ぉ さっそく、仕事帰りに近くのドコモショップに寄ってモックを見てきました。想像していたとおりの大きさですねー。デカい。重い。(笑)でも、アンテナが出っ張っていない分、ポケットに入れたときの収まり具合としては SO504i と大差ないかな?と思います。問題の回転スライドは、ちょっと慣れが必要かも・・・慣れるまで片手ではスムーズに開けなさそうです。 カラーリングは「サイバーブルー」が現行 SO504i のマットブラックに似た配色でちょっとブルーが鮮やかめ。「サイバーシルバー」はちょっと野暮ったい感じで、「サイバーホワイト」が一番無難な配色に見えました。というか、液晶周りのパネルがどれもラメっているのがちょっと・・・。私は、今回いつになくビビッドな感じでサイバーブルーを攻めたいと思います。細かいレビューは、入手してから、で。どうせ明後日ですしね。 実売価格をドコモショップと川崎ヨドバシで聞いてみたのですが、どちらも「未定」との回答。なにやら、けっこうギリギリまで正式な発売日が二転三転していたらしいので、しょうがないのですが・・・ということで、最後の切り札として電話で問い合わせてみたメディアージュ・M+(エム プラス)では機種変更 \31,800。さらに、My Sony Card を提示すると \1,000 の割引があるそうです。DS や量販店の価格もだいたいこんな感じになるでしょうね。Cyber-shot U を買ったつもりになれば、決して高くない?(笑) ■記事リンク PC Watch の記事 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0602/sony1.htm http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0602/sony2.htm ASCII24 の記事 http://ascii24.com/news/i/hard/article/2003/06/02/643918-000.html ZDNet の記事 http://www.zdnet.co.jp/news/0306/02/njbt_01.html MYCOM PC WEB の記事 http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/06/02/10.html |
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昨日、新しい CLIE を見るため、台風のさなかはるばるお台場まで行ってまいりました。 http://www.jp.sonystyle.com/peg/Event/meet.html 今回はそろそろ買っても良いかなというかワイドハイレゾの T が出ないならこれしかないみたいな感じで、いよいよ WorkPad から CLIE ユーザーになるつもりで見に行ったのでかなり興味津々でした。 NX80V/NX73V は、基本デザインを踏襲しているだけあって一見 NX70V と違わないように見えます。が、「ターンスタイル」時のハードウェアボタンがちゃんと備えられ、「ターンスタイル」時にも普通に Palm デバイスとして操作することが可能になっています。しかも、既成事実として「ついていただけ」だった NZ90 のハードウェアボタンと違い、ちゃんとまともに押せるボタン。これなら、ほぼ「ターンスタイル」で使っても良いかも、というか私の場合キーボードは使わなさそうなので一生ターンスタイルになりそうです(笑)。 当初、手書き入力といってもまだまだ慣れたユーザーの Graffiti 入力に適うものでもあるまい、と高を括っていたのですが、思った以上に快適に入力できるようでびっくりしました。これでユーザー側がデクマの認識のクセをつかんで誤認識の発生率を下げてやることができれば、かなり実用的な入力方法となり得るのではないでしょうか?もしかすると、私も Graffiti からデクマに乗り換えても良いかも・・・と思ってしまいました。 しかも、このデクマと Graffiti は液晶の下端をスタイラスで端から端までなぞることで瞬時に切り換えが可能になっています。ハードウェアキーボードと併せて、もうどれでも好きな入力方法をお使いください、という感じですかね。個人的には、ソニエリケータイで定評の高い「POBox」も標準でサポートしてくれるともっとありがたいんですが・・・。 ・・・というわけで、心の中ではほぼ NX80V にすることに決定しました。本当は NX73V を買うつもりで見に行ったのに・・・(^^;ま、最近ブラックばかり買っていて少し飽きが来ていたというのもあるんですが、NX80V のカラーの方があまりにセンスが良かったので。内蔵 DRAM が倍なので使いでがありそうですし、私の初の CLIE ライフはこの NX80V で始めることにしようと思います。 そうそう、当日はメディアージュにて偶然クリクラ!の SPA さんとばったり。昨年の SDWE 以来でしょうか?かなり久しぶりにお会いしました。今回の新 NX については「買わなきゃ務まりませんから・・・」とおっしゃっていましたが、さすが!(笑) というわけで、新 NX および今回インプレを端折ってしまった SJ33 の新カラーについてより詳しい情報を得たい方は、本家「CLIE User Club!」および数多の CLIE ユーザーサイトへどうぞ。 http://www.clieclub.jp/ |
My Diary Version 1.21 [ 管理者:Brown Sugar 著作:じゃわ ] |