Cyber-shot Laboratory Cyber-shot DSC-U20
Cyber-shot DSC-U20
DSC-U10 を買って 3 ヶ月余り。その画質には多少不満はあるものの、これまでになく高い携帯性やスタイル、それにスナップには十分な解像度には満足していたんですが・・・やられてしまいました。U20・・・。
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DSC-U20(ブラック)。最後まであの鮮やかなコズミックブルーと悩みに悩んだ挙げ句、「やっぱり私にはしかないだろう」ということでブラックになりました。
デザインは基本的に、というかカラーリングとレンズバリアの一部以外は DSC-U10 と全く同じ。しかし、カラーリングの妙で DSC-U10 とは全く違う印象に仕上がっています。
本体と同色になったレンズバリア。ダークカラーにシルバーの「Cyber-shot U」ロゴが映えますね。レンズバリア端の突起がクロームっぽい仕上げになっているのも、DSC-P9 を彷彿とさせて高級感があります。
背面、天面も U10 をそのまま継承しています。しかし、PLAY/STILL/MOVIE のモードスイッチ付近に「2.0 MEGA PIXELS」のロゴがプリントされるようになったのが違いといえば違いでしょうか。
シャッターボタン周辺の色が切り替えになっている部分が、U10 ではオフホワイトっぽかったのが U20 ではメタリックグレーになっており、本体色と相まってぐっと引き締まったイメージになっています。
初代 U10 との比較(ちなみに U10 は既に里子に出しており、現在手元にありません)。
兄弟機だけあってほとんど違いがありません。しかし、カラーリングと表面の仕上げでこれだけ違う製品のような印象になってしまうんですね。パステル系カラーで女のコ向けっぽい印象の U10、ダークカラーでシックな U20。私はたぶん U10 と同じカラーリングで 200 万画素になっても買い換えていなかったでしょうが、逆に 130 万画素のままでもダークカラーだったらやっぱり買っていたでしょう(^^;画素数以外にも U10 との明確な差別化をしてきたあたりが、ソニーの勝因でしょうね(笑)。
U20 用のソフトケースは結局 U10 で使っていた純正ブラックのケースをそのまま使うことにしました。ブラック×ブラックでぴったりハマッてます。というか、ブラックにフェイクファーってミスマッチでしょ(^^;
U20 を買った最大の目的は、やっぱりブラック VAIO U とブラック Cyber-shot U の組み合わせで使うことです(^^;(正確には VAIO U は純粋なブラックではなくてブルーブラックなのですが)
自己満足に過ぎないんですが、やっぱり黒いもの好き&小さい物好きとしては・・・。

U20 は機能や使い勝手については U10 のそれを継承します。画素数以外の仕様が U10 からほとんど変わっていないので同じなのも当然なのですが(^^;
ただ、動作速度は U10 に比べて 30% 増し?くらいの感じになっています。時間ベースで計測したわけではなくて、あくまで感覚レベルでの差なのですが、確実に速くなっています。U10 では 128MB のメモステを挿して起動させると初期化〜認識までに 5 秒前後かかっていたのですが、U20 では同じく 128MB のメモステを挿して U10 と同時に起動させると U10 よりもワンテンポ(1 秒程度?)速く起動が完了します。書き込み速度に関しても、U10 よりも明らかに速くなっているのですが、画素数が 1.5 倍程度になっているため最高解像度で撮影すると書き込み時間は U10 よりも若干長くなります。とはいえ、画素数が上がったことで U10 よりも体感速度が遅くならないようにチューニングが進められているというのは間違いありません。
画質の方は、U10 の画質がそのまま 200 万画素になった、という感じ。圧縮率の高い JPEG 画像で保存されために細部がブロックノイズっぽくなるところ、彩度・コントラストを高めに自動補正してしまうところなどはそのまま継承してしまっています。色調補正に関しては、もともと再度が高い被写体を撮影したときなんかは被写体が妙にプラスチッキーな質感になってしまうなどの欠点もありますが、風景やポートレートなんかでは妙に雰囲気のあるいい写真が撮れたりもします。細かいところに文句をつけるといくらでも出てきてしまうのですが、そういう欠点をものともしない軽快感や機動力は、U10 と同じく今までのデジカメにはなかったものです。U10 を持ってから以前より「日常の風景を切り取る」ということが多くなりましたからね。
U10 と U20 は画素数以外に画の傾向はさほど違いがないのですが、U10 だと Web に載せるのにも多少物足りないかな、と感じ始めていた U10 よりは解像感の高い画が撮れます。とはいえ、(上にも書きましたが)200 万画素にしては圧縮率が高く、細部が甘くなりがちなのはちょっと残念ですね。マニュアルホワイトバランスや色温度の設定をつけてくれ、とは言わないので、せめて撮影画像の圧縮率くらいは選択できるような仕様にしてほしかったですね。
ま、欠点は確かにありますが、そういうのをあまり気にしなくてもいいくらい、U20 は気に入ってます。U10 もかなりお気に入りでしたが、U20 はお気に入り度当社比 150% ってところでしょうか(^^;日々持ち歩いて、楽しい/キレイな/味のある写真を撮っていきたいと思います。

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