VAIO Laboratory 驚異の「505EX/128」化計画!
驚異の「505EX/128」化計画!
505EX/64 のメモリを増設してみる」では 505EX/64 の「公式な」限界である 64MB を超えた 96MB のメモリを搭載しましたが、そのときメモリスロット付近に「意味深な」ランドを発見しましたよね(ニヤリ)。このランドを使って 505EX の「表向きの」限界をさらに超える方法を、あの「505EX でオーバー 8GB の HDD を使用する」方法を発見したしのさんが発見してくれました。
以下の情報は、しのさんに提供いただいたものに管理者 Brown Sugar が少々加筆修正したものです。どうもありがとうございました>しのさん
※各画像をクリックすると大きい画像が表示されます。

まず準備するものとして、
  • ハギワラシスコム「HWD-VA64」・・・私は近くの電器店で取り寄せしてもらいました。約 2 万円也。
  • 先の細いハンダゴテ
  • ハンダ・・・ハンダ付けするんだから当然必要になります。細いものがいいでしょう。
  • ブロワ・・・基板に実装されているメモリをはずすのに使います。
  • フラックス
  • ハンダ吸い取り機、ハンダ吸い取り線、ドライバなども用意します。
  • ホットメルト・・・何に使うかは以下をお読みください。
まず VAIO の電源を切ります。AC アダプタ、バッテリも外します。
次に、本体裏の小さい蓋をドライバで外して純正のメモリモジュールを外します。2 枚で 32MB。
それから、純正メモリモジュールに実装されている DRAM(4MB x16)4 個をはずします。ブロワなんぞ使って慎重かつ迅速に外します。
次に本体裏のメモリが取りつけられていたところをよく見ると、未実装のランドが 4 つ見えますね。ここに外した DRAM をハンダ付けします。
まずハンダ吸い取り機などを使ってランド上のハンダを吸い取ってしまいます。ついでに外した DRAM もきれいにハンダを吸い取ります。でもって実装方向を間違えないようにしてハンダ付け。0.5mm ピッチなのでハンダ付けは慎重に。本当はケースをあけて、マザーボードをはずして作業を行うと楽なんですが、私はケースに入れたまま行いました。
これがハンダ付けしたところです。
パスコンがついていませんが、今回は面倒くさいので省略しました(笑)。
(ほんとは全部実装するにはマザーボードを取り出さなくてはいけないので止めただけです)
4 個すべてハンダ付けできたら、再度ハンダ不良がないことを確認して VAIO の電源を入れます。
SONY のロゴが出ているときに [Esc] を押してメモリチェックを確認します。
無事 64MB 認識できたら再度 VAIO の電源を切り、買ってきた 64MB メモリモジュールを取りつけます。
がハンダ付けした 4 個のメモリが邪魔してそのままでは取りつけられません。そこで若干の不安は残りますが、ななめにして取りつけます。こんな感じ。
では VAIO の電源を入れてメモリを確認してみます。画面の通り、128MB になってます。
動作確認ができたらホットメルトで取れないように固めてしまいます。蓋の裏の黒いスポンジを取って、元通りに蓋を閉めます。
現在本体裏の蓋がこんな感じで少し浮いています。
スポンジを取ってもこんな感じです。まー気になるといえば気になるのですが対策はまた考えることにしてとりあえず 128MB 化できました。
という感じなんですが、未実装のランドに DRAM をハンダ付けするだけで OK だったのはラッキーとしかいいようがないですね(笑)。ただメモリが当たってハギワラのメモリが素直に取りつけられなくなったのは残念ですけど。
ほんとは中継コネクタを製作してななめに取りつけなくても済むようにしたかったのですが、コネクタのメーカーが分からず、結局できませんでした。誰かコネクタのメーカー名知りませんかねぇ?
ま、斜めに取りつけても固定さえすれば一応大丈夫そうですけど。とりあえず 1 週間程度使ってますけど、今のところ何も問題ないですね。
蓋が浮くのが気になるようだったら、蓋の裏側を少し削るといいかもしれません。
結局、不要になった純正メモリの活用、くらいの利点しかないような感じですが、505EX に 128MB 積めることが分かっただけでもよしとしますか。

・・・だそうです。私(Brown Sugar)は最初この話を聞いたときはビックリしました(笑)。しかし、本当にやってしまうとは・・・そして成功してしまうとは・・・しかも、しのさんのご厚意により私の 505EX も改造してもらっちゃいました。2 台目ということで私の 505 はしのさんのものよりさらにきれいに仕上がっています(笑)。

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