VAIO Column
[Columnから戻る]
[他の月を見る]
(2004/04)


[ GW ] 2004/04/30(Fri)
連休ですね。
私は基本的に暦通りの休みなのですが、今日は在宅勤務でした。しかし夜になってから「連休明けまでに直しておくように」とドキュメントの修正がたくさん入ってきてしまったので、なかなか休めそうもありません・・・楽しいはずの GW なのに、なんかちょっと凹み気味。早く抜け出したいですね、いろいろと。
昨日は銀座でオフ会でした。初めての方、お久しぶりの方、よく会ってる方、さらに近所に引っ越してくるらしいなどとエンタープライズな話などを(笑)。お酒を飲んだのも実に久しぶりだったのですが、楽しかったですね。しかし新製品発表も間近だというのに、VAIO の話題がほとんど出なかったのはどうなのかと(ぉ 逆に最近、ヴァナ・ディール内で見知らぬ方に「サイト見てます」とか「VAIO の人だ」とか言われることが増えてきたような気がします(汗

ここのところそんな感じでオフ会があったり、友達づきあいで夜遅くなったりして更新できてませんでしたが、この数日でこんなものを購入しました。

Cyber-shot DSC-P100/LJ DoCoMo SO505iS

昨日発売になった DSC-P100 と、今さら感がありますが SO505iS です。P100 は、まぁ、最初買うつもりだった W1 がダメっぽかったのでその代わりに普段使いとしてはようやく及第点をあげられそうなコンパクト機として。SO505iS は、気がついたら今月で SO505i が 10 ヶ月経っていたのでそろそろかな、と。900i シリーズ全盛でしかも買った翌日に 506i シリーズが発表になってしまうという微妙さではありましたが、とりあえず今手に入るソニエリ製 DoCoMo 端末で最新のモノですからねえ。
なんだかんだと時間がなく、SO505iS はケータイおよびウォークマン代わりとしてしか使えてないですし、P100 に至っては未だに一枚も撮影できてないという体たらくなのですが(汗)、この連休中に時間を見つけてどちらも少しいじってみたいと思います。

結局 VAIO の新製品発表は今週はありませんでしたが、やはり Intel から新 CPU が発表されるという 5/10(日本時間だと 5/11?)のセンが濃厚なのでしょうか。


[ DVD+R DL ] 2004/04/26(Mon)
ソニーから業界初の片面 2 層記録型 DVD ドライブが国内正式発表に。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0426/sony.htm
http://www.sony.jp/products/Consumer/Peripheral/Datastorage/
http://www.ecat.sony.co.jp/computer/drive/products/index.cfm?PD=17188&KM=DRX-700UL
http://www.ecat.sony.co.jp/computer/drive/products/index.cfm?PD=17189&KM=DRU-700A
先月の CeBIT のタイミングで米国では発表されていた製品ですね。ATAPI 内蔵タイプの「DRU-700A」と i.LINK/USB 2.0 外付けタイプの「DRX-700UL」の 2 製品。DVD-R/-RW/+R/+RW に加えて片面 2 層記録の DVD+R DL に対応したドライブです。二層記録は DVD-R も近々製品化予定らしいですが、やはり +R からってあたりがソニーらしいというか(笑)乱立する記録型 DVD のフォーマット戦争は次世代の青紫レーザーの時代にも収拾することがなさそうですが、2 層式 DVD が出るタイミングで一度仕切り直しがかかるということで、やはり気合いが入っているところでしょう。
外付けタイプは 6/中旬予定ですが、内蔵タイプは 5/15 発売ですね。これは PCV-Rx の夏モデルも同日発売、というスケジュールになる線が濃厚かな。今度の PCV-Rx は Prescott&DVD+R DL が目玉になりそうですね。

・・・と思っていたら、それを裏付けるようにこんなリリースが。
VAIO World 2004
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/2004/info_0426.html
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/Event/
来月 5/14〜16 の 3 日間、お台場メディアージュ sony style にて、「バイオの楽しみをご体験いただけるイベント『VAIO World 2004』を実施いたします」だそうです。VAIO の楽しみをご体験いただけるイベント、とか言ってますが時期的に新製品体験イベントになることは間違いないでしょう。この 5/15 を皮切りに VAIO の夏モデルが発売されていくのではないでしょうか。GW を挟むのでその前に発売というのも考えにくいですしね。
今回モデルチェンジしそうな機種はけっこうたくさんあって、Prescott&DVD+R DL を目玉に据えてくるであろう PCV-Rx シリーズはまず間違いなくフルモデルチェンジでしょう。VAIO W も V との差別化を図って抜本的な見直しが行われる可能性もありますし、Hi-MD の登場があるので PCV-Mx シリーズ復活のお膳立ても整っています。ノートでは最近の流れに乗って V505 シリーズが全く新しいモバイルノートに生まれ変わりそうな気配がありますし、長らくイメージを守ってきた GRx シリーズもそろそろ、というところ。明らかになっているところでは米国で先行して発表されている K モデルが FR の後継として登場しそうです。あるいは VAIO K に押し出される格好で VAIO Z のデザイン変更があったりするかもしれません(このへんはさすがに勝手な妄想にすぎませんが)。私自身はこの夏ノート PC を買う予定はさすがにないのですが(笑)、そろそろデスクトップ PC のリプレースも考え始めているので、VAIO Z〜V505 クラスで 3D がそこそこいけてデザインがど真ん中ストライクなのが出てしまったらやばいかもしれません。理想は 12.1〜14.4 インチクラスでカーボン極薄筐体とかなのですが・・・(笑
気になる発表日はいつでしょうね。ちょうどソニスタの在庫処分企画(笑)「Special 10 days」も今日の正午で終了したことですし、GW の休みに入ってしまうことを考えると 27、28 日中に発表がなければ 5/10 の週までなさそうなのですが・・・しかし、ここのところライバルメーカーからの新製品発表も相次いでいることですし、二、三日中には出てくるとみて間違いないと思います。明日明後日の午後イチは、VAIO の公式サイト要チェックなのかもしれませんよ(笑


[ EBR-1000EP ] 2004/04/25(Sun)
今日は以前メディアージュで見てきた LIBRIe の話題をお届けしたいと思います。ってこれ最初に書こうとしていたの一ヶ月前なんですが(ぉ ほったらかしにしすぎですね(>_<)
http://www.sony.jp/products/Consumer/LIBRIE/
まあ、モノ自体はこの週末に発売されたようなので、タイミング的にはちょうど良かったかと・・・。

LIBRIe

EBR-1000EP。思ったより大きいです。フットプリントだけなら VAIO U よりも大きくて、X505 より一回り小さいくらい。ちゃんと比較したわけではないですが、ハードカバー書籍と同じくらいなのかな。
まあ面積自体はそれなりにありますが、190g という重量はかなーり軽いです。密度の違いもあるのか CLIE なんかより断然軽く感じますね。最初ただのモックじゃないかと思ったくらい(笑

LIBRIe

薄さもさすが、2cm 切ってます。この薄さ軽さの追求は VAIO X505 に通ずるものを感じてちょっと惹かれてしまいますね。この薄さならばカバンのスキマに放り込んでいられそうです。

LIBRIe

画面は高精細でコントラストも高く、周囲が明るくてもちゃんと視認できるのでホントに紙に近い感覚。フォントのせいもあるんでしょうが、インクっぽい雰囲気が出ていて「小説を読んでるなぁ」という気分にさせてくれます(笑
ホントは最初、「BBeB のフォーマットを PDA やケータイ対応にしてくれたら別に専用のリーダーなんていらないじゃん」と思っていたのですが、この精細さは今の液晶技術では(少なくともコンシューマに広く普及させられるレベルでは)難しいでしょうね。

LIBRIe

操作ボタンは本体下部に集中していますが、一部のボタンが画面の左横にもついていて、本体の下を持っても横を持っても持ち変えることなくページ操作ができるあたり、よく考えられています。しかし、その他の操作ボタンとかジョグの使い勝手はもう少し練られていないような気も・・・初号機だから仕方ないのでしょうかね。
ASCII 配列のキーボードもついていて、最初これは何に使うんだろうと思っていたら辞書機能を使うときに使うんですね。

LIBRIe

LIBRIe 自体は音声再生が可能で、コンテンツが読み上げに対応していると内蔵スピーカあるいはヘッドホンで音声を聴くことができます。でも、読み上げてくれるなら読む必要ないんじゃ・・・(ぉ まあ、外国語辞書なんかでは実際に発音が聞けることが重要なのでしょうが。
また、コンテンツによっては有名な俳優さんやナレーターさんの朗読入りみたいなものが出てくる可能性はあるのではないでしょうか?

LIBRIe

微妙に使いづらい(笑)文字入力。辞書の場合は一文字入力するごとに候補を絞り込んでいってくれます。
使っていて気づいたのですが、LIBRIe に使われている E INK という表示装置は、表示を切り替えるときに一度全画面をフラッシュ(暗転)して表示し直してやるためにページ切り替え時にちらちらするんですよ(おそらくマイクロカプセルに電荷をかけることによって内部の顔料を整列し直しているのでしょうが)。この e-Book が使われるのは主に小説などの読書であり、あまり速度の必要になる使い方はされないだろうから多少表示の反応速度が遅くても問題にならないのでしょうが、基本的な操作系(メニューの選択や↑のような辞書検索など)ではある程度速い反応速度が必要になるため、全画面をフラッシュせずに部分的な書き換えのみを行っています。そのため、部分的に書き換えている部分にはうっすらと前の表示の残像が残るんですね。なかなか興味深い現象です。やはり新しいデバイスは面白いですね・・・このあたりも技術の進歩によってどんどん反応速度が速くなっていくんだろうな。


最近私はあまり小説を読まなくなったので、LIBRIe の対象ユーザー層からはちょっと外れていると思うのですが、やはり思った以上に薄くて軽いことと、デバイスとして面白そう(笑)という点でかなり興味を持ってしまいました。まあ、既存の媒体の電子化というものには興味あるところではありますしね。あとはコンテンツだけ・・・と思っていたのですが、私が知らなかっただけでちょっと調べてみると電子書籍自体はけっこう枯れてきていて、PC で読めるものであれば例えば電子文庫のポータルとも言える「電子文庫パブリ」
http://www.paburi.com/
というサイトが各社取り揃え、週 30 冊近いペースで配信を行っていたり、携帯電話向けではシャープの「Space Town ブックス」だけでなく出版社独自の「新潮ケータイ文庫」
http://www.shinchosha.co.jp/keitaibunko/のようなものもあったり、出版業界側もこの新しいメディアにかなり力を入れてきているようです。出版不況が叫ばれて久しい昨今ですが、まあ早い遅いの議論はあるにせよ業界もただ指をくわえて見ているだけではない、ということでしょうか。出版業界だけでなく印刷業界も、ただ紙にインクを刷るだけではなく電子ペーパーの開発や紙自体の新しいアプリケーションとして紙素材の光学ディスクを開発するなど、従来の業種の枠に囚われない業態の転換を図ってきていると言えます。まあ、少なくとも紙メディアが全くなくなってしまうことはあり得ませんが、中小の製紙業や印刷業が将来的に打撃を受けるのは必至でしょうから、徐々に電子ペーパーなりペーパーレス社会にシフトする過程でどれだけ新しい活路を見つけられるか、がこれからの出版/印刷業界の生き残りのカギになるだろうことは、改めて言うまでもないでしょう。

脱線してしまいましたが、この新しい「本」がどうやったら普及するか、ちょっと考えてみました。
私はやはり、一番「本」というものを利用する職業のひとつである小学生〜高校生が大きなターゲットになる、というか、アプリケーションとしては教育機関はかなり大きな市場になるのではないか、と思っています。社会に出ると、どうしても本よりはより即時性の高い新聞やニュースの方が必要性が高くなってしまいますし(速報性の高い情報に関しては、私は電子ペーパーよりも PC やモバイル通信端末の方が相性が良いと考えています)、ホビーユーザーを対象として売っていくとすると普及までにはまだまだ相当な時間がかかるでしょうから(そういう意味ではシャープが取り組んでいる携帯電話向けの電子ブックサービスは、電子ブック普及の一つの大きなカギになると思っています)。
そういう意味では、やはり学校や図書館を相手に普及の道を探るのが一番の近道かな・・・と思います。例えば、LIBRIe に通信機能をつけて図書館内で貸し出し、必要な書籍を端末で検索してダウンロードすることで読むことができるとか(でもそれだと端末とネットワークとデータベースさえあればいいので、考えようによっては図書館自体が必要ないことにもなりかねませんが)、学校の教科書を全て LIBRIe にインストールしてしまう、とか。教科書が電子書籍になれば、毎日大量の教科書を持って通学する必要もなくなりますし、ランドセル詰めるときに時間割を気にしなくても良いんです(笑)まあ、教科書に書き込みができない、という問題も別にありますが、なんとかして書き込んだデータを保存することができれば、教科書の総電子ブック化というのはなかなか面白いアプリケーションになるのではないでしょうか?しかも、ビジネスとしてはかなりオイシイですし(笑)、日本国民全員が e-Book のリテラシを持つということは電子ブック自体の普及にも大いに貢献しそうです。

まあ、このようなことは私の妄想に過ぎませんが(笑)、でもこの新しいデバイスはそれだけ新しい可能性に満ちた面白いデバイスだと思います。新しいデバイスを見て感動したのはこの LIBRIe が久しぶり(笑)電子ペーパーというハードウェアの普及、と電子書籍というソフトウェアの普及、という両面で、電子書籍元年である 2004 年をもっと見守っていきたいと思いました。

最後に、電子書籍関連の blog をひとつご紹介したいと思います。電子書籍関連の話題が集約されていて、かなり参考になりました。

電子出版の街角
http://sarumaru.cocolog-nifty.com/machikado/cat351998/


[ Anytime, Anyone, Anymusic Anywhere ] 2004/04/24(Sat)
最近暖かいを通り越して暑い日が続いていますね。5 月も近いですがもう夏の雰囲気が少しずつ強くなってきました。
今年は妙に早くてもう蚊が出てきたので、蚊取り線香を焚こうと探したのですが見つからない。探しに探して、あった、と手に取ってみたらソニーのマウスでした・・・ネタでなく本当にやってしまうとは_| ̄|○

ちょっと時間が経ってしまいましたが、ソニーをはじめとする家電系オーディオ機器メーカー各社の新サービス「AnyMusic」のサービス開始が 5/20 に決定。これに合わせて対応機器も発表になりました。
ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200404/04-0420/
製品情報
http://www.sony.jp/products/Consumer/netjuke/
ソニーから登場した新ハードウェアのブランド名は「NETJUKE」。昨年秋の A&V フェスタ 2003 で展示されていたものです。もっと遡れば 2002 年の Sony Dream World でオーディオ系 CoCoon として参考展示されていたものでもあります。
これでできることはというと、レーベルゲートが運営する音楽配信サイト「Mora」から PC を介さずに音楽データを機器に直接ダウンロードできる、というもの。専用機ではありますが 5V 型の液晶(オプション)で GUI 操作できますし、MG メモリースティックや Net MD へのチェックアウトも可能ということで、PC でできる基本的なことは一通りできるようになっています。さらに端末には「VAIO Media」のクライアントとして VAIO に蓄積された音楽データをネットワーク経由で再生する機能も持っているようです。
配信されるフォーマットは ATRAC3 なので、まさに Mora から PC にダウンロードしていたものがそのまま専用機で使えるようになっただけ。いわゆる Mora を利用するスキームが PC 以外に新しくひとつ増えた、という感覚で良いと思いますが、そう解釈してしまうとなんだか急にありがたみがなく感じてしまいますね(^^;なんだか見も蓋もなくなってしまいますが、要するに専用の液晶や外部接続にしたテレビといった低解像度のディスプレイでも快適に操作でき、なおかつ PC を知らない人でも簡単にネットワークミュージックに触れられる、ということがコンセプトなのではないでしょうか。
まあ、それはそれでいいと思いますし、ネットワークミュージックの裾野を広げるためには家電的なアプローチは重要だと思いますが、いかんせん価格が・・・本体のみで約 \90,000、オプションの液晶約 \20,000 というのは、どうなんでしょうか?仮に NETJUKE を買わず現在持っている CD/MD プレイヤーを使うとして、市販の CD の価格 \3,000/部、Mora でのダウンロード価格 \1,000 とすると、単純計算した場合 CD 約 55 枚分(合計本体価格 \110,000 ÷ 差額 \2,000 = 55)の音楽データをダウンロードするまでは損益分岐点に到達しないことになりますね・・・。
結局単に「ネットワークから音楽をダウンロードする」だけのために高いハードウェアを買う人って本当に一部の物好きなユーザー(今回は買うつもりがありませんが、まあいつもの私(ぉ)くらいでしょう。NETJUKE が、AnyMusic がターゲットにするようなユーザー層はそういうユーザーではなくて、気軽に音楽を楽しみたいけど PC はよく分からないという人々。どちらかというと、携帯の「着うた」の延長線上にある感覚でネットミュージックをダウンロードする人を想定しているのではないでしょうか?とすると、そのアプリケーションを乗せるクライアントは単機能の専用機ではなくて、もっと広く普及していて、ある程度のストレージ容量と圧縮音楽フォーマットのデコードが可能な DSP を積んだ多機能端末――例えば携帯電話やデジタルビデオレコーダ――になるのではないでしょうか。一般的なエンドユーザー的視点からいって、音楽を録音するための機械が映像を録画するための機械(有り体に言えば DVR)より高いなんて有り得ない、というのが本音だと思います。DVR に関しては機能の統合は難しくないというか CoCoon シリーズとして開発していた経緯があるなら当初はこの製品にもテレビ録画機能の搭載が予定されていた可能性はあったのではないでしょうか。また、携帯電話の方はストレージ容量的にまだ少し厳しいというのはありますが、3G の本格普及が始まって従来より広帯域なワイヤレス WAN 環境が利用可能になってきたことですし、ユーザー数を考えても将来的には使い捨て感覚で携帯電話にダウンロード、という形態が一般的になる可能性もあります。そうなると、楽曲の寿命 ≒ 携帯電話端末の製品サイクル、という感じになってしまいそうですが、こと J-POP に関しては今でも既に楽曲の寿命の方が短いくらいになっていますしねぇ。
・・・少し話題が逸れてしまいましたが、いずれにしても将来的にこのテのハードウェアは専用端末ではなくてネットワークに接続された多種のハードウェアの一部として取り込まれていくものだと思います。特に DVR に関しては、光学ドライブと HDD と(機種によっては)ネットワークを備え、画面への出力が可能とかなりハードウェア構成としては重なる部分がありますし。今回、AnyMusic のサービス開始のアナウンスと同時に発表されたハードウェア製品がソニーとパイオニアのみ、というのもまだまだサービス自体が試験的要素を多分に含んでいるから、ということはないでしょうか。パイオニアの製品にしてもどうも内部のコンポーネントはソニーの OEM っぽい雰囲気ですし、どのメーカーも「とりあえず出す」というよりはもう少しユーザーの反応を見極め、提供するハードウェアの形態を練っているところではないかと思います。今すぐに DVR に機能を統合すること自体は簡単でしょうが、DVR 側との使い勝手の統一やまだまだ発展途上な DVR の機能/操作性を考えると DVR 側の受け入れ態勢がまだ整っていないのでしょうし。ただ一つ言えるのは、AnyMusic 対応端末はまだまだ「買い」ではない、ということです。個人的には PC を介した音楽のダウンロード販売が普及して、それから専用機でも同様のサービスが広がっていくというストーリーをイメージしていたのですが、iTunes Music Store がオンラインミュージックの爆発的な普及を促した米国と違って、日本では PC でのダウンロード販売もまだまだマイナーなもの。それに対する解決策の一つであり、iTunes Music Store の日本進出に先駆けて市場を作ってしまおうというのがこの AnyMusic でもあると思うのですが、今の「NETJUKE」はまだまだそれに対する最適解ではないと思います。今後このジャンルの製品が、ソニーを含む参加メーカーからどのような形で進化を与えられていくか、買い時を探りながらもう少し見守っていきたいですね。

■記事リンク
AV Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040420/anym.htm
ITmedia の記事
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0404/20/news024.html
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0404/20/news028.html


[ QUALIA 010/017 ] 2004/04/22(Thr)
QUALIA ブランドの新製品が発表されていますね。
ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200404/04-0421/
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200404/04-0421B/
一年ぶりに発表された「QUALIA」の新製品は、今回はステレオヘッドホンとポータブル MD プレイヤー。去年の QUALIA がどちらかというと映像関係中心(プロジェクタ、モニタ、デジカメ)だったのに対し、今回は音で攻めてきましたか。
今回の QUALIA につけられたナンバーは、ヘッドホンが「QUALIA 010」(Q010-MDR1)、MD プレイヤーが「QUALIA 017」(Q017-MD1)。MD プレイヤーの方は「QUALIA」ブランドということであえて「ポータブルミニディスクプレイヤー」という名称を用い、ソニーのポータブルプレイヤーの代名詞・・・というかもはやメーカーを問わずポータブルプレイヤーというジャンル全体の代名詞となった「ウォークマン」という名前を禁じています。とはいえ、ベースはウォークマンの現行機種なのですが(笑

まずは、ヘッドホンの方。
デザインは高級感の塊だった今までの QUALIA の路線とはちょっと異なり、身につけるものということで装着感を重視しているようです。フルサイズのヘッドホンで 200g という重量はオープンエア型ヘッドホンの中でもかなり軽い部類に入ると思いますし、軽くて通気性も良さそうなヘッドバンドあたり(しかもカーボン素材ですよ!)のデザインはアーロンチェアのような人間工学系工業製品という感じでかなり私のツボにはまっています。ソニーのコンシェルジュ立ち会いのもとフィッティングを行い、パターンオーダーのような形で自分の頭に合った QUALIA 010 を作れる、というのも装着感を重視した QUALIA 010 ならではであり、今までのヘッドホンではまずあり得なかったスタイルと言えます。
技術的なことはよく分からなくて、ドライバユニットに使われている振動板の「ナノコンポジット」のどのあたりにナノテクが使われているのかとか、ネオジウムマグネットの磁力が高いからどうだとか、ケーブルの本体側コネクタにスイス LEMO 社のコネクタを使っているとか言われてもピンとこないのですが(笑)、公称では人間の可聴域を超えた 5Hz〜120kHz の再生周波数帯域を実現したという触れ込み。SACD でも余裕で慣らしきるんでしょうかね。とにかく一度でいいから使ってみたい・・・。
QUALIA ということで気になる価格は \262,500(税込み)。確かにやたら高いのですが、思ったほど高くないかも。オーディオテクニカにも同じくらいの値段の製品がありますし、海外ブランドにもこのくらいの価格のものはあります。そして何よりソニー自身が発売している「MDR-R10」などさらに上を行く \378,000(税込み)ですからね(しかも未だに現行モデル)。MDR-R10 は言ってみれば QUALIA の前身でもあるソニーの超高級路線「R シリーズ」の最後の生き残りで、ハウジングにケヤキを使っていたりイヤーパッドにラム革を使っていたりそれはそれは奢っているんですが、QUALIA といってもやはり R シリーズよりは安価に仕上がりましたか(笑)ま、オープンエアなので単純に比較できませんけどね。

MD ウォークm・・・もといポータブル MD プレイヤーの方は、とにかく材質にこだわった MD プレイヤー。中身自体は私も持っている「MZ-E10」とほぼ同等のようなので新しさはなく、Hi-MD にも非対応など若干古さは否めないところですが、やはりそのデザインには惹かれます。「真鍮パラジウムメッキの塊から一台一台丁寧に、削り出し作業を行い」作られた本体は、月に 15 台しか生産できない半数は手作業による工程を経て形になります。工業製品というよりは芸術品に近い、滑らかな曲線を設けられたボディラインは光を柔らかに反射し、オーディオプレイヤーではなくオブジェとしてオーナーの目を楽しませてくれそうです。しかも、本体のプレートを標準の真鍮パラジウムメッキからゴールドメッキ、シルバーメッキに変更できたり、オーナーの名入れが(必要に応じてフルカスタムで)できたり、もはや MD プレイヤーではないですね。まるで TiffanyCartier で買い物をする感覚です。QUALIA の販売コンセプト自体がそういったブティック的な方向性を狙っていたようですが、この MD プレイヤーはちょっとやりすぎ(笑)\189,000 という価格も MZ-E10 が 6 個買える価格ですし(笑)しかも中身 MZ-E10 のままだし(ぉ
ただ重量は 55g だった MZ-E10 に比べてかなり重い 244g。だって CLIE より重いって重すぎでは(笑)まあ、今さら E10 より 1g 軽くなったといっても全然求心力はないですから、Q016 と違いそちらに特徴を求めなかったのは正解かな。

ブランドの誕生から一年経った QUALIA が、この時期にオーディオ関連製品をラインナップに加え、しかもそれが人間の可聴域を超えた製品と、MD という人間の可聴域をうまく利用して音声の圧縮率を高めた製品という両極端なものになったのはなかなか興味深いところです。Q017 が「音のクオリア」を求めるものであれば Hi-MD を採用して非圧縮データも再生できてしかるべきとは思いましたが、Q017 は Q016 のようにそのデザインや高級感に「クオリア」的な満足を得ることを目標にしているのでしょうね。
もう一つ気になっているのは、今回新しく「QUALIA」の定義がつけくわえられたことです。リリースの中にあった「QUALIA ムーブメント」と「ソニーはお客様とソニーをつなぐ全ての活動において、クオリアを生み出す会社であり続けることを目指してまいります。」という記述は、去年の QUALIA 発表時にはなかったものではないでしょうか?これは、おそらく VAIO 505 EXTREME に代表されるような「QUALIA ではない、QUALIA 的な製品」をもっと増やしていこうということなのではないか、と睨んでいます。QUALIA ほど高級路線には走れないけど、技術やデザインへのこだわりを高くもち、通常よりも高い単価で買ってもらう製品。あるいは、そういう製品を作ること自体を通じて「作り手」と「使い手」の「クオリア」を互いに高めあいたいという想いなのかもしれません。それは、私が QUALIA に期待していた「クオリア」的な活動とは大きく方向性の異なるものなのかもしれませんが、それでも復権しそうでなかなかしてきてくれないソニーの「ものづくり」がこのムーブメントを通じて高まっていってくれれば、こんなに嬉しいことはありません。少なくとも、今回の QUALIA でこのことを宣言した、ということは、今後 QUALIA を踏まえた通常のソニー製品が出てくる可能性がある、ということですよね。
実は、どうやら、今度出る VAIO の中にはけっこう気合いの入ったモデルがあるらしい、という情報をキャッチしているのですが、もしかしたらそれは X505 のように「QUALIA」的な要素の入ったものであるのかもしれません。発表があるとすれば GW の前後でしょうか?それを楽しみにしつつ、今回の新しい QUALIA 2 製品の実機が見られる日を待っていたいと思います。

■記事リンク
AV Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040421/sony1.htm
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040421/sony2.htm
ITmedia の記事
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0404/21/news057.html
ASCII24 の記事
http://ascii24.com/news/i/hard/article/2004/04/21/649346-000.html


[ WP ] 2004/04/19(Mon)
昨日は新 Cyber-shot のうち DSC-P100 と DSC-T11 についてレポートしましたが、実はその後メディアージュには展示されていなかった DSC-W1 および DSC-P73 が銀座ソニービルにて展示中、という情報を得て昨日のうちに行ってまいりました。

Sony Building

ソニービルの入り口に、ちょっと違和感。いつもの回転ドアが閉鎖されていました。先月の六本木ヒルズの回転ドア事故の影響を受けての措置で、社会的には回転ドア廃止の流れになっているから当然なのですが、今まで幾度となくくぐってきたソニービルの回転ドアがなくなってしまうのはちょっと寂しい気もします。というか、横の狭いドアから出入りするのは不便なので廃止するなら早く新しいドアをつけてください>ソニービル様

DSC-W1 DSC-W1 DSC-W1

さて・・・DSC-W1 です。国内発表でちゃんとスペックを見るまでは買うつもりだったデジカメ(笑)。デザイン的には割と普通のカメラであり、あまり面白みはないのですが V1 の後継(?)ということでけっこう期待していたんですけどね。
カラーはシルバーとブラック。色が違うだけでずいぶん受ける印象が違うのが面白いです。

DSC-W1 DSC-W1 DSC-W1

見た目上はこれといって語るところはないのですが(笑)やはり 2.5 インチの大画面液晶が目を引きます。本体背面のほとんどを液晶が占めていますね。正面から見たときのフットプリント(フットプリントじゃないけど)は DSC-T1 より少しだけ大きいくらい。実はかなりコンパクトなんです。
あとは本体サイズやレイアウト的に余裕があるせいか、モードダイヤルでダイレクトに選択できるモードの幅が DSC-P100 よりも広く、使いやすそうです。マニュアル撮影機能自体は P100 と同等ですが、こういった細かい使い勝手で V1 の後継らしさを出し、製品の性格を P100 よりもマニュアル撮影寄りに振っているのでしょうか。

DSC-W1

レンズ周りの金属の質感の出し方がなかなか秀逸。コンバージョンレンズをつけるためのリングの金属削り出しな感じとか、グリップ付近にアクセントとして少しだけ演出されたヘアライン加工だとか、こういうデザインをやらせるとやっぱりソニーはうまいなあと思わされますね。これでレンズがゾナーで液晶が高解像度だったら絶対買ってるところなのですが・・・。

DSC-W1 DSC-W1

メモステスロットとバッテリスロットは別の場所になりました。バッテリは単三アルカリ電池なども使用可能な汎用の電池ボックスになっていて、咄嗟のバッテリ切れにも対応しやすくなっています。このバッテリの汎用性の高さを重視して P100 よりも W1 を選択する人も少なくないのではないでしょうか?
ちなみに W1 でも P100 と同じくメモステスロットの蓋に小窓がついていて、ここに AC アダプタを接続します。なんか操作ボタンや各パーツの配置を見る限り、P100 と W1 で共通のコンポーネントや基板を使っているところがかなり多そうです。

DSC-W1 DSC-W1 DSC-T11

DSC-V1 と比べてみました。改めて比較してみると一回り以上サイズが違う上に、デザインの雰囲気もずいぶん違うことが分かります。こうしてみるとやはり、バリオゾナーの存在感ってかなり強く、W1 のテッサーがとても頼りなく見えてしまいます^^;その代わり背面の液晶のサイズは W1 の方が圧倒的に大きいですね。ただ、液晶の輝度は V1 の方が高い感じ。確かに大画面で高輝度にするとそれだけバッテリを喰ってしまうので、あえてこういうチューニングにしてある可能性も高いですが。

DSC-W1

P100 と比べるとこんなもんです。比べると W1 もそれなりにコンパクトだと感じますが、やはり P100 の方が薄さで大きく勝っているのでどうしても P100 に目がいってしまいます。これで違いといえば液晶画面のサイズと使用可能なバッテリの種類くらいなのですから、そりゃあ P100 に行ってしまうでしょう、と・・・。

DSC-W1 DSC-T1

で、一番確認したかったのが液晶画面の精細度。ちょうど隣に展示してあった T1 と比べてみました(左:DSC-W1、右:DSC-V1)。
解像度では T1 が 211,000 ドット、W1 が 123,200 ドットと約 1.71 倍の差があります。一辺あたりでいうと約 1.31 倍、PC の画面でイメージすると XGA(1,024x768)と SXGA+(1,400x1,050)くらい違うといえばどれくらい違うかイメージできるでしょうか?上の写真を見ても分かると思いますが、解像感が全然違います。というか W1 の液晶ダメすぎ(>_<)個人的には T1 の液晶ですらもう少し解像度が欲しいと思っているので、W1 の解像度は論外ですね。画面の明るさもなんだか違いますし、ただ大きいだけの液晶よりはまだ P100 の液晶の方がマシな気もします。予想はしてましたが、かなり残念な結果ですね。


DSC-P73 DSC-P73 DSC-P73

で、こちらは P73。まあ、どうでもいいかな(ぉ なんか正直、デザインも微妙ですし安いとはいえこれはどうなんだろう・・・以前のモデルは廉価版とはいってもそれなりにデザインされていましたが、どう考えても、今回はビミョ(ぉ


そんなところですね。実写サンプルはおそらく P100 と全く同じ傾向だろうということであえて撮ってません。わがまま言っていろいろ試させてもらいやすいお台場と違って(笑)アテンダントのお姉さんにお願いするのも気が引けますし・・・。
とりあえず、P100 と W1 どちらにするかは両方の実物を見てから決めよう、と思っていたのですが、思いがけず早いタイミングで両方の機種に触れてみることができてしまいました。気がつけば P100 の発売日まであと 10 日と迫っていますが、ど、どうしよう・・・(汗


[ PT ] 2004/04/18(Sun)
先日発表されたばかりの新 Cyber-shot が早速展示されているという情報を得たので、昨日はメディアージュに行ってまいりました。最近、お台場に行くのがいい息抜きになっています。なんというか最近仕事関係以外の人とコミュニケーションを取る機会がめっきり減ってしまったので、メディアージュに行って誰かと話したいというか(ぉ

展示されていたのは DSC-P100 のレッド/ブルーと DSC-T11。DSC-P100 のシルバーおよび P73、W1 はまだ展示機が入ってきていないということで見られませんでした。P100 に至っては本体のみでクレイドルも入っていなかったという(笑

DSC-P100

DSC-P100。確かにこの形はもう見飽きたというか新しさは全くないんですが、確かに今までのものよりはかなり小さく、薄く仕上がっています。でも旧モデルの所有者じゃないときっと気付かないかな。^^;でもこれで DSC-T1 ほぼ同等(撮影時重量 183g、T1 は 180g)の軽さというのだから立派です。持った感じでは密度の関係もあるのでしょうか、P100 の方が若干軽く感じました。

DSC-P100 DSC-P100 DSC-P100

デザインは DSC-P シリーズの系統を踏襲しているものの、コンセプトが見直されてかなりフラットなボディラインになりました。出っ張りが少なく、ポケットに入れてもかさばりません。ボタン類やグリップの出っ張りも必要最小限ではあるもののよく考えられた形でつけられています。今までの P シリーズって液晶画面が少し出っ張っていて傷が付かないか不安でしたが、少し奥まっている P100 なら大丈夫でしょう。
質感は写真で見るよりずっと良いですね。ブルーもレッドも品良くまとまっていて、かつサイドの光沢感のあるラインがアクセントになっています。シャッターボタン周りのデザインが若干廉価モデルっぽい感じになっていたり、Cyber-shot のロゴがダイヤカットではなく貼り付けだったりするのがちょっと残念ですが。

DSC-P100 DSC-P100

バッテリは従来の「インフォリチウム C」から新しい「インフォリチウム R」に変更されました。サイズ的には DSC-T シリーズ用の「インフォリチウム T」系に近いですが、厚みが半分くらい?になっています。このバッテリで従来の DSC-P10 の倍のスタミナがある、ということですが、こう次々と新しい規格に変えるの勘弁して下さい(>_<)
本体の DC IN は今までのような背面右下からバッテリの脇に移動されました。充電時にはバッテリの蓋についている小窓を開けて AC アダプタを挿すのですが、この小窓が猫を買っている家のドアについている猫用の小窓みたいでかわいいです(笑

DSC-P100

操作系は従来の Cyber-shot のそれを踏襲していますが、今回モードダイヤルの位置が変わって縦に配置されるようになりました。これがまた絶妙な位置にあって、カメラを構えたまま右親指でモード切替ができるんです。今までのようなシャッターボタン周りについている形態だとモード切替時にいちいちカメラの向きを変えて目で見ながらダイヤルを回す必要があったのですが、これが指一本で可能に。マニュアル撮影が可能になったのでモード切替の重要性も増しましたし、この変更はかなり使い勝手の向上に寄与するのではないでしょうか?

DSC-P100

レンズはいよいよツァイスブランド「バリオテッサー」になりました。といっても仕様は P10 のレンズとほぼ変わっていないのですが、やはりレンズ周りに ZEISS の銘が入っていると嬉しいものです^^;
そして・・・特筆すべきはそのスピード。起動速度が大幅に改善され、沈胴式レンズながら電源投入後約 1.3 秒で撮影可能状態になります。P10(2.5 秒)と比べてやく 2 倍のスピードで起動するようになったわけですが、これまで P9(3.2 秒)を使っていた私からすれば赤いこともあって通常の P シリーズの 3 倍くらい速いように思えました(ぉ いやでも実際あのレンズの突出速度を見るとちょっとびっくりしてしまうくらい速いです。

DSC-P100 DSC-P100

旧モデル(P9)と比べるとこんな感じ。単体で見るとそんなにも感じませんが、やはり比較してみると旧機種より一回りくらい小さいですね。横幅は P10 のときで既に短くなっていましたが、約 3/4 の薄さまで薄くなったのはかなり大きな違いです。P1 から P5 になったときくらいのインパクトがありますね・・・P9 はこれはこれで高級感があって良かったんですが、やっぱり新モデルに惹かれてしまいます。

DSC-P100

そしてブルーはブルーでいい感じなんですよね。今まで出てきた「コズミックブルー」や「コスモブルー」ほどの深みはないんですが、しっとりと落ち着いたブルーで好感が持てます。なんかいつもシルバーかブラックばかり買ってしまう私ですが、このブルーにはなかなか惹かれるモノがありますね。でも買って 2 ヶ月とかでブラックモデル出しませんよね?ソニーさん(汗

DSC-T11 DSC-T11

こちらは T11。基本的に T1 のガワを変えただけのものなので、なんとも・・・(ぉ
筐体はプラのようですが、光沢感あるパールホワイトの塗装がなかなかいい味出してますね。

DSC-T11 DSC-T11

デザイン上の大きなアクセントとなっているストラップリング。クローム調メッキが施された金属のパーツでキラキラしています。サイドのモールドも同様のシルバー素材で繋がっていて、アクセサリっぽい高級感を演出しています。このへんを見てしまうと T1 のデザインがいやに俗っぽく感じてしまいますね・・・ちょっと T1 から買い換えようかな、と思ってしまいました・・・。

DSC-T11

し!かし!!
T11 にはレンズバリアがないのです。T1 で特徴的だったあのレンズバリアがないだけならまだしも、レンズ部にも全くカバーらしきものはなし。電源ボタンに連動してレンズカバーが開閉するような仕組みがあるのかと思ったら、レンズは常に剥き出しなんだとか。怖い仕様ですね・・・T1 の単なるバリエーションということでこんなところすら作り込みがなされていないようです。これで一気に萎えてしまいました。
まあ、純正のケースが本体だけでなくレンズ保護も考えたプレート入りのストレッチ素材だったので、持ち運び時は純正ケースに入れていれば安心なのでしょうが。


少しだけ試し撮りもさせてもらってきました。しかし、発売前の試作機、ということで画像の持ち出しおよび Web 掲載は NG。現場で PC の画面で確認させてもらった中からの感想のみですが、書いておきたいと思います。
まず、P100 のレンズですが、確かに明るいとは言えないものの T1 と比べれば十分使いものになりますね。P8 の頃からあったシャッタースピードが落ちやすい問題も、多少暗い場所ではマニュアルモードでシャッタースピードを速めに設定して取ってやれば被写体ブレもなく撮れました。それだけ暗くはなりますが、ブレブレ写真よりは多少ノイズがあってもちゃんと撮れる方がいいので(笑)。少なくとも、マニュアルモードの追加によってブレるかノイズが乗るかの選択をユーザーに委ねた P100 の仕様は正解だと思います。シャッタースピードは十字キーの上下で簡単に変更できますし、ある程度使い込めばシャッタースピードの見極めもできるようになるでしょう。ちなみにオートモードでのシャッタースピードも T1 よりは速めで、同じ条件で比べてみるとやはり P100 の方がブレは少なかったです(レンズの明るさが違うので当然と言えば当然か)。フルオートで撮ってもそこそこまともに写るということでしょうね。

T11 のほうは・・・T1 から特に何も変わっていないので特筆すべきことはありません(笑)一応ファームウェアが最新版になっているということでしたが、これは T1 用にも先日リリースされた PictBridge 対応ファームというだけで別にでふぉるとのシャッタースピードが改善されるとかいた類のものではないようです。よってパス(ぉ ただ、T11 の方は画面が広いので、P100 とは明らかに撮影時の感覚が違うと思いました。表現が難しいですが、T11 の方が撮影対象をより広い「空間」で捉えることができるというか、別に視野率とかはどちらの機種も同じなのですが、フレーミングの感覚が明らかに違うのは事実だと思います。

カテゴリが違うので単純な比較は難しいですが、この 2 機種を比べたら私はやっぱり P100 かな。T11 は小さいけど「まともに撮れない、あるいは拡大鏡くらいしか使い道のないカメラ」になりつつある気がします(ぉ
でこれで P100 の撮影機能/品質と T11 の液晶があれば、と思うのですが・・・W1 があれじゃどうしようもないんですよね。次期 P は筐体サイズはこのままで 2.2 インチくらい積んでくれないでしょうか(笑


[ WPT ] 2004/04/14(Wed)
2 月の PMA 2004 で登場していた Cyber-shot の新機種がようやく国内正式発表に。
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200404/04-0414/
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200404/04-0414B/
既に存在が明らかになっていた DSC-P100/P73、DSC-W1 に加えてベーシックな DSC-P43 と T1 のバリエーションモデル「DSC-T11」が日本国内向けに追加されました。


DSC-T11
http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-T11/
http://www.jp.sonystyle.com/Product/Dsc_mvc/Dsc-t1/
まず意表を突いて登場した DSC-T11。ステンレス製だった DSC-T1 と違い、プラスチック筐体(一部ステンレス)で柔らかい印象に仕上がった T1 のバリエーションモデルです。ボディラインはちょっと女性的になりましたね。T1 はどちらかというと男性向けなイメージがありましたが。デザインやカラーリングの方向性が正反対なので好みによるでしょうが、T1 ブラックを買っちゃった人はちょっと複雑な心境かもしれません。個人的には、プラの質感次第ですがデザインそのものは T1 より好みかも。なぜこの時期に T1 のデザイン違いモデルなのかは分かりませんが、コストのかかりそうな筐体(ステンレス筐体とレンズバリア)を変更したことや女性向けっぽくなったデザインを考えると、よりライトなイメージにして IXY DIGITAL L あたりとぶつけようとしているのかもしれません。
ただしカメラとしてのスペックは T1 と全く同じ。ファームウェアの変更で撮影のアルゴリズムが変わっていなければ、それなりに明るいところでもブレブレの撮影結果になってしまう傾向も同じかもしれません。これは一度実機を買って触って確認してみないといけませんね。逆に、これが改善されていたとしたら T1 を手放して買い換えたいところ。


DSC-W1
http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-W1/
http://www.jp.sonystyle.com/Product/Dsc_mvc/Dsc-w1/
DSC-V1 の後継あるいは派生モデルとみられていた W1。画質、サイズ、使い勝手のバランスがよく、個人的には F7xx/8xx 番台を除く Cyber-shot のコンパクト機の中では最もマトモな製品は V1 だと思っていたので、W1 がその後継ならばダメな T1 の代わりにちょっと試してみようかと思っていました。T1 ユーザーからすると一度あの大画面を使ってしまうと今更 P シリーズの画面サイズにはもどれないですし、レンズはゾナーじゃないけど一応ツァイスだし、ブラックモデルもあって悪くなさそうかな、と。
・・・しかし、その期待は今回改めてスペックを眺めてみて、見事に裏切られることになりました。

W1 の液晶、2.5 インチなのはいいんですが画素数が 12.3 万。T1/T11 は同サイズで 21.1 万。ってただデカいだけかょ!!!1.8 インチ液晶な P100 ですら 13.4 万なのに・・・orz
カメラ部のスペックが同じなら多少サイズが大きくても液晶の大きい W1 がいいかなと思ったんですが、これじゃ逝けないな。なんというか 16.1 インチの VAIO GRT が最大 XGA にしか対応してないようなものです。個人的には T1 の液晶ですらもっと解像度が欲しいと思っている(大画面は良いんですが粗いため結局 PC で確認するまでブレてないかちゃんと分からない)のに、それよりも低解像度なんてことはあり得ません。500 万画素でマニュアル撮影もできて T1 譲りの大画面、そこそこコンパクト、乾電池も使える、そしてそれなりに安い、というところで売っていこうとしているんでしょうが、私は一気に萎えました。なんというか、これなら光学系は共通だし P100 の方がいいじゃん・・・W1 はあくまで P100 の下位機種という位置づけになっているのかな。まあ、ラインナップが拡散してきているので光学系などの中核コンポーネントを共通化してコストを下げようというのは理解できますが、W1 の方がこの程度のスペックだとわざわざ違う筐体にしている意味がないような気もします。


DSC-P100
http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-P100/
http://www.jp.sonystyle.com/Product/Dsc_mvc/Dsc-p100/
DSC-P73
http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-P73/
DSC-P43
http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-P43/
というわけで P シリーズ。P73 と P43 は別にいいですよね(ぉ
P100 は、中身はほぼ W1 と同じというか筐体や液晶のサイズくらいしか違いません。光学系は全く同じで、光学 3 倍ズームレンズ「バリオテッサー」(F2.8〜5.2)。ツァイスの銘が入っていますがさほど明るくない、というか P10 のときからほとんどスペック的には変化ありません。まあ、レンズはスペックで画が決まるわけではないですが、T1 の「あのレンズ」ですらテッサーだからなあ。^^;
詳細については言及しませんが、P100 では W1 と同じくマニュアル撮影機能つき。撮る人のスキルにもよりますがこれなら T1 のようにシャッタースピード落ちまくりで失敗写真撮れまくりということも減るでしょう。しかも、P10 より 8mm も薄くなったにもかかわらずバッテリ寿命は倍増しているんだからよく分かりません。というか、プレスリリースにあった P10 との薄さ比較写真をみてかなりやられました。クレイドルもついて、P100 は今までの P シリーズの集大成ともいえるモデルになりましたね。

今まで P シリーズといえばコンパクト系が P5/P3 とか P9/P7/P2 とか P10/P8、やや大振りな廉価版が P70/P50/P30 といった感じで多モデル展開されていましたが、今回コンパクト P シリーズは P100 一機種のみになりました。まあ、U のような超コンパクトサイズを除けばデジカメの画素数の最低ラインが 500 万画素にまで引き上がってしまった現状や、Cyber-shot のコンパクト光学ズーム機だけで P/W/T シリーズという幅広いラインナップを抱えてしまったことを考えると P シリーズの製品構成も絞り込まなくてはならなかったのでしょうが。しかし、T シリーズは今回ラインナップの幅を広げてくるかと思いきやデザイン変更のみでしたね。ま、あのレンズと CCD サイズでより高画素化もないでしょうし、市場的に 300 万画素クラスの廉価モデルというのも微妙だったんでしょうが、個人的にはあのレンズなら 200〜300 万画素程度の方がバランスが良く、価格的にも良いセンいけた(おそらく上位機種を喰うというよりも、Cyber-shot U や単焦点 EXILIM と競合するという流れになるでしょうが)と思うのですが。


個人的に、W1 は今日時点までは買う気 80% くらいのつもりでいたのですが、W1 のスペックを見て正直買う気がなくなってしまいました。どちらかというと W1 よりも P100 の方にこっちに傾いていますというか、一度振り上げた拳の宛先が P100 くらいしかなかったという(ぉ でも、どちらにしても今回ばかりは実機の使い勝手や撮影結果を自分の目で、手で把握しないかぎり怖くて買えませんね。今まで、このクラスの Cyber-shot って「今回もやっぱりダメだったか〜」みたいなことばっかりだったから orz おそらく Sony Style でもまたコラボ企画とかやるんじゃないかと思いますが、実機をちゃんと触ってからとすると買うにしても発売後ちょっと経ってからヨドバシあたりで買った方が良いのかな。下取りキャンペーンとかもあるようなので、使いようによってはお得になるのですが・・・。


■記事リンク
PC Watch の記事
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0414/sony1.htm
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0414/sony2.htm
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0414/sony3.htm
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0414/sony4.htm
MYCOM PC WEB の記事
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2004/04/14/017.html
ASCII24 の記事
http://ascii24.com/news/i/hard/article/2004/04/14/649192-000.html
ITmedia の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0404/14/news044.html


[ HDD ] 2004/04/12(Mon)
うーん、一週間も空けてしまいました・・・ここのところホントにナポレオンのような時間感覚で生活している上、土日も半分ないようなものなので全然更新する時間が取れません。更新する意志はあるんですが・・・今日は少し時間が取れたものの、明日以降またどうなるか。ドカンと新製品が出たりすれば徹夜してでも書きたいと思うかもしれませんが、これといった新製品が発表にならないのも嬉しいような、悲しいような。^^;
今日も週明けということでこの先のスケジュールの更新版が上がってきたのですが、もう無茶すぎて笑うしかありません(汗)ウチの会社の競合他社に対する価値って無茶なスケジュールを引いて同じ金額で SE を倍働かせることによって得られる高い生産性のことなのでしょうか?(ぉ 最近、健康のこととか将来のこととかを考えると、このままの生活をずっと続けていくのもどうか・・・と思い始めました。どなたかいいお仕事の話お持ちではないでしょうか、と振ってみるテスト(ぉ ソニーでもいいですよ(ぇ?

さて、何から話したものか。
とりあえず、PLASMA WEGA に新モデルが追加に。
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200404/04-0408/
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040408/sony1.htm
地デジ対応の 55 インチタイプとアナログ放送のみ対応の 32/37 インチタイプの 3 製品。地デジ非対応の方はまあどうということはないのですが(笑)、55 インチの方はソニーのプラズマでは初めてのサイズです。今まで 50 インチと 61 インチ(昨秋初登場)の間のサイズは存在せず、40 インチ以上は約 10 インチ刻みでしかモデルが存在しませんでしたが、この間を埋める微妙なサイズのモデルが初めて登場しました。今シーズンの製品ではちょうど日立が 55 インチモデルを主力に据えることを発表していますし、実売価格ベースでも 50 インチとの価格差がほとんどない(ともに 120 万円前後)ため、実質 55 インチが大画面プラズマの主流となりそうです。っていうか、61 インチになるといきなり倍の 250 万って・・・(汗
とりあえず私も 32〜42 インチクラスのプラズマが欲しいかなと思い始めているのですが、冬ボまでにどれくらいまで下がるかな。


最近なんだか HDD 関連製品の話題に事欠きません。
ソニーからは、初となる HDD カーナビゲーションシステム「XYZ(ジィーゼット)」シリーズが登場。
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200404/04-0406/
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040406/sony1.htm
PC と USB 2.0 で接続し、MPEG-2 や ATRAC3 データを内蔵の HDD に転送して単体で再生できるという機能を持った HDD カーナビ。HDD カーナビといえば carozzeria の「HDD CYBER NAVI」がその代名詞となっていますが、動画データの再生に対応したのはソニーが初めてではなかったでしょうか?だてに最近動画に力を入れてませんね。
メモリースティックスロット(MagicGate 非対応)の他に CF スロットを備え、PHS を使った単体での通信が可能になっているのもなかなかニクいところです。機能満載でかなり面白そうな製品なのですが、クルマで動画ってどうなんだろう・・・個人的には、ドライブするときは運転を楽しむことと同乗者との会話を楽しむことが目的だと思っているので、自分だけ運転して連れはテレビ観てるとかいう寒い状況はちょっとイヤなのですが(笑)世のお父さんはどうなんでしょうねぇ・・・。
それにしても長らく目立った新製品のなかったソニー製カーナビでしたが、ようやく大きめな新製品が登場しました。私も確か「ソニーから HDD カーナビが出るまでは Navin' You でがんばる」と言っていた気がしますが、いざ出てみると手元にクルマがありません(ぉ 愛車は今実家で車検と保険が切れ、税金だけ支払っている状態だったり orz

もうひとつ HDD 関連。ソニーの AIWA ブランドから発売が予定されていた HDD オーディオプレイヤー「HZ-DS2000」「HZ-WS2000」が搭載する 1 インチ HDD の欠陥から仕様/発売日を変更しています。
http://www.jp.aiwa.com/information/2004/0408.html
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040408/sony2.htm
1 インチ HDD といえばおそらく日立の Microdrive とか GS Magicstor の製品とかだと思いますが(たぶん前者でしょう)、2GB の製品に品質上の問題があり 1.5GB のものに変更されるようです。この時点で型番を「HZ-DS1500」に改めるべきだと思うのですがどうでしょうか(笑)まあそれは冗談としても、容量が減っているのに価格据え置きというのはちょっと納得できませんね。この他にも今回は USB メモリタイプのオーディオプレイヤーが発売延期になっていたり、2 月にも FM ラジオ内蔵プレイヤーの発売中止が決定していたり、なんだかなあ、という感じ。USB オーディオ製品に軸足をシフトした新生 AIWA の主力製品がこれでは、先が思いやられてしまいますね。まあ、2GB で実売 \35,000 という価格は 4GB な iPod mini や NOMAD MuVo2 の価格を鑑みるとあり得ないと思っていたので、元々買うつもりはありませんでしたが・・・。

その競合製品 NOMAD MuVo2 ですが、価格据え置きでリモコンを付属したニューモデルが出るようです。
http://japan.creative.com/company/press/2004/040407-muvos.asp
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040407/creative.htm
まあニューモデルといっても単にリモコンが付属した程度ですが、私が使ってみたところ「別売りのリモコンを買って使い勝手が良くなれば日常的に使っても良いかも」と思っていたのでこのリモコンの付属(まあ安っぽいリモコンですが・・・)は大歓迎です。カラバリが増えているのも嬉しいですね。しかも、例の Microdrive ぶっこ抜きの横行によって問題となった供給不足の問題も、どうやら回避できているようです。ライバル iPod mini の発売延期の影響もあって、iPod mini の国内発売までにそれなりのシェアを築く可能性はありますね。まあ、NOMAD と iPod じゃメジャーさが全然違うので、供給量の問題も根本的に桁が違うのかもしれませんが。でも、私も今度はちゃんと聴く用に新しい MuVo2 を買うか、米国在住の友人に頼んで iPod mini を送ってもらおうかなと思い始めています。でも、デザインのまとまりが良くてそこそこ小さくて大容量な gigabeat G21 とかも良いかな・・・と思っています。まあ、無線 LAN 機能は微妙すぎますが(笑。

まだまだ HDD 関連。なんとソニーの PSX が事実上の生産休止状態に!?というニュースが。
裏編集後記
http://blog.livedoor.jp/takeshi_a/archives/368485.html
まあ、発売直前でのあり得ない仕様変更とか、あまりに練られていなかった当初の操作性とか、起動やゲームからの復帰にかかる時間の長さとか、なんかメリットよりもデメリットの方が多いんじゃないかとオーナーでありながら思う PSX なのでちょっと仕方ないかもしれません(笑)PSX の発売によってほぼ同価格帯まで下がり、結果的に競合メーカーの製品と比べてもかなりお得に見えるようになってしまった「スゴ録」が逆に引き立ってしまったのも皮肉なところです。とはいえ、PSX 自体はかなり利幅の小さい製品のようなので、ソニー全社的にはどちらかというとスゴ録が売れてくれた方がオイシイのかな(^^;しかし、PSX も初期ロットの品薄を解消してからはほとんど在庫切れを見なくなったというくらい、この DVR 全盛の市場においても苦戦しているのは間違いない状態でしたからね。今後本当に生産打ち切りになってしまうかどうかはまだ分かりませんが、既存ユーザー向けのアップデートがなくなってしまうようなことにならなければ良いんですけど。これは、冬までに片面二層記録ドライブを搭載したハイブリッドレコーダが出たら買い換えなのかなー。
しかしこれで PSP や PS3 まで心配になってしまいました。久夛良木氏の仕事はひたすら大風呂敷を広げることですからねぇ(ぉ

最後も HDD。個人的に今年注目している新メディア「iVDR」がいよいよ離陸しました。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040412/iodata.htm
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040412/ivdr.htm
iVDR とは現在の VHS や DV に代わるコンシューマ向けの動画記録用メディアで、媒体に HDD を採用しているのが特徴です。いわゆるリムーバブル HDD を家電向けに取り回ししやすくしたもの、と説明すればいいでしょうか。2.5/1.8 インチに加え新たに策定された 1 インチのメディアをカートリッジに内蔵し、様々な映像機器(テレビ、ビデオレコーダ、モバイルプレイヤー、カーナビ、等々)で扱えるようにしよう、というメディアです。容量次第ですがこれで DV テープ(ラージサイズ)と同等の大きさのメディアである程度長時間の HD(ハイビジョン)録画ができるようになれば、新しい時代の映像の可能性が大いに広がってくると思うんですよ。ビデオレコーダにしたって、記録後の編集に難がありまた画質的にも(DV や HD 放送に比べると)劣る DVD に比べれば、iVDR を使えば編集も高画質録画も簡単に行えますし、コピーワンスの放送もメディア価格が安くなれば高画質のまま外部保存可能になります。しかも、個人的にはもう 1.8 インチよりもアツいと思っている 1 インチ HDD が規格に入ってきたというのが、注目度が高いです(笑
ともあれ現在メディア価格が \29,190・・・ではなくて(ぉ \70,000 くらいする 1 インチ HDD が DV 並みに安くなるというのには時間がかかりそうです。それでも、コンソーシアムが本気で普及を図るなら、ある程度のところまでは下がってくるのかな?何にせよ、がんばってもらいたいものです。あまり個人でムービーを撮ることのない私ですが、媒体が HDD ならなんか使ってみたい気がすると思います(笑)。


[ Advisory Staff Meeting ] 2004/04/05(Mon)
先日より Sony Style で告知が行われていた企画「Advisory Staff Meeting」がいよいよ本格的にスタートしました。
http://www.aii.co.jp/contents/smojsdmk/sscj/Gallery/index_0404.html
Sony Style が認めた Advisory Staff として高城剛氏、藤原ヒロシ氏、ガンダーラ井上氏、むぎばやしひろこ氏、岡沢高宏氏の 5 名を迎え、この Advisory Staff と Sony Style、そして Style Member(即ちソニスタの顧客である私たち)の対話の中で新しい商品やサービスを生み出していきたい、というのがコンセプト。正直な話、世間知らずな私は高城氏と藤原氏以外についてはよく存じ上げないのですが(ぉ 両氏にしても自身の仕事うんぬんというよりもむしろそのライフスタイルやファッションリーダー的な面で有名であったりもしますからね。
で、この 5 名の著名人がこの企画のために blog を始めたりと、単なる Sony Style のオンライン企画に留まらない可能性も見せてくれそうな気配。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/8035
流行っている blog を著名人が手がけるというところで話題性を狙っているんでしょうが、公開初日にして高城剛氏の書き込み一件しかないのがちょっと心配になってしまいますね(^^;

この企画の一環として公開されている 5 名の対談記事の終盤に、ちょっと興味深いことが書いてありました。

> だから、もっとニュートラルな立場から、モノの良し悪しを判断を下してくれるサイトがあれば、みんな今よりもっとネットでモノを買うようになるのかもね

現代社会における個人サイトや掲示板システムの影響力、については今さら議論するまでもないと思うのですが、少なくともメディアや広告といったものに並ぶ情報収集チャネルの一つとしてすっかり定着してしまったことは事実だと思います。私も購買行動を起こすにあたっては(特に一定金額以上の出費になるときや、こだわりをもって買いたいものがあるときには)Web で一通りの情報を集めてよく吟味しますからね。少なくとも、中に書いてあることの信憑性、いや、個人で書いている記事である以上、信憑性というよりはむしろ「生の声」と表現した方が良いのかも、はスポンサー企業の意向が入ってしまいがちな商用メディアの記事よりも高いと思うんです。ただ、それを信じるためには良いことを書いているサイトもそうでないサイトも満遍なくチェックした上で、自分なりの観点で判断を下す必要がありますが。
それでも、「ものを買う」という行為に必ず人と人とのコミュニケーションが介在した昔の購買活動(いわゆる商店街に出かけて、地元の八百屋さんなり電気屋さんなりでものを買う、という行動)とは違い、ネットショッピングというものは何から何まで自分で情報を集めて、自分で選択して買うことが前提となっています。つまり、リアルでの買い物以上に「買う」という行為に対しての責任が重い。リアルでの買い物が、店員さんの一人一人が販売のプロでなくてはいけなかったのに対して、オンラインショッピングの世界では我々客の一人一人が「客のプロ」でなくてはいけないのではないか、と思うんですよ。誰かに勧められて買って失敗したのであれば、責任転嫁すれば済む話ですけど、自分で情報を集めて自分で選んだものというのは、失敗することも前者に比べて多いでしょうけど、いい買い物ができたときの喜びは大きく、また消費者としても成長できるのではないでしょうか。客は客として、自分の「モノを選ぶ眼」を磨き、自分の選択に最終的な責任を持つ代わりに、その「客のプロ」に対して売り手、あるいは同じ客の立場でも何かしらの情報を発する立場の人は、できるだけ正直に、公正に、かつどこに求める情報があるかできるだけ分かりやすい形で情報を提供してあげる必要があるのではないでしょうか。本当の意味で売り手と買い手の間、あるいは買い手同士の間にそんな関係ができたときに、オンラインショッピングは新しい時代を迎え得るのではないか、と思います。

このサイトは Brown Sugar という一個人の購買の記録でもあり(ぉ どうしても私がいろいろ買ったもの、あるいは買わないまでも興味の対象としているものについての記事が多くなっています。こうして書いてきた記事の中で、図らずも購入の判断材料にしていただけたという感想をいただくことも少なくありません。私はどちらかというと純粋に自分が買って楽しめたもの、そうでないものを思ったままに記録し、同じものを使っている人の何かの役に立てば良いな、と思っていて、ソニスタのアフィリエイトバナーも義理でしかなかったりするのですが(ゴメン>ソニスタ)逆に、Advisory Staff Meeting を企画している方々が VAIOethics のようなサイトをどのように捉えているか、ちょっと興味のあるところではあります。
でも逆に商売っ気というかお金をもらってしまうと、却って面白い記事が書けないと思うんですよね・・・。

話が逸れてしまったので元に戻しますと、この春のソニスタの一連の企画は、Advisory Staff 以外にも石井竜也氏のロングインタビューを載せてみたり、トップページから「ショッピング・パレット」のようなコーナーにリンクを張ってみたり、かなり派手なものになっています。種類は違いますが、毎年年末にやっていたイベントを定常的にやるくらいのパワーを使っているような気がします。思うに、そこには「ネットショッピングそのものをエンタテインメントにしてしまおう」という意図があるのではないでしょうか?そこで買うものが何か、以前に、どんなところで、どんな方法でモノを買うか、それ自体のスタイルを議論することによって、「ネットで買うこと」自体を目的にさせようという。
例えば新横浜にある「ラーメン博物館」に代表されるようなフード・テーマパークが「食」をエンタテインメントに昇華させ、現在のブームになっているように、Sony Style はこの Advisory Staff Meeting や「ショッピング・パレット」を通じて Sony Style という場所をショッピング・テーマパークにしようとしている。そんな狙いが読み取れる気がします。個人的には、買い物にスタイルを定義するなんてちょっとカッコつけすぎじゃないかなとも思いますが(笑)というか、買うこと自体を目的にしていたら、財布がいくつあっても足りない(いや、財布だけあってもしょうがないか)ので、あまり乗せられないようにしておくのが賢明かもしれません(笑。

・・・まあ、いろいろ溜まってくるとストレス発散のために散財に走ってしまいますけどね(ぉ


■本日の一品

ソニスタ繋がりということで、こういうものを買ってみました。ショッピング・パレット経由 hhstyle.com で発注、3% のお買い物クーポン還元を受けました。

Mag Table

シアタールームのサイドテーブルに。以前 BBS で Ibuki さんに勧められた offiMag Table です。Nychair との相性が良さそうなデザインで一目惚れでした。マガジンラック付きのテーブルなのですが、縦置きにもできてノート PC 用のテーブルにもなるという変わったテーブルです。カラーは Walnut で、もう少し暗めの色かと思っていましたが案外木目がしっかり残っている感じでした。でも、やはり曲線と直線を活かした特徴的なフォルムなので Nychair にはけっこう似合いますね。ちょっと気に入ってしまったのでベッドサイド用に Overlap Tray(Lap Dog)も買おうかな・・・。

実は hhstyle.com 自体は So-net 内オンラインショップとも提携しています。So-net オンラインショップ内のモールは基本的に Smash 決済や e-Coupon による割引にも対応してくれるので、場合によってはこちらの方がお得になるのですよ。先月末に、私の So-net アカウントにある 4,500 ポイントほどの e-Coupon が期限切れ間際になっていたので、e-CouponBox 経由でポイントを使って割り引きにしようと思っていたのですが、どうやら他店はともかく hhstyle.com だけは Smash およびポイント還元は使えない模様・・・仕方がないので、ショッピング・パレットでの購入となったわけです。
期限が切れそうな e-Coupon ポイントは ANA のマイルに変換。去年の北海道長期出張でかなりマイルも貯まっていたので、e-Coupon の振り替え分も合わせて国内旅行一往復分の航空券引換権をゲット。今度の帰省は無料で帰れそうです^^
ショッピング・パレットや Advisory Staff Meeting に限らず、オンラインショッピングってやはりうまく使えばかなりオイシイのかもしれません。そういうのを探してみるのも、ちょっと楽しいかも・・・自分自身で「オンラインショッピングをエンタテインメントにする」というか。でも、必要以上の散財にはお互い注意しましょうね。


[ ハナミズキ ] 2004/04/04(Sun)
すっかり間が空いてしまいましたが、お元気でしたでしょうか。
私の方は、ここ 1〜2 週間全く時間のない日々を過ごしていて、サイトの更新もしたくてもできないという状況です・・・なんか忙しさに対して私自身のモチベーションがなかなか上がっていかないこともあり、仕事についてはちょっとそろそろ考えるべきときなのかなとも思っています。ま、いろいろと思うところはあるのですが、それはまたの機会ということで。

何から話しましょうか?気がつけばもう 4 月、改正消費税法に基づく総額表示が開始されたり、明日からはデジタル放送のコピーワンスが導入されたり、と新しい季節に合わせて世の中もいろいろと変わってきています。そんな中、ニュースサイトを見る暇もなく世の中から取り残されそうになっている私ですが(汗)、この週末でキャッチアップを・・・。

まずですね、PSX の第二回目のアップデートがありました。
http://www.psx.sony.co.jp/support/upgrade.html
私の PSX がアップデートされたのは今日なのですが(汗)しかも、あまり大きく変わった気がしませんし・・・とりあえず DVD+RW に対応したことをはじめ、PSX が当初実現するスペックとして公約していた仕様がようやく揃えられたことになります(唯一、PlayStation BB Navigator 機能のみ今回の実装が見送られています)。まあ、DVD+RW が実装されたとはいえ VR モードの仕様が中途半端なので、あまり使うことはないと思うのですが・・・。早見再生は確かに時間のない人には便利な機能ですが、そもそも早見再生すらしている時間のない私は一体どうすれば(ぉ
とりあえず、今回のアップグレードに関しては PC Watch の元麻布氏のコラムでまとめられていますのでご一読を。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0402/hot311.htm
ともあれ、今回のアップデートで PSX はようやくスタートラインに立つことができたと言えるのではないでしょうか?私は、そろそろスゴ録の方が欲しくなっていますが・・・でも、買い換えのタイミングはやっぱり片面二層記録に対応するであろう今年の冬モデルになるのかな。

そのスゴ録ですが、下位モデルが追加されています。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040401/sony1.htm
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040401/sony2.htm
HDD 容量を 80GB として価格を抑えた「RDR-HX6」。PSX に引っ張られるようにしてスゴ録の価格も下がっており、RDR-HX8 あたりはもう 7 万円台があったりしてかなりお買い得になっていますが、この HX6 は HDD 以外のスペックは HX8 と同等ながら価格は 6〜7 万円のレンジになりそうな勢い。いよいよ本格的に VHS の置き換えを狙っている感じがしますねー。製品寿命がどんどん短くなりつつある近年のデジタル家電ですから、この HX6 で今のスゴ録の筐体を売り切って夏商戦に向けてまた思い切ったモデル(場合によっては二層記録もあり得るかも)を用意しているのかもしれません。


さて。
昨日は都内の桜が楽しめる最後の週末ということで、立川まで花見に行ってきました。ここのところずっと仕事ばかりで花を愛でる余裕すらなかったのですが、土曜は仕事しないぞ!と心に誓い、F828 を担いで出かけました。
本当はTamaさんやななちゃん達を誘っていたのですが、みんな昼間は仕事だそうで、唯一休みだった nao さんを誘ってモノレールで柴崎体育館へ。F828 でちゃんと撮るのって、もしかしたら買った当初にお台場に試し撮りに行って以来かも。あれ以来ちょっとブツ撮りに使った程度で全然使っていないため、使い方を覚えていないのですが・・・。ともかく、今回は Microdrive 4GB もあるので気合いを入れて撮ることができます。
まあ、多くは語らないのでとにかくご覧ください・・・(コメントをつけるのが面倒なだけともいう)。
(以下、写真は F828 の 8M/FINE モードで撮影後、Photoshop Elements で 800x600 にリサンプルのみ行って低圧縮で保存したものです)

SAKURA 2004 SAKURA 2004 SAKURA 2004 SAKURA 2004 SAKURA 2004 SAKURA 2004 SAKURA 2004

逆光の写真はどうも露出オーバー気味になっちゃってますが、その辺はもっと勉強する必要がありますね。F828 の操作系ってジョグダイヤルの使い方がすごく印象的なのですが、慣れるまでは戸惑うことも多いです。一度ちゃんとマニュアルを読まないと(汗)。
というか、日頃ブツ撮りばかりしているせいか、マクロ撮影はそれなりに撮れる気がしているんですけど、ロングの画作りが我ながらヘタだなあと・・・自己流ばかりでなく一度ちゃんと勉強した方がいいのかもしれません。どちらかというと理論もなく思うままに撮っているだけなので、詳しい方アドバイスくださいな。

で、F828 で撮っていたのですが nao さんがお持ちの *ist D をちょっと使ってみる?と渡されたので、軽く撮らせてもらいました。数多くのデジカメを触ってきた私ですが、実は一眼レフタイプって初めて。しかも、カワセミが魚を捕る瞬間を撮影するためだけに三ヶ月カワセミを餌付けした上赤外線で自動シャッターを切るシステムまで自作してしまう超マニアの nao さんのデジカメということで(笑)、緊張します。

SAKURA 2004 SAKURA 2004 SAKURA 2004 SAKURA 2004

う〜ん、F828 のレンズもかなり明るいと思っていましたが、やっぱり一眼レフのレンズはさらに明るいですね。しかも、十分な明るさがありながらもサチってないし・・・このへんはカメラ本体の問題ではなくレンズに左右されるものなので一概には言えませんが、やはり豊富なレンズを選択できるというのは一眼レフタイプの大きなアドバンテージですね(それだけお金もかかるわけですが・・・)。使い勝手に関しても、シャッターボタンを押したときに伝わってくるシャッターのダイレクトな感じとか(これは銀塩じゃないのでわざわざ効果を作ってるんでしょうが(※後日註:一眼レフタイプはデジタルでもちゃんとシャッターを切っているそうです))、液晶ファインダの F828 にはないファインダの精細さとか、明らかに F828 よりも優れていると感じる部分がありました。オールインワンである F828 がもたらしてくれる機動力の高さはレンズ交換式には望めないものなので、そういう意味では F828 と他の DSLA(デジタル一眼レフ)とは「違う種類のカメラ」ということなのですが、やっぱり一度は DSLA をちゃんと使ってみないと写真は語れないかな、と思ってしまいました。いや、F828 の撮影結果にもかなり満足しているんですけどね・・・。
まあこれは nao さんのセッティングをそのまま使わせてもらったからいきなりでもそれなりにまともに撮れたというところもあるでしょうが、そろそろデジタル一眼レフが欲しいという昨年あたりからの思いがまた蘇ってきました。やっぱり 10D 買おうかなぁ・・・。

夜は仕事が終わったTamaさん、ななちゃんと合流してそのまま立川で飲み。本当は「花見ならお勧めの場所があるから任せとけ」と言ったTamaさんの言葉を信じ、夜桜を見るつもりで三脚やら外部ストロボやらレリーズやら持っていったのですが、結局本人の「面倒だから店にしようぜ」の一言で店飲みに・・・。まあ楽しかったんでいいんですけどね。久々に行ったダディでわんこニコラシカとか(ぉ

次に自分の時間が持てるのは、いつになるかな・・・。

My Diary Version 1.21
[ 管理者:Brown Sugar 著作:じゃわ ]