VAIO Laboratory Windows XP のクリーンインストール(PCG-C1VJ 編)
Windows XP のクリーンインストール(PCG-C1VJ 編)
次は C1VJ に Windows XP 対応 BIOS にアップデートするわけですが、とりあえず Win2000 用 BIOS でも Windows XP が使えないわけではありません。WinXP 対応 BIOS はおそらく WinXP の電源管理機能等への対応や細かなバグフィクス程度しか機能的な変更が行われていないようです。少なくとも Brown Sugar が試してみた範囲内では Win2000 用 BIOS でも一応全ての機能が問題なく動作することを確認しています。BIOS アップデートのリスクを考えると、必ずしも BIOS アップデートに挑戦する必要はないかもしれませんが、正式対応版が出ているのに使わないと気持ち悪いので(笑)どうしても不安というのでなければアップデートしておいた方がいいでしょうね。でもあくまで BIOS アップデートは自己責任で。失敗しても VCL の修理は有償になりますので・・・。
※各画像をクリックすると大きい画像が表示されます。

BIOS のアップデート
VCL のサイトからダウンロードしてきたアップデータを利用して BIOS アップデートディスクを作成します。手順はほとんど「Windows 2000 のクリーンインストール(PCG-C1VJ 編)」のときと同じです。BIOS アップデートディスクは Win2000 や WinXP 環境上でも作成可能です。
ダウンロードファイルのサイズチェックや作成した FD の内容チェックなどは確実に。どこかに不備があるとアップデートに失敗しかねません。
純正 USB FDD と作成した BIOS アップデートディスクで起動します。USB FDD を持っていなければ原則としてアップデートできませんが、リカバリ CD-ROM からの DOS 起動の裏技を応用して HDD から BIOS アップデートすることもできなくはないです(詳細は省略)。
しかしいつ見てもユーザーに BIOS アップデートに対する覚悟を求めるこの画面、怖いですよねぇ。
上の手順で [Y] キーを押下すると、自動的に BIOS のアップデート処理が開始されます。この 1〜2 分の間、何人たりとも VAIO には触らせないよう神経を尖らせていましょう(笑)。
BIOS アップデートが完了すると、問答無用でマシンの電源が落ちます。これまた分かっていてもかなり焦ります。(^^;
再度電源を入れ、[F1] キーを押して BIOS 設定画面を呼び出してみます。「BIOS Version」が「WXP02P1」になっていれば無事アップデート完了です。BIOS のバージョンがちゃんと Windows XP 対応してるぞーと自己主張しているあたりが健気です。(^^;

Windows XP のインストール
BIOS のアップデートが完了したら、今度は Windows XP のインストールです。
今回はブータブル CD である Windows XP の CD-ROM から起動して、いきなりセットアップを行いました。もし FDISK や FORMAT 等を DOS で行いたいのならば「Windows 2000 のクリーンインストール(PCG-C1VJ 編)」を参考にしてみてください。
Windows XP のインストール自体は、インストーラの指示に従えばほぼ自動的に完了してしまいます。というわけで細かいことは省略。
Windows XP のスタートアップスクリーン。
密かにここが Windows XP で一番というか唯一気に入っている部分だったりします(笑)。だって他の部分って見た目以外 Window 2000 と大差なくてしかも重くなっているんですもん。
WinXP インストール直後のデスクトップ。今までの Windows のインストール直後の画面とはずいぶん趣が違います。
しかしタスクバーがかなり幅広になったので 640x480 の解像度じゃちょっと使い物にならなさそうですね。
Windows XP インストール直後のデバイスマネージャ。
MOTION EYE 以外のデバイスは一応 Windows XP 標準のドライバで認識されています。VAIO 独特の Sony Notebook Control や Programmable I/O まで標準でドライバが組み込まれるあたりはちょっと驚きました。但し、サウンドやモデム関連はちゃんとソニー提供のドライバをインストールした方が不具合なく動作するようです。

他に Windows XP として目新しいのは、デバイスマネージャに「プロセッサ」クラスが用意されたことでしょうか。内部的にどのような構造になっているかは分かりませんが、CPU をドライバで制御するようになっているようです。これはおそらく SpeedStep や LongRun といった CPU のクロックおよび動作電圧のコントロールを OS に行わせようという思想なんでしょうね。でもなんかデバイスマネージャに CPU が表示されているのにはちょっと違和感があるかも・・・。

とりあえず WinXP のインストールまでは完了、ということで、次はドライバ等のインストールの前に WinXP の話題の中心である「アクティベーション」を行います。
→Windows XP のアクティベーション

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