VAIO Column
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(2002/11)


[ PCWA-C700 ] 2002/11/30(Sat)
ソニー製無線 LAN カードの新製品「PCWA-C700」を購入。
http://www.ecat.sony.co.jp/computer/vaio/acc/index.cfm?PD=10556&KM=PCWA-C700
ソニスタで購入してみました。このテの製品って量販店には発売日に並ばないこともあるので。でも最近ソニスタでよく買っているせいか、毎週日通のおじさんと顔を合わせているのでちょっと恥ずかしいです(笑)。
モノとしては、2.4GHz(IEEE802.11b)と 5GHz(IEEE802.11a)の両方に対応したデュアルバンド無線 LAN カードです。

ちょっと前に届いたソニスタのレンタルサービスで借りている 5GHz 無線 LAN カード「PCWA-C500」と比較してみました。

PCWA-C700 vs PCWA-C500

一見ほとんど同じなのですが、微妙に C700 の方が大きいです。C500 に C150 のアンテナ分を足したくらいの大きさですね。
C500 の方はアンテナ部に「5GHz WIRELESS LAN」の彫り込みがあったりして多少凝っているんですが、C700 の方はそういうのは一切なくてちょっとコストダウンしているような気がしなくもない。
でも、

11Mbps

2.4GHz だとアクセス LED がイエローに光っていたのが、

54Mbps

5GHz だとオレンジになっていたりして、ちょっと凝ってます。
ユーティリティソフト「Wireless Panel」も C700 専用バージョンになっていて、

Wireless Panel

2.4GHz/5GHz のそれぞれのバンドをソフトウェア的に切れるほか、細かい設定ができるようになっています。
デュアルバンドの無線 LAN カードってどんな使い勝手になるのかちょっと興味があったんですが、バンド間の違いというのは感じずほぼシームレスに使える感じ。ちょうど、2.4GHz の無線アクセスポイントを切り換えるのと同じ感覚で 5GHz の AP にも接続でき、あまりバンドの違いを意識せずに使えるというのは初心者にもやさしくて良いのではないでしょうか。

速度的なものは測っていませんが、まずシングルバンドの C500 とほとんど変わらない感じですし、これから無線 LAN を始めようという向きには悪くない選択肢だと思います。既に 2.4GHz で導入している向きにも、比較的安価に段階的アップグレードが図れる手段としてはいいんじゃないかな。私はちょうど 5GHz 無線 LAN をメインの LAN 環境にしているので、どうせ C500 を買い増すくらいならデュアルバンドを買ってみてもいいか、くらいの感覚だったのですが・・・。

とりあえず C1MSX には C500 で、U3 には C700 で使ってみようと思います。U3 で使うにはやや出っ張りが大きすぎますが・・・。


[ SACD を試してみた ] 2002/11/29(Fri)
先日購入した DVD プレイヤー「DVP-NS900V」の SACD マルチチャンネル再生機能を試してみました。
SACD タイトルを購入したわけではないのですが、川崎ヨドバシでソニー謹製の SACD デモディスクが無料配布されていたのでいただいてきたというわけ。「2001 Multi-Channel DEMONSTRATION DISC」というタイトルがついており、それぞれ五嶋みどり、工藤重典、BIRDLAND、T-SQUARE plus が演奏する 4 曲が収録されているディスクです。ヨドバシのオーディオコーナーの片隅に山積みにされていたので、比較的入手はしやすいのではないかな。

まず、いそいそとディスクを取り出し、NS900V にセットして再生してみる。
・・・音が出ない。

って、SACD は今のところデジタル出力できない仕様(出力できるデッキがない)なんだっけ。
仕方がないので、NS900V のマルチチャンネルプリアウトから DB1070 のマルチチャンネル入力にアナログ接続。おお、音が出る。
・・・でもマルチチャンネルじゃない。

今までデジタルで出してたから気づかなかったんですが、プレイヤーにマルチチャンネルデコードさせる場合はちゃんとプレイヤー側で 5.1ch のスピーカセッティングをしてやらないといけないのですね。確かに AV アンプ側はマルチチャンネルダイレクトに設定してパワーアンプとして使っているからな。というわけで、プレイヤー側のマルチチャンネル設定をセットアップ。再生。

・・・おおっ?おおおっ!?

す、すごいかも。「音に包囲されている感じ」というのはこういうのをいうんですかね?まるでコンサートホールで聴いているかのような臨場感があります。
「マルチチャンネル」といっても必ずしも映画の音響のように音源の位置が激しく動き回るのではなくて、どちらかというとマルチチャンネルのスピーカにうまく反響の成分を割り振ってバーチャルリアリティを作っている感じ。T-SQUARE plus の「TRUTH21c」あたりはフュージョンということでスピーカごとに楽器を割り振ったような作りになっていますが、それはそれで自分がバンドの一員としてステージに立っているかのような感覚があって面白いです。言葉ではなかなかこの感覚が伝えられないのがもどかしいところ。

SACD の音自体は確かに CD の PCM 音源よりも良くて、倍音がたくさん入っているというか密度の高い感触があるのですが、いずれも通常版の CD と聴き比べているわけではないのでホントのところはよく判りません。現在のウチの環境じゃそこまで明確な差は意識できないような気もします。今度何か手持ちの CD の SACD 版を購入して聴き比べてみようかな。
SACD マルチチャンネルに関しては、ちょっと新しい楽しみを発見したかも、という感じです。かといって今後全ての音楽 CD が SACD マルチチャンネルになっていくわけもありませんし、2ch で作るサラウンドとはまた種類の違う音楽の楽しみ方になるのでしょう。個人的にはどちらかというとマルチチャンネル録音されたライヴ CD なんかが聴いてみたいですね。でもそれだったらビデオ入りの 5.1ch なライヴ DVD の方がいいか。
今のところ SACD は(2ch、マルチチャンネルを問わず)ほとんどがクラシックかジャズのタイトルなのですが、管楽器や弦楽器の深みのある音を再現するのにこそ相応しいメディアだと思うので、一般的ないわゆるポップスがほとんど SACD 化されないのは仕方のないところでしょう。でも、ウチの環境でもちょっとは SACD のポテンシャルみたいなものが見えたような気がするので、せっかくだから久しぶりにクラシックを聴いてみてもいいかな、という気がしています。


[ You shoud be mine (don't waste your time) ] 2002/11/28(Thr)
Cyber-shot U20 の発売日が約一週間延期。12/中旬に変更されています。
http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-U10/
うーん、ショック。とりあえず今日から Sony Style にて先行予約エントリ応募者向けに予約販売受付を開始したので早速申し込みましたが、着予定が 12/14(土)だとか。U20 が活躍することになりそうな忘年会シーズンに間に合いそうなのが救いですが、楽しみにしているのに延期は辛いなあ。出せる分から順に出してっていうわけにもいかないんでしょうが。
ちなみに私はブラックにしました。

NEC が開発中だった VAIO W 対抗液晶一体型デスクトップ「VALUESTAR FS」を正式発表。
ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0211/2801.html
PC Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1128/nec.htm
MYCOM PC WEB の記事
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/11/28/10.html
ワイド液晶で前面アクリルパネルのスタイリッシュな液晶一体型 PC というのは既に富士通もソニーに追従してきているところですが、NEC、またしても・・・ホワイトとブラックの二色展開って VAIO W そのまんまじゃないですか。「スノーフレークホワイト」「スターリーナイトブラック」なんてもっともらしい名前をつけてますが、これがソニーじゃなくて Apple だったら訴えられてますよ多分。「LaVie N」といい、もうこの会社には恥も外聞もないのでしょうか・・・。
この製品に採用されているスピーカ一体型ディスプレイ「SoundVu」の仕組みは今後ホームシアター用ディスプレイや携帯電話などにも応用されていくであろうもので技術的には非常に面白いものですし、個人的にはコンセプトとしてはかなりの名機だと認識している同社の「simplem」を彷彿とさせるワイヤレスキーボードの採用など、中身は決して悪くないものだと思うのに、最近の NEC はハコのデザインが安易すぎます。NEC がこの秋「変わった」と言っていたのは、表面的なものだけだったのでしょうか?
最近の NEC の方針変更にはちょっと期待していたのに、なんかがっかりしてしまいました。


さてさて。
VAIOethics では来たる 12/14(土)、2002 年の締めとして忘年会を開催します。
../off/
今回は CYBALION さんと共催です。パワーユーザーの方々といろいろ深いお話をしたり、なかなか会えない人に会えるチャンスですよー。濃い人も多いですが、基本的にみんな気さくな人ばかりなので構えずに気軽に参加してみてください。
たくさんのご参加をお待ちしています。


[ Princess Believer ] 2002/11/26(Tue)
まずはじめに、ちょっとびっくりした今日のニュース。
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20021126/es.htm
スクウェアエニックスが合併ですか。それはどうなんだろう・・・ある意味このジャンルのソニーと松下が合併するようなものだからなあ。
個人的に天野喜孝氏のイラストと鳥山明氏のキャラデザインは同じ会社の製品たりえないような気がするんですが、どうなんでしょうか。でもそういえば『クロノトリガー』あたりから伏線はあったといえばあったような。


さて、話題を呼んでいる「Crusoe TM8000」の続報です。
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1126/mobile181.htm
モバイラー必読のいつもの本田雅一氏のコラムですが、今回のはかなり興味深い。TM8000 の初掲時の記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1120/comdex05.htm
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1122/kaigai01.htm
では、デモでは確かに Pentium 4 1.8GHz を軽く凌駕するパフォーマンスを発揮したものの、CPU ベンダー主導のデモでかついつも事前に喧伝していた性能が実製品ではなかなか出ない Transmeta のことだから TM8000 も製品レベルではどうなんだか、でもちょっとは期待するよね、みたいな記事を数日前に書いたばかりですが、この本田氏の記事を読む限り、けっこう期待してもいいっぽいです。ポイントとしては、
  • ディスクアクセスを含む I/O の処理をハードウェアで実装した
  • TM5x00 シリーズの成果を積極的にフィードバックし、CMS を一から書き直した
  • よく使うアプリの優先順位をユーザーが明示的に設定し、使用頻度の高い CPU コードをディスクにキャッシュできる(かも?)
とのこと。これに加えて TM8000 の基本として CPU コアが 256bit 化されているということですから、もうほとんど TM5x00 シリーズとは別物の CPU ということがいえるかもしれません。TM5x00 ではディスクアクセスがとてつもなく遅く(私がとったベンチマークベースでは MMX Pentium 用チップセットである 430TX のディスクアクセス速度よりも TM5600 のディスクアクセス速度の方が遅かったくらい)、ディスクアクセスが頻繁に起こるような使い方やサイズの大きいアプリの起動時にはかなり待たされることがありましたが、I/O がハードウェア化されることでかなりまともな使用感になると思われます。ま、もともとハードウェアの生産コストを下げ、安価なアプライアンス向けに提供することを目的に I/O までソフトウェア化された Crusoe が、(TM6000 のキャンセルに伴い、事実上)x86 互換のモバイルプロセッサとして再定義されたことで、Crusoe の最大の特徴ともいえる機能の一部がハードウェア化されてしまうことはある意味皮肉ですが、ユーザーとしては素直に歓迎したいところです。
CMS によるモーフ済みコードが HDD 上にキャッシュできる(かも?)というあたりもけっこう重要ですね。Crusoe の活躍となる場であるモバイル環境において、通常使用されるアプリはユーザーによってある程度決まっているものですから、ユーザーごとによく使うアプリを CMS に示してやることで、よく使うアプリは高速化できるのであればありがたいことです。ディスク I/O のハードウェア化によって、キャッシュされた変換済みコードへのアクセスもそこそこ高速にできるでしょうから、そこらへんで相乗効果が期待できますね。

実際のところは最終的な製品が登場するまでは判断しかねるところですが、今の Crusoe から考えるとどんなに譲っても同クロックの Banias と同等程度の実力さえ出てくれれば御の字という感じなので、Pentium 4 に匹敵どころか圧勝してしまうようなパフォーマンスが本当に出るんだったら望むところですね(ま、まずないような気がしますが)。むしろ問題はそのパフォーマンスよりも「本当に公約した時期に、必要な量を出荷できるのか」ということでしょう。実パフォーマンスが公約通り出ないことよりも、メーカーが製品を発売しようというタイミングに必要量のプロセッサを供給できないことの方が、OEM 先から失う信頼も大きいはずです。量産出荷の時点で一度前科を持つ Transmeta ですから、「二度目はないぞ」という気持ちでがんばってほしいですね。それで、実パフォーマンスがそれについてきてくれれば言うことはないんですが。
来年の今頃は、喜んで VAIO U を TM8000 ベースのものに買い換えたいものです。今度こそ、信じてもいいんですよね?Transmeta さん。


[ WEGA THEATER ] 2002/11/24(Sun)
メディアージュで「ベガシアター」を体験してきました。
http://www.jp.sonystyle.com/Special/Wega/event.html
最近お台場は行きすぎて展示自体はけっこう飽きてきたんですが、ソニービルと違って寛げるから好きだったりする。

クリスマスシーズンが始まった週末のお台場ということで、けっこう若いカップルがアクアシティの流れで入ってくる・・・みたいな感じのお客さんでかなり盛況でした。

体験中。

私はとりあえず WEGA は CRT だけど一台持っているし、シアター用には Cineza を買おうと思っているので、PLASMA WEGA や GRAND WEGA は買わないのですが(高いし)、やっぱり画質的にはどうかとかけっこう気になります。
とりあえずプラズマの実力を試してみるため、先日買ったけどウチの環境では真の画質を発揮できないでいる『臥虎藏龍』(グリーン・デスティニー)の SUPERBIT 版 DVD を持参して視聴させてもらいました。が、無理にシャープネスを上げたようなきつい輪郭で、なんかイマイチ・・・。わざわざエッジを立てるような調整をしたものらしいんですが、あまり良くなかったなあ。ぱっと見もリアプロジェクションな GRAND WEGA の方が落ち着いた良い画のような気がするし・・・。やっぱり、プラズマは画質的にはまだまだ向上の余地があるんでしょうか。今の HX1 シリーズのデザインはとても好きなだけに、もったいない!と思います(調整次第で良くなるような気もするけど)。

でもやっぱり大画面で高精細な映像は良いですね。最近、借り物の「CPJ-A300」の解像感の低さにウンザリしてきて、早く新しいプロジェクタが欲しいんですよ。借り物に文句をいうのも悪いですが、最近のプロジェクタに目が慣れてくると、解像感・明るさ・コントラストのどれを取っても物足りなくなってしまって、それだったらサイズは小さくなるけど WEGA に D 端子で入れた画の方がいいや・・・となってしまっています。改めて見ると、何も調整しなくてもちょうどいい色できれいに出してくれる CRT ってやっぱり素晴らしいんだな、と今頃になって思っています。

マジで早くボーナス支給日にならないかな。一日も早く、
「まだ『ベガシアター』なんて言ってんの?ウチはもう『シネザシアター』だよ」
と言えるようになりたいです。(^^;


[ The Camber Of Secrets ] 2002/11/23(Sat)
密かに発注していた DVD プレイヤーが納品されました。
結局最後まで旧モデルの「DVP-NS900V」にするか新モデルの「DVP-NS915V」にするか迷ったんですが、NS900V の方にしてしまいました。NS915V の方はちょうど今週あたりから出荷開始されたのですが、調べれば調べるほどどうも NS915V は作りが安そうな気がしてきたので・・・。初登場価格も NS900V と比べて一段下ですし、夏に出た NS715P がどちらかというと NS500P の後継機種的な位置づけであることを考えると、NS915V は実質的に旧 700 番台の後継という感じっぽいかな・・・とかいろいろ考えました。
最終的に発売される段階になって、NS915V の方は端子も金メッキされていなかったり、ちゃんとしたプレスリリースが出ないまま発売されたり、そういう「ソニー的な気合いの足りなさ」が見えてしまったところで萎え。実用上金メッキであってもなくても大差ないのでしょうが、要はそういうところでコストを削ろうとする気持ちの問題です(笑)。900 番台をつけるなら、気合いを入れてくれよ、ってことで。
購入に関しては値崩れしてきているモデル末期ということもあり、いろいろ情報を収集したのですが、楽天市場で安いところを発見、そのまま購入。

ソニー DVP-NS900V \44,800(税抜、赤札市

ビックカメラが未だに \69,800 の価格をつけていることを考えると、びっくりするくらい安かったです。NS915V のビック価格は \49,800 だというのに。どうせソニー製品って修理はメーカー直になってしまうので、問屋系のショップでも気にしなくていいか安いし、という感じ。
早速ヨドバシでケーブルその他を買ってきてセットアップ。

DVP-NS900V

さすが同時期に発売された同レンジの製品だけあって、愛用の AV アンプ「STR-DB1070」とベストマッチ。アルミパネルも高級感があっていい感じです。それにしても、立て続けにモデル末期の製品ばかり買っているような・・・(汗)。

とりあえず今持っている TV もプロジェクタもプログレッシブ入力に対応していないので、このプレイヤーの実力はまだ発揮できておらず、機能的には今のところ PS2 と何ら変わらないのですが(汗)、ボーナスが出たら Cineza を買うつもりなので、そこでこのプレイヤーの真価を問うてみたいと思います。
でも専用機だけあって PS2 と操作性は天と地ほども違いますね。PS2 の DVD リモコンはお世辞にも使い勝手がいいとは言えなかったので・・・それだけでも満足です(←満足する基準を間違ってる)。
今日偶然ヨドバシで SACD マルチチャンネルのデモ CD(デモ SACD か)を無料配布しているのを発見し、すかさず一枚捕獲してきたので、近いうちにこのプレイヤーの SACD 機能についても試してみたいと思います。


ケーブルを買いに行ったときに突然観たくなってしまったので、今日公開の『ハリー・ポッターと秘密の部屋』を観てきました。
前作よりもスリリングな展開で面白かったですねー。前作は途中ちょっとダレる感じがありましたが、今作は最後まで集中して観てしまいました。三時間という長い上映時間を全然感じませんでしたよ(^^;
最近はホームシアターばかりで夏以来劇場に行っていなかったのですが、やっぱり劇場はいいですね。ホームシアターは自分の環境で、落ち着いて観られるメリットがありますが、劇場は劇場の良さがあります。画面が圧倒的に大きいとか、自宅では出せない音量が出せるとか、他のお客さんと作品を共有している感じとか(マナーの悪いお客さんがいると、逆にそれがいやなときもありますが・・・)。今回は比較的近所の某シネコンに行ったのですが、最近のシネコンはヘタに伝統のある映画館よりも音響がよくまとまっていることも少なくなく、ホームシアターユーザーにとってもけっこう勉強になります。ちょうど観たい作品もいくつかあることだし、自宅でばかり観ていないでもっと映画館に通って勉強しようかな。


[ TM8000 ] 2002/11/22(Fri)
CLIE のカジュアルモデル「PEG-SJ30」にカラーバリエーションが追加されました。
製品情報
http://www.sony.jp/CLIE/world/demo/PEG-SJ30/COLOR/
ASCII24 の記事
http://ascii24.com/news/i/hard/article/2002/11/22/640138-000.html
追加されたのは、ホワイトベース(強襲揚陸艦に非ず)の「Xanadu(キサナドゥ)」と、ブラックベースの「Anbivalent(アンビバレント)」の 2 色。カジュアル路線で攻める SJ30 にとって、何の変哲もないシルバー以外の選択肢ができたことは、ユーザーにとって大いに意味があるといえるでしょう。
しかし、カラーリングがややとってつけたような感じがしてイマイチですね。ポップ路線が好きな人には良いかもしれませんが、どうもソニー製品が纏うカラーリングではないように見えます。なんというか、安物のラジカセみたい・・・と言ったら言い過ぎでしょうか(^^;
ソニスタのサイトではこの色に対するこだわりみたいな記事も載っていますが、
http://www.jp.sonystyle.com/Product/Clie/Peg-sj30/Interview02/interview01.html
少なくとも私のセンスで理解できる配色じゃないなあ(^^;塗り分け方によっては悪くなかったかもしれないけど。
個人的にはこういうのを出してる暇があったら、早く T シリーズの OS5 版を出してくれ・・・と思います。


COMDEX/Fall 2002 における Transmeta 情報。「256bit Crusoe」こと「TM8000」がベールを脱ぎ始めました。
PC Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1120/comdex05.htm
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1122/kaigai01.htm
ZDNet の記事
http://www.zdnet.co.jp/news/0211/22/nj00_astro.html
MYCOM PC WEB の記事
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/11/22/14.html
とりあえず Transmeta が用意した環境下での動作デモのみ、ということで、CPU の写真すらないようなのですが、パフォーマンスは(記事を読む限り)けっこういけてそうな雰囲気です。ま、この手のデモって大抵は自社の CPU に有利になるようなチューニングがなされているものなのですが、現在の Crusoe ではどうチューニングしても同クロックの PenIII に並ぶことすらできないわけで、それを考えると 1.8GHz の Pen4 を凌ぐパフォーマンスを見せているというのは驚異ですね。大幅に割り引いて考えても Banias といい勝負ができるのではないか?と期待してしまいます。技術的な解説は商用サイトの記事に譲りますが、256bit 化によって同時に処理できる命令数が倍加したことに加え、TM5000 シリーズからのフィードバック、そして CMS の根本的な改良(ほぼ一から作り直したらしい)によって同クロックの TM5800 の倍近いパフォーマンスを実現できる、とあっては期待せずにはいられません。というか、本来 Transmeta の事業の本流となるはずであった SOC(System-On-a-Chip)である「TM6000」(TM5600、TM5800 のような PC 向け x86 互換 CPU はあくまで Transmeta のブランドを認知させるためのもので、元々 Transmeta が本当に狙っていた市場は統合チップによる総合家電市場だったと言われています)をキャンセルして TM8000 に賭けたわけですから、ユーザーを満足させられるパフォーマンスであってくれなければ困る、というのが本音です。ただ、毎度毎度量産の時点でつまずいてしまう Transmeta のこと、予定している来年第 3 四半期にちゃんと出荷できなければ、今度こそ存亡の危機に瀕することになりかねません。
しかし、CYBALION の掲示板でも少し話題になっていましたが、ちょっと前の「the inquirer」の記事(英文)
http://www.theinquirer.net/?article=4509
によると、ソニーはやはり噂通り C1 の次期シリーズでは Intel CPU の採用を検討しているようですから(私もそれとなくですが、そのような噂を聞いたことがあります)、仮に TM8000 が思う通りのパフォーマンスを実現できていたとしても、その前に OEM 先が Banias に転んでしまっていたとしたら、相変わらず Transmeta にとって危機であることには変わりありませんが。(ま、仮に C1 が Banias ベースになったとしても、VAIO U は放熱を考えると当分 Crusoe になりそうな気がしますが)。
本音を言ってしまうと、ユーザーとしては速くて電池が長持ちして熱くならない CPU であれば、どこのでも構わないんですけどね。(^^;


[ 星に願いを ] 2002/11/20(Wed)
ここ 4〜5 年、この時期になると晩秋の夜空を彩る天体のショーが見られます。この三日間くらい、いわゆる「しし座流星群」が観測されていたんですよね。
http://member.nifty.ne.jp/meteor/
こうやって紹介している私自身、実は一昨日まで知らなかったのですが(笑)。一昨日このことを知った時点で「それならば F707 で流星の撮影にチャレンジしてみようか?」と思いました。去年も同じ時期に挑戦しようと思ったものの、悔しいことにちょうどブルーフラッシュシンドロームで修理中だったんですよね。なので今年こそ撮ろうと思ったのですが、以前から買おう買おうと思いつつ後回しにしていたので三脚を持っていない。三脚がないと天体撮影に必須のスローシャッターが切れないけど、一昨日は帰宅が遅くて買いにも行けず。というわけで、昨日買ってきました。

VCT-D580RM

ソニー純正のリモコン三脚「VCT-D580RM」です。ビックにて税込 \5,880 也。安い。
本当は前々から欲しいと思っていた三脚があるのですが、雲台まで併せるとこのリモコン三脚が 10 本ほど買えてしまうお値段なので(汗)、いろいろと物入りな折、安く上げてみました。

Remote Control Pan Handle

リモコンパン棒では電源オンオフ、シャッター、ズーム操作ができます。なんと Handycam にも対応しているので、両方使う人にはけっこう重宝するかもしれません。
パンニングをしながらズーム操作ができるので、なかなか直感的に動かせます。思った以上に使いやすかったので、ちょっと感動。
でも、メインの三脚部分がやっぱり安物という感じです。低めにセットする分にはいいんですが、高く伸ばすとやっぱり安定性に欠ける感じがします。パンニングやティルティングの滑らかさ・重さも足りないし・・・やっぱり 10 倍の値段がする三脚は、品質もそれだけのものがあるんですよね。何度か TV カメラ用の数十万円はする三脚を使ったことがあるのですが、そういうのを見てしまうとこのへんの三脚なんてオモチャにしか見えません。うう、そのうちちゃんとした三脚を買おう。

それはさておき、とりあえずは三脚も用意したことだし、今夜は多摩川の土手あたりに出て流星を待ちますか!と、意気揚々と玄関を出て、夜空を見上げた私の瞳に飛び込んできたものは、満天の−−−−





雲。





うぅ・・・。


っていうか、雲だらけで月すら見えません。満月にもかかわらず。

終ー了ーーー。


残念すぎる・・・。
ま、Web を見ていても、晴れている地域でも今年はかなり見えなかったらしいので、いずれにせよ見れなかったのかもしれませんが、戦って負けたのと、戦わずして負けたのとでは悔しさが違います・・・。

とりあえず三脚自体は今後も活躍の機会はあるでしょうし、今使っているプロジェクタが三脚対応なので、当面はプロジェクタの設置用でがんばってもらうこととしましょう。
仕方がないので、今宵は自宅シアターで SF 映画でも観つつ、宇宙に思いを馳せてみようと思います・・・うぅぅ・・・。


[ Sony Style ] 2002/11/19(Tue)
Sony Style のトップページがマイナーチェンジしていますね。それに合わせていくつかソニスタ関連のニュースもあるみたいです。

1. Cyber-shot U20 のエントリーが始まっています。
http://www.jp.sonystyle.com/Product/Dsc_mvc/Dsc-u20/
VAIO U、および Cyber-shot U10 のときと同じく各販売店で争奪戦が行われそうな U20。確実に入手したければここでエントリーしておいた方がいいかも?通常はソニスタで購入しても価格的なメリットってあまりないものですが、今回の U20 はパッケージングが選択でき、「あの」充電に 13 時間かかるノーマル充電器ではなく急速充電器をセットにすることができるんです。いや、むしろノーマル充電器を「遅速充電器」、急速充電器を「標準速充電器」と呼んでもいいかもしれない(笑)。Cyber-shot U を購入するユーザーの多くが急速充電器が同梱されたアクセサリキットを購入しているであろうことを考えると、無駄なノーマル充電器が付属しないソニスタモデルは帰っておトクになるかもしれません。付属のメモステも選択できるし・・・。
ちなみに、こないだお台場で聞きつけてきた情報によると、なぜかメタリックシルバーを一番多く確保していて、ブラックとコズミックブルーはやっぱり品薄になりそうだとか。

2. Network VAIO にウィンターパッケージが登場。かなりお買い得感が増しています。
http://www.jp.sonystyle.com/Style-a/Product/index_network.html
変更されたのは Network VAIO PCV-JX11GN シリーズ。通常版 JX の秋冬モデル・JX12 シリーズでは、デチューンされた上に Giga Pocket まで外されてしまうというショボショボのマシンになってしまった JX ですが、Network VAIO 版の JX11GN はまだまだ健在。しかも最小構成だと \99,800(ディスプレイ無し)って安くない?型落ちとはいえ、JX12 より実質スペックは高いし・・・。
これだけ安くなるとけっこう魅力ですね。最近自作機のファンがうるさく感じるようになってきたし、この価格なら・・・ううう〜、と思わなくもないです。Giga Pocket が・・・。
「ルームリンク」つきのモデルも \122,800 となっているので、ホームネットワークの入門機種としても実はけっこう狙い目なのでは?

3. 先日この Column でも取り上げた、日本国内ではソニスタ限定発売となる HDD オーディオシステム「CMT-L7HD」のエントリーがいよいよ開始されています。
http://www.jp.sonystyle.com/Special/Cmt_l7hd/
ようやく(国内での)詳細が明らかになったわけですが、やはりヨーロピアンデザインというか B&O というか・・・とにかくセンス良くまとめられている感じです。本体のデザインや質感だけでなく、リモコンにまでこだわっていたり。ただ、CD 録音にまつわる独自機能名が「聞き取れ MAS 機能」というしょーもない名前なのはユーザーをなめているとしか思えませんが(笑)ちなみに、両脇のスピーカは残念ながら開閉したりはしないようです。
客観的に見ると、これ、単体で完結させるには悪くないかもしれないんですが、一方的に HDD 内に貯め込んでいくしか使い道がないんですよね。せっかく大容量の HDD を搭載した据置型プレイヤーなんだから、 MG メモステスロットや USB コネクタを搭載して HDD 内のミュージックライブラリから MG メモステやネットワークウォークマンに楽曲を転送できる機能がついていれば良かったのに。CD の録音速度も最高 2 倍速までしか出ませんし、機能的に物足りない部分が多いですね。
ま、そのあたりは著作権も絡んでいてなかなか AV メーカーとしては手を出しづらいところでしょうが(このあたり、ある程度ノウハウの蓄積されてきた PC ベースの著作権管理ができるデバイスの方がまだまだ先行している感じがしますね)、本当のユーザビリティを考えるとやはり必ずしも PC ベースではなくて、専用機単体あるいは専用機同士でやりとりができた方がいいケースもあるわけで。「ホームネットワーク」の行く先には、PC の介在しないシステムだって考えられるわけですから、ホームネットワークの旗手として、ソニーさんにはそのあたりがんばっていただかないといけません。

4. ソニスタ名物(?)「おしえて!?ソニースタイル」コーナーが期間限定で復活しています。
http://www.jp.sonystyle.com/Oshiete/
VAIO の機種選定にあたってのアドバイスが受けられたり、ソニスタでの買い物に関する質問ができたりというコーナーなのですが、実店舗を持たない(メディアージュはあるけど販売をしていないので)ソニスタと直接接することのできる数少ない機会なのではないでしょうか。最近では Meet SonyStyle イベントも時々開催されていますが、そういったせわしい場所で聞けないようなこともありますし・・・。
そういえば、去年の Windows XP に関するユーザー有志のサポートサイト「バイオ&Windows XP Supporter's Site」も、この「おしえて!?ソニースタイル」にちょっと協力してもらってリンクを張っていただけたりしましたよね。懐かしい。

作る側のソニーはもう一通りの新製品を発表し終えて一息ついているところでしょうが、ソニスタは新製品発売ラッシュとこれからやってくるボーナス支給シーズンを前にさらにマーケティングに力が入っているようですね。先週 U20 の先行展示をやったばかりだというのに、今週はまたお台場で「ベガシアター」の体験イベントを開催するようですし・・・。Web からではなかなか伝わってきませんが、やってる側はかなり大変なんだろうな。
商品知識のない(ことが少なくない)店員から 10% のポイント還元を受けて商品を売りっぱなしにされるよりも、何か期待させてくれたり商品に思い入れを持って勧めてくれるところ(ソニスタに限らずですが)をちょっと贔屓にしていきたい、と思う今日この頃です。やっぱり、思い入れを持って使っていく製品なんだから、売る側にも何か同じようなものを求めたいじゃないですか。決して安くない買い物なんだし。実際、(ソニスタはそれほど安くないですが)オンラインでやっているソニーショップなんかはそこそこ安くて商品知識もしっかりしているところが多いですし・・・。最近、10% や 20% という高いポイント還元率に感覚が麻痺してきている気もしますが、そろそろ買い物に対する考え方を見直してみてもいいんじゃないかな?という気がしています。


[ speed wireless ] 2002/11/17(Sun)
ソニスタに申し込んでいた「ワイヤレス LAN レンタルサービス」の製品が届きました。というか、最近毎週ソニスタから何か届いているような気がします(^^;
http://www.jp.sonystyle.com/Homenet/Rental/
このレンタルサービス、CoCoon、Network VAIO、PCV-HS シリーズをソニスタで購入したユーザーか、ソニスタの「Star」(ソニスタで商品を購入したりイベントに参加したりするともらえるポイント)が 1,000 以上あると応募できる限定 500 名対象のレンタルサービスなのですが、私はどれも買っておらず Star もギリギリ 1,013Star(笑)。けっこう倍率は高かったらしいので、これで当選したんだからかなり運が良かったということになります。ま、けっこういろいろ買ってるんだから、これくらいの還元はあっても良いよね(^^;

LL-RTA520C500

私が申し込んだのは、5GHz ワイヤレス LAN カード「PCWA-C500」とワイヤレス LAN アクセスポイント(ブリッジタイプ)「PCWA-A520」のセット。両方とも欲しいと思いつつ先延ばしにしていたもので、買うと合わせて \45K くらいするものなので、これが月々 \1,000 で使えてしまうというのはめちゃくちゃお得です。ソニスタにしてみれば CoCoon や VAIO Media を使ったホームネットワーク布教のための呼び水のつもりでしょうから、こんなに安くレンタルしてしまうと数が出れば出るほど赤字でしょう。しかし私の真の狙いはサービス期間をある程度経過した時点での買い取りにあったりする(笑)。ソニスタだって 500 セットの無線 LAN 機器を返却されても困るでしょうから、最終的には絶対安く買い取れるはず・・・。

それはさておき、さっそくセットアップしてみました。

Ethernet/AC Adaptor

PCWA-A520 には、AC アダプタに Ethernet コネクタがついていて、A520 本体から AC アダプタに接続する専用ケーブルで Ethernet への接続と給電を同時に行える仕様になっています。このおかげで机の上がケーブルでごちゃごちゃしないで済みます。ま、AC アダプタ周りがごちゃごちゃしてしまうのには変わりませんが(^^;
アクセスポイント自体もかなりコンパクトでいい感じです。

PCWA-C500

カードの方もかなり出っ張ります。初期の IEEE802.11b 無線 LAN カードと同じくらい。デュアルバンドカードが作れるくらいに技術が進歩したんだから、そろそろ出っ張りの少ない .11a カードを出してほしいです。
これはちょっと VAIO U で使うには厳しいなー。

ドライバは C1MSX が標準で持っていました。あとは付属の CD-ROM からワイヤレス LAN ユーティリティをインストールしただけで簡単に設定完了。近所に .11a を使っている人もそうはいないと思うので、とりあえず WEP は未設定。そのうち考えよう。

そんなわけで、とりあえずどの程度実効速度が出るのか測ってみました。例によって RBB TODAY です。

via 100BASE-TX Ethernet

まずは Ethernet(C1MSX のポトリ内蔵端子)から。
以前測ったときと同じく、40Mbps 強くらいですか。Crusoe の処理能力のお陰で実効速度のうち 10Mbps くらいは殺されてしまっている感じですね。

via 5GHz Wireless LAN

PCWA-C500+PCWA-A520 で速度計測した結果は、下り 15〜17Mbps、上り 7〜10Mbps くらいとなりました。Ethernet 接続に比べて 40% 程度しか出ていませんが、.11b のとき(4Mbps 前後)の 4 倍は出ており、体感速度としてもかなりサクサク反応する感じです(C1 の描画速度自体が遅いので、そこで待たされる感じはありますが)。実用としてはこのくらいあれば十分かな、という気がしますね。
ただ、やはり .11a は通信がシビアなのか、計測するごとに結果が 2〜3Mbps くらい違ったりすることが少なくなく、安定性としては若干不安な感じもします。とはいえ通信が切れることはないので、(少なくとも家庭内で使う限りは).11b よりはいけてますね。

LAN としてローカルネットワーク内でファイル転送などもしてみましたが、けっこう速いです。100BASE-TX には及びませんが、10BASE-T より明らかに速い(面倒なので具体的な速度は計測していませんが)。今までは無線 LAN だと遅いので、デスクトップ PC とのファイルのやりとりの際にはわざわざケーブルを引っ張り出して・・・ということをやっていたのですが、これならば(GB 単位のデータ転送でなければ)無線 LAN でちょちょっとできそうな感じ。
.11a、なかなか快適です。これが月々 \1,000 で使えてしまうとは・・・。「Home Network Style Lab」の Dr.S と Mr.K に感謝!(^^;

今のところカードが 1 枚しかなくて PC の台数に明らかに足りていないんですが、月末に発売されるデュアルバンドな「PCWA-C700」に期待してみようと思います。


[ ひとめあなたに・・・ ] 2002/11/16(Sat)
Cyber-shot U20 の先行展示イベントを見に、お台場へ行ってまいりました。
http://www.jp.sonystyle.com/Product/Dsc_mvc/Dsc-u20/event.html

ふきふき AIBO(限定サンタバージョン)がお出迎え

U20 を一目見たさに集まってきたのか、たまたま休日にお台場に遊びに来た流れで立ち寄っただけなのか分かりませんが(多分後者の方が多いでしょうが)イベント自体はかなりの賑わいを見せていました。
私も U20 は既にソニスタでエントリー済みなのですが、実物の質感とか色味をどうしても見ておきたかったので、満を持して参加。

Metallic SilverCosmic BlueBlack
メタリックシルバー。かなり無難というか普通な色です。注目度もやや低い模様(ぉ
レンズカバーのグリップの役目を果たすクローム調の突起が P9 のグリップと同じ感じで高級感がありますね。
コズミックブルー。P2 も ALL BLACK を除けばこの色が一番人気だったようなので、U20 では二匹目のドジョウを・・・というところでしょうか。
でもやっぱりいい色です。鮮やかだけど派手すぎず、U20 のデザインにもよくマッチしていると思います。
ブラック。キリッと精悍なイメージがあります。インパクトでいえばコズミックブルーの方が高いですが、長く使って飽きないのはやっぱりブラックなのかな?という気がします。
ソニスタ社内ではブラックが一番人気だとか。

うーん、三色とも、実にいい。U10 に比べて品があるというか、比べてみると U10 がホントにオモチャっぽく感じてしまいます。U20 の方が倍くらい高そうなイメージ(笑)。
そんなわけで、U10 とじっくり比べてみました。

正面背面天面
正面から見たところ。
デザインがほとんど変わっていないのに、カラーリングだけでここまで印象が変わってしまうのか、と思いますね。ツートンではなくボディとレンズカバーを同色にしたのは正解でしょう。
背面。ほとんどカラーリングしか違いませんが、樹脂製の端子カバーの色を微妙に暗めのグレーにしているあたり、芸が細かいです。シャッターボタン周り。
U10 ではオフホワイトだったプラスチックパーツをガンメタで塗ったのが U20 の勝因ですね。また、ここに刻印された「2.0 MEGA PIXELS」の文字が、画素数アップを誇示しています。

カラーリングと画素数以外の変更点がほとんどない U20 ですが、レンズカバーの開閉がちょっと固めになりました。U10 のレンズカバーは軽すぎて、ソフトケースに出し入れするだけでカバーが開いてしまうことがあり、知らない間に電池が消耗したり切れてしまうこともままあったのですが、この改善により U20 ではそういうことがないようになっています。ただ、U10 に慣れきっているとちょっと違和感があります。
こんな風に短期間で改善を積み重ねてくる姿勢には好感が持てますね。でも U10 の今後のロットにこの改善が反映されることはないみたいですが(^^;

一応、実写画像も撮らせてもらったので比較してみました。
場所的にいい画がなかったので、あまり参考にならないサンプル画像で申し訳ないです(汗)。

DSC-U10DSC-U20DSC-P9
DSC-U10DSC-U20DSC-P9
見慣れた U10 の画像。良くも悪くもカジュアルな画作りです。
PC のディスプレイ上では十分観賞に堪える画質ではあるものの、よく見ると椅子の脚がちょっとジャギーっぽくなっていたり、背景の絨毯の質感が消えてのっぺりとした感じになっていたり、ところどころに 130 万画素の限界が垣間見えます。
U20 の画像。画素数が上がったお陰で、絨毯の目など細かいところまで綺麗に出ています。
色味のチューニングは U10 と全く同じ方向性ですね。U10 と共通してやや暖色系に引っ張られる感じがするのは、スナップ写真等で人肌を健康的な色に再現するためでしょうか。
P9 の画像。同解像度まで落としてくると、解像感では U20 と大差ありません(最大解像度ではさすがに違いますが)。
色合いは U シリーズとは随分違って落ち着いた色味で、かつ被写体の質感もよく再現できていると思います。U シリーズだとやや軽い、オモチャっぽい質感で撮れてしまうんですよね。

画質に関してはあまり期待していなかった(というか、130 万画素でも十分と思っていた)のですが、確かに画素数アップの恩恵には与れているようです。「サービス判までなら印刷に耐える画質」というのは確かだな、と思いました。懸念していた画素数アップによるノイズの乗りも特にないようですし、これは悪くないんじゃないかな?さすがに P シリーズや F シリーズの画質を求めるのは酷でしょうが、スナップ用途として考えると十分かな。コントラストが飛んで質感が失われがちなチューニングはあまり好みではありませんが、フルオート機ということで簡単に分かりやすい画作りをするとこうなってしまうのでしょう。

動作に関しては、起動が心持ち高速化されました。普通に 8MB や 16MB のメモステで使っていると違いが分からないでしょうが、128MB メモステを使うと U10 よりも 0.5 秒くらい起動時間が短縮されているのが体感できます。やっぱり、画素数が上がって画像サイズが増えた分、大容量のメモステでも快適に使えなくてはならないということなんでしょうね。
ただ、画像サイズが上がっているため、撮影時の書き込み時間が若干長くなりました。これも気にすれば気になってしまうかもしれません。が、最大サイズで撮影せずに 640x480 で保存すれば同じかやや速いくらいの動作をすると思います。U10 と同じ 1,280x960 の画像サイズが選択できないのがちょっと残念ですね。

ま、カメラとしてどうこう、よりも、日常カメラとしてはもう十分なスペックなので、あとは色、スタイルの問題です。
最初 U20 のニュースを聞いたときには「絶対黒」と思っていたのですが、コズミックブルーの色があまりにも良いので「やっぱりブルーにしようかな・・・」と揺れてしまったんです。
でも、とりあえず「U 揃い」で使うのがキホンかな、と思っているので、U3 とのマッチングを見てみました。

U20LJ w/ U3

U3 はオフブラック×ブルーブラックなので、ブルー系の U20 も悪くないかな、という感じなのですが、

U20B w/ U3

やっぱりブラック×ブラックの方が落ち着くかなあ。


[ DSC-U20 ] 2002/11/14(Thr)
クリスマスシーズンに合わせて Cyber-shot U のニューモデル「DSC-U20」が登場しました。
ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200211/02-1114/
製品情報
http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-U10/
9 月に米国で先行発表され、ドイツで開催された Photokina にも展示されて話題になっていた U20。
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0927/p_kina01.htm
昨日、C-TEC で U10 の在庫処分が始まっていたのでそろそろかなとは思っていました。

デザインとしては、パステルカラー風でキュートな印象のあった U10 からガラッと印象を変えて、メタリックな塗装の施された高級感のある仕上がりになっています。カラーバリエーションはメタリックシルバー、コズミックブルー、ブラック。ちょうど P2 の限定カラーと同じような雰囲気といったらいいでしょうか。シルバーは若干女性向き(といっても U10 とは違って「オトナの女性」がハンドバッグに忍ばせるのに似合うスタイルに仕上がっていると思います)、コズミックブルーとブラックは男性向き、という感じ。どれも落ち着いていて、オモチャっぽさを感じさせませんね(U10 は意図的にオモチャっぽくしていた感じはありましたが)。
スペック的にはほぼ U10 を 200 万画素化しただけのもので、サイズや重量、その他の仕様もデザイン以外はほとんど変わらず。でも、この製品についてスペックを語るのはほぼナンセンスかな?と思います。
ライバルと言われている EXILIM はすでに 200 万画素版が店頭に並んでいるため、ミニマムデジカメの 200 万画素化競争という視点ではカシオに若干後れを取ったことになりますが、もうこの辺りは(少なくとも私としては)スペックじゃないだろうと。お気軽カメラとしては U10 の性能で(AF 精度とか気になる点は多々ありますが、単純に画素というスペックで言えば)十分かな、と思っているんですが、U20 は単なる画素数アップではなく、「高級感」という一見して判る差別化を図ってきました。EXILIM は画素数以外取り立てて違いが分かる部分がほとんどないのに対して、「常に持ち歩く」「人目に触れる機会が多い」という性格を持つこのクラスのカメラにファッション性を持ち込んできたソニーはやっぱりよく分かっているなあ、と思います。というか商売上手なのか(^^;
EXILIM だと「130 万画素でも十分キレイなんでしょ?」という感じで廉価モデルに流れる人が少なくないでしょう。だってスペックからすると高価ですもん(上位モデルはそれこそコンパクトズーム機が買えてしまう価格ですから)。いっぽう U10 と U20 は明らかに印象が違うので、スペックじゃなくてスタイルで選ぶ人は確実に存在するでしょう。実際私もデザインが同じだったら買い換えてませんし・・・。U10 はよくできたトイデジカメという雰囲気でしたが、シックに仕上がった U20 は「上品なオトナのオモチャ」という感じがします。実にいい・・・。

U10 は買ったもののデザイン的には私にはちょっとかわいすぎるかな?と常々思っていた私。そんなわけで、U20 逝かせていただきます。実は U10 の嫁ぎ先もとうに決定事項だったり(^^;

でもちょっと迷うのがボディカラー。PCG-U3/P を買った時点でもう黒い Cyber-shot U が出たら買うしかない。と心に決めていたんですが、実際見てみるとコズミックブルーも悪くない。
VAIO U3 や私の持っている小物類とのマッチングを考えるとシブいブラックがいいんですが、上品かつ印象的にまとまったコズミックブルーもまたイイ!これはどちらを買うか迷いますねっていうかもう悩むくらいなら両方買うぜ買ってやるぜコノヤロー!とは思わなくもないですが、そうすると勢いでメタリックシルバーまで揃えなくてはいけない強迫観念に駆られそうな気がするので、どちらか一方にしておきます。
でも Cyber-shot U に関してはデジカメというよりはちょっとオシャレなデジタル小物、というイメージで捉えているので、ブツとしての主張があるコズミックブルーの方が持ち歩いたときの自己満足感&自慢度が高いかな、とは思います。うー、早く実物が見たい。


そういえば、以前の Column で、VAIO U/Cyber-shot U について

> ま、魅力的な製品であることには間違いないですし、欲しいには欲しいんですが、私自身としては「買うほどでもないかな」というのが正直な気持ち。

・・・ということを書いた記憶があるんですが、よく考えてみると結局見事にハマってしまったなあ(^^;

■記事リンク
MYCOM PC WEB の記事
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/11/14/11.html
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/11/14/13.html
PC Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1114/sony.htm
ASCII24 の記事
http://ascii24.com/news/i/hard/article/2002/11/14/639858-000.html
ZDNet の記事
http://www.zdnet.co.jp/news/0211/14/njbt_03.html


[ onohara.to ] 2002/11/13(Wed)
MD ウォークマン 10 周年記念モデルのためのソニスタ特製吉田カバンケースの製作企画がスタートしています。
http://www.jp.sonystyle.com/Special/Sms/
今日もうケースデザインまで発表されるのかと思っていたら、違うんですね。気を持たせなくていいから、早く見せてください(^^;というか、この手の企画のときにはいつも思うのですが、予約開始の時点でケースの詳細まで分かるようにしてほしい・・・。


PCG-U3/P を買ったにも関わらず、あまり U3 自体を話題にしていないですね。実は購入以降「ナニいきなり買ってんの」「まさか買うとは思わなかった」「こないだ C1 買ったばかりでしょ」等々物議を醸しているのですが(^^;今日はちょっとそれに対する釈明というか、私が U3 を買った理由みたいなことをお話ししたいと思います。

「Brown Sugar がソニー製品を買うのに理由が必要か?」

と言ってしまえばそれまでなんですが(ぉ、U3 を買った動機としては、やはり再び東京に出てきて、富山にいた頃と生活スタイルが変わったことがあります。富山にいた頃は移動手段はほぼクルマしかなく、必然的にモバイル PC の使い方としても PC ナビ、目的地に着いてから使う、あるいは長距離旅行時に携行する、という感じで、いわゆる「モバイル PC」としての使い勝手をそれなりに必要としていたんですね。なのでキーボードが使える一番小さいサイズの C1 がメインだったわけです(ナビを考慮しなければ SRX クラスでもいいんですが、私は VAIO はホビーユースでしか使わないので)。
しかし、上京してきて、移動手段のほとんどが徒歩か電車(とりあえずクルマは実家に置いたままになっているし、自転車くらいは買おうと思っているのですが・・・)になると、C1 クラスじゃちょっとどこででも使うというのは躊躇われます。sigmarion II もあるけど、一年近く使っているといろいろ不満(速度とかアプリとか)が出てきてしまって。で、極力ハンドヘルド PC に匹敵する機動力があって、なおかつ普段使っている Windows アプリがそのまま使えるもの・・・という条件を並べると、H/PC でも CLIE NX でもなく VAIO U に落ち着いたというわけ。確かに sigmarion でも普段使っているアプリに近いものは探せばあるのですが、選択肢が絶対的に少なすぎるせいか機能的にこなれておらず、イマイチ使いにくいものばかり。やっぱり自宅マシンや仕事マシンと同じ環境で使えるというのは快適感が違います(ちなみに、主な愛用アプリというのは 秀丸Becky!Donut PFFFTPIrfanViewOrchis 等です。あとは ATOKPhotoshop があれば個人で普段やるほとんどの作業はできちゃいます)。このあたりに気の利いたアプリが今ひとつ揃っていないところが、ストレージやメモリ容量の都合でアプリに実装できる機能に限りのある Windows CE の限界でしょうか。

あと、U3 でやりたいのはやはり歩行ナビですね。最初 U1 を試用したとき、「これはまともな GPS ユニットさえあればけっこうナビとして面白い使い方ができそうかも」と感じ、それ以来 VAIO U を買ったら絶対やってみようと思っていたのですが、ソニーのハンディ GPS じゃちょっと無理っぽい。いろんな人に GARMIN を勧められるのですが、eTrex シリーズはシリアル I/F しか持っておらず USB 直結ができない(ケーブルは自作できるらしいのですが、それでもあまりスマートじゃない)のがネック。そこにきて、Navin' You がいよいよ開発・生産を完了した模様
http://www.vaio.sony.co.jp/software/whatsnew/kanryo.html
なので、ちょっとピンチかも!?と思っています。今後の VAIO には Navin' You は付かない可能性も。

と、話がちょっと逸れてしまいましたが、私が U3 を買った理由としてはだいたいそんなところです。主に sigmarion II に限界が見えたのでその代替として、といった感じですか。決して単に黒くなったからという理由ではありません!・・・と思う(弱


一方 sigmarion II は要らないのか、と言われればそういうわけでもなくて、普段仕事用にしている鞄では ThinkPad と sigmarion でけっこうギリギリで、VAIO U にはちょっと厳しいものがあるので、sigmarion にはまだしばらく通勤中のメール&Web チェック端末としてがんばってもらうつもりです。
ただ、先日 CLIE NX のブラウザ(NetFront)を触ってみたところ WinCE の IE4 より表示性能が高い。Palm を WorkPad から CLIE に買い換えたタイミングあたりが sigmarion II の引き際かなぁ・・・と思っています。最近 WorkPad も背広のポケットではなく鞄にしまっているので、そこまで薄くなくてもいいような気がしているんですよね。それもあって実際 CLIE NX はすでに何度か買いそうになっているんですが、グラファイトグレーモデルももうないし、今更・・・という気がするので、結局 T650C の後継が出るまで待とうとは思っていますが。
ともかく、今までは C1+sigmarion II+WorkPad をわざわざ使い分けていたんですが、CLIE を買ってしまえば VAIO U+CLIE に単純化できるな・・・と最近思っています。C1MSX と U3 の使い分けは意識しなくてもできそうだし。っていうか最近自作機はほとんど使わず自宅ではほぼ C1 を使っているんですが、C1 がメイン、U がサブってナンか間違ってますか?(←激しく間違ってる)。いや、でも C1MSX もいいマシンです。最近は私のメインマシン兼ビデオデッキとしてフル稼働してくれています(←やっぱり間違ってる)。


■VAIOethics サーバについて
先日は CGI のログ飛び等ご迷惑をおかけしました。間借りしている inetd さんのディスクスペース 100MB をオーバーしてしまい、暫定的に BiG-NET にデータを退避させているのですが、このペースでいくと inetd+BiG-NET の容量(=200MB)に達してしまうのもそう遠い未来ではないかも、と思い、新しい Web スペースを確保してみました。
http://vaioethics.onohara.to/
(↑クリックしてもトップページにリダイレクトするだけです(笑))
このサイトにもときどき登場する markun が管理運営する「小野原.TO」のスペースを一部貸していただきました。友達特権で融通がききやすいのがありがたいです。ありがとう markun、いやむしろマーさんと呼ばせてください(違

今のところ一部データを onohara.to ドメインに移動させて運用する形を取ろうと思っていますが、ある程度負荷がかかっても安定して使えそうであればそのうちドメインごとこっちのサーバに移すかもしれません。
とりあえずアクセスしてみてレスポンスなどを報告していただけるとありがたいです。


[ 宮城野ぶみ ] 2002/11/11(Mon)
この週末はふらりと東北旅行(仙台)に出かけていました。いわゆる現実逃避ってやつ?(笑)

牛タンうまー。

太助の牛たん定食

タンシチューうまー。

タンシチュー

ずんだ餅&ずんだシェイクうまー。

ずんだ茶寮のずんだ餅プチ&ずんだシェイク



って、これだけだとなんか飲み食いしに行っただけのように見えるのですが(笑)、写真も撮ってきました。

伊達政宗像 護国神社

紅葉のいい時期だったので、勿論 F707 を携行。最近 F707 といえば展示会でしか使っていなかったのですが、春以来くらいに純粋に写真撮影に使ってやれたような気がします。
主に青葉城址で撮っていたんですが、なかなか良い雰囲気で撮れたかな。富山にいる間に金沢とかにももっと撮りに行っておけばよかったかも、とちょっと思いました。

今まではあまり使っていなかったのですが、マニュアルフォーカスやホワイトバランス、露出だけでなく、被写界深度とかシャッタースピードもいろいろいじってみようと思えるくらいに F707 のことが解ってきたので、もう一段写真の面白さが理解できてきた気がします。最近は写真といえば U10 ばかりなのですが、たまに F707 のマニュアル機能で試行錯誤するのもかなり楽しいですね。

金燃 朱燃

仙台には土日をかけて行っていたんですが、土曜の夜いきなりの降雪。正直かなりびっくりしました。日曜は晴れて雪も積もらなかったのですが、ちょっと山の方に行くとすでに少し積もっていました。どおりで寒いわけだ。

雪

青葉城址からの眺め(ちょうど、政宗像が城下町を見下ろしている形になっている)があまりにも良かったので、思わず撮ってしまいました。で、自分で組み合わせてパノラマ写真に(^^;
でもよく考えたら VAIO の PictureGear にもパノラマ写真メーカーがあったんでした。(笑)

青葉城下に望む


今回の旅のテーマは「VAIO U の機動力を試す!」だったんですが、VAIO U はかなり本領を発揮してくれました。VAIO U、Cyber-shot U、MZ-E10 と「いちばん小さい」シリーズで攻めてみたところ劇的に荷物を軽くすることができた(いつもなら VAIO に加えて Palm なり sigmarion なりを携行するところなのですが、今回は敢えて VAIO U のみにチャレンジ)のですが、結局 F707 を持っている時点で荷物が大きくなってしまう罠(^^;それでも、F707+一泊分の着替えを入れて PORTER の 3Way+C1-CASE に余裕で収まってしまうんだから、身軽なものです。
U3 は今回かなり大活躍。仙台は初めての土地だったのですが、常時スタンバイ状態にしているために、行き先の地図やらタウン情報やら、いつでもカバンから取り出して調べられます。身軽さでいったら sigmarion の方が上なんですが、やっぱり普段使いの Windows 環境がそのまま使えるというのはやっぱり強いです。今回の旅行では「座布団バッテリ」PCGA-BP3U を常用していたのですが(一応標準バッテリも携行)、丸一日必要なときに使って使って・・・という使い方でも一向にバッテリの底が見えないのはすごい安心感ですね。ただ、厚みが増して持ちにくくなるのと重くなること、重量バランスが悪くなることがあるので長時間の「モバイルグリップ・スタイル」には向かないかも。一日このスタイルで使っていると握力と腕力がかなり疲れます(^^;やっぱり L バッテリはヒザ置きあるいはテーブル置きがキホンでしょうね。
あと、今回は事前にななちゃんハンディ GPS を借りていて、この旅行で試してみて使えそうならば私も歩行ナビ用に買ってみようと思っていたのですが、どうも感度が悪く旅行中一度もまともに測位できませんでした。見晴らしの良い青葉山のてっぺんの方で測ったにも関わらず・・・。何かコツがあるのかもしれませんが、あまり手間をかけずサクッと測位できることがこの手の GPS の条件だと思っているので、これではちょっと購入するわけにはいかないかな。何か代わりになる GPS を考えなくてはいけません。

それはともかく、今回の旅行の目的の半分は U3 のテストだったと言っても過言ではなかったわけですが、U3 自体に対してはなかなか良好な手応えを得ることができたと思っています。私の場合、長期の旅行になると PC で扱う文字の量もそこそこ多くなるため、そういうときはキーボードが多少打ちやすい C1 でなくては厳しいのですが、そうでないときはもう U3 を常に携帯する感じで使ってやれそうな気がしてきました。
ホント、「VAIO U と Cyber-shot U で旅行」の軽快感は、一度味わうと病みつきになりそうです。

# そんなわけで、次回旅行の参考にするため、地方のたべもの自慢募集中です。ついでに美味しいお歳暮も募集中(ぉ


[ MUSIC IS MY LIFE ] 2002/11/09(Sat)
ここのところめっきりと寒くなり、日中の最高気温が摂氏二桁に達しない日も珍しくなくなってきた昨今ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。目下物欲ギュンギュン中の(笑)Brown Sugar です。

そんなわけで、ソニスタに発注していたニュー MD ウォークマン「MZ-E10」が届きました。
http://www.ecat.sony.co.jp/audio/walkman/acc/index.cfm?PD=10168&KM=MZ-E10
ちょっとインプレをば。


MZ-E10MZ-E10。もうほとんど一目ボレ状態でしたが、ようやく入手。
これ以上ないくらいにシンプルな外観に、高級感あるヘアライン加工を施したマグネシウムボディに惚れ惚れします(^^;欲を言えばもう少しつや消しっぽい仕上げにしてほしかったところですが。
EXXTREMELY THIN私が今まで使っていた「MZ-E900」(MDLP 対応の初代機)と薄さを比較してみたところ。
めちゃめちゃ薄いです。9.9mm という数字はハンパじゃありません。この中にモーターからピックアップ、DSP まで入っているんだから凄いものです。
しかし、E900 も買った当初はすごく薄くて気に入っていたんですけどね。
Headphone Jack左側面。独自形状のリモコン/ヘッドホンジャックがあります。このままでは直接ヘッドホンが挿せないため、リモコン非使用時のためにヘッドホン端子変換ケーブルまで付属しています。このサイズになると、端子のサイズや形状が本体サイズにクリティカルに影響するというのがよく分かりますね。
この部分にはストラップホールまでついています。この MZ-E10 によく似合うシックなストラップを探してやりたくなります。
MiniDisc SlotMD 挿入口周辺。左辺の膨らんでいる部分がヒンジなのかと思ったら、どうやら違うようです。
外装にはレバー式の操作ボタンとカバーの OPEN レバーがあるのみのシンプルなデザインになっています。
CHARGER STAND付属の充電スタンド。このスタンド自体はかなりコンパクトなのですが、AC アダプタがけっこう大きいので旅行時の携行にはちょっと抵抗があります。
でも、普段使い用にはこういったスタンドに立てるだけで充電ができるので、毎日習慣的に充電するのに面倒がなくていいですよね。ただちょっと挿したときの固定感がない(外れやすい)のが気になるところ。
RM-MC35ELKU付属のリモコンも変わってます。クリップが取り外して逆向きに装着可能だったり、起動時・サウンドエフェクト時にカーステのディスプレイみたいにアニメーションしたりとなかなか凝った作りになっています。
ただ、毎回リモコンが変わるたびに操作性が変わるのはやめてほしい・・・MZ-R55 の頃はリモコンのひねりで再生操作、再度のボタンでボリュームだったのが、MZ-E900 のときには両方ともひねり操作になり、今度のは逆にひねりで音量調整、再度のボタン(レバー)で再生操作になっています。ちょっと混乱してしまいます。この辺のポリシーは徹底してくれないと、と思います。技術屋としては。

こんな感じですかね。ハードウェアデザインとしてはかなり気に入っている部類に入ります。特に小さいものフェチな私としては、世界最小・最軽量というだけで買った価値があるかも(^^;
音の方は・・・そうですねー、デジタルアンプ採用ということで、E900 と比較しても多少音質がクリアな感じになったかな?と感じました。所詮ポータブル機をインナーイヤーホンで聴いているので、そういうレベルの音なのですが、アナログアンプのノイズっぽさがないような「気がします」。(一部掲示板では極小音量でノイズが乗りやすいらしい、とか、イコライザをかけるとノイズが乗る、とか言われていますが、私はまだ未確認です。
ちょっと面白いと思ったのが、イコライザ機能とバーチャルサラウンド機能。イコライザの方は音楽ジャンルに合わせて設定できる簡易的な(といっても馬鹿にできない)グラフィックイコライザで、4 つのプリセットに加えて 2 つのユーザーモードを設定できます。「MEGA BASS」的なエフェクトがないので、低音補強にはこれを代用することになるでしょう。バーチャルサラウンド機能は、いわゆる「バーチャルヘッドホン」に似たもので、ヘッドホンだけで仮想サラウンド音場を作ってしまうものです。元々のソースが 2ch サラウンドなので、DS8000 のような臨場感はさすがに望めませんが、それでも広がりのある音場ができて、ヘッドホンでよく言われる「脳内定位」する感覚がありません。でもソースによっては音に妙なリバーブがかかって聴きにくいものになってしまいますが。
使い勝手に関しては、イコライザ/バーチャルサラウンドの機能がややこしくてマニュアルを読まなければ使いこなせないことを除けばあまり問題はありません。ただ、外付電池や電池交換に対応していないので、AC アダプタが大きめな本機では旅行時等にスタンドごとアダプタを持っていくのは気が引けます。旅行用のコンパクトな充電アダプタがあれば文句はないのですが・・・。でもやっぱり、ある程度以上長期の出張や旅行の際には、外部電池が使える MZ-E900 を持って行くべきかな?と思います。

そんなところでしょうか。とにかく、気に入ってしまいました。頬擦りしてもいいくらい(ぉ
あとはソニスタ特典である吉田カバン成ケースが気になりますね。


[ Tablet PC ] 2002/11/08(Fri)
Tablet PC、いよいよ出荷開始されましたね。
ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/releases02/nl_110702tabletpc.asp
ZDNet の記事
http://www.zdnet.co.jp/news/0211/07/nj00_tabletpc.html
PC Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1107/ms.htm
なんかこう、市場の雰囲気として、盛り上がっているようなそうでもないような、微妙な感じを受けるのですが、WPC EXPO 2002 での盛況ぶりや、最近の MS の力の入れ具合を見る限り、MS 自体はそうとう本気なようです(それでも、今すぐ爆発的なヒット・・・ということは見込んでいないでしょうが)。個人的には、VAIO が関わっていないことや自分自身がまだ Tablet PC の必要性を感じていないことからそこまで注目しているわけでもないのですが、『標準』マイクロソフトが推す新しいプラットフォームということで、気にかけざるを得ないわけで。
そんなわけで、そごう跡までちょっと様子見に入ってみたのですが、PC 売場を見渡してもあまり目立った展示はされておらず、フロアの片隅に 東芝Acer の製品がひっそりと展示されていただけでした。ま、Tablet PC もまだ一部の法人・研究機関需要がメインで、消費者市場にはまだマーケティング的な力が込められていないということなんでしょうが、あまりに静かすぎるデビューにちょっとビックリです。
価格は双方ともに 20 万円台後半。Tablet PC であること以外にこれといって特徴のないノート PC に過ぎないと言ってしまえば過ぎないので、少なくとも Tablet PC を絶対必要としている人以外にはあまり魅力がないのも事実。同じスペックならば普通のノート PC が \3〜5 万は安く買えるよなあ、と思ってしまうと、ということろはあると思います。でも新生 HPCompaq(なんか紛らわしいな)あたりは比較的安くて(\22 万そこそこ)プロダクトとしても比較的よくまとまっているので、Tablet PC としての活用法さえ認知させることができれば十分にアピールできる製品かもしれない、とは思いますね。
Tablet PC というソリューション(いや、敢えて「タッチパネルタイプのマン−マシン・インタフェース」と言い換えてもいいかもしれない)は、従来のキーボード・マウスというユーザーインタフェースを補完するもの(リプレースするもの、というには時期尚早すぎるでしょう)として十分に「アリ」なものだと思います。しかし、現状の PC を使いこなしているユーザー・使いこなせていないユーザーにどれだけそのニーズを見いだすことができるか、逆に、本当にユーザーの想像・思考・創造を手助けできるアプリケーションを産み出せるかどうか、が、今後 Tablet PC が PC の一つのあり方として定着できるか否かの分かれ目だと思います。それはまるで「ニワトリとタマゴ」のようなものですが、今マイクロソフトが産み出した「Tablet PC」という卵を、慌てずじっくりと暖めてちゃんと孵すことができるか、我々も長い目で見守る必要がありそうです。でも、PC ベンダーが「本気でやっている」感じがイマイチ足りないような気がするので、先はまだまだ長いんでしょうね。とりあえず、一年後の今くらいの時期がひとつのマイルストーンになるでしょうか。

■本日の一品
U3 用にキャリングポーチを購入しました。

U3 Carrying Poach

VAIO U シリーズ専用の純正キャリングポーチ「PCGA-CPU1」は本体購入とほぼ同時に購入したもので、これだけだったら敢えて取りあげるまでもないんですが、大事なのはもう一つの方。GRX/NV 用キャリングポーチ「PCGA-CPE1」に付属のミニポーチなんです。
何気なく公式サイトの中の関連製品ページを眺めていたら、CPU1 のメインポーチのサイズと CPE1 のミニポーチのサイズが全く同じ。ただの色違いっぽいぞ、と思って試しに買ってみた(GR/GRS/FX 用の「PCGA-CPD1」のミニポーチもほぼ同じものでしょうが、店頭には CPE1 の方しかなかったので)ところ、ズバリ色違いでした。CPU1 のグレーよりも CPE1 のネイビーの方が U3 には似つかわしい、というかまるで初めから専用に作られていたようにピッタリ合います。というわけで、U3 の常用ソフトケースはこれに決定。
でも、CPE1 のメインである 16 インチサイズの超デカいソフトケースの方は、さて、どうしましょう(^^;


[ Love U 4 Life ] 2002/11/07(Thr)
Cyber-shot F717 で不具合が出ています。
ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/ServiceArea/DSC-F717/
PC Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1107/sony2.htm
今回の不具合は「撮影環境によっては、ホログラフィック AF を使用して撮影を行った場合にフォーカスが合わない場合がある」というもの。F707 も初期ロットにおいてストロボ撮影時のホワイトバランスが狂うという不具合(ブルーフラッシュシンドローム)を抱えていましたが、今回の F717 の不具合の方がクリティカルかもしれません。当然メーカーにて無償修理を行ってもらえるようなので、該当ユーザーの方は早急に対処した方がいいかもしれません。

ソニーから、VAIO 関連製品として 2.4GHz/5GHz デュアルバンド無線 LAN カード「PCWA-C700」が登場。
ニュースリリース
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/2002/products_1107.html
製品情報
http://www.ecat.sony.co.jp/vaio/acc/acc.cfm?pd=10556
ZDNet の記事
http://www.zdnet.co.jp/broadband/0211/07/sony.html
PC Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1107/sony.htm
WPC 2002 で参考出品されていたデュアルバンドワイヤレス LAN カードです。思った以上に早いタイミングでの発売(11/30)となりましたね。デュアルバンドの無線 LAN カードはまだほとんど出しているメーカーがないので、またしてもソニーが高速無線 LAN 製品の普及の先鞭をつけた、ということになります。とりあえず私は買う予定。
でも、これが作れるなら VAIO U 用に「出っ張りの少ない」5GHz 無線 LAN カードも作れそうな気がするのですが。無理ですか?>ソニーさん

IBM が改良版「Pixie Dust」技術を採用した 80GB HDD「Travelstar 80GN」シリーズを発表。
ニュースリリース(英文)
http://www.ibm.com/press/prnews.nsf/jan/E5B5F5B3DA17B31485256C690057ABB2
MYCOM PC WEB の記事
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/11/07/50.html
ノート PC でも最近ようやく 60GB HDD が一般的になってきましたが、いきなり来年初頭には 80GB ですかー。当初リリースされるのは 4,200rpm の製品ですが、さほど間をおかずに 5,400rpm の「Travelstar 80GNX」シリーズと更に 7,200rpm の製品も投入予定だとか!7,200rpm といったら現在の一般的なデスクトップ向け IDE HDD と同じスペックですからね。当面は価格も高く、騒音や発熱の問題からも対象となる市場は限られる(おそらく、モバイルワークステーションとかブレードサーバとか)でしょうが、最近はノート PC 用グラフィックアクセラレータの進歩が著しいこともあり、いよいよ本格的にデスクトップ PC とノート PC の性能差がなくなってきそうです。
私は去年の今頃に IBM IC25N030ATDA04 を購入して以来、新規に 2.5 インチ HDD を購入していない(C1MSX には 40GB が入ってきましたが)ので、そろそろ大容量の HDD が欲しいかな、と思っているのですが、こう次々と新しい HDD が出てくるとなかなか買い時が難しいですね。

「まるごと VAIO U」というムックを見つけたので、購入してみました(\1,470(税込)、技術評論社Mobile PRESS」別冊)。
http://www.gihyo.co.jp/magazines/issue.php/mobile/vaio_u/
いわゆるファンムック的な書籍なのですが、公式サイト開発者に聞く」的なお話から、使いこなしガイド、周辺機器・アクセサリガイド等々、ボリュームもあってなかなか悪くない内容です。私は買うまでもないかな?とも思ったのですが、ちょっとマニアックな DOS の使い方、Win2000 クリーンインストール法、Linux、Mac エミュ、VirtualPC、Drive Image を使ったネットワークバックアップ等々、パワーユーザーでもそこそこ楽しめる内容になってます。メモリや HDD 増設はキホンですが(といっても 1.8 インチ HDD はまだ一般的に流通していない上に、20GB を超える容量のものが製品化されていませんが)、互換性のある AC アダプタを集めてきたり外付けバッテリが多数紹介されていたり、雑誌企画ならではという内容もあります。ちょっと探せば大抵の情報が Web で探せる時代、出版社ベース(つまり、メーカーでも一般ユーザーでもない立場)でないと難しい企画や記事が揃っていて良いムックなのではないでしょうか。
個人的には、「バイオ U にバイオ GT のスティックポイントを付けてみる 」という記事に「おおっ!?」と思って買ったのですが、単にワイドスティックを TrackPoint に換装するというだけでちょっとガッカリ。確かに、冷静に考えれば VAIO U のキーボード部に TrackPoint をつけるなんてことはまず無理なんですが、机置き時にはワイドスティックよりも TrackPoint が使いやすく、かねがねデュアルポインティングデバイスを実現してくれないかな、と思っていたので・・・。後継モデルでは是非デュアル化きぼー>ソニーさん

■本日の一品
VAIO U のためにストラップを購入してみました。

hhstyle.com

hhstyle.com のロゴ入りストラップです。メディアージュで購入(\1,200)。hhstyle.com の取り扱い製品はどれも 0 が一個以上多くてとても手が出ないのですが(っていうか、おかしいです)、このストラップはけっこう普通な値段だったので購入。

U3 w/STRAP

バッテリ左側のフック部に引っかけて、そのままバッテリごと本体にセットしています。Web を彷徨っていると同様の方法でつけている例をいくつか見かけますよね。本体背面の排気用スリットに括りつけてもよかったのですが、ちょっと強度的に不安だったのでバッテリにつけてみました。
VAIO U のように「モバイルグリップ・スタイル」で立ったまま使うようなマシンでは、手が滑って落っことすと一大事なので、私はこのストラップに左手の薬指・小指を通す感じで使っています。VAIO U はサイズやデザイン的にもストラップが似合う PC だと思うので、VAIO U ユーザーの方はぜひお試しあれ。


[ MZ-E10 ] 2002/11/05(Tue)
巷では、目下風邪症候群やインフルエンザウィルスが猛威を振るっているようですが(私もその例に漏れていないのですが)、コンピュータの世界でも相変わらずウィルスが蔓延しています。
私のように、個人でも Web サイトを開設してメールアドレスを公開していると、けっこうな量のウィルスメールに悩まされるものです。最近では Bugbear が流行っていますし、Klez の勢いも相変わらず衰えを見せません。アンチウィルスソフトのお陰で事なきを得ているものの、毎日数度はかならずお目にかかる Norton 先生の黄色いウィンドウには、もううんざりしています。何度も呼びかけていますが、ホント、一度は完全なウィルスチェックを。
そんな中、今日届いた一通の Klez 感染メール。

> Subject: 麺

・・・父さん、冬はもうそこまでやってきているようで。




閑話休題(ぉ

IBM から「ThinkPad X30」の通常モデルが登場。
ニュースリリース
http://www.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/2002/11052
製品情報
http://www.ibm.com/jp/pc/thinkpad/tpx302b/tpx302ba.html
PC Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1105/ibm1.htm
うーん、ThinkPad X30 は国内では 10th Anniversary Limited Edition だけだと思ってたのに結局出すんですね・・・なんか、ミラージュ・ブラックは別に欲しくないけど最高スペックの X シリーズが早く欲しい、という感じで買った人が浮かばれないような。ま、そういう人はあまりいないとは思いますが、Limited Edition も最終的にそれほど競争率が高くならなかったみたいだからなー。ま、スペックも価格も出る前に予約だけ受け付けるみたいな商売じゃしょうがないですけどね(^^;
私は Banias が載る X31 か X32 のタイミングで X21 から買い換える予定。X21 も良いマシンなのですが、メモリ搭載量が最大 384MB(現在 256MB で使用)じゃ開発マシンとして使うにはちょっと力不足なので、仕事上仕方なく・・・という感じです。経費で買ってもらって会社から貸与を受ける、でも良いんですが、私は「自分の PC」じゃないと安心して仕事ができないタチなので、また自腹かなあ(泣)。
ともかく、今回の X30 はよっぽどじゃない限り「待ち」でしょう。CPU が Banias 待ちということ以外は完成度の高いマシンだと思うので、Banias を必ずしも必要としない人にとっては買って後悔しないマシンだとは思いますが。


さて、話は変わりますが、今日何気なく Web を眺めていたら、どうやら 10 周年記念 MD ウォークマン「MZ-E10」がもう出荷開始されているらしい。仕事帰りにビックに寄ってみたところ、発売されているではないですか!
いつの間にかラインナップに追加されていたゴールドモデルは DSC-P7 のシャンパンゴールドモデルににた上品なゴールドで、思ったより悪くないかな?と思ったのですが、個人的に身の回りのもの(据え置き型のオーディオ製品は除く)はシルバー or ブラック or ブルー中心なこともあるし、シルバーの方が良いな。ちなみに、MZ-N10 および MZ-E710 は今月中の発売予定で、具体的な出荷日は未定とのこと(N10 はちょっと遅れる可能性が・・・という話もちらっと聞きました)。
ビック価格は \29,800(税抜)。ポイント 10% 還元だったのですが、持ち運んで使うものであることを考えると総合補償には入っておきたい。で、総合補償について尋ねてみると、加入料はポイントの 5% 分になる(つまり総合補償を申し込むとポイント還元が 5% のみになる)とか。それを考えると、ソニスタの購入特典である三年保証の方が内容的には充実しているし、オマケの MD メディアがあるので送料とかポイントを考慮しても差額は知れているし、やっぱりちょっと気になっている吉田カバンケースのデキにも賭けてみたい気がするし(笑)、というわけで「ソニスタで買おうかな?」という結論に達しました。
当初、ソニスタでは「11 月発売」となっていて、具体的な発売日が発表されていなかったので、もしかしたらソニスタではまだ扱っていないかも?と心配になりソニスタで調べてもらったところ、もう出荷しているという話。そういうわけで、即お台場ソニスタにて発注(←ナゼ?
本当のことを言うと、ウォークマンの初期ロットって当たりだった試しがない(つまり不良率が高い気がする)ので、ちょっと「待ち」にしようかな?その間は最近やられっぱなしの iPod を買って待っていようかな?とも思ったのですが、でも今買っておかないと買うまで絶対安心して眠れないと思い(ぉ、発注してしまいました。初期不良とかなければいいけど。初期ロットは比較的ピックアップも壊れやすいし・・・。
とにかく、近々届く予定なので楽しみにしています。


※注:今日の最初のネタは、間違っても面白いウィルスメール歓迎という意味ではございませんので、誤解のなきよう。


[ PCG-U3/P ] 2002/11/03(Sun)
ハイ、どーも。(笑

昨日は薬と玉子酒を飲んで早く寝てしまったおかげで、風邪の方はずいぶん良くなりました。まだ完治ではないものの、ここのところずーっと調子が悪かったので、調子のいい状態というものを自分自身忘れていたせいか(笑)、こんなに調子のいい状態ってあったのね、という感じです(^^;やっぱり休養は大事ですね。


そんなわけで、昨日の答え合わせです(ぉ
ソニスタで購入しました、U3。
PCG-U3/P [WORKS] spec512
http://www.jp.sonystyle.com/Product/Vaio/U/u3p_512.html
ついでに、「座布団バッテリ」PCGA-BP3U も購入。
http://www.jp.sonystyle.com/Style-a/Special/U/

PCG-U3/P [WORKS] spec512

実はもうクリーンインストールしてあったりします(ぉ
本当は、もう NT カーネルになったしクリーンインストールっていう時代でもないかな、と思ったのですが、それでも少しでも軽くなればと思い挑戦してみました。これが案外効果あったのか、思いのほか快適になってビックリしています。メモリが 512MB になっているせいもあるんでしょうが、けっこうサクサクな感じです。ぷリロード状態でちょっと使ってみたときは、C1MSX とさほど速度差を感じられなかったのですが、クリーンインストして見違えました。これは C1MSX もクリーンインストすべきかな?
クリーンインストールネタは近いうちに記事にまとめたいと思います。


U3 の使用感とかいろいろ書きたいこともあるんですが、とりあえず今日は疲れたので(病み上がり・・・というか上がりきっていないし)このあたりで寝ることにします。
明日はちょっと出かける予定があるので、早速 U3 を U10 と一緒に連れて行ってやろうかな。


[ Up'n'Down ] 2002/11/02(Sat)
三連休だというのに、風邪でダウンしてます。治りかけてたはずが、寒さのせいかぶりかえしてしまった模様。連休はいろいろと予定があったのに・・・全く・・・。
とにかく、男の独り暮らしですが考え得る限りの対策を施して、布団にくるまってます。

うー、辛い・・・。

というわけで、本日の更新はお休みします。









Sony Style
















・・・・・・今何か見えましたか?た、多分気のせいですよ!そう、気のせい。


[ CoCoon debut ] 2002/11/01(Fri)
いやぁ、11 月に入ってしまいましたね。
ホントこの頃めっきり寒くなりましたが、風邪などひいてませんか?私の風邪は、治りかけてたんですがこの寒さで悪化中(泣)。誰か助けて・・・。

11 月に入って、ソニーの戦略製品「CoCoon」がいよいよ販売開始されました。私も最近ちょっと気になりだした CoCoon(当面買わないけど)、ソニーはかなり気合い入ってるけど実際のところ評判はどうなのよ?と思い、仕事帰りにヨドバシに行って様子を見てきました。
ご購入の現場にこそ遭遇できなかったものの、CoCoon を触ってみようとする人、カタログをもらっていく人、とけっこう注目度は高いようです。ま、ソニーさん自身も販売店にはかなりプッシュしているでしょうしね。しかし、HDD+記録型 DVD レコーダが選択肢を増やしつつある中、一般的な視点からすると「ただの HDD レコーダ」である CSV-E77 がどれだけ市場の支持を得ることができるか?というのは実際のところまだ未知数だと思います。他に類を見ない 160GB(増設すれば 320GB)という大容量 HDD や、ソニーが提案する新しいテレビの視聴スタイルは確かに競合製品にはない強みですが、今の展示のしかただと「ただの HDD レコーダ」に過ぎず、「CoCoon らしさ」をアピールするデモができる店舗って限られていそうなので、CoCoon の認知度向上もそう一朝一夕にはいかないだろうな、と思っています。おそらくソニーさん自身もそのあたりのことは分かっていて、将来的にソニーの中核ブランドのひとつに成長させるべく、着実なマーケティングプランを考えていることとは思いますが。

少しだけですが、私も展示品を触ってみました(お台場で触ったのはあくまで出荷前バージョンという感じだったので)。やっぱりこの時間軸を気にせずに番組を選べる感覚ってちょっと新しいよなあ(私はテレビ観ないけど)、と思っていたら、突然

「エラーが発生しました。再起動します」

・・・・・・。

え?

そりゃ、中身半分 PC みたいなもの(Linux ベースで動いているらしいです)だから、ハングすることもあるだろうけどさ。いろいろデモデータの入った、しかも展示品だから、壊れたデータが入っていてもおかしくないけどさ。
発売日に、展示されたその当日にこんな調子悪くて良いの?と心配になってしまいました。

再起動中・・・。

「CoCoon」のロゴが大映しになっている下に、Windows の起動時っぽいレベルメータが点灯していきます。家電製品らしくデザインは繕ってますが、やっぱり PC っぽい・・・。
船出から、ちょっと先行きに不安を感じてしまった CoCoon なのでした。個人的には嫌いじゃないんですけどね。

この「CoCoon」、買った方いらっしゃいますか?これの良さは使い込んでみないと分からないと思うんですよね。もし、買った方がいらっしゃれば、感想等聞かせていただければと思います。
おそらく SDWEWPC で展示されていた CoCoon コンセプトモデルのいくつかも、年明け早々から続々実製品が登場してくるのではないでしょうか。個人的には HDD+記録型 DVD の CoCoon ハイブリッドレコーダに期待しているのですが、早く出してくれないかな。

My Diary Version 1.21
[ 管理者:Brown Sugar 著作:じゃわ ]